JP4472784B1 - 光電センサおよび光電センサシステム - Google Patents

光電センサおよび光電センサシステム Download PDF

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Abstract

【課題】被検出体が極めて薄い場合であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体を正確に検出できる光電センサおよび光電センサシステムを得る。
【解決手段】本発明に係る光電センサは、投光部と受光部を有し、投光部と受光部との間の被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出する。前記受光部は、前記投光部から前記被検出体を交差することなく前記受光部に至る投光信号と、前記投光部から前記被検出体を交差して前記受光部に至る投光信号を受光し、前記投光部の投光タイミング信号に同期して作動する。そして、前記被検出体により減衰しない受光信号と、前記被検出体により減衰する受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、投光素子と受光素子の間に被検出体が存在する時の受光信号レベルの差によって、被検出体の有無を検出する光電センサおよび光電センサシステムに関する。
投光素子と受光素子の間に被検出体が存在する時の受光信号レベルの差によって、被検出体の有無を検出する光電センサおよび光電センサシステムにおいて、対をなす投光素子と受光素子は、投光素子から受光素子に至る光路が被検出体の軸線に対し平行となるように配置されるのが通常である。しかしながら、被検出体の厚みが小さい場合、例えば、被検出体が薄い平板の場合、被検出体の軸線に対し平行となる光路は当該被検出体に遮られることなく、従って、被検出体を検出できない、ということがあった。そこで、特開平8‐148981号公報(特許文献1)には、複数の投光部と受光部が対向して配置された多光軸光電センサにおいて、投光信号を発する投光部と異なる段に配置された受光部で検出する方法が提案されている。
この方法によれば、投光部から受光部に至る光路は水平方向に対し角度を持つことに、すなわち、斜めになるので、薄い平板状の被検出体がその軸線を水平にして配置された場合であっても、光路が被検出体に遮られることとなり、その検出が可能となる。
特開平8−148981公報
ところが、被検出体が極めて薄い場合には、上記特許文献1で開示された方法によっても検出できない場合があった。また、被検出体が光路を遮った場合であっても、被検出体が半透明の場合は受光部における受光レベルの変化が小さく、受光部周辺における照明や反射光などの外乱の影響を受けて検出結果が不正確になるという問題もあった。
そこで、本発明は、被検出体が極めて薄い場合であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体を正確に検出できる光電センサおよび光電センサシステムを得ることを目的とする。
本発明に係る光電センサの第一は、対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部のの空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、前記受光部は、前記投光部の投光タイミング信号に同期して作動する第1受光素子と第2受光素子を有する。また、前記投光部は、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第1受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第2受光素子に至る配置とされた第1投光素子と、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第2受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第1受光素子に至る配置とされた第2投光素子を有する。そして、前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第1の組とし、前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出する。また、前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出する。
この場合、前記第1の組における前記レベル差の比較を前記第1投光素子の投光タイミングで行い、前記第2の組における前記レベル差の比較を前記第2投光素子の投光タイミングで行ってもよい。なお、この光電センサでは、一つの投光素子からの投光信号を二つの受光素子で受けることになるが、以下の説明において、この型のものを第一の光電センサと呼ぶことがある。
本発明に係る光電センサの第二は、対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、前記投光部は、前記被検出体を交差することなく前記受光部に至る投光信号を投光する第1投光素子と、前記被検出体を交差して前記受光部に至る投光信号を投光する第2投光素子を有する。そして、前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号を受けて生成された時分割受光信号と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受けて生成されたもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出する。
この場合、二つの異なる投光素子からの投光信号を一つの受光素子で受けることになるが、以下の説明において、この型のものを第二の光電センサと呼ぶことがある。なお、一つの受光素子から、二つの受光信号が生成されることになるが、受光信号は、一方の投光素子からの受光時と他方の投光素子からの受光時とに分割し、すなわち、時分割した場合の、前者受光時のものを時分割受光信号と、後者受光時のものをもう一つの時分割受光信号というものとする。
本発明に係る光電センサの第三は、対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、前記投光部は第1投光素子と第2投光素子を有する。また、前記受光部は、前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第1受光素子と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第2受光素子を有する。そして、前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対を第1の組とし、前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出する。更に、前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出する。
この場合、前記レベル差の比較を、前記第1投光素子および前記第2投光素子の時分割投光タイミングで行ってもよい。
なお、この光電センサでも、一つの投光素子からの投光信号を二つの受光素子で受けることになるため、以下の説明において、上記本発明の第二と同様、第二の光電センサと呼ぶことがある。
また、前記投光部が第1および第2の投光素子を有し、前記第1および第2の組を有する場合、前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出するものであってもよい。
さらに、前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサとし、前記第2の組における前記第2投光素子と、前記第2の組に関する検出が行われる被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1の組における前記第1投光素子を共用し、前記第2の組における前記第2受光素子と、前記他の被検出体についての前記第1の組における前記第1受光素子を共用するものとしてもよい。或いは、前記第2の投光素子は、投光信号が交差する被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1投光素子として共用され、前記第2受光素子は、前記他の被検出体についての前記第1受光素子として共用されるものとしてもよい。
さらにまた、上記のいずれの場合においても、対をなす投光部と受光部をユニット化してもよい。
本発明に係る光電センサシステムは、上記光電センサの何れかを複数備え、一連の前記投光部に接続された第1の管理子局と、前記投光部に対応する一連の前記受光部に接続された第2の管理子局とを備える。そして、前記第1の管理子局は、前記投光タイミング信号を創出し、前記第2の管理子局は前記投光タイミング信号に同期する受光信号のタイミング信号を創出する。
また、本発明に係る光電センサシステムは、一連の前記投光部と一連の前記受光部の複数が共通のデータ信号線に接続され、前記被検出体の有無情報、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障情報を、上位親局に伝達するものであってもよい。
さらに、本発明に係る光電センサシステムは、前記投光部が第1および第2の投光素子を有し、前記第1および第2の組を有する光電センサを備える場合、前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出するものであってもよい。
本発明に係る光電センサでは、受光部を基準センサおよび検出センサとして機能させ、すなわち、被検出体に遮られることのない投光信号を受けるセンサ(基準センサ)、および、被検出体が投光部と受光部の間に存在する時には被検出体に遮られる投光信号を受けるセンサ(検出センサ)ととして機能させ、これら基準センサと検出センサの信号を比較することによって、被検出体の有無を検出する。この際、検出センサとしての受光部は、投光部から被検出体を交差して受光部に至る投光信号を受光するため、その受光信号は、被検出体が存在する場合、減衰する。また、二つの検出結果を比較することにより、すなわち、2つの受光信号の差分をとることにより外乱の影響を排除できる。従って、被検出体が極めて薄い場合であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体を正確に検出できる。
また、受光部で受けた、被検出体により減衰しない受光信号と、被検出体により減衰する受光信号のレベル差の比較を、両受光信号の受光完了タイミングで、すなわち、第一の光電センサであれば投光部の投光タイミングで、第二の光電センサであれば第2投光素子の投光タイミングで行う場合、被検出体の有無を各段ごとに検出することになる。そのため、被検出体の検出までの応答時間が短く、高速の応答速度を得ることができる。
さらに、投光部を第1および第2の投光素子を有するものとし、受光部を第1および第2の受光素子を有するものとし、第1投光素子と第1受光素子の一対、および第1投光素子と第2受光素子の一対を第1の組とし、第2投光素子と第1受光素子の一対、および第2投光素子と第2受光素子の一対を第2の組とし、検出構造を二重化することにより、被検出体の検出精度をより高いものとできる。なお、この場合において、第一の光電センサでは、第1の組におけるレベル差の比較を第1投光素子の投光タイミングで行い、第2の組におけるレベル差の比較を第2投光素子の投光タイミングで行うことにより、また、第二の光電センサであれば第2投光素子の投光タイミングで行うことにより、被検出体の有無を各段ごとに検出することになる。そのため、被検出体の検出までの応答時間が短く、高速の応答速度を得ることができる。また、被検出体の有無情報を2重に照合し、被検出体の有無を検出しない場合、複数の受光信号から論理判断した結果から得た論理値を基に、被検出体の異常保持や保管状態(斜め置き)、或いはセンサ故障を検出することができる。
さらにまた、投光部が第1および第2の投光素子を有し、投光素子と受光素子について第1および第2の組を有する場合、投光素子からの散乱光を利用し、第2の組における第2投光素子と、第2の組に関する検出が行われる被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての第1の組における第1投光素子を共用することとすれば、投光素子を半減させ、より簡素な構造にできる。
さらにまた、対をなす投光部と受光部をユニット化すれば、各段の間隔が自由に設定できるため、様々な厚さや大きさの被検出体に適用することができ、また、被検出体の形状が異なる場合への応用範囲を大きく広げることができる。
本発明に係る光電センサシステムでは、上記本発明に係る光電センサを備えるため、被検出体が極めて薄い場合であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体を正確に検出できる。また、被検出体の有無の応答時間を速くし、さらに検出構造を二重化することにより確実に被検出体の有無を検出することができる改善が得られる。また、複数の受光信号から論理判断した結果から得た論理値を基に、被検出体の異常保持や保管状態(斜め置き)、或いはセンサ故障を検出することができ、信頼性の高めることが可能となる。さらにまた、各段の間隔が自由に設定できるため、厚さや大きさが異なる被検出体や、被検出体の形状が異なる場合への応用範囲を大きく広げることができる。
なお、被検出体の異常保持や保管状態(斜め置き)、或いはセンサ故障を検出するための論理判断は、光電センサで行ってもよく、また、光電センサシステムが備える判断装置(PLCやメインコンピュータなど)で行ってもよい。
以下、本発明に係る第一の光電センサおよびその光電センサを備える光電センサシステムの実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る光電センサシステムの実施例の全体図、図2は同光電センサシステムのブロックダイヤ図である。この光電センサシステムは、複数の光電センサ11が共通のデータ信号線であるDP信号線7、DN信号線8と接続している。光電センサ11は、管理子局10a、10bと管理子局10bからカスケード接続した複数の子局入力部12bおよび、管理子局10aからカスケード接続した複数の子局出力部12aからなる。子局入力部12bは本発明の投光部に、子局出力部12aは本発明の受光部に相当し、子局出力部12aと子局入力部12bの間に収容される被検出体の有無を検出する。例えば、棚構造の棚のどこに被検出体が存在しているかを把握するシステムで有り、半導体ウエハや、液晶パネルなどの保管されている棚位置や状況を把握するものである。ただし、被検出体は、これに限らず、不定型や形の異なる被検出体であってもよい。
光電センサ11を構成する管理子局10a、10b、子局入力部12b、および子局出力部12aは、親局6とデータを共有しており、親局6は制御部1と並列信号でデータの授受を行っている。すなわち、制御部1の出力ユニット2から並列(パラレル)出力信号である制御部出力信号4が親局6に送出され、入力ユニット3は、親局6からパラレル入力信号を制御部入力信号5として受信し、ホストシステムである制御部1と親局6の間の通信はパラレル信号を授受し、高速で信号伝達が行なわれている。親局6は、DP信号線7、DN信号線8に接続しており、この信号線に接続された光電センサ11と接続している。また、光電センサ11を構成する子局入力部12bおよび子局出力部12aもDP信号線7、DN信号線8に接続されている。そして、その全ての制御・監視データを、制御部1が親局6経由で掌握できる構成となっている。なお、図1において、管理子局10a、10bは光電センサ11の構成に含まれているが、光電センサ11と別体としてもよい。
図3に、光電センサの構成を拡大して示す。図3に示すように、光電センサ11は、子局出力部12aと子局入力部12bの一対で構成される複数のセンサ部11a、11bが連結されてなっている。なお、センサ部の数に制限はなく必要に応じて必要な数を連結することができ、この光電センサも多数のセンサ部が連結されているが、図3には便宜上2つのセンサ部のみを示すこととする。
管理子局10a、管理子局10bとセンサ部11aの間は、渡り配線13によって接続されており、さらにセンサ部11aと次の段のセンサ部11bは、子局間接続34によって接続されている。そして、センサ部11b以降の段のセンサ部間も同様に子局間接続34によって接続されている。
渡り配線13或いは子局間接続34による接続には、コネクタ33が用いられており。接続の簡素化が図られている。なお、複数の子局間接続34が等間隔の場合、子局間接続34の長さを規格化することで配線の簡素化が図れ、等間隔でない場合では、子局間接続34の長さを間隔に合わせることで、配線作業、接続作業を簡素化することができる。
管理子局10aは、投光側の管理子局であり、管理子局10aに対しカスケード接続にて従属する複数の子局出力部12aにカスケード信号を送出し、複数の子局出力部12aの動作タイミングを設定する。一方、管理子局10bは受光側の管理子局である。管理子局10bに対しカスケード接続にて従属する複数の子局入力部12bにカスケード信号を送出し、複数の子局入力部12bの動作タイミングを設定する。
投光部である子局出力部12aと受光部である子局入力部12bからなるセンサ部11a、11bはそれ自体が透過型センサであり、被検出体35aは子局出力部12aと子局入力部12bとの間に収容される。センサ部11aの子局入力部12bは、子局出力部12aの投光素子LD1dから被検出体35aを交差することなく子局入力部12bに至る投光信号を受光する第1受光素子PD1dと、投光素子LD1dから被検出体35aを交差して子局入力部12bに至る投光信号を受光する第2受光素子PD1uを有する。また、子局出力部12aは、前記投光素子LD1dに加え、その投光信号が被検出体35aを交差することなく第2受光素子PD1uに至り、被検出体35aを交差して第1受光素子PD1dに至る配置とされた第2投光素子LD1uを有する。センサ部11aの次段に連結されたセンサ部11bなども同様の構成である。なお、以下の説明において、発光素子および受光素子の付番は、初段のセンサ部11aについては1、次段のセンサ部11bについては2、n段目のセンサ部11nについてはnを付与するものとする。従って、例えば、センサ部11bの第2投光素子はLD2uと、センサ部11nの第2投光素子はLDnuとなる。
発光素子LDndから第1受光素子PDndに至る投光信号は、被検出体35aによって遮られることがない受光信号であり、投光信号が被検出体35aによって遮られる場合に対して比較する基準信号となる。また、発光素子LDndから第2受光素子PDnuにむかって斜めに分散した投光信号は、被検出体35aによって遮られ、第2受光素子PDnuおける受光信号は減衰したものとなり、微小レベルの検出信号となる。そして、これら基準信号と検出信号のレベル差を比較し、被検出体35aの有無情報を検出する。そのため、受光素子周辺の影響を受けにくい特徴を有する。
基準信号と検出信号の比較による検出判断は、投光部の投光タイミングで行われている。なお、検出判断を行うタイミングに制限はなく、例えば各センサ部が内蔵するタイマー動作で行ってもよく、或いは、全センサ部を巡回した後に行ってもよい。ただし、基準信号と検出信号の比較による検出判断を、投光部の投光タイミングで行う場合、検出判断を、全センサ部を巡回した後に行う場合と比較し、被検出体の検出までの応答時間が短くなり、高速の応答速度を実現することができる。なお、検出判断の詳細は後述する。また、検出判断を各センサ部が内蔵するタイマー動作で行う場合は、基準信号と検出信号を記憶保持する領域を設けておき、比較演算を子局入力部12bで行うことになるが、記憶保持領域については後述する。
一方、第2投光素子LDnuから第2受光素子PDnu至る投光信号は、被検出体35aによって遮られることがない受光信号であり、投光信号が被検出体35aによって遮られ場合に対して比較する基準信号となり、第2投光素子LDnuから第1受光素子PDndにむかって斜めに分散した投光信号は、被検出体35によって遮られ、第1受光素子PDndにおける受光信号は減衰したものとなり、微小レベルの検出信号となる。そこで、投光素子LDndと第1受光素子PDndの一対、および投光素子LDndと第2受光素子PDnuの一対を第1の組とし、第2投光素子LDnuと第1受光素子PDndの一対、および第2投光素子LDnuと第2受光素子PDnuの一対を第2の組とし、第1の組から得る前記被検出体の有無情報と第2の組から得る被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出することができる。そのため、信頼性の高いセンサの検出確度を持って被検出体35aを検出することができる。なお、第1の組における基準信号と検出信号のレベル差の比較は投光素子LDndの投光タイミングで行われ、第2の組における基準信号と検出信号のレベル差の比較は第2投光素子LDnuの投光タイミングで行われる。
既述のように、管理子局10aおよび管理子局10bは、それぞれに続く子局出力部12a、子局入力部12bに同一タイミングでカスケード信号(以下、TDn信号ということがある)をそれぞれ送出する。子局入力部12bまたは子局出力部12aは、このTDn信号によって伝送されてくる、自局のアドレスタイミングを受信する。なお、管理子局10a、10bは、既述のように、それぞれDP信号線7、DN信号線8に接続されているため、光電センサ11の動作タイミングを決めるTD0信号を、後述の伝送クロック信号から創出できる。そのため、子局出力部12aと子局入力部12bの間が長距離であっても、管理子局10a、10bは自己のアドレスタイミングを創出して、対をなす子局出力部12aと子局入力部12bに同時にカスケード信号を送出することができる。
TD0信号を受け取った子局入力部12aまたは子局出力部12aは、続く子局間接続34でカスケード接続された次の子局入力部12bまたは子局出力部12bのアドレスタイミングを生成し、次の子局入力部12bまたは子局出力部12bにTDn信号を送出する。例えば、複数の子局出力部12aのアドレスを#A0、#A1、#A2、・・・とし、例えば、複数の子局入力部12bのアドレスを#B0、#B1、#B2、・・・とした場合、管理子局10aからカスケード信号(TD0信号)を受け取った#A0の子局出力部12aは、TDn信号のタイミングで出力信号として投光素子から子局入力部12a、12bに向け、投光する。管理子局10bからカスケード信号(TD0信号)を受け取った#B0の子局入力部12bは、TDn信号のタイミングで受光素子から投光信号を受光する。このように、#A0の子局出力部12aと#B0の子局入力部12bは、対をなして動作する。#A0の子局出力部12aに続く#A1の子局出力部12aと#B0の子局入力部12bに続く#B1の子局入力部12bも、同様に対をなし、同一タイミングで投光・受光を行う。すなわち、この実施形態では、複数の対をなす子局出力部12aと子局入力部12bが、カスケード信号(TDn信号)のタイミングで順次切り替わり、被検出体を検出する多光軸光電センサを構成している。そして、投光部である子局出力部12aと受光部である子局入力部12bの間における被検出体の有無が、受光信号の強度変化によって検出される。
ここで、図1に示すように、この光電センサシステムでは、一連のセンサ部11a、11b…で構成された光電センサ11の複数が接続されているため、対をなす(同一センサ部の)子局出力部12aと子局入力部12bそれぞれの管理子局10a、10bのアドレス(複数の光電センサ11を区別するためのアドレスを意味する)は、同一でなければならない。子局出力部12aと子局入力部12bのそれぞれの管理子局10a、10bで生成されたカスケード信号(TD1信号からTDn信号)は、#A0から#Anの子局出力部12aと、#B0から#Bnの子局入力部12bに同一タイミングで伝達され、投光・受光のタイミングが同期して作動することができる。なお、図2において、#Anの子局出力部12aから#Bnの子局入力部12bへ(#A0の子局出力部12aから#B0の子局入力部12bへ、#A1の子局出力部12aから#B1の子局入力部12bへ、など)向けて書かれている投光信号(矢印)は、複数の子局出力部12aと子局入力部12bが同期して、カスケード信号のタイミングで投光・受光を行うことを示す。
図4はこの光電センサシステムにおける管理子局の機能ブロック図、図5は管理子局のシステムブロック図である。なお、子局出力部12aに接続される管理子局10aと、子局入力部12bに接続される管理子局10bの機能ブロック図は同一となるため、図4、図5は双方を示すものとし、管理子局を示す符号は10とする。
図4に示すように、DP信号線7、DN信号線8と管理子局10は、DP・DN接続端子を介して接続している。管理子局10の中では、まず、DP信号線7、DN信号線8から伝送されてくる電力を重畳した伝送信号から自局の電力を得るためのコンデンサとダイオードから成る電源部によって電力を生成する。信号線に重畳されている電力は、ダイオードを経由してコンデンサに充電され、電源電圧Vccを得る。この電源電圧Vccが、管理子局10内の電源として賄われる。この伝送信号に電力を重畳し、自局の電力を得る方式は、配線の省略、所謂省配線を実現している。同時に、管理子局10は、DP信号線7、DN信号線8からCK信号を抽出し、MCU15に引き渡す。また、管理子局10は、アドレス設定14を有し、このアドレス設定機能によって自己のアドレス設定を行う。
MCU15は、DP信号線7、DN信号線8を介して伝送されてくる、伝送信号に含まれるクロック信号CKを元に入出力信号を解析し、各子局のデータ情報を記憶場所に保持する。クロック信号CKは、長い周期のスタート信号と短い周期の伝送クロックを含んでいる。MCU15はスタート信号を認識した後、伝送クロック数をカウントし自局アドレスのアドレス設定14で設定されたアドレスと一致した時を自局動作タイミングとしている。管理子局10においては、伝送クロックでCK信号から自局のアドレスタイミングを得て、Tout端子からTD0信号を管理子局10に続く#B0の子局入力部12bまたは#A0の子局出力部12aにカスケード信号として送出する。このMCU15は、CPU18、RAM19、ROM20からなり、ROM20内部に記憶保持されたプログラムに従って後述のプログラムフローチャート図の流れに従って作動する。CPU18は、内部クロック発生回路を有し、この内部クロックによってMCU15内の制御を果たしている。
渡り配線13或いは子局間接続34を構成する、DP信号線7、DN信号線8、およびTDn信号を伝送するカスケード線17は、既述のように、コネクタ33によって続く#B0の子局入力部12bまたは#A0の子局出力部12aに接続し、配線作業が容易に行える構造となっている。
図5に示すように、CPU18は、MCU15の内部バスによって、RAM19とROM20とに接続され、内部クロックを有し、このクロックタイミングでRAM19とROM20とデータをやり取りしている。また、CPU18はI/Oバス21に接続している。MCU15は、電源投入時の起動と共にROM20内部の初期化プログラムによって初期化された後、ROM20内に記憶されているプログラムPRG1によって、システムが作動を開始する。RAM19は、データ領域を有し、CK信号から得たデータを保持すると共に、アドレス設定部から受け取ったADRS信号に相当するタイミングで、続く子局へのカスケード信号であるTout信号をそれぞれI/Oバス21を介して外部との信号受け渡しを行う。
図6は#Anの子局出力部のシステム構成図、図7は子局出力部のシステムブロック図である。なお、管理子局と同じ機能を備える構成部分には同符号を付すものとする。
図6に示すように、子局出力部12aも管理子局10と同様に、自局電源は、DP信号線7、DN信号線8を介して伝送されてくる伝送信号から生成する。管理子局10aに続けて接続されている#A0の子局出力部12aは、管理子局10aからカスケード信号であるTD0信号をTi0端子27から受取り、続く#A1の子局出力部12aにTout端子24を介してTD1信号を送出する。同様に、#Anの子局出力部12aは、#An+1の子局出力部12aからカスケード信号としてTDn信号をTin端子27から受取り、続く#An+1の子局出力部12aにTout端子24を介してTDn+1信号を送出する。すなわち、次段にカスケード接続された子局出力部12aに対し、TDn信号として、自局のアドレスに1をプラスしたカスケード信号を出力する。MCU15は、独自のクロック信号発生回路を有し、このクロック信号をもとにRAM19、ROM20およびI/Oバス21を介してI/O制御を行う。
TDn信号を受けた子局出力部12aでは、管理子局10aから送出されたカスケード信号の順に、TDn信号を受けたタイミングでCPU18が
Ld端子32から発光ダイオードLDndに信号を送出し、発光ダイオードLDndが第1の投光信号を生成する。そして、第1の投光信号が生成された後、Lu端子30から発光ダイオードLDnuに信号を送出し、第2の投光信号を生成する。なお、Lu端子30と発光ダイオードLDnuは破線によって囲まれた表示となっているが、これは、実施形態によっては省略できることを意味する。発光ダイオードLDnuを省略した場合の実施形態については、後述する。
図7に示すように、CPU18は、独自の内部クロック信号に基づきプログラムを実行し、適宜システムバスを介してRAM19とROM20とのデータ授受を行う。CPU18は、I/Oバス21に接続している。MCU15は、起動と共にROM20内部の初期化プログラムによって初期化された後、ROM20内に記憶しているプログラムPRG2Lによって、システムが作動を開始する。また、MCU15はRAM19内にデータ領域を有し、I/Oバス21を介して、CK信号や、Tin端子27からのTDn信号を受け付け、Tout端子24、およびLu端子30とLd端子32の出力動作を行い、外部との信号の受け渡しを行う。CPU18は、CK端子22を監視し、自局の投光タイミングであるTDn信号をTin端子27から取り込んだことを確認し、Ld端子32から発光ダイオードLDndに信号を送出し、第1の投光信号を生成した後Lu端子30から発光ダイオードLDnuに信号を送出し、第2の投光信号を生成する。ここでも、Lu端子30と発光ダイオードLDnuは、実施形態によって省略できることを破線で示している。
図8は子局入力部のシステム構成図、図9は子局入力部のシステムブロック図であり子局入力部を構成する回路素子を繋ぐ信号バスを模式的に示している。なお、図6、図7と同様に、管理子局と同じ機能を備える構成部分には同符号を付すものとする。
図8に示すように、子局入力部12bは、DP・DN接続端子を介してDP信号線7、DN信号線8と接続している。子局入力部12bも、管理子局10や子局出力部12aと同じく電源電圧を重畳した伝送信号から自局の電力を生成する。MCU15の入力信号としてセンサシステムの伝送クロック信号であるCK信号を、また、Tin端子27からTDn信号を受けとり、そのタイミングで入力処理を行うとともにTout端子24からTDn+1信号を送出する。また、受光素子であるフォトダイオードPDnuおよびPDndから受けた受光信号(アナログ信号)をA/D変換器16でデジタル信号化し、入力信号ADATu信号のデータおよびADATd信号のデータとしてRAM19に記憶保持する。CPU18は、前記記憶保持されたRAM19のADATu信号のデータとADATd信号のデータの差分を演算し、被検出体35の有無判定結果をRAM19の記憶エリアに記憶保持する。例えば、図3のセンサ部11a、11bでは、被検出体35が有りとして検出される。なお、図8においても、受光素子であるフォトダイオードPDnuとA/D変換器16は実施形態によって省略できることを、破線で示している。
また、MCU15は、入力信号ADATu信号およびADATd信号の有効動作信号として、ENu信号およびENd信号をA/D変換器uおよびA/D変換器dに送出し、A/D変換器uおよびA/D変換器dからの信号を取り込む。さらに、次段側にカスケード接続された子局入力部12bに対し、カスケード信号(TDn信号)として、自局のアドレスのタイミングからCK信号の立ち下がりが2回カウントされた時にカスケード信号(TDn+1信号)を出力する。なお、受光素子PDndの受光信号は、前記投光素子LDndからの受光信号である場合は基準信号となり、もう一方の受光素子PDnuの受光信号が、被検出体の有無を検出するための検出信号となる。
子局入力部12bの動作は、図9で示すROM20に記憶しているプログラムPRG2Pによって定まり、電源投入と同時に初期化が行われ、後述のプログラムフローチャートの流れによって動作し、さらに後述の信号演算によって、被検出体35を検出するための判定や異常検出の判定を行う。MCU15は、CPU18と、内部バスを介してCPU18とデータ接受を行うRAM19とROM20、およびI/Oバス21とからなる。CPU18は独自のクロック発生回路を有し、電源投入と同時にROM20に記憶しているプログラムPRG2Pに従って動作する。なお、プログラムPRG2Pの主たる機能は、入力信号としてCK信号を受付けること、Tin端子27からTDn信号を受信すること、ADATu信号とADATd信号の受付を行うこと、それぞれの信号受理時の判断を行うこと、そして、Tout端子24から出力信号を送出すること、A/D変換器16へのENu信号・ENd信号を送出すること、さらにIout端子31から出力信号を送出すること、である。
図10を参照しながら、上記信号の授受タイミングを説明する。図10は、伝送信号のタイムチャート図である。
図10において、最上段は電源を重畳したDP信号線7、DN信号線8上の伝送信号を示す。伝送信号の開始部分に、通常のセンサシステムクロックサイクルより周期の長いスタートビット(Start Bit)である信号STB0を起点としてサイクル動作する。すなわち、スタートビット(Start Bit)後のアドレスのデータ長さが1ビットである場合、図のように、1ビット目がアドレス1(ADRS1)、2ビット目がアドレス2(ADRS2)となり、子局入力部または子局入出力部の数だけ続き再びスタートビット(Start Bit)に戻る。アドレスのデータ長さが幅を持つ場合のアドレスデータは、アドレス幅毎のデータの区切りとなるが、ここではアドレスのデータ長さが1ビットである場合について示す。2段目のCK信号は、伝送クロック信号であり、0から5Vの波高値を有する。続くTD0信号は、スタートビット(Start Bit)後に管理子局10から送出されたTD0信号を示す。
図10に示すように、アドレスのデータ長さが1ビットである場合は、TD0信号の後に、TD1信号からTDn−1までのそれぞれが、カスケード信号として2ビット毎に続く。また、CK信号の立ち下がりに同期してLD1d信号が立ち上がり、半クロックの投光信号となる。続く伝送クロックサイクルで、LD1u信号が立ち上がり、半クロックの投光信号となる。さらに続く伝送クロックサイクルで、LD2d信号が立ち上がり、半クロックの投光信号となる。以後同様にLDnu信号まで立ち上がる。LDnu信号もまた半クロックの投光信号となる。投光信号が被検出体を反射または透過した信号を受光素子が受光し、PD1d信号、PD1u信号、PD2d、PD2u信号を生成し、以後同様にPDnu信号まで受光信号を生成する。受光信号PD1d信号は、投光信号LD1dあるいはLD1uを受光した結果生成され、続くPD1u信号も、LD1d信号あるいはLD1u信号を受光した結果生成される。これらPD1d信号及びPD1u信号には、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号も含まれる。続く受光信号PD2d信号もPD1d信号と同じくLD2d信号あるいはLD2u信号を受光した結果生成される。これらPD1d信号及びPD1u信号にも、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号が含まれる。さらにPDn信号まで、受光信号はLDnd信号あるいはLDnu信号を受光した結果生成され、それぞれ受光レベルを記憶領域に記憶する。図中のPD1d信号からPD2u信号において、波高値の低い部分は、被検出体によって投光信号が減衰した状態を示す。
次に、上記管理子局における信号受理、信号出力に関する具体的動作をプログラムPRG1のフローに沿って説明する。図11は、管理子局プログラムPRG1のフローチャート図である。
プログラムPRG1は、電源の立ち上がりでスタートし、イニシャル処理S1を行う。次に伝送クロックであるCK信号がスタートビットであるかを判定する(S2)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し(S3)、当該管理子局のアドレス設定値であるかを判定する(S4)。当該管理子局のアドレスでない場合、当該管理子局のアドレスとなるまで、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタを繰り上げ続ける(S3からS4)。当該管理子局のアドレス設定値である場合、Tout信号(Tout端子24からの出力信号、以下「信号」について同様の表現をすることがある)を“on”として(S5)、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し(S6)アドレス設定値+2となったかを判断し(S7)、アドレス設定値+2でなければ、S6ステップの先頭へ戻り、アドレス設定値+2であれば、Tout信号出力を“off”とし、S2ステップの先頭に戻る。このように、管理子局内部のプログラムはフローチャートに従い作動する。
次に、上記子局出力部における信号受理、信号出力に関する具体的動作をプログラムPRG2Lのフローに沿って説明する。図12、13は、子局出力部プログラムPRG2Lのフローチャート図である。
プログラムPRG2Lは、電源の立ち上がりでスタートし、イニシャル処理S9を行う。次に伝送クロックであるCK信号(以下の説明ではCKということがある)がスタートビットであるかを判定する(S10)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し、Tin信号が”on”であるかを判断する(S11)。Tin信号が”on”でなければ、次のクロックCK信号の立ち下がりで再びアドレスカウンタに1を加算し、Tin信号が”on”かの判断を繰り返す(S11)。Tin信号が”on”を確認すると、アドレスカウンタ値をアドレス値に設定する(S11)。次にLDnd”on”とする(S13)。CKが“on”であるか判断し(S14)、CKが“on”でなければS13ステップの先頭に戻る。CKが“on”であれば、LDndを“off”とする(S15)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウントに1を加算する(S16)。続いて、LDnuを“on”とする(S17)。次にCKが“on”であるかを判定する(S18)。CKが“on”でなければ、S17ステップの先頭に戻る。CKが“on”であればLDnuを“off”とする。
続いて、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウントに1を加算する(S20)。続いてアドレスカウントが(アドレス値+アドレスデータ幅2)であるかを判断する(S21)。(アドレス値+アドレスデータ幅2)であれば、Tout信号を“on”とする(S22)。(アドレス値+アドレスデータ幅2)でなければS20ステップの先頭に戻る。次のクロックCK信号の立ち下がりで再びアドレスカウントに1を加算する(S23)。アドレスカウントが(アドレス値+アドレスデータ幅2+1)であるかを判断する(S24)。アドレスカウントが(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)でなければ、S23ステップの先頭に戻り、次のクロックCK信号を待つ。アドレスカウントが(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)あれば、Tout信号を“off”とする(S25)。そして、前記S10ステップの先頭へ戻る。
次に、上記子局入力部における信号受理、信号出力に関する具体的動作をプログラムPRG2Pのフローに沿って説明する。図14〜18は、子局入力部プログラムPRG2Pのフローチャート図である。
プログラムPRG2Pは、システム電源の投入とともに電源ONスタートする。続いてイニシャル処理を行う(S26)。CK信号からStart Bit(STB0)であるかを判断する(S27)。Start Bit(STB0)であれば、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウント値に1を加算する(S28)。Start Bit(STB0)でなければ、S27ステップの先頭に戻る。続いてTin信号が“on”であるかを判断する(S29)。Tin信号が“on”でなければ、S28ステップの先頭に戻り、次のクロックCK信号を待つ。Tin信号が“on”であれば、アドレスカウント値をアドレス値メモリアドレスに記憶する(S30)。続いてAD変換器dと、AD変換器uの動作を行う(S31)。
そして、AD変換器dのデータであるADATdをADATnddとして記憶する(S32)。
さらに、AD変換器uのデータであるADATuをADATnudとして記憶する(S33)。
次に、物体検出データDna“on/off”が“on”であるかを判断する(S34)。物体検出データDna“on/off”が“on”でなければ、Iout信号を“off”とする(S35)。一方、物体検出データDna“on/off”が“on”であれば、Iout信号を“on”とする(S36)。つまり、S30ステップのアドレスにおいて、物体検出データDna“on/off”情報が子局入力部12bから親局6に伝送される。
続いて、図15に示すように、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウント値に1を加算する(S37)。さらにIout信号を“off”とする(S38)。続いてAD変換器dと、AD変換器uの動作を行い(S39)、AD変換器dのデータであるADATdをADATnduとして記憶する(S40)。さらにAD変換器uのデータであるADATuをADATnuuとして記憶する(S41)。次に、異常検出データAn“on/off”が“on”であるかを判断する(S42)。異常検出データAn“on/off”が“on”でなければ、Iout信号を“off”とする(S43)。
異常検出データAn“on/off”が“on”であればIout信号を“on”とする(S44)。続いて、Toutを“on”する(S45)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウント値に1を加算し(S46)、Iout信号を“off”とする(S47)。続いて(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)であるかを判断する(S48)。(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)でなければ、S46ステップの先頭に戻り、(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)であれば、Toutを“off”する(S49)。つまり、S37ステップのアドレスにおいて異常検出データAn“on/off”情報が子局入力部12bから親局6に伝送される。
続いて、図16に示すように、ADATnuu≧Sであるかを判断する(S50)。ここでSは、被検出体に遮られることのない基準信号であるADATnuuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
ADATnuu≧Sならばストレート論理判定値Snu“on/off”(第2の組の基準信号とSの比較による論理信号)を“on”とする(S51)。ADATnuu≧Sでないならば、Snu“on/off”を“off”とする(S52)。
次にADATndd≧Sであるかを判断する(S53)。ここでSは、被検出体に遮られることのない基準信号であるADATnddが所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
ADATndd≧Sならばストレート論理判定値Snd“on/off”(第1の組の基準信号とSの比較による論理信号)を“on”とする(S54)。ADATndd≧Sでなければ、Snd“on/off”を“off”とする(S55)。
続いて、図17に示すように、[ADATnuu−ADATndu]の演算結果を△ADATndに記憶する(S56)。
さらに、[ADATndd−ADATnud]の演算結果を△ADATnuに記憶する(S57)。
次に、△ADATnd≧Cであるかを判断(S58)する。ここでCは、前記基準信号であるADATnuuと前記検出信号であるADATnduのレベル差が所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
△ADATnd≧Cであれば、クロス論理判定値Cnd“on/off”(第2の組の基準信号と検出信号のレベル差とCの比較による論理信号)を“on”とする(S59)。△ADATnd≧Cでなければ、クロス論理判定値Cnd“on/off”を“off”とする(S60)。同様に△ADATnu≧Cであるかを判断(S61)する。ここでCは、前記基準信号であるADATnddと前記検出信号であるADATnudのレベル差が所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
△ADATnu≧Cであれば、クロス論理判定値Cnu“on/off”(第1の組の基準信号と検出信号のレベル差とCの比較による論理信号)を“on”とする(S62)。△ADATnu≧Cでなければ、クロス論理判定値Cnu“on/off”を“off”とする(S63)。
続いて、図18に示すように、物体検出データDne“on/off”を“off”とし、さらに物体不在検出データDna“on/off”を“off”とする(S64)。続いて、次の論理演算式(1)について判断する(S65)。
Figure 0004472784
“on”であれば、物体検出データDne“on/off”を“on”とする(S66)。“on”でなければ、S67ステップヘスキップする。次の論理演算式(2)について判断する(S67)。
Figure 0004472784
上記論理演算式(2)を満たす場合は、物体不在検出データDna“on/off”を“on”とする(S68)。“on”でなければ、S69ステップヘスキップする。
次の論理演算式(3)について判断する(S69)。
Figure 0004472784
上記論理演算式(3)を満たす場合は、異常検出データAn“on/off”を“off”とし(S70)、前記S27ステップの先頭に戻る。
また、上記論理演算式(3)を満たさない場合は、異常検出データAn“on/off”を“on”とし(S71)、前記S27ステップの先頭に戻る。
上記S50ステップ以降S71ステップまでは、被検出体の有無を判定する演算処理となるが、その論理判定の概略について、図19を参照しながら説明する。ストレート論理判定値Snu“on/off”が“on”およびSnd“on/off”が“on”で、かつクロス論理判定値Cnu“on/off”が“on”およびCnd“on/off”が“on”であれば、被検出体有りが検出できる。また、ストレート論理判定値Snu“on/off”が“on”およびSnd“on/off”が“on”で、かつクロス論理判定値であるCnu“on/off”が“off”およびCnd“on/off”が“off”であれば、被検出体無しが検出できる。論理判定値がこれ以外の論理で有る場合、異常状態を検出したことになる。
さらに、上記演算処理を、#Bn(n番目)の子局入力部12bを例に説明する。なお、以下の説明において、△(三角)記号は差分データを表す。
n番目の基準信号とn番目の検出信号の差分演算結果を△ADATndとする。n番目の第2組の基準信号をADATnuuとし、n番目の第2組の検出信号をADATnduとすると、△ADATnd=ADATnuu−ADATnduを記憶保持する。
n番目の第1組の基準信号をADATnddとし、n番目の第1組の検出信号をADATnudとすると、△ADATndu=ADATndd−ADATnudを記憶保持する。
n番目の第2組の基準信号であるADATnuuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより大きければ、ストレート論理判定データSnu“on/off”状態は“on”となり、n番目の第2組の基準信号が正常動作していると判断する。
n番目の第2組の基準信号であるADATnuuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより小さければ、ストレート論理判定データSnu“on/off”状態は“off”となり、n番目の第2組の基準信号が正常動作していないと判断する。
n番目の第1組の基準信号であるADATnddが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより大きければ、ストレート論理判定データSnd“on/off”状態は“on”となり、n番目の第1組の基準信号が正常動作していると判断する。
n番目の第1組の基準信号であるADATnddが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより小さければ、ストレート論理判定データSnd“on/off”状態は“off”となり、n番目の第1組の基準信号が正常動作していないと判断する。
また△ADATndが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより大きければ、クロス論理判定データCnd“on/off”状態は“on”となり、第2の組において被検出体が存在していることを意味する。
また△ADATndが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより小さければ、クロス論理判定データCnd“on/off”状態は“off”となり、第2の組において被検出体が存在していないことを意味する。
また△ADATnuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより大きければ、クロス論理判定データCnu“on/off”状態は“on”となり、第1の組において被検出体が存在している可能性を意味する。
また△ADATnuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより小さければ、クロス論理判定データCnu“on/off”状態は“off”となり、第1の組において被検出体が存在していない可能性を意味する。
次の式(4)の論理積が“on”の時は、物体検出データDne“on/off”を“on”とする。このことは被検出体が完全に存在している状態を意味する。
Figure 0004472784
上記式(4)の論理積が“off”の時は、物体検出データDne“on/off”は“off”のままとなる。このことは被検出体が完全に存在していない状態を意味する。
前記Dne“on/off”の“on”、“off”状態は記憶保持される。
次の式(5)の論理積が“on”の時は、物体不在検出データDna“on/off”を“on”とする。このことは被検出体が完全に不在状態を意味する。
Figure 0004472784
上記式(5)の論理積が“off”の時は、物体不在検出データDna“on/off”は“off”のままとなる。このことは被検出体が不在でない状態を意味する。
前記Dna“on/off”の“on”、“off”状態は記憶保持される。つまり、被検出体が完全に存在している状態を表す物体検出データDne“on/off”と被検出体が完全に不在状態を表す物体不在検出データDna“on/off”の論理は、排他的関係となる。
数式(6)の排他的論理和が“on”の時は、異常検出データAn“on/off”を“off”とする。
Figure 0004472784
数式(6)の排他的論理和が“on”でない時は、異常検出データAn“on/off”を“on”とする。つまり、物体検出データDne“on/off”と物体不在検出データDna“on/off”の論理が排他的関係でない時は、異常検出データAn“on/off”を“on”とする。異常検出データAn“on/off”が“on”の時は、投光ユニット36および受光ユニット37の故障状態、或いは被検出体の異常保持の状態を表す。
図20は#Bnの子局入力部における記憶場所であるRAMメモリマップ図である。このマップ図では、最下段に位置する1チャンネルのデータから上に向かってnチャンネルとなるデータ配列となっており、データ項目は、左からそれぞれフォトダイオード(受光素子)の信号データ(A/D変換後のデータ)、クロス差分データ、ストレート論理判定データ、クロス論理判定データ、物体検出データ、異常検出データである。これらのデータは、CPU18が都度RAM19の所定のメモリアドレスに記憶させたものである。
図21は#Bnの子局入力部における演算データの各データ名称を示す図である。このマップ図でも、図20と同様に、最下段に位置する1チャンネルの演算データから上に向かってnチャンネルとなる演算データ配列なっている。データ項目は、左からそれぞれ投光器LD順次発光状態、フォトダイオード(受光素子)の信号データ、クロス差分データ、ストレート論理判定データ、クロス論理判定データ、物体検出データ、異常検出データである。これらのデータもまた、CPU18が都度RAM19の所定のメモリアドレスに記憶させたものである。
この光電センサシステムでは、既述のように、投光素子LDndと第1受光素子PDndの一対、および投光素子LDndと第2受光素子PDnuの一対を第1の組とし、第2投光素子LDnuと第1受光素子PDndの一対、および第2投光素子LDnuと第2受光素子PDnuの一対を第2の組とし、第1の組から得る被検出体の有無情報と第2の組から得る被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出するものとなっている。しかしながら、要求される精度との兼ね合いで2重に照合検出する必要がない場合、第1の組、または第2の組のいずれか一方のみを使用して検出してもよい。その場合、子局出力部は投光素子を1つのみ有するものであればよい。
また、この光電センサシステムにおいて使用されているセンサ部11nは、子局出力部12aをなす投光ユニット36と、子局出力部をなす受光ユニット37とが組み合わされユニット化されたものとなっているが、ユニット化は必要に応じて行えばよい。ただし、ユニット化した場合、各段の間隔が自由に設定できるため、応用範囲を大きく広げることができるという利点がある。
さらに、被検出体35aの有無が検出されない場合、被検出体35aの異常状態、またはセンサ故障、或いはその双方を検出するものとしてもよい。その場合の論理演算は、各子局入力部12bで行うこととしてもよい、或いは、親局6、または制御部1で行うこととしてもよい。
さらにまた、この光電センサシステムでは、子局入力部12bとして2つの受光素子PDnu、PDndを有するものが使用されているが、既述のように、その1つを省略してもよい。すなわち、子局入力部12bとして、受光素子を1つのみ有するものを使用することも可能である。図22は、本発明に係る光電センサの他の実施形態を示す構成図である。なお、図1〜21に示す実施形態と実質的に同一の部分には同符号を付し、その説明は簡略化または省略するものとする。また、この光電センサを使用した光電センサシステムも、図1〜21に示す光電センサシステムと実質的に同じ構成になるため、システムの図示は省略するものとする。
図22に示す光電センサ11は、単一の投光素子LDndを有する子局出力部12aと、単一の受光素子PDndを有する子局入力部12bとで構成されているセンサ部が、複数連結されてなっている。センサ部の数に制限はなく必要に応じて必要な数を連結することができ、この光電センサも多数のセンサ部が連結されているが、図22には便宜上5つのセンサ部11a、11b、11c、11d、11e(以下、これらの総称としてセンサ部11ということがある)のみを示すこととする。
また、光電センサ11は、投光側の管理子局10aと、受光側の管理子局10bを経由し、DP信号線7、DN信号線8に接続し、親局6を介した制御が可能となっている。投光側の管理子局10aと、受光側の管理子局10bは、渡り配線13を介してセンサ部11aに接続されており、センサ部11aからセンサ部11eがそれぞれ子局間接続34によってカスケード接続されている。さらに、センサ部11の各々は、DP信号線7、DN信号線8に接続され、それぞれのセンサ部11から被検出体の有無の検出信号が、DP信号線7、DN信号線8に送出されている。
この光電センサ11においては、発光素子LDndから同じセンサ部11nの受光素子PDndに至る投光信号が被検出体35aによって遮られることがない受光信号、すなわち、基準信号となる。また、発光素子LDndから、発光素子LDndを有するセンサ部11nに隣接するセンサ部11n+1(上段側)の受光素子PD(n+1)dに向かって斜めに分散した投光信号は、被検出体35aによって遮られ、受光素子PD(n+1)dにおける受光信号は減衰したものとなり、微小レベルの検出信号となる。そして、これら基準信号と検出信号のレベル差を比較し、被検出体35aの有無情報を検出する。なお、発光素子LDndを有するセンサ部11nに隣接するセンサ部は、センサ部11n−1(初段側)であってもよい。ただし、どちらのセンサ部であっても実質的な差異はないため、以下、センサ部11n+1の場合についてのみ説明することとする。
このように、子局入力部12bは、受光素子を2つ有さないものであっても、隣り合った子局入力部12bの受光素子を利用することで、受光素子を2つ有する子局入力部を使用した場合と同様の機能を果たすことができる。
管理子局10aおよび管理子局10bは、それぞれに続く子局出力部12a、子局入力部12bに同一タイミングでカスケード信号(以下、TDn信号ということがある)をそれぞれ送出する。子局入力部12bまたは子局出力部12aは、このTDn信号によって伝送されてくる、自局のアドレスタイミングを受信し、次段側にカスケード接続された子局入力部12bに対し、カスケード信号(TDn+1信号)を出力する。この際、カスケード信号であるTDn+1信号は自局のアドレスにCK信号の立ち下がりが2回カウントされた時に出力される。TDn信号は、図1〜21に示す光電センサシステムと同様、続く子局出力部あるいは子局入力部のアドレスタイミング信号となる。例えば、センサ部11bの子局入力部12bであれば、その受光タイミングは、センサ部11aの投光素子LD1dの投光タイミングと、センサ部11bの投光素子LD2dの投光タイミングとなる。投光素子LD1dの投光タイミングでは、受光素子PD1dの受光信号は基準信号となり、受光素子PD2dの受光信号は検出信号となる。また、投光素子LD2dの投光タイミングでは、受光素子PD1dの受光信号は検出信号となり、受光素子PD2dの受光信号は基準信号となる。すなわち、センサ部11nは、LD(n−1)dの投光タイミングとLDndの投光タイミングにおいて受光信号を受け付けることになる。受光信号は、図1〜21に示す光電センサシステムと同様、都度受光信号をA/D変換器によってデジタル信号データとして、それぞれの記憶領域に記憶されることになる。
また、この光電センサ11においても、被検出体35aの有無情報を2重に照合検出することができる。その場合、センサ部11nの投光素子LDnと受光素子PDnの一対、およびセンサ部11nの投光素子LDnとセンサ部11n+1の受光素子PDn+1の一対を第1の組とし、センサ部11n+1の投光素子LDn+1とセンサ部11nの受光素子PDnの一対、およびセンサ部11n+1の投光素子LDn+1と受光素子PDn+1の一対を第2の組とすればよい。
なお、この光電センサ11における子局入力部12bの基本的構成は、図1〜21に示す前記光電センサシステムにおけるものと同じであるため、図8の子局入力部のシステム構成図を参照するものとする。
この子局入力部12bは、図8において破線で示された受光素子PDnuが省略され、受光素子PDndのみを有している。
隣接するセンサ部は、センサ部11n+1であるが、検出照合を2重化する場合は、センサ部11n−1とセンサ部11n+1の双方となる。
次に、上記光電センサ11の動作を図22に沿って説明する。まず、管理子局10aおよび10bから、TD0タイミング信号が送出され、この時点で、センサ部11aの受光素子PD1dとセンサ部11bの受光素子PD2dは、受光信号を、それぞれのセンサ部のA/D変換器16でアナログ信号のデジタル信号化を行い、ADAT信号のデータレベルとして、それぞれのRAM19に記憶保持する。この際、受光素子PD1dの受光信号はADATd信号のデータレベルとして、受光素子PD2dの受光信号はADATu信号のデータレベルとして、RAM19に記憶保持される。それぞれのCPU18は、前記記憶保持されたRAM19のADATu信号のデータレベルからADATd信号のデータレベルの差分を演算し、被検出体35aの有無判定結果をRAM19の記憶エリアに記憶保持する。この光電センサ11の例では、センサ部11aとセンサ部11bの間の被検出体35aが有りとして検出される。
図22において、破線で示す被検出体35bは、正常な状態であれば収容されるべき被検出体が存在していないことを示す。この被検出体35bの位置については、センサ部11bの受光素子PD2dの受光信号がADATd信号のデータレベルとして、センサ部11cの受光素子PD3dの受光信号がADATu信号のデータレベルとして、それぞれA/D変換器16でデジタル信号化され、RAM19に記憶保持される。センサ部11bと11cのそれぞれのCPU18は、RAM19に記憶保持されたADATu信号のデータレベルとADATd信号のデータレベルの差分を求める演算処理を行う。この光電センサの例では、被検出体が存在せず、センサ部11bの投光素子LD2dから受光素子PD2dおよびPD3dに至る投光信号はどちらも減衰しない。そのため、前記差分は0に近い値となり、被検出体35bは無しと判定され、その判定結果がRAM19の記憶エリアに記憶保持される。
被検出体35cについては、センサ部11cとセンサ部11dが、被検出体35についてのセンサ部11a、11bと同様の動作をし、有りと検出される。
被検出体35dは、異常に傾きを持って保持されており、正常な場合に遮られることのないセンサ部11dの投光素子LD4dから受光素子PD4dに至る投光信号が、被検出体35dによって遮られた状態となっている。一方、投光素子LD4dからセンサ部11eの受光素子PD5dに至る投光信号は被検出体35dに遮断された状態となっている。基準信号と検出信号の両方が遮られていることから、被検出体35dの異常保持や保管状態(斜め置き)異常が検出される。
図23を参照しながら、この光電センサ11における信号の授受タイミングの概略を説明する。図23は、伝送信号のタイムチャート図である。なお、図23のタイムチャート図と図10のタイムチャート図の主な相違点は投光信号および受光信号であり、それ以外の信号については実質的に同一であることから、ここでは、受光信号であるPD1d信号、PD2d信号、及びPD3d信号についてのみ説明する。
受光信号PD1d信号は、投光信号LD1dあるいはLD2dを受光した結果生成され、続くPD2d信号は、LD1d信号、LD2d信号、あるいはLD3d信号(図示せず)を受光した結果生成される。これらPD1d信号及びPD2d信号には、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号も含まれる。続く受光信号PD3d信号もPD2d信号と同様に、LD2d信号、LD3d信号(図示せず)、あるいはLD4d信号(図示せず)を受光した結果生成される。このPD3d信号にも、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号が含まれる。さらにPDnd信号まで、受光信号はLD(n−1)d信号、LDnd信号、あるいはLD(n+1)信号を受光した結果生成され、それぞれ受光レベルを記憶領域に記憶する。図中のPD3d信号において、波高値の低い破線で示す部分は、被検出体が収容されていた場合、つまり通常は投光信号が減衰した状態となることを示す。
この光電センサにおけるセンサ部11nは、図1〜図21で示すものと同様、子局出力部12aをなす投光ユニット36と、子局出力部をなす受光ユニット37とが組み合わされユニット化されたものとなっている。そのため、各段の間隔を自由に設定し、様々な厚さや大きさの被検出体に適用することができ、また、被検出体の形状が異なる場合への応用範囲を大きく広げることができる。という利点がある。
なお、上記実施形態では、いずれも、一つの投光素子からの投光信号を二つの受光素子で受け、それら受光素子のそれぞれが基準信号と検出信号を生成している。しかしながら、二つの異なる投光素子からの投光信号を、それぞれの時分割投光タイミングで一つの受光素子で受け、それぞれの時分割投光タイミングにおいて基準信号および検出信号を生成するものとしてもよい。その場合は、本発明に係る第二の光電センサの実施形態となる。第二の光電センサでは、上記効果を得られることに加え、さらに、受光部が単一の受光素子を備えるものであっても、隣接する受光部との信号の授受を行うことなく、基準信号と検出信号のレベル差を得ることができ、回路や演算をより簡素なものにできるという利点もある。
本発明に係る光電センサシステムの実施形態のシステム全体図である。 同光電センサシステムのブロックダイヤ図である。 同光電センサシステムにおける光電センサの構成図である。 同光電センサシステムにおける管理子局の機能ブロック図である。 同光電センサシステムにおける管理子局のシステムブロック図である。 同光電センサシステムにおける子局出力部のシステム構成図である。 同光電センサシステムにおける子局出力部のシステムブロック図である。 同光電センサシステムにおける子局入力部のシステム構成図である。 同光電センサシステムにおける子局入力部のシステムブロック図である。 同光電センサシステムにおける伝送信号のタイムチャート図である。 同光電センサシステムにおける管理子局プログラムフローチャート図である。 同光電センサシステムにおける子局出力部のプログラムフローチャート図である。 図12に継続する同光電センサシステムにおける子局出力部のプログラムフローチャート図である。 同光電センサシステムにおける子局入力部プログラムフローチャート図である。 図14に継続する同光電センサシステムにおける子局入力部のプログラムフローチャート図である。 図15に継続する同光電センサシステムにおける子局入力部のプログラムフローチャート図である。 図16に継続する同光電センサシステムにおける子局入力部のプログラムフローチャート図である。 図17に継続する同光電センサシステムにおける子局入力部のプログラムフローチャート図である。 同光電センサシステムにおける論理判定図である。 同光電センサシステムにおける#Bnの子局入力部のRAMメモリマップ図である。 同光電センサシステムにおける#Bnの子局入力部の演算データである。 本発明に係る光電センサシステムの他の実施形態における光電センサの構成図である。 同光電センサを使用した光電センサシステムにおける伝送信号のタイムチャート図である。
符号の説明
1 制御部 2 出力ユニット 3 入力ユニット
4 制御信号 5 監視信号 6 親局
7 DP信号線 8 DN信号線 10 管理子局
11 光電センサ 11a、…、11n センサ部
12 子局入力部、子局出力部 13 渡り配線 14 アドレス設定
15 MCU 16 A/D変換器 17 カスケード線
18 CPU 19 RAM 20 ROM
21 I/Oバス 22 CK端子 24 Tout端子
27 Tin端子 30 LU端子 31 Iout端子
32 Ld端子 33 コネクタ 34 子局間接続
35 被検出体 36 投光ユニット 37 受光ユニット

Claims (12)

  1. 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部のの空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
    前記受光部は、前記投光部の投光タイミング信号に同期して作動する第1受光素子と第2受光素子を有し、
    前記投光部は、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第1受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第2受光素子に至る配置とされた第1投光素子と、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第2受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第1受光素子に至る配置とされた第2投光素子を有し、
    前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第1の組とし、
    前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、
    前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
    かつ、
    前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
    前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出することを特徴とする光電センサ。
  2. 請求項において、
    前記第1の組における前記レベル差の比較を前記第1投光素子の投光タイミングで行い、前記第2の組における前記レベル差の比較を前記第2投光素子の投光タイミングで行うことを特徴とする光電センサ。
  3. 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
    前記投光部は、前記被検出体を交差することなく前記受光部に至る投光信号を投光する第1投光素子と、前記被検出体を交差して前記受光部に至る投光信号を投光する第2投光素子を有し、
    前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号を受けて生成された時分割受光信号と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受けて生成されたもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出することを特徴とする光電センサ。
  4. 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
    前記投光部は第1投光素子と第2投光素子を有し、
    前記受光部は、前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第1受光素子と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第2受光素子を有し、
    前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対を第1の組とし、
    前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、
    前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
    かつ、
    前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
    前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出することを特徴とする光電センサ。
  5. 請求項において、前記レベル差の比較を、前記第1投光素子および前記第2投光素子の時分割投光タイミングで行うことを特徴とする光電センサ。
  6. 請求項1、2、4または5において、
    前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出することを特徴とする光電センサ。
  7. 請求項1、2、4、5または6に記載の前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサであって、
    前記第2の組における前記第2投光素子と、
    前記第2の組に関する検出が行われる被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1の組における前記第1投光素子を共用し、
    前記第2の組における前記第2受光素子と、
    前記他の被検出体についての前記第1の組における前記第1受光素子を共用する
    ことを特徴とする光電センサ。
  8. 請求項3に記載の前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサであって、
    前記第2の投光素子は、投光信号が交差する被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1投光素子として共用され、
    前記第2受光素子は、前記他の被検出体についての前記第1受光素子として共用されることを特徴とする光電センサ。
  9. 請求項1〜の何れかにおいて、
    対をなす前記投光部と前記受光部をユニット化したことを特徴とする光電センサ。
  10. 請求項1〜の何れかに記載の光電センサを複数備え、
    一連の前記投光部に接続された第1の管理子局と、前記投光部に対応する一連の前記受光部に接続された第2の管理子局とを備え、
    前記第1の管理子局は、前記投光タイミング信号を創出し、前記第2の管理子局は前記投光タイミング信号に同期する受光信号のタイミング信号を創出する光電センサシステム。
  11. 請求項10において、
    一連の前記投光部と一連の前記受光部の複数が共通のデータ信号線に接続され、前記被検出体の有無情報、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障情報を、上位親局に伝達することを特徴とする光電センサシステム。
  12. 請求項1、2、4または5に記載の光電センサを備え、
    前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出することを特徴とする光電センサシステム。
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