JP4472784B1 - 光電センサおよび光電センサシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る光電センサは、投光部と受光部を有し、投光部と受光部との間の被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出する。前記受光部は、前記投光部から前記被検出体を交差することなく前記受光部に至る投光信号と、前記投光部から前記被検出体を交差して前記受光部に至る投光信号を受光し、前記投光部の投光タイミング信号に同期して作動する。そして、前記被検出体により減衰しない受光信号と、前記被検出体により減衰する受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出する。
【選択図】図1
Description
なお、この光電センサでも、一つの投光素子からの投光信号を二つの受光素子で受けることになるため、以下の説明において、上記本発明の第二と同様、第二の光電センサと呼ぶことがある。
さらに、前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサとし、前記第2の組における前記第2投光素子と、前記第2の組に関する検出が行われる被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1の組における前記第1投光素子を共用し、前記第2の組における前記第2受光素子と、前記他の被検出体についての前記第1の組における前記第1受光素子を共用するものとしてもよい。或いは、前記第2の投光素子は、投光信号が交差する被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1投光素子として共用され、前記第2受光素子は、前記他の被検出体についての前記第1受光素子として共用されるものとしてもよい。
図4に示すように、DP信号線7、DN信号線8と管理子局10は、DP・DN接続端子を介して接続している。管理子局10の中では、まず、DP信号線7、DN信号線8から伝送されてくる電力を重畳した伝送信号から自局の電力を得るためのコンデンサとダイオードから成る電源部によって電力を生成する。信号線に重畳されている電力は、ダイオードを経由してコンデンサに充電され、電源電圧Vccを得る。この電源電圧Vccが、管理子局10内の電源として賄われる。この伝送信号に電力を重畳し、自局の電力を得る方式は、配線の省略、所謂省配線を実現している。同時に、管理子局10は、DP信号線7、DN信号線8からCK信号を抽出し、MCU15に引き渡す。また、管理子局10は、アドレス設定14を有し、このアドレス設定機能によって自己のアドレス設定を行う。
図6に示すように、子局出力部12aも管理子局10と同様に、自局電源は、DP信号線7、DN信号線8を介して伝送されてくる伝送信号から生成する。管理子局10aに続けて接続されている#A0の子局出力部12aは、管理子局10aからカスケード信号であるTD0信号をTi0端子27から受取り、続く#A1の子局出力部12aにTout端子24を介してTD1信号を送出する。同様に、#Anの子局出力部12aは、#An+1の子局出力部12aからカスケード信号としてTDn信号をTin端子27から受取り、続く#An+1の子局出力部12aにTout端子24を介してTDn+1信号を送出する。すなわち、次段にカスケード接続された子局出力部12aに対し、TDn信号として、自局のアドレスに1をプラスしたカスケード信号を出力する。MCU15は、独自のクロック信号発生回路を有し、このクロック信号をもとにRAM19、ROM20およびI/Oバス21を介してI/O制御を行う。
Ld端子32から発光ダイオードLDndに信号を送出し、発光ダイオードLDndが第1の投光信号を生成する。そして、第1の投光信号が生成された後、Lu端子30から発光ダイオードLDnuに信号を送出し、第2の投光信号を生成する。なお、Lu端子30と発光ダイオードLDnuは破線によって囲まれた表示となっているが、これは、実施形態によっては省略できることを意味する。発光ダイオードLDnuを省略した場合の実施形態については、後述する。
図8に示すように、子局入力部12bは、DP・DN接続端子を介してDP信号線7、DN信号線8と接続している。子局入力部12bも、管理子局10や子局出力部12aと同じく電源電圧を重畳した伝送信号から自局の電力を生成する。MCU15の入力信号としてセンサシステムの伝送クロック信号であるCK信号を、また、Tin端子27からTDn信号を受けとり、そのタイミングで入力処理を行うとともにTout端子24からTDn+1信号を送出する。また、受光素子であるフォトダイオードPDnuおよびPDndから受けた受光信号(アナログ信号)をA/D変換器16でデジタル信号化し、入力信号ADATu信号のデータおよびADATd信号のデータとしてRAM19に記憶保持する。CPU18は、前記記憶保持されたRAM19のADATu信号のデータとADATd信号のデータの差分を演算し、被検出体35の有無判定結果をRAM19の記憶エリアに記憶保持する。例えば、図3のセンサ部11a、11bでは、被検出体35が有りとして検出される。なお、図8においても、受光素子であるフォトダイオードPDnuとA/D変換器16は実施形態によって省略できることを、破線で示している。
図10において、最上段は電源を重畳したDP信号線7、DN信号線8上の伝送信号を示す。伝送信号の開始部分に、通常のセンサシステムクロックサイクルより周期の長いスタートビット(Start Bit)である信号STB0を起点としてサイクル動作する。すなわち、スタートビット(Start Bit)後のアドレスのデータ長さが1ビットである場合、図のように、1ビット目がアドレス1(ADRS1)、2ビット目がアドレス2(ADRS2)となり、子局入力部または子局入出力部の数だけ続き再びスタートビット(Start Bit)に戻る。アドレスのデータ長さが幅を持つ場合のアドレスデータは、アドレス幅毎のデータの区切りとなるが、ここではアドレスのデータ長さが1ビットである場合について示す。2段目のCK信号は、伝送クロック信号であり、0から5Vの波高値を有する。続くTD0信号は、スタートビット(Start Bit)後に管理子局10から送出されたTD0信号を示す。
プログラムPRG1は、電源の立ち上がりでスタートし、イニシャル処理S1を行う。次に伝送クロックであるCK信号がスタートビットであるかを判定する(S2)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し(S3)、当該管理子局のアドレス設定値であるかを判定する(S4)。当該管理子局のアドレスでない場合、当該管理子局のアドレスとなるまで、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタを繰り上げ続ける(S3からS4)。当該管理子局のアドレス設定値である場合、Tout信号(Tout端子24からの出力信号、以下「信号」について同様の表現をすることがある)を“on”として(S5)、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し(S6)アドレス設定値+2となったかを判断し(S7)、アドレス設定値+2でなければ、S6ステップの先頭へ戻り、アドレス設定値+2であれば、Tout信号出力を“off”とし、S2ステップの先頭に戻る。このように、管理子局内部のプログラムはフローチャートに従い作動する。
プログラムPRG2Lは、電源の立ち上がりでスタートし、イニシャル処理S9を行う。次に伝送クロックであるCK信号(以下の説明ではCKということがある)がスタートビットであるかを判定する(S10)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウンタに1を加算し、Tin信号が”on”であるかを判断する(S11)。Tin信号が”on”でなければ、次のクロックCK信号の立ち下がりで再びアドレスカウンタに1を加算し、Tin信号が”on”かの判断を繰り返す(S11)。Tin信号が”on”を確認すると、アドレスカウンタ値をアドレス値に設定する(S11)。次にLDnd”on”とする(S13)。CKが“on”であるか判断し(S14)、CKが“on”でなければS13ステップの先頭に戻る。CKが“on”であれば、LDndを“off”とする(S15)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウントに1を加算する(S16)。続いて、LDnuを“on”とする(S17)。次にCKが“on”であるかを判定する(S18)。CKが“on”でなければ、S17ステップの先頭に戻る。CKが“on”であればLDnuを“off”とする。
プログラムPRG2Pは、システム電源の投入とともに電源ONスタートする。続いてイニシャル処理を行う(S26)。CK信号からStart Bit(STB0)であるかを判断する(S27)。Start Bit(STB0)であれば、次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウント値に1を加算する(S28)。Start Bit(STB0)でなければ、S27ステップの先頭に戻る。続いてTin信号が“on”であるかを判断する(S29)。Tin信号が“on”でなければ、S28ステップの先頭に戻り、次のクロックCK信号を待つ。Tin信号が“on”であれば、アドレスカウント値をアドレス値メモリアドレスに記憶する(S30)。続いてAD変換器dと、AD変換器uの動作を行う(S31)。
そして、AD変換器dのデータであるADATdをADATnddとして記憶する(S32)。
さらに、AD変換器uのデータであるADATuをADATnudとして記憶する(S33)。
次に、物体検出データDna“on/off”が“on”であるかを判断する(S34)。物体検出データDna“on/off”が“on”でなければ、Iout信号を“off”とする(S35)。一方、物体検出データDna“on/off”が“on”であれば、Iout信号を“on”とする(S36)。つまり、S30ステップのアドレスにおいて、物体検出データDna“on/off”情報が子局入力部12bから親局6に伝送される。
異常検出データAn“on/off”が“on”であればIout信号を“on”とする(S44)。続いて、Toutを“on”する(S45)。次のクロックCK信号の立ち下がりでアドレスカウント値に1を加算し(S46)、Iout信号を“off”とする(S47)。続いて(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)であるかを判断する(S48)。(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)でなければ、S46ステップの先頭に戻り、(アドレス値+アドレスデータ幅2+2)であれば、Toutを“off”する(S49)。つまり、S37ステップのアドレスにおいて異常検出データAn“on/off”情報が子局入力部12bから親局6に伝送される。
ADATnuu≧Sならばストレート論理判定値Snu“on/off”(第2の組の基準信号とSの比較による論理信号)を“on”とする(S51)。ADATnuu≧Sでないならば、Snu“on/off”を“off”とする(S52)。
次にADATndd≧Sであるかを判断する(S53)。ここでSは、被検出体に遮られることのない基準信号であるADATnddが所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
ADATndd≧Sならばストレート論理判定値Snd“on/off”(第1の組の基準信号とSの比較による論理信号)を“on”とする(S54)。ADATndd≧Sでなければ、Snd“on/off”を“off”とする(S55)。
さらに、[ADATndd−ADATnud]の演算結果を△ADATnuに記憶する(S57)。
次に、△ADATnd≧Cであるかを判断(S58)する。ここでCは、前記基準信号であるADATnuuと前記検出信号であるADATnduのレベル差が所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
△ADATnd≧Cであれば、クロス論理判定値Cnd“on/off”(第2の組の基準信号と検出信号のレベル差とCの比較による論理信号)を“on”とする(S59)。△ADATnd≧Cでなければ、クロス論理判定値Cnd“on/off”を“off”とする(S60)。同様に△ADATnu≧Cであるかを判断(S61)する。ここでCは、前記基準信号であるADATnddと前記検出信号であるADATnudのレベル差が所定以上の値であることを判断するための閾値データである。
△ADATnu≧Cであれば、クロス論理判定値Cnu“on/off”(第1の組の基準信号と検出信号のレベル差とCの比較による論理信号)を“on”とする(S62)。△ADATnu≧Cでなければ、クロス論理判定値Cnu“on/off”を“off”とする(S63)。
次の論理演算式(3)について判断する(S69)。
また、上記論理演算式(3)を満たさない場合は、異常検出データAn“on/off”を“on”とし(S71)、前記S27ステップの先頭に戻る。
n番目の基準信号とn番目の検出信号の差分演算結果を△ADATndとする。n番目の第2組の基準信号をADATnuuとし、n番目の第2組の検出信号をADATnduとすると、△ADATnd=ADATnuu−ADATnduを記憶保持する。
n番目の第1組の基準信号をADATnddとし、n番目の第1組の検出信号をADATnudとすると、△ADATndu=ADATndd−ADATnudを記憶保持する。
n番目の第2組の基準信号であるADATnuuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより小さければ、ストレート論理判定データSnu“on/off”状態は“off”となり、n番目の第2組の基準信号が正常動作していないと判断する。
n番目の第1組の基準信号であるADATnddが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより大きければ、ストレート論理判定データSnd“on/off”状態は“on”となり、n番目の第1組の基準信号が正常動作していると判断する。
n番目の第1組の基準信号であるADATnddが、所定以上の値であることを判断するための閾値データSより小さければ、ストレート論理判定データSnd“on/off”状態は“off”となり、n番目の第1組の基準信号が正常動作していないと判断する。
また△ADATndが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより小さければ、クロス論理判定データCnd“on/off”状態は“off”となり、第2の組において被検出体が存在していないことを意味する。
また△ADATnuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより大きければ、クロス論理判定データCnu“on/off”状態は“on”となり、第1の組において被検出体が存在している可能性を意味する。
また△ADATnuが、所定以上の値であることを判断するための閾値データCより小さければ、クロス論理判定データCnu“on/off”状態は“off”となり、第1の組において被検出体が存在していない可能性を意味する。
前記Dne“on/off”の“on”、“off”状態は記憶保持される。
前記Dna“on/off”の“on”、“off”状態は記憶保持される。つまり、被検出体が完全に存在している状態を表す物体検出データDne“on/off”と被検出体が完全に不在状態を表す物体不在検出データDna“on/off”の論理は、排他的関係となる。
この子局入力部12bは、図8において破線で示された受光素子PDnuが省略され、受光素子PDndのみを有している。
隣接するセンサ部は、センサ部11n+1であるが、検出照合を2重化する場合は、センサ部11n−1とセンサ部11n+1の双方となる。
受光信号PD1d信号は、投光信号LD1dあるいはLD2dを受光した結果生成され、続くPD2d信号は、LD1d信号、LD2d信号、あるいはLD3d信号(図示せず)を受光した結果生成される。これらPD1d信号及びPD2d信号には、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号も含まれる。続く受光信号PD3d信号もPD2d信号と同様に、LD2d信号、LD3d信号(図示せず)、あるいはLD4d信号(図示せず)を受光した結果生成される。このPD3d信号にも、被検出体と交差する投光信号を受光した場合に生成された信号が含まれる。さらにPDnd信号まで、受光信号はLD(n−1)d信号、LDnd信号、あるいはLD(n+1)信号を受光した結果生成され、それぞれ受光レベルを記憶領域に記憶する。図中のPD3d信号において、波高値の低い破線で示す部分は、被検出体が収容されていた場合、つまり通常は投光信号が減衰した状態となることを示す。
4 制御信号 5 監視信号 6 親局
7 DP信号線 8 DN信号線 10 管理子局
11 光電センサ 11a、…、11n センサ部
12 子局入力部、子局出力部 13 渡り配線 14 アドレス設定
15 MCU 16 A/D変換器 17 カスケード線
18 CPU 19 RAM 20 ROM
21 I/Oバス 22 CK端子 24 Tout端子
27 Tin端子 30 LU端子 31 Iout端子
32 Ld端子 33 コネクタ 34 子局間接続
35 被検出体 36 投光ユニット 37 受光ユニット
Claims (12)
- 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
前記受光部は、前記投光部の投光タイミング信号に同期して作動する第1受光素子と第2受光素子を有し、
前記投光部は、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第1受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第2受光素子に至る配置とされた第1投光素子と、投光信号が前記被検出体を交差することなく前記第2受光素子に至り、前記被検出体を交差して前記第1受光素子に至る配置とされた第2投光素子を有し、
前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第1の組とし、
前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、
前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
かつ、
前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子の受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子の受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出することを特徴とする光電センサ。 - 請求項1において、
前記第1の組における前記レベル差の比較を前記第1投光素子の投光タイミングで行い、前記第2の組における前記レベル差の比較を前記第2投光素子の投光タイミングで行うことを特徴とする光電センサ。 - 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
前記投光部は、前記被検出体を交差することなく前記受光部に至る投光信号を投光する第1投光素子と、前記被検出体を交差して前記受光部に至る投光信号を投光する第2投光素子を有し、
前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号を受けて生成された時分割受光信号と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受けて生成されたもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、被検出体の有無情報を検出することを特徴とする光電センサ。 - 対向して設置された投光部と受光部を有し、前記投光部と前記受光部の間の空間に収容された被検出体の有無を受光部の受光信号の強度変化として検出するもので、
前記投光部は第1投光素子と第2投光素子を有し、
前記受光部は、前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第1受光素子と、前記第2投光素子からの前記被検出体により減衰されない投光信号及び前記第1投光素子からの前記被検出体により減衰される投光信号を受ける第2受光素子を有し、
前記第1投光素子と前記第1受光素子の一対、および前記第2投光素子と前記第1受光素子の一対を第1の組とし、
前記第2投光素子と前記第2受光素子の一対、および前記第1投光素子と前記第2受光素子の一対を第2の組とし、
前記第1の組において、前記被検出体により減衰しない前記第1受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰する前記第1受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
かつ、
前記第2の組において、前記被検出体により減衰する前記第2受光素子の時分割受光信号と、前記被検出体により減衰しない前記第2受光素子のもう一つの時分割受光信号のレベル差を比較し、前記被検出体の有無情報を検出し、
前記第1の組から得る前記被検出体の有無情報と前記第2の組から得る前記被検出体の有無情報から被検出体の有無情報を2重に照合検出することを特徴とする光電センサ。 - 請求項4において、前記レベル差の比較を、前記第1投光素子および前記第2投光素子の時分割投光タイミングで行うことを特徴とする光電センサ。
- 請求項1、2、4または5において、
前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出することを特徴とする光電センサ。 - 請求項1、2、4、5または6に記載の前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサであって、
前記第2の組における前記第2投光素子と、
前記第2の組に関する検出が行われる被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1の組における前記第1投光素子を共用し、
前記第2の組における前記第2受光素子と、
前記他の被検出体についての前記第1の組における前記第1受光素子を共用する
ことを特徴とする光電センサ。 - 請求項3に記載の前記光電センサを多段構成し、前記被検出体の複数を検出する光電センサであって、
前記第2の投光素子は、投光信号が交差する被検出体に隣り合わせにある他の被検出体についての前記第1投光素子として共用され、
前記第2受光素子は、前記他の被検出体についての前記第1受光素子として共用されることを特徴とする光電センサ。 - 請求項1〜8の何れかにおいて、
対をなす前記投光部と前記受光部をユニット化したことを特徴とする光電センサ。 - 請求項1〜9の何れかに記載の光電センサを複数備え、
一連の前記投光部に接続された第1の管理子局と、前記投光部に対応する一連の前記受光部に接続された第2の管理子局とを備え、
前記第1の管理子局は、前記投光タイミング信号を創出し、前記第2の管理子局は前記投光タイミング信号に同期する受光信号のタイミング信号を創出する光電センサシステム。 - 請求項10において、
一連の前記投光部と一連の前記受光部の複数が共通のデータ信号線に接続され、前記被検出体の有無情報、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障情報を、上位親局に伝達することを特徴とする光電センサシステム。 - 請求項1、2、4または5に記載の光電センサを備え、
前記第1の組において得られる前記被検出体の有無情報と前記第2の組において得られる前記被検出体の有無情報から前記被検出体の有無情報を2重に照合し、前記被検出体の有無を検出しない場合、前記被検出体の異常状態および/またはセンサ故障を検出することを特徴とする光電センサシステム。
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