JP5377802B2 - エリアセンサシステム - Google Patents

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Description

本発明は、発光部から受光部に至る光の受光部における受光レベルの変化によって検出対象物の有無を検出する光電センサを使用し、検出対象領域における不定形の検出対象物の有無を検出するエリアセンサシステムに関する。
発光部から受光部に至る光の受光部における受光レベルの変化によって検出対象物の有無を検出する光電センサは、広く一般に使用されている。この光電センサを使用した検出システムは、通常、検出対象物がある程度の厚みを有することを前提としているため、検出対象物が極めて薄い場合には、発光部から受光部に至る光が検出対象物により遮られることなく、検出できないことがあった。また、検出対象物が半透明の場合は、受光部における受光レベルの変化が小さくなり、受光部周辺における照明や反射光などの外乱の影響を受けて検出結果が不正確になるという問題があった。
そこで、本出願人は、特許第4472784号公報に開示されている光電センサシステムを提案している。この光電センサシステムでは、受光部を、被検出体(検出対象物)に遮られることのない投光信号を受けるセンサ(基準センサ)、および、被検出体が投光部(発光部)と受光部の間に存在する時には被検出体に遮られる投光信号を受けるセンサ(検出センサ)として機能させ、これら基準センサと検出センサの信号を比較することによって、被検出体の有無を検出する。すなわち、2つの受光信号の差分をとることにより外乱の影響を排除できる。従って、被検出体が極めて薄い場合や半透明体であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体を正確に検出できる。
上記検出システムや光電センサシステムは、同じ形状をした複数の検出対象物が所定の場所に配置される場合に有効であるが、所定の検出対象領域において不定形の検出対象物を検出する、いわゆるエリアセンサシステム(或いはマッピングセンサシステム)も既に広く使用されている。本出願人もまた、そのようなエリアセンサシステムを提案しており、例えば、特開2009−124666号公報には、パイプラック継手にて次々接続されたパイプに立体空間を跨いで投光部と受光部をとりつけ、その間に入る大型物品や不定形物品の存在を感知するセンサシステムが開示されている。
特許第4472784号公報 特開2009−12466号公報
しかしながら、従来のセンサシステムでは、所定の検出対象領域において、薄い不定形物品や、半透明の不定形物品を、外乱の影響を受けることなく正確に検出することはできなかった。
そこで本発明は、所定の検出対象領域において、薄い不定形物品や、半透明の不定形物品を、外乱の影響を受けることなく正確に検出することのできるエリアセンサシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るエリアセンサシステムは、互いに直交する長手方向、幅方向、及び厚み方向の各長さで規定される検出対象領域の前記長手方向に沿って並べて配置され異なるタイミングで発光する複数の発光部と、前記複数の発光部の各々に対し、前記検出対象領域を挟んで前記検出対象領域の幅方向に対向する複数の受光部と、前記受光部から検出情報を受け前記検出対象領域内の検出対象物の有無を判断する管理判断手段を備える。
前記受光部は、前記発光部からの異なる3つの発光により第一受光レベルと、第二受光レベルと、第三受光レベルを得て、これらの比較判断処理を行う検出判断手段を有する。
前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二受光レベルの差、前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差、または前記第二受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が所定の閾値以上の場合に検出有りの情報を、それ以外の場合に検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡す。
前記管理判断手段は、前記検出有りの情報を受けた場合に前記検出対象物が有ると判断する。
前記発光部からの所定の光軸による受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記光軸に対し角度の異なる2つの光軸による受光レベルの各々を前記第二受光レベル、および前記第三受光レベルとしてもよい。
前記受光部の正面に配置された前記発光部からの発光の受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記正面に配置された発光部に隣接して配置された前記発光部からの発光の受光レベルの一方を前記第二受光レベルとし、他方を前記第三受光レベルとしてもよい。そして、前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二レベルの差、または前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が前記閾値以上の場合に前記検出有りの情報を、それ以外の場合に前記検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡してもよい。
前記発光部の正面に配置された前記受光部における受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記正面に配置された受光部に隣接して配置された前記受光部における受光レベルの一方を前記第二受光レベルとし、他方を前記第三受光レベルとしてもよい。そして、前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二レベルの差の絶対値が所定の閾値以上の場合、または前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が前記閾値以上の場合に検出有りの情報を、それ以外の場合に検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡してもよい。
前記受光部の各々は、前記第一受光レベルと、前記第二受光レベルと、前記第三受光レベルの各々をレベルデータとして記憶する記憶手段を有し、時分割受光信号のレベルとして前記記憶手段に記憶し、前記第一受光レベルと、前記第二受光レベルと、前記第三受光レベルの全レベルを得たタイミングで前記比較判断処理が行われるものであってもよい。
また、本発明に係るエリアセンサシステムは、前記長手方向の両端に配置された前記発光部に対し前記厚み方向に間隔を開けて前記発光部を配置し、前記長手方向の両端に配置された前記受光部に対し前記厚み方向に間隔を開けて前記受光部を配置したものであってもよい。
前記管理判断手段は、前記検出有りの情報を送出した前記受光部の配置された位置を、前記長手方向における前記検出対象物の端の位置と判断するものであってもよい。
更に、前記管理判断手段は、前記受光部が配置されているピッチと、前記端の位置に基づいて、前記検出対象物の長さの判断を行うものであってもよい。
本発明に係るエリアセンサシステムでは、検出対象領域に検出対象物が存在する場合、検出対象領域の長手方向に並んだ、発光部から受光部に至る複数の光路の何れかが検出対象物により遮られることになる。そして、検出対象領域の長手方向の検出対象物の端部近傍においては、検出対象物により遮られる光路と遮られない光路の双方が存在することになる。そこで、隣接する光路の受光レベルを、すなわち第一受光レベル、第二受光レベル、および第三受光レベルを比較し、これらに差が認められるかどうかを計測することにより、検出対象物の存在を検出できる。しかもその差の認められた位置に検出対象物の端が配置されているものと判断できる。すなわち、不定形物品の存在を検出することができる。しかも、受光部の検出判断手段は、2つの受光レベルの差分をとるため、外乱の影響を排除でき、検出対象物が極めて薄い場合や半透明体であっても、外乱の影響を受けることなく被検出体物を正確に検出できる。
本発明に係るエリアセンサシステムの実施形態の構成図である。 図1のA−A矢視線に沿った検出対象領域の縦断面図である。 発光部の機能ブロック図である。 受光部の機能ブロック図である。 親局の機能ブロック図である。 LDn信号と受光レベル信号のタイミングを伝送クロック信号との関係において示すチャート図である。 受光レベル信号と発光部のLDn信号との対応関係を示すテーブル図である。 本発明に係るエリアセンサシステムの他の実施形態における検出対象領域の縦断面図である。 同エリアセンサシステムの検出対象領域において検出対象物の移動により、長さ方向の最下位および最上位において厚み方向に間隔を開けて配置されている受光部が検出対象領域の幅方向に検出対象物と重ならない状態となった縦断面図である。
図1〜7を参照しながら、本発明に係るエリアセンサシステムの実施例を説明する。
図1および2に示すように、このエリアセンサシステムは、検出対象領域1内の検出対象物2の有無と、検出対象物2の荷姿を検出するためのものである。検出対象領域1は、互いに直交する長手方向Y、幅方向X、及び厚み方向Zの各長さで規定されており、複数の発光部3が長手方向Yに沿って並べて配置されている。また、これら複数の発光部3の各々に対し、検出対象領域1を挟んで幅方向Xに対向する複数の受光部4が並べて配置されている。なお検出対象領域1の各方向の長さは使用状況に応じて任意に設定することができるが、幅方向Xの長さは、発光部3どうし、および受光部4どうしのピッチに対し十分長いものとする。
発光部3の各々、および受光部4の各々は、共通データ信号線DP、DNに接続されている。そして、共通データ信号線DP、DNには、親局5が接続されている。親局5は、図5に示すように、出力データ部50、タイミング発生部51、親局出力部54、親局入力部57、および入力データ部60を備える。そして、一連のパルス状信号である制御データ信号(以下、伝送クロック信号というものとする)を共通データ信号線DP、DNに送出するとともに、受光部4から送出された監視データ信号を並列データに変換し、監視データ64として制御部1の入力ユニット62へ送出する。
出力データ部50は、制御部1の出力ユニット61から制御データ63として受けた並列データをシリアルデータとして親局出力部54へ引き渡す。
タイミング発生部51は、発振回路(OSC)52、タイミング発生手段53からなり、OSC52を基にタイミング発生手段53が、このシステムのタイミングクロックを生成し親局出力部54および親局入力部57に引き渡す。
親局出力部54は、制御データ発生手段55とラインドライバ56からなり、出力データ部50から受けたデータと、タイミング発生部51から受けたタイミングクロックに基づき、ラインドライバ56を介して共通データ信号線DP、DNに一連のパルス状信号として伝送クロック信号を送出する。
親局入力部57は監視データ信号検出手段58と監視データ抽出手段59で構成され、入力データ部60へ直列の入力データを送出する。監視データ信号検出手段59は、共通データ信号線DP、DNを経由して受光部4から送出された監視データ信号を検出する。受光部4から送出される監視データ信号のデータ値は、後述のように、伝送クロック信号における1周期の前半(低電位レベルの期間)の電圧レベルで表わされており、スタート信号が送信された後、受光部4の各々から順次受け取るものとなっている。監視データ信号のデータは、タイミング発生手段51の信号に同期して監視データ抽出手段59で抽出され、直列の入力データとして入力データ部60に送出される。入力データ部60は、親局入力部57から受け取った直列の入力データを並列(パラレル)データに変換し、監視データ64として制御部6の入力ユニット62へ送出する。
制御部6は、例えばプログラマブルコントローラ、コンピュータ等であり、CPUを構成に持つ管理判断手段65を備える。親局5から入力ユニット62に引き渡された監視データ64は、入力ユニット62からこの管理判断手段65に引き渡される。管理判断手段65は、その監視データ64に基づいて検出対象物2の有無を判断するとともに、検出対象物2の荷姿を算出する。
発光部3は、図3に示すように、発光素子31と、発光素子31の発光を制御するMCU32を備えている。MCU32には、共通データ信号線DP、DNの間の電位差を分割抵抗R1、R2で分割して得られた分割信号が入力端子CKから入力される。そして、共通データ信号線DP、DNの伝送クロック信号に基づいて、出力端子LDから後述するLDn信号が出力され、発光素子31はこのLDn信号に応じて発光するものとなっている。
受光部4は、図4に示すように、受光素子41と、後述する受光レベル信号PDnをデジタル信号に変換するA/D変換器42と、検出判断処理を行うMCU43とを備える。なお、MCU43は、本発明の検出判断手段に相当するものである。MCU43の入力端子ADATには、受光素子41の受光レベル信号PDnに対応するデジタルデータが、A/D変換器42を介して入力される。そして、入力されたデジタルデータに基づき得られた3つの受光レベル(第一受光レベル、第二受光レベル、および第三受光レベル)の比較判断処理を行い、検出有りの情報、或いは検出無しの情報を監視データ信号(本発明の検出情報に相当する)として共通データ信号線DP、DNに送出するものとなっている。
次に、このエリアセンサシステムの動作について説明する。
既述の通り、共通データ信号線DP、DNには、親局5から伝送クロック信号が送出されている。この伝送クロック信号は、図6に示すように、1周期の後半が高電位レベル(この実施例では+24V)と、前半が低電位レベル(この実施例では+12Vまたは0V)とされる。そして、低電位レベル期間が発光部3による出力期間とされるとともに、受光部4による検出情報の入力期間とされている。また、伝送クロック信号の最初にはスタート信号(StartBit)が形成される。スタート信号は、伝送クロック信号の高電位レベルと同じ電位レベルであって、伝送クロック信号の1周期より長い信号とされる。
発光部3のMCU32は、スタート信号を起点として一連のパルス状信号のパルスをカウントする。そして、そのカウント値がROMに設定されている自局アドレスと一致したときに、その自局アドレスに対応するパルスの出力期間に出力端子LDからLDn信号(nは連続する整数)を出力し発光素子31を発光させる。すなわち、図6に示すように、図1において最下位に配置された1番目の発光部1のLD1信号はその発光部1のアドレスADRS1に対応するパルスの低電圧期間にのみ生成され、以後同様に、LD2信号はアドレスADRS2に対応するパルスの低電圧期間に、LDn信号はアドレスADRSnに対応するパルスの低電圧期間に、生成されることになる。従って、各発光素子31が発光するのは、各発光部3の自局アドレスに対応するパルス期間のみとなるため、複数の発光素子31の各発光が相互に干渉することはない。
受光部4のMCU42も、同様に、伝送クロック信号の始まりを示すスタート信号を起点として一連のパルス状信号のパルスをカウントする。そして、そのカウント値が、ROMに設定されている自局アドレスの一つ前のアドレス(以後、第一アドレスとする)と一致したときに、その第一アドレスに対応するパルスの期間にイネーブル信号を出力端子ENから出力し、このときの受光素子41の受光レベル信号PDn(nは連続する整数)に対応するデジタルデータを取り込む。そして、そのデジタルデータに基づく第二受光レベルをRAMに記憶する。伝送クロック信号の次のパルス期間においても同様の処理を行い取り込まれたデジタルデータに基づく第一受光レベルをRAMに記憶する。更に、伝送クロック信号の次のパルス期間においても同様の処理を行い取り込まれたデジタルデータに基づく第三受光レベルをRAMに記憶する。例えば、図6に示すように、図1において下から2番目に配置された受光部4の受光素子41の受光レベル信号PD2は、図1において最下位、下から2番目および下から3番目に配置されたそれぞれの発光部3からの3つの受光レベルが出現するため、それぞれを、(図6における左側から)第二受光レベル、第一受光レベル、第三受光レベルとしてRAMに記憶する。なお、最下位に配置された受光部4では第二受光レベルを得ることができないため、検出には用いられない。
すなわち、各受光部4において記憶される受光レベルと発光部3との対応関係は、図7に示すテーブルとして表すことができる。図1において下からn番目に配置された受光部4について説明すると、図1において下からn番目に配置された発光部3(正面に配置された発光部3)からの発光の受光レベルDnnsが第一受光レベルとなる。また、図1において下から(n−1)番目に配置された発光部3からの受光レベルD(n−1)ndが第二受光レベルと、図1において下から(n+1)番目に配置された発光部3からの受光レベルD(n+1)nuが第三受光レベルとなる。なお、添え字sは正面であることを、添え字dは下側であることを、添え字uは上側であることを示している。
MCU43は、第三受光レベルD(n+1)nuが得られたタイミングで、第一受光レベルDnnsと第二受光レベルD(n−1)ndの差の絶対値、および、第一受光レベルDnnsと第三受光レベルD(n+1)nuの差の絶対値を算出する。そして、いずれかの値が所定の閾値以上の場合には検出有りの情報(データ値“1”)を、それ以外の場合に検出無しの情報(データ値“0”)をRAMに記憶する。例えば、図1において下から2番目に配置されている受光部4においては、図7に示す第一受光レベルD22s、第二受光レベル、D12dおよび第三受光レベルD32uのいずれもが同じものとなるため、これらの差の絶対値は、各発光部3および各受光部4のピッチ距離より発光部3と受光部4間の距離がかなり長い場合、ぼぼ0となり、所定の閾値以下となるため、検出無しの情報であるデータ値“0”が記憶される。一方、図1において下から3番目に配置されている受光部3は、検出対象物2の端部近傍に位置しており、検出対象物2により遮られる光路と遮られない光路の双方が存在している。そのため、図7に示す第一受光レベルD33sと第三受光レベルD43uは、第二受光レベルD23dよりも小さいものとなり、第一受光レベルD33sと第二受光レベルD23dの差の絶対値が前記閾値以上となるため、検出有りの情報であるデータ値“1”が記憶される。
MCU43のRAMに記憶された検出情報データは、その検出情報データが記憶された伝送クロック信号のフレームの次のフレームで、自局アドレスに対応するパルスの入力期間に、共通データ信号線DP、DNに送出される。具体的には、自局アドレスに対応するパルスの入力期間開始時においてRAMに記憶されているデータ値に相応する信号を出力端子OUTからトランジスタTR0のベースへ出力する。すなわち、検出有りを示す”1”であれば、トランジスタTR0が”on”となり、検出無しを示す”0”であれば、トランジスタTR0が”off”となる。従って、検出有りであれば、トランジスタTR0に”on”電流が流れることで電圧が降下し、電圧レベルが0V近傍となり、その信号が共通データ信号線DP、DN上に伝送される。一方、検出無しであれば、トランジスタTR0が”off”電流となり、電圧が降下せず電圧レベルが12V近傍となる信号が共通データ信号線DP、DN上に伝送される。すなわち、伝送クロック信号の1周期における低電圧期間の電圧が下がった形で共通データ信号線DP、DN上に監視データ信号として送出されることになる。
監視データ信号として共通データ信号線DP、DNに送出された、各受光部4における検出有り、または検出無しの情報は、親局5で抽出され、制御部6に引き渡される。そして、制御部6の管理判断手段65では、検出有りの情報を受けた場合、検出対象物が有ると判断する。また、検出有りの情報を送出した受光部4の配置された位置を、長手方向Yにおける検出対象物2の端の位置と判断し、受光部4が配置されているピッチに基づいて、検出対象物2の長さの判断を行う。例えば、図1に示す検出対象物2の場合、下から3番目と7番目に配置されている受光部4の位置が長手方向Yにおける端の位置と判断し、受光部4のピッチが10cmであれば、長さは40cmであると判断する。
なお、この判断は、親局5が行なうものとしてもよい。
なお、第一受光レベル、第二受光レベル、第三受光レベルは、発光部3からの所定の光軸による受光レベルを第一受光レベルとした場合に、その光軸に対し角度の異なる2つの光軸による受光レベルの各々が第二受光レベルおよび第三受光レベルとなればよく、どの受光レベルをどのように定義するかは、使用状況に応じて適宜決めることができる。例えば、図7において、所定のLDn信号に対し、第一受光レベルをDnnsと、第二受光レベルDn(n−1)uと、第三受光レベルをDn(n+1)dとしてもよい。具体的には、図1において下から2番目に配置されている発光部3が発光したタイミングでは、図1において最下位に配置された受光部4の受光レベルD21uを第二受光レベルと、図1において下から2番目に配置されている受光部4の受光レベルD22sを第一受光レベルと、図1において下から3番目に配置されている受光部4の受光レベルD23dを第三受光レベルとしてもよい。この場合、下から2番目に配置されている受光部4が、両隣に配置されている各受光部4から受光レベルD21u、D23dを受け取り、比較判断処理を行うことになる。
このエリアセンサは、検出対象領域1を検出対象物2が通過する場合にも、その有無を検出することができる。また、検出対象領域1の厚み方向Zを検出対象物2の移動方向にとり、長手方向の両端に配置された発光部3、および受光部4に対し厚み方向Zに間隔を開けて発光部3、および受光部4を配置することで、検出対象物2の長さが検出対象領域1の長さを超える場合にも、その有無を検出することが可能となる。図8および図9に、長手方向の両端に配置された発光部および受光部に対し、厚み方向に間隔を開けて発光部および受光部を配置した実施形態を示す。なお、図8および図9において、図1〜7に示す実施形態と実質的に同じ部分には同一符号を付し、その説明を省略または簡略化するものとする。
図8に、示すように、検出対象物2の長さが検出対象領域1の長さを超える場合、発光部3から受光部4に至る全ての光路は検出対象物2により遮られる。しかしながら、検出対象物2が、図8の白抜矢線の方向に移動すると、長さ方向Yの最下位および最上位において厚み方向Zに間隔を開けて配置されている発光部(図示せず)、および受光部4aは、検出対象領域1の幅方向Xに検出対象物2と重ならない状態となる。そのため、これら、幅方向Xに検出対象物2と重ならない状態にある発光部および受光部4aが始点や終点となる光路による受光レベルを利用して、検出対象物2の有無を検出することができる。
1 検出対象領域
2 検出対象物
3 発光部
4、4a 受光部
5 親局
6 制御部
31 発光素子
32、43 MCU
41 受光素子
42 A/D変換器
50 出力データ部
51 タイミング発生部
52 発振回路(OSC)
53 タイミング発生手段
54 親局出力部
55 制御データ発生手段
56 ラインドライバ
57 親局入力部
58 監視データ信号検出手段
59 監視データ抽出手段
60 入力データ部
61 出力ユニット
62 入力ユニット
63 制御データ
64 監視データ
65 管理判断手段
DP、DN 共通データ信号線
R1、R2 抵抗
TR0 トランジスタ

Claims (8)

  1. 互いに直交する長手方向、幅方向、及び厚み方向の各長さで規定される検出対象領域の前記長手方向に沿って並べて配置され異なるタイミングで順次発光する複数の発光部と、
    前記複数の発光部の各々に対し、前記検出対象領域を挟んで前記検出対象領域の幅方向に対向する複数の受光部と、
    前記受光部から検出情報を受け前記検出対象領域内の検出対象物の有無を判断する管理判断手段を備え、
    前記受光部は、自局の正面に対向する前記発光部からの発光、および前記正面に対向する発光部の発光タイミングに前後するタイミングでの発光により第一受光レベルと、第二受光レベルと、第三受光レベルを得て、これらの比較判断処理を行なう検出判断手段を有し、
    前記第一受光レベル、前記第二受光レベルおよび前記第三受光レベルは、前記検出対象物により遮られる光路を経たときと、前記検出対象物に遮られない光路を経たときとで差が生じ、
    前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二受光レベルの差、前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差、または前記第二受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が所定の閾値以上の場合に前記検出対象物の端部の検出有りの情報を、それ以外の場合に前記検出対象物の端部の検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡し、
    前記管理判断手段は、前記検出有りの情報を受けた場合に前記検出対象物が有ると判断することを特徴とするエリアセンサシステム。
  2. 前記発光部からの所定の光軸による受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記光軸に対し角度の異なる2つの光軸による受光レベルの各々を前記第二受光レベル、および前記第三受光レベルとする請求項1に記載のエリアセンサシステム。
  3. 前記受光部の正面に配置された前記発光部からの発光の受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記正面に配置された発光部に隣接して配置された前記発光部からの発光の受光レベルの一方を前記第二受光レベルとし、他方を前記第三受光レベルとし、前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二レベルの差、または前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が前記閾値以上の場合に前記検出有りの情報を、それ以外の場合に前記検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡す請求項2に記載のエリアセンサシステム。
  4. 前記発光部の正面に配置された前記受光部における受光レベルを前記第一受光レベルとし、前記正面に配置された受光部に隣接して配置された前記受光部における受光レベルの一方を前記第二受光レベルとし、他方を前記第三受光レベルとし、前記検出判断手段は、前記第一受光レベルと前記第二レベルの差の絶対値が所定の閾値以上の場合、または前記第一受光レベルと前記第三受光レベルの差の絶対値が前記閾値以上の場合に検出有りの情報を、それ以外の場合に検出無しの情報を前記検出情報として前記管理判断手段に引き渡す請求項2に記載のエリアセンサシステム。
  5. 前記受光部の各々は、前記第一受光レベルと、前記第二受光レベルと、前記第三受光レベルの各々をレベルデータとして記憶する記憶手段を有し、時分割受光信号のレベルとして前記記憶手段に記憶し、前記第一受光レベルと、前記第二受光レベルと、前記第三受光レベルの全レベルを得たタイミングで前記比較判断処理が行われる請求項3に記載のエリアセンサシステム。
  6. 前記長手方向の両端に配置された前記発光部に対し前記厚み方向に間隔を開けて前記発光部を配置し、前記長手方向の両端に配置された前記受光部に対し前記厚み方向に間隔を開けて前記受光部を配置する請求項1〜5に記載のエリアセンサシステム。
  7. 前記管理判断手段は、前記検出有りの情報を送出した前記受光部の配置された位置を、前記長手方向における前記検出対象物の端の位置と判断する請求項1〜6の何れか一つの項に記載のエリアセンサシステム。
  8. 前記管理判断手段は、前記受光部が配置されているピッチと、前記端の位置に基づいて、前記検出対象物の長さの判断を行なう請求項7に記載のエリアセンサシステム。
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