JP2008145159A - 光学式変位センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出対象物の位置が検出対象物の厚みよりも大きく変動する場合であっても、検出対象物を正しく検出することができる光学式変位センサを提供する。
【解決手段】 検出対象物に投射光L1を照射する投光器11と、検出対象物による反射光L2を受光する受光器14と、受光器14の出力に基づいて検出対象物の変位量を算出する変位量算出部31と、変位量を一定の時間間隔でサンプリングして変位量の差分値を求める差分値生成部33と、差分値をプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bと比較する差分値比較部34と、この比較結果に基づいて検出対象物の有無を示す検出信号を出力する対象物検出処理部35により構成される。対象物検出処理部35は、差分値及びプラス側閾値37aの比較結果、及び、差分値及びマイナス側閾値37bの比較結果のいずれか一方の比較結果に基づいて検出信号をオンさせ、他方の比較結果に基づいて検出信号をオフさせる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光学式変位センサに係り、さらに詳しくは、検出対象物に投射光を照射した際の検出対象物による反射光を受光する受光器の出力に基づいて検出対象物を検知する光学式変位センサの改良に関する。
検出対象物に光を照射して検出対象物の有無を検知するセンサとして、光電センサや光学式変位センサが知られている。光電センサは、投光器から出射された投射光が受光器で受光されるか否かに基づいて、検出対象物の有無を判別するセンサである(例えば、特許文献1)。光学式変位センサは、検出対象物に投射光を照射した際の検出対象物による反射光に基づいて検出対象物の変位量を算出し、算出した変位量に基づいて検出対象物の有無を判別するセンサである。
受光器において検出される受光量は、検出対象物の色や材質により変化することから、単に検出された受光量に基づいて判別を行う光電センサに比べて、光学式変位センサは、対象物の色及び材質に影響されることなく対象物の有無を判別することができる。また、検出対象物による反射光を受光する受光器が線状に配置された複数の受光素子からなる変位センサでは、受光素子ごとの受光量に基づいて受光器上における受光スポットの1次元位置が判別される。検出対象物の変位量は、この様にして得られる受光スポットの位置の判別結果に基づいて算出される。
図16は、従来の光学式変位センサ100の構成を示した図であり、投光器101から出射された投射光が受光ユニット104で受光されるまでの様子が模式的に示されている。この光学式変位センサ100は、投光器101と、受光レンズ102及び受光器103からなる受光ユニット104により構成される。投光器101は、作業台110上に載置されたワーク(検出対象物)120に投射光を照射するための光源装置である。受光レンズ102は、投射光のワーク120による反射光を受光器103上に集光させるための集光レンズである。受光器103は、ワーク120からの反射光を受光する受光装置であり、受光スポットの位置に応じた信号が出力される。投光器101からワーク120に照射された光は、ワーク120上で反射され、ワーク120上における照射点の高さ、すなわち、投射光の光軸方向に関する位置に応じて異なる受光器103上の位置に集光することとなる。変位センサ100では、この様な受光器103上における受光スポットの1次元位置が受光器103の出力に基づいて判別され、その判別結果に基づいてワーク120の変位量が算出される。
図17は、製造ライン上に配置された光学式変位センサ100を示した図である。変位センサ100は、通常、作業台110上をライン方向に搬送されるワーク120の有無検出に用いられる。このとき、投射光が照射される変位センサ100の直下にワーク120が存在する場合と存在しない場合とでは、受光スポットの位置が異なることとなる。変位センサ100は、ワーク120が存在するか否かに応じて受光スポットの位置が異なり、ワーク120の変位量が変化することを利用してワーク120の有無を検出している。
図18は、光学式変位センサ100におけるワーク検出時の動作を示したタイミングチャートであり、変位量の検出値及びワーク120の有無を示すセンサ出力が示されている。変位量の検出値は、投射光の光軸方向に関する照射点の位置であり、受光スポットの位置に基づいて算出される。ワーク120が存在する場合に得られる変位量の検出値x200は、ワーク120が存在しない場合の検出値x100に比べて大きくなっている。閾値u100は、ワーク120の有無判別のための閾値であり、投射光の光軸方向に関するワークの厚みに応じて予め定められる(x100<u100<x200)。センサ出力は、変位量の検出値が閾値u100よりも小さくなると、オフされ、電圧レベルがハイレベルからローレベルに切り替えられる。また、変位量の検出値が閾値u100よりも大きくなると、オンされ、電圧レベルがローレベルからハイレベルに切り替えられる。変位センサ100では、この様に変位量の検出値を閾値u100と比較することにより、ワーク120の有無が判別される。
特開2006−80896号公報
一般に、ワークがベルトコンベア上に載置されて搬送されてくるような場合、ベルトコンベアに揺れやうねり、バタツキが生じると、ワークの位置が投射光の光軸方向に関して変動することとなる。上述した様な従来の光学式変位センサでは、投射光の光軸方向に関するワークの厚みに応じて定められる閾値と、高さの検出値を比較することによりワークの有無を判別していることから、揺れやうねり、バタツキによる位置の変動量がワークの厚みよりも大きくなると、ワークの有無を正しく判別することができなくなってしまうという問題があった。
図19は、光学式変位センサ100におけるワーク検出時の動作を示した図であり、ワークの位置が投射光の光軸方向に変動する場合が示されている。ベルトコンベアを作業台110として、複数のワーク120がベルトコンベア上に載置されており、これらのワーク120がベルトコンベアにより順次に変位センサ100の直下に搬送される。このベルトコンベアには、大きなうねりが生じており、うねりのピークA100に比べて低い位置に存在するワーク120は、ワーク120がうねりのピークA100よりも低くなってしまう場合が生じる。この様な場合には、ワーク120の有無を正しく判別することができないという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、検出対象物の有無を検出する際の検出精度を向上させた光学式変位センサを提供することを目的とする。特に、検出対象物の位置が投射光の光軸方向に検出対象物の厚みよりも大きく変動する場合であっても、検出対象物を正しく検出することができる光学式変位センサを提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、検出対象物が配置される作業台の揺れ、うねり又はバタツキによる検出値のバラツキを抑制させることができる光学式変位センサを提供することにある。
第1の本発明による光学式変位センサは、検出対象物に投射光を照射する投光器と、上記投射光の上記検出対象物による反射光を受光する受光器と、上記受光器の出力に基づいて受光器上における受光スポットの1次元位置を判別し、この判別結果に基づいて上記検出対象物の変位量を算出する変位量算出手段と、上記変位量算出手段により算出された変位量を一定の時間間隔でサンプリングし、前回までにサンプリングされた変位量の代表量と今回サンプリングされた変位量との差分値を求める差分値生成手段と、上記差分値生成手段により求められた差分値を正のプラス側閾値及び負のマイナス側閾値と比較する差分値比較手段と、上記差分値比較手段による比較結果に基づいて上記検出対象物の有無を判別し、この判別結果を示す検出信号を出力する対象物検出手段とを備え、上記対象物検出手段が、差分値及びプラス側閾値の比較結果、及び、差分値及びマイナス側閾値の比較結果のいずれか一方の比較結果に基づいて検出信号をオンさせ、他方の比較結果に基づいて検出信号をオフさせるように構成される。
この光学式変位センサでは、受光器上における受光スポットの1次元位置に基づいて算出された変位量が一定の時間間隔でサンプリングされ、前回までにサンプリングされた変位量の代表量と今回サンプリングされた変位量とから変位量の差分値が求められる。そして、求められた差分値が正のプラス側閾値及び負のマイナス側閾値と比較され、その比較結果に基づいて検出信号が出力される。その際、検出対象物の有無の判別結果を示す検出信号は、プラス側閾値又はマイナス側閾値のいずれか一方との比較結果に基づいてオンされ、他方との比較結果に基づいてオフされる。ここで、上記変位量の代表量とは、例えば、前回サンプリングされた変位量、前回までに得られた変位量についての単純平均値、或いは、前回までの変位量についての移動平均値のことであるものとする。
一般に、検出対象物の位置が投射光の光軸方向に関して変動する場合であっても、その位置変動の周期が変位量をサンプリングする際の時間間隔に比べて長ければ、変位量の差分値は、検出対象物の存在によって大きく変化すると考えられる。本発明による光学式変位センサは、上記構成を採用することにより、変位量の差分値に基づいて検出対象物の有無を判別するので、検出対象物の位置が投射光の光軸方向に検出対象物の厚みよりも大きく変動する場合であっても、検出対象物を正しく検出することができる。
第2の本発明による光学式変位センサは、上記構成に加え、上記対象物検出手段が、差分値がプラス側閾値を正方向に越えた場合に検出信号をオンさせ、差分値がマイナス側閾値を負方向に越えた場合に検出信号をオフさせるように構成される。
第3の本発明による光学式変位センサは、上記構成に加え、上記変位量算出手段により算出された変位量を記憶する変位量記憶手段と、上記変位量記憶手段に記憶されている変位量を表示する変位量表示手段と、新たに変位量が得られた場合に、上記変位量記憶手段から読み出した変位量、及び、上記変位量算出手段により算出された変位量のいずれかを上記差分値比較手段による比較結果に基づいて選択し、上記変位量記憶手段を書き換える変位量更新手段とを備えて構成される。この様な構成によれば、差分値とプラス側閾値及びマイナス側閾値の比較結果に基づいて変位量記憶手段が書き換えられ、変位量の検出値が更新されることとなるので、検出対象物が配置される作業台の揺れ、うねり又はバタツキによる検出値のバラツキを抑制させることができる。
第4の本発明による光学式変位センサは、上記構成に加え、上記受光器の出力に基づいて、受光器上における受光スポットの個数を判別するスポット数判別手段を備え、上記変位量更新手段が、受光スポットの個数が1つである場合に変位量記憶手段の書き換えを行い、それ以外の場合には書き換えを行わないように構成される。この様な構成によれば、受光器上における受光スポットの個数が1つであると判別された場合にのみ、変位量の検出値が更新されるので、検出対象物による反射光に多重反射によるものが含まれるような場合に変位量の検出値がばらつくのを抑制させることができる。
第5の本発明による光学式変位センサは、上記構成に加え、上記受光器の出力に基づいて、上記受光スポットの幅を判別するスポット幅判別手段を備え、上記変位量更新手段が、受光スポットの個数が1つである場合に上記スポット幅判別手段による判別結果に基づいて変位量記憶手段の書き換えを行うように構成される。
第6の本発明による光学式変位センサは、上記構成に加え、上記受光器の出力に基づいて、受光器上における受光スポットの個数を判別するスポット数判別手段を備え、上記変位量算出手段が、受光スポットの個数が1つである場合に当該受光スポットの1次元位置を判別して変位量を算出する処理を行い、それ以外の場合には変位量の算出処理を行わず、上記差分値生成手段が、サンプリング時に新たな変位量が得られなかった場合に次のサンプリングまで差分値を求める処理を行わず、新たな変位量が得られた場合には当該新たな変位量及び前回得られた変位量から差分値を求めるように構成される。一般に、検出対象物の端部で投射光が不規則に反射された場合、受光器上における光量分布に歪が生じると考えられる。この様な場合には、受光スポットの位置を正しく判別することができず、或いは、判別することができても誤って判別してしまうことが少なくない。本発明による光学式変位センサでは、上記構成により、受光スポットの個数の判別結果に基づいて変位量の算出処理が行われ、新たな変位量が得られた場合にのみ差分値を求めて検出対象物の有無が判別される。このため、上述した様な場合には、差分値に基づく有無判別は行われず、光量分布に歪が生じていない場合にのみ有無判別が行われるので、対象物検出の精度を向上させることができる。
本発明による光学式変位センサによれば、変位量の差分値に基づいて検出対象物の有無を判別するので、検出対象物の位置が投射光の光軸方向に検出対象物の厚みよりも大きく変動する場合であっても、検出対象物を正しく検出することができ、検出対象物の有無を検出する際の検出精度を向上させることができる。また、差分値とプラス側閾値及びマイナス側閾値の比較結果に基づいて変位量記憶手段が書き換えられ、変位量の検出値が更新されるので、検出対象物が配置される作業台の揺れ、うねり又はバタツキによる検出値のバラツキを抑制させることができる。
図1は、本発明の実施の形態による光学式変位センサの概略構成の一例を示した斜視図であり、光学式変位センサの一例として、投射光L1を照射した際の反射光L2に基づいてワークA1の有無を検知する光学式変位計1が示されている。この光学式変位計1は、ヘッドユニット2、伝送ケーブル3及び本体ユニット4からなる検出装置であり、作業台A2上に載置されたワークA1の検出を行っている。
ヘッドユニット2は、ワークA1に投射光L1を照射する投光器と、投射光L1のワークA1による反射光L2を受光する受光器を有し、受光器の出力に基づいて投光器の出力調整を行う直方体形状からなるユニットである。ヘッドユニット2は、例えば、ワークA1の製造ライン上に配置され、直下方向に投射光L1を射出する。
伝送ケーブル3は、ヘッドユニット2に電力を供給し、受光器の出力を本体ユニット4に伝送するとともに、制御信号を本体ユニット4からヘッドユニット2に伝送するためのケーブルである。
本体ユニット4は、受光器上における受光スポットを検出し、その検出結果に基づいてワークA1の有無の判別や変位量の算出を行うユニットである。本体ユニット4の筐体における1つの面には、各種操作キーと、ワークA1の有無や測定結果などを表示するための表示部が配置されている。
なお、受光器の出力に基づいて行われる受光スポットの検出は、図示しないPLC(Programmable Logic Controller:プラグラマブルロジックコントローラ)などの外部機器から入力されるタイミング信号をトリガとして行われるものとする。
図2は、図1の光学式変位計1におけるヘッドユニット2の一構成例を示した外観図である。このヘッドユニット2は、筐体内に、投光器11、投光レンズ12、受光レンズ13及び受光器14を備え、筐体側面には、LED表示灯15a〜15cからなるヘッドインジケータ15が配置されている。
投光器11は、投射光L1を生成する光源装置であり、LD(レーザーダイオード)などの発光素子からなる。投光レンズ12は、投光器11から出射された投射光L1を集光するための集光レンズであり、投光器11よりもワークA1側に配置されている。この投光レンズ12を透過した投射光L1は、筐体前面に設けられた矩形状の投光窓2aを介してワークA1に照射される。
受光レンズ13は、投射光L1をワークA1に照射した際のワークA1による反射光L2を受光器14上に集光させるための集光レンズであり、筐体前面に設けられた受光窓2bを介して反射光L2が入射される。受光器14は、ワークA1からの反射光L2を受光する複数の受光素子が線状に配置された撮像装置であり、各受光素子から受光量に応じた信号が出力される。具体的には、複数のPD(フォトダイオード)が直線上に配置されたラインCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)が受光器14として用いられる。
投光器11からワークA1に照射された光は、ワークA1上で反射され、ワークA1上における照射点の高さ、すなわち、作業台A2からの距離に応じて異なる受光器14上の位置に集光することとなる。なお、照射点の高さの変化による受光器14上における受光スポットの位置の変化が判別可能であれば、複数の受光素子が面状に配置された撮像素子を受光器14として用いても良い。
一般に、投射光L1を直下方向に照射する場合、照射点の高さが変化すると、受光レンズ13に対する反射光L2の入射角度も変化する。この様な場合に、受光レンズ13の主面を含む平面と、受光器14における各受光素子の配列方向を示す直線とが投射光L1の光軸上で交わるように、受光レンズ13及び受光器14を配置すれば、シャインプルーフの原理により、常に反射光L2を受光器14上で結像させることができる。
LED表示灯15aは、投射光L1の出力状態を示す表示灯であり、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)からなる。このLED表示灯15aは、例えば、投射光L1が照射中である場合に緑色に点灯し、照射中でない場合に消灯する。LED表示灯15bは、本体ユニット4のセンサ出力状態を示す表示灯であり、例えば、センサ出力がオン状態である場合に消灯し、オフ状態である場合に赤色に点灯する。
LED表示灯15cは、ワークA1上における多重反射の有無を示す表示灯であり、例えば、ワークA1からの反射光L2に多重反射によるものを含む場合に緑色に点灯し、多重反射を含まない場合に消灯する。
図3は、図1の光学式変位計1における本体ユニット4の構成例を示した外観図であり、表示部21、セットキー22及び方向キー23が設けられた筐体側面の様子が示されている。表示部21は、各種のLED表示灯24,25,27,28と、7セグメントLED表示部26からなる。LED表示灯24は、投射光L1の出力状態を示す表示灯であり、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)からなる。このLED表示灯24は、例えば、投射光L1が照射中である場合に緑色に点灯し、照射中でない場合に消灯する。
LED表示灯25は、本体ユニット4のセンサ出力状態を示す表示灯であり、例えば、センサ出力がオン状態である場合に消灯し、オフ状態である場合に赤色に点灯する。LED表示灯27は、動作モードを示す表示灯である。
LED表示灯28は、ワークA1上における多重反射の有無を示す表示灯であり、例えば、ワークA1からの反射光L2に多重反射によるものを含む場合に緑色に点灯し、多重反射を含まない場合に消灯する。
7セグメントLED表示部26は、変位量の検出結果などを文字で表示する表示装置であり、表示部21内の中央に配置された6つの7セグメントLEDからなる。各7セグメントLEDは、筐体側面の長手方向に配列されている。
セットキー22は、ワークA1の有無を判別する際や計測値を出力する際の基準点を指定するための操作キーであり、筐体側面の左端部に配置されている。ここでは、セットキー22に関して、通常押し及び長押しの2つの異なる操作入力が可能であり、操作方法に応じた入力が行われるものとする。通常押しは、所定時間に達する前にオン状態を終了させる操作方法である。一方、長押しは、所定時間を越えてオン状態を保持させる操作方法である。方向キー23は、動作モードを切り替えるための操作キーであり、筐体側面の右端部に配置されている。
図4は、図1の光学式変位計1の要部における構成例を示したブロック図であり、本体ユニット4内の機能構成の一例が示されている。この本体ユニット4は、変位量算出部31、測定処理部32、差分値生成部33、差分値比較部34、対象物検出処理部35、基準点指定部36、閾値記憶部37及び表示処理部38により構成される。
変位量算出部31は、受光器14の各受光素子の出力に基づいて受光器14上における受光スポットの1次元位置を判別し、この判別結果に基づいてワークA1の変位量を算出する処理を行っている。具体的には、受光素子が検出した受光量が受光素子ごとに判別され、各受光素子の配列方向に関する受光量の1次元分布から受光スポットが抽出される。例えば、受光量が所定の閾値T1を越えている1次元領域が受光スポットとして抽出される。そして、受光量の1次元分布から受光スポットとして抽出された1次元領域について、例えば、受光量が最大となる位置、すなわち、ピーク位置が受光スポットの位置として判別され、そのピーク位置に基づいて変位量が算出される。変位量は、ワークA1上における照射点について、投射光L1の光軸方向に関する位置が算出される。
ここでは、受光スポットが2以上抽出された場合、受光量が最大となる受光スポットについて、変位量の算出処理が行われるものとする。
差分値生成部33は、変位量算出部31により算出された変位量を一定の時間間隔でサンプリングし、サンプリングにより得られる2つの変位量の差分値を求める処理を行っている。具体的には、前回までにサンプリングされた変位量の代表量と、今回サンプリングされた変位量との差分値が求められる。
変位量の代表量としては、前回サンプリングされた変位量、前回までに得られた変位量についての単純平均値、或いは、前回までの変位量についての移動平均値などが考えられる。変位量の単純平均値とは、サンプリングの所定時点から前回のサンプリング時までに得られた複数の変位量についての平均値のことである。また、移動平均値とは、前回のサンプリング時までの所定のサンプリング数の変位量についての平均値のことである。ここでは、連続して得られる2つの変位量の差分値が算出されるものとする。すなわち、変位量x1,x2がこの順に連続して得られた場合、これらの差(x2−x1)が求められ、差分値として出力される。
測定処理部32は、差分値生成部33による差分値の算出結果に基づいて、計測値を出力する処理を行っている。
差分値比較部34は、差分値生成部33により求められた差分値をプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bと比較し、この比較結果を出力する処理を行っている。このプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bは、いずれもワークA1の厚みに基づいて予め定められる閾値である。ここでは、プラス側閾値37aが正の数からなり、マイナス側閾値37bが負の数からなるものとする。
対象物検出処理部35は、差分値比較部34による比較結果に基づいてワークA1の有無を判別し、この判別結果を示す検出信号を出力する処理を行っている。具体的には、差分値及びプラス側閾値37aの比較結果と、差分値及びマイナス側閾値37bの比較結果のいずれか一方の比較結果に基づいて検出信号をオンさせ、他方の比較結果に基づいて検出信号をオフさせる処理が行われる。
有無の判別結果を示す検出信号は、例えば、2つの異なる電圧レベルからなる状態信号として出力され、有無の判別結果に基づいて電圧レベルが切り替えられる。具体的には、投射光L1の光軸方向に関してワークA1の厚み方向、すなわち、ヘッドユニット2に近づく方向を正方向とする場合に、差分値がプラス側閾値37aを正方向に越えると、ワークA1が存在するものと判別され、検出信号がオンされる。一方、差分値がマイナス側閾値37bを負方向に越えると、ワークA1がヘッドユニット2の直下に存在しなくなったものと判別され、検出信号がオフされる。
基準点指定部36は、セットキー22の操作に基づいて、ワークA1の有無検出及び計測値出力のための基準点を指定する処理を行っている。ここでは、ユーザが指定した2つの基準点に基づいて、ワークA1の有無を判別するためのプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bが自動的に定められるものとする。
具体的には、セットキー22を通常押ししたタイミングで得られた受光スポットの位置が基準点として定められる。そして、1回目の操作で得られる第1の基準点に対応する変位量x1と、1回目とは異なるタイミングで行われた2回目の操作で得られる第2の基準点に対応する変位量x2との差分値(x2−x1)をワークA1の厚みであると判断してプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bが定められる。
通常、作業台A2上にワークA1が存在しない状態でセットキー22の1回目の操作が行われ、作業台A2上にワークA1が存在する状態で2回目の操作が行われる。ここでは、絶対値が互いに一致するように、閾値37a及び37bが定められるものとする。この様にして定められた閾値37a,37bは、閾値記憶部37内に格納される。
また、ここでは、検出に使用される差分値が検出のオン又はオフに関わらず0を示すために、差分値をそのまま表示部21の7セグメントLED表示部26に表示させる代わりに、以下の表示処理が行われるものとする。検出状態(センサ出力)がオフ状態では、変位量や差分値に関わらず0を表示する。差分値が閾値37aを越えたとき、検出状態がオフ状態からオン状態になり、検出状態がオン状態である間は、そのときの差分値がホールドされ、表示される。そして、差分値が閾値37bを下回ったとき、再び、検出状態がオン状態からオフ状態になり、変位量や差分値に関わらず0を表示する。つまり、計測値として出力される差分値は、センサ出力に基づいて更新される。
ワークの形状にも依存するが、板状又は箱状のワークであれば、ホールドした差分値は、ワークの厚みを示すため、現在の差分値を表示させるのに比べて、適切な数値を表示させることができる。また、表示される数値が、0であるかその他の数値であるかにより、センサ出力のオン又はオフを容易に識別することができる。従って、変位量の差分値を利用してワーク検出させることにより、作業台などの揺れやうねりの影響を抑制させることができ、耐環境性能を向上させることができるとともに、適切な値を計測値として表示させることができる。
表示処理部38は、測定処理部32からの計測値出力に基づいて、計測値を表示部21の7セグメントLED表示部26に表示させる処理を行っている。
図5は、図4の本体ユニット4における測定処理部32の構成例を示したブロック図である。この測定処理部32は、変位量更新処理部41、変位量記憶部42、計測値出力部43、スポット数判別部44及びスポット幅判別部45からなる。スポット数判別部44は、受光器14の各受光素子の出力に基づいて、受光器14上における受光スポットの個数を判別する処理を行っている。
スポット幅判別部45は、受光器14の各受光素子の出力に基づいて、受光スポットの幅、すなわち、受光量の1次元分布から受光スポットとして抽出される1次元領域の長さを判別する処理を行っている。受光スポットの幅は、例えば、受光量がピーク位置における受光量の1/2となる受光器14上の位置に基づいて定められる。ここでは、受光スポットの個数が1つである場合にのみ当該受光スポットについて幅を判別する処理が行われ、受光スポットの個数が0又は2以上である場合には、受光スポットの幅の判別処理は行わないものとする。
変位量記憶部42は、変位量算出部31により算出された変位量を書き換え可能に記憶するメモリである。変位量更新処理部41は、新たに変位量が得られた場合に、変位量記憶部42を書き換える更新処理を行っている。この更新処理は、変位量記憶部42から読み出した変位量と、変位量算出部31により算出された変位量とのいずれかを差分値比較部34による比較結果に基づいて選択し、選択した変位量を変位量記憶部42に書き込むことにより行われる。
具体的には、変位量の差分値がプラス側閾値37aを正方向に越えた場合と、差分値がマイナス側閾値37bを負方向に越えた場合に、変位量算出部31により算出された変位量が選択され、それ以外の場合には、変位量記憶部42から読み出した変位量が選択される。つまり、変位量記憶部42内の変位量は、センサ出力がオン又はオフに切り替えられるタイミングで新たな変位量に書き換えられ、それ以外の場合には、書き換えられることなくそれまでの値が保持される。
ここでは、変位量算出部31により算出された変位量をそのまま変位量記憶部42に記憶させるのに代えて、差分値生成部33による差分値の算出結果を計測値用のデータとして変位量記憶部42に記憶させ、変位量更新処理部41が差分値生成部33により算出された差分値に基づいて変位量記憶部42内の差分値を書き換えるものとする。
計測値出力部43は、変位量記憶部42上に保持されている変位量を計測値として出力する動作を行っている。表示処理部38では、変位量記憶部42上に保持されている変位量を7セグメントLED表示部26に表示させる処理が行われる。この様な構成により、差分値とプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bの比較結果に基づいて変位量記憶部42が書き換えられ、変位量の計測値が更新されることとなるので、ワークA1が配置される作業台A2の揺れ、うねり又はバタツキによって計測値がばらつくのを抑制させることができる。
ここで、変位量更新処理部41は、スポット数判別部44及びスポット幅判別部45による判別結果に基づいて、更新処理を行うものとする。具体的には、受光スポットの個数が1つである場合に、スポット幅判別部45による判別結果に基づいて変位量の書き換えが行われ、それ以外の場合、すなわち、受光スポットの個数が0又は2以上である場合には、変位量の書き換えは行われない。特に、受光スポットの個数が1つであっても、当該受光スポットの幅が所定の範囲内になければ、変位量の書き換えは行わず、受光スポットの個数が1つであって、かつ、受光スポットの幅が所定の範囲内にある場合にのみ、変位量の書き換えが行われる。
この様な構成により、受光器14上における受光スポットの個数が1つであって、受光スポットの幅が所定範囲内にあると判別された場合にのみ、変位量の計測値が書き換えられるので、ワークA1による反射光L2に多重反射によるものが含まれるような場合に変位量の計測値がばらつくのを抑制させることができる。
なお、受光スポットの個数が1つであっても受光スポットの幅を判別する処理を行わず、受光スポットの個数が1つである場合に変位量の書き換えを行い、それ以外の場合には変位量の書き換えを行わないようにしても良い。
図6は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示した図であり、製造ライン上に配置されたヘッドユニット2が示されている。ベルトコンベアを作業台A2としてライン上には複数のワークA1が配置されており、水平方向に搬送されている。光学式変位計1は、投射光L1を照射した際の反射光に基づいて、ヘッドユニット2の直下にワークA1が存在するか否かを判別している。ワークA1が存在する場合と存在しない場合とでは、反射光による受光スポットの位置が異なり、ワークA1の変位量は、ワークA1の厚みd1の分だけ大きく変化することとなる。変位計1では、ワークA1が存在することによって変位量が大きく変化することを利用してワークA1の有無が判別される。
図7(a)及び(b)は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示した図であり、一定の時間間隔でサンプリングされた変位量及び差分値がサンプリングごとに示されている。図7(a)には、横軸に時間軸をとり、縦軸に変位量を示す軸をとって変位量の検出値がサンプリングごとに示されている。この例では、時刻t1でサンプリングが開始され、t1からt3までは、変位量は変化せず検出値x1となっている。
その後、時刻t4において、変位量が正方向に大きく変化し、検出値x2(x2>x1)となっている。時刻t4からt6までは、変位量は変化せず検出値x2のままとなっている。その後、時刻t7において、変位量が負方向に大きく変化し、検出値x1となっている。時刻t7からt11までは、変位量は変化せず検出値x1のままとなっている。そして、時刻t12において、変位量が正方向に大きく変化し、検出値x2となっている。
図7(b)には、横軸に時間軸をとり、縦軸に差分値を示す軸をとって差分値の検出値がサンプリングごとに示されている。差分値は、時刻t2から得られ、t2からt3までは、変化せず検出値0となっている。
その後、時刻t4において、差分値が正方向に変化し、検出値y1(y1>0)となっている。検出値y1は、y1=x2−x1であり、ワークA1の厚みd1を示している。そして、時刻t5において、検出値は0となり、時刻t5からt6までは、差分値は変化せず検出値0のままとなっている。
その後、時刻t7において、差分値が負方向に変化し、検出値y2(y2<0)となっている。そして、時刻t8において、検出値は0となり、時刻t8からt11までは、差分値は変化せず検出値0のままとなっている。そして、時刻t12において、差分値が正方向に変化し、検出値y1となっている。
この様に、時刻t3からt4までの間、t6からt7までの間、及び、t11からt12までの間は、ワークA1が存在することによって変位量が大きく変化し、時刻t4,t7,t12で差分値の絶対値が大きくなっている。従って、プラス側閾値u1及びマイナス側閾値u2を検出対象とするワークA1の厚みに応じて適切に定めることにより、ワークA1の有無を正しく判別させることができる。この例では、時刻t4において、差分値の検出値y1が閾値u1を正方向に越えており、センサ出力がオンされている。その後、時刻t7において、差分値の検出値y2が閾値u2を負方向に越えており、センサ出力がオフされている。また、時刻t12において、差分値の検出値y1が閾値u1を正方向に越えており、センサ出力がオンされている。
図8は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示したタイミングチャートであり、変位量の計測値及びワークA1の有無を示すセンサ出力が示されている。変位量の計測値は、差分値とプラス側閾値 u1及びマイナス側閾値u2との比較結果に基づいて更新される。すなわち、計測値出力は、差分値がプラス側閾値u1を正方向に越えた場合と、差分値がマイナス側閾値u2を負方向に越えた場合とにのみ更新され、それ以外の場合には、それまでの値が保持される。
この例では、ワークA1が存在しない場合に得られる変位量の検出値をゼロとして計測値が示されている。時刻t4までは、計測値ゼロが保持されている。そして、時刻t4で計測値がz1(z1>0)に更新され、時刻t4から時刻t7までは、計測値z1が保持されている。また、時刻t7で計測値がゼロに更新され、時刻t7から時刻t12までは、計測値ゼロが保持されている。そして、時刻t12で計測値がz1に更新されている。
この様に、差分値とプラス側閾値 u1及びマイナス側閾値u2との比較結果に基づいて変位量の計測値を更新させることにより、作業台A2の揺れ、うねり又はバタツキの影響によって計測値が更新されるのを防止することができる。
図9(a)及び(b)は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の他の一例を示した図であり、作業台A2の揺れによりワークA1の位置が投射光L1の光軸方向に変動する場合の変位量及び差分値が示されている。図9(a)には、横軸に時間軸をとり、縦軸に変位量を示す軸をとって変位量の検出値がサンプリングごとに示されている。
この例では、時刻t1でサンプリングが開始され、t1からt3までは、変位量は単調に増加している。その後、時刻t4において、変位量が正方向に大きく変化し、t4からt6までは、変位量は一定となっている。その後、時刻t7において、変位量が負方向に大きく変化し、t7からt11までは、変位量は単調に減少している。また、時刻t12において、変位量が正方向に大きく変化し、t12からt13までは、変位量は一定となっている。その後、時刻t14において、変位量が負方向に大きく変化し、t14からt18までは、変位量は単調に増加している。そして、時刻t19において、変位量が正方向に大きく変化している。
図9(b)には、横軸に時間軸をとり、縦軸に差分値を示す軸をとって差分値の検出値がサンプリングごとに示されている。差分値は、時刻t2から得られ、t2からt3までは変化せず、その後の時刻t4において、正方向に変化し、プラス側閾値u1を上回っている。時刻t5からt6までは、差分値は変化せず検出値0となっている。その後、時刻t7において、差分値は負方向に変化し、マイナス側閾値u2を下回っている。
時刻t8からt11までは、差分値は殆ど変化せず、その後の時刻t12において、正方向に変化し、プラス側閾値u1を上回っている。その後、時刻t14において、差分値は負方向に変化し、マイナス側閾値u2を下回っている。時刻t15からt18までは、差分値は殆ど変化せず、その後の時刻t19において、正方向に変化し、プラス側閾値u1を上回っている。
この様に、作業台A2の揺れによってワークA1の位置が変動する場合であっても、時刻t3からt4までの間、t6からt7までの間、t11からt12までの間、t13からt14までの間、及び、t18からt19までの間は、ワークA1が存在することによって変位量が大きく変化し、t4,t7,t12,t14,t19で差分値の絶対値が大きくなっている。
一般に、ワークA1の位置が投射光L1の光軸方向に関して変動する場合であっても、その位置変動の周期が変位量をサンプリングする際の時間間隔に比べて長ければ、変位量の差分値は、ワークA1の存在によって大きく変化すると考えられる。従って、この様な場合であっても、ワークA1の有無を正しく判別することができる。この例では、時刻t4において、差分値の検出値が閾値u1を正方向に越えており、センサ出力がオンされている。その後、時刻t7において、差分値の検出値が閾値u2を負方向に越えており、センサ出力がオフされている。また、時刻t12において、差分値の検出値が閾値u1を正方向に越えており、センサ出力がオンされている。その後、時刻t14において、差分値の検出値が閾値u2を負方向に越えており、センサ出力がオフされている。また、時刻t19において、差分値の検出値が閾値u1を正方向に越えており、センサ出力がオンされている。
ここで、変位量の計測値として出力される差分値の表示値は、センサ出力がオフである場合にゼロとなり、センサ出力がオンである場合には、センサ出力のオフからオンへの遷移時における差分値がホールドされるものとする。
なお、ベルトコンベアの揺れが速くてワークA1の位置に関する変動の周期が短い場合には、サンプリングの周期を変動の周期よりも短くすることにより、揺れによる差分値の変化量が小さく抑えられるので、ワークA1の有無を正しく検出することができる。また、ワークA1端部の厚みが緩やかに変化している場合には、サンプリングの周期を長くすることにより、差分値をワーク端部で大きく異ならせることができるので、ワークA1の有無を正しく検出させることができる。
また、ヘッドユニット2の周囲の温度が変化することによって、変位量の検出値が緩やかに変動するような場合であっても、変動の周期よりもサンプリングの周期を短くすることにより、温度変化に影響されることなくワークA1の有無を正しく検出することができる。
図10は、図1の光学式変位計1における動作の一例を示した斜視図であり、ライン方向に移動するワークA1の変位量を連続して測定する場合の様子が示されている。作業台A2上をゆっくりと移動するワークA1の変位量をワークA1の移動速度に比べて短い時間間隔で繰り返し検出する場合、ワークA1の端部を繰り返し検出することとなる。投射光L1がワーク端部を走査されている間は、ワーク端部による多重反射の影響で受光量分布に歪が生じるとともに、受光量分布が検出ごとに大きく変化し、変位量の検出精度が低下することとなる。
図11(a)〜(c)は、図1の光学式変位計1における動作の一例を示した遷移図であり、ライン方向に移動するワークA1に投射光L1を照射した際に得られる受光量分布が示されている。図11(a)には、ワークA1の手前で反射された光による受光量分布が示され、図11(b)には、ワークA1の端部で反射された光による受光量分布が示されている。図11(c)には、端部以外のワークA1上で反射された光による受光量分布が示されている。
ワークA1の手前では、作業台A2上で反射された光が受光され、1つの受光スポットが検出されている。ワークA1の端部がヘッドユニット2の直下に移動すると、ワーク端部における多重反射の影響で受光量分布に歪が生じ、複数の受光スポットが検出されることとなる。本実施の形態では、この様な多重反射が生じている間、変位量の計測値を更新する処理は行われず、それまでの計測値が保持される。
図12は、図1の光学式変位計1における動作の一例を示したタイミングチャートであり、ライン方向に移動するワークA1の変位量を連続して測定する場合の計測値が示されている。多重反射が生じている期間(時刻t11からt12までの期間)中は、ワークA1の手前で測定された計測値z1が保持され、計測値出力として出力される。ワークA1の移動により、多重反射状態が解消されると、変位量の計測値は更新される。この例では、時刻t12において、計測値z2に更新されている。
この様に、受光器14上における受光スポットの個数が1つであると判別された場合にのみ、変位量の計測値が更新されるので、ワークA1による反射光L2に多重反射によるものが含まれるような場合に変位量の計測値がばらつくのを防止することができる。
図13のステップS101〜S108は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示したフローチャートである。まず、差分値生成部33は、変位量算出部31から変位量を取得すると、連続して得られる2つの変位量から差分値を生成する(ステップS101,S102)。次に、差分値比較部34は、差分値生成部33により求められた差分値をプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bと比較し、比較結果を対象物検出処理部35へ出力する(ステップS103)。
対象物検出処理部35は、差分値と、プラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bとの比較結果に基づいてセンサ出力を切り替える。このとき、差分値が、プラス側閾値37aよりも大きければ、センサ出力はオンされる(ステップS104,S105)。また、差分値が、マイナス側閾値37bよりも小さければ、センサ出力はオフされる(ステップS104,S107,S108)。
一方、差分値が、マイナス側閾値37bと、プラス側閾値37aとの間にあれば、切り替えることなくセンサ出力は保持される。ステップS101からステップS105、S107及びS108の処理手順は、ワーク検出が終了されるまで所定の時間間隔で繰り返される(ステップS106)。
図14(a)及び(b)は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出動作の一例を示した図であり、ワークA1が載置された作業台A2が大きく揺動する場合が示されている。図14(a)には、作業台A2がピッチング方向に揺動する場合が示されている。この例では、ライン方向、すなわち、ワークA1の搬送方向に関して、作業台A2の前側と後側とが互いに反対方向に移動している。ワークA1は、この様な作業台A2の揺れによって投射光L1の光軸方向に大きく移動することとなる。
図14(b)には、作業台A2が上下方向に揺動する場合が示されている。この例では、ライン方向、すなわち、ワークA1の搬送方向に関して、作業台A2の前側と後側とが同じ方向に移動している。ワークA1は、この様な作業台A2の揺れによって投射光L1の光軸方向に大きく移動することとなる。この様な場合であっても、変位量をサンプリングする際の時間間隔を作業台A2の位置変動の周期よりも短くすることにより、ワークA1を正しく検出することができる。
図15(a)及び(b)は、図1の光学式変位計1におけるワーク検出動作の一例を示した図であり、投射光L1を1次元方向に走査させてワークA1を検出する場合が示されている。図15(a)には、投射光L1の射出方向を変化させて作業台A2上をスキャンする場合が示され、図15(b)には、ヘッドユニット2を水平方向とは異なる方向に移動させて投射光L1を走査させる場合が示されている。
この様な場合であっても、変位量をサンプリングする際の時間間隔を投射光L1の走査による変位量の変動の周期よりも短くすることにより、ワークA1を正しく検出することができる。
本実施の形態によれば、変位量の差分値に基づいてワークA1の有無を判別するので、ワークA1の位置が投射光L1の光軸方向にワークA1の厚みよりも大きく変動する場合であっても、ワークA1を正しく検出することができ、ワークA1の有無を検出する際の検出精度を向上させることができる。また、差分値とプラス側閾値37a及びマイナス側閾値37bの比較結果に基づいて変位量記憶部42が書き換えられ、変位量の計測値が更新されるので、作業台A2の揺れ、うねり又はバタツキによる検出値のバラツキを抑制させることができる。
なお、本実施の形態では、ワークA1の変位量を一定の時間間隔でサンプリングして得られた差分値に基づいてワークA1の有無を検出する場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、受光器14の出力をアナログ的に又はデジタル的に微分する微分回路を用いて、変位量の微分値を求め、この微分値に基づいてワークA1の有無を検出するようなものであっても良い。
また、本実施の形態では、受光スポットが複数抽出された場合に受光量が最大となる受光スポットについて変位量の算出処理が行われる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、変位量算出部31は、受光スポットの個数が1つである場合に、当該受光スポットの1次元位置を判別して変位量を算出する処理を行い、それ以外の場合には変位量の算出処理を行わない。また、差分値生成部33は、サンプリング時に新たな変位量が得られなかった場合に次のサンプリングまで差分値を求める処理を行わず、新たな変位量が得られた場合には当該新たな変位量と、前回得られた変位量とから差分値を求めるように構成しても良い。
一般に、ワークA1の端部で投射光L1が不規則に反射された場合、受光器14上における光量分布に歪が生じると考えられる。この様な場合には、受光スポットの位置を正しく判別することができず、或いは、判別することができても誤って判別してしまうことが少なくない。上記構成によれば、受光スポットの個数の判別結果に基づいて変位量の算出処理が行われ、新たな変位量が得られた場合にのみ差分値を求めてワークA1の有無が判別される。このため、上述した様な場合には、差分値に基づく有無判別は行われず、光量分布に歪が生じていない場合にのみ有無判別が行われるので、ワークA1検出の精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態による光学式変位センサの概略構成の一例を示した斜視図であり、投射光L1を照射してワークA1を検知する光学式変位計1が示されている。 図1の光学式変位計1におけるヘッドユニット2の一構成例を示した外観図である。 図1の光学式変位計1における本体ユニット4の構成例を示した外観図であり、筐体側面の様子が示されている。 図1の光学式変位計1の要部における構成例を示したブロック図であり、本体ユニット4内の機能構成の一例が示されている。 図4の本体ユニット4における測定処理部32の構成例を示したブロック図である。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示した図であり、製造ライン上に配置されたヘッドユニット2が示されている。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示した図であり、変位量及び差分値がサンプリングごとに示されている。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示したタイミングチャートであり、変位量の計測値及びセンサ出力が示されている。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の他の一例を示した図であり、ワークA1の位置が変動する場合の変位量及び差分値が示されている。 図1の光学式変位計1における動作の一例を示した斜視図であり、ライン方向に移動するワークA1の変位量を連続して測定する場合の様子が示されている。 図1の光学式変位計1における動作の一例を示した遷移図であり、ライン方向に移動するワークA1から得られる受光量分布が示されている。 図1の光学式変位計1における動作の一例を示したタイミングチャートであり、ライン方向に移動するワークA1から得られる計測値が示されている。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出動作の一例を示した図であり、ワークA1が載置された作業台A2が大きく揺動する場合が示されている。 図1の光学式変位計1におけるワーク検出動作の一例を示した図であり、投射光L1を1次元方向に走査させてワークA1を検出する場合が示されている。 従来の光学式変位センサ100の構成を示した図であり、投射光が受光ユニット104で受光されるまでの様子が模式的に示されている。 製造ライン上に配置された光学式変位センサ100を示した図である。 光学式変位センサ100におけるワーク検出時の動作を示したタイミングチャートであり、変位量の検出値及びセンサ出力が示されている。 光学式変位センサ100におけるワーク検出時の動作を示した図であり、ワークの位置が投射光の光軸方向に変動する場合が示されている。
符号の説明
1 光学式変位計
2 ヘッドユニット
2a 投光窓
2b 受光窓
3 伝送ケーブル
4 本体ユニット
11 投光器
12 投光レンズ
13 受光レンズ
14 受光器
15 ヘッドインジケータ
15a〜15c LED表示灯
21 表示部
22 セットキー
23 方向キー
24,25,27,28 LED表示灯
26 7セグメントLED表示部
31 変位量算出部
32 測定処理部
33 差分値生成部
34 差分値比較部
35 対象物検出処理部
36 基準点指定部
37 閾値記憶部
38 表示処理部
41 変位量更新処理部
42 変位量記憶部
43 計測値出力部
44 スポット数判別部
45 スポット幅判別部
A1 ワーク
A2 作業台
L1 投射光
L2 反射光

Claims (6)

  1. 検出対象物に投射光を照射する投光器と、
    上記投射光の上記検出対象物による反射光を受光する受光器と、
    上記受光器の出力に基づいて受光器上における受光スポットの1次元位置を判別し、この判別結果に基づいて上記検出対象物の変位量を算出する変位量算出手段と、
    上記変位量算出手段により算出された変位量を一定の時間間隔でサンプリングし、前回までにサンプリングされた変位量の代表量と今回サンプリングされた変位量との差分値を求める差分値生成手段と、
    上記差分値生成手段により求められた差分値を正のプラス側閾値及び負のマイナス側閾値と比較する差分値比較手段と、
    上記差分値比較手段による比較結果に基づいて上記検出対象物の有無を判別し、この判別結果を示す検出信号を出力する対象物検出手段とを備え、
    上記対象物検出手段は、差分値及びプラス側閾値の比較結果、及び、差分値及びマイナス側閾値の比較結果のいずれか一方の比較結果に基づいて検出信号をオンさせ、他方の比較結果に基づいて検出信号をオフさせることを特徴とする光学式変位センサ。
  2. 上記対象物検出手段は、差分値がプラス側閾値を正方向に越えた場合に検出信号をオンさせ、差分値がマイナス側閾値を負方向に越えた場合に検出信号をオフさせることを特徴とする請求項1に記載の光学式変位センサ。
  3. 上記変位量算出手段により算出された変位量を記憶する変位量記憶手段と、
    上記変位量記憶手段に記憶されている変位量を表示する変位量表示手段と、
    新たに変位量が得られた場合に、上記変位量記憶手段から読み出した変位量、及び、上記変位量算出手段により算出された変位量のいずれかを上記差分値比較手段による比較結果に基づいて選択し、上記変位量記憶手段を書き換える変位量更新手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式変位センサ。
  4. 上記受光器の出力に基づいて、受光器上における受光スポットの個数を判別するスポット数判別手段を備え、
    上記変位量更新手段は、受光スポットの個数が1つである場合に変位量記憶手段の書き換えを行い、それ以外の場合には書き換えを行わないことを特徴とする請求項3に記載の光学式変位センサ。
  5. 上記受光器の出力に基づいて、上記受光スポットの幅を判別するスポット幅判別手段を備え、
    上記変位量更新手段は、受光スポットの個数が1つである場合に上記スポット幅判別手段による判別結果に基づいて変位量記憶手段の書き換えを行うことを特徴とする請求項4に記載の光学式変位センサ。
  6. 上記受光器の出力に基づいて、受光器上における受光スポットの個数を判別するスポット数判別手段を備え、
    上記変位量算出手段は、受光スポットの個数が1つである場合に当該受光スポットの1次元位置を判別して変位量を算出する処理を行い、それ以外の場合には変位量の算出処理を行わず、
    上記差分値生成手段は、サンプリング時に新たな変位量が得られなかった場合に次のサンプリングまで差分値を求める処理を行わず、新たな変位量が得られた場合には当該新たな変位量及び前回得られた変位量から差分値を求めることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学式変位センサ。
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