JP2009014360A - 反射型光電センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】図2(a)に示すように投光手段から被検出物体に照射する光Pfを第1〜第6のパルス光Pf1〜Pf6に分割し、各パルス光の投光量Eを相違させて、変化率ε1の光Pfを被検出物体に照射する。被検出物体から反射されたパルス光を受光手段により受光し、図2(b)に示すパルス光Pgの受光量Wの変化率ε2を判別する。被検出物体の反射率δが異なると、図2(b)又は図2(c)に示すようにパルス光Pgの受光量Wの変化率ε2も変化するので、この両者の相関データに基づいて、判定されたパルス光Pgの受光量Wの変化率ε2に応じた被検出物体の反射率δを選択して判別する。
【選択図】図2
Description
請求項8に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか一項において、前記投光量制御手段は、所定時間の中で各投光動作におけるパルス数を任意に変更する機能を備えていることを要旨とする。
以下、本発明を具体化した反射型光電センサの第1の実施形態を図1及び図2に従って説明する。
前記投光手段12は、発光回路15と、該発光回路15に接続された発光素子16と、投光レンズ17とによって構成されている。又、前記受光手段13は、受光素子18と、前記被検出物体11によって反射された光を前記受光素子18に導く受光レンズ19と、前記受光素子18に接続された受光回路20とによって構成されている。そして、受光素子18により受光された光を受光回路20により電気信号に変換して増幅し、制御装置14に送るようになっている。
次に、前記のように構成された反射型光電センサの動作について説明する。
(1)上記実施形態では、前記制御装置14に投光量制御手段24を設け、発光素子16から図2(a)に示す第1〜第6のパルス光Pf1〜Pf6の光Pfを被検出物体11に向かって照射し、受光手段13によって受光されたパルス光Pgの第1〜第6のパルス光Pg1〜Pgnの変化率ε2を変化率判別手段26によって判別するようにした。又、この変化率ε2に基づいて反射率判別手段27によって、被検出物体11の反射率δを前述した投光量Eの変化率ε1、被検出物体11の反射率δ及び受光されたパルス光Pgの受光量Wの変化率ε2の相関データの中から選択して判別するようにした。このため、制御装置14のCPU21の機能を変更するのみで、被検出物体11の反射率δを容易に判別でき、この反射率δによって被検出物体11の例えば、色彩や加工精度の良否等を判別することができる。
次に、本発明を具体化した反射型光電センサの第2の実施形態を図3〜図5に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の反射型光電センサの制御装置14の構成を変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図4(a)に示すように、発光素子16から被検出物体11に照射される光Pfの第1〜第6のパルス光Pf1〜Pf6の投光量Eの変化率ε1と、図4(b)に示すように受光されたパルス光Pgの第1〜第6のパルス光Pg1〜Pg6の受光量Wの変化率ε2とが同じである場合においても、光電センサから被検出物体11までの距離Lの相違によって、パルス光Pgの波形が図4(b)又は図4(c)に示すように異なる波形となる。即ち、前記距離Lが短い場合には、被検出物体11の反射も正常に行われて、図4(b)に示すように受光されたパルス光Pgの波形は、投光された光Pfの波形とほぼ同様の波形となる。しかし、前記距離Lが大きい場合には、図4(c)に示すように、光の減衰によって、検出が可能な最初のパルス光が検出されるのは、投光された第1〜第6のパルス光Pf1〜Pf6のうち例えば第4のパルス光Pf4と対応する第4のパルス光Pg4が最初となる。従って、投光された第1〜第6のパルス光Pf1〜Pf6のうち最初に第1のパルス光Pf1が検出された場合の前記距離Lを第1距離L1とし、以下、第2〜第6のパルス光Pf2〜Pf6が順次最初に検出された場合のそれぞれの距離を第2〜第6距離L2〜L6として、これらの相関データを実験により求める。そして、この相関データをデータベースとして、前記RAM23に予め記憶させておき、前記受光量比較手段31、投光量判別手段32及び距離判別手段33によって、前記相関データのなかから最初に検出された任意のパルス光に対応する前記距離L1〜L6のいずれかを選択するようにしている。
・第1の実施形態において、前記反射率判別手段27に対し、予め記憶媒体に記憶されたパルス光Pgの受光量Wの複数の変化率ε2と、各変化率ε2に応じて設定された複数の反射率δとの相関データを、記憶媒体に予めデータベースとして記憶しておき、このデータベースの中から判別された前記変化率ε2に応じた反射率δを選択する機能を付与してもよい。
。前記投光量制御手段24に対し、所定時間の中でパルス光Pf1〜Pfnの数を任意の数に可変設定する機能を付与してもよい。
Claims (9)
- 被検出物体へ光を照射する投光手段と、
上記被検出物体から反射された光を受光する受光手段と、
上記受光手段の受光量に基づいて前記被検出物体の有無の判別を行う有無判別手段とを備えた反射型光電センサにおいて、
前記投光手段に対して、投光量が異なる複数のパルス光を順次出射させる投光動作を制御する投光量制御手段と、
前記各投光動作毎に各パルス光による受光量をそれぞれ記憶する受光量記憶手段と、
上記受光量記憶手段に記憶された各パルス光の受光量から受光量の変化率を判別して出力する変化率判別手段と、
を備えることを特徴とする反射型光電センサ。 - 請求項1において、反射率の異なる複数の被検出物体に関する各パルス光の受光量の各変化率と、前記各反射率とを対応付けて記憶する反射率記憶手段と、
前記変化率判別手段により判別された各パルス光の受光量の変化率情報に対応する反射率を前記反射率記憶手段から読み出すことにより前記被検出物体の反射率を判別する反射率判別手段と、
を備えることを特徴とする反射型光電センサ。 - 請求項1又は2において、前記投光量制御手段は、一投光動作における各パルス光の投光量を、段階的に増加又は減少する制御を行う機能を有することを特徴とする反射型光電センサ。
- 被検出物体へ光を照射する投光手段と、
上記被検出物体から反射された光を受光する受光手段と、
上記受光手段の受光量に基づいて前記被検出物体の有無の判別を行う有無判別手段とを備えた反射型光電センサにおいて、
前記投光手段に対して、投光量が異なる複数のパルス光を順次出射させる投光動作を制御する投光量制御手段と、
各投光動作毎に、各パルス光による受光量レベルと予め定められた所定レベルとの比較を行う受光量比較手段と、
前記受光量比較手段の比較により前記受光量レベルが前記所定レベル以下から以上に変化したときの投光された各パルス光の投光量を判別して出力する投光量判別手段と、
を備えることを特徴とする反射型光電センサ。 - 請求項4において、光電センサから異なる距離に存在する複数の被検出物体による受光量レベルが前記所定レベル以下から以上に変化するときの投光されたパルス光の投光量と前記各距離とを対応付けて記憶する距離記憶手段と、
前記投光量判別手段から出力される投光量情報に対応する距離を、前記距離記憶手段に記憶されたデータベースの中から読み出すことにより光電センサから前記被検出物体までの距離を判別する距離判別手段と、
を備えることを特徴とする反射型光電センサ。 - 請求項5において、前記各投光動作毎に各パルス光による受光量をそれぞれ記憶する受光量記憶手段と、
上記受光量記憶手段に記憶された各パルス光の受光量から受光量の変化率を判別して出力する変化率判別手段と、
前記変化率判別手段により判別された変化率に基づいて前記距離判別手段により判別された距離を補正する距離補正手段と、
を備えることを特徴とする反射型光電センサ。 - 請求項4〜6のいずれか一項において、前記投光量制御手段は、各投光動作におけるパルス光の数を任意に変更する機能を備えることを特徴とする反射型光電センサ。
- 請求項4〜6のいずれか一項において、前記投光量制御手段は、所定時間の中で各投光動作におけるパルス数を任意に変更する機能を備えていることを特徴とする反射型光電センサ。
- 請求項1〜8のいずか一項において、前記投光量制御手段は、各投光動作における各パルス光の投光量を任意に設定可能に構成されていることを特徴とする反射型光電センサ。
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