JP2000009462A - 光学式センサ装置 - Google Patents

光学式センサ装置

Info

Publication number
JP2000009462A
JP2000009462A JP10174887A JP17488798A JP2000009462A JP 2000009462 A JP2000009462 A JP 2000009462A JP 10174887 A JP10174887 A JP 10174887A JP 17488798 A JP17488798 A JP 17488798A JP 2000009462 A JP2000009462 A JP 2000009462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance
threshold
signal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10174887A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Inoue
宏之 井上
Nobuharu Ishikawa
展玄 石川
Shinji Mizuhata
伸治 水畑
Hiroshi Fukui
浩 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP10174887A priority Critical patent/JP2000009462A/ja
Publication of JP2000009462A publication Critical patent/JP2000009462A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式センサ装置において、物体の種類や傾
きにかかわらず検出物体を正確に検出すること。 【解決手段】 投光回路11,投光素子12より光ビー
ム14を物体検知領域に照射する。その反射光を位置検
出素子16で検出し、距離演算手段18によって距離信
号を得る。距離信号を第1,第2の閾値を持つ比較部1
9,20で比較することによって、所定範囲内に物体が
ある場合を背景物体と判別する。その他の信号が得られ
た場合に検出物体と判別して出力している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設定範囲にある物体
の有無を判別するようにした光学式センサ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来距離設定型の光学式センサ装置とし
ては、三角測距法による距離センサが知られている。こ
のような距離センサでは図11に示すように、投光素子
101からの光をレンズ102を介して平行な光ビーム
103として距離を検出すべき方向に照射しており、物
体からの反射光を一次元の受光素子、例えば照射位置を
検出することができる位置検出素子104(PSD;ポ
ジションセンシティブディバイス)で受光する。そして
PSDの両端に得られる電流をI/V変換し、距離演算
部105でその比を算出することによって、物体までの
距離に対応したアナログ信号を得る。この距離信号を比
較部106によって閾値と比較し、この閾値より近い位
置にある場合に出力部107より物体有りを示す出力を
出し、設定距離より遠ければ物体無し、即ち背景物体と
して出力するようにしている。このような距離センサ
は、設定距離より遠い位置に反射光が受光されれば背景
物体であるか否かにかかわらず、これを背景物体として
判断している。
【0003】又ある範囲内の物体を検出するために限定
反射型の光学式センサ装置も用いられている。限定反射
型光学式センサ装置は図12に示すように投光部121
からの投光範囲と受光部122の受光範囲とを互いに所
定距離で重なるように配置しておき、投受光領域が重な
る領域を検知範囲とし、この間を物体が通過すれば反射
光を検出して物体を判別するようにしたものである。こ
のような限定反射型光学式センサ装置は投光部及び受光
部の取付角度を変化させて設定距離を調整することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
三角測距型の距離センサによれば、表面が鏡面状の検出
物体(以下、鏡面物体という)が物体の検知領域に到来
したときに誤動作する場合がある。鏡面物体は正反射成
分が非常に大きく、拡散反射成分が小さいため、反射角
度によっては位置検出素子の受光範囲内に入らず、又は
受光範囲内にあってもより遠方の拡散反射物体からの反
射光の入射位置に強い反射光が得られる場合がある。従
って全く検出できなかったり、その位置よりも遠方側の
背景物体として認識してしまうことがあるという問題点
があった。
【0005】又反射率が極めて低い物体、例えば黒いゴ
ム等の低反射率物体の場合には、反射光がほとんど得ら
れず、背景物体と見なして誤動作することがあるという
欠点があった。
【0006】又限定反射型の光学式センサ装置において
は、投受光領域を変化させると検知範囲も同時に変動す
るため、検知範囲は設定距離に応じて変化してしまうこ
ととなる。
【0007】光学式センサ装置を用いてベルトコンベア
上を通過する物体の有無を判別する場合には、背景物体
はベルトコンベアとなる。ベルトコンベアの表面までの
距離は稼働時に変動するため、このばらつきを考慮して
物体を検出する検知範囲を任意に設定することが求めら
れる。しかし限定反射型の光学式センサ装置では、設定
距離に対し検知範囲が定まるため、設定距離と検知範囲
とを独立して定めることができないという問題点があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、背景となる物体の範囲を設定
距離として自由に設定すると共に、検出物体は鏡面物体
等その表面状態にかかわらず確実に検出できるようにす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、投光素子を有し、光ビームを物体検知領域に照射す
る投光部と、前記投光部と所定間隔を有するように配置
され、物体からの反射光を受光し受光位置に対応させた
出力信号を得る受光部と、前記受光部の出力に基づいて
物体までの距離に対応した距離信号を演算して出力する
距離演算手段と、前記距離演算手段から得られた距離信
号を光ビームの投光方向にある背景物体の移動範囲に相
当する第1,第2の閾値と比較する第1,第2の比較手
段と、前記第1,第2の比較手段からの出力が前記第
1,第2の閾値の範囲内にない場合に物体検知の出力を
出す判別手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】本願の請求項2の発明は、請求項1の光学
式センサ装置において、前記第1,第2の比較手段に対
して前記背景物体の移動範囲内に前記第1,第2の閾値
を調整することにより設定する距離閾値設定手段を更に
有することを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項3の発明は、請求項2の光学
式センサ装置において、前記距離設定手段は、前記第
1,第2の閾値のうちの一方を基準位置とし、他方の閾
値をその相対値として遠方及び近方のいずれか一方に設
定することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項4の発明は、投光素子を有
し、光ビームを物体検知領域に照射する投光部と、前記
投光部と所定間隔を有するように配置され、物体からの
反射光を受光し受光位置に対応させた出力信号を得る受
光部と、前記受光部の出力に基づいて物体までの距離に
対応した距離信号を演算して出力する距離演算手段と、
前記距離演算手段から得られた距離信号を光ビームの投
光方向にある背景物体の移動範囲に相当する第1,第2
の閾値で比較する第1,第2の比較手段と、前記受光部
に得られる反射光のレベルを演算する受光量演算手段
と、前記受光量演算手段より得られる受光量信号を光ビ
ームの投光方向にある背景物体の反射光レベルの変動範
囲に相当する第3,第4の閾値と比較する第3,第4の
比較手段と、前記第1,第2の比較手段からの出力が前
記第1,第2の閾値の範囲内にあるときにオフ信号、前
記第1,第2の閾値の範囲外にあるときにオン信号を出
力する第1の判別手段と、前記第3,第4の比較手段か
らの出力が前記第3,第4の閾値の範囲内にあるときに
オフ信号、前記第3,第4の閾値の範囲外にあるときに
オン信号を出力する第2の判別手段と、前記第1,第2
の判別手段からの出力の少なくとも一方がオフ状態でな
いときに物体検知信号を出力する出力手段と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項5の発明は、請求項4の光学
式センサ装置において、前記第1,第2の比較手段に対
して前記背景物体の移動範囲内に前記第1,第2の閾値
を調整することにより設定する距離閾値設定手段を有す
ることを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項6の発明は、請求項4の光学
式センサ装置において、前記第3,第4の比較手段に対
して前記背景物体の受光量の変動範囲内に前記第3,第
4の閾値を調整して設定する受光量閾値設定手段を更に
有することを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項7の発明は、請求項2又は5
の光学式センサ装置において、前記距離閾値設定手段
は、前記投光部より背景物体に向けて所定時間光ビーム
を投光し、前記距離演算手段より出力される距離信号の
最大値及びその最小値に基づいて前記第1,第2の比較
手段に第1,第2の閾値を設定することを特徴とするも
のである。
【0016】本願の請求項8の発明は、請求項6の光学
式センサ装置において、受光量閾値設定手段は、前記投
光部より背景物体に向けて所定時間光ビームを投光し、
前記受光量演算手段より得られる受光量信号の最大値及
びその最小値に基づいて前記第3,第4の比較手段に第
3,第4の閾値を設定することを特徴とするものであ
る。
【0017】本願の請求項9の発明は、請求項6の光学
式センサ装置において、前記受光量閾値設定手段は、前
記第3,第4の閾値のうちの一方を基準受光量とし、他
方の閾値をその相対値として受光量レベルの高い又は低
い方のいずれか一方に設定することを特徴とするもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態による光学式センサ装置の構成を
示すブロック図である。本図に示すようにこの光学式セ
ンサ装置は、投光部として投光回路11,投光回路11
によって駆動される投光素子12及び光を平行な光ビー
ムとして照射する投光レンズ13を有しており、平行な
光ビーム14を検出方向に向けて照射する。そして投光
レンズ13から所定距離隔てて光ビーム14と所定角度
を持って交差するように配置された集光レンズ15と、
その背後に一次元の位置検出素子16が設けられる。本
実施の形態では位置検出素子16としてPSDを用いる
ものとすると、光の照射位置に対応して素子の両端に相
異なる2つの電流出力が得られる。この電流出力は反射
光の重心位置に応じて異なった比率となる。位置検出素
子16の夫々の電流出力はI/V変換器17a,17b
に与えられ、その電圧信号が距離演算手段18に入力さ
れる。距離演算手段18は図示のように加算器18a及
び一方の出力を加算出力で割算する割算回路18bを有
しており、割算出力を距離信号とするものである。尚こ
こでは記載を省略しているが、距離演算手段18の夫々
の入力側には入力信号のレベルを調整するための増幅器
又はアッテネータと、入力レベルを所定時間保持するピ
ークホールド回路を設けておくことが好ましい。ここで
割算回路18bから出力される距離信号は距離が近づけ
ば距離信号レベルは大きくなるものとし、入力レベルが
極めて小さい場合には、誤動作を防止するため出力を出
さないものとする。そして距離演算手段18の出力は第
1,第2の比較手段である比較部19,20に与えられ
る。比較部19,20には距離閾値設定手段である閾値
設定部21,22より距離信号の上限値となる閾値Th
1,及び下限値となる閾値Th2が夫々設定されている。
比較部19,20の比較出力は判別部23に与えられ
る。判別部23はこの比較部19,20からの出力に基
づいて背景物体があればオフ、その他の場合をオンとし
て判別出力を出すものである。
【0019】図2はこの実施の形態による光学式センサ
装置と背景物体までの距離と出力との関係を示す説明図
である。ベルトコンベアにより物体を搬送する場合に、
コンベア上の物体の有無をこの実施の形態による光学式
センサ装置を用いて判別するとすると、背景がベルトコ
ンベアとなる。ここで図2に示すようにベルトコンベア
のばらつき範囲をL1〜L2とすると、最も近い位置L
1と最も遠い位置L2の背景物体が存在する範囲を夫々
上限値及び下限値として、閾値Th1, Th2を閾値設定部
21,22の可変抵抗器等を用いて設定する。判別部2
3は距離信号がこの範囲内にあればベルトコンベア等の
背景物体としてオフ状態と判別し、それ以外の場合には
全てオン状態となるように出力する。こうすれば閾値を
適宜設定することによって背景物体と検出すべき物体と
を識別して出力することができる。
【0020】又判別部23に切換スイッチ24を設け、
切換スイッチ24がオフのときには前述した処理を行
い、切換スイッチ24をオンとすると比較部19の出力
のみをそのまま物体検知信号として出力してもよい。こ
うすれば切換スイッチ24によって従来例と同様に1つ
の閾値のみを設け、この閾値より近ければ物体有りとし
て判別して判別出力を出すことも可能となる。
【0021】この実施の形態による光学式センサ装置に
おいて物体を検知すべき領域に鏡面物体が存在する場合
には、背景物体の位置に相当する位置検出素子16上の
領域に反射光が入射することはほとんどなく、距離信号
は閾値Th1以上又は閾値Th2以下となる。従っていずれ
の位置又は角度であっても鏡面物体の有無を判別するこ
とができる。又黒色のゴム等反射率が極めて低い物体の
場合には、反射光のレベルが低く割算回路18bによる
割算が行われない。この場合にも背景物体が検出されな
いため出力がオン状態となる。このように本実施の形態
では、まず背景物体を判別し、背景物体が検出されない
状態を物体有りとすることによって、背景物体とその他
の物体を識別できるようにしている。
【0022】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態について説明する。図3はこの実施の形態に
よる光学式センサ装置の信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。この実施の形態において、投光部及び受光
部の光学系の配置については前述した第1の実施の形態
と同一であるので、説明を省略する。位置検出素子16
からの出力は図3に示すように第1の実施の形態と同様
のI/V変換器17a,17bに与えられ、前述した距
離演算手段18に与えられる。又比較部19,20、閾
値設定部21,22、及び判別部23の構成についても
前述した第1の実施の形態と同様である。この実施の形
態ではI/V変換器17a,17bの出力は受光量演算
手段31にも入力される。受光量演算手段31はI/V
変換器17a,17bの出力を加算することによって位
置検出素子16の全体の受光量を算出するものである。
受光量出力は第3,第4の比較手段である比較部32,
33に与えられる。比較部32,33には夫々受光量の
上限値及び下限値を設定する閾値設定部34,35が接
続されており、閾値設定部で設定された第3,第4の閾
値Th3, Th4と受光量とを比較するものである。閾値設
定部21,22は第1,第2の比較手段に対して背景物
体の移動範囲内に第1,第2の閾値を設定する閾値設定
手段であり、閾値設定部34,35は第3,第4の比較
手段に対して背景物体の受光量の変動範囲内に第3,第
4の閾値を設定する受光量閾値設定手段である。比較部
32,33の比較出力は判別部36に与えられる。判別
部36は受光量が所定の範囲内のときオフ、その他のと
きにオンと判別して判別出力を出力部37に与える。出
力部37は判別部36の出力が閾値Th3, Th4の範囲内
にあり、且つ判別部23の出力が閾値Th1, Th2の範囲
内にある場合に背景物体として出力をオフとし、それ以
外の場合には物体有りとして出力をオンとするものであ
る。
【0023】次にこの実施の形態の動作について図4を
参照しつつ説明する。本実施の形態では投光素子から照
射した光ビーム14が背景物体に入射している場合に
は、閾値Th1,Th2の間となるように閾値設定部21,
22で背景物体に合わせて可変抵抗器等を用いて閾値を
設定する。例えば背景物体をコンベアとすると、静止し
ているコンベアに設定距離を合わせ、コンベアを動作さ
せてばたつきによる距離変動に応じて検出距離範囲を変
更することができる。この場合いずれか一方の閾値を基
準とし、他方をこれに対する相対値として設定してもよ
い。こうすればこの間の距離にあれば判別部23よりオ
フレベルの信号が出力される。
【0024】又受光量についても背景物体に光ビーム1
4が入射し、その反射光を受光したときに閾値Th3,T
h4の間に入るものとなるように閾値設定部34,35で
背景物体の反射光レベルの閾値を設定する。この場合い
ずれか一方の閾値を基準とし、他方をこれに対する相対
値として設定してもよい。そうすれば背景物体の場合、
判別部36の出力はオフ状態となる。判別部23,36
の双方がオフであれば出力回路37よりオフ、即ち背景
物体として出力される。
【0025】さて背景物体と光学式センサ装置との間に
拡散反射物体が入った場合には、拡散反射物体からの反
射光によって位置検出素子16に受光される位置が変化
するため、判別部23よりオン状態が出力される。同様
にして受光量レベルも大きくなるためオン状態となり、
出力回路37より物体の検知信号が出力される。又鏡面
物体の場合には、鏡面物体の表面の角度によって位置検
出素子16に入射する光の重心位置が変化するため、距
離信号としては閾値Th1,Th2の間又はその上下のいず
れの状態もありうることとなる。しかし受光量レベルは
反射光が入射する場合には大きなレベルで閾値Th3以上
となり、又角度によっては全く入射せず閾値Th4以下と
なるため、閾値Th3,Th4の間の信号は得られない。従
って受光量レベルに基づいてオン状態と判別することが
できる。又黒色の物体等反射率が極めて低い物体の場合
にも、反射光レベルが低く閾値Th4以下となるため、受
光量レベルに基づいてオン状態と判別することができ
る。このようにこの実施の形態では距離信号と受光量レ
ベルとから背景物体を検出し、それ以外の状態を光が遮
光した状態と判別することによって、拡散反射物体であ
っても鏡面物体や低反射率の物体であっても、正確に物
体を検出することができる。
【0026】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について説明する。この実施の形態では信号
処理部にマイクロコンピュータを用いて背景物体までの
距離や背景物体からの反射光レベルが変動する場合に、
自動的に最適な閾値を設定できるようにしたものであ
る。この実施の形態ではI/V変換器17a,17bか
らの出力はマイクロコンピュータ40に入力され、A/
D変換手段41,42を介して距離演算手段43及び受
光量演算手段44に与えられる。距離演算手段43はマ
イクロコンピュータ40内で図3に示す距離演算手段1
8と同一の機能を達成するものであり、受光量演算手段
44も図3に示す受光量演算手段31と同様に2つの出
力を加算処理するものである。距離信号は第1,第2の
比較手段45,46に与えられ、又受光量信号は第3,
第4の比較手段47,48に与えられる。これらの比較
手段は図3に示す比較部19,20及び比較部32,3
3に対応するものである。比較手段45,46の距離に
対する閾値Th1,Th2は距離閾値設定手段49により後
述するように自動的に設定される。又受光量の閾値Th
3,Th4も後述するように受光量閾値設定手段50によ
って自動的に設定される。比較手段45,46の出力及
び47,48の出力は、夫々第1,第2の判別手段5
1,52に入力され、夫々閾値Th1,Th2の範囲内、及
びTh3,Th4の範囲内のときにオフ、その他のときにオ
ン信号が出力される。出力手段53は判別手段51,5
2の双方の出力がオフのときに背景物体としてオフを出
力し、それ以外の場合にはオン、即ち物体有りを示す信
号を出力するものである。又この実施の形態では、閾値
設定モード及び動作モードを切換えるモード切換スイッ
チ54がマイクロコンピュータ40に接続されている。
【0027】背景物体に対して閾値を設定する際には、
図6に示すように光学式センサ装置を所定位置に固定
し、背景物体、例えばベルトコンベア60を物体を搬送
させることなく一定期間稼働する。図6(a)は距離閾
値設定手段49及び受光量閾値設定手段50を動作させ
るときの光学式センサ装置と背景物体との関係を示して
おり、図6(b),(c)は距離信号と受光量信号の変
化を示している。この場合光学式センサ装置はベルトコ
ンベア60の表面からの反射光を受光することとなり、
距離信号及び受光量信号はベルトコンベア60の表面よ
り得られるものとなる。この状態で距離閾値及び受光量
の閾値を設定する。
【0028】図7はこの距離閾値設定手段49での動作
を示すフローチャートである。距離設定時には周期的に
図7に示す割込処理が行われる。割込処理を開始する
と、まずステップS1において初期動作のためのフラグ
F1が1かどうかを判別する。初期状態ではフラグF1
を0とすると、まずステップS2に進んで距離信号の最
大距離Lmax を0、距離の最小値Lmin を最大値とし、
ポインタiを1とする。次いでステップS3においてフ
ラグF1をセットしてステップS4に進む。ステップS
4ではそのときの距離演算手段43からの距離信号Li
を入力する。そしてステップS5,S6に進んでこのと
き検出された距離がLmax を越えているかどうか、又は
Lmin 未満かどうかを判別する。Lmax を越えている場
合にはステップS7においてそのとき得られた距離信号
をLmax として設定する。又距離信号LiがLmin より
小さければ、ステップS8に進んでそのときの距離信号
をLmin として設定する。そしてステップS9において
ポインタiが所定値nに達したかどうかをチェックし、
n以下であればステップS10に進んでiをインクリメ
ントして割込処理を終える。このような割込処理を一定
期間繰り返すことによって、このときの距離信号の最大
値と最小値とがLmax とLmin に得られることとなる。
【0029】そしてポインタiがnに達するとステップ
S9からステップS11に進んで、そのとき得られた距
離信号の最大値Lmax 及び最小値Lmin を夫々閾値Th
1, Th2として比較手段45,46に設定して処理を終
える。このとき検出された距離信号の最大値Lmax に余
裕度α1を加えて閾値Th1を設定してもよく、最小値L
min より余裕値α2を減算して閾値Th2として設定して
もよい。
【0030】次に受光量閾値設定手段50の動作につい
て図8のフローチャートを用いて説明する。割込動作を
開始するとまずステップS21において、フラグF2が
1かどうかを判別する。フラグF2が1でなければステ
ップS22に進み、受光量の最大値Imax を0、Imin
を最小値とし、ポインタiを1とする。そしてステップ
S23に進んでフラグF2を1とする。割込処理の開始
時にこのフラグF2が立っている場合にはこれらの処理
を行うことなくステップS24に進んで受光量信号Ii
を入力する。次いでステップS25,S26においてこ
のとき検出された受光量IiがImax を越えているかど
うか、又はImin 未満かどうかを判別する。Imax を越
えている場合にはステップS27においてそのとき得ら
れた受光量信号をImax として設定する。又受光量信号
IiがImin より小さければステップS28に進んでそ
のときの受光量信号をImin として設定する。そしてス
テップS29においてポインタiが所定値nに達したか
どうかをチェックし、n以下であればステップS30に
進んでiをインクリメントして割込処理を終える。この
ような割込処理を一定期間繰り返すことによって、この
とき得られた最大受光量と最小受光量とがImax とImi
n に得られることとなる。そしてポインタiがnに達す
るとステップS29からステップS31に進んで、その
とき得られた受光量の最大値Imax 及び最小値Imin を
夫々閾値Th3, Th4として比較手段47,48に設定し
て処理を終える。このとき検出された受光量の最大値I
max に余裕度β1を加えて閾値Th3として設定してもよ
く、受光量の最小値Imin より余裕度β2を減算して閾
値Th4として設定してもよい。
【0031】こうして閾値の自動設定処理を終えると、
背景物体までの距離、例えばベルトコンベアまでの距離
の変動幅を自動的に最適な閾値として設定することがで
きる。従ってこの範囲内では背景としてベルトコンベア
を検出することにより、背景物体と背景物体上に配置さ
れたワークとの識別が容易となる。同様にしてベルトコ
ンベア等の背景物体の受光量の最大値と最小値とを最適
な閾値に設定することができ、その範囲内では確実に背
景物体と判別することができる。
【0032】こうして閾値を設定すれば光学式センサ装
置と背景物体との間に拡散物体が入っている場合は、図
9に示すように距離信号は上限の閾値Th1を越え、更に
受光量信号は上限の閾値Th3を越える。又拡散物体の形
状が大きく、その反射光が位置検出素子に入射されなく
なると距離信号が得られないが、受光量信号が閾値Th4
以下となるため出力をオン状態とすることができる。
【0033】又検出物体が鏡面物体である場合には、図
10に示すように位置検出素子16に光が入射されなけ
れば距離信号が得られない。又位置検出素子16の反射
光が入射する場合には、背景物体に相当する位置に入射
する場合もそれ以外に入射する場合もあり得る。この場
合にも受光量信号は閾値Th3以上又は閾値Th4以下とな
るため、これらの受光状態に基づいて背景物体と鏡面物
体とを識別して検出することができる。
【0034】尚この実施の形態では位置検出素子として
PSDを用いたものを示したが、他の一次元のラインセ
ンサ、例えばCCDを用いても同様の処理を行うことが
できる。
【0035】又本実施の形態では背景物体としてベルト
コンベアを示しているが、壁面等他の種々のものを背景
物体として検出するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜9の発明によれば、一旦背景物体を検出し、それ以
外の状態を検出物体有りとしているため、物体の種類に
かかわらず確実に物体を検出することができる。又請求
項4〜9の発明では、距離信号だけでなく受光量信号を
用いているため、物体が鏡面状の反射物体であってもそ
の受光位置にかかわらず正確に鏡面物体を検出すること
ができる。更に請求項7の発明では、背景物体までの距
離が変動する場合にも、一定時間閾値設定モードで動作
させ、距離信号の最大値,最小値に基づいて閾値を設定
することにより、容易に最適な距離信号の閾値を設定す
ることができる。又請求項8の発明では、背景物体から
の反射光レベルが変動する場合も一定時間閾値設定モー
ドで動作させて受光量のレベルを検出し、この最大値及
び最小値に基づいて閾値を設定することにより、容易に
最適な受光量の閾値を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光学式センサ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の動作状態を示す概略図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による光学式センサ
装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態の距離信号及び受光量信号とそれ
に対する比較部の出力を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による光学式センサ
装置の信号処理部の構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態による距離閾値及び受光量閾値設
定時の動作を示すタイムチャートである。
【図7】本実施の形態による距離閾値設定時の処理を示
すフローチャートである。
【図8】本実施の形態による受光量閾値設定時の処理を
示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の拡散反射物体に対する距離信
号,受光信号及び出力の変化を示すタイムチャートであ
る。
【図10】本実施の形態の鏡面物体に対する距離信号,
受光信号及び出力の変化を示すタイムチャートである。
【図11】従来の三角測距型距離センサの構成を示すブ
ロック図である。
【図12】従来の限定反射型光学式センサ装置の構成を
示す概略図である。
【符号の説明】
11 投光回路 12 投光素子 13 投光レンズ 14 光ビーム 15 集光レンズ 16 位置検出素子 17a,17b I/V変換器 18,43 距離演算手段 19,20,32,33 比較部 21,22,34,35 閾値設定部 23,36 判別部 24 切換スイッチ 31,44 受光量演算手段 37 出力部 45,46,47,48 比較手段 49 距離閾値設定手段 50 受光量閾値設定手段 51,52 判別手段 53 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水畑 伸治 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 福井 浩 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 BB15 BB24 BB25 DD04 DD08 DD11 FF09 FF44 GG01 HH03 JJ16 LL04 PP15 PP22 QQ02 QQ03 QQ06 QQ08 QQ23 QQ25 QQ27 QQ28 2F112 AA06 BA06 BA07 BA15 CA03 CA12 DA04 DA24 DA28 FA03 FA05 FA09 FA12 FA21 FA45 5J050 AA11 BB17 BB27 CC00 DD18 EE35 EE39 FF03 FF08 FF15 FF37 5J084 AA01 AA05 AA15 AB09 AD03 AD07 BA02 BA14 BA33 BB02 CA23 CA25 CA31 CA49 CA57 CA69 CA70 DA01 DA09 EA01 EA07 EA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光素子を有し、光ビームを物体検知領
    域に照射する投光部と、 前記投光部と所定間隔を有するように配置され、物体か
    らの反射光を受光し受光位置に対応させた出力信号を得
    る受光部と、 前記受光部の出力に基づいて物体までの距離に対応した
    距離信号を演算して出力する距離演算手段と、 前記距離演算手段から得られた距離信号を光ビームの投
    光方向にある背景物体の移動範囲に相当する第1,第2
    の閾値と比較する第1,第2の比較手段と、 前記第1,第2の比較手段からの出力が前記第1,第2
    の閾値の範囲内にない場合に物体検知の出力を出す判別
    手段と、を有することを特徴とする光学式センサ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の比較手段に対して前記
    背景物体の移動範囲内に前記第1,第2の閾値を調整す
    ることにより設定する距離閾値設定手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学式センサ装置。
  3. 【請求項3】 前記距離設定手段は、前記第1,第2の
    閾値のうちの一方を基準位置とし、他方の閾値をその相
    対値として遠方及び近方のいずれか一方に設定するもの
    であることを特徴とする請求項2記載の光学式センサ装
    置。
  4. 【請求項4】 投光素子を有し、光ビームを物体検知領
    域に照射する投光部と、 前記投光部と所定間隔を有するように配置され、物体か
    らの反射光を受光し受光位置に対応させた出力信号を得
    る受光部と、 前記受光部の出力に基づいて物体までの距離に対応した
    距離信号を演算して出力する距離演算手段と、 前記距離演算手段から得られた距離信号を光ビームの投
    光方向にある背景物体の移動範囲に相当する第1,第2
    の閾値で比較する第1,第2の比較手段と、 前記受光部に得られる反射光のレベルを演算する受光量
    演算手段と、 前記受光量演算手段より得られる受光量信号を光ビーム
    の投光方向にある背景物体の反射光レベルの変動範囲に
    相当する第3,第4の閾値と比較する第3,第4の比較
    手段と、 前記第1,第2の比較手段からの出力が前記第1,第2
    の閾値の範囲内にあるときにオフ信号、前記第1,第2
    の閾値の範囲外にあるときにオン信号を出力する第1の
    判別手段と、 前記第3,第4の比較手段からの出力が前記第3,第4
    の閾値の範囲内にあるときにオフ信号、前記第3,第4
    の閾値の範囲外にあるときにオン信号を出力する第2の
    判別手段と、 前記第1,第2の判別手段からの出力の少なくとも一方
    がオフ状態でないときに物体検知信号を出力する出力手
    段と、を有することを特徴とする光学式センサ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の比較手段に対して前記
    背景物体の移動範囲内に前記第1,第2の閾値を調整す
    ることにより設定する距離閾値設定手段を有することを
    特徴とする請求項4記載の光学式センサ装置。
  6. 【請求項6】 前記第3,第4の比較手段に対して前記
    背景物体の受光量の変動範囲内に前記第3,第4の閾値
    を調整して設定する受光量閾値設定手段を更に有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の光学式センサ装置。
  7. 【請求項7】 前記距離閾値設定手段は、 前記投光部より背景物体に向けて所定時間光ビームを投
    光し、前記距離演算手段より出力される距離信号の最大
    値及びその最小値に基づいて前記第1,第2の比較手段
    に第1,第2の閾値を設定するものであることを特徴と
    する請求項2又は5記載の光学式センサ装置。
  8. 【請求項8】 受光量閾値設定手段は、 前記投光部より背景物体に向けて所定時間光ビームを投
    光し、前記受光量演算手段より得られる受光量信号の最
    大値及びその最小値に基づいて前記第3,第4の比較手
    段に第3,第4の閾値を設定するものであることを特徴
    とする請求項6記載の光学式センサ装置。
  9. 【請求項9】 前記受光量閾値設定手段は、前記第3,
    第4の閾値のうちの一方を基準受光量とし、他方の閾値
    をその相対値として受光量レベルの高い又は低い方のい
    ずれか一方に設定するものであることを特徴とする請求
    項6記載の光学式センサ装置。
JP10174887A 1998-06-22 1998-06-22 光学式センサ装置 Pending JP2000009462A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174887A JP2000009462A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 光学式センサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174887A JP2000009462A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 光学式センサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000009462A true JP2000009462A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15986415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10174887A Pending JP2000009462A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 光学式センサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000009462A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133049A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Sick Optex Kk 高さ形状センサ
JP2007139494A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Keyence Corp 光電センサ
JP2008145159A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Keyence Corp 光学式変位センサ
JP2009198433A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 断面略円形の被判定材の長さ判定方法及び装置
CN102679949A (zh) * 2012-05-17 2012-09-19 北京中远通科技有限公司 一种直接发射型物体检测系统及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006133049A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Sick Optex Kk 高さ形状センサ
JP2007139494A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Keyence Corp 光電センサ
JP4730898B2 (ja) * 2005-11-16 2011-07-20 株式会社キーエンス 光電センサ
JP2008145159A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Keyence Corp 光学式変位センサ
JP2009198433A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Sumitomo Metal Ind Ltd 断面略円形の被判定材の長さ判定方法及び装置
CN102679949A (zh) * 2012-05-17 2012-09-19 北京中远通科技有限公司 一种直接发射型物体检测系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007101238A (ja) 光学式測距センサ及び電気機器
JP6590553B2 (ja) 光電センサ
US4633077A (en) Photoelectric switch with limit setting means to prevent disablement when the amplifier is saturated
EP1503524A2 (en) Signal receiving circuit to receive signals transmitted from a probe
JP2017181105A (ja) レーザレーダ装置
US4533241A (en) Distance measuring device and automatic focusing system using same
JP2000009462A (ja) 光学式センサ装置
JP2684574B2 (ja) 測距装置
KR100338489B1 (ko) 동전판별장치
US10094786B2 (en) Optical distance sensor
US5128529A (en) Autofocusing device with improved distance focusing accuracy
US5655160A (en) Distance measuring apparatus
JPH0752104B2 (ja) 反射型光電スイッチ
US6018159A (en) Differential clear container sensor with improved noise immunity
KR101378930B1 (ko) 전조등 조사각 제어 장치 및 이의 제어 방법
JP2008298653A (ja) 光電センサ
JP3821458B2 (ja) 光走査による対象物情報検出装置
US5361118A (en) Distance measuring apparatus
JP2003530558A (ja) 可変検出閾値および雑音抑制を有する多機能光センサ
US10969477B2 (en) Method to detect a signal and optoelectronic sensor
CN109931907B (zh) 距离设定型光电传感器
JP2001504228A (ja) ノイズ許容範囲の改良された検出システム
JP2004309173A (ja) 被測定物体の距離測定装置、距離測定センサおよび自動水栓装置
JP3372328B2 (ja) 光電センサ
JP2581480B2 (ja) 距離センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802