JP2006101319A - 検出センサ及び検出センサの感度調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のボリュームを必要とせず、検出感度の粗調整及び微調整の可能な検出センサを提供する。
【解決手段】 感度ボリューム20の操作で閾値レベルを変更することにより、検出感度を変更できる検出センサであって、感度ボリューム20を回転させることによりエンコーダ21から出力されるパルス信号のトリガの間隔をCPU50にて測定し、この測定されたトリガ信号の間隔t(t=t1,t2,t3,t4・・・)が所定間隔t´より短い時は、感度ボリューム20の操作が粗調整であるとして、CPU50は、エンコーダ21のトリガ信号を検出するごとに、閾値を変化させる一方で、測定されたトリガ信号の間隔t(t=t1,t2,t3,t4・・・)が所定間隔t´より長い時は、エンコーダ21のトリガ信号を所定回数検出するごとに、閾値を変化させる。
【選択図】 図3
Description
外部から操作可能な操作手段と、
前記操作手段の操作量に応じて前記検出手段の検出感度を調整する感度調整手段とを備えた検出センサにおいて、
前記操作手段の操作速度を検出する速度検出手段を設け、
前記感度調整手段は、
前記速度検出手段で検出された操作速度に応じた速度で前記検出感度を変化させる構成としたところに特徴を有する。
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記速度検出手段は、前記トリガ信号検出手段で検出されたトリガ信号の間隔を測定するトリガ間隔測定手段を備えて構成され、
前記感度切換手段の前記所定回数は、前記トリガ間隔測定手段で測定されたトリガ間隔が短いほど少ない回数に設定されるところに特徴を有する。
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記速度検出手段は、前記トリガ信号検出手段で所定時間内に検出されたトリガ信号の回数を測定するトリガ回数測定手段を備えて構成され、
前記感度切換手段の前記所定回数は、前記トリガ回数測定手段で所定時間内に測定されたトリガ信号の回数が多いほど少ない回数に設定されるところに特徴を有する。
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記トリガ信号検出手段において、前記第一のパルス信号によるトリガ信号が第二のパルス信号によるトリガ信号よりも先に検出されたときには、前記検出感度のレベルが高まる側に切り換え、第二のパルス信号によるトリガ信号が第一のパルス信号によるトリガ信号よりも先に検出されたときには、前記検出感度のレベルが低下する側に切り換えるところに特徴を有する。
前記感度調整手段は、前記閾値レベルを変化させることにより、前記検出感度の調整を行うように構成されているところに特徴を有する。
このディジタル表示部に前記検出信号レベルと前記閾値レベルとを表示させるところに特徴を有する。
前記操作手段の操作速度に応じた速度で前記検出感度を変化させる構成としたところに特徴を有する。
本構成によれば、速度検出手段で検出された操作速度に応じた速度で検出感度が変化する。したがって、従来のように粗調整用と微調整用の2種類の操作手段を必要としないから、部品点数の削減及びセンサの小型化が可能となる。
本構成によれば、操作速度と感度のレベルとの関係をリニアにすることが可能となり、より早く所望の検出感度への調整が可能となる。
本構成によれば、位相の異なる2つのパルス信号のうちのいずれが先に検出されるかによって感度調整の方向(高まる又は低下する)が決まるから、感度調整の方向を検出するための手段を別に設ける必要がない。
本構成によれば、微調整時に検出感度レベルの変化を少なくすることができる。
例えば、被検出物に出射する光の投光量や、検出信号の増幅率を変更することにより、感度調整を行う場合には、投光量や増幅率の増加に伴ってノイズのレベルも増加してしまい、被検出物を高い精度で検出することができないおそれがある。しかしながら、本構成によれば、閾値レベルを変化させることにより、検出感度の調整を行うので、高い精度で被検出物の検出が可能となる。
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。
1.検出センサの構成
本発明の検出センサの実施形態1に係る光電センサ10は、直方体に形成された本体ケース11を備え、その内部には後述するCPU50等が設けられている。なお、図示はしないが、本体ケース11の前面には投光用及び受光用のファイバーケーブルを差し込むための差し込み孔が形成される一方、後面からは電線が引き出されている。
このようにすれば、位相の異なる2つのパルス信号のうちのいずれが先に検出されるかによって感度調整の方向(高まる又は低下する)が決まるから、感度調整の方向を検出するための手段を別に設ける必要がない。
なお、本実施形態のエンコーダ21は、A相、B相ともに、感度ボリューム20の1回転(360度)につき、12回のパルスが生じるようになっている(A相パルスのトリガを図2のパターンAに示す)。即ち、15度回転させるごとに、パルスの立ちあがりと立下りのトリガが生じるようになっている。ここで、上記したように各相のパルスは、半周期(即ち7.5度)位相が異なるために、A相、B相を合わせると、7.5度回転させるごとにパルスの立ちあがりと立下りのトリガが生じるようになっている(両相合わせると1回転につき48回(図2のパターンB)のトリガが生じる)。したがって、感度ボリューム20とエンコーダ21とが本発明の「操作手段」に相当する。
図3は、光電センサ10の回路図である。図中符号50はCPUである。
CPU50には、投光素子を備える投光回路41及び受光素子を備える受光回路42が接続されており、CPU50からの信号に基づいて投光回路41が投光素子を投光させるとともに、投光された光のうち被検出物Wにて反射した光を受光素子が受光し、受光回路42を介して受光量レベルに応じた受光信号がCPU50に入力される。
本構成によれば、CPU50で検出されたトリガ信号の間隔(操作速度)に応じた速度で検出感度が変化する。したがって、従来のように粗調整用と微調整用の2種類の操作手段を必要としないから、部品点数の削減及びセンサの小型化が可能となる。
次に、本発明の実施形態2を図5ないし図6によって説明する。
実施形態1では、感度ボリューム20の同軸上にエンコーダ21を設け、感度ボリューム20を回転させることによりエンコーダ21から発生するパルス信号のトリガの間隔に基づいて感度を変化させる構成とした。一方、実施形態2では、感度ボリューム72を回転させることにより、内部の可変抵抗値に変化により生じる電圧変化に基づいて、感度を変化させるものである。なお、上記実施形態1と同一の構成については説明を省略する。
実施形態1では、トリガ信号の間隔tが基準となるトリガ信号の間隔t´よりも短いかどうかで感度の調整を行う構成とした。一方、実施形態3では、所定時間内におけるトリガ信号の回数が基準となるトリガ信号の回数よりも多いかどうかで感度の調整を行う構成とするものである。
このようにすれば、CPU50は、トリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに検出感度を所定レベルだけ切り換えるとともに、当該所定回数は、CPU50で測定されたトリガ信号の回数が多いほど少ない回数に設定されるから、操作速度と感度のレベルとの関係をリニアにすることが可能となり、より早く所望の検出感度への調整が可能となる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
20,72…感度ボリューム
21…ロータリーエンコーダ
30…デジタル表示器
50…CPU
Claims (8)
- 被検出物の検出状態に応じたレベルの検出信号に基づいて前記被検出物の検出を行う検出手段と、
外部から操作可能な操作手段と、
前記操作手段の操作量に応じて前記検出手段の検出感度を調整する感度調整手段とを備えた検出センサにおいて、
前記操作手段の操作速度を検出する速度検出手段を設け、
前記感度調整手段は、
前記速度検出手段で検出された操作速度に応じた速度で前記検出感度を変化させることを特徴とする検出センサ。 - 前記操作手段は、その操作速度に応じた周期のパルス信号を出力するパルス信号出力手段を備えて構成され、
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記速度検出手段は、前記トリガ信号検出手段で検出されたトリガ信号の間隔を測定するトリガ間隔測定手段を備えて構成され、
前記感度切換手段の前記所定回数は、前記トリガ間隔測定手段で測定されたトリガ信号の間隔が短いほど少ない回数に設定されることを特徴とする請求項1記載の検出センサ。 - 前記操作手段は、その操作速度に応じた周期のパルス信号を出力するパルス信号出力手段を備えて構成され、
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記速度検出手段は、前記トリガ信号検出手段で所定時間内に検出されたトリガ信号の回数を測定するトリガ回数測定手段を備えて構成され、
前記感度切換手段の前記所定回数は、前記トリガ回数測定手段で所定時間内に測定されたトリガ信号の回数が多いほど少ない回数に設定されることを特徴とする請求項1記載の検出センサ。 - 前記操作手段は、位相の異なる2つのパルス信号を出力するとともに、前記操作手段が操作可能な相反する方向のうち、感度の高まる方向である1の方向に操作されたときには、前記2つのパルス信号のうち、第一のパルス信号を先に出力する一方で、感度の低下する方向である逆の方向に操作されたときには、第二のパルス信号を先に出力するパルス信号出力手段を備えて構成され、
前記感度調整手段は、
前記パルス信号の立ち上がり及び立ち下がりのうち少なくともいずれか一方をトリガ信号として検出するトリガ信号検出手段と、
前記トリガ信号検出手段で検出されるトリガ信号が一回以上の所定回数検出されるごとに前記検出感度を所定レベルだけ切り換える感度切換手段とを備えて構成され、
前記トリガ信号検出手段において、前記第一のパルス信号によるトリガ信号が第二のパルス信号によるトリガ信号よりも先に検出されたときには、前記検出感度のレベルが高まる側に切り換え、第二のパルス信号によるトリガ信号が第一のパルス信号によるトリガ信号よりも先に検出されたときには、前記検出感度のレベルが低下する側に切り換えることを特徴とする請求項1記載の検出センサ。 - 前記感度切換手段は、切り換え可能な最小単位で前記感度の切り換えを行うことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の検出センサ。
- 前記検出信号レベルと閾値レベルとの比較を行う比較手段を備え、
前記感度調整手段は、前記閾値レベルを変化させることにより、前記検出感度の調整を行うように構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の検出センサ。 - ディジタル表示部を備え、
このディジタル表示部に前記検出信号レベルと前記閾値レベルとを表示させることを特徴とする請求項6に記載の検出センサ。 - 操作手段の操作に応じて検出感度を調整し、この調整された検出感度で、被検出物の検出を行う検出センサの感度調整方法であって、
前記操作手段の操作速度に応じた速度で前記検出感度を変化させることを特徴とする検出センサ。
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---|---|---|---|
JP2004286448A JP2006101319A (ja) | 2004-09-30 | 2004-09-30 | 検出センサ及び検出センサの感度調整方法 |
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2004
- 2004-09-30 JP JP2004286448A patent/JP2006101319A/ja active Pending
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