JP2006311189A - 検出センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のボリュームを必要とせず、検出感度の粗調整及び微調整の可能な検出センサを提供する。
【解決手段】 段階的に操作可能であり、各段階に応じたレベルの出力信号を出力可能なサムロータリスイッチ15を備え、サムロータリスイッチ15から出力される出力信号のレベルが変化するのに要する時間をCPU30で計測し、この計測した時間により求められる操作速度に応じた変化量で閾値レベルを変化させ、当該閾値レベルと検出信号のレベルとを比較することにより被検出物Wの検出を行う。
【選択図】 図5
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、複数のボリュームを必要とせず、設定値の粗調整及び微調整の可能な検出センサを提供することを目的とする。
前記操作子から出力される出力信号に基づき、前記操作子の操作速度を検出する速度検出手段と、
前記速度検出手段で検出された操作速度に応じた変化量で所定の条件に適用される設定値の設定変更を行う設定手段と、
前記所定の条件に基づいて検出動作を行う検出手段と、
前記設定手段で設定変更される設定値を外部へ報知する報知手段と、を備える構成としたところに特徴を有する。
なお、「所定の条件」には、例えば、検出感度、出力される信号のタイミングや出力時間、光電センサにおける投光周期、などが含まれる。また、「設定値」としては、例えば、「条件」が検出感度であれば、閾値レベル、光電センサでは投光量などが含まれ、「条件」が出力時間であれば、出力時間の延長時間などが含まれる。
さらに、「報知手段」としては、検出センサに設けられる表示手段に表示することにより情報を報知する構成や、外部パソコン等に情報を送信することにより外部に報知する構成でもよい。
なお、前記設定手段は、前記所定の条件としての検出感度に適用される設定値を設定変更可能に構成されるものとすればよい。
前記操作子から出力される出力信号のレベルの変化に基づき、前記操作子の操作方向を判定する判定手段を備え、
前記設定手段は、前記判定手段で判定された前記操作子の操作方向により前記検出感度の増減を切り替えるところに特徴を有する。
前記検出手段は、前記比較手段の比較結果に基づき被検出物の検出を行うように構成されるとともに、
前記設定手段は、前記閾値レベルを前記検出感度に適用される前記設定値として設定変更可能に構成されるところに特徴を有する。
なお、予め設定された閾値レベルは、少なくとも比較手段による比較時点で設定されている閾値レベルを意味する。
前記報知手段は、前記設定手段により設定変更される検出感度を前記デジタル表示手段に表示させるところに特徴を有する。
前記報知手段は、前記閾値レベルと前記検出信号レベルとを前記デジタル表示手段に表示させるところに特徴を有する。
本構成によれば、速度検出手段で検出された操作速度に応じた変化量で所定の条件に適用される設定値の設定変更が行われる。したがって、従来のように設定値の調整のための粗調整用と微調整用の2種類の操作手段を必要としないから、部品点数の削減及びセンサの小型化が可能となる。
また、操作子は、段階的に操作可能となっているから、操作子の操作位置を容易に把握できるとともに、微小な操作位置のずれによる検出感度のずれを防止できる。
本構成によれば、速度検出手段で検出された操作速度に応じた変化量で検出感度が変化する。したがって、従来のように感度調整のための粗調整用と微調整用の2種類の操作手段を必要としないから、部品点数の削減及びセンサの小型化が可能となる。
また、操作子は、段階的に操作可能となっているから、操作子の操作位置を容易に把握できるとともに、微小な操作位置のずれによる検出感度のずれを防止できる。
本構成によれば、簡易な構成で操作子の操作速度を検出することができる。
本構成によれば、簡易な構成で操作子の操作速度を検出することができる。
本構成によれば、操作子の操作方向によって検出感度の増減が切り替わるから、検出感度の調整が容易になる。
本構成によれば、例えば、左右に移動させて検出感度の調整を行う構成と比較して、移動方向に小型化することが可能になる。
回転操作子の回転数に制限があるものでは、作業者が制限値以上回転させようとした場合に回転操作子が壊れるおそれがあるが、本構成によれば、回転操作子の回転数に制限がないため、回転操作子が壊れることを防止できる。
例えば、回転操作子にロータリーエンコーダを用いる場合には、振動による影響を受けやすく、かかる影響により検出感度にずれが生じるおそれがあるが、本構成によれば、サムロータリースイッチを用いて段階的に感度調整を行うから、震動等による検出感度のずれが生じにくい。
一般に、検出感度は、検出感度の変化可能な所定範囲内の値が設定可能となっている。ここで、回転操作子が回転数に制限なく回転操作可能であると、検出感度の変化可能な限界値を超える位置まで回転操作子を回転させた場合に、実際の回転量とは異なる検出感度が設定されることになり、作業者等の検出感度の認識に過誤が生じるおそれがある。
一方、本構成によれば、設定手段は、回転操作子の操作量が検出感度の変化可能な限界値を超える操作量であるときには、検出感度を限界値に設定するから、作業者による検出感度の認識誤りを防止することができる。
例えば、被検出物に出射する光の投光量や、検出信号の増幅率を変更することにより、感度調整を行う場合には、投光量や増幅率の増加に伴ってノイズのレベルも増加してしまい、被検出物を高い精度で検出することができないおそれがある。しかしながら、本構成によれば、検出感度に適用される閾値レベルを変化させ、閾値レベルと検出信号レベルとの比較結果に基づき被検出物の検出を行うから、高い精度で被検出物の検出が可能となる。
本構成によれば、デジタル表示手段に表示された検出感度を視認しながら検出感度の設定変更ができるから、感度調整時における作業性を向上させることができる。
本構成によれば、検出信号レベルと閾値レベルとを視認しながら閾値レベルの設定変更を行うことができるから、最適な閾値レベルへの調整が容易になる。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。
1.検出センサの構成
本発明の検出センサの実施形態1に係るファイバセンサ1は、直方体状に形成された本体ケース10を備え、その内部には後述するCPU30等が設けられている。なお、図示はしないが、本体ケース10の前面には投光用及び受光用のファイバーケーブルを差し込むための差し込み孔が形成される一方、後面からは電線が引き出されている。
図5は、ファイバセンサ1の回路図である。図中符号30はCPUである。
CPU30には、投光素子を備える投光回路31及び受光素子を備える受光回路32が接続されており、CPU30からの信号に基づいて投光回路31が投光素子を投光させるとともに、投光された光のうち被検出物Wにて反射した光を受光素子が受光し、受光回路32を介して受光量に応じたレベルの検出信号がCPU30に入力される。
本実施形態によれば、CPU30(速度検出手段)で検出された操作速度に応じた変化量で検出感度が変化する。したがって、従来のように感度調整のための粗調整用と微調整用の2種類の操作手段を必要としないから、部品点数の削減及びセンサの小型化が可能となる。
さらに、サムロータリスイッチ15の回転方向(操作方向)によって検出感度の増減が切り替わるから、検出感度の調整が容易になる。
本発明の実施形態2を説明する。なお、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態1では、CPU30の4つの入力ポートに入力される組み合わせが変化するまでの時間に基づき、サムロータリスイッチ15の操作速度を測定し、この操作速度に応じて閾値レベルを変化させる構成としたが、実施形態2では、CPU30の4つの入力ポートに入力される組み合わせが、所定時間内に変化する回数に基づき、操作部16の操作速度を測定し、この操作速度に応じて閾値レベルを変化させる構成とするものである。
そして、CPU30は、計測した回数X(速度)に応じた変化量で閾値レベルを変化させるようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(2)上記実施形態では、デジタル表示器20に閾値レベルや検出信号のレベルを表示させる構成としたが、通信手段(図示しない)を介して外部のパソコン等に閾値レベル等を送信し、パソコンのディスプレイ等の表示部に閾値レベル等を表示させることにより外部に報知させるようにしてもよい。
16…操作部
18…記憶手段
20…デジタル表示器(デジタル表示手段)
30…CPU(設定手段、比較手段、検出手段、速度検出手段、判定手段、報知手段)
W…被検出物
Claims (12)
- 段階的に操作可能であり、各段階に応じたレベルの出力信号を出力可能な操作子と、
前記操作子から出力される出力信号に基づき、前記操作子の操作速度を検出する速度検出手段と、
前記速度検出手段で検出された操作速度に応じた変化量で所定の条件に適用される設定値の設定変更を行う設定手段と、
前記所定の条件に基づいて検出動作を行う検出手段と、
前記設定手段で設定変更される前記設定値を外部へ報知する報知手段と、を備えることを特徴とする検出センサ。 - 前記設定手段は、前記所定の条件として前記検出手段の検出感度に適用される設定値を設定変更可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の検出センサ。
- 前記速度検出手段は、前記操作子から出力される出力信号のレベルが変化するのに要する時間に基づいて前記操作子の操作速度を検出することを特徴とする請求項2に記載の検出センサ。
- 前記速度検出手段は、所定時間内における前記操作子から出力される出力信号のレベルが変化する回数に基づいて前記操作子の操作速度を検出することを特徴とする請求項2に記載の検出センサ。
- 前記操作子は、異なる操作方向に操作可能に構成されており、
前記操作子から出力される出力信号のレベルの変化に基づき、前記操作子の操作方向を判定する判定手段を備え、
前記設定手段は、前記判定手段で判定された前記操作子の操作方向により前記検出感度の増減を切り替えることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の検出センサ。 - 前記操作子は、回転可能な回転操作子により構成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載の検出センサ。
- 前記回転操作子は、回転数に制限なく回転可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の検出センサ。
- 前記回転操作子は、サムロータリースイッチであることを特徴とする請求項7に記載の検出センサ。
- 前記設定手段は、前記回転操作子の操作量が前記検出感度の変化可能な限界値を超える操作量であるときには、前記検出感度を前記限界値に設定することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の検出センサ。
- 予め設定された閾値レベルと被検出物の検出状態に応じて出力される検出信号レベルとを比較する比較手段を備え、
前記検出手段は、前記比較手段の比較結果に基づき被検出物の検出を行うように構成されるとともに、
前記設定手段は、前記閾値レベルを前記検出感度に適用される前記設定値として設定変更可能に構成されることを特徴とする請求項2ないし請求項9のいずれかに記載の検出センサ。 - デジタル表示手段を備え、
前記報知手段は、前記設定手段により設定変更される検出感度を前記デジタル表示手段に表示させることを特徴とする請求項2ないし請求項10のいずれかに記載の検出センサ。 - デジタル表示手段を備え、
前記報知手段は、前記閾値レベルと前記検出信号レベルとを前記デジタル表示手段に表示させることを特徴とする請求項10に記載の検出センサ。
Priority Applications (1)
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JPS61100861U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-27 | ||
JPS6221315A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-29 | Alpine Electron Inc | 音量調整方法 |
JP2002101485A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-04-05 | Sony Corp | 入力装置、再生装置及び音量調整方法 |
JP2003069407A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Sunx Ltd | 感度設定機能付センサ |
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