JP2002090183A - 多回転型絶対値エンコーダ - Google Patents

多回転型絶対値エンコーダ

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JP2002090183A
JP2002090183A JP2000280179A JP2000280179A JP2002090183A JP 2002090183 A JP2002090183 A JP 2002090183A JP 2000280179 A JP2000280179 A JP 2000280179A JP 2000280179 A JP2000280179 A JP 2000280179A JP 2002090183 A JP2002090183 A JP 2002090183A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転数の計数ミスを判別可能として、主電源
OFF時等における許容回転速度をその限度近くに設定
し、消費電流の増加を伴わずに速くすることが可能な多
回転型絶対値エンコーダを提供する。 【解決手段】 少なくとも3種類以上の異なる位置情報
を与える符号板2と、この符号板の位置情報を検出する
検出手段1と、この検出手段に検出タイミングを与える
タイミング発生手段8と、検出手段から得られた信号に
よりカウントを行うカウント手段7a,7bと、検出手
段から得られた符号板の位置データから、位置データの
エラーを検出するデータエラー検出手段9a,9bと有
し、少なくともカウント手段とデータエラー検出手段と
が2組以上あり、いずれかのデータエラー検出手段が検
出した位置データーのエラー信号により、エラーの検出
されなかったカウント手段のカウント値に補正するデー
タ補正手段を有する構成の多回転型絶対値エンコーダと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高精度の位置検出等
に使用されるロータリーエンコーダに関し、詳しくは、
回転数を計数するための位置データのエラーを検出する
ことにより、回転数の計数ミスを判別可能な多回転型絶
対値エンコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロータリーエンコーダとして、例
えば図10に示す構成のものが知られている。図はロー
タリーエンコーダの回転数を計数するための基本的な構
成部分を抽出して、ブロック図に表したものである。そ
の他エンコーダとして必要な機能についてはここでは省
略している。
【0003】図において、ロータリーエンコーダは、符
号板の位置情報を検出するための検出手段1と、前記位
置情報を有する符号板2と、前記検出手段により検出さ
れた符号板の位置データ信号の波形を整形する波形整形
手段3と、この波形整形手段3から得られた位置データ
信号を所定のクロックに同期させて処理するデータ処理
手段4と、このデータ処理手段4から出力される位置デ
ータ信号の立ち上がり(HP)、立ち下がり(LP)の
エッジを検出するエッジ検出手段5と、エッジ検出手段
から出力される立ち上がり信号(HP)、立ち下がり信
号(LP)を選択処理して+カウント信号(UP)、−
カウント信号(DOWN)を発生する選択手段6と、前
記+カウント信号(UP)、−カウント信号(DOW
N)の入力により、アップカウントまたはダウンカウン
トを行うカウント手段7と、前記検出手段に検出タイミ
ングを与えたり、データ処理手段4、エッジ検出手段5
に同期のためのクロックを供給するタイミング発生手段
8を有する。
【0004】また、符号板2は、例えば図9に示すよう
な構造となっている。すなわち、正面から見ると、大小
の径が異なり、かつ180°の切り欠きを有する2枚の
円板を、切り欠きの位置を90°ずらして組み合わせた
ような形状をしている。そして、図の斜線で示した部分
がこの切り欠き、つまりスリット部分に相当し、この2
つのスリットの組み合わせにより、それぞれA領域(θ
A°)、B領域(θB°)、C領域(θC°)、D領域
(θD°)に分けられる。また、それぞれのスリットの
状態は検出手段1の検出素子であるフォトセンサSA、
SBにより検出される。
【0005】次に、このような構成のエンコーダの動作
について説明する。符号板2が回転すると、その検出速
度により符号板のスリットに対応した位置データ信号で
あるパルス信号が、それぞれのフォトセンサSA,SB
に発生する。このパルス信号は波形整形手段3によりノ
イズ等が除去され、論理回路に入力できるよう略矩形状
のパルス波形DA1、DB1に整形される。
【0006】この整形された位置データ信号DA1,D
B1は、スリットの検出タイミング信号に同期して動作
するデータ処理手段4に入力される。このデータ処理手
段4は符号板2のスリットを検出する検出手段1の動作
と同期したクロックCK1によりデータ信号をサンプリ
ングし、それぞれのデータ信号DA1、DB1の入力状
態を保持するようになっている。
【0007】データ処理手段4により処理された位置デ
ータ信号の一方DA2は、エッジ検出手段5に入力され
る。このエッジ検出手段5は入力された信号の立ち上が
り(HP)、立ち下がり(LP)エッジを検出し、これ
に応じた信号HP,LPを出力する。エッジ検出手段5
の出力は、選択手段6に入力される。この選択手段6に
は前記データ処理手段4により処理された他方の信号D
B2が入力されていて、前記エッジ検出手段5の出力と
からエンコーダの回転方向が判断され、この回転方向C
W/CCWに応じたUP出力、DOWN出力を1回転毎
に1パルス出力する。
【0008】すなわち、前記符号板2は90°位相がず
れた180°のスリットになっているため、回転方向に
よって出力される位置データ信号DA1,DB1の位相
が異なり、前記立ち上がり(HP)、立ち下がり(L
P)エッジにより2つの信号の前後関係が把握でき、こ
れにより回転方向の判断が可能となっている。
【0009】このようにして、タイミング発生手段8か
ら供給されるタイミング信号に従い、所定の周期で符号
板2のスリットを検出して位置検出信号とし、これを2
つの信号の位相関係からUP/DOWNの信号に変換し
て、カウント手段7にて回転数を計数するものである。
【0010】ところで、このような回転数を計数するエ
ンコーダでは、主電源OFFの時でも電池により計数回
路をバックアップして、エンコーダの回転数を計数する
必要がある。しかしながら、計数回路を主電源がONの
時と同じように動作させるとすると、電池の消費電流が
多くなり、電池の寿命が低下し実用的でない。このた
め、上記の如く検出手段1において、スリット検出用の
発光素子LEDをタイミング発生手段8によりパルス点
灯させ、これと同期してサンプリングすることにより電
池の消費電流を下げている。
【0011】しかし、このようなパルス点灯により回転
数を検出する方式では、前記発光素子LEDの点灯周期
により、主電源OFF時の応答速度が決められてしま
う。このため、電池の寿命を考慮して平均消費電流を下
げるべく、点灯周期を遅くすると応答回転数を上げられ
なくなってしまう。また、この応答回転数はかなりの余
裕を持って設定されているが、安全率等を考慮するとそ
の限度近くに設定するのが困難であるという問題があっ
た。
【0012】さらに、仮に応答速度以上の回転速度で、
エンコーダが回転した場合、回転数の計数値に誤りを生
じることがあるが、電源再投入時にこのような計数ミス
の有無の判断ができず、誤ったデータのまま再起動する
と、エンコーダのデータを利用している機器にまで障害
が及んだり、エンコーダとしての基本的な機能を損なう
恐れがあった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、回転
数の計数ミスを判別可能として、主電源OFF時等にお
ける許容回転速度をその限度近くに設定し、消費電流の
増加を伴わずに応答速度を速くすることが可能な多回転
型絶対値エンコーダを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の構成に
より達成される。 (1) 少なくとも3種類以上の異なる位置情報を与え
る符号板と、 この符号板の位置情報を検出する検出手
段と、この検出手段に検出タイミングを与えるタイミン
グ発生手段と、前記検出手段から得られた信号によりカ
ウントを行うカウント手段と、前記検出手段から得られ
た符号板の位置データから、位置データのエラーを検出
するデータエラー検出手段と有し、少なくとも前記カウ
ント手段とデータエラー検出手段とが2組以上あり、い
ずれかのデータエラー検出手段が検出した位置データー
のエラー信号により、該当するカウント手段のカウント
値をエラーの検出されなかったカウント手段のカウント
値に補正するデータ補正手段を有する多回転型絶対値エ
ンコーダ。 (2) 前記いずれかのデータエラー検出手段が検出し
た位置データーのエラー信号により、エラーの検出され
なかったカウント手段のカウント値を出力するデータ切
り換え手段を有する多回転型絶対値エンコーダ。 (3) 前記データ補正手段は、位置情報の領域を限定
して補正を行う上記(1)または(2)の多回転型絶対
値エンコーダ。 (4) 前記データエラー検出手段のすべてがエラーを
検出したときにのみエラー信号を出力する上記(1)〜
(3)のいずれかの多回転型絶対値エンコーダ。 (5) 前記データエラー検出手段のいずれかがエラー
を検出したときにエラー信号を出力する上記(1)〜
(3)のいずれかの多回転型絶対値エンコーダ。
【0015】
【作用】カウント手段7により回転数を計数(応答回転
速度Nr)するには、図9に示すような符号板2の回転
に対して、スリットTA,TBの各領域A〜Dが、検出
素子SA、SBの位置を通過するときに、発光素子LE
Dのパルス点灯が1回以上あることが必要である。すな
わち、各領域A〜DはスリットTA,TBの有無の組み
合わせにより決まるため、各領域A〜D内でのスリット
の検出が必要となる。そして、検出した各スリットに対
応した検出素子の信号SA,SBをデータ処理手段4に
より所定のクロックに同期した位相差2信号に変換する
ことにより、回転方向と、回転数の測定が可能となる。
【0016】ここで、各領域の検出とエラーとの関係に
ついて検証してみる。図7は、各領域の検出とエラーと
の関係を示したタイミングチャートである。
【0017】図において、連続した領域(◎)DA,A
B,BC,CDが検出されているときには、エラーは生
じない。ところが、動作速度が上がるか、検出速度が遅
くなると、1つの領域を飛び越して次の領域(○)A
C,BDを検出してしまい、エラーとなる。さらに、動
作速度が上がるか、検出速度が遅くなると、2つの領域
を飛び越して次の領域(●)DC,AD,BA,CBを
検出してしまう。しかし、これは、逆回転のときには隣
接する領域となるので、エラーか否かの判断はできず不
定の状態となる。
【0018】図8はこのようなエンコーダ(図10の
例)の各部の動作を示したタイミングチャートで、各領
域A,B,C,Dに対応して、スリットTA,TBが変
化している。発光素子LEDの点灯信号LEDONは、
一定の周期で出力されるが、スリットTA,TBの各領
域A〜Dのいずれの領域においても点灯している必要が
ある。データ処理手段の同期をとるために与えられるク
ロックCK1も、LEDの点灯信号LEDONと同期し
て出力される。また、エッジ検出手段5の同期を取るク
ロックCK2は、前記クロックCK1とも同期して所定
周期で連続して出力されている。そして、符号板2の回
転により、検出手段1の検出素子SA,SBの出力を波
形整形手段にて整形した信号DA1,DB1は、通常の
状態では、データ処理手段4により符号板2のスリット
と一致した位相差2信号DA2,DB2となる。
【0019】ここで、回転数をカウントする計数回路の
応答速度Nr(r/min)は次式で求められる。 Nr=60/Ts×Pr (Pr=360°/θr) Ts:発光素子LEDの点灯周期(S) θr:θA〜θDの最小角度(°) Pr:θrに対する1回転あたりの分割数 注)TA,TBのパターンとLEDON信号とは非同期
の信号である。
【0020】そして、図示例のように、応答速度Nrを
越えてエンコーダが回転すると、符号板2の回転に対し
て、スリットTA,TBの各領域A〜Dが検出素子S
A,SBを通過するときに、発光素子LEDの点灯が間
に合わず次の領域まで通過してしまう(領域A⇔C、B
⇔D)。このような場合、スリットTA,TBの各領域
を判別できないこととなり、データ処理手段4の出力
の、1パルス/回転の2信号の変化の位置に位相差が無
くなり、カウント手段7のカウントに誤りが生じる。図
から明らかなように、データ処理手段4の出力信号DA
2,DB2が同相となっていることがわかる。そして、
この2つの信号DA2、DB2の同相状態を検出して保
持すると、エラー信号ERRが得られる。
【0021】また、回転数を計数する回路の、計数ミス
が検出される応答速度Nm(r/min)は次式で与え
られる。 Nm=60/Ts×Pm (Pm=360°/θM) Ts:発光素子LEDの点灯周期 θM:θA+θB,θB+θC,θC+θD,θD+θ
Aの最小角度(°) Pm:θMに対する1回転あたりの分割数
【0022】以上のように、データ処理手段4から出力
される2信号の同時タイミング動作を検出することで、
符号板2の位置データの検出ミス、つまり計数ミスを検
出することが可能となる。そして、検出手段−波形整形
手段からカウント手段に至る回転計測系統を2組以上有
することにより、エラーの生じた側のカウント値を他方
の正常なカウント値で補正することができる。従って、
発光素子LEDの点灯周期を速くしなくとも、許容回転
速度をその限界近くに設定でき、許容回転速度を上げる
ことができる。
【0023】
【実施例】次に、本発明の代表的実施例について図に沿
って説明する。図1は本発明のエンコーダの回転を測定
・計数する部分の基本構成を示すブロック図である。そ
の他の構成要素はここでは省略している。
【0024】図において、本発明のロータリーエンコー
ダは、所定の符号データを有する符号板2と、この符号
板2の符号データを検出するための検出手段1と、波形
整形手段3a,3bと、データ処理手段4a,4bと、
エッジ検出手段5a,5bと、選択手段6a,6bと、
カウント手段7a,7bとを有する。また、データエラ
ー検出手段9a,9bと、領域確認手段11と、データ
補正手段12a,12bと、エラー出力手段13とを有
し、さらにデータ処理手段4、エッジ検出手段5、およ
びデータエラー検出手段9にタイミング信号を与えるタ
イミング発生手段8を有する。
【0025】そして、前記波形整形手段3a,3b、デ
ータ処理手段4a,4b、エッジ検出手段5a,5b、
選択手段6a,6b、カウント手段7a,7b、および
データエラー検出手段9a,9bを、少なくとも2組以
上有している(図示例では2組)。
【0026】検出手段1は、符号板のスリットにより与
えられる位置情報を検出する。この検出手段1は、図示
例のように、主に発光素子LEDと、この発光素子LE
Dからの光を検出する受光素子SA,SB,SC,SD
により構成されている。符号板2は、少なくとも3種類
以上の位置情報を与えるものであり、この例ではスリッ
トを用いて位置情報を形成している。また、図示例で
は、透過型のスリットを用いているが、反射型でもよ
く、磁気式に置換することもできる。
【0027】波形整形手段3a,3bは、前記検出手段
により検出された符号板2の、位置データ信号、つまり
受光素子SA,SBの出力信号の波形を、論理回路によ
る処理に適した信号波形、信号レベルに整形する。この
波形整形手段3a,3bは、波形を整形したり信号レベ
ルを調整するための周知の回路、素子により容易に構成
することができる。
【0028】データ処理手段4a,4bは、波形整形手
段3a,3bから得られた位置データ信号を、タイミン
グ発生手段8から得られる所定のクロックCK1に同期
させて処理する。つまり、位置データ信号DA1,DB
1,DC1,DD1を、クロックCK1に同期したパル
スとして出力する。このデータ処理手段4a,4bは、
例えばD形フリップフロップ等により構成することがで
きる。
【0029】エッジ検出手段5a,5bは、前記データ
処置手段4a,4bから出力される位相差2信号である
位置データ信号の、立ち上がり(HP)、立ち下がり
(LP)エッジを検出する。また、エッジ検出手段5
a,5bからは、立ち上がり信号、立ち下がり信号が出
力される。選択手段6a,6bは、これを選択処理して
+カウント信号、−カウント信号を発生する。この選択
手段6a,6bは、ゲート素子(回路)の組み合わせに
より構成することができる。前記+カウント信号、−カ
ウント信号は、カウント手段7a,7bに入力される。
このカウント手段7a,7bは、+カウント信号、−カ
ウント信号により、アップカウントまたはダウンカウン
トを行うもので、周知のカウンター素子あるいは回路、
ゲート素子やフリップフロップの組み合わせ、プロセッ
サ等により構成することができる。
【0030】タイミング発生手段8は、前記検出手段1
に検出タイミングである発光素子LEDの点灯信号LE
DONを与えたり、データ処理手段4a,4b、エッジ
検出手段5a,5b、データエラー検出手段9a,9b
に同期のためのクロックCK1,CK2,CK3を供給
する。このタイミング発生手段8は、発振回路および分
周器、あるいはプロセッサ等により構成できる。
【0031】データエラー検出手段9a,9bは、デー
タ処理手段4の出力である2信号DA2,DB2の変化
の位置の位相関係を監視し、この2つの信号DA2,D
B2が同位相で変化したときは、検出エラーであると判
断し、エラー信号ERRを出力する。
【0032】このようなデータエラー検出手段9a,9
bの詳細な構成例を図2に示す。図中データ処理手段4
は、この例では2つのD型フリップフロップFF41,
FF42により構成され、入力信号をクロックCK1に
同期して保持するように動作する。データエラー検出手
段9(9a,9b)は、2つの入力信号DA2,DB2
をそれぞれ、2段のフリップフロップFF51,53、
FF52,54によりクロックCK3に同期して信号を
抽出し、遅延させ、フリップフロップFF53,54の
前後の信号の排他的論理和をゲートEXOR51,52
により求めて、信号の立ち上がり、立ち下がりを抽出す
る。そして、その論理積をゲートAND51により求め
て同位相の位置での変化のみエラーとしてフリップフロ
ップFF55,FF56,FF57,FF58により構
成されるシフトレジスタに取り込み、信号を順次遅延さ
せる。そして、これらのフリップフロップFF55,F
F56,FF57,FF58の各出力をそれぞれ取り出
し、その論理積をAND52、AND53により求める
ことで、エラー信号ER1(ER2)、またはL01
(L02)を出力している。
【0033】なお、フリップフロップFF55,FF5
6,FF57,FF58のクロックCK端子にはクロッ
ク信号CKが入力され、このクロック信号に同期したシ
フトレジスタとして動作する。そして、クロック信号C
Kに同期して遅延した各出力の論理積を求めることで、
所望のパルス幅の出力信号を得ている。このような回路
のタイミングチャートを図3に示す。図3から明らかな
ように、AND51の出力からクロック信号CKに同期
して遅延し、かつ所定の信号幅のエラー信号ER1(E
R2)、またはL01(L02)を出力していることが
わかる。
【0034】本発明では、前記波形整形手段3a,3
b、データ処理手段4a,4b、エッジ検出手段5a,
5b、選択手段6a,6b、カウント手段7a,7b、
およびデータエラー検出手段9a,9bを2組以上有し
ているので、いずれかの組のデータエラー検出手段9
a,9bでエラーが検出されると、エラーの検出されな
い組のカウント手段の計数値を、エラーの検出された組
のカウント手段の計数値に補正することができる。この
ため、エンコーダーの動作速度を計数ミスが生じるぎり
ぎりの速度まで速めても信頼性が維持でき、低消費電力
のまま動作速度を向上させることができる。
【0035】補正動作は以下のようにして行うことがで
きる。カウント手段7aのデータ入力端子D1には、デ
ータバスを介してレジスタG2の出力Q2が接続されて
いる。このレジスタG2の入力D2には、カウント手段
7bのデータ出力Q2が接続されている。一方、カウン
ト手段7bのデータ入力端子D2には、データバスを介
してレジスタG1の出力Q1が接続されている。このレ
ジスタG1の入力D1には、カウント手段7aのデータ
出力Q1が接続されている。
【0036】そして、カウント手段7aのプリセット入
力L1には、データエラー検出手段9aの第2のエラー
出力L01が接続され、カウント手段7bのプリセット
入力L2には、データエラー検出手段9bの第2のエラ
ー出力L02が接続されている。このため、いずれかの
データエラー検出手段9a,9bの第2のエラー出力L
01,L02がアクティブになると、これに対応したカ
ウント手段7a,7bのプリセット入力がアクティブと
なり、それぞれのデータ入力端子D1,D2からデータ
が読み込まれプリセットされる。このとき、それぞれの
データ入力端子D1,D2には、他方のカウント手段7
b,7aのデータ出力Q2,Q1が入力されているの
で、結果として他方のカウント手段7b,7aの計数値
に補正されることとなる。
【0037】また、各データエラー検出手段9a,9b
の第1のエラー出力ER1,ER2は、エラー出力手段
13の入力端子I1,I2に接続されている。このエラ
ー出力手段13は、後述するように、その出力Oを、各
入力I1,I2の論理積ANDとするか、論理和ORと
するかにより、補正優先とするか、エラー出力を優先と
するかを選択することができる。
【0038】また、エラー出力手段13の出力Oを、論
理積AND条件で出力して補正優先とした場合でも、論
理和OR条件の信号も出力して、エラーが生じた警告信
号としてもよい。
【0039】次に、具体的に計数ミスの生じるタイミン
グと、エンコーダの動作について説明する。
【0040】上記のように、2組以上の回転計測手段を
用いる場合、3信号と4信号の動作が考えられる。
【0041】先ず3信号の動作について検討する。図4
は、回転計測のための3信号(位置信号=スリット)
と、各領域の検出とエラーとの関係を示したタイミング
チャートである。
【0042】図において、3信号による位置検出を行っ
ているため、用いるスリット位置情報は、TA,TB,
TC=TAおよびTDの3種類である。従って、このス
リットで定義される領域は、図示例のように、第1の組
のA1,B1,C1,D1と、第2の組のA2,B2,
C2,D2となり、各領域の大きさは一定ではない。
【0043】各速度毎に領域の検出とエラーとの関係を
検討する。 (1)連続した領域(◎)を検出する場合 D1−A1およびD2−A2,A1−A1およびA2−
B2等が検出されているときには、エラーは生じない。
【0044】(2)1つの領域を飛び越して次の領域
(○)を検出する場合 D1−A1およびD2−B2のように、エラーと未検出
とが混在する。このため、エラーが検出された側の組の
カウント手段のカウント値を、エラーが検出されなかっ
た組のカウント値に補正する(書き換える)ことによ
り、この速度での動作を補償することができる。ここ
で、データ補正を行うことで回転を計測可能な応答速度
Nr3 (r/min)は次式で求められる。 Nr3 =60/Ts3 ×Pr3(Pr3 =360°/θ
r3) Ts3 :発光素子LEDの点灯周期(S) θr3 :θA1,θB2,θC1,θD2,θB1+θC2,θD1+
θB2の最小角度(°)
【0045】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θr/θr3 =90°/120°=0.75 となり、約25%応答速度が改善されることがわかる。
【0046】(3)2つの領域を飛び越して次の領域
(●)を検出する場合 D1−B1およびD2−B2のように、全ての領域でエ
ラーが検出される。このため、全てのカウント手段で計
数ミスが発生する。ここで、計数ミスが発生する応答速
度Nm3 (r/min)は次式で求められる。 Nm3 =60/Ts3 ×Pm3(Pm3 =360°/θm3) Ts3 :発光素子LEDの点灯周期(S) θm3 :θA1+θB1,θB1+θC1,θC1+θD1,θD1+
θA1の最小角度(°)、 θA2+θB2,θB2+θC2,θC2+θD2,θD2+θA2の最
小角度(°)
【0047】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θm/θm3 =180°/180°=1 となり、従来と変わらないことがわかる。
【0048】(4)3つの領域を飛び越して次の領域
(□)を検出する場合 エラーの検出と、逆回転のときには隣接する領域となる
不定の状態とが混在するため、回転を計数するカウント
手段と、データエラー検出手段共に応答することができ
ない。従って、この状態での使用は動作が保証できな
い。
【0049】次に、4信号の動作について検討する。図
5は、回転計測のための4信号(位置信号=スリット)
と、各領域の検出とエラーとの関係を示したタイミング
チャートである。
【0050】図において、4信号による位置検出を行っ
ているため、用いるスリット位置情報は、TA,TB,
TC,およびTDの4種類である。従って、このスリッ
トで定義される領域は、図示例のように、第1の組のA
1,B1,C1,D1と、第2の組のA2,B2,C
2,D2となり、各領域の大きさは一定となるが、第1
組と第2組の1回転の領域にズレが生じる。
【0051】ここでは、カウント手段を優先として、エ
ラー出力を全ての組でエラーが生じたときのみとし、そ
れ以外のときは補正する場合と、データエラー検出手段
を優先して、いずれかの組でエラーが生じたときにはエ
ラー出力を行う場合とで動作が異なる。従って、以下に
場合を分けて説明する。
【0052】[カウント手段優先] (1)連続した領域(◎)を検出する場合 D1−A1およびD2−A2,A1−B1およびD2−
A2等が検出されているときには、エラーは生じない。
【0053】(2)いずれか1つの領域を飛び越して次
の領域(○)を検出する場合 D1−B1およびD2−A2のように、エラーと未検出
とが混在する。このため、エラーが検出された側の組の
カウント手段のカウント値を、エラーが検出されなかっ
た組のカウント値に補正する(書き換える)ことによ
り、この速度での動作を補償することができる。ここ
で、データ補正を行うことで回転を計測可能な応答速度
Nr41(r/min)は次式で求められる。 Nr41=60/Ts4 ×Pr41(Pr41=360°/θ
r41) Ts4 :発光素子LEDの点灯周期(S) θr 41:θA1+θA2,θA2+θB1,θB1+θB2,θB2+
θC1、θC1+θC2,θC2+θD1,θD1+θD2,θD2+θ
A1の最小角度(°) (ただし信号の重複領域は除く)
【0054】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θr/θr41=90°/135°=0.67 となり、約33%応答速度が改善されることがわかる。
【0055】(3)いずれも1つの領域を飛び越して次
の領域(●)を検出する場合 D1−B1およびD2−B2のように、全ての領域でエ
ラーが検出される。このため、全てのカウント手段で計
数ミスが発生する。ここで、計数ミスが発生する応答速
度Nm41(r/min)は次式で求められる。 Nm41=60/Ts4 ×Pm41(Pm41=360°/θm4
1) Ts4 :発光素子LEDの点灯周期(S) θm41:θA1+θB1,θB1+θC1,θC1+θD1,θD1+
θA1の最小角度(°)、 θA2+θB2,θB2+θC2,θC2+θD2,θD2+θA2の最
小角度(°)
【0056】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θm/θm41 =180°/180°=1 となり、従来と変わらないことがわかる。
【0057】(4)いずれか2つの領域を飛び越して次
の領域(□)を検出する場合 エラーの検出と、逆回転のときには隣接する領域となる
不定の状態とが混在するため、回転を計数するカウント
手段と、データエラー検出手段共に応答することができ
ない。従って、この状態での使用は動作が保証できな
い。
【0058】(5)いずれも2つの領域を飛び越して次
の領域(◇)を検出する場合 全ての領域で逆回転のときには隣接する領域となる不定
の状態となるため、回転を計数するカウント手段と、デ
ータエラー検出手段共に応答することができない。従っ
て、この状態での使用は動作が保証できない。
【0059】[データエラー検出手段優先] (1)連続した領域(◎)を検出する場合 D1−A1およびD2−A2,A1−B1およびD2−
A2等が検出されているときには、エラーは生じない。
【0060】ここで、回転を計測可能な応答速度Nr42
(r/min)は次式で求められる。 Nr42=60/Ts4 ×Pr42(Pr42=360°/θ
r42) Ts4 :発光素子LEDの点灯周期(S) θr 42:θA1,θB1,θC1,θD1,θA2,θB2,θC2,
θD2の最小角度(°)
【0061】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θr/θr42=90°/90°=1 となり、従来と変わらないことがわかる。
【0062】(2)いずれか1つの領域を飛び越して次
の領域(○)を検出する場合 D1−B1およびD2−A2のように、エラーと未検出
とが混在する。このため、エラーが検出された側のエラ
ー信号を出力して計数ミスとする。
【0063】(3)いずれも1つの領域を飛び越して次
の領域(●)を検出する場合 D1−B1およびD2−B2のように、全ての領域でエ
ラーが検出される。このため、エラー信号を出力して計
数ミスとする。
【0064】(4)いずれか2つの領域を飛び越して次
の領域(□)を検出する場合 エラーの検出と、逆回転のときには隣接する領域となる
不定の状態とが混在するため、計数ミスとする。
【0065】ここで、計数ミスが発生する応答速度Nm4
2(r/min)は次式で求められる。 Nm42=60/Ts4 ×Pm42(Pm42=360°/θm4
2) Ts4 :発光素子LEDの点灯周期(S) θm42:θA1+θB1+θB2,θB1+θC1+θC2,θC1+
θD1+θD2,θD1+θA1+θA2,θA2+θB2+θC1,θ
B2+θC2+θD1,θC2+θD2+θA1,θD2+θA2+θB1
の最小角度(°) (ただし信号の重複領域は除く)
【0066】また、従来のエンコーダと比較すると(理
想値にて計算)、 θm/θm42 =180°/270°=0.67 となり、約33%改善されることがわかる。
【0067】(5)いずれも2つの領域を飛び越して次
の領域(◇)を検出する場合 全ての領域で逆回転のときには隣接する領域となる不定
の状態となるため、回転を計数するカウント手段と、デ
ータエラー検出手段共に応答することができない。従っ
て、この状態での使用は動作が保証できない。
【0068】なお、図4,図5に示すように、1回転の
領域中、+1(インクリメント)、−1(デクリメン
ト)を行う計数ポイント(1ヶ所x、または2ヶ所x,
y)がある。特に、4信号を用いた場合、一方の計数ポ
イントxと、他方の計数ポイントyとの間にはズレがあ
る。このため、計数ポイントx,y間の領域(A1とD
2の重複領域)にて補正を行う場合、領域確認手段11
によりこの領域を検出し、図1に示すように領域確認手
段11からの出力Oを、それぞれのレジスタ12a,1
2bのインクリメント端子+1、またはデクリメント端
子−1に接続し、それぞれのレジスタ12a,12bの
内容をインクリメント、またはデクリメントする必要が
ある。
【0069】また、この計数ポイント付近で補正を行う
と、データエラー検出からデータ補正のタイミングとエ
ンコーダ軸の位置の移動により補正値にズレが生じる場
合がある。例えば、図4の領域D1でデータエラーを検
出して、データ補正を行う前に、エンコーダ軸が領域A
1に移動していた場合、補正データが−1ずれてしま
う。このため、計数ポイントxおよびy付近(図4の場
合D1およびA1の領域、図5の場合D1およびA1、
D2およびA2の領域、または前記タイミングを考慮し
て補正値にズレが生じない余分な領域)を避けてデータ
の補正をするとよい。
【0070】さらに、図6に示すように、データ切り換
え手段14を設けてもよい。このデータ切り換え手段1
4のデータ入力DA,DBには、データバスを介してそ
れぞれのカウント手段7a,7bの出力Q1,Q2が入
力される。また、前記データエラー検出手段9a,9b
からの第1のエラー信号ER1,ER2が入力される。
そして、このエラー信号ER1,ER2により、エラー
が生じた側のカウント手段7a,7bのデータの出力を
禁止し、他方のカウント手段7a,7bのデータを出力
するようになっている。なお、通常出力する側は、優先
順位等により初期設定時などで決めておけばよい。この
データ切り換え手段は、通常のスイッチング素子、ゲー
ト素子、データセレクター等を、単独もしくは組み合わ
せることにより構成することができる。
【0071】このように、スリットから得られる3信
号、4信号DA2,DB2,DC2,DD2のうち、2
つの信号が同位相の位置で変化した時に、スリットの検
出ミスであると判断して、エラー信号を送出するための
データエラー検出手段を設け、このエラー信号により一
方の組のカウント値を他方の組のカウント値で補正した
ので、エンコーダの主電源がOFFの時でも回転数の検
出ミスが判別でき、許容回転速度をその限度近くまで設
定でき、消費電流の増大を伴わずに速くできる。また、
万一エラーとなってもその状態が把握できるので、回転
数の計測ミスが生じた場合には、再度原点出し等の初期
化操作を行えば良く、重大な故障を併発する恐れもな
い。
【0072】また、この実施例では光学式の位置検出手
段について述べたが、これに限定するものではなく、磁
気的に検出する方式や、機械式接点を介して検出するも
のにも本発明は適用可能である。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転数の
計数ミスを判別可能として、主電源OFF時等における
許容回転速度をその限度近くに設定し、消費電流の増加
を伴わずに速くすることが可能な多回転型絶対値エンコ
ーダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるエンコーダの回転数を計数する
部分の基本構成を示すブロック図である。
【図2】データエラー検出手段の詳細な構成を示した図
である。
【図3】図1および図2に示す回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】3信号における、スリットの領域とエラーとの
関係を示すタイミングチャートである。
【図5】4信号における、スリットの領域とエラーとの
関係を示すタイミングチャートである。
【図6】データ切り換え手段を有するエンコーダの基本
構成を示すブロック図である。
【図7】従来のエンコーダのスリットの領域とエラーと
の関係を示すタイミングチャートである。
【図8】図9の各部の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】符号板の外観構成を示す正面図である。
【図10】従来のエンコーダの回転数を計数する部分の
基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 検出手段 2 符号板 3a,3b 波形整形手段 4a,4b データ処理手段 5a,5b エッジ検出手段 6a,6b 選択手段 7a,7b カウント手段 8 タイミング発生手段 9a,9b データエラー検出手段 11 領域確認手段 12a,12b レジスタ LED 発光素子 SA,SB,SC,SD 検出素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3種類以上の異なる位置情報
    を与える符号板と、 この符号板の位置情報を検出する検出手段と、この検出
    手段に検出タイミングを与えるタイミング発生手段と、 前記検出手段から得られた信号によりカウントを行うカ
    ウント手段と、 前記検出手段から得られた符号板の位置データから、位
    置データのエラーを検出するデータエラー検出手段と有
    し、 少なくとも前記カウント手段とデータエラー検出手段と
    が2組以上あり、 いずれかのデータエラー検出手段が検出した位置データ
    ーのエラー信号により、該当するカウント手段のカウン
    ト値をエラーの検出されなかったカウント手段のカウン
    ト値に補正するデータ補正手段を有する多回転型絶対値
    エンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記いずれかのデータエラー検出手段が
    検出した位置データーのエラー信号により、 エラーの検出されなかったカウント手段のカウント値を
    出力するデータ切り換え手段を有する多回転型絶対値エ
    ンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記データ補正手段は、位置情報の領域
    を限定して補正を行う請求項1または2の多回転型絶対
    値エンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記データエラー検出手段のすべてがエ
    ラーを検出したときにのみエラー信号を出力する請求項
    1〜3のいずれかの多回転型絶対値エンコーダ。
  5. 【請求項5】 前記データエラー検出手段のいずれかが
    エラーを検出したときにエラー信号を出力する請求項1
    〜3のいずれかの多回転型絶対値エンコーダ。
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