JP4470514B2 - ワーク固定治具 - Google Patents
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Description
しかしこの場合には、分割された両治具を位置決めしなければならないという問題が新たに生ずる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、加工機に対するワークの取り付け作業を容易に行うことが出来、更に、低コストなワーク固定治具を提供することを目的とする。
請求項1の発明によれば、中子は本体部から取り外し可能な構成である。従って、各ワーク毎に専用の中子を設けておけば本体部を共用出来る。
加えて、収容部には中子に対する中子基準面が設けられており、収容部内に収められた中子を3次元的に位置決めする。従って、本体部と中子とが分割された構成であるにも拘わらず、煩わしい位置合わせ作業を必要としない。
請求項2の発明によれば、収容部の開口縁は蓋部材により開閉される。従って、収容部内に中子をセットする際に、開口部分が広くなるから取り付け作業に優れる。また、蓋部材により中子(分割体)の開き防止が図られるから、加工中に分割体が開いてワークが位置ズレすることがない。
図1に示す20は、コネクタ成型用金型に使用されるコアピン70を加工するための放電加工機であって、主軸21及び加工槽26を備えてなる。主軸21の下面には電極取り付け板22が装着されるととももに、そこには、ホルダ23を介して電極25が固定されている。
放電加工機20には円柱型のワーク支持部28が付設されている。このワーク支持部28はその軸線が主軸21の軸線と直交する設定とされている。そして、ワーク支持部28の端面(図1における左側)はジョイント面29とされており、そこへは後述するコアピン固定治具(本発明のワーク固定治具に相当する)30を介してコアピン70が取り付けられるようになっている。
また、加工槽26内には、絶縁油などの加工液27が充填され、コアピン70及び電極25を浸せた状態で加工が行われるが、これは、加工時に発生する熱を加工液27によって放熱させるためである。
コアピン70は金属製であって、図5に示すように断面が略長方形状をなす棒状をなすとともに、次述する保持ブロック31に対してその前端部分が突出された状態でセットされるようになっている。そして、突出した先端部分が被加工部74とされており、そこには、電極25からの放電によってコネクタのキャビティを成形するための成形面が形成されるようになっている。
尚、コアピン70の後端部(図4における右側)は図示上方に一定高さをもって張り出しているが、これは加工されたコアピン70をコネクタ成形用金型(図示せず)に接続するための装着部75となるものである。
また、コアピン70の下面側には、コアピン70の本体部分に比べて幅狭とされた段部72が設けられている。この段部72はコアピン70のほぼ全長に亘って形成されている。
コアピン固定治具30は、加工機20に対して接続される本体部40と、本体部40内に取り外し可能に装着される保持ブロック31とを主体として構成される。保持ブロック(本発明の中子に相当する)31は上下に分割された一対の分割体よりなる。分割体32、35は図6に示すように、共に平らなブロック状をなすとともにその対向面、すなわち上側分割体32の下面側並びに下側分割体35の上面は合わせ面32A、35Aとされている。
そのため、ガイド溝36にコアピン70を収容させた状態で両合わせ面32A、35A同士を密着させると、押さえ突部33の端面33aが溝内に位置するコアピン70のほぼ全長(装着部75を除く)に亘って当接する。これにより、コアピン70は押さえ突部33とガイド溝36の底壁36bとの間に前記3次元的に位置決めされた姿勢を保った状態で保持されることとなる。
本体部40は図10に示すように、平板状をなすアタッチメント42の前面42aに上向きに開放するコの字状の受け部材51を取りつけたものであって、受け部材51の内部に前方あるいは上方から前記保持ブロック31を収容することが出来る。
ところで、これら受け部材51の内壁、すなわち側壁56、底壁55の3面並びにアタッチメント42の前面42aはいずれも保持ブロック31に対する基準面(本発明の中子基準面に相当する)とされている。具体的には、各壁面55、56、42aはいずれも平滑面とされるとともに、側壁56間の幅(図11に示すC寸法)は保持ブロック31を隙間なく収容させる幅寸法、すなわち保持ブロック31の幅寸法と等しい寸法を持って形成される。そして、受け部材51の長さ(図12に示すD寸法)は保持ブロック31の全長とほぼ等しい長さ寸法とされている。
尚、受け部材51が本発明の収容部に相当するものである。
また、アタッチメント42の背面42b側には方形のブロック体46がねじ止めにより固定されており、これが、ワーク支持部28に対して接続されるようになっている。
また、ワーク支持部28とブロック体46とには、図示しないロック手段が設けられており、ブロック体46の4隅を各取り付け座29Aの上面に宛った状態で、所定のロック動作を行うことでブロック体46、ひいてはコアピン固定治具30がワーク支持部28に対してロックされるようになっている。
ただし、これら保持ブロック31はその外形形状、すなわち本体部40に対する嵌合部分の形状が全て同一形状としてある。そのため、本体部40に対しこれら保持ブロック31の取り替えが可能となっている。
コアピン70を放電加工機20にセットするには、まず、下側分割体35のガイド溝36に対して装着部75を上に向けた姿勢でコアピン70を嵌め合わせつつ、コアピン70の後端部をガイド溝36の後端部に突き合わせる。この状態では、コアピン70の被加工部74が保持ブロック31の前端面から前方に突出するとともに、コアピン70はガイド溝36の位置決め作用によりガイド溝36の伸び方向に沿った水平な姿勢をとる。
それには受け部材51に対し被加工部74を前方に向けた姿勢で上方、或いは前方より保持ブロック31を嵌め合わせ、その後、保持ブロック31の後端をアタッチメント42の前面42aに突き合わせる。
すると、保持ブロック31全体が受け部材51の内部に収容されるとともに、保持ブロック31は受け部材51の位置決め作用によりアタッチメント42に対して直交する姿勢に矯正される。
ねじ止めが完了した状態においては、押圧座59の下面が保持ブロック31の上面のほぼ全面に亘って当接する。これにより、保持ブロック31を押圧座59の下面59aとの間に前記直交する姿勢を保った状態で保持する。これにて、コアピン固定治具30の組立が完了する。
それには、ブロック体46の後面に設けられた受け溝47をワーク支持部28の回転規制突部29Bに正対させ、そのままの姿勢でコアピン固定治具30全体をワーク支持部28に対して近づけてゆく。すると、各受け溝47内に回転規制突部29Bが進入するとともに、やがて、ブロック体46の四隅が取り付け座29Aに接触する。その後、所定のロック動作を行うことで、コアピン固定治具30はワーク支持部28に対して回り止めされた状態でロックされる。かくして、コアピン70は主軸21に対して直交する正規姿勢をとる。
また、ガイド溝36にはコアピン70に対する基準面36a、36b、36cが設けられるとともに、本体部40には保持ブロック31に対する基準面42a、55、56が設けられている、そのため、組み付け時においてはコアピン70及び保持ブロック31が各基準面に当接することで、コアピン70及び保持ブロック31の姿勢が矯正される。従って、本体部40と保持ブロック31が分割された構成であるにも拘わらず、煩わしい位置合わせ作業を必要としない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
31…保持ブロック(中子)
40…本体部
51…収容部
42a、55、56…基準面(中子基準面)
Claims (2)
- 加工機に対して加工対象となる棒状のワークを取り付けるためのワーク固定治具であって、
前記加工機に対して取りつけ可能とされた本体部と、
前記本体部に設けられた収容部に対して取り外し可能に装着され、かつ前記ワークを前記加工機に対して正規姿勢に矯正するワーク姿勢矯正手段を有する中子とを備えてなるとともに、
前記収容部には、同収容部内に前記中子が収容されたときに、前記中子と当たりあうことで前記本体部に対して前記中子を3次元的に位置決めする中子基準面が設けられた構成であり、
前記中子は、
ワークの軸線方向に沿った合わせ面を有し、同合わせ面間に前記ワークを挟み込んだ状態で保持可能な一対の分割体からなるとともに、
前記合わせ面のいずれか一方には前記ワークの軸線方向に沿って形成され前記ワーク姿勢矯正手段とされたワーク位置決め溝が設けられるとともに、
このワーク位置決め溝の溝壁は、同ワーク位置決め溝内に前記ワークが収容された時に、前記ワークと当たりあうことで前記ワークを3次元的に位置決めするワーク基準面とされた構成であり、
前記ワークはコネクタの内部に形成されるキャビティを成形するためのコアピンであって、更に、当該コアピンの一端部には同コアピンをコネクタ成形用の金型に取り付けるための装着部が設けられるとともに、
前記ワーク位置決め溝或いはこれと相対する合わせ面のいずれか一方には、前記コアピンが前記ワーク位置決め溝内にセットされた状態で前記両合わせ面が閉じられたときに、前記装着部に係止して前記ワーク位置決め溝に対して前記コアピンを抜止め状態に保持するロック部が設けられた構成であることを特徴とするワーク固定治具。 - 前記収容部の開口縁には、対向する前記収容部の内壁面との間に前記中子を挟み付けることで同中子を前記両合わせ面同士が密着した閉じ状態に保持する蓋部材が装着される構成であることを特徴とする請求項1記載のワーク固定治具。
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