JP7359039B2 - 移動体搭載装置 - Google Patents
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Description
特許文献1の図5に示されるように、ねじは、上方から挿入して連結部の下方で締結する。そのため、ねじが、上方からの挿入途中でドライバのビットから離脱すると、転がるなどして他の部位に移動して取り出しに手間がかかり作業効率が低下するという不具合がある。
1) 本体部と、
ディスプレイユニットと、
前記本体部と前記ディスプレイユニットとを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、
前記ディスプレイユニットから前記本体部に向け突出し、第1の方向に離隔配置され開口部を有する天板及び前記開口部に対応した位置に第1雌ねじ部を有する底板を有するベースブラケットと、
前記本体部から前記ディスプレイユニットに向け突出し、前記天板をねじ締結する第2雌ねじ部を有する腕プレート部と、前記底板の前記第1雌ねじ部にねじ締結される基部とを有する連結プレートと、
前記開口部と前記第1雌ねじ部との間を柱状のガイド空間として他の空間と区画するよう前記天板と前記底板との間の一部に側壁として配置されたガイド部を有するカバーと、
を備えたことを特徴とする移動体搭載装置である。
図1は、ナビゲーション装置91の斜視的組み立て図であり、図2は、ナビゲーション装置91を示す斜視図であり、図3は、図2における上面図である。説明の便宜のため、上下左右前後の各方向を、図1に矢印で示した方向に規定する。
図1に示されるように、ナビゲーション装置91は、本体部1及びディスプレイユニット2を有する。本体部1は、筐体11と、筐体11の前面から前方に突出する連結プレート12及びコネクタ13とを有する。
ディスプレイユニット2は、ユニットハウジング21と、ユニットハウジング21から後方に突出して連結プレート12に係合するベースブラケット22を有する。
連結プレート12及びベースブラケット22と、後述する目隠しカバー3とを含み連結部RKが構成される。
図2に示されるように、ディスプレイユニット2は、矢印DRbの方向の所定角度範囲で回動可能となっており、使用者の好みの姿勢に変えることができる。
図6に示されるように、ベースブラケット22は、天板22a,奥板22b,及び底板22cを有する。
また、天板22aの前部の左右に離隔した位置に、前後に延びる一対の開口部223,226が形成されている。開口部223,226は、前方から後方に切り込まれて開口した部分であるので、以下の説明においては、便宜的に切り込み部223,226とも称する。
底板22cにおける、天板22aの切り込み部223,226に対応した位置それぞれに、第1雌ねじ部として雌ねじ部22c1が形成されている。
奥板22bにおいて、レセプタクル6の左側及び右側には、それぞれ雌ねじ部22b1が形成されている。
目隠しカバー3は、図4に示されるように、左右に長い短冊状に延びる基部3aと、基部3aの右方端部に連接形成された右ガイド部3b及び左方端部に連接形成された左ガイド部3cとを有する。
基部3aの前面の左右両端部位には、前方に突出し、基板5の左右縁と係合する基板当て部3dが形成されている。
右ガイド部3bには、後方に突出するリブ3b1が形成されている。リブ3b1は、目隠しカバー3の左右の逆付けを防止すると共に目隠しカバー3をつまみ易くして作業効率を向上させる。
右ガイド部3b及び左ガイド部3cは、上下に延びる軸線を有する円筒の、周面の一部の形状をもって形成されている。この円筒の軸線は、目隠しカバー3を奥板22bに取り付けた状態で、雌ねじ部22c1の軸線CLaと一致する。
腕プレート部12bは、前後に離隔して形成された、第2雌ねじ部である一対の雌ねじ部121,122を有し、腕プレート部12cは、前後に離隔して形成された一対の雌ねじ部124,125を有する。
基部12aは、前縁側における腕プレート部12b,12cそれぞれに近い位置に、貫通孔123,126を有する。
コネクタ13は、基部12aの上方において前方に突出して設置されている。
この差し込み動作により、レセプタクル6は、コネクタ13に係合接続する。また、連結プレート12の腕プレート部12b,12cの上面12b1,12c1(図5参照)が、ベースブラケット22の天板22aの下面22a1(図6参照)に対しほぼ隙間なく近接対向する。
また、連結プレート12の基部12aの貫通孔123,126の位置は、ベースブラケット22の底板22cの雌ねじ部22c1,22c1の位置に対応している。この状態で、雌ねじ部22c1,22c1は、上方から天板22aの切り込み部223,226を通して臨むことができる。
また、ねじN3,N6を、切り込み部223,226を通し、さらに連結プレート12の貫通孔123,126を通してベースブラケット22の底板の雌ねじ部22c1,22c1に締結させる。
これら6本のねじ締結によって、ベースブラケット22は連結プレート12にしっかりと取り付けられる。すなわち、ディスプレイユニット2は、本体部1に取り付けられる。
すなわち、固定ねじN3の挿通経路は、前方が奥板22bにより、右方が連結プレート12の腕プレート部12bにより、後方及び左方が側壁として右ガイド部3bによって囲まれて形成された、上下に延びる閉じた円柱状のガイド空間SP1内に設定されている。
これにより、固定ねじN3,N6の締結において、固定ねじN3,N6がガイド空間SP1,SP2内で下降移動させている途中でビット81から離脱しても、容易に回収できる。
すなわち、ガイド空間SP1,SP2は、固定ねじN3,N6に関して実質的に他の空間から区画された閉じた空間となっているので、固定ねじN3,N6は、ガイド空間SP1,SP2内に留まって、他の部位へ転がって移動することはない。
そのため、固定ねじN3,N6はビット81から離脱しても取り出しが容易であり、再締結作業が簡単に行える。これにより、ナビゲーション装置91は、本体部1とディスプレイユニット2とのねじ締結作業を高い効率で行うことができる。
これにより、基板5に対し外部から金属部材などが進入して接触し、ショートなどの不具合が生じることが防止される。
ビット81に保持させた固定ねじN7を移動させる方向は、重力の方向である上方から下方に限定されない。重力に対し傾斜又は直交する方向であってもよい。すなわち、ガイド空間SP1,SP2の軸線の延びる方向(第1の方向)は、上下方向に限定されない。
11 筐体
12 連結プレート
12a 基部
12a1 下面
12b,12c 腕プレート部
12b1,12c1 上面
121,122,124,125 雌ねじ部
123,126 貫通孔
13 コネクタ
2 ディスプレイユニット
21 ユニットハウジング
22 ベースブラケット
22a 天板
22a1 下面
22b 奥板
22b1 雌ねじ部
22c 底板
22c1 雌ねじ部
221,222,224,225 貫通孔
223,226 切り込み部
3 目隠しカバー
3a 基部
3a1 開口部
3a2 ねじ座部
3a2a 貫通孔
3b 右ガイド部
3b1 リブ
3c 左ガイド部
3d 基板当て部
5 基板
6 レセプタクル
81 ビット
91 ナビゲーション装置(移動体搭載機器)
CLa 軸線
N1~N6,N7 固定ねじ
SP1,SP2 ガイド空間
RK 連結部
Claims (3)
- 本体部と、
ディスプレイユニットと、
前記本体部と前記ディスプレイユニットとを連結する連結部と、
を備え、
前記連結部は、
前記ディスプレイユニットから前記本体部に向け突出し、第1の方向に離隔配置され開口部を有する天板及び前記開口部に対応した位置に第1雌ねじ部を有する底板を有するベースブラケットと、
前記本体部から前記ディスプレイユニットに向け突出し、前記天板をねじ締結する第2雌ねじ部を有する腕プレート部と、前記底板の前記第1雌ねじ部にねじ締結される基部とを有する連結プレートと、
前記開口部と前記第1雌ねじ部との間を柱状の空間として他の空間と区画するよう前記天板と前記底板との間の一部に側壁として配置されたガイド部を有するカバーと、
を備えたことを特徴とする移動体搭載装置。 - 前記本体部から突出したコネクタ及び前記コネクタに係合するレセプタクルの一方の接続部材と、前記ディスプレイユニットから突出して前記一方の接続部材に係合接続する他方の接続部材と、前記他方の接続部材が取り付けられた基板と、を有し、
前記カバーは、前記他方の接続部材が通過した開口部を有すると共に前記基板を外部から見えないように覆っていることを特徴とする請求項1記載の移動体搭載装置。 - 前記柱状の空間は、固定ねじを前記第1雌ねじ部に締結するための工具を挿通可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の移動体搭載装置。
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- 2020-02-28 JP JP2020033562A patent/JP7359039B2/ja active Active
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2023
- 2023-09-27 JP JP2023165277A patent/JP7468764B2/ja active Active
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