JP4244853B2 - コンソールの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両において、例えば運転席と助手席との間に設置されるコンソールの取付構造に関するものである。
従来より、コンソールの組み付けはねじ止めにより行われている。しかし、ねじ止めを用いた組み付け作業は、自動車の組立て製造ラインにおいて作業者が幾度も車両に乗降する等の面倒な作業が必要となる。そこで、組み付け作業の容易化を図ったコンソールとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。このコンソールは、箱状をなすボックス本体を備えるとともに、該ボックス本体の上面の内側にリブが垂設されており、該リブに固定用クリップが装着されている。一方、コンソールが組み付けられるフロアトンネルには、ブラケットが固定されている。このブラケットにはスリットが設けられており、このスリットにボックス本体の固定用クリップを係合させることにより、コンソールがフロアトンネルへ組み付けられるようになっている。従って、このコンソールによれば、車両のフロアトンネルへの組み付けに際してねじ止めを必要とせず、フロアトンネルへのコンソールの組み付けを容易に行うことが可能となる。
特開平8−11635号公報
ところが、上記従来の様に、固定用クリップをブラケットのスリットに係合するのみでコンソールを組み付けた場合、該固定用クリップが変形し易いことから、コンソールが十分に固定されず、がたつく可能性が高かった。このため、コンソールのがたつきを好適に抑制すべく、結果として同コンソールをねじ止めによりフロアトンネルに固定せざるを得ず、その組み付け作業が面倒であった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、コンソール本体の組み付けを容易に行うとともに、コンソール本体のがたつきを好適に抑制することができるコンソールの取付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両のフロアパネル上に取着されるコンソールの取付構造であって、有底筒状をなすコンソール本体と、該コンソール本体の底壁上に配設されるカバー部材を備え、前記フロアパネルには嵌合孔が設けられ、前記コンソール本体の底壁にはクリップ及び挿入孔が設けられており、当該クリップは対向配置された複数の嵌合部を有しており、これら嵌合部が前記嵌合孔に挿入されて前記コンソール本体が前記フロアパネル上に取着されるとともに、前記挿入孔を覆うように配設された前記カバー部材には、該挿入孔に挿入される抜止部材を備え、当該抜止部材は脚部を有しており、前記複数の嵌合部が前記嵌合孔に挿入された状態で前記挿入孔に前記抜止部材が挿入され、当該複数の嵌合部の間に前記脚部が配置されることにより前記コンソール本体が前記フロアパネル上に固定されていることを要旨とする。
この構成によれば、クリップの嵌合部をブラケットの嵌合孔に嵌合することでコンソール本体がブラケットに容易に組み付けられる。また、同コンソール本体がブラケットに組み付けられた状態で、クリップの嵌合部間に抜止部材の脚部が配置されることにより、各嵌合部が変形する等してそれらの間隔が狭まるのが規制される。従って、クリップと嵌合孔との良好な嵌合状態が維持され、コンソール本体のがたつきが好適に抑制される。さらに、コンソール本体の挿入孔がカバー部材により覆われて視認できないものとなる。このため、同コンソール本体内の意匠性の向上が図られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記脚部は、前記カバー部材の下面から下方へ垂設され、前記挿入孔に対してその長手方向に挿入される一対の正面視長四角板状をなし、該一対の脚部の基端部内面間には、水平に延びる助部が介設されていることを要旨とする
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記複数の嵌合部の間に前記脚部が配置された状態で、前記嵌合部は前記脚部と前記嵌合孔の周縁部との間に挟着されていることを要旨とする。
この構成によれば、各嵌合部は、内方への変形が不能となるように脚部と嵌合孔の周縁部との間に支持される。このため、嵌合部間の間隔が好適に保持され、嵌合孔へのクリップの嵌合状態が良好なものとされる。従って、コンソール本体のがたつきがより一層抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記複数の嵌合部の互いに対向する面を内面とした場合、前記嵌合部の外面にはそれぞれ突部が設けられており、これら突部は、前記複数の嵌合部が前記嵌合孔に挿入された状態で前記嵌合孔の周縁部に当接されていることを要旨とする。
この構成によれば、突部を介してクリップがブラケットに好適に支持されるとともに、嵌合孔からのクリップの抜け出しも抑制される。このため、ブラケットへのコンソール本体の組み付け状態が安定し易くなる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記嵌合部の外面には、前記突部との間に前記嵌合孔の周縁部を挟持する挟持部が設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、嵌合孔の周縁部が、突部と挟持部との間に挟持されることにより、クリップがブラケットにさらに好適且つ強固に支持される。
本発明によれば、コンソール本体の組み付けを容易に行うとともに、コンソール本体のがたつきを好適に抑制することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図5に示すように、コンソール11は、有底長四角筒状をなすコンソール本体12と蓋体13とコンソール本体12の底壁12a上に配設されるカバー部材14とより構成されている。コンソール11は、車両の車室内で運転席と助手席との間に設置されており、その長手方向が車両の前後方向と一致するように配置されている。そして、コンソール11は、車両の床面を構成するフロアパネル15上に固定されたブラケット16に取着されるようになっている。
図3に示すように、ブラケット16は、前記コンソール本体12の前部(車両の前側となる部分)及び後部(車両の後側となる部分)の各位置と対応する位置にそれぞれ設けられている。これらブラケット16は金属板より形成されており、各ブラケット16には左右一対の嵌合孔16aが設けられている。
本実施形態のコンソール11に関し、まずコンソール本体12について以下に説明する。図1に示すように、コンソール本体12は合成樹脂より形成され、その内部には収納物が収納されるようになっている。コンソール本体12の底壁12aの四隅には、それぞれ挿入孔18が貫設されている。図2(a)及び(b)に示すように、各挿入孔18には、その左右両側縁を段差状に形成することにより、載置部19が設けられている。
また、図1に示すように、蓋体13は、その後端部を中心にして上下方向に回動するようにコンソール本体12の左右両側壁に軸着されている。そして、この蓋体13により、コンソール本体12の上面開口が開閉可能に閉塞されるようになっている。
前記コンソール本体12の底壁12aに設けられた挿入孔18にはクリップ21の上端部が挿入されている。図2(b)に示すように、該クリップ21は、ばね性を有する金属板を、左右対称に曲げることにより、上端部間に開口部を有する正面視U字状に形成されている。そして、同クリップ21は、左右方向に対向配置された一対の側壁を有しており、ブラケット16へのコンソール本体12の組み付けに際して、これら一対の側壁がブラケット16の嵌合孔16aに嵌合される嵌合部22となる(図6(c)参照)。ここで、以下においては、前記一対の嵌合部22の互いに対向する面を嵌合部22の内面とする。
同クリップ21の上端部にはL字状に折り曲げ形成されたガイド部23がそれぞれ設けられている。そして、このガイド部23がコンソール本体12の底壁12aの載置部19上に載置されることにより、クリップ21がコンソール本体12の底壁12aに保持されている。
図2(b)に示すように、クリップ21の各嵌合部22の外面には、その側壁を切欠くことにより上方へ斜状に突出する突部22aが形成されている。また、同嵌合部22の外面において、前記突部22aの上方には、その側壁を切欠くことにより下方へ斜状に突出する挟持部22bが形成されている。そして、これら突部22a及び挟持部22bは、互いの先端が近接するように設けられるとともに、先端部間に間隙25を有している。
次に、カバー部材14について説明する。図4に示すように、カバー部材14は長四角板状をなし、その長手方向が車両の前後方向と一致するようにコンソール本体12の底壁12a上に配設される。このカバー部材14は、コンソール本体12の開口を通じてコンソール本体12の底壁12a上に配設されるようになっている(図5参照)。
カバー部材14の下面において、コンソール本体12の各挿入孔18に対応する箇所となる四隅には、抜止部材31が同カバー部材14と一体で設けられている。この抜止部材31は、カバー部材14の下面から下方へ垂設される一対の脚部32を有している。これら脚部32は正面視長四角板状をなし、一対が車両の前後方向に並設されている。即ち、一対の脚部32は、互いの内面同士を車両の前後方向に対向させるように配設されている。また、これら一対の脚部32の内面間には、水平に延びる補助部33が介設されている。該補助部33は脚部32の基端部に設けられている。この補助部33は、脚部32に外力が加わった場合でも両脚部32の変形を規制して、これらの間隔が狭まるのを抑制するものである。
図6(a)及び図7(a)に示すように、前記クリップ21は、その一対の嵌合部22の外面間の水平距離aが前記嵌合孔16aの短手方向における幅bと略同一又はそれよりも僅かに大きく設定されている。また、クリップ21の突部22a及び挟持部22bの先端部間に設けられた間隙25の上下方向における幅cは前記嵌合孔16aの周縁幅dよりも小さく設定されている。加えて、カバー部材14の各脚部32の幅eは、前記クリップ21の嵌合部22内面間の水平距離fと略同一又はそれより僅かに大きく設定されている。従って、カバー部材14がコンソール本体12の底壁12a上に配設された際には、脚部32がその左右両側面をそれぞれ嵌合部22内面に当接させた状態で該嵌合部22間に配置されている(図7(b)参照)。この状態で嵌合部22は、脚部32とコンソール本体12の底壁12a(嵌合孔16aの周縁部)との間に挟着されている。加えて、突部22aと挟持部22bとの間にブラケット16(嵌合孔16aの周縁部)が挟持されている。また、コンソール本体12の挿入孔18は、カバー部材14によってコンソール本体12の内部に露出しないように覆われている。
次に、本実施形態のコンソール11の取付方法について以下に説明する。
コンソール11をフロアパネル15上のブラケット16に取り付ける際には、まず図6(a)に示すように、クリップ21が取着されたコンソール本体12の底壁12aをブラケット16に近づけ、その嵌合孔16aにそれぞれクリップ21を対向させる。
続いて、図6(b)に示すように、クリップ21の下端部を嵌合孔16aに挿入する。コンソール本体12の底壁12aをさらにブラケット16に近づけると、クリップ21は、その嵌合部22の外面を嵌合孔16aの周縁に摺接させるとともに各嵌合部22がそれぞれ内方へ僅かに押圧された状態で該嵌合孔16aにさらに押し込まれる。そして、同クリップ21の挟持部22bがブラケット16の上面(表面)に当接するまで該クリップ21を嵌合孔16aに押し込み、コンソール本体12の底壁12aをブラケット16上に載置する。すると、図6(c)に示すように、各嵌合部22がそのばね性により嵌合孔16aの周縁部に嵌合するとともに、突部22aの先端がブラケット16の下面(裏面)に係合する。この状態において、クリップ21の挟持部22bと突部22aとの間に嵌合孔16aの周縁部が挟持される。これにより、同クリップ21を介してコンソール本体12がブラケット16に取着される。
次に、図5及び図7(a)に示すように、蓋体13を開放した状態でコンソール本体12内にカバー部材14を導入し、その抜止部材31をコンソール本体12の挿入孔18に対向させる。そして、図7(b)に示すように、抜止部材31の各脚部32をクリップ21の嵌合部22間に挿入するとともに、カバー部材14をコンソール本体12の底壁12a上に載置する。これにより、コンソール11がブラケット16に取り付けられる。
ここで、各脚部32がクリップ21の嵌合部22間に配置された状態において、両脚部32の左右側面はそれぞれ嵌合部22の内面に当接する。このため、各嵌合部22の内方への変形が脚部32によって好適に抑制される。即ち本実施形態のコンソール11によれば、嵌合部22間の間隔が狭まることで嵌合部22の外面と挿入孔18(嵌合孔16a)の周縁との間に隙間が生じ、これに伴ってコンソール本体12ががたつくのを抑制することができる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ コンソール本体12は、その底壁12aに取着されたクリップ21の嵌合部22を、ブラケット16の嵌合孔16aに嵌合することで同ブラケット16に組み付けられる。このとき、両嵌合部22が嵌合孔16aの周縁との摺接により湾曲して幅狭となり、クリップ21が嵌合孔16aにスムーズに挿入される。また、その後、クリップ21(両嵌合部22)が原形状に復帰することで、両嵌合部22が嵌合孔16aにスムーズに嵌合し、コンソール本体12が固定される。このため、コンソール本体12をブラケット16にねじ止めすることにより同コンソール本体12を固定していた従来技術に対し、本実施形態では同様のねじ止めを必要としないため、車両の組立て製造ラインにおけるコンソール本体12の組み付けを容易に行うことができる。
・ コンソール本体12がブラケット16に組み付けられた状態で、各脚部32はそれぞれの左右両側面を嵌合部22の内面に当接させた状態で該嵌合部22間に配置される。即ち、クリップ21の嵌合部22が嵌合孔16aの周縁部と脚部32との間に挟着され、各脚部32が両嵌合部22を内方から支持する構成とされる。このため本実施形態では、車両の揺れ等により各嵌合部22が内方に変形し、同嵌合部22と嵌合孔16aの周縁との間に隙間が生じてコンソール本体12ががたつくことがない。従って、コンソール本体12のがたつきを好適に抑制することができる。
・ コンソール本体12がブラケット16に組み付けられた状態で、クリップ21の突部22aと挟持部22bとの間にブラケット16(嵌合孔16aの周縁部)が挟持される。その結果、クリップ21がブラケット16に強固に固定されるため、車両の揺れ等に伴うクリップ21の微動が効果的に抑制される。従って、コンソール本体12のがたつきをより一層好適に抑制することができる。
・ 脚部32の内面間には、水平に延びる補助部33が介設されている。このため、脚部32に対して外力が加わった場合でも、補助部33により脚部32の変形が規制され、両脚部32の間隔が狭まるのが抑制される。従って、各脚部32の嵌合部22への良好な当接状態が長期的に維持され、嵌合部22と嵌合孔16aの周縁との隙間の形成を好適に抑制することができる。
・ 補助部33は脚部32の基端部に設けられている。このため本実施形態では、クリップ21の嵌合部22間への脚部32の挿入に際して、該脚部32の先端部が嵌合部22の形状に容易に追従する構成とされている。従って、脚部32が嵌合部22間へスムーズに挿入されることから、カバー部材14の取着を容易に行うことができる。
(変形例)
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 抜止部材31の補助部33を省略してもよい。
・ 抜止部材31の脚部32の数は一対に限定されず、1つでもよく、3つ以上でもよい。
・ 本実施形態では抜止部材31がカバー部材14に一体で設けられていたが、図8に示すように、抜止部材31をカバー部材14と別体で設ける構成を採用してもよい。即ち、同カバー部材14は、長四角板状をなすカバー部材本体101と抜止部材31とから構成される。抜止部材31は、四角板状をなす基板31aと、該基板31aの下面に垂設された一対の脚部32と、これら脚部32間に介設された補助部33とから構成される。一方、カバー部材本体101の四隅には貫通孔101aが設けられる。この場合、コンソール本体12の底壁12a上にカバー部材本体101を設置した状態で、その貫通孔101aに脚部32を挿入するとともに該脚部32をクリップ21の嵌合部22間に配置することにより、カバー部材本体101がブラケット16に取着される。なおこの場合、カバー部材本体101を省略してもよい。
・ 一対の脚部32を、その内面同士が車両の左右方向に沿って対向するように並設する構成を採用してもよい。この場合、各脚部32の外面がクリップ21の内面に当接する。
・ クリップ21の突部22aの形状は特に限定されるものではない。即ち、コンソール本体12がブラケット16に取着された状態で、該突部22aの先端がブラケット16の下面に係合可能であれば何れの形状であってもよい。
・ クリップ21の突部22a及び挟持部22bの少なくとも一方を省略してもよい。
・ 一対の嵌合部22のうち、一方の嵌合部22のみに突部22a及び挟持部22bを設ける構成を採用してもよい。
・ 本実施形態では一対の嵌合部22を有するクリップ21を用いたが、3つ以上の嵌合部を有するクリップを用いてもよい。この場合、嵌合部間に抜止部材の脚部を配置可能とすべく、少なくとも一対の嵌合部が対向配置される構成が好ましい。その際、クリップの形状に応じて挿入孔及び嵌合孔の形状も適宜変更される。
・ エアバックECU、エアバック衝撃センサ等が実装されたプリント基板や、カップホルダー、灰皿等が装備されたコンソールに本実施形態の取付構造を採用してもよい。特に、車両の変速機構を電子式のもの(シフトバイワイヤユニット)とした場合、このシフトバイワイヤユニットに係るATユニット等を本実施形態のコンソールに組み込んでもよい。例えば、機械式の変速機構であれば、ATユニットを車両のフロアパネルに固定した後にコンソールの取着が行われる。この場合、ATユニットに対してコンソールが位置ずれしても、ATユニット及びコンソールの何れも大きく移動させることはできない。その結果、ATユニットを被覆するパネル等とコンソールとの合わせ目に隙間が生じたり、同合わせ目に形成される見切り線が曲がったり、ずれたりしてしまう。これに対し、電子式の変速機構であれば、コンソールにATユニットを予め取付け、同ATユニットが組み込まれた状態でコンソールを車両のフロアパネルに取着することができる。即ち、コンソールにATユニットを予め取付ける際、ATユニットが固定されておらず、コンソールに対する同ATユニットの位置修正を容易に行うことができる。また、前記のエアバックECU、プリント基板等も機械式の変速機構のATユニットと同様に従来は車両のフロアパネルに固定されており、コンソールを位置ずれさせるものとなっていた。しかしながら、エアバックECU、プリント基板等がコンソールに装備された構成とすることでフロアパネルに対するコンソールの位置ずれを抑制することが可能となる。一方、前記のカップホルダー、灰皿等は、従来はコンソールの取着後に同コンソールに取付けるよう構成されている。特に、ねじで固定する従来のコンソールであれば、カップホルダー、灰皿等が同ねじを隠すように取付けられる。この場合、まずコンソール本体がフロアパネルに取着され、その後、狭い車内でカップホルダー、灰皿等が取付けられることから、取付作業時にそれらが位置ずれしやすくなっていた。これに対し、カップホルダー、灰皿等が予め取付けられたコンソールであれば、それらの取付作業を狭い車内で行わずともよい。即ち、広い車外でコンソールに対してカップホルダー、灰皿等の位置合わせを行い、それらを所定位置に適宜組み付けた状態で、コンソールをフロアパネルに取着することが可能となる。このため、カップホルダー、灰皿等のコンソールに対する位置ずれを抑制することが可能である。従って、ATユニット、エアバックECU、プリント基板、カップホルダー、灰皿等が装備されたコンソールは、従来のものに比べてコンソールの位置ずれ、或いはコンソールに対するATユニット等の位置ずれが抑制されることから、意匠性の向上を図ることができる。そして、ATユニット等が装備されたコンソールとする構成は、コンソール本体の組み付けを容易に行うとともに、コンソール本体のがたつきを好適に抑制することができるコンソールの取付構造としたことによって実現可能となるものである。
・ 本実施形態では4つのクリップ21を設ける構成を採用したが、該クリップ21の数はこれに限定されるものではない。即ち、クリップ21の数は3つ以下でもよく、5つ以上でもよい。
・ ブラケット16を省略してもよい。この場合、フロアパネル15に嵌合孔16aが設けられ、コンソール本体12はフロアパネル15に直接取着される。
・ ブラケット16にクリップ21を取着するとともに、コンソール本体12の底壁12aに該クリップ21が嵌合する嵌合孔16aを設ける構成を採用してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 車両のフロアパネル上に取着されるコンソールの取付構造であって、前記フロアパネル上に固定されたブラケット及び有底筒状をなすコンソール本体を備えており、前記コンソール本体の底壁には嵌合孔が設けられ、前記ブラケットにはクリップが設けられており、当該クリップは並列に配置された一対の嵌合部を有しており、これら嵌合部が前記嵌合孔に挿入されることにより、前記コンソール本体が前記ブラケットに取着されるとともに、前記嵌合孔に挿入される抜止部材を備え、当該抜止部材は前記一対の嵌合部の間隔が狭まることを規制する脚部を有しており、前記一対の嵌合部が前記嵌合孔に挿入された状態で当該嵌合孔に前記抜止部材が挿入されて当該一対の嵌合部の間に前記脚部が配置されることにより、前記コンソール本体が前記ブラケットに固定されていることを特徴とするコンソールの取付構造。
・ 前記フロアパネル上にはブラケットが固着され、該ブラケットに嵌合孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンソールの取付構造。このように構成した場合、コンソールの取付けの容易化を図ることができる。
・ 前記抜止部材は、前記脚部を一対有しており、これら脚部の間には、両脚部の間隔が狭まることを抑制する補助部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンソールの取付構造。このように構成した場合、脚部の変形を好適に抑制することができる。
本実施形態のコンソール本体を示す斜視図。 (a)は本実施形態のクリップの装着状態を示す斜視図、(b)は図2(a)の2b−2b線断面図。 本実施形態のブラケットを示す斜視図。 本実施形態のカバー部材を示す斜視図。 本実施形態のコンソールを示す分解斜視図。 (a)はコンソール本体をブラケットに組み付ける前の状態を示す部分側断面図、(b)はクリップを嵌合孔に挿入した状態を示す部分側断面図、(c)はコンソール本体をブラケットに組み付けた状態を示す部分側断面図。 (a)はカバー部材をブラケットに組み付ける前の状態を示す部分側断面図、(b)はカバー部材をブラケットに組み付けた状態を示す部分側断面図。 本実施形態以外のカバー部材を示す斜視図。
符号の説明
11…コンソール、12…コンソール本体、12a…底壁、14…カバー部材、15…フロアパネル、16…ブラケット、16a…嵌合孔、18…挿入孔、21…クリップ、22…嵌合部、22a…突部、22b…挟持部、31…抜止部材、32…脚部、33…補助部。

Claims (5)

  1. 車両のフロアパネル上に取着されるコンソールの取付構造であって、
    有底筒状をなすコンソール本体と、該コンソール本体の底壁上に配設されるカバー部材を備え、
    前記フロアパネルには嵌合孔が設けられ、前記コンソール本体の底壁にはクリップ及び挿入孔が設けられており、
    当該クリップは対向配置された複数の嵌合部を有しており、これら嵌合部が前記嵌合孔に挿入されて前記コンソール本体が前記フロアパネル上に取着されるとともに、
    前記挿入孔を覆うように配設された前記カバー部材には、該挿入孔に挿入される抜止部材を備え、当該抜止部材は脚部を有しており、
    前記複数の嵌合部が前記嵌合孔に挿入された状態で前記挿入孔に前記抜止部材が挿入され、当該複数の嵌合部の間に前記脚部が配置されることにより前記コンソール本体が前記フロアパネル上に固定されていることを特徴とするコンソールの取付構造。
  2. 前記脚部は、前記カバー部材の下面から下方へ垂設され、前記挿入孔に対してその長手方向に挿入される一対の正面視長四角板状をなし、該一対の脚部の基端部内面間には、水平に延びる補助部が介設されていることを特徴とする請求項1に記載のコンソールの取付構造。
  3. 前記複数の嵌合部の間に前記脚部が配置された状態で、前記嵌合部は前記脚部と前記嵌合孔の周縁部との間に挟着されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンソールの取付構造。
  4. 前記複数の嵌合部の互いに対向する面を内面とした場合、前記嵌合部の外面にはそれぞれ突部が設けられており、これら突部は、前記複数の嵌合部が前記嵌合孔に挿入された状態で前記嵌合孔の周縁部に当接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンソールの取付構造。
  5. 前記嵌合部の外面には、前記突部との間に前記嵌合孔の周縁部を挟持する挟持部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンソールの取付構造。
JP2004127101A 2004-04-22 2004-04-22 コンソールの取付構造 Expired - Fee Related JP4244853B2 (ja)

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