JP4470494B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体構造に関する。
従来の車体構造としては、閉断面構造としたセンターピラーの下部に積極的に強度的不連続部を設け、側面衝突時にその強度的不連続部で的確に室内側に折れ曲がることにより、センターピラーの中央部分と上方部分での局部的な折れ曲がりを防止し、センターピラーを略均一に室内側に変位させるとともに、その内方への変形量を比較的少なくするようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3335781号公報(第3〜4頁、図6)
しかしながら、かかる従来の車体構造では、衝突初期において強度的不連続部を設けたセンターピラーの下部が室内側に折れ曲がるため、車体の強度はその折れ曲がり強度によって支配されてしまい、大幅な強度向上を期待することが困難になる。
また、折れ曲がり変形以後では、センターピラーが略均一に室内側に進入してくる際には、センターピラーに張力が作用し、センターピラーの初期形状であるアーチ形状を引き延ばし、更には逆方向(室内方向)に折り曲げるような入力が常に作用する状態になる。
従って、センターピラーの下部が室内側に一旦変形した後は、側面衝突荷重の入力の継続に伴って室内側への変形移動が継続的となって、センターピラーの室内進入量が大きくなる可能性がある。
近年においては、車両のサイズや形状の多様化等からより一層の利便性の向上が望まれており、前述のセンターピラー進入モードコントロールと車体強度の向上をより合理的に高いレベルで達成することが求められている。
そこで、本発明は側面衝突入力に対して、車幅方向内側へ変形するピラー部材を、略直線状態に形状保持させることにより、該ピラー部材の上,下端部に連なるサイドルーフレール,サイドシル等の車体骨格メンバに効率良く荷重分散伝達させることができて、ピラー部材の軽量化を図りつつ強度向上をも達成することができる車体構造を提供するものである。
本発明の車体構造にあっては、サイドルーフレールとサイドシルとをピラー部材で車体上下方向に連結するとともに、左・右1対のサイドルーフレールおよびサイドシルの各ピラー部材との連結部位置でルーフクロスメンバ、フロアクロスメンバによって車幅方向に連結した車体構造であって、前記ピラー部材を、その上,下端部に対して中間部分を車幅方向外側に向かって凸となる頂点部を有する弯曲した形状に形成することによって、該ピラー部材に車両外方から内方へと略水平方向に作用する側面衝突入力を、このピラー部材の車体上下方向入力に変換・持続させる入力変換手段と、前記ピラー部材の上,下端部に設けられ、該ピラー部材の車幅方向外側の壁面に支持点部を持つ正面視して扇形状に形成された上,下変形許容部と、ピラー部材の上下方向中間部分に設けられ、該ピラー部材の車幅方向内側の壁面に支持点部を持つ正面視して扇形状に形成された中間変形許容部と、上,下変形許容部の支持点部近傍部を連結する張力伝達促進手段と、を備え、前記側面衝突入力により車幅方向内側へ変形するピラー部材を、略直線状態に形状保持する形状保持手段と、を設け、前記各変形許容部の変形強度を、ピラー部材の他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定するとともに、前記張力伝達促進手段を、ピラー部材の内面形状に沿って各変形許容部を除く領域でほぼ上,下端部に亘って設けられ、かつ、車幅方向内側の壁面長さ、および車幅方向外側の壁面の総和長さが、それぞれピラー部材の上,下変形許容部の支持点部間スパンと略同一長さに設定されたパネル成形品からなる補強部材で構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、ピラー部材に車両外方から内方へと略水平方向に側面衝突入力が作用した場合に、この側面衝突入力を入力変換手段によりピラー部材の車体上下方向入力に変換・持続させるため、ピラー部材の長手方向の圧縮荷重として入力吸収を行う一方、車幅方向内側へ変形するピラー部材は、形状保持手段により略直線状態に保持されるため、ピラー部材の上下方向に変換された入力荷重をサイドルーフレールおよびサイドシルに効率よく分散伝達して変形後においても反力を維持してエネルギー吸収効率を高め、ピラー部材の室内側への変形を小さく抑制できて、ピラー部材の軽量化を図りつつ強度向上をも達成することができる。
図1〜図3は本発明の車体構造の第1実施形態を示し、図1は車室部分の車体骨格を後方から見た斜視図、図2は側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図、図3は側面衝突時の車体反力特性を従来構造のものと比較して示すグラフである。
この第1実施形態の車体構造は、図1に示すように、ルーフ部Rの車幅方向両側に車体前後方向に延在する左右1対のサイドルーフレール1と、フロア部Fの車幅方向両側に車体前後方向に延在する左右1対のサイドシル2と、サイドルーフレール1とサイドシル2とを車体上下方向に連結するピラー部材としてのセンターピラー3と、1対のサイドルーフレール1間をセンターピラー3の連結部位置で車幅方向に連結するルーフクロスメンバ4と、1対のサイドシル2間をセンターピラー3の連結部位置で車幅方向に連結するフロアクロスメンバ5と、を備えている。
前記センターピラー3には、車両外方から内方へと略水平方向に作用する側面衝突入力を、このセンターピラー3の車体上下方向入力に変換させる入力変換手段10を設けてある。
この入力変換手段10は、図2の(A)に示すように、センターピラー3を、その上,下端部に対して中間部分を車幅方向外側に向かって凸となる頂点部Tを有する略く字状に弯曲した形状に形成することによって構成してあり、本実施形態では前記頂点部Tを、側面衝突荷重が入力される部分に設定してある。
また、前記センターピラー3には、側面衝突入力により車幅方向内側へ変形するセンターピラー3を、略直線状態に形状保持する形状保持手段20を設けてある。
形状保持手段20は、本実施形態では、センターピラー3の上,下端部に設けられ、該センターピラー3の車幅方向外側の壁面に支持点部P1,P2を持つ正面視して扇形状に形成された上,下変形許容部21,22と、センターピラー3の上下方向中間部分に設けられた中間変形許容部23と、センターピラー3の閉断面内で前記上,下変形許容部21,22の各上下面を隔成するように設けられた上下各1対の荷重伝達面24と、で構成している。
この荷重伝達面24は、例えば正面視して扇形状に曲折成形したパネル材からなる隔壁で構成し、該隔壁を例えばセンターピラー3のピラーインナ3a(図5参照)に接合して設けることができる。
また、前記各変形許容部21〜23は、その変形強度をセンターピラー3の他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定され、これは、前記各変形許容部21〜23におけるピラー壁面の上下方向圧縮力に対する強度を、他の部位よりも低く設定することにより行われる。
具体的には、前記変形許容部21〜23の圧縮変形するピラー壁面の厚さを他の部位よりも小さくし、または、前記圧縮変形するピラー壁に変形促進ビードを設ける等の手段を用いることができる。
また、これらのピラー壁面の強度制御の他に、各変形許容部21〜23を、これらの変形許容部21〜23を除く領域のピラー閉断面内に、金属または合成樹脂の補強用の発泡材を充填して構成することもできる。
以上の構成によりこの第1実施形態によれば、前記センターピラー3は、最突出した部分を頂点部Tとしてピラー上端部からピラー下端部に亘って略く字状に弯曲して、これら上,下端部がサイドルーフレール1とサイドシル2に連結し、しかも、これらの連結部分にはルーフクロスメンバ4、フロアクロスメンバ5が車幅方向に延在しているため、図2の(A)に示す衝突初期にあっては、衝突物Mから受ける荷重を頂点部Tで受け止め、上,下端部でピラー上側部とピラー下側部が突っ張ることにより、衝突初期における車体反力をより早く発生させ、車体の変形を抑制する。
また、センターピラー3自体が頂点部Tを最突出部として弯曲しているため、長手方向(上下方向)に圧縮力が作用した際には車幅方向外側に凸となるモーメントが内力として誘起され、このモーメントは、側面衝突時の衝突荷重によりセンターピラー3を車幅方向内側に凸となるように作用する外力モーメントとは反対方向に作用するために、この外力モーメントを打ち消すことにより、センターピラー3に対する衝突荷重による負荷を軽減することができ、ひいては、衝突物Mに対する車体の反力をより合理的に向上させることができる。
このため、前記センターピラー3の上,下端部が突っ張ることによる車体反力を維持することができ、つまりは、側面衝突入力をピラー自体の弯曲形状で構成する入力変換手段10によりセンターピラー3の車体上下方向入力に変換・持続させるので、センターピラー3の長手方向の圧縮荷重として入力吸収を行わせることができる。
そして、前述のように側面衝突入力がセンターピラー3の長手方向の圧縮荷重として変換されて、該圧縮荷重が各変形許容部21〜23の変形強度よりも上回わると、図2の(B)に示すように上,下端部の変形許容部21,22および中間変形許容部23が圧潰変形し、この圧潰変形によってもエネルギー吸収を行う。
上,下端部の変形許容部21,22の変形が進んで、これら変形許容部21,22のそれぞれで荷重伝達面24が圧接して変形が底付くと、センターピラー3の上,下端部において車室内側への回転、侵入が抑制されて、ここに形状保持手段20としての機能が発揮され、センターピラー3を略直線状態に形状保持する。
この結果、前記入力荷重はルーフサイドレール1とルーフクロスメンバ4およびサイドシル2とフロアクロスメンバ5へと効率よく分散伝達され、センターピラー3の車室内側への侵入を極力小さく抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、入力変換手段10によって側面衝突入力をセンターピラー3の上下方向入力に変換して持続させ、かつ、形状保持手段20により、内側へ変形するセンターピラー3を略直線状態に形状保持して、他の車体骨格メンバへ効率よく荷重分散させるので、図3のa線に示すように、従来の単純なアーチ形状によるセンターピラーに較べて、車体反力を変形後期に亘って高く維持させて、エネルギー吸収量を拡大することができる。
ここで、一般的に下方に比べて上方が細くなる傾向にあるセンターピラー3に対して、前記中間変形許容部23を上下方向中央位置よりも上方位置に設定することにより、断面形状の大きいピラー下部へのモーメント負荷を大きくし、断面形状の小さなピラー上部へのモーメント負荷を小さくして、形状特性を考慮した荷重分担が可能となって、より合理的に衝突荷重を支持することができる。
本実施形態では前述のように、入力変換手段10を、センターピラー3自体を略く字状に弯曲形成することによって構成しているので、専用の部材の増大を伴うことがなく、従って、軽量化を目指しつつ、車体反力のより早い立ち上がりと、入力の変換・持続作用を発揮させることができる。
一方、形状保持手段10は、センターピラー3の上,下端部に設けた扇形状の変形許容部21,22、上下方向中間部に設けた中間変形許容部23、および上,下の変形許容部21,22のそれぞれに設けた変形底付きを規制する荷重伝達面24とで構成し、各変形許容部21〜23の変形強度を、他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定してあるため、センターピラー3に上下方向入力として変換された荷重がこれら変形許容部21〜23の変形強度よりも上回わると、該変形許容部21〜23を変形誘起部として確実に潰れ変形させてエネルギー吸収を行わせることができると共に、上,下変形許容部21,22で荷重伝達面24によって変形の底付きを規制して、ピラー上,下端部の車室内側への回転、侵入を抑制し、センターピラー3を略直線状態に確実に形状保持させて、他の車体骨格メンバへの荷重の分散伝達を良好に行わせることができる。
しかも、前記変形許容部21〜23は、ピラー壁面の上下方向圧縮力に対する強度を他の部位よりも低く設定することによって容易に構成でき、ピラー壁面の厚さ調整によって構成する場合、あるいはピラー壁面に変形促進ビードを形成して構成することにより、要求特性に応じて変形開始点およびエネルギー吸収の調整を任意に行うことができる。
また、変形許容部21〜23を、それらの部分を除く領域でピラー閉断面内に金属または樹脂の補強用の発泡材を充填して構成することによって、ピラー剛性を低下させずに変形許容部を構成することが可能となる。
図4〜図6は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図4は車体骨格構造を示す斜視図、図5は(A),(B),(C)に図4のA−A線、B−B線、C−C線に沿う断面として示す断面図、図6は側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図である。
この第2実施形態の車体構造は、形状保持手段20を、センターピラー3の上,下端部に設けられ、該センターピラー3の車幅方向外側の壁面に支持点部P1,P2を持つ正面視して扇形状に形成された前記上,下変形許容部21,22と、センターピラー3の上下方向中間部で前記頂点部Tを挟んでその上,下に設けられ、センターピラー3の車幅方向内側の壁面にそれぞれ支持点部P3,P4を持つ正面視して扇形状に形成された中間変形許容部23A,23Bと、前記上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2近傍部を連結する張力伝達手段30と、で構成している。
前記各変形許容部21,22,23A,23Bの変形強度が、センターピラー3の他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定されることは前記第1実施形態と同様である。
張力伝達促進手段30は、センターピラー3の内面形状に沿って各変形許容部21,22,23A,23Bを除く領域でほぼ上,下端部に亘って設けたパネル成形品からなる補強部材31で構成している。
この補強部材31は、センターピラー3の車幅方向内側の壁面に沿って、前記上端側の変形許容部21の下面部分と下端側の変形許容部22の上面部分とに亘って設けられる平板状のインナプレート31aと、上下方向に3分割されて、センターピラー3の車幅方向外側の壁面に沿って、前記上端側の変形許容部21の下面部分と上方の中間変形許容部23Aの上面側との間、該中間変形許容部23Aの下面側と下方の中間変形許容部23Bの上面側との間、および該中間変形許容部23Bの下面側と前記下端側の変形許容部22の上面側との間、にそれぞれ設けられた略コ字形断面のアウタプレート31b,31c,31dと、で構成してある。
インナプレート31aとアウタプレート31b〜31dは、図5の(A)〜(C)に示すように、センターピラー3のピラーインナ3aとピラーアウタ3bの前後フランジ部分に挟んで一体にスポット溶接して固定してある。
また、インナプレート31aは、上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2間のスパンLと略同一長さに設定してある一方、インナプレート31b〜31dは、その車幅方向外側の壁面(ピラーアウタ3bの車幅方向外側の壁面に沿う面)の総和長さが、前記上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2間のスパンLと略同一長さに設定してある。
この第2実施形態によれば、図6の(A)に示す側面衝突初期にあっては、前記第1実施形態と同様にセンターピラー3自体の略く字状の弯曲形状による入力変換手段10としての機能により、初期反力の立ち上がりを早めると共に、反力を高い状態に持続し、側方入力を上下方向の圧縮荷重として変換することによりエネルギーを吸収する。
そして、衝突後期では各変形許容部21,22,23A,23Bが潰れ変形してエネルギー吸収を行う一方、補強部材31によって前記変形許容部21,22,23A,23Bの変形の底付きが規制されることによって、センターピラー3を略直線状態に形状保持する。
即ち、補強部材31の前記変形許容部21,22,23A,23Bの部分を除く内,外の壁面長を、上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2間のスパンLと略同一に設定してあるため、図6の(B)に示すように変形許容部21,22,23A,23Bでの変形が底付いた段階で、センターピラー3の全体として外側の弯曲形状が吸収された略直線状の部材に変化するとともに、前記各変形許容部21,22,23A,23Bの支持点部P1,P3,P4,P2は上方から下方にかけて内側に凸となるように配置される。
一方、上記の変形過程ではピラー長の変化を車室内側と車室外側とに別々の領域で生じさせているために、上部変形許容部21の支持点部P1から中間変形許容部23A,23Bの支持点部P3,P4を経由して、下部変形許容部22の支持点部P2に至る直線距離を一定に保つことができ、これによりセンターピラー3に部材長不変領域LTを形成することができる。
この結果、変形許容部21,22,23A,23Bの変形が底付き、支持点部P1−P3−P4−P2が内側に凸となるように配置された段階で、前記部材長不変領域LTにおいて迅速に張力を作用させることができ、この張力によりセンターピラー3からサイドルーフレール1側およびサイドシル2側への荷重の分散伝達効率の向上を図ることができ、センターピラー3の車室内側への変形、侵入を合理的に抑制することができる。
また、本実施形態では前述のように張力伝達促進手段30を、壁面長さを適切に設定したパネル成形品からなる補強部材31で構成しているため、構造を簡単にすることができると共に、ピラー剛性を高めることができる利点を有する。
図7,図8は本発明の第3実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図7は車体骨格構造を示す斜視図、図8は側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図である。
この第3実施形態の車体構造は、形状保持手段20を、センターピラー3の上,下端部に設けられ、該センターピラー3の車幅方向外側の壁面に支持点部P1,P2を持つ正面視して扇形状に形成された前記上,下変形許容部21,22と、センターピラー3の上下方向中間部における前記頂点部Tで、該センターピラー3の車幅方向内側の壁面に支持点部P3´を持つ正面視して扇形状に形成された中間変形許容部23Cと、これら各変形許容部21,22,23Cの各上下面を隔成するように設けられた荷重伝達面24と、上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2の近傍部を連結する張力伝達促進手段30と、で構成している。
本実施形態では、前記センターピラー3をテーラードブランクなどの差厚鋼板を用いて形成し、前述の各変形許容部21,22,23Cを、他の部位よりも壁厚を薄くして壁面強度の調整を行っている。
また、荷重伝達面24は前記第1実施形態と同様に正面視して扇形状に曲折成形したパネル材からなる隔壁で構成してあり、図7に示すように周端縁に形成したフランジ24aを、対応するピラーインナ3aまたはピラーアウタ3bの壁面にスポット溶接して固定し、頂部24bを固定側と反対側のピラーアウタ3bまたはピラーインナ3aの壁面に近接または当接させている。
張力伝達促進手段30は、センターピラー3の内部に上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2間に跨って略直線状に設けたパネル材32で構成している。
パネル材32は前述と同様の差厚鋼板が用いられ、センターピラー3の前後幅に合わせて形成される板幅が狭くなる上方側の板厚が漸次大きくなるようにしてある。
また、このパネル材32は上,下端部に連結部32a,32bを備えた側面I字状に形成してあって、これら連結部32a,32bをサイドルーフレール1,サイドシル2の各閉断面内に嵌合して接合される。
パネル材32は前述のように上,下変形許容部21,22の支持点部P1,P2間に跨って略直線状に設けられるが、その上下方向中間部はセンターピラー3の車幅方向内側の壁面に当接し、前記中間変形許容部23Cに設けた荷重伝達面24の頂部24bがこのパネル材32に当接している。
この第3実施形態によれば、図8の(A)に示す側面衝突初期にあっては、前記第1実施形態と同様にセンターピラー3自体の略く字状の弯曲形状による入力変換手段10としての機能により、初期反力の立ち上がりを早めると共に反力を高い状態に持続し、側方入力を上下方向の圧縮荷重として変換することによりエネルギーを吸収する。
そして、衝突後期では各変形許容部21,22,23Cが潰れ変形してエネルギー吸収を行う一方、荷重伝達面24によって各変形許容部21,22,23Cの変形の底付きが規制されることにより、センターピラー3の車室内側への回転変位を抑制する。
これに加えて、前記変形許容部21,22,23Cの変形が底付いた時点で、ピラー外面への入力を変形後の中間変形許容部23Cを介してダイレクトに張力伝達促進手段30としてのパネル材32に作用させて、該中間変形許容部23C部分におけるピラー断面の崩れを防止すると共に、図8(B)に示すように該パネル材32に張力を発生させてセンターピラー3を略直線状態に形状保持することができ、従って、前記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
この第3実施形態では、張力伝達促進手段30として直線状のパネル材32を用いているが、これに替えてワイヤを前記支持点部P1,P2間に跨って張設しても同様の効果を得ることができる。
図9〜図11は本発明の第4実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図9は車室部分の車体骨格を後方から見た斜視図、図10はセンターピラーの片側の背面図、図11はセンターピラーの成形工法を(a)〜(d)に順を追って示す説明図である。
この第4実施形態の車体構造は、図11に示すような差圧鋼板を用いた液圧成型により形成されたセンターピラー3Aを用いて、該センターピラー3Aの厚肉分布により張力伝達促進機能が得られるようにしている。
センターピラー3Aは、所要の同一パターンで厚肉部40aを設けた2枚の差圧鋼板からなる長尺矩形状のピラー素材40を重ね合わせ(a)、一対の長辺部をレーザー溶接して袋状部材40Aを形成し(b)、この袋状部材40Aの長手方向両端から液圧をかけて(c)、く字状に弯曲した所要の中空閉断面のセンターピラー3Aを成型すると共に、その上,下端部に連結部材41,42を接合して構成してあって、これら連結部材41,42を介してサイドルーフレール1、サイドシル2の閉断面内に貫通して連結し、ルーフクロスメンバ4とセンターピラー3Aおよびフロアクロスメンバ5とで、閉断面連続環状構造体を構成している。
前記厚肉部40aは、センターピラー3Aの車幅方向外側の壁面で、上,下端よりも若干中央側にオフセットした部位に設けた厚肉部40a1,40a2と、同外側の壁面でセンターピラー3の上下方向中間部における頂点部Tのやや上方部位に設けた中間厚肉部40a3と、センターピラー3Aの前,後壁面で、前記上,下厚肉部40a1,40a2とを略直線状に繋ぐ厚肉部40a4と、同前,後壁面で前記厚肉部40a3と略直線状厚肉部40a4とを繋ぐ連結厚肉部40a5と、からなるパターンで構成される。
一方、センターピラー3Aの車幅方向内側の壁面には、上部厚肉部40a1の上端部P1および下部厚肉部40a2の下端P2よりもやや中央側にオフセットした位置に各1対の変形促進用の横ビード43を設けて、上側の横ビード43,43と前記上端P1とを結ぶ領域、および下側の横ビード43,43と前記下端P1とを結ぶ領域を、それぞれ前記P1,P2を支持点部とする扇形状の上,下変形許容部21A,22Aとしてある。
また、センターピラー3Aの車幅方向外側の壁面には、中間厚肉部40a3を挟んだ上,下部分に各1対の変形促進用の横ビード44を設けて、各1対の横ビード44,44と、前記略直線状厚肉部40a4が車幅方向内側の壁面と接する内側の壁面と接する点P3,P4をそれぞれ結ぶ領域を、それぞれ前記点P3,P4を支持点部とする扇形状の中間変形許容部23A´,23B´としてある。
つまり、この第4実施形態では、前記厚肉部40a1〜40a5と、上,下変形許容部21A,22A、および中間変形許容部23A´,23B´とで形状保持手段20を構成し、このうち、厚肉部40a1〜40a5で張力伝達促進手段30としての機能が得られるようにしてある。
この第4実施形態によれば、実質的に前記第2,第3実施形態と同様の作用効果が得られる他に、センターピラー3の上,下端部がサイドルーフレール1およびサイドシル2の閉断面内に貫通して結合されて、ルーフクロスメンバ4,センターピラー3A,フロアクロスメンバ5により閉断面連続環状構造を構成しているため、センターピラー3Aから各クロスメンバ4,5への荷重伝達効率を高めることができる。
図12,図13は本発明の第5実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図12は車体骨格構造を示す斜視図、図13はセンターピラーの断面説明図である。
この第5実施形態の車体構造にあっては、センターピラー3Bは緩やかなアーチ形状に形成してあり、該センターピラー3Bの上端部のサイドルーフレール1との結合部近傍における車幅方向外側の壁面(連結点X1)と、センターピラー3Bの下端部のサイドシル2との結合部近傍における車幅方向外側の壁面(連結点X2)と、センターピラー3Bの上下方向中間部における車幅方向内側の壁面の一部とを、略一直線状に配置して、形状保持手段20を構成している。
本実施形態では、前記連結点X1と、車幅方向内側の壁面の一部と、連結点X2とを略一直線状に結ぶライン上に、パネル材50を設けて張力伝達促進手段30を構成している。
また、このセンターピラー3Bの上下方向中間部の閉断面内には、該センターピラー3Bの車幅方向外側の壁面と、前記パネル材50とに跨って張力誘起手段51を設けてある。
この張力誘起手段51として本実施形態ではパネル材からなるボックス状の補強部材52が用いられ、該補強部材52はその開口縁フランジ52aを介して前記パネル材50に接合固定して、センターピラー3Bの車幅方向外側の壁面に近接または当接して配置してある。
なお、前記パネル材50の上,下端部は、連結部50a,50bとして延設し、サイドルーフレール1,サイドシル2内を縦断して、各端部フランジに結合固定してある。
この第5実施形態によれば、車両の側面衝突時にセンターピラー3Bの上下方向中間部に衝突荷重が入力すると、該センターピラー3Bは車室内側に曲げ変形するようになるが、前記車幅方向外側の壁面の上,下端部の連結点X1,X2と、上下方向中間部における車幅方向内側の壁面の一部とを、略一直線状に配置してあるため部材長不変領域が形成されて、形状保持手段20を構成するため、センターピラー3Bがアーチ形状から車室内側に向けて略直線状態に変形が進むと、それ以上の車室内側への変形が抑制され、側方からの衝突荷重をサイドルーフレール1,サイドシル2側へそれぞれ分散伝達して、センターピラー3Bの車室内側への曲げ変形を小さく抑制することができる。
特に本実施形態では、前記連結点X1,X2を結ぶライン上には張力伝達促進手段30としてのパネル材50を設けてあると共に、張力誘起手段51としての補強部材52を前記パネル材50と車幅方向外側の壁面とに跨って設けてあるため、衝突荷重が車幅方向外側の壁面に入力した時点から前記パネル材50に張力を発生させて、サイドルーフレール1側とサイドシル2側とに荷重を分散伝達することができるので、センターピラー3Bの曲げ変形抑制効果を合理的に実現することが可能である。
図14,図15は本発明の第6実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図14はセンターピラーの断面説明図、図15は張力伝達促進手段と張力誘起手段の斜視図、図16は図15のD−D線に沿う断面図である。
この第6実施形態にあっては、センターピラー3Cはサイドルーフレール1とサイドシル2とに跨って略一直線状に形成してあり、該センターピラー3Cの上端部のサイドルーフレール1との結合部近傍における車幅方向外側の壁面(連結点X1)と、センターピラー3Cの下端部のサイドシル2との結合部近傍における車幅方向外側の壁面(連結点X2)と、センターピラー3Cの上下方向中間部における車幅方向内側の壁面の一部とを直線状に結ぶライン上に、前後1対のワイヤ53を張設して張力伝達促進手段30を構成している。
また、このセンターピラー3Cの上下方向中間部における車幅方向外側の壁面と、ワイヤ53の前記車幅方向内側の壁面に沿った部分とに跨って張力誘起手段51を設けてある。
前記1対のワイヤ53は上,下連結材54,55にリベット止め等により固定してあって、上,下連結部54,55をサイドルーフレール1,サイドシル2の各閉断面内を縦断して結合することによって張設される。
また、張力誘起手段51として、図15,図16に示すように軽量金属をもって閉断面に押し出し成形したブロック状の補強部材52Aが用いられ、この補強部材52Aに前記ワイヤ53を結合して、該補強部材52Aを介してワイヤ53の中間部分を前記車幅方向内側の壁面に沿ってボルト56により固定してある。
従って、この第6実施形態にあっても、前記第5実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記第4実施形態ではセンターピラー3Aの上,下端部をルーフサイドレール1とサイドシル2の閉断面内に貫通して連結することにより、該センターピラー3Aとルーフクロスメンバ4,フロアクロスメンバ5とで閉断面連続環状構造体を構成しているが、第1〜第3実施形態および第5,第6実施形態においても同様構造を採用して、荷重の分散伝達効率を高めることができる。
本発明の第1実施形態を示す車室部分の車体骨格を後方から見た斜視図。 本発明の第1実施形態における側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図。 本発明の第1実施形態における側面衝突時における車体反力特性を従来構造のものと比較して示すグラフ。 本発明の第2実施形態における車体骨格構造を示す斜視図。 本発明の第2実施形態におけるセンターピラーを、図4のA−A線、B−B線、C−C線に沿って断面として(A),(B),(C)に示す断面図。 本発明の第2実施形態における側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図。 本発明の第3実施形態における車体骨格構造を示す斜視図。 本発明の第3実施形態における側面衝突時の変形モードを(A),(B)によって順を追って示す説明図。 本発明の第4実施形態を示す車室部分の車体骨格を後方から見た斜視図。 本発明の第4実施形態における片側のセンターピラーの背面図。 本発明の第4実施形態におけるセンターピラーの成形工法を(a)〜(d)に順を追って示す説明図。 本発明の第5実施形態における車体骨格構造を示す斜視図。 本発明の第5実施形態におけるセンターピラーの断面説明図。 本発明の第6実施形態におけるセンターピラーの断面説明図。 本発明の第6実施形態における張力伝達促進手段と張力誘起手段を示す斜視図。 図15のD−D線に沿う断面図。
符号の説明
1…サイドルーフレール
2…サイドシル
3,3A,3B,3C…センターピラー(ピラー部材)
4…ルーフクロスメンバ
5…フロアクロスメンバ
10…入力変換手段
20…形状保持手段
21,21A…上部変形許容部
22,22A…下部変形許容部
23,23A,23A´,23B,23B´,23C…中間変形許容部
24…荷重伝達面
30…張力伝達手段
31…補強部材(張力伝達手段)
32…パネル材(張力伝達手段)
43,44…変形促進ビード
50…パネル材(張力伝達手段)
51…張力誘起手段
52,52A…補強部材(張力誘起手段)
53…ワイヤ(張力伝達手段)
R…ルーフ部
F…フロア部
T…頂点部
P1,P2,P3,P3´,P4…支持点部

Claims (7)

  1. ルーフ部の車幅方向両側に車体前後方向に延在する左右1対のサイドルーフレールと、
    フロア部の車幅方向両側に車体前後方向に延在する左右1対のサイドシルと、
    前記サイドルーフレールとサイドシルとを車体上下方向に連結するピラー部材と、
    1対のサイドルーフレール間をピラー部材の連結部位置で車幅方向に連結するルーフクロスメンバと、
    1対のサイドシル間をピラー部材の連結部位置で車幅方向に連結するフロアクロスメンバと、を備えた車体構造であって、
    前記ピラー部材を、その上,下端部に対して中間部分を車幅方向外側に向かって凸となる頂点部を有する弯曲した形状に形成することによって、該ピラー部材に車両外方から内方へと略水平方向に作用する側面衝突入力を、このピラー部材の車体上下方向入力に変換・持続させる入力変換手段と、
    前記ピラー部材の上,下端部に設けられ、該ピラー部材の車幅方向外側の壁面に支持点部を持つ正面視して扇形状に形成された上,下変形許容部と、ピラー部材の上下方向中間部分に設けられ、該ピラー部材の車幅方向内側の壁面に支持点部を持つ正面視して扇形状に形成された中間変形許容部と、上,下変形許容部の支持点部近傍部を連結する張力伝達促進手段と、を備え、前記側面衝突入力により車幅方向内側へ変形するピラー部材を、略直線状態に形状保持する形状保持手段と、を設け、
    前記各変形許容部の変形強度を、ピラー部材の他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定するとともに、
    前記張力伝達促進手段を、ピラー部材の内面形状に沿って各変形許容部を除く領域でほぼ上,下端部に亘って設けられ、かつ、車幅方向内側の壁面長さ、および車幅方向外側の壁面の総和長さが、それぞれピラー部材の上,下変形許容部の支持点部間スパンと略同一長さに設定されたパネル成形品からなる補強部材で構成したことを特徴とする車体構造。
  2. ピラー部材の閉断面内に、上,下変形許容部および中間変形許容部の各上下面を隔成するように設けられた荷重伝達面を備えたことを特徴とする請求項に記載の車体構造。
  3. センターピラーの上,下端部を、サイドルーフレールおよびサイドシルの各閉断面内に貫通して設け、ルーフクロスメンバとセンターピラーおよびフロアクロスメンバとで、閉断面連続環状構造体を構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 上,下変形許容部および中間変形許容部を、同部位のピラー壁面の上下方向圧縮力に対する強度を他の部位よりも低く設定して構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車体構造。
  5. ピラー壁面の強度制御を、圧縮変形する壁面の厚さを他の部位よりも小さくして行うことを特徴とする請求項に記載の車体構造。
  6. ピラー壁面の強度制御を、圧縮変形する壁面に変形促進ビードを形成して行うことを特徴とする請求項に記載の車体構造。
  7. 上,下変形許容部および中間変形許容部を、これらの変形許容部を除く領域のピラー部材内部に、補強用の発泡材を充填して構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車体構造。
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