JP2022154266A - 車体側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピラーの変形を抑えつつ、衝突荷重を有効に吸収することができる車体側部構造を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る車体側部構造は、サイドシル2と、センタピラー4と、ピラーアウタ41に対して車幅方向内側に設けられ、下部がサイドシル2に接合されて上方に延びる圧潰部材51と、圧潰部材51の上側に設けられてピラーアウタ41の車幅方向内側に接合され、上下方向において少なくとも一部が圧潰部材51と重なるインパクター52と、圧潰部材51に対して車幅方向外側に設けられ、サイドシル2に固定されたアンカー部材101、及びインパクター52に形成された収容凹部52qの内側に配置された巻取り装置本体102を備えるシートベルトの巻取り装置100と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車体側部構造に関する。
車両の衝突時等に車室内の乗員を守るため、外力による衝突荷重を吸収することができる車体側部構造が種々提案されている。このような車体側部構造として、例えば、車両の側方から入力される衝突荷重によって、センタピラーが車室内に侵入することを抑えるものがある。
例えば、特許文献1には、ピラーの上下端部に対して中間部分を車幅方向外側に向かって凸となるよう湾曲した形状に形成することによって、車両外方から内方へと略水平方向に作用する側面衝突入力を上下方向入力に変換・持続させる構成が開示されている。このような構成では、ピラーが上下方向に圧縮変形することで、車両の側方から入力される衝突荷重を吸収する。また、このピラーは、ピラーの上下端部に設けられた上下変形許容部と、ピラーの上下方向中間部分に設けられた中間変形許容部と、を備え、各変形許容部の変形強度を、ピラーの他の部分の軸方向圧潰強度よりも小さく設定している。このような構成により、衝突初期段階において、車両外方から内方へと略水平方向に作用する側面衝突入力により車幅方向内側へ変形するピラーを、略直線状態に形状保持しようとしている。
特開2005-199749号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、ピラーが圧縮変形して衝突荷重を有効に吸収するまでには、ある程度のピラーの変形が必要である。つまり、衝突荷重を有効に吸収するまでのピラーの変形によって、ピラーや、ピラーの根元に設けられるシートベルトの巻取り装置が車室内に進入することが考えられる。
本発明は、ピラーの変形を抑えつつ、衝突荷重を有効に吸収することのできる車体側部構造を提供する。
そこで、本発明は以下の態様を採用した。
本発明の一態様に係る車体側部構造(例えば、実施形態における車体側部構造1)は、フロア部(例えば、実施形態におけるフロア部11)の車幅方向両端部に設けられて車両前後方向に延びるサイドシル(例えば、実施形態におけるサイドシル2)と、前記サイドシルから上方に延び、車幅方向外側に設けられるピラーアウタ(例えば、実施形態におけるピラーアウタ41)を有したピラー(例えば、実施形態におけるセンタピラー4)と、前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に設けられ、下部が前記サイドシルに接合されて上方に延びる圧潰部材(例えば、実施形態における圧潰部材51)と、前記圧潰部材の上側に設けられて前記ピラーアウタの車幅方向内側に接合され、上下方向において少なくとも一部が前記圧潰部材と重なるインパクター(例えば、実施形態におけるインパクター52)と、前記圧潰部材に対して車幅方向外側に設けられ、前記インパクターに形成された収容凹部(例えば、実施形態における収容凹部52q)の内側に配置されたシートベルトの巻取り装置(例えば、実施形態における巻取り装置100)と、を備える。
本態様によれば、下部がサイドシルに接合された圧潰部材と、圧潰部材の上側に設けられてピラーアウタの車幅方向内側に接合されたインパクターとを、上下方向の少なくとも一部で重ねて接続することで、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、ピラーの変形に伴ってインパクターが車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変位する。これにより、インパクターによって圧潰部材が車幅方向内側且つ下方に押圧され、圧潰部材を積極的に潰すことができる。このように、インパクターによって圧潰部材を効果的に潰すことで、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーを吸収することができる。したがって、ピラーの変形量を抑えることができ、ピラー、及びシートベルトの巻取り装置の車室内への進入を抑えることができる。
また、巻取り装置を収容凹部の内側に配置することで、インパクターによって巻取り装置を保護することができる。また、巻取り装置がインパクターとともに変位した場合、巻取り装置を圧潰部材の圧潰に利用することができる。
このようにして、ピラーの変形を抑えつつ、衝突荷重を有効に吸収することができる。
上記態様の車体側部構造において、前記インパクターは、前記ピラーアウタに固定された上側壁(例えば、実施形態における上側壁52a)と、前記上側壁の車両前後方向の両端部からそれぞれ車幅方向内側に延びた一対の上側側壁(例えば、実施形態における上側側壁52b)と、前記一対の上側側壁の下方を塞ぐ上側底壁(例えば、実施形態における上側底壁52d)と、を備えて車幅方向内側に開口し、前記圧潰部材は、前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に間隔をあけて配置された下側壁(例えば、実施形態における下側壁51a)と、前記下側壁の車両前後方向両側からそれぞれ車幅方向外側に延びた一対の下側側壁(例えば、実施形態における下側側壁51b)と、を備えて車幅方向外側に開口し、前記一対の上側側壁と前記一対の下側側壁とが接合されていることが好ましい。
本態様によれば、インパクターは、上側壁、一対の上側側壁、及び上側底壁により、車幅方向内側のみに開口する収容凹部を形成する。これにより、インパクターの強度を高めることができ、圧潰部材を効率良く潰すことができる。
また、圧潰部材は、下側壁、及び一対の下側側壁により、車幅方向外側に開口する凹部を形成する。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、巻取り装置がサイドシルから脱落するのを抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記下側側壁は、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜する下側傾斜部(例えば、実施形態における下側傾斜部51s)を備え、前記上側側壁は、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜し、前記下側傾斜部に接続される上側傾斜部(例えば、実施形態における上側傾斜部52s)を備えることが好ましい。
本態様によれば、インパクターの上側傾斜部、及び圧潰部材の下側傾斜部が、それぞれ車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜している。このため、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、ピラーとともに車幅方向内側に変位するインパクターに押圧されると、上側傾斜部が下側傾斜部から受ける反力によって、インパクターが、上側傾斜部を起点に車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。これにより、インパクターによって圧潰部材を効率良く潰すことができる。したがって、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記インパクターは、前記上側壁から車両前後方向両側の一対の前記上側側壁にわたって連続する補強部(例えば、実施形態におけるビード52r)を備えることが好ましい。
本態様によれば、補強部によって、インパクターの強度を高めることができる。これにより、インパクターによって圧潰部材を効率良く潰すことができる。したがって、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記圧潰部材は、前記サイドシルの上面(例えば、実施形態における上面2t)及び車幅方向内側面(例えば、実施形態における車幅方向内側面2s)に接合されていることが好ましい。
本態様によれば、圧潰部材は、強固なサイドシルに接合されている。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、ピラーとともに車幅方向内側に変位するインパクターによって圧潰部材が押圧されると、圧潰部材の下部が倒れ込むことを抑えつつ、圧潰部材の上部が車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。したがって、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記ピラーは、前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に設けられ、下端部に開口(例えば、実施形態における開口42k)を有したピラーインナ(例えば、実施形態におけるピラーインナ42)をさらに備え、前記圧潰部材は、前記開口よりも下方、かつ車幅方向内側に配置されていることが好ましい。
本態様によれば、圧潰部材をピラーインナよりも車幅方向内側に配置することで、ピラーと共に車幅方向内側に変位してきたインパクターによって、圧潰部材を効率良く押し潰すことができる。
上記態様の車体側部構造において、前記サイドシルの内部に、車両前後方向で前記圧潰部材と重なる位置に、車両前後方向に交差する面に沿って設けられた隔壁(例えば、実施形態における隔壁55)をさらに備えることが好ましい。
本態様によれば、隔壁により、圧潰部材が設けられた部分において、サイドシルの強度を高めることができる。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、ピラーとともに車幅方向内側に変位するインパクターに押圧されることで、圧潰部材の下部が倒れ込むことを抑えつつ、圧潰部材の上部が車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。したがって、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記ピラーに対して車両前後方向の少なくとも一方に形成されたドア開口(例えば、実施形態におけるフロントドア開口6、リヤドア開口7)に開閉可能に設けられたドア(例えば、実施形態におけるフロントドア61、リヤドア71)に設けられ、前記ドア開口を閉塞した状態で前記ドア開口を車両前後方向に跨ぐように設けられたドアビーム(例えば、実施形態におけるフロントドアビーム65、リヤドアビーム75)を更に備え、車両前後方向において前記ドアビームのビーム端(例えば、実施形態におけるビーム端65e、75e)は、上下方向において、前記インパクターと重なる位置に配置されていることが好ましい。
本態様によれば、インパクターと、ドアビームのピラー側の端部とが、上下方向で重なる位置に配置されることで、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、ドア側からピラーに伝達される力を、インパクターに効率良く伝達することができる。したがって、インパクターで圧潰部材を積極的に押し潰すことができる。これにより、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記インパクターは、前記圧潰部材よりも高い剛性を有していることが好ましい。
本態様によれば、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、高い剛性を有したインパクターによって、圧潰部材を効率良く押し潰すことができる。これにより、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様の車体側部構造において、前記インパクターは、前記圧潰部材よりも板厚が大きい材料で形成されていることが好ましい。
本態様によれば、インパクターを、圧潰部材よりも板厚が大きい材料で形成することによって、インパクターが圧潰部材よりも高い剛性を有することとなる。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、高い剛性を有したインパクターによって、圧潰部材を効率良く押し潰すことができる。これにより、ピラーに入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、ピラーの変形量を効率良く抑えることができる。
上記態様によれば、ピラーの変形を抑えつつ、衝突荷重を有効に吸収する。
車体側部構造を車幅方向内側から見た図である。 図1の要部を示す拡大図である。 車体側部構造に設けた圧潰部材、及びインパクターを示す斜視図である。 車体側部構造に設けた圧潰部材、及びインパクターを示す斜視図である。 車体側方からの衝撃荷重によって圧潰部材が変形した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両の走行時における向きと同一とする。
図1は、車体側部構造1を車幅方向内側から見た図である。
図1に示すように、車体側部構造1は、サイドシル2と、フロントピラー3と、センタピラー4と、圧潰部5と、を主に備えている。
図2は、図1の要部を示す拡大図である。図3は、車体側部構造1に設けた圧潰部材51、及びインパクター52を示す断面図である。
サイドシル2は、車体下部のフロア部11の車幅方向両端部にそれぞれ設けられている。サイドシル2は、車両前後方向に延びる閉断面に形成されている。図2、図3に示すように、サイドシル2は、サイドシルアウタパネル21(図3参照)と、サイドシルインナパネル22と、を備えている。サイドシルアウタパネル21は、上フランジ21aおよび下フランジ(不図示)を有する断面ハット状に形成されている。サイドシルインナパネル22は、上フランジ22aおよび下フランジ(不図示)を有する断面ハット状に形成されている。サイドシルアウタパネル21とサイドシルインナパネル22とは、上フランジ21a、22a同士、及び下フランジ(不図示)同士をそれぞれ接合することで、サイドシル2が閉断面に形成されている。サイドシル2は、車体下部の側方において車体骨格を形成する剛性の高い部材である。
図1に示すように、フロントピラー3は、サイドシル2の前端部から上方へ向けて延びている。センタピラー4は、サイドシル2の車両前後方向の中央部から上方へ向けて延びている。また、クオータピラー(不図示)が、サイドシル2の後端部から上方へ向けて延びている。フロントピラー3の上端部、およびセンタピラー4の上端部、およびクオータピラー(不図示)の上端部に、車両前後方向に延びるルーフサイドレール(不図示)が固定されている。
サイドシル2、フロントピラー3、センタピラー4、クオータピラー(不図示)、およびルーフサイドレール(不図示)等は、サイドパネルアウタ(不図示)によって車幅方向外側から覆われている。サイドパネルアウタは、車幅方向外側の意匠面を形成するパネルである。
図2、図3に示すように、センタピラー4は、ピラーアウタ41と、ピラーインナ42と、を備えている。ピラーアウタ41は、センタピラー4において車幅方向外側に設けられている。ピラーアウタ41は、車幅方向の外側において、サイドシル2の車両前後方向中央からルーフサイドレール(不図示)まで立設されている。ピラーアウタ41は、車幅方向外側に配置されたアウタ側壁43と、アウタ側壁43の前辺から車幅方向内側に折り曲げられたアウタ前フランジ44と、アウタ側壁43の後辺から車幅方向内側に折り曲げられたアウタ後フランジ45(図2参照)と、を有する。
ピラーインナ42は、センタピラー4において車幅方向内側に設けられている。ピラーインナ42は、ピラーアウタ41を車幅方向内側から覆うように設けられている。ピラーインナ42の下部には、開口42kが形成されている。ピラーアウタ41のアウタ前フランジ44、アウタ後フランジ45と、ピラーインナ42のインナ前フランジ(不図示)、インナ後フランジ(不図示)とは、例えばスポット溶接で結合されている。これにより、センタピラー4が上下方向に延設される閉断面に形成されている。
図1に示すように、センタピラー4に対して前方には、サイドシル2、フロントピラー3,センタピラー4、及びルーフライドレール(不図示)に囲まれて、フロントドア開口6が画成されている。フロントドア開口6には、フロントドア61が開閉可能に設けられている。フロントドア61は、フロントピラー3に対してヒンジ(不図示)を介して回動自在に連結されている。
センタピラー4に対して後方には、サイドシル2、センタピラー4、クオータピラー(不図示)、及びルーフライドレール(不図示)に囲まれて、リヤドア開口7が画成されている。リヤドア開口7には、リヤドア71が開閉可能に設けられている。リヤドア71は、センタピラー4に対してヒンジ(不図示)を介して回動自在に連結されている。
図4は、車体側部構造1に設けた圧潰部材51、及びインパクター52を示す斜視図である。
図2~図4に示すように、圧潰部5は、圧潰部材51と、インパクター52と、を備えている。
圧潰部材51は、ピラーアウタ41に対して車幅方向内側に設けられている。圧潰部材51の下部は、サイドシル2に接合されている。圧潰部材51は、サイドシル2から上方に延びている。圧潰部材51は、下側壁51aと、一対の下側側壁51bと、下側傾斜部51sと、下部フランジ51fと、一体に備えている。
下側壁51aは、ピラーアウタ41のアウタ側壁43に対して車幅方向内側に間隔をあけて配置されている。一対の下側側壁51bは、下側壁51aの車両前後方向両側から車幅方向内側に延びている。これら下側壁51a、及び一対の下側側壁51bにより、圧潰部材51は、車幅方向外側に開口する凹部51qを有している。
一対の下側側壁51bの上端は、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜している。これにより、圧潰部材51の上部には、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜する下側傾斜部51sが形成されている。
下部フランジ51fは、圧潰部材51の下端からサイドシル2(サイドシルアウタパネル21)の上面2t、及び車幅方向内側面2sに沿って広がるように延びている。下部フランジ51fは、サイドシル2の上面2t、及び車幅方向内側面2sに、例えばスポット溶接により接合されている。これにより、圧潰部材51の下部は、サイドシル2に接合されている。
このような圧潰部材51は、開口42kよりも下方、かつ車幅方向内側に配置されている。つまり、圧潰部材51は、ピラーインナ42よりも車幅方向内側に露出している。
インパクター52は、圧潰部材51の上側に設けられている。インパクター52は、ピラーアウタ41の内側面に接合されている。インパクター52は、上側壁52aと、一対の上側側壁52bと、上側底壁52dと、上側傾斜部52sとを一体に備えている。
上側壁52aは、ピラーアウタ41のアウタ側壁43において車幅方向内側を向く内側面にスポット溶接等によって接合されている。一対の上側側壁52bは、上側壁52aの車両前後方向両側の端部から車幅方向内側に延びている。上側底壁52dは、一対の上側側壁52bの下方を塞ぐ。インパクター52は、上側壁52a、一対の上側側壁52b、及び上側底壁52dにより、車幅方向内側のみに開口する収容凹部52qを備える。
インパクター52は、上側壁52aから一対の上側側壁52bにわたって、水平方向に連続するビード(補強部)52rを備えている。本実施形態において、ビード52rは、上下方向に間隔をあけて例えば2本設けられている。
一対の上側側壁52bには、それぞれ、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜する上側傾斜部52sが形成されている。
圧潰部材51の下側傾斜部51sは、インパクター52の上側傾斜部52sの内側に挿入されている。これにより、インパクター52は、上下方向において少なくとも一部が圧潰部材51と重なっている。上側傾斜部52sと、下側傾斜部51sとは、例えばスポット溶接により互いに接合されている。なお、圧潰部材51とインパクター52とは、ボルト等によって接続されていてもよい。
圧潰部材51、インパクター52は、金属製の板材をプレス加工することで所定の形状に形成されている。本実施形態において、インパクター52を形成する金属製の板材の板厚は、圧潰部材51を形成する金属製の板材の板厚よりも大きい。これにより、インパクター52は、圧潰部材51よりも高い強度、剛性を有している。なお、インパクター52は、板厚以外の方法で圧潰部材51よりも高い強度、剛性を有していてもよい。
図2、図3に示すように、上記したような圧潰部材51と、インパクター52との間には、シートベルトの巻取り装置100(いわゆる、ELR:Emergency Locking Retractor)が配置されている。巻取り装置100は、アンカー部材101と、巻取り装置本体102と、を備えている。アンカー部材101の下部は、圧潰部材51とサイドシル2との間に挟み込まれている。アンカー部材101は、サイドシル2に溶接により取り付けられている。
巻取り装置本体102は、アンカー部材101に、アンカーピン103を介してサイドシル2に取り付けられている。巻取り装置本体102は、インパクター52の収容凹部52qの内側に配置されている。
また、図1に示すように、センタピラー4に対して前側に形成されたフロントドア開口6に開閉可能に設けられたフロントドア61には、フロントドア開口6を車両前後方向に跨ぐように設けられたフロントドアビーム65が備えられている。フロントドアビーム65は、フロントドア61でフロントドア開口6を閉塞した状態で、フロントドア開口6を跨ぐように設けられている。センタピラー4の前側で、フロントドアビーム65のビーム端65eは、上下方向において、インパクター52と重なる位置に配置されている。
また、センタピラー4の後側においても、リヤドア開口7を跨ぐように設けられるリヤドアビーム75のビーム端75eが、上下方向において、インパクター52と重なる位置に配置されている。なお、ビーム端65e,75eは、少なくとも一部がインパクター52と上下方向に重なっていればよい。
図5は、車体側方からの衝撃荷重によって圧潰部材51が変形した状態を示す斜視図である。
図5に示すように、上記したような圧潰部5では、車両側方からの衝突荷重による力F1が入力された場合、センタピラー4が車幅方向内側に押し込まれるように変形する。すると、センタピラー4の変形に伴ってインパクター52の全体が車幅方向内側且つ下方に倒れ込む。これにより、インパクター52の上側傾斜部52sから下側傾斜部51sを下方に押圧するような力F2が作用する。この力F2によって、圧潰部材51においてインパクター52が接続された部分が車幅方向内側且つ下方に押圧され、圧潰部材51の上部が圧潰される。このように、インパクター52によって圧潰部材51を効果的に潰すことで、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーを吸収する。
このように、本実施形態では、車体側部構造1は、フロア部11の車幅方向両端部に設けられて車両前後方向に延びるサイドシル2と、サイドシル2から上方に延び、車幅方向外側に設けられるピラーアウタ41を有したセンタピラー4と、ピラーアウタ41に対して車幅方向内側に設けられ、下部がサイドシル2に接合されて上方に延びる圧潰部材51と、圧潰部材51の上側に設けられてピラーアウタ41の車幅方向内側に接合され、上下方向において少なくとも一部が圧潰部材51と重なるインパクター52と、圧潰部材51に対して車幅方向外側に設けられ、サイドシル2に固定されたアンカー部材101、及びインパクター52に形成された収容凹部52qの内側に配置された巻取り装置本体102を備えるシートベルトの巻取り装置100と、を備える。
この構成によれば、下部がサイドシル2に接合された圧潰部材51と、圧潰部材51の上側に設けられてピラーアウタ41の車幅方向内側に接合されたインパクター52とを、上下方向の少なくとも一部で重ねて設けることで、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、センタピラー4の変形に伴ってインパクター52が車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変位する。これにより、圧潰部材51がインパクター52によって車幅方向内側且つ下方に押圧され、圧潰部材51を積極的に潰すことができる。このように、インパクター52によって圧潰部材51を効果的に潰すことで、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーを吸収することができる。したがって、センタピラー4の変形量を抑えることができ、センタピラー4、及びシートベルトの巻取り装置100の車室内への進入を抑えることができる。
また、巻取り装置100を収容凹部52qの内側に配置することで、インパクター52によって巻取り装置100を保護することができる。また、巻取り装置100がインパクター52とともに変位した場合、巻取り装置100を圧潰部材51の圧潰に利用することができる。
このようにして、センタピラー4の変形を抑えつつ、衝突荷重を有効に吸収することができる。
本実施形態では、インパクター52は、ピラーアウタ41に固定された上側壁52aと、上側壁52aの車両前後方向からそれぞれ車幅方向内側に延びた一対の上側側壁52bと、一対の上側側壁52bの下方を塞ぐ上側底壁52dと、を備えて車幅方向内側に開口し、圧潰部材51は、ピラーアウタ41に対して車幅方向内側に間隔をあけて配置された下側壁51aと、下側壁51aの車両前後方向両側からそれぞれ車幅方向外側に延びた一対の下側側壁51bと、を備えて車幅方向外側に開口し、一対の上側側壁52bと一対の下側側壁51bとが接合されている。
この構成によれば、インパクター52は、上側壁52a、一対の上側側壁52b、及び上側底壁52dにより、車幅方向内側に開口する収容凹部52qを形成する。これにより、インパクター52の強度を高めることができ、圧潰部材51を効率良く潰すことができる。
また、圧潰部材51は、下側壁51a、及び一対の下側側壁51bにより、車幅方向外側に開口する凹部51qを形成する。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、巻取り装置100がサイドシル2から脱落するのを抑えることができる。
本実施形態では、下側側壁51bは、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜する下側傾斜部51sを備え、上側側壁52bは、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜し、下側傾斜部51sに接続される上側傾斜部52sを備える。
この構成によれば、インパクター52の上側傾斜部52s、及び圧潰部材51の下側傾斜部51sが、それぞれ車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜している。このため、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、センタピラー4とともに車幅方向内側に変位するインパクター52に押圧されると、上側傾斜部52sが下側傾斜部51sから受ける反力によって、インパクター52が、上側傾斜部52sを起点に車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。これにより、インパクター52によって圧潰部材51を効率良く潰すことができる。したがって、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
本実施形態では、圧潰部材51は、サイドシル2の上面2t及び車幅方向内側面2sに接合されている。
この構成によれば、圧潰部材51は、強固なサイドシル2に接合されている。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、センタピラー4とともに車幅方向内側に変位するインパクター52によって圧潰部材51が押圧されると、圧潰部材51の下部が倒れ込むことを抑えつつ、圧潰部材51の上部が車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。したがって、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
本実施形態では、センタピラー4は、ピラーアウタ41に対して車幅方向内側に設けられ、下端部に開口42kを有したピラーインナ42をさらに備え、圧潰部材51は、開口42kよりも下方、かつ車幅方向内側に配置されている。
この構成によれば、圧潰部材51をピラーインナ42よりも車幅方向内側に配置することで、センタピラー4と共に車幅方向内側に変位してきたインパクター52によって、圧潰部材51を効率良く押し潰すことができる。
本実施形態では、インパクター52は、上側壁52aから車両前後方向両側の一対の上側側壁52bにわたって連続するビード52rを備える。
この構成によれば、ビード52rによって、インパクター52の強度を高めることができる。これにより、インパクター52によって圧潰部材51を効率良く潰すことができる。したがって、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
本実施形態では、センタピラー4に対して車両前後方向の少なくとも一方に形成されたフロントドア開口6、リヤドア開口7に開閉可能に設けられたフロントドア61、リヤドア71に設けられ、フロントドア開口6、リヤドア開口7を閉塞した状態でフロントドア61、リヤドア71を車両前後方向に跨ぐように設けられたフロントドアビーム65、リヤドアビーム75、を更に備え、車両前後方向においてフロントドアビーム65、リヤドアビーム75のビーム端65e、75eは、上下方向において、インパクター52と重なる位置に配置されている構成とした。
この構成によれば、インパクター52と、フロントドアビーム65、リヤドアビーム75のセンタピラー4側の端部とが、上下方向で重なる位置に配置されることで、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、フロントドア61、リヤドア71側からセンタピラー4に伝達される力を、インパクター52に効率良く伝達することができる。したがって、インパクター52で圧潰部材51を積極的に押し潰すことができる。これにより、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
本実施形態では、インパクター52は、圧潰部材51よりも高い剛性を有している構成とした。
この構成によれば、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、高い剛性を有したインパクター52によって、圧潰部材51を効率良く押し潰すことができる。これにより、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
本実施形態では、インパクター52は、圧潰部材51よりも板厚が大きい材料で形成されている構成とした。
この構成によれば、インパクター52を、圧潰部材51よりも板厚が大きい材料で形成することによって、インパクター52が圧潰部材51よりも高い剛性を有することとなる。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、高い剛性を有したインパクター52によって、圧潰部材51を効率良く押し潰すことができる。これにより、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
[実施形態の変形例]
上記したような構成の車体側部構造1において、図4中に二点鎖線で示すように、サイドシル2の内部に、隔壁55をさらに備えるようにしてもよい。隔壁55は、車両前後方向に交差する面に沿って設けられた箱状、または板状を成している。隔壁55は、サイドシル2の内面に、スポット溶接等によって接合される。隔壁55は、車両前後方向で圧潰部材51と重なる位置に設けられている。
この構成によれば、圧潰部材51が設けられた部分において、サイドシル2の強度を高めることができる。これにより、車両側方からの衝突荷重が入力された場合に、センタピラー4とともに車幅方向内側に変位するインパクター52に押圧されることで、圧潰部材51の下部が倒れ込むことを抑えつつ、圧潰部材51の上部が車幅方向内側且つ下方に倒れ込むように変形しやすくなる。したがって、センタピラー4に入力される衝突荷重によるエネルギーをより有効に吸収し、センタピラー4の変形量を効率良く抑えることができる。
[その他の変形例]
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した実施形態では、圧潰部材51の下部を、サイドシル2の上面2t、及び車幅方向内側面2sに接合するようにしたが、この構成に限られない。圧潰部材51の下部は、サイドシル2の上面に形成された開口を通して、サイドシル2内に挿入するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、圧潰部材51の上部をインパクター52の下部内に挿入するようにしたが、この構成に限られない。例えば、下側側壁51b、上側側壁52bの一部が重なって接続されていればよい。また、圧潰部材51の上部とインパクター52の下部とを互いに突き当てるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、補強部としてインパクター52にビード52rを備えるようにしたが、インパクター52を補強できるのであれば、ビード52rに代えて適宜他の構造を採用してもよい。また、ビード52rを省略した構成とすることも可能である。
また、上述した実施形態では、巻取り装置100を、インパクター52に形成された収容凹部52q内に収容した状態でアンカー部材101によってサイドシル2に固定するようにしたが、この構成に限られない。巻取り装置100は収容凹部52q内に収容されていれば、インパクター52(例えば、上側底壁52d上)に固定されていたり、圧潰部材51に固定されていたりしてもよい。
また、上述した実施形態では、圧潰部材51、およびインパクター52を、センタピラー4に設けるようにしたが、センタピラー4に限らず、フロントピラー3やクオータピラー(不図示)に設けるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1:車体側部構造
2:サイドシル
2s:車幅方向内側面
2t:上面
4:センタピラー(ピラー)
5:圧潰部
11:フロア部
2s:車幅方向内側面
41:ピラーアウタ
42:ピラーインナ
42k:開口
51:圧潰部材
51a:下側壁
51b:下側側壁
51q:凹部
51s:下側傾斜部
52:インパクター
52a:上側壁
52b:上側側壁
52d:上側底壁
52q:収容凹部
52r:ビード(補強部)
52s:上側傾斜部
55:隔壁
61:フロントドア(ドア)
65:フロントドアビーム(ドアビーム)
65e:ビーム端
71:リヤドア(ドア)
75:リヤドアビーム(ドアビーム)
75e:ビーム端
100:巻取り装置
101:アンカー部材
102:巻取り装置本体

Claims (10)

  1. フロア部の車幅方向両端部に設けられて車両前後方向に延びるサイドシルと、
    前記サイドシルから上方に延び、車幅方向外側に設けられるピラーアウタを有したピラーと、
    前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に設けられ、下部が前記サイドシルに接合されて上方に延びる圧潰部材と、
    前記圧潰部材の上側に設けられて前記ピラーアウタの車幅方向内側に接合され、上下方向において少なくとも一部が前記圧潰部材と重なるインパクターと、
    前記圧潰部材に対して車幅方向外側に設けられ、前記インパクターに形成された収容凹部の内側に配置されたシートベルトの巻取り装置と、を備える
    車体側部構造。
  2. 前記インパクターは、
    前記ピラーアウタに固定された上側壁と、
    前記上側壁の車両前後方向の両端部からそれぞれ車幅方向内側に延びた一対の上側側壁と、
    前記一対の上側側壁の下方を塞ぐ上側底壁と、を備えて車幅方向内側に開口し、
    前記圧潰部材は、
    前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に間隔をあけて配置された下側壁と、
    前記下側壁の車両前後方向両側からそれぞれ車幅方向外側に延びた一対の下側側壁と、を備えて車幅方向外側に開口し、
    前記一対の上側側壁と前記一対の下側側壁とが接合されている請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記下側側壁は、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜する下側傾斜部を備え、
    前記上側側壁は、車幅方向外側から内側に向かって上方に傾斜し、前記下側傾斜部に接続される上側傾斜部を備える
    請求項2に記載の車体側部構造。
  4. 前記インパクターは、前記上側壁から車両前後方向両側の一対の前記上側側壁にわたって連続する補強部を備える
    請求項2又は請求項3に記載の車体側部構造。
  5. 前記圧潰部材は、前記サイドシルの上面及び車幅方向内側面に接合されている
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の車体側部構造。
  6. 前記ピラーは、前記ピラーアウタに対して車幅方向内側に設けられ、下端部に開口を有したピラーインナをさらに備え、
    前記圧潰部材は、前記開口よりも下方、かつ車幅方向内側に配置されている
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の車体側部構造。
  7. 前記サイドシルの内部に、車両前後方向で前記圧潰部材と重なる位置に、車両前後方向に交差する面に沿って設けられた隔壁をさらに備える
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の車体側部構造。
  8. 前記ピラーに対して車両前後方向の少なくとも一方に形成されたドア開口に開閉可能に設けられたドアに設けられ、前記ドア開口を閉塞した状態で前記ドア開口を車両前後方向に跨ぐように設けられたドアビームを更に備え、
    前記ドアビームのビーム端は、上下方向において、前記インパクターと重なる位置に配置されている
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の車体側部構造。
  9. 前記インパクターは、前記圧潰部材よりも高い剛性を有している
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の車体側部構造。
  10. 前記インパクターは、前記圧潰部材よりも板厚が大きい材料で形成されている
    請求項9に記載の車体側部構造。
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