JP4468838B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、カラー画像データに色調整を施すカラー画像処理装置に関する。
デジタルカラー複合機などには、読み取ったカラー画像データの色味を調整する色調整機能を備えるものがある。この色調整は、スキャナなどで読み取られた画像データを、色の3属性である「色相」「明度」「彩度」を数値化して色を規定する均等色空間、例えばLabなどの色空間による表現に変換した上で、例えば「明度調整機能」によって当該色空間における明度成分を変化させ、「彩度調整機能」によって当該色空間における彩度成分を変化させることによってなされる。例えばこの「明度調整機能」によって画像データの明度成分を上げることで、「色相」及び「彩度」を保存しながら「明度」の高い画像データが得られる。
均等色空間とは、空間中の等距離が、知覚的に等しい差となるように作成した空間である。すなわち、異なる2つの色に対して、人間が感じる違いの度合いと色空間上にプロットした2点間の距離とが比例関係にある空間である。
このような均等色空間においては、色の3属性を独立に扱うことができる。この独立性は、カラー画像の色特性を生かしたモノクロ画像を形成する技術にも利用されている(特許文献1参照)。
特開2001−16459号公報
ところで、色の調子に関する感覚的用語には「明るい」「暗い」「濃い」「淡い」などがあるが、これらの感覚的用語(色感を表現する日常語)は、均等色空間から規定される「色相」「明度」「彩度」の各要素と一致した方向性を有していない。例えば「明るい」という感覚的用語は色空間において明度成分が大きい方向性と一致していない。従って、画像をより「明るい」ものにしようとして「明度調整機能」によって画像データの明度成分を上げても、期待した画像を得られない可能性がある。
つまり一般に用いられる色の調子に関する感覚的用語は「明度」「彩度」「色相」が複合的に変化する方向性を指し示しているのである。従って、例えばより「明るい」カラー画像となるように色調整するためには「明度調整機能」及び「彩度調整機能」を複合的に駆使して画像データの明度成分及び彩度成分を適切に変化させる必要がある。「暗い」「濃い」「淡い」等の感覚的用語に合致した色調整においても同様である。
このように明度成分や彩度成分を複合的に制御する色調整は当該色空間が規定する明度や彩度の方向性を熟知してはじめて可能となるものであり、一般ユーザにとって容易ではない。
また、モノクロ複写機の場合には「暗く」と「濃く」とはほぼ同義であり、これらを区別しなくてもよいが、カラーの場合にはこの2つの用語は互いに違った意味合いを持つ。このため、カラー画像の場合には、感覚的用語による色調整は単にモノクロ画像で行う調整を複数の色成分のそれぞれについて行えばよいというものではなく、色の各要素が絡み合って複雑化したものとなる。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、色の調子に関する感覚的用語に合致した色調整を容易に行うことができるカラー画像処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、カラー画像データに色調整を施すカラー画像処理装置であって、色の調子に関する複数の感覚的用語のうちのいずれかの感覚的用語の選択を受け付ける感覚的用語選択受付手段と、前記複数の感覚的用語と1対1で対応し、所定の色空間上に規定される方向であって当該対応する感覚的用語に応じた所定の変化方向に前記カラー画像データを変化させることによって、当該感覚的用語で表現される性質を増減変化させる複数の色調整モードを有し、前記複数の色調整モードのうち、前記感覚的用語選択受付手段により受け付けられた感覚的用語に対応した色調整モードによる色調整処理を実行させて前記カラー画像データを変化させ、それによって前記カラー画像データの色調整を行う色調整手段と、ユーザが前記複数の感覚的用語のうちの2以上の感覚的用語を重複して選択した場合に、ひとつの選択のみを受け付け、それ以外の選択を取り消すことによって、複数の選択が重複して受け付けられることを禁止し、これによって、前記色調整手段により前記複数の感覚的用語のいずれかに応じた変化方向以外の変化方向に前記カラー画像データが変化されることを防止する禁止手段と、を備え、前記変化方向が、前記所定の色空間における前記カラー画像データの明度成分、彩度成分及び色相成分の少なくとも2つの成分を相関的に変化させる方向となっている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカラー画像処理装置であって、選択された感覚的用語で表現される性質を増減変化させる度合の指定を受け付ける変化度指定受付手段、を備え、前記色調整手段が、前記変化度指定受付手段により受け付けられた度合の指定に応じて、前記カラー画像データを前記所定の変化方向に変化させる変化幅を決定する
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のカラー画像処理装置であって、前記禁止手段が、ユーザが、第1の感覚的用語を選択した後にそれと異なる第2の感覚的用語を選択した場合に、前記第2の感覚的用語に係る選択のみを受け付け、前記第1の感覚的用語に係る選択を強制的に取り消す強制取消手段、を備える。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記変化方向として、前記色空間における明度成分及び彩度成分を相関的に変化させる2つの異なる方向を有している。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記色調整手段は、前記感覚的用語としての「明るさ」の変化に対応づけられ、前記カラー画像データについての明度成分及び彩度成分を正負同符号で相関的に変化させる「明るさ」調整モード、を有している。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記色調整手段は、前記感覚的用語としての「濃さ」の変化に対応づけられ、前記カラー画像データについての明度成分及び彩度成分を正負逆符号で相関的に変化させる「濃さ」調整モード、を有している。
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記複数の用語として意味が反対の対となる複数の用語を含む。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記色調整手段は、前記明度成分を増加させるとともに前記彩度成分を増加させる第1の色調整モードと、前記明度成分を減少させるとともに前記彩度成分を減少させる第2の色調整モードと、前記明度成分を減少させるとともに前記彩度成分を増加させる第3の色調整モードと、前記明度成分を増加させるとともに前記彩度成分を減少させる第4の色調整モードと、を有し、前記第1の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「明るく」から得る感覚と合致した方向性を有し、前記第2の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「暗く」から得る感覚と合致した方向性を有し、前記第3の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「濃く」から得る感覚と合致した方向性を有し、前記第4の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「淡く」から得る感覚と合致した方向性を有する。
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、前記色調整手段は、前記明度成分及び前記彩度成分を同方向に相関的に増減させる第1の色調整モードと、前記明度成分及び前記彩度成分を逆方向に相関的に増減させる第2の色調整モードと、を有し、前記第1の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「明るく」から得る感覚と合致した方向性を有し、前記第2の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「濃く」から得る感覚と合致した方向性を有する。
請求項1記載の発明では、色空間におけるカラー画像データの明度成分、彩度成分及び色相成分のうち少なくとも2つを色の調子に関する感覚的用語から得る感覚と合致した方向性を有する相関関係のもとで変化させるため、色の調子に関する感覚的用語に合致した色調整を容易に行うことができる。
また、請求項1記載の発明では、複数の感覚的用語と1対1で対応した複数のモードを有しており、その中から選択されたモードで色調整を独立して行うことが可能であるため、ひとつの用語に対応する色調整ではカバーできない広汎な色調整が可能となるとともに、複数のモードが干渉してしまうことを防止できる。
また、請求項1記載の発明では、ユーザが複数の感覚的用語のうちの2以上の感覚的用語を重複して選択した場合に、ひとつの選択のみを受け付け、それ以外の選択を取り消すことによって、複数の選択が重複して受け付けられることを禁止する。これによって、複数のモードによる色調整が互いに干渉し、ユーザが望まない調整結果になってしまうことを防止できる。
請求項3記載の発明では、ユーザが、第1の感覚的用語を選択した後にそれと異なる第2の感覚的用語を選択した場合に、先にした選択が強制的に取り消されるようになっているため、ユーザが意識的に重複選択を避ける操作をしなくても、重複選択を自動的に防止することができる。
請求項4ないし請求項9に記載の発明では、ユーザが指定することが多い明度および彩度関係の感覚的用語についての色調整モード選択が可能となっており、その色調整モードの利用頻度を高めることができる。
〈1.デジタルカラー複合機100〉
図1は、この発明の実施形態であるカラー画像処理装置に相当する機能が組み込まれたデジタルカラー複合機100の構成を示すブロック図である。このデジタルカラー複合機100は、カラーファクシミリ機能やカラー複写機機能を有する複合機であり、画像読み取り部1及び画像送受信部2、各種の画像処理を行う入力画像処理部3及び出力画像処理部4、画像形成部5を備えている。そして、各機能構成部はバスなどの内部通信手段によって相互に接続されている。
画像送受信部2は、PSTN(公衆交換電話網)を介して外部端末500とのファクシミリ通信を可能とする図示しないNCUや、LAN及びインターネットを介して外部端末500とのインターネットファクシミリ通信を可能とする図示しないLANI/Fを備えている。
原稿となる画像のデジタル画像データは以下の2つの方法から得ることができる。第1の方法は画像読み取り部1から原稿画像データを得る方法である。例えば、画像読み取り部1においては、フルカラーのフラットベッドスキャナによる原稿画像の読み取りが画素ごとに行われる。これによって原稿画像の画像データがRGBの各色成分ごとに取得される。ここで取得された原稿画像の画像データ、より具体的に述べるとフラットベッドスキャナのCCDから出力される画素ごとのRGB信号を以下においてRGB画像データと称する。
第2の方法は画像送受信部2において原稿画像データを受信する方法である。画像送受信部2は、例えばインターネットを介して接続された外部端末500から電子メール通信によって、原稿画像の画像データを取得する。ここで得られた画像データは例えばJPEG形式で圧縮されており、画像データの色表現はYcc色空間を持つカラー方式によるものである(以下においてYcc画像データと称する)。
この画像読み取り部1もしくは画像送受信部2によって取得された原稿画像の画像データ(RGB画像データもしくはYcc画像データ)は、入力画像処理部3及び出力画像処理部4において各種の画像処理が施された後に、画像形成部5において例えばフルカラーの電子写真方式によって紙などのプリント媒体上にプリントされる。
なお、以下の説明においては、入力装置から得られる原稿画像の画像データが特にRGB画像データの場合について説明するが、原稿画像の画像データがYcc画像データの場合は以下のLab色空間をYcc色空間と置き換えることで対応できる。
次に、このデジタルカラー複合機100のカラーコピー機能を利用する場合を例にとって、入力画像処理部3及び出力画像処理部4における画像処理についてより詳細に説明する。図2は入力画像処理部3及び出力画像処理部4の画像処理動作を示すフローチャートである。
画像読み取り部1より入力画像処理部3にRGB画像データが入力されると(ステップS1)、まずRGB画像データに第1画像処理が施される(ステップS2)。第1画像処理とは、シェーディング補正やγ補正などのRGB信号に対する所定の補正処理である。
次にRGB画像データは、行列演算などによってRGB色空間による表現から所定の色空間による表現へと変換される(ステップS3)。なお、所定の色空間とは例えば3次元空間において1つの無彩軸を有するLabやYccなどの色空間である。本実施例においてはRGB画像データはLab色空間による表現に変換されるとする(以下においてLab画像データと称する)が、Ycc色空間などによる実施も可能である。
次にLab画像データに第2画像処理が施される(ステップS4)。第2画像処理とは、主に拡大縮小処理や色調整処理などである。拡大縮小処理や色調整処理はユーザからの指示によってなされるものであり、ユーザからの指示がない場合はこれらの画像処理は行われない。なお、以上のステップS1からステップS4の各処理は入力画像処理部3において、続くステップS5からステップS7の処理は出力画像処理部4においてそれぞれなされる。
入力画像処理部3より出力画像処理部4に第2画像処理を施されたLab画像データが入力されると、Lab画像データは、3次元ルックアップテーブル及び補間演算を用いてC(シアン)・M(マゼンダ)・Y(イエロー)・K(墨)の各色成分のデジタル信号に変換される(以下においてCMYK画像データと称する)(ステップS5)。
次にCMYK画像データに第3画像処理がなされる(ステップS6)。この第3画像処理とは、ディザ法や誤差拡散法などを用いたCMYKそれぞれの色成分ごとの2値化処理などである。第3画像処理を受けたCMYK画像データは画像形成部5内のCMYKの画像形成エンジンへとそれぞれ出力される(ステップS7)。以上がデジタルカラー複合機100の動作概要である。
〈2.Lab色空間〉
ここで、以下の各実施の形態に関するLab色空間の性質について説明する。図3はLab色空間を表す図である。Lab色空間は、L軸、a軸及びb軸から規定されており、明度はL座標から、色相はa座標及びb座標の比から、彩度はL軸との距離から、それぞれ規定される。例えばLab空間上にある点Pの座標を(ap,bp,Lp)とすると、点Pの明度L(P)、彩度C(P)及び色相H(P)は次のように表される。
Figure 0004468838
つまり、図3において点Pを矢印Mの正方向に移動させることは色相及び彩度を保ちつつ明度を上げることを意味する。逆に矢印Mの負方向に移動させることは色相及び彩度を保ちつつ明度を下げることを意味する。例えば点Pの明度をΔL上げたい場合には点Pを矢印Mの正方向にΔL移動させればよい。
また、点Pを矢印Nの正方向に移動させることは色相及び明度を保ちつつ彩度を上げることを意味する。逆に矢印Nの負方向に移動させることは色相及び明度を保ちつつ彩度を下げることを意味する。例えば点Pの彩度をΔC上げたい場合には点Pを矢印Nの正方向にΔC移動させればよい。
さらに、点Pを矢印Kの方向に移動させることは明度及び彩度を保ちつつ色相を変えることを意味する。例えば点Pの色相をΔH変化させたい場合には点Pを矢印Kの方向にL軸を中心として角度ΔH回転させればよい。
つまり、Lab色空間における点Pに関して、Mが明度軸、Nが彩度軸、Kが色相軸となっている。
日常用いられる色の調子に関する感覚的用語(人間の色感で表現する用語)もこのLab色空間における一定の方向性を有している。つまり点Pがある方向に移動した場合に、その形容としてより「明るい」という表現が用いられる場合、この方向が「明るい」が有する方向性である。同様に例えば「暗い」「濃い」「淡い」といった色の調子に関する感覚的用語もそれぞれLab色空間における一定の方向性を有している。
またここで、「明るい」と「暗い」とは意味が反対の対となる2つの用語である。従ってこれらの用語の有する方向性は互いに逆となる。「濃い」と「淡い」も同様に意味が反対の対となる用語である。
図3には「明るい」「暗い」「濃い」「淡い」という4つの色の調子に関する感覚的用語がLab色空間において有する方向性が、点Pを基準としてそれぞれ矢印S、矢印T、矢印U、矢印Vで表されている。ここで、矢印Sは点Pの「明るさ」を上げる方向を示している。同様に矢印T、U、Vは「暗さ」「濃さ」「淡さ」を上げる方向を示している。つまり例えば点Pの「明るさ」をΔS上げたい場合には点Pを矢印Sの方向にΔS移動させればよい。なお、最も適切な方向性は各用語(言葉)の慣用性から規定される。
図3においては、先に述べた対となる2つの用語、すなわち「明るい」と「暗い」の各矢印S、Tは同一直線にあって互いに逆の方向を示している。「濃い」と「淡い」の各矢印U、Vについても同様である。
ところで、これら4つの感覚的用語は色相の変化を伴わない。つまりこれらの矢印は全てLab色空間において色相を保存する方向性を有している。そこで、Lab色空間を点Pを含む同一色相の平面を面PHとすると、矢印S〜Vは全てこの平面PH上にある。図4は平面PHを表す図である。
図4からわかるように、矢印S〜Vはそれぞれ明度方向M及び彩度方向Nから規定される平面上にある直線である。ここで、これらの感覚的用語で表現される色調整の方向は、明度方向Mまたは彩度方向Nの一方に平行ではなく、明度方向Mまたは彩度方向Nの双方に対して傾きを持つ方向(複合的な変化方向)であるという点が重要である。すなわち、感覚的用語(日常語)としての「明るくする」という表現は、均等色空間上で「明度を上げる」ことには一致しておらず、均等色空間上で「濃度を下げる」という要素を含んでいるということである。同様に、感覚的用語としての「濃くする」という表現は、均等色空間上で「濃度を増加させる」ことには一致しておらず、均等色空間上で「明度をげる」という要素を含んでいる。一般に、デジタルカラー複合機の一般ユーザは、均等色空間上での用語に対応して色調整の指示入力を行うことは少なく、ほとんどの場合は感覚的用語に従った色調整の指示を望むから、このような事情を考慮してデジタルカラー複合機100の色調整機能を構成することが有益となる。そこで、Lab色空間において各感覚的用語が有する方向性S〜Vを、明度と彩度との相関的変化、すなわち明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCの相関関係によって規定することができる。

以下の各実施の形態における色調整は、Lab色空間において各感覚的用語が有する方向性S〜Vを明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCの相関関係によって規定し、画像データの明度及び彩度をこの相関関係に従って変化させることによって各感覚的用語に合致した色調整を行うものである。
次に、各実施の形態毎に入力画像処理部3における第2画像処理(図2のステップS4)の色調整処理の具体的態様について説明する。
〈3.第1の実施の形態〉
図1には入力画像処理部3の構成が示されている。入力画像処理部3は図1に示すように入力画像処理部3の制御を行うCPU11、制御プログラムや変換テーブルなどを記憶するROM12、画像データなどを一時的に記憶するRAM13を備えている。また、ユーザが各種の指示の入力を行う操作部14と、各種の表示を行う表示部15とを備えている。この実施形態の装置では、表示部15はフラットパネルディスプレイによって構成されている。操作部14は機能が固定的に割当てられたボタンの配列によって構成してもよく、このフラットパネルディスプレイの表示面上に配置されたタッチパネルによって構成されていてもよい。また、これら2つの方式の組み合せでもよい。以下では、機能が固定的に割当てられたボタンの配列によって操作部14が実現されている場合を例にとって説明を続ける。
さらに操作部14は重複選択禁止部141を備えている。ここでは、便宜上、重複選択禁止部141は操作部14内の要素として示されているが、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて、CPU11とRAM13とが、重複選択禁止部141の機能を実現することもできる。
また、入力画像処理部3は、第1画像処理部16、色空間変換処理部17、第2画像処理部18を備えており、各機能部において先に述べた第1画像処理、RGB画像データからLab画像データへの変換処理及び第2画像処理がなされる。第2画像処理部18は拡大縮小処理部181及び色調整部182に細分化され、各機能部において先に述べた拡大縮小処理及び色調整処理がなされる。第1画像処理部16,色空間変換部17および第2画像処理部18もまた、ROM12に記憶されたプログラムに基づくCPU11とRAM13の協働によってその機能を実現することが可能であるが、便宜上、これらの要素11,12,13の外部に図示されている。
第1の実施の形態における色調整部182は「明るく」「暗く」「濃く」「薄く」のそれぞれに関する4つの色調整モードを有している(以下においてはそれぞれを「明モード」「暗モード」「濃モード」「淡モード」と称する)。例えば「明モード」は原稿画像のLab画像データの各要素を図4の矢印Sの方向に移動させることによってLab画像データ全体をさらに「明るく」色調整するものである。同様に「暗モード」「濃モード」「淡モード」は、それぞれ矢印T、U、Vの方向にLab画像データの各要素を移動させることによって各感覚的用語の示す色調整をする。これらのうち、「明るく」と「暗く」とは、「明るさ」のプラスマイナス方向の変化であるため、この2つを総称して「明暗調整モード」と呼ぶことができる。また、「濃く」と「淡く」とは「濃さ」のプラスマイナス方向の変化であるため、この2つを総称して「濃淡調整モード」と呼ぶことができる。以下においてこれらの色調整モードによる色調整処理の具体的態様について説明する。
〈3−1.色調整モード選択〉
はじめに色調整モードの選択について説明する。図5は第1の実施の形態における操作部14の外観を、色調整モードの選択段階での表示について示す図である。操作部14には、5つの色調整モードを選択的に指定するボタン41〜45が配置されている。各ボタンには「明るく」「暗く」「濃く」「淡く」「オート」の文字が表示されており、それぞれ「明モード」「暗モード」「濃モード」「淡モード」「自動調整モード」を意味している。さらに各色調整モードの強度選択を行うボタン51〜53、決定ボタン61及び取り消しボタン62が配置されている。なお、以下では、ボタン41〜45の全体を「色調整モード選択ボタン」と呼び、この中で自動調整モードを選択するためのボタン45だけを特に「オートモードボタン」と呼び、さらに手動操作による指示内容で色調整を行うための4つのボタン41〜44を「手動色調整モード選択ボタン」と呼んで区別する。
ユーザは色調整を自動に委ねたいときにはオートモードボタン45を操作し、決定ボタン61を操作することによって、色調整は自動で行われる。このオートモードボタン45のかわりに「色調整なし」としている場合には、色調整を行わないモードとなる。
ユーザが原稿から複製する画像をより「明るく」したい場合、色調整モード選択ボタン41〜45のうち「明るく」と記されたボタン41(「明モード」選択ボタン)を選択して操作する。次に明るくする度合いを強度選択ボタン51〜53のうちから選択して操作する。ここでは3つの強度からの選択が可能であり、ボタン51〜53に記された数が大きいものほどより強い色調整がなされる。色調整モード選択ボタン41〜44のいずれかと、強度選択ボタン51〜53のいずれかとが順次に操作されると決定ボタン61の操作が可能になる。決定ボタン61が操作されると、選択された色調整モード及び強度が操作部14より第2画像処理部18に伝えられ、色調整処理が実行される。
ここで、色調整モード選択ボタン41〜44のうちの複数が重複操作された場合、例えば「明るく」と記されたボタン41(「明モード」選択ボタン)と強度選択ボタン51〜53のいずれかとが操作された後に「淡く」と記されたボタン44(「淡モード」選択ボタン)が操作されたような場合について説明する。決定ボタン61が操作される前に「淡く」ボタン42が操作された場合、はじめの「明るい」ボタン41の操作は重複選択禁止部141によって無効とされる。
具体的には、
(1) 先に選択されて所定のメモリ領域(以下「モード登録領域」)上に記憶しておいた選択モード情報(ここでは「明モード」が選択されたという情報)と、選択強度情報(「1」〜「3」のうちから選択された強度の情報)が取り消されてデフォルト状態(たとえばオートモードまたは色調整なしのモード)に戻され、
(2) 新たに「淡モード」が選択されたという情報が選択モード情報として、またこの「明モード」において強度選択ボタン51〜53のいずれかによって選択された強度が強度情報として、それぞれモード登録領域に記憶される。
ここでは既登録の取り消しと新規の登録とを別ステップとして情報の更新を行っているが、新たな情報を元の情報の上に直接に上書きすることにより情報の更新を行う場合には、上記(1)(2)は実質的にひとつのステップで実行される。
一方、「明モード」が選択されて決定ボタン61が操作された後に「淡く」ボタン44が操作された場合、「淡く」ボタン42の効力は重複選択禁止部141によって無効とされる。つまり決定ボタン61の操作前は最新の選択が優先され、決定ボタン61の操作後は元の選択が優先される。
このように2以上の色調整モードを重複して選択することは重複選択禁止部141によって禁止されている。また、上記は色調整モード選択ボタン41〜44の相互についてであるが、手動色調整モード選択ボタン41〜44とオートモードボタン45との間でも、重複選択が禁止されるようになっている。
ところで、強度選択ボタン51〜53を操作せずにモード選択だけを変更した場合、たとえば「明モード」選択ボタン41の操作の直後に「淡モード」選択ボタン44が操作された場合にも、「明モード」の情報がクリアされて「淡モード」が新たに設定される。これもまた重複選択の禁止機能であるが、ユーザが「明モード」について強度選択ボタン51〜53のいずれかを操作した後に、新たに「淡モード」を選択した場合と比較すると、ユーザの意図に違いがある場合が多い。
すなわち、最初のモード選択と最初の強度選択とを行った後に、次のモード選択と次の強度選択とを行った場合には、最初に選択したモードでの色調整(第1の色調整)と、次に選択したモードでの色調整(第2の色調整)との双方を行おうとする重複選択の意図を持つ場合が多いと考えられる。この実施形態のデジタルカラー複合機100においてこのような重複選択を禁止しているのは、あらかじめ準備されている4つの色調整モードは互いに独立ではなく、1つのモードによる色調整が他のモードにおける色調整に影響を与えるため、モードを重複選択することを許すと、ユーザの意図に沿った色調整にならない場合が少なくないためである。
たとえば、画像を「明るく」かつ「濃く」するという色調整は、ユーザの主観的としては特定の意図を持つのであろうが、その意味は客観化しにくく、たとえばコントラストを上げるという意図とも解釈できるし、明度と彩度とを上げるという意図とも解釈できる。このため、このような重複選択を許容すると、むしろユーザの意図を反映しない色調整を行うことになってユーザは混乱することが多い。つまり、ここにおける重複選択禁止の意義は、色空間におけるそれぞれの色調整の方向が互いに独立でない(直交していない)ことによる「色調整モード間の干渉」を避けることにある。
これに対して、ひとつの手動色調整モード選択ボタンによってモード指定をした後、強度選択を行なう前に、別の手動色調整モード選択ボタンをユーザが操作するような場合は、モードの選択間違いの訂正である場合が多いと推測される。強度選択ボタンの連続操作も同様である。この場合の重複選択禁止は、もともと重複して選択するつもりではないユーザの意図に沿ったものである。
ボタン操作の状況とこれら2つの原因とは完全に一対一に対応しているものではなく、前者が選択間違いの訂正である場合もあり、後者が積極的な重複選択の意思の表れである場合もある。したがって、実際には2つの原因が混在することになるが、この実施形態のデジタルカラー複合機100における重複選択禁止機能は、これらの2つの原因のいずれにも対応できるという複合的な意義を有するものである。
もっとも、強度選択ボタン51〜53だけを重複操作した場合、たとえば「淡く」ボタン44を操作した後、強度選択ボタン51と他の強度選択ボタン52とを連続的に操作したときには、ユーザの自発的意志による強度選択の訂正である可能性が高いため、強度情報は元の「1」から新たな強度「2」へと書き換えるが、手動色調整モード選択ボタン41による「淡モード」の設定はリセットしないという態様にすることができる。
すなわち、色調整モードの重複選択についてはこれを禁止することが好ましいが、強度単独での連続操作の場合についてはは、「強度の重複選択」という概念がありえないとユーザが理解できるから、そのような連続操作は強度だけの訂正として扱った方が、ユーザの意思に沿ったものとなる。このため、この実施形態では強度選択を連続して行った場合には強度のみ登録を更新し、色調整モードの登録情報はそのまま維持している。ただし、さらにその後に新たな色調整モードの選択操作があった場合には、色調整モードと強度との双方をリセットし、色調整モードを最新の選択に沿ったもに書き換えるようになっている。
なお、その時点で選択されている色調整モード及び強度がいずれとなっているかは、表示部15の可変表示性を利用し、該当するボタンの表示色などを他よりも濃くするなどの表示制御を行うことにより、ユーザに容易に理解させることができる。これによって、ユーザによる操作ミスを防ぐことができる。
一方、ユーザが決定ボタン61を操作する前に取り消しボタン62を操作すると、既に入力して登録されている選択モード情報および選択強度情報が強制的にリセット(クリア)される。上記のようにこの実施形態のデジタルカラー複合機100では、新たに色調整モード選択ボタン41〜45や強度選択ボタン51〜53を操作することにより、それ以前に選択していたモードや強度はリセットされるため、取り消し(リセット)ボタン62をユーザが操作しなくても入力誤りを訂正することができる。しかしながら、ユーザがこのような重複選択禁止機能について知らない場合もあるため、取り消しボタン62をも設けることによって利便性を高めている。また、オートモードボタン45を設けない場合には、いったん手動色調整モードのいずれかを選択した後、色調整をデフォルト(オートモードあるいは色調整なし)に訂正する目的で取り消しボタン62を操作させることもできる。
また、重複選択禁止部141は、上記とは別の態様で構成することもできる。すなわち、色調整モード選択ボタン41〜45や強度選択ボタン51〜53を重複操作すると強制的に元の選択モード情報や選択強度情報をリセットさせるのではなく、重複操作を行うと「異なるモードでの色調整は二重指定できません。いったん取り消しボタンを押して元の選択を取り消してください」などのメッセージを表示部15に表示させるとともに、デジタルカラー複合機100に設けた音源(図示せず)から所定の警告音を発するようにしてもよい。
〈3−2.調整係数〉
次に、調整係数について説明する。調整係数とは各色調整モード及び強度毎のテーブルTBとしてROM12に記憶されているものである。
図6は調整係数テーブルTBの一例を示す図である。先に述べたように、「明モード」は原稿画像のLab画像データの各要素を図4に示した矢印Sの方向にΔSだけ移動させるものである。同様に「暗モード」「濃モード」「淡モード」は矢印T、U、Vの方向にΔT、ΔU、ΔVだけ移動させるものである。
ここで、ΔSの値は調整の強度を規定する要素であり、ΔSが大きいほど「明るく」なる度合いが大きい。つまり強度1、2、及び3の「明モード」はそれぞれ点PをS方向にΔS1、ΔS2、ΔS3移動させてそれぞれPS1、PS2、PS3とする(図4参照)。「暗モード」においても同様で、強度1、2、及び3の「暗モード」はそれぞれ点PをT方向にΔT1、ΔT2、ΔT3移動させてそれぞれPT1、PT2、PT3とする。「濃モード」「淡モード」においても同様である。
ところで先に述べたように、点Pを矢印S、T、U、Vの各方向に移動させるには点Pの明度及び彩度を変化させればよいが、この明度変化量ΔLと彩度変化量ΔCとの間に一定の相関関係をもたせたものとする。この相関関係に従った明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCの値を各色調整モード及び強度毎に示したものが調整係数テーブルTBである。例えば図6の調整係数テーブルTBによると、強度1の「明モード」において点PをΔS1移動させるために必要な明度変化量ΔL(S1)を点Pの明度Lpの+5%とする。
さらに、図7の調整係数テーブルTBによると「明モード」「暗モード」「濃モード」「淡モード」のそれぞれにおいては、明度変化量ΔLと彩度変化量ΔCの間で、
Figure 0004468838
という相関関係を持たせている。
すなわち、「明るさ」調整モードに属する「明モード」「暗モード」では、明度成分及び彩度成分を正負同符号で相関的に増減変化させることになり、「濃さ」調整モードに属する「濃モード」「淡モード」では、明度成分及び彩度成分を正負逆符号で相関的に増減変化させることになる。
図8は別の相関関係による調整係数テーブルTBの例を示す図である。図8の調整係数テーブルTBは、原稿画像のLab画像データの各要素を図7に示した矢印S、T、U、Vの方向にそれぞれΔS、ΔT、ΔU、ΔVだけ移動させるものである。図8の調整係数テーブルTBによると「明モード」「暗モード」「濃モード」「淡モード」のそれぞれにおいては、明度変化量ΔLと彩度変化量ΔCの間で、
Figure 0004468838
という相関関係を持たせている。図7においては矢印SとTが同一直線上にないため、彩度変化量ΔCに対する明度変化量ΔLの変化の割合が「明モード」と「暗モード」間で異なるものとなる。「濃モード」と「淡モード」間においても同様である。
〈3−3.色調整処理〉
次に、色調整部182における色調整処理動作について説明する。図9は色調整部182の色調整動作を示すフローチャートである。
はじめに、操作部14の操作によって選択された色調整モード及び強度の情報を取り込む(ステップS11)。次に、選択された色調整モード及び強度における調整係数ΔL及びΔCの値がROM12に記憶された調整係数テーブルTBより読み込まれる(ステップS12)。
続いて原稿画像のLab画像データが読み込まれ(ステップS13)、ステップS12で読み込まれた調整係数に応じて色調整処理が施される(ステップS14)。色調整処理が施されたLab画像データは出力画像処理部3に出力される(ステップS15)。
ここで、ステップS14の色調整処理についてさらに詳細に説明する。はじめにステップS13で読み込まれたLab画像データの明度をステップS12で読み込まれたΔLだけ補正する(ステップS141)。
Lab画像データでは原稿画像の各画素はLab色空間上の座標で表現されており、座標が(ap,bp,Lp)の点Pの明度L(P)は式1で表される。従って、点Pの明度をΔLだけ補正した点Qの座標を(aq,bq,Lq)とすると、
Figure 0004468838
が成り立つ。式8〜10より点Qの座標を得ることができ、Lab画像データの各要素について補正後の座標を得ることによってLab画像データの明度をΔLだけ補正することができる。
図6の調整係数テーブルTBにおいては、ΔLが%で規定されているので、ΔLはLpに依存した形になる。例えば強度1の「明モード」の場合、
Figure 0004468838
となり、強度2の「濃モード」の場合、
Figure 0004468838
となる。
次に、ステップS13で読み込まれたLab画像データの彩度をステップS12で読み込まれたΔCだけ補正する(ステップS142)。
Lab画像データでは原稿画像の各画素はLab色空間上の座標で表現されており、座標が(ap,bp,Lp)の点Pの彩度C(P)は式2で表される。従って、点Pの彩度をΔCだけ補正した点Rの座標を(ar,br,Lr)とすると、
Figure 0004468838
が成り立つ。ただしarはapと、brはbpと等しい符号を有している。式13〜15の関係式から点Rの座標を得ることができ、Lab画像データの各要素について補正後の座標を得ることによってLab画像データの彩度をΔCだけ補正することができる。
図6の調整係数テーブルTBにおいては、ΔCが%で規定されているので、ΔCはap及びbpに依存した形になる。例えば強度1の「明モード」の場合、
Figure 0004468838
となり、つまりは
Figure 0004468838
となる。強度2の「淡モード」の場合、
Figure 0004468838
となり、つまりは
Figure 0004468838
となる。以上がステップS14の色調整処理であり、これによって、各色調整モードに応じた色調整が施された色調整後Lab画像データが得られる。
なお、上記においては、所定の調整係数に応じて、明度及び彩度を線形的に変化させているが、非線形に変化させる補正を行うことも可能である。例えば、次のような非線形関数を用いることができる。
Figure 0004468838
すなわち、γは調整係数テーブルTBに各色調整モード及び強度毎に記憶させておいた所定の値である。x及びyは、ステップS13で読み込まれたLab画像データの明度Lp及び補正後の明度Lqを、0から1の範囲に正規化した値である。例えば、Lpの値からxを得る式は以下の通りである。ただし明度の定義域を0からLdとする。
Figure 0004468838
同様にyの値から補正後の明度Lqを得ることができる。彩度についても同様の非線形に変化させる補正を行うことが可能である。
なお、この場合γを1より大きい値に設定することによって、入力値よりも小さい出力値を得ることができ、またγを1よりも小さい値に設定することによって、入力値よりも大きい出力値を得ることができる。例えば、入力値よりも小さい出力値を得たい場合は、明度の定義域の最大値Ldの値が255の場合、γの値を1.8とすればよい。
入力された明度及び彩度等の値を補正して出力する処理は、先に述べたように、入力値を所定の出力値に変換するプログラムを予めROM12に記憶することによって実現することが可能である。また、予めメモリに出力値を格納しておき、入力値をアドレスとして参照することによって、入力値を出力値に変換するRAM13を用いて構成してもよい。さらに、RAM13を用いる代わりに、演算結果(出力値)を得るハードウェアにより構成してもよい。
〈4.第2の実施の形態〉
第1の実施形態では、「明暗調整モード」を「明るく」と「暗く」とのそれぞれのモードの対として構成する一方、「濃淡調整モード」を「濃く」と「淡く」とのそれぞれのモードの対として構成したが、第2の実施の形態における色調整部182はそれぞれの対をひとつの色調整モードにまとめるとともに、変化方向としてプラスマイナスの符号を選択することによって、実質的に第1の実施形態と同様の機能を持たせている。
図10はLab色空間における平面PHを表す図であり、第2の実施の形態において第1の実施の形態における図4と同等の意味を有するものである。図4において点Pを矢印S、T、U、Vの方向に移動させることは「明るさ」「暗さ」「濃さ」「淡さ」を上げることを意味していた。本実施の形態においては、点Pを矢印Sの+方向に移動させることによって「明るさ」を上げ、点Pを矢印Sの−方向に移動させることによって「明るさ」を下げる。これは「暗さ」を上げることと同等である。つまり本実施の形態においては、4つの方向性によってではなく、「明暗調整モード」及び「濃淡調整モード」の2つの方向性における正方向と負方向によって、「明るさ」「暗さ」「濃さ」「淡さ」のそれぞれに関する色調整を可能としている。換言すると、「明るさ」を低減することによって、より「暗い」ものへと色調整し、「濃さ」を低減することによって、より「淡い」ものへと色調整している。
〈4−1.色調整モード選択〉
図11は第2の実施の形態における操作部14のうちの関係部分を示す外観図である。操作部14には3つの色調整モードを選択するボタン71〜73が配されている。各ボタンには「明るさ」「濃さ」「オート」と記されており、それぞれ「明モード」「濃モード」「オートモード」を意味している。さらに各色調整モードの強度選択を行うボタン81〜84、決定ボタン91及び取り消しボタン92が配されている。
ユーザは、原稿を複写して得る画像をより「明るく」したい場合、色調整モード選択ボタン71〜73のうち「明るさ」と記されたボタン71(明暗調整モード選択ボタン)を選択して操作する。次に明るくする度合いを強度選択ボタン81〜84のうち+の符号を有した2つのボタン81、82から選択して操作する。
一方、原稿を複写して得る画像をより「暗く」したい場合も、色調整モード選択ボタン71〜73のうち「明るさ」と記されたボタン71(明暗調整モード選択ボタン)を選択して操作する。次に明るくする度合いを強度選択ボタン81〜84のうち−の符号を有した2つのボタン83、84から選択して操作する。
「濃淡」の色調整モード選択についても同様であり、色調整モード選択ボタン71〜73相互の重複選択禁止機能も、第1の実施の形態と同様に設けられている。
〈4−2.調整係数〉
図12は、第2の実施の形態における調整係数テーブルTBの一例を示す図である。先に述べたように、「明モード」は原稿画像のLab画像データの各要素を図10に示した矢印Sの正方向または負方向にΔSだけ移動させるものである。同様に「濃モード」は矢印Uの正方向または負方向にΔUだけ移動させるものである。
また、ΔSの値は調整の強度を規定する要素であり、ΔSが正方向に大きいほど「明るく」なる度合いが大きく、負方向に大きいほど「暗く」なる度合いが大きい。つまり強度+2、+1、−1及び−2の「明モード」はそれぞれ点PをSの正及び負方向にΔS2、ΔS1移動させてそれぞれPS+2、PS+1、PS−1、PS−2とする(図10参照)。「暗モード」においても同様である。
先に述べたように例えば点Pを矢印Sの正方向にΔS移動させるには点Pの明度及び彩度を調整係数テーブルTBに応じて変化させればよい。なお、図12の調整係数テーブルTBによると「明モード」「濃モード」のそれぞれにおいて明度変化量ΔLと彩度変化量ΔCの間には
Figure 0004468838
という相関関係があることがわかる。
〈4−3.色調整処理〉
第2の実施形態における色調整部182における色調整処理動作については、第1の実施形態と同様である。
〈5.その他の実施の形態〉
第1の実施の形態においては、オートモードを除いて、3段階の強度選択が手動指定できる4つの色調整モード、第2の実施の形態においては4段階の強度選択が手動指定できる2つの色調整モードを設けた構成としたが、より多くの強度選択段階及びより多種類の色調整モードを備えることも可能である。
強度選択を多くするためには例えば、各色調整モードの有する方向性における変化幅をより広範に設けたり、より小刻みな段階設定を設ければよい。この場合、各強度に応じた調整係数テーブルTBをROM12に記憶させてもよいし、明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCの相関関係をプログラムをROM12に記憶させておき、そこから強度選択に応じた明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCを補間演算によって算出する構成でもよい。
上述の感覚的用語以外の色の調子に関する感覚的用語についての色調整モードを設けるためには例えば、Lab色空間において当該感覚的用語が有する方向性を、明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCの相関関係によって規定すればよい。この相関関係より調整係数テーブルTBを作成が可能である。
上述の各感覚的用語は全て色相に対して独立した方向性を有していたため調整係数テーブルTBは明度変化量ΔL及び彩度変化量ΔCから構成されていたが、色相に対して独立でない感覚的用語の場合はLab色空間において当該感覚的用語が有する方向性は、明度変化量ΔL、彩度変化量ΔC及び色相変化量ΔHの相関関係によって規定される。つまり、調整係数テーブルTBは明度変化量ΔL、彩度変化量ΔC及び色相変化量ΔHから構成されることになる。
また、彩度変化量ΔCと色相変化量ΔHとの2つの成分の相関的変化のような態様も可能である。たとえば、「あたたかく」という感覚的用語の場合は色相として赤味を相対的に増やしつつ赤の彩度も上げ、「すがすがしく」いう感覚的用語の場合は色相として青味を相対的に増やしつつ青の彩度も上げることができる。
デジタルカラー複合機100の構成を示すブロック図である。 入力画像処理部3及び出力画像処理部4の画像処理動作を示すフローチャートである。 Lab色空間を表す図である。 Lab色空間における平面PHを表す図である。 第1の実施の形態における操作部14を表す図である。 第1の実施の形態における調整係数テーブルTBの一例を示す図である。 Lab色空間における平面PHを表す図である。 第1の実施の形態における調整係数テーブルTBの別の例を示す図である。 色調整部182の色調整動作を示すフローチャートである。 Lab色空間における平面PHを表す図である。 第2の実施の形態における操作部14を表す図である。 第2の実施の形態における調整係数テーブルTBの一例を示す図である。
符号の説明
3 入力画像処理部
4 出力画像処理部
14 操作部
16 第1画像処理部
17 色空間変換処理部
18 第2画像処理部
41〜45,71〜73 色調整モード選択ボタン
41〜44,71、72 手動色調整モード選択ボタン
100 デジタルカラー複合機
141 重複選択禁止部
182 色調整部

Claims (9)

  1. カラー画像データに色調整を施すカラー画像処理装置であって、
    色の調子に関する複数の感覚的用語のうちのいずれかの感覚的用語の選択を受け付ける感覚的用語選択受付手段と、
    前記複数の感覚的用語と1対1で対応し、所定の色空間上に規定される方向であって当該対応する感覚的用語に応じた所定の変化方向に前記カラー画像データを変化させることによって、当該感覚的用語で表現される性質を増減変化させる複数の色調整モードを有し、前記複数の色調整モードのうち、前記感覚的用語選択受付手段により受け付けられた感覚的用語に対応した色調整モードによる色調整処理を実行させて前記カラー画像データを変化させ、それによって前記カラー画像データの色調整を行う色調整手段と、
    ユーザが前記複数の感覚的用語のうちの2以上の感覚的用語を重複して選択した場合に、ひとつの選択のみを受け付け、それ以外の選択を取り消すことによって、複数の選択が重複して受け付けられることを禁止し、これによって、前記色調整手段により前記複数の感覚的用語のいずれかに応じた変化方向以外の変化方向に前記カラー画像データが変化されることを防止する禁止手段と、
    を備え、
    前記変化方向が、前記所定の色空間における前記カラー画像データの明度成分、彩度成分及び色相成分の少なくとも2つの成分を相関的に変化させる方向となっていることを特徴とするカラー画像処理装置。
  2. 請求項1に記載のカラー画像処理装置であって、
    選択された感覚的用語で表現される性質を増減変化させる度合の指定を受け付ける変化度指定受付手段、
    を備え、
    前記色調整手段が、
    前記変化度指定受付手段により受け付けられた度合の指定に応じて、前記カラー画像データを前記所定の変化方向に変化させる変化幅を決定することを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載のカラー画像処理装置であって、
    前記禁止手段が、
    ユーザが、第1の感覚的用語を選択した後にそれと異なる第2の感覚的用語を選択した場合に、前記第2の感覚的用語に係る選択のみを受け付け、前記第1の感覚的用語に係る選択を強制的に取り消す強制取消手段、
    を備えることを特徴とするカラー画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記変化方向として、前記色空間における明度成分及び彩度成分を相関的に変化させる2つの異なる方向を有していることを特徴とするカラー画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記色調整手段は、
    前記感覚的用語としての「明るさ」の変化に対応づけられ、前記カラー画像データについての明度成分及び彩度成分を正負同符号で相関的に変化させる「明るさ」調整モード、
    を有していることを特徴とするカラー画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記色調整手段は、
    前記感覚的用語としての「濃さ」の変化に対応づけられ、前記カラー画像データについての明度成分及び彩度成分を正負逆符号で相関的に変化させる「濃さ」調整モード、
    を有していることを特徴とするカラー画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記複数の用語として意味が反対の対となる複数の用語を含むことを特徴とするカラー画像処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記色調整手段は、
    前記明度成分を増加させるとともに前記彩度成分を増加させる第1の色調整モードと、
    前記明度成分を減少させるとともに前記彩度成分を減少させる第2の色調整モードと、
    前記明度成分を減少させるとともに前記彩度成分を増加させる第3の色調整モードと、
    前記明度成分を増加させるとともに前記彩度成分を減少させる第4の色調整モードと、
    を有し、
    前記第1の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「明るく」から得る感覚と合致した方向性を有し、
    前記第2の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「暗く」から得る感覚と合致した方向性を有し、
    前記第3の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「濃く」から得る感覚と合致した方向性を有し、
    前記第4の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「淡く」から得る感覚と合致した方向性を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のカラー画像処理装置であって、
    前記色調整手段は、
    前記明度成分及び前記彩度成分を同方向に相関的に増減させる第1の色調整モードと、
    前記明度成分及び前記彩度成分を逆方向に相関的に増減させる第2の色調整モードと、
    を有し、
    前記第1の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「明るく」から得る感覚と合致した方向性を有し、
    前記第2の色調整モードにおける前記明度成分及び彩度成分の相関的変化が、前記感覚的用語としての「濃く」から得る感覚と合致した方向性を有することを特徴とするカラー画像処理装置。
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