JP4468615B2 - アンテナ装置における信号受信部の構造 - Google Patents
アンテナ装置における信号受信部の構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4468615B2 JP4468615B2 JP2001226837A JP2001226837A JP4468615B2 JP 4468615 B2 JP4468615 B2 JP 4468615B2 JP 2001226837 A JP2001226837 A JP 2001226837A JP 2001226837 A JP2001226837 A JP 2001226837A JP 4468615 B2 JP4468615 B2 JP 4468615B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving unit
- signal receiving
- signal
- primary radiator
- output terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パラボラアンテナと、パラボラアンテナに対して一定の位置関係を保つように受信部支持アームを介して連結されている高周波信号受信部とを備えるアンテナ装置に関するものであり、詳しくは、信号受信部において、パラボラアンテナからの信号を受入れる為の一次放射器と、一次放射器から入来する信号を周波数変換する為のコンバータ−本体と、コンバータ−本体から信号を出力させる為の出力端子と、信号受信部を受信部支持アームの先部に連結する為に信号受信部から突出させた連結部材と、上記一次放射器とコンバータ−本体とを包被するように配設されたカバーとを備えているアンテナ装置における信号受信部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より広く知られているアンテナ装置における信号受信部にあっては、信号受信部におけるケース(カバー)の表面の一部に、受信部支持アームの先部に連結する為の連結部を備えさせている。またこれとは別に信号受信部の内部に備えているコンバータ−本体と外部の給電線とを接続する為の出力端子も突出させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この従来のアンテナ装置における信号受信部の構造では、一次放射器とコンバータ−本体とを包被するように形成しなければならないカバーの形状が非常に複雑になり、製作に費用が要するのみならず、一次放射器とコンバータ−本体とを包被する為のカバーの取付け作業も人手間の掛る問題点があった。
【0004】
本件出願のアンテナ装置における信号受信部の構造は、上記従来技術の問題点を解決する為に提供するものである。
本件出願の目的は、信号受信部に設けられる連結部材と出力端子とを一箇所に集め、一次放射器とコンバータ−本体とを包被する為のカバーの形状を簡素に出来るようにしたアンテナ装置における信号受信部の構造を提供しようとするものである。
他の目的は、カバーを二つの要素から構成するように形成し、しかもそれらのカバー要素の合着部を上記出力端子位置に設定し、カバーの形状を極めて簡易に成形できるような凹陥形状の構成にすることが出来、カバーを安価に製作できるようにしたアンテナ装置における信号受信部の構造を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明におけるアンテナ装置における信号受信部の構造は、パラボラアンテナと、パラボラアンテナに対して一定の位置関係を保つように受信部支持アームを介して連結されている高周波信号受信部とを備え、この信号受信部にあっては、パラボラアンテナからの信号を受入れる為の一次放射器と、一次放射器から入来する信号を周波数変換する為のコンバータ−本体と、コンバータ−本体から信号を出力させる為の出力端子と、信号受信部を受信部支持アームの先部に連結する為に信号受信部から突出させた連結部材と、上記一次放射器とコンバータ−本体とを包被するように配設されたカバーとを備えているアンテナ装置において、上記連結部材は上記出力端子における外被部分の上部位置からその外被部分と一体材でもって斜め前下方向に延設してあり、かつ、連結部材の上部位置から上方に向けては一次放射器の元部とコンバータ−本体における一次放射器側の一部を支持する為の支持部材を一体材でもって形成し、上記連結部材と出力端子とをカバーにおける下方に形成される一つの開口部から下方に向けて突出できるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本願発明の実施の形態を示す図面について説明する。図1乃至図4は、パラボラアンテナと高周波信号受信部1とで構成されるアンテナ装置において、高周波信号受信部1の構成を示す。これらの図において、高周波信号受信部1は周知のように図示外のパラボラアンテナに対して一定の位置関係を保つように受信部支持アーム5を介して連結されている。この信号受信部1にあっては、パラボラアンテナからの信号を受入れる為の一次放射器2と、一次放射器2から入来する信号を周波数変換する為のコンバータ−本体3と、コンバータ−本体から信号を出力させる為の出力端子4と、信号受信部1を受信部支持アームの先部に連結する為に信号受信部から突出させた連結部材6と、上記一次放射器とコンバータ−本体とを包被するように配設されたカバー7とを備えている。
【0007】
図示されている一次放射器2は周知のように先端を開口させたラッパ状の開口部2aと、筒状中空の導入部2bとが一体的にダイカスト製法で作られている。
コンバータ本体3は一端3aを導入部2bに連通させ、他端3bの側を開口させた構成であって、その開口部3bに板金をプレス加工した蓋3cを着脱自在に装着し、内部には任意構成による電子回路が装着されているプリント基板3dが備えさせてある。
出力端子4は同軸コネクターとも称され、筒状形成の外被部分4aは、導入部2b及びコンバータ本体3の構造部分、更には連結部材6等と一体的に導電材、例えばダイカスト製法で作られている。内部の空間部4bにあっては周知のように絶縁材で保持された内部導体4cが備えら、これには上記プリント基板3dが結線されている。
18は、同軸ケーブル17の先端に装着してあるコネクタを示し、18aは上記外被部分4aの外周に周設された雄ねじに螺合させてコネクタを外被部分4aに機械的に定着させると共に高周波的にも同軸ケーブルの外被に接続するようにしてあるナット部材、18bは中心導体を示し、同軸ケーブル17における芯線17aに接続してある。20は防水キャップを示し、支持部材15に設けられている下向き円柱状の装着部15aに嵌合させてある。
【0008】
上記連結部材6は上記出力端子4における外被部分4aの上部位置15から前側の重心点に近いバランスの良い位置から図示のように、その外被部分4aと一体材でもって斜め前下方向に延設してある。上記連結部材6の上部位置6bから上方に向けては一次放射器2の元部2cとコンバータ−本体3における一次放射器側の一部3aを支持する為の支持部材14、15を一体材でもって形成してある。
一端が図示外のパラボラアンテナに対して一定の位置関係を保つ状態で装着されている断面角形の中空状の受信部支持アーム5の他端5aは、図2に示されているよう上記連結部材6をアーム5の他端5aの中に差込んだ状態で、抜差し自在の状態で一体的に連結してある。6aはボルト19を螺合させる為の雌ねじ孔で、これにボルト19を螺合させ、図2の如き締付け状態では上記連結部材6の両端の部材6cはアーム5の内面に当接して両者は一体化している。
【0009】
上記一次放射器2とコンバータ−本体3とを包被する上記のカバー7は、図1〜4に示される如く一次放射器の信号入来方向24に向けて二分されており、夫々の材料は、合成樹脂(例えばABS樹脂等の硬質樹脂)を用いて前側カバー要素8と、後側カバー要素9とが形成されている。
前側カバー要素8は、一次放射器の前面2aを保護する為の包皮要素8aと、一次放射器2bの外周に空間25を隔てて配置し、一次放射器2bを保護する為の包皮要素8bと、連結部材6の元部に位置する支持部材15、特に其処に内蔵される出力端子4の部分15を保護する為の包皮要素8cと、後側カバー要素9における合着部9dに対向させる合着部8dとを備える。
後側カバー要素9は、コンバータ−本体3の後方と周囲とを保護する為の包皮要素9a、9bと、出力端子4の部分を保護する為の包皮要素9cと、前側カバー要素8における合着部8dに対向させる合着部9dとを備える。
【0010】
カバー7における各複数の第1及び第2係合片10、11は、夫々元部を、前側カバー要素8と、後側カバー要素9に対して先端部が噛合わせ方向に弾力性が得られるように一体的に装着してある。係合片10の先端には係合爪10aが形成され、一次放射器2に対する矢印24方向からの装着状態においてはコンバータ−本体3の周壁に設ける4〜6ヶの凸部10bに対して図示の如く夫々係止するようにしてある。
対応数の係合片11の先端には係合爪11aが形成され、一次放射器2に対して前側カバー要素8を装着した後、後側カバー要素9を装着した状態においては係合片10の中間に設ける透孔10cの孔縁に図示の如く係止するようにしてある。上記の前側カバー要素8と、後側カバー要素9との合着部16は図4のように双方に凹部と凸部を補完可能に形成し、雨水の浸入を防止できるようにしてある。
また上記合着部16の位置は、図からも明らかなように水漏があってもコンバータ−本体3に入らないように、上記出力端子4の位置の上方に配置され、前側カバー要素8を図2の右から被せ付け、次に後側カバー要素9を図2の左から被せ付けた場合に、嵌め付け可能に出力端子4の最大太径部の位置(図3参照)に合着部16の位置が決定されるように構成してある。
【0011】
上記構成のものにあっては、ダイカスト製法または他の導電材料を用いての鋳造法によって一体的に成形された一次放射器2の本体、コンバータ−本体3の本体、出力端子4の外被部分4a、連結部材6等から成る基体に対して、順次、プリント基板3d、内部導体4c等の周知とする必要な内部要素を組付け、矢印24方向から入来する信号を変換して同軸ケーブル17に向けて送出可能に構成する。次に図2の右からと、左から、前側カバー要素8と、後側カバー要素9とを相対的に上記基体に図2の状態に被せ付ける。次に受信部支持アーム5の他端5aを連結部材6に被せ付け、図示の如くボルト19を用いて固着する。その場合上記他端5aの先端は上記包皮要素8cの下端に密着するように装着する。また、各所には必要な水密用パッキンを配置する。12は周知のコルゲートを示し、そこの外側にはパッキン(シール材)21を周設する。また蓋の周囲にもパッキン(シール材)22を周設する。出力端子4の上部の空間にも防水用のパッキン(シール材)23を設ける。このようにして一次放射器2の本体、コンバータ−本体3の本体、出力端子4の外被部分4aにおける夫々の内部に雨水が浸入しないようにしてある。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本願発明は、連結部材6を上記出力端子4における外被部分4aの上部位置15から、その外被部分4aと一体材でもって斜め前下方向に延設したものであるから、信号受信部1のカバー7から外部に向けて突出する部分は単に出力端子部分4のある一箇所のみとなり、カバー7の構成を極めて簡易化する上に効果がある。
【0013】
しかもそのカバー7から外部に向けて突出する部分に位置する出力端子4を中心にして前側カバー要素8と、後側カバー要素9とを合着してカバー7を構成するようにすることにより夫々のカバー要素8、9は単に凹部を有するお椀形状の簡単な形状のものでよく、カバー7の製作を極めて簡単安価にさせる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、信号受信部の正面図、(B)は、左側面図、(C)右側面図。
【図2】(A)は、図3のI−I位置において、一部を破断した信号受信部の正面図、(B)はIIーII線拡大図。
【図3】信号受信部の底面図。
【図4】(A)は、一対のカバー要素を分離させた状態を示す正面図、(B)はBーB’線部分拡大図。
【符号の説明】
1・・・高周波信号受信部、2・・・一次放射器、3・・・コンバータ−本体、4・・・出力端子、5・・・受信部支持アーム、6・・・連結部材、7・・・カバー、8・・・前側カバー要素、9・・・後側カバー要素、10・・・第1係合片、11・・・第2係合片、12・・・溝、14、15・・・支持部材、16・・・合着部。
Claims (2)
- パラボラアンテナと、パラボラアンテナに対して一定の位置関係を保つように受信部支持アームを介して連結されている高周波信号受信部とを備え、この信号受信部にあっては、パラボラアンテナからの信号を受入れる為の一次放射器と、一次放射器から入来する信号を周波数変換する為のコンバータ−本体と、コンバータ−本体から信号を出力させる為の出力端子と、信号受信部を受信部支持アームの先部に連結する為に信号受信部から突出させた連結部材と、上記一次放射器とコンバータ−本体とを包被するように配設されたカバーとを備えているアンテナ装置において、
上記連結部材は上記出力端子における外被部分の上部位置からその外被部分と一体材でもって斜め前下方向に延設してあり、かつ、連結部材の上部位置から上方に向けては一次放射器の元部とコンバータ−本体における一次放射器側の一部を支持する為の支持部材を一体材でもって形成し、上記連結部材と出力端子とをカバーにおける下方に形成される一つの開口部から下方に向けて突出できるようにしたことを特徴とするアンテナ装置における信号受信部の構造。 - 上記一次放射器とコンバータ−本体とを包被する上記のカバーは、一次放射器の信号入来方向に二分されている前側カバー要素と、後側カバー要素とから成り、それらの前側カバー要素と、後側カバー要素との合着部の位置は上記出力端子を挟む状態となる位置に設定し、上記合着部の下方に形成される一つの開口部から上記連結部材と出力端子とが下方に向けて突出する状態にしたこと特徴とする請求項1記載のアンテナ装置における信号受信部の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226837A JP4468615B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | アンテナ装置における信号受信部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001226837A JP4468615B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | アンテナ装置における信号受信部の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003046328A JP2003046328A (ja) | 2003-02-14 |
JP4468615B2 true JP4468615B2 (ja) | 2010-05-26 |
Family
ID=19059589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001226837A Expired - Lifetime JP4468615B2 (ja) | 2001-07-26 | 2001-07-26 | アンテナ装置における信号受信部の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4468615B2 (ja) |
-
2001
- 2001-07-26 JP JP2001226837A patent/JP4468615B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003046328A (ja) | 2003-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1133022B1 (en) | Shield connector and terminal connecting device for shielding electric wire | |
WO2005031915A1 (ja) | 自動車用アンテナ | |
JP2009296095A (ja) | アンテナ装置 | |
JP4468615B2 (ja) | アンテナ装置における信号受信部の構造 | |
JP2533019Y2 (ja) | 自動車用アンテナ取付け装置 | |
JP4611582B2 (ja) | アンテナ装置における信号受信部の構造 | |
JP2000332517A (ja) | 接続アンテナを備えた電話 | |
JP2003179381A (ja) | 機器用シールドコネクタ装置 | |
JP3908924B2 (ja) | 機器用シールドコネクタ | |
JPH0646069Y2 (ja) | コネクタの絶縁取付構造 | |
JP2003101329A (ja) | アンテナ装置における信号送受信部の構造 | |
JPH09135085A (ja) | ケースの防水構造 | |
JPH08186417A (ja) | アンテナ接合具 | |
JPH0422042B2 (ja) | ||
JPH023263Y2 (ja) | ||
JP3804153B2 (ja) | フィードホン一体型lnb装置 | |
JP2952809B2 (ja) | 電気コネクタの端子構造 | |
JP3060124B2 (ja) | 衛星放送受信用コンバータの接栓構造 | |
JPH086376Y2 (ja) | 同軸接栓 | |
JP3061166B2 (ja) | 同軸ケーブル直付接栓 | |
JPH024457Y2 (ja) | ||
JPH10270122A (ja) | コネクタ構造 | |
JPS5934061Y2 (ja) | ケ−ブル用コネクタ | |
JP2987118B2 (ja) | 同軸ケーブル接続用アダプタおよび同軸プラグ | |
JPH01273405A (ja) | 平面アンテナトbsコンバータの接続装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100223 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 3 |