JP4466899B2 - ディスクローディングロール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響機器、情報機器、映像機器等で使用されるCD、LD、DVD等の光ディスクまたは光磁気ディスク等のディスクを各機器内に搬送するためのディスクローディングロールに関し、ローディング装置内で発生する鳴きを防止するように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CD、LD、DVD等の光ディスクまたは光磁気ディスク等を装置内のターンテーブルにセットするために、相対向する一対のローディングロールが使用されている。例えば、図4に示すように、ローディングロール1の中心には軸2が貫通状態で設けられており、相対向して同様のローディングロールが設けられ、何れか一方が回転駆動されるようになっている。また、ディスクローディングロール1は、軸方向両端部から中央に向かって径が漸小する形状を有し、ローディングされるディスク3はその周縁部のみでローディングロール1に支持されセンターリングされるようになっている。
【0003】
このような一対のローディングロール1の間にディスク3が挿入されると、何れか一方のローディングロール1が回転駆動され、ディスク3は、一対のローディングロール1に挟まれて装置内部に搬送される。そして、ディスク3の先端が奥の壁に突き当たると、ディスク3の移動およびディスクローディングロール1の回転が停止し、軸2のみが空回りし、ディスク3は、ターンテーブルにセットされる。
【0004】
また、一対のローディングロール1を用いる代わりに、図5に示すように、樹脂製板材4と、同様なローディングロール1との間にディスク3が挿入されるものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
何れにしても、ローディングロール1のディスク3への押圧力およびローディングロール1の材質等により、ディスク3がターンテーブルにセットされる直前に鳴きが発生するという問題がある。これは、軸2のみの空回りの際に発生する振動が樹脂板等を介して各種部品に伝達されて発生すると考えられる。
【0006】
この鳴きは、ローディング装置の設計により低減することも可能であるが、ローディング装置自体が決定してしまうと、ローディングロール1自体により鳴きを防止する必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、このような事情に鑑み、ディスクを確実にローディングでき且つ鳴きを防止したローディングロールを提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、外径が軸方向に亘って変化した外周面を有するゴム弾性体からなると共にディスクの周縁部に当接して当該ディスクをローディングするディスクローディングロールにおいて、当該ローラの内周面が軸方向に亘って凹凸面であり、当該凹凸面の表面粗さRmaxが20μm以上であることを特徴とするディスクローディングロールにある。
【0010】
本発明の第の態様は、第1の態様において、前記凹凸面の凸部が、1cm当たり1000個以上存在することを特徴とするディスクローディングロールにある。
【0011】
本発明の第の態様は、第1の態様において、前記凹凸面の凸部が、軸方向に間欠的に且つ径方向に連続していることを特徴とするディスクローディングロールにある。
【0012】
本発明の第の態様は、第1〜の何れかの態様において、前記凹凸面は金型により成形されたものであることを特徴とするディスクローディングロールにある。
【0013】
本発明のディスクローディングロールは、内面が凹凸面であるので、軸が空回りしても鳴きが発生し難いという効果を奏する。
【0014】
ここで、本発明で凹凸面は、当該凹凸面の表面粗さRmaxが20μm以上、好ましくは30μm以上である。本発明の凹凸面では、凹部と凸部との径方向の厚さの差が20μm以上、好ましくは30μm以上である。なお、本発明の凹凸面は、金型表面をサンドブラスト等により処理をしてRmaxが10μm以下の従来の凹凸面とは区別される。
【0015】
また、本発明の凹凸面は、凸部が、1cm当たり1000個以上存在するのが好ましい。
【0016】
又は、前記凹凸面の凸部が、軸方向に間欠的に且つ径方向に連続していてもよい。
【0017】
本発明では、このような凹凸面を有する内面とすることにより、空回りするときの応力がディスクの周縁部に対応する凸部のみに伝達するためか、鳴きが発生し難い。
【0018】
本発明のディスクローディングロールの凹凸面は、金型による成形により形成される。凹凸面を形成する模様を金型内面に形成する方法は特に限定されないが、機械加工以外に腐食処理により簡便且つ低コストで所定の凹凸面を形成することができる。
【0019】
図1及び図2には、本発明のディスクローディングロールの例を示す。図1のディスクローディングロール10は、内周面に半球状の凸部11を具備するものであり、図2に示すディスクローディングロール20は、断面が半球状の帯状の凸部21を軸方向に亘って間欠的に具備するものである。
【0020】
なお、凹凸面の形状は特に限定されないが、例えば、ローレット状、リブ状又はシボ形状などから選択される。
また、大きめの凸部を形成し、凸部の表面にさらに凹凸を形成してもよい。さらに、凸部の表面を凹凸面としてもよい。この場合に凸部は1cmに1000個以上なくてもよく、また、凸部の表面の凹凸面の表面粗さRmaxは20μm以上なくてもよい。この表面形状の状態の模式図を図3に示す。この場合、大きめに形成した凸部11Aは、例えば、1mmピッチで例えば、20〜30μmの高さで形成され、凸部11Aの表面が表面粗さRmax5〜10μm程度の凹凸面12を具備する。
なお、このような表面形状も金型成形により形成できる。
【0021】
また、本発明のディスクローディングロールは、EPDM、シリコーン、クロロプレン、NBR等を用いて成形することができる。
【0022】
本発明のCD搬送用ロールのゴム硬度は、一般には、ショア Aで40〜90°であるが、特に、40〜60°が好ましく、十分な搬送トルクを得るためである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態に基づいて図面を参照して説明するが、本発明の趣旨に反しない限り、本実施例に限定されることはない。
【0024】
(実施例1)
まず、シリコーンゴム100重量部を用いて筒状体成形した。具体的には170℃で8分間電熱プレスで加硫し、ゴム硬度がショア Aで50°の筒状体を得た。これを突切りしてディスクローディングロールとした。
【0025】
このディスクローディングロールは、図1に示すように、内面に凸部11を有する。凸部11の高さは、約22μm程度で、ピッチが約25μmで形成され、1cm当たり1200個程度存在する。このような凸部11は、金型により成形したものである。
【0026】
なお、外周面は、サンドブラス処理た金型で形成し、表面粗さRmaxは約7μmであった。
【0027】
(実施例2)
図3に示すように、表面粗さRmaxが約22μmで大きめの凸部11Aの約1mmピッチで形成され、凸部11Aの表面が表面粗さRmaxが約7μmの凹凸面12を具備するように成形した以外は、実施例1と同様にした。
【0028】
このディスクローディングロールは、図1に示す凸部11を有する。凸部11の高さは、約22μm程度で、ピッチが約25μmで形成され、1cm当たり1200個程度存在する。このような凸部11は、金型により成形したものである。
【0029】
(比較例1)
内面を鏡面とした以外は実施例1と同様にしてローディングロールを成形した。
【0030】
(比較例2)
内面を表面粗さRmaxで7μmの凹凸面とした以外は実施例1と同様にしてローディングロールを成形した。
【0031】
(試験例)
実施例1、2及び比較例1、2のロールを、模擬的なローディング装置に実装して鳴きの発生率及び排出力を測定したところ、下記に示す結果を得た。なお、鳴きの発生率は、20回搬入したときの鳴きの発生回数を分数で示したものである。
【0032】
これによると、比較例1及び2と比較して、実施例1および2では鳴き発生率が有意に低下したことが認められた。
【0033】
【表1】
Figure 0004466899
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、搬送力を維持したまま鳴きを防止したローディングロールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のディスクローディングロールを示す図である。
【図2】本発明の他の実施形態のディスクローディングロールを示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態のディスクローディングロールの表面状態を示す図である。
【図4】従来技術に係るディスクローディングロールの使用状態を示す図である。
【図5】従来技術に係るディスクローディングロールの使用状態を示す図である。
【符号の説明】
10,20 ディスクローディングロール
11,21 凸部

Claims (4)

  1. 外径が軸方向に亘って変化した外周面を有するゴム弾性体からなると共にディスクの周縁部に当接して当該ディスクをローディングするディスクローディングロールにおいて、当該ローラの内周面が軸方向に亘って凹凸面であり、当該凹凸面の表面粗さRmaxが20μm以上であることを特徴とするディスクローディングロール。
  2. 請求項1において、前記凹凸面の凸部が、1cm当たり1000個以上存在することを特徴とするディスクローディングロール。
  3. 請求項1において、前記凹凸面の凸部が、軸方向に間欠的に且つ径方向に連続していることを特徴とするディスクローディングロール。
  4. 請求項1〜の何れかにおいて、前記凹凸面は金型により成形されたものであることを特徴とするディスクローディングロール。
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