JP4362718B2 - ストッパ - Google Patents

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本発明は、電子機器用、特に磁気記録装置(ハードディスク)のアームに用いられ、その他、自動車・一般産業分野でも用いられるスットパ機構におけるストッパに関するものである。
従来の磁気記録装置では、回転軸を中心に反径方向に移動する磁気ヘッドを先端部に有するアームの位置決めのために、回転軸を介して磁気ヘッドの反対側に位置するアームの係止部とストッパとでストッパ機構を構成し、ストッパに緩衝機能を保持させるためにエラストマを使用しているが、装置の小型化や容量増大等に伴う緩衝機能の強化を目的にエラストマに対する反撥特性向上の要求が強く、ストッパにウレタンエラストマ等の低反撥材を使用する場合が多くなっている。低反撥材を使用すると、反撥弾性が小さくなるので当接時に係止部とストッパとの接触面積が増大し、しかも磁気記録装置を運転すると筐体内部温度は40乃至100℃に達するので、運転後若しくは運転時と同様な雰囲気に放置後に室温若しくは0℃前後の低温の停止状態であって係止部とストッパが当接状態で放置されると、アームの係止部は金属製であり表面が平坦であるためストッパとの当接面で固着若しくは粘着現象が発生し、再運転の際にボイスコイルモータに規定の励磁をさせても、起動できないという問題点があった。
この問題点を解決するために下記特許文献1では、ストッパの表面に凹凸を形成して表面を粗くする方法が提案されている。しかし、ストッパの表面に形成される凹凸の程度が小さい場合、使用されるウレタンエラストマ等の低反撥材の特性として高温で硬度が低下するので接触面積の増加により粘着性の改善効果が認められず、逆に表面に形成された凹凸の程度が大きい場合、ストッパの成形加硫時にストッパが金型に密着してしまい、金型から取り出すときの離型時に山部が引きちぎられ凹凸部が設計通り表面に形成されないので、ストッパの特性にバラツキが生じるという問題があった。
特開平08−087842号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ストッパとアームの係止部から構成されるストッパ機構におけるストッパに緩衝機能向上を目的としてウレタンエラストマ等の低反撥材を使用し、係止部と当接された状態で長時間放置された場合であっても、ストッパと係止部が固着若しくは粘着することがなく、しかも、係止部と当接するストッパ部位の表面が均一に形成されていて特性にバラツキのないストッパを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるストッパは、磁気ヘッドを有するアームに形成されている係止部と当接し、少なくとも係止部と当接する部位に低反撥材が使用されているストッパにおいて、前記ストッパの少なくとも前記係止部と当接する部位に形成された凹凸部の面粗さが7乃至25RZJISであり、面粗さ周期が3乃至30μmであり、前記低反撥材の材料硬度がJIS A硬度で94乃至98であることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
上記構成を備えた本発明の請求項1 におけるストッパは、磁気ヘッドを有するアームに形成されている係止部と少なくとも当接する部位に凹凸部が形成されており、該凹凸部の面粗さが7乃至25RZJISであり、面粗さ周期が3乃至30μmであり、前記低反撥材の材料硬度がJIS A硬度で94乃至98であるので、係止部と当接する部位に低反撥材が使用されていて、しかも係止部がストッパに当接した状態で長時間放置された場合であっても係止部とストッパが固着若しくは粘着することを防止することができ、またストッパの成形加硫時にストッパが成形加硫用金型に密着して発生する金型からの離型時における凹凸部の一部欠損を防止することができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例1にかかる磁気記録装置の平面図であり、図2は、図1における磁気記録装置の一部であるストッパ機構を示した水平断面図であり、図3は、同じくストッパ機構の垂直断面図である。
図1に示す磁気記録装置1は、ベース部2に記録媒体である磁気ディスク3と磁気ヘッド4を有したアーム5が配置されている。
アーム5は、回転軸6に対して回転自在に回転し、先端部に記録再生を行なう磁気ヘッド4を有するとともに、回転軸6を挟んで磁気ヘッド4と反対側には、後述するストッパ8と当接する係止部7が形成されていて、係止部7より上側にはボイスコイルモータ9が設けられている。係止部7は、アルミニウム等の金属で形成されていて、ストッパと当接する表面は平坦に形成されている。
アーム5が移動する所定量の移動範囲を規制する位置に、ストッパ8が立設されていて、係止部7とでストッパ機構を形成している。ストッパ8は緩衝機能を保持させるために通常エラストマで成形されていて、アーム5の係止部7が当接するときの反撥特性向上を目的にエラストマの中でも低反撥材であるウレタンエラストマが使用されている。また、図2・3に示す通り、ストッパ8の係止部7と当接する部位には、凹凸部10が形成されている。
ストッパ8の係止部7と当接する部位に形成されている凹凸部10の形状は、図4に示す粘着力と面粗さの関係より、面粗さが7乃至25RZJISであることが良く、そのためにはストッパ8を成形加硫するための金型の面粗さを20乃至40Rに設定するのが良い。なお、ここでいう面粗さとは、JIS B0601:2001の規定に従い、製品では十点平均粗さをいい、金型では最大粗さをいう。面粗さが7RZJIS 未満であると接着状態で放置した場合、ストッパに使用されているウレタンエラストマが高温で硬度が低下する特性を有しているために係止部と粘着若しくは固着を起こしてしまい、25RZJIS であるとストッパを加硫成形後に金型から離型した時に、ストッパに形成されている凹凸部の一部が引きちぎられて設計通りの表面形状を得ることができなくなり、ストッパの緩衝特性としてのバラツキが大きくなってしまうためである。
更に、図3に示す凸部の頂点と隣接する凸部の頂点との間隔である凹凸部の面粗さ周期Lは、3乃至30μmであることが良く、より好ましくは、4乃至20μmであることが良い。面粗さ周期Lが3μm未満であるとストッパを加硫成形後に金型から離型した時に、ストッパに形成されている凹凸部の一部が引きちぎられて設計通りの表面形状を得ることができなくなるとともに、使用時に係止部との当接面に変形(へたり)が発生するためであり、30μmであると凹凸部を形成しないストッパの表面が平坦な場合と同様な状態となり、粘着若しくは固着を起こしてしまうためである。
即ち、上記構成によると、ストッパ8の係止部7と当接する部位に凹凸部10が形成されていて、凹凸部10の面粗さが7乃至25RZJISであり、面粗さ周期Lが3乃至30μmであるので、係止部7と当接する部位に低反撥材が使用されていて、係止部7がストッパ8に当接した状態で長時間放置された場合であっても、係止部7とストッパ8が固着若しくは粘着することを防止することが可能となり、またストッパ8の成形加硫時にストッパ8が成形加硫用金型に密着するために発生する金型からの離型時における凹凸部10の一部欠損を防止することが可能となる。
本発明の別の実施例2では、ストッパ8の係止部7と当接する部位に凹凸部10が形成されていないで、当該部位に使用されている低反撥材のウレタンエラストマの材料硬度であるJIS A硬度の値が94乃至98に設定されている。なお、ここでいうJIS A硬度とは、JIS K6253で規定されているゴム硬さをいう。JIS A硬度が94未満であると、図5に示す粘着力と材料硬度との関係より、係止部7がストッパ8に当接した状態で長時間放置された場合に係止部7とストッパ8が固着若しくは粘着するためであり、JIS A硬度が98であると、図6・7に示す反撥率と材料硬度との関係より、ストッパの反撥力が大きくなってしまい、磁気ヘッドの読み取り精度が低下するためである。
上記実施例2の構成においても、低反撥材であるウレタンエラストマのJISA硬度が94乃至98に設定されているので、係止部7がストッパ8に当接した状態で長時間放置された場合でも、係止部7とストッパ8が固着若しくは粘着することを防止することが可能となり、また、ストッパ8の反撥力が大きすぎることによる磁気ヘッド4の読み取り精度が低下するのを防止することが可能となる。
なお、上記実施例2では、ストッパ8に凹凸部が形成されていない場合について説明したが、凹凸部10が形成されている場合であっても良い。また、実施例1若しくは実施例2のいずれかを選択するかは、ストッパ8の形状および要求特性により適宜選択するものとする。
本発明の実施例1にかかる磁気記録装置の平面図である。 図1におけるストッパ機構の水平断面図である。 図1におけるストッパ機構の垂直断面図である。 面粗さと粘着力の関係を示すグラフである。 材料硬度と粘着力の関係を示すグラフである。 材料硬度と反撥率の関係を示すグラフである。 材料硬度と反撥率の関係を示す表である。
符号の説明
1 磁気記録装置
2 ベース部
3 磁気ディスク
4 磁気ヘッド
5 アーム
6 回転軸
7 係止部
8 ストッパ
9 ボイスコイルモータ
10 凹凸部

Claims (1)

  1. 磁気ヘッドを有するアームに形成されている係止部と当接し、少なくとも係止部と当接する部位に低反撥材が使用されているストッパにおいて、
    前記ストッパの少なくとも前記係止部と当接する部位に形成された凹凸部の面粗さが7乃至25RZJISであり、面粗さ周期が3乃至30μmであり、前記低反撥材の材料硬度がJIS A硬度で94乃至98であることを特徴とするストッパ。
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