JP2008198346A - ボイスコイルモータ、ディスク装置、及び、その製造方法 - Google Patents

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藤岡正彦
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何耀誠
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Abstract

【課題】磁気ヘッドの可動位置の可動範囲の限界位置を規制する。
【解決手段】第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリ116を回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータ106であり、ボイスコイルモータの第一端部とは反対側に位置するボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部602を備え、ボイスコイルモータは、再生及び/又は記録動作、及び、磁気ヘッドの載置動作のために、ヘッドジンバルアセンブリに連結された磁気ヘッドを可動するよう回転可能であり、突出部は、ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピン604と接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報を記憶するにディスク装置にかかり、特に、磁気ヘッドの位置を制御するための1つのストッパーピンを有するディスク装置及びその製造方法に関する。
情報記録装置として、データ記憶用の磁気ディスクと、選択的に磁気ディスクに書き込みあるいは磁気ディスクから読み出すために当該磁気ディスク上で位置決めされる可動記録再生ヘッドと、を備えたディスク装置が知られている。
図1は、典型的なディスク装置2の部分的な概略図を示している。図1に示すように、ディスク装置は、データ記憶媒体として磁気ディスク100を備えており、この磁気ディスク100は、高速にディスク100を回転させるスピンドルモータに搭載されている。そして、一定の速度にディスク100の回転を保つよう、当該ディスク100の最上層にクランプ104が搭載されている。また、ボイスコイルモータ(VCM)106(図1では、カバー108の下に配置されているため、部分的にのみ図示されている)は、ベアリング110を支点としてサスペンション112の可動を制御し、これにより、スライダに搭載されている磁気ヘッド(図示せず)、つまり、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)116のノーズ部114に搭載された磁気ヘッドを制御する。従って、VCM106は、ディスク100に対してデータを記録再生するよう、ディスク100の表面においてトラック間を移動させるべく、磁気ヘッドを可動させる。
そして、上記磁気ヘッドの微小位置決めは、例えば、下記特許文献1,2,3,4に開示されているように、マイクロアクチュエータ(例えば、2段PZTマイクロアクチュエータ)によって実現されうる。
ここで、スライダが可動しないときに当該スライダが載置されるランプ118は、磁気ヘッドとディスク100を、外力やクラッシュなどによる衝撃によって生じるような損傷から守る役割を果たす。また、フレキシブルケーブル(120)は、例えば、VCM106などに電気的に接続される。また、ベース122は、フレーム124によって囲まれており、上述した各構成要素を支持している。
図2は、図1に開示した典型的なディスク装置の部分的な概略図であり、説明のために図1に開示された多くの要素を取り除いたものである。図2に示すように、例えば、カバー108の下に2つのストッパーピン200a,200bが備えられている。ストッパーピン200a,200bは、磁気ヘッドが記録再生位置及びアンロード位置にある場合における、当該磁気ヘッドを支持するヘッドジンバルアセンブリに連結されたボイスコイルモータの外周の位置にそれぞれ対応して配置されている。これにより、VCMは、ストッパーピン200a,200bによって規定された位置を通り過ぎて回転することはない。そして、図2に示すように、上記2つのストッパーピン200a,200bは、ベース122から上方に突出して形成されている。なお、ストッパーピン200a,200bは、例えば、成型体、機械的なアセンブリ、あるいは、いかなる手段によって形成されていてもよい。
図3に示すように、電流がVCM106に流れると、HGA(ヘッドジンバルアセンブリ)116は、この電流による制御信号によってディスク100上のトラックに対応するロード位置に回転する。このとき、HGA116に制御ミスが生じたとしても、ストッパーピン200aを最大ロード位置(あるいは、ロード限界位置)に設定することによって、磁気ヘッドがクランプ104に衝突する機会を減少させることができる。つまり、図3は、図2に示したストッパーピン200aを最大ロード位置あるいはロード限界位置に設定したときの様子を示している。
また、図4に示すように、ディスク装置の電源が切れると(あるいは、停止状態となると)、VCM116に供給される制御信号がなくなる、あるいは、不適当な制御信号が供給されると、HGA116は、フレックスバイアスフォースによってアンロード位置に戻り、また、磁気ヘッドは、ランプ118上に載置される。これにより、例えば、磁気ヘッド及び/あるいはディスク100を損傷(例えば、外力、衝撃などによる損傷)から防ぎ、次回のディスク装置が作動するときに磁気ヘッドを容易にロードすることを可能としている。つまり、図4は、図2に示したストッパーピン200bを最大アンロード位置あるいはアンロード限界位置に設定したときの様子を示している。
特開2002−144803号公報 米国特許第6671131号明細書 米国特許第6700749号明細書 米国特許出願公開第2003/0168935号明細書
そして、上述した構成は、そもそも典型的なディスク装置に適しているが、さらにまだ改良が可能である。例えば、通常は、ディスク装置の電源を切る過程で、あるいは、既に電源が切られたときには、正確なアンロード位置に制御するための制御信号、及び/あるいは、位置を維持するための制御信号がない。従って、磁気ヘッド及び/あるいはHGA116全体が、ベース122及び/あるいはディスク100にクラッシュする可能性があり、このクラッシュによってディスク装置を構成する要素に損傷を与える可能性がある。同様に、FPC120の曲げを制御することは難しく、例えば、HGA116のアンロード位置を決定させるため、及び、磁気ヘッドをランプに載置するために、供給される適切なフレックスバイアスフォースを発生させることは難しい。従って、ストッパーピン200bの必要性は乏しく、加えて、お互いに離れて配置されている2つのストッパーピンの存在は、ディスク装置全体のサイズの増加をもたらす。
従って、磁気ヘッドの可動位置の外側限界位置、つまり、可動範囲の限界位置を制御するための改良された技術が必要とされている。
本発明の第一の特徴は、ディスク装置において磁気ヘッドの可動位置の外側限界を設定するために用いられる1つのストッパーピンにある。また、本発明の他の特徴は、ディスク装置において磁気ヘッドの可動位置の外側限界を設定するために用いられる1つのストッパーピンと連携するよう設計されたコイルオーバーモールド突出部にある。さらに、本発明の他の特徴は、より小型化されたディスク装置にある。
そして、本発明の一形態は、第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータである。そして、上記ボイスコイルモータの第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を備えている。また、上記ボイスコイルモータは、再生及び/又は記録動作、及び、磁気ヘッドの載置動作のために、ヘッドジンバルアセンブリに連結された磁気ヘッドを可動するよう回転可能である。さらに、上記突出部は、ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、という構成を採る。
また、本発明の他の形態は、ディスク装置であって、ディスクと、当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、ピンと、第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータと、を備えている。そして、上記ボイスコイルモータの第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を備えている。また、上記ボイスコイルモータは、再生及び/又は記録動作、及び、磁気ヘッドの載置動作のために、ヘッドジンバルアセンブリに連結された磁気ヘッドを可動するよう回転可能である。さらに、上記突出部は、ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、という構成を採る。
また、本発明の他の形態は、ボイスコイルモータの第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータの製造方法である。そして、上記ボイスコイルモータの第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を設ける工程を有する。さらに、上記突出部は、ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、という構成を採る。
そして、本発明の実施形態においては、上記第一最大位置は、記録/再生動作中においてボイスコイルモータが回転不可能なロード限界位置であり、上記第二最大位置は、磁気ヘッドを載置するときにおいてボイスコイルモータが回転不可能な停止限界位置である。
また、本発明の他の形態であるヘッドスタックアセンブリは、
磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを先端部に搭載したヘッドジンバルアセンブリと、このヘッドジンバルアセンブリを連結したサスペンションアームと、このサスペンションアームを回転可能に軸支するベアリングと、磁気ヘッドスライダをディスクに対してロード/アンロードするようベアリングを支点としてサスペンションアームを回転させるボイスコイルと、を備えたヘッドスタックアセンブリであって、
ヘッドスタックアセンブリが搭載されるディスク装置内に設けられた1つのピンに、磁気ヘッドスライダのディスクに対するロード時、及び、アンロード時に、それぞれ当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止する2箇所の当接部を備えた、
という構成を採る。
そして、上記2箇所の当接部のうち、一方の当接部は、磁気ヘッドスライダのディスクへのロード方向における予め設定された回転限界位置にてピンと当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置し、他方の前記当接部は、磁気ヘッドスライダのディスクからのアンロード方向における予め設定された回転限界位置にてピンと当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置する、という構成を採る。また、上記2箇所の当接部は、例えば、ピンを挟んで位置する。
また、例えば、上記2箇所の当接部の少なくとも1つは、ヘッドスタックアセンブリから突出する突出部の一部である。また、例えば、上記2箇所の当接部は、ヘッドスタックアセンブリ自体の外周部の一部と、突出部の一部と、である。さらに、上記外周部は、例えば、ボイスコイルの外周に形成されたコイル外周部であり、また、上記突出部は、上記コイル外周部が延設されて形成されている。また、上記2箇所の当接部のうち少なくとも1箇所は、例えば、凹状に形成されている。また、上記2つの当接部は、ヘッドスタックアセンブリからそれぞれ突出する2つの突出部の各一部であってもよい。
また、本発明の他の形態であるディスク装置は、
ディスクと、当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、ヘッドスタックアセンブリと、このヘッドスタックアセンブリを回転駆動するボイスコイルモータと、を備えたディスク装置であって、
ディスク装置内に固定装備された1つのピンを備え、
上記ヘッドスタックアセンブリは、
磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを先端部に搭載したヘッドジンバルアセンブリと、このヘッドジンバルアセンブリを連結したサスペンションアームと、このサスペンションアームを回転可能に軸支するベアリングと、磁気ヘッドスライダをディスクに対してロード/アンロードするようベアリングを支点としてサスペンションアームを回転させるボイスコイルと、を備えると共に、上記ピンに磁気ヘッドスライダのディスクに対するロード時及びアンロード時にそれぞれ当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止する2箇所の当接部を備えた、という構成を採る。
そして、上記2箇所の当接部のうち一方の当接部及び前記ピンは、磁気ヘッドスライダのディスクへのロード方向における予め設定された回転限界位置にて相互に当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置し、他方の当接部及びピンは、磁気ヘッドスライダのディスクからのアンロード方向における予め設定された回転限界位置にて相互に当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置する、という構成を採る。
なお、本発明の他の特徴や効果は、本発明の本質の一例を説明する一部である添付の図面と共に以下の実施形態にて詳細に説明する。
本発明は、以上のように構成されるため、HGA及び/又は磁気ヘッドが、ディスク装置のディスクあるいは他の部分にクラッシュする可能性を減少させ、ディスク装置自体の信頼性の向上を図ることができる。また、ディスク装置の小型化も図ることができる。
<実施形態1>
一般的に、2つの分離したストッパーピンは、磁気ヘッドの最大記録再生位置及び最大アンロード位置を規定するものである。このようなピンは、例えば、磁気ヘッドやVCM、ディスクなど、ディスク装置に装備された1つあるいはそれ以上の構成要素に損傷を生じさせうる過回転を防止するよう、HGAの遠心端の回転を停止するよう機能する。特に、VCMは、その外周に形成されたオーバーモールド部を有しており、一方のストッパーピンは、HGAが記録再生動作中にスピンドルモータのクランプにクラッシュする可能性を低減させるようオーバーモールド部に接触して回転を停止する。そして、他のストッパーピンは、ディスク装置の電源が切られたときに、HGAをディスクから離れた位置に維持するようオーバーモールド部を保持している。このため、上記従来技術によると、両方のピンが必要とされ、追加の機械的構造と、当該ピンを形成するスペースが必要とされていた。
これに対して、本発明では、1つのストッパーピンのみを必要としている。そして、突出部が、オーバーモールド部から突出しており、この突出部自体は、1つのストッパーピンと接触して協働しる。具体的に、1つのストッパーピンとオーバーモールド部及び突出部とは、HGAが、記録再生動作中にスピンドルモータのクランプにクラッシュする可能性を減少させうる。その上、ディスク装置の電源が切られたときには、HGA及び/又は磁気ヘッドが、ディスク装置のディスクあるいは他の部分にクラッシュする可能性を減少させうる。従って、本発明では、簡易化された1つのストッパーピン及び突出部を設計する方法により、ディスク装置のサイズを減少させることができる。このため、図5に示すように、VCM106は、オーバーモールド部(図5では視認できないが、図6と図7を参照すると図示されている)を有しており、1つのストッパーピンと接触するオーバーモールド突出部602を含む(図6、図7に図示)。
図6及び図7は、ストッパーピン604に接触して協働するオーバーモールド部600及びオーバーモールド突出部602を示している。図6及び図7のオーバーモールド突出部602は、1つの突出部として表されている。しかしながら、本発明では、このような形状に限定されない。例えば、後述するように、略U字状のオーバーモールド突出部というように、オーバーモールド突出部602として他の形状のものを使用してもよい。なお、図5と図1との比較から、本実施形態では、簡易化された構成を有するディスク装置が可能となる。
続いて、図6を参照してさらに説明する。図6は、記録再生状態であるHGAと、1つのストッパーピン604と接触して協働するオーバーモールド突出部602が形成されたVCMオーバーモールド600とを有するディスク装置の部分概略図である。かかる構成にて、VCM106に電流が流れると、HGA116はディスク100のトラックに対して回転する。そして、HGA116の回転を制止できなくなる状況が生じると、VCMオーバーモールド600は、ストッパーピン604に接触し、それによって、ヘッドクラッシュ(例えば、クランプ104へのクラッシュ)を防止でき、当該ヘッドクラッシュの機会が減少する。
同様に、図6、図7は、磁気ヘッドがランプ118に載置状態であるHGAと、1つのストッパーピン604と接触して協働するオーバーモールド突出部602が形成されたVCMオーバーモールド600とを有するディスク装置の部分概略図である。図7に示すように、ディスク装置の電源が切られると(あるいは、停止状態となると)、VCM106に供給される制御信号がなくなる、あるいは、不適切な制御信号が印加されている状態となる。すると、HGA116は、フレックスバイアスフォース(a flex bias force)によって、アンロード位置に回転し、磁気ヘッドがランプ118上に載置される。これにより、例えば、磁気ヘッド及び/あるいはディスク100を損傷(例えば、外力が衝撃などによる損傷)から防ぐことができ、また、次回にディスク装置が可動するときに容易にロードが可能となる。そして、オーバーモールド突出部602は、載置位置の限界に位置すると、ストッパーピン604に接触し、これによって、磁気ヘッドがランプ上に正確に載置されることを確実に実行でき、及び/あるいは、ディスク装置の構成の損傷(例えば、過回転によって生じる損傷)の可能性を減少させる。
<実施形態2>
また、他の実施形態では、オーバーモールド突出部は、略U字状である。そして、ストッパーピン604は、U字状オーバーモールド突出部の空洞部分内に配置され、オーバーモールド突出部の両脚部(両端)が少なくとも部分的にストッパーピン604を囲うよう配置される。従って、略U字状オーバーモールド突出部の一方の脚部が、ロード限界位置を設定しうる(なお、図6では、VCMオーバーモールド600自体がロード限界位置に対応している)。また、略U字状オーバーモールド突出部の他方の脚部が、載置限界位置を設定している(同様に、図6では、オーバーモールド突出部602が対応している)。このように、オーバーモールド突出部を略U字状に形成することで、ストッパーピンと協働して最大回転位置を設定する1以上(例えば、2)の突出部が、同様にVCM上に配置されている。
ここで、上記実施形態では、オーバーモールド突出部を有するVCMオーバーモールドに関するものを説明したが、本発明は、上述したものに限定されない。つまり、1つのストッパーピンに接触して協働するよう対応してVCMから突出した突出部であれば、いかなるものが使用されてもよい。従って、突出部自体がVCMモールドから延設されている必要は無い。さらに、突出部は、VCMオーバーモールドと同じ材質にて形成されていてもよく、又は、VCMオーバーモールドに、あるいは、VCM自体に、一体化してあるいは連結していかなる方法で形成されていてもよい。
また、ストッパーピン604は、いかなる材料にて形成されていてもよい。例えば、ストッパーピン604は、成型によって突出して延設されていてもよく、機械的に組み付けられるなど、他のいかなる手段によって形成されていてもよい。また、VCMオーバーモールドは、いかなる材料にて形成されていてもよい。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図8乃至図11を参照して説明する。図8は、本実施形態におけるディスク装置の構成を示す概略図である。図9乃至図10は、ディスク装置の動作を示す図である。図11は、ディスク装置の構成の変形例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態におけるディスク装置は、上述した実施形態にて説明したディスク装置とほぼ同様の構成を備えている。つまり、ディスク装置は、磁気ディスク100と、当該磁気ディスク100を回転させるスピンドルモータ102と、ヘッドスタックアセンブリ200と、このヘッドスタックアセンブリ200を回転駆動するボイスコイルモータと、を備えている。なお、磁気ディスク104の中心付近の最上層には、当該磁気ディスク100の回転を一定の速度に保つよう、クランプ104が搭載されている。さらに、磁気ディスク100の外周の所定箇所には、磁気ヘッドスライダのアンロード時に、当該磁気ヘッドスライダが磁気ディスク100上から退避され載置されるランプ118を備えられている。
また、ディスク装置の筐体内、具体的に、筐体の底面を構成するベース122には、当該ベース122から上方に突出して固定装備された、1つのストッパーピン604(ピン)が設けられている。このストッパーピン604は、上述同様に、ヘッドスタックアセンブリ200の回転を係止するために用いられる。特に、本実施形態では、ストッパーピン604は、上記ボイスコイルモータを構成する磁石、つまり、ボイスコイルと協働してヘッドスタックアセンブリ200を回転させる磁石を、ベース122に固定する固定部材である。従って、ストッパーピン604の下端部には、例えばネジが形成されていて、磁石をベース122に固定するよう機能し、ストッパーピン604の上端側には、後述するようにヘッドスタックアセンブリ200に形成された当接部601a,602aが当接して、当該ヘッドスタックアセンブリ200の回転を係止するよう機能する。
また、ヘッドスタックアセンブリ200は、上述同様に、磁気ヘッドスライダ(図示せず)を先端部に搭載したヘッドジンバルアセンブリ116(HGA)と、このヘッドジンバルアセンブリ116を連結したサスペンションアーム112と、このサスペンションアーム112を回転可能に軸支するベアリング110と、を備えている。また、ヘッドスタックアセンブリ200は、磁気ヘッドスライダを磁気ディスク100に対してロード/アンロードするようベアリング110を支点としてサスペンションアーム112つまりヘッドスタックアセンブリ200自体を回転させるボイスコイルモータの一部であるボイスコイル106aを備えている。さらに、ヘッドスタックアセンブリ200は、上記ベース122から突出したストッパーピン604に、磁気ヘッドスライダの磁気ディスク100に対するロード時及びアンロード時にそれぞれ当接してヘッドスタックアセンブリ200の回転を係止する2箇所の当接部601a,602aを備えている。
そして、2箇所の当接部601a,602aは、図8の斜線部分に示すように、ボイスコイル106aの外周、換言すると、当該ボイスコイル106aを内部に保持するオーバーモールド部600、及び、このオーバーモールド部600が延設されて構成されたオーバーモールド突出部602、にそれぞれ形成されている。なお、図8では、オーバーモールド部600の形成位置及び形状を視認し易くするために、当該オーバーモールド部600を斜線にて図示している。
さらに具体的に、上述した2箇所の当接部601a,602aについて説明する。まず、一箇所の当接部601aは、図9に示すように、オーバーモールド部600のうち、ボイルコイル106aの外周部分(コイル外周部)の一部の外表面にて形成されている。これにより、図9の矢印Y2に示すように、磁気ヘッドスライダを磁気ディスク100上にロードするよう半時計回り方向に回転させる際には、矢印Y1に示すようにベアリング110を挟んで他端側に位置するボイスコイル106aを当該ベアリング110を中心として同一の半時計回り方向に回転するが、このとき所定の回転角度に達すると、上記当接部601aはストッパーピン604と当接して、ヘッドスタックアセンブリ200の回転を係止する。なお、オーバーモールド部600の当接部601aとストッパーピン604とが当接するときのヘッドスタックアセンブリ200の回転角度は、磁気ヘッドスライダがロード方向(スピンドルモーター方向)に、これ以上の回転が制限されている角度である。従って、オーバーモールド部600の当接部601aの位置と、ストッパーピン604の位置とは、ヘッドスタックアセンブリ200の回転を予め設定されたロード方向における回転限界位置にて係止するよう当接(接触)する位置となっている。
また、もう一箇所の当接部602aは、図10に示すように、ベアリング110の側方まで延設されたオーバーモールド部600からさらに外側に向かって突出するオーバーモールド突出部602(突出部)の外表面にて形成されている。つまり、オーバーモールド突出部602は、ヘッドスタックアセンブリ200の外周部分から外側に突出した突出部にて形成されている。そして、オーバーモールド突出部602の当接部602aは、当該オーバーモールド突出部602の外表面のうち、上記オーバーモールド部600に形成された当接部601a側を向く面に形成されている。従って、オーバーモールド部600の当接部601aと、オーバーモールド突出部602の当接部602aとは、ストッパーピン604を所定の間隔をあけて挟むよう位置している。換言すると、両当接部601a,602aの間に、ストッパーピン604が位置するよう配置されている。
そして、図10の矢印Y4に示すように、磁気ヘッドスライダを磁気ディスク100上からアンロードして磁気ヘッドスライダがランプ118上に載置されるよう時計回り方向に回転する際には、ベアリング110を挟んで他端側であるボイスコイル106aを当該ベアリング110を中心として矢印3に示すように時計回り方向に回転することとなる。このときヘッドスタックアセンブリ200の回転が所定の回転角度に達すると、上記オーバーモールド突出部602の当接部602aは、上述したストッパーピン604と当接する。なお、オーバーモールド突出部602の当接部602aとストッパーピン604とが当接したときのヘッドスタックアセンブリ200の回転角度は、磁気ヘッドスライダがアンロード方向(ランプ118方向)に、これ以上の回転が制限されている角度である。従って、オーバーモールド突出部602の当接部602aの位置と、ストッパーピン604との位置は、ヘッドスタックアセンブリ200の回転を予め設定されたアンロード方向における回転限界位置にて係止するよう当接(接触)する位置となっている。
これにより、本実施形態におけるディスク装置によると、予め設定されたヘッドスタックアセンブリ200のロード方向、アンロード方向の回転限界位置まで回転したときに、1つのストッパーピン604とオーバーモールド部600の当接部601a及びオーバーモールド突出部602の当接部602aとが相互に当接させて、ヘッドスタックアセンブリ200の過剰な回転を防止する。従って、ヘッドジンバルアセンブリ116や磁気ヘッドスライダが、ロード時にスピンドルモータ102のクランプ104や、アンロード時にランプや他の構成にクラッシュする可能性を減少させることができる。その結果、本実施形態におけるディスク装置は、信頼性が高く、構成が簡易であるため低コストであり、さらに、1つのストッパーピン及び突出部を設計しているだけであるため、小型化を図ることができる。
ここで、図11に、本実施形態におけるヘッドジンバルアセンブリ200の変形例を示す。ここでは、図11の符号601aに示すように、オーバーモールド部600のボイルコイル106aの外周に位置する当接部601aが、凹状に形成されている。このとき、当接部601aの凹状部分の形状を、略円柱状であるストッパーピン604の外形に対応して、円弧状に形成するとなお望ましい。これにより、かかる凹状の当接部601aにストッパーピン604が当接することで、ヘッドスタックアセンブリ200の回転をより確実に係止することができる。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態におけるディスク装置の構成を示す概略図である。
図12に示すように、本実施形態では、ベアリング110の側方付近に、上述したオーバーモールド部600から所定の間隔をあけて突出する2つのオーバーモールド突出部602,603が設けられており、略U字状に形成されている。そして、2つのオーバーモールド突出部602,603の相互に向かい合う内側の表面が、上述した2箇所の当接部602a,603aに該当している。これにより、2つのオーバーモールド突出部602,603の間に、ストッパーピン604が位置している。
そして、図12に示すように、磁気ヘッドスライダのアンロード時に、ヘッドスタックアセンブリ200が時計回り方向における予め設定された回転限界位置まで回転すると、ヘッドジンバルアセンブリ116側に位置するオーバーモールド突出部602の当接部602aがストッパーピン604と当接し、当該ヘッドスタックアセンブリ200の回転が係止される。一方、図示しないが、磁気ヘッドスライダのロード時に、ヘッドスタックアセンブリが反時計回り方向における予め設定された回転限界位置まで回転すると、ボイスコイル106a側に位置するオーバーモールド突出部603の当接部603aがストッパーピン604と当接し、当該ヘッドスタックアセンブリの回転が係止される。
このような構成であっても、信頼性が高く、低コストであり、さらに、小型化を図ることができるディスク装置を提供することができる。
なお、上述した各実施形態では、ストッパーピン604に当接する当接部は、ボイスコイル106aの周囲に形成されたオーバーモールド部600自体、及び/又は、その延設部であるオーバーモールド突出部602(603)に形成されている場合を例示したが、必ずしもオーバーモールド部600に形成されていることに限定されない。例えば、ヘッドスタックアセンブリ200自体の外周部の一部をストッパーピン604に当接させて上述した当接部として利用してもよく、また、オーバーモールモールド突出部602(603)と同様に機能してストッパーピン604に当接する部品を、別途、ヘッドスタックアセンブリ200から突出した状態となるよう設けてもよい。また、上述したストッパーピンや当接部の位置は、必ずしも上述した位置に限定されず、ヘッドスタックアセンブリの限界回転角度や、ディスク装置の構造などに応じて、任意の位置に配置及び形成することが可能である。
以上、好ましい実施形態に従って本発明を説明したが、上記の実施形態に限らず、本発明の精神から逸脱せずに様々な変形、同等の組合せが可能であり、そして本発明は本明細書に記載した細部に限定されるものではない。
本発明は、磁気ディスクに対してデータを記録再生するディスク装置の構造として利用でき、産業上の利用可能性を有する。
典型的なディスク装置の部分概略図を示す。 図1に開示した典型的なディスク装置の部分概略図であり、説明のために図1に開示された多くの構成を取り除いた図である。 図2に開示したストッパーピンによって最大ロード位置あるいはロード位置限界を設定した様子を示す図である。 図2に開示したストッパーピンによって最大アンロード位置あるいはアンロード位置限界を設定した様子を示す図である。 本発明における1つのストッパーピンと協働するオーバーモールド突出部を有するVCMオーバーモールドを備えたディスク装置を示す部分概略図である。 本発明においてHGAが記録再生状態である場合における、1つのストッパーピンと協働するオーバーモールド突出部を有するVCMオーバーモールドを備えたディスク装置を示す部分概略図である。 本発明においてHGAが載置状態である場合における、1つのストッパーピンと協働するオーバーモールド突出部を有するVCMオーバーモールドを備えたディスク装置を示す部分概略図である。 実施形態3におけるディスク装置の構成を示す概略図である。 図8に開示したディスク装置の動作を示す図である。 図8に開示したディスク装置の動作を示す図である。 実施形態3におけるディスク装置の構成の変形例を示す図である。 実施形態4におけるディスク装置の構成を示す概略図である。
符号の説明
100 ディスク
104 クランプ
106 ボイスコイルモータ
110 ベアリング
116 ヘッドジンバルアセンブリ
600 オーバーモールド部
601a,602a 当接部
602,603 オーバーモールド突出部
604 ストッパーピン

Claims (37)

  1. 第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータであって、
    ボイスコイルモータの前記第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を備え、
    前記ボイスコイルモータは、再生及び/又は記録動作、及び、磁気ヘッドの載置動作のために、前記ヘッドジンバルアセンブリに連結された磁気ヘッドを可動するよう回転可能であり、
    前記突出部は、前記ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、
    ことを特徴とするボイスコイルモータ。
  2. ボイルコイルモータの外周に形成されたオーバーモールド部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1記載のボイスコイルモータ。
  3. 前記突出部は、前記オーバーモールド部上に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2記載のボイスコイルモータ。
  4. 前記突出部は、前記オーバーモールド部から突出して形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のボイスコイルモータ。
  5. 前記第一最大位置は、記録/再生動作中において前記ボイスコイルモータが回転不可能なロード限界位置であり、前記第二最大位置は、前記磁気ヘッドを載置するときにおいて前記ボイスコイルモータが回転不可能な停止限界位置である、
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のボイスコイルモータ。
  6. 前記第一最大位置は、前記ピンに接触する前記突出部によって規定されており、前記第二最大位置は、前記ピンに接触するボイスコイルモータによって規定されている、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のボイルコイルモータ。
  7. 前記突出部は、ベース部と、当該ベース部から延びる2本の脚部と、を有する略U字状である、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のボイスコイルモータ。
  8. 前記略U字状突出部の前記脚部は、前記第一最大位置及び第二最大位置を規定している、
    ことを特徴とする請求項7記載のボイスコイルモータ。
  9. 前記ピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータに配置される第一突出部及び第二突出部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7又は8記載のボイスコイルモータ。
  10. 前記第一突出部は、前記第一最大位置を定義し、前記第二突出部は、前記第二最大位置を定義している、
    ことを特徴とする請求項9記載のボイスコイルモータ。
  11. ディスクと、当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、ピンと、第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータと、を備え、
    前記ボイスコイルモータの前記第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を備え、
    前記ボイスコイルモータは、再生及び/又は記録動作、及び、磁気ヘッドの載置動作のために、前記ヘッドジンバルアセンブリに連結された磁気ヘッドを可動するよう回転可能であり、
    前記突出部は、前記ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、
    ことを特徴とするディスク装置。
  12. ボイルコイルモータの外周に形成されたオーバーモールド部を備えた、
    ことを特徴とする請求項11記載のディスク装置。
  13. 前記突出部は、前記オーバーモールド部上に形成されている、
    ことを特徴とする請求項12記載のディスク装置。
  14. 前記突出部は、前記オーバーモールド部から突出して形成されている、
    ことを特徴とする請求項12又は13記載のディスク装置。
  15. 前記第一最大位置は、記録/再生動作中において前記ボイスコイルモータが回転不可能なロード限界位置であり、前記第二最大位置は、前記磁気ヘッドを載置するときにおいて前記ボイスコイルモータが回転不可能な停止限界位置である、
    ことを特徴とする請求項11,12,13又は14記載のディスク装置。
  16. 前記第一最大位置は、前記ピンに接触する前記突出部によって規定されており、前記第二最大位置は、前記ピンに接触するボイスコイルモータによって規定されている、
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14又は15記載のディスク装置。
  17. 前記突出部は、ベース部と、当該ベース部から延びる2本の脚部と、を有する略U字状である、
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14,15又は16記載のディスク装置。
  18. 前記略U字状突出部の前記脚部は、前記第一最大位置及び第二最大位置を規定している、
    ことを特徴とする請求項17記載のディスク装置。
  19. 前記ピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータに配置される第一突出部及び第二突出部を備えた、
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14,15,16,17又は18記載のディスク装置。
  20. 前記第一突出部は、前記第一最大位置を定義し、前記第二突出部は、前記第二最大位置を定義している、
    ことを特徴とする請求項19記載のディスク装置。
  21. ボイスコイルモータの第一端部に連結されたヘッドジンバルアセンブリを回転させるためにディスク装置に用いられるボイスコイルモータの製造方法であって、
    前記ボイスコイルモータの前記第一端部とは反対側に位置する当該ボイスコイルモータの第二端部から突出する少なくとも1つの突出部を設ける工程を有し、
    前記突出部は、前記ボイスコイルモータが回転不可能な第一最大位置及び第二最大位置を規定するよう設置されたピンと接触して協働するよう、ボイスコイルモータ上に配置されている、
    ことを特徴とするボイスコイルモータの製造方法。
  22. ボイルコイルモータの外周にオーバーモールド部を形成する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項21記載のボイスコイルモータの製造方法。
  23. 前記オーバーモールド部に前記突出部を連結して設ける工程を有する、
    ことを特徴とする請求項22記載のボイスコイルモータの製造方法。
  24. 前記オーバーモールド部から前記突出部を突出して形成する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項22又は23記載のボイスコイルモータの製造方法。
  25. ディスク装置の製造方法であって、
    ディスクを備える工程と、
    当該ディスクを回転させるスピンドルモータを備える工程と、
    ピンを備える工程と、
    請求項21乃至24記載のボイスコイルモータの製造方法にて製造された前記ボイスコイルモータを備える工程と、
    を有するディスク装置の製造方法。
  26. 磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを先端部に搭載したヘッドジンバルアセンブリと、このヘッドジンバルアセンブリを連結したサスペンションアームと、このサスペンションアームを回転可能に軸支するベアリングと、前記磁気ヘッドスライダをディスクに対してロード/アンロードするよう前記ベアリングを支点として前記サスペンションアームを回転させるボイスコイルと、を備えたヘッドスタックアセンブリであって、
    ヘッドスタックアセンブリが搭載されるディスク装置内に設けられた1つのピンに、前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクに対するロード時、及び、アンロード時に、それぞれ当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止する2箇所の当接部を備えた、
    ことを特徴とするヘッドスタックアセンブリ。
  27. 前記2箇所の当接部のうち、一方の前記当接部は、前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクへのロード方向における予め設定された回転限界位置にて前記ピンと当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置し、
    他方の前記当接部は、前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクからのアンロード方向における予め設定された回転限界位置にて前記ピンと当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置する、
    ことを特徴とする請求項26記載のヘッドスタックアセンブリ。
  28. 前記2箇所の当接部は、前記ピンを挟んで位置する、
    ことを特徴とする請求項26又は27記載のヘッドスタックアセンブリ。
  29. 前記2箇所の当接部の少なくとも1つは、ヘッドスタックアセンブリから突出する突出部の一部である、
    ことを特徴とする請求項26,27又は28記載のヘッドスタックアセンブリ。
  30. 前記2箇所の当接部は、ヘッドスタックアセンブリ自体の外周部の一部と、前記突出部の一部と、である、
    ことを特徴とする請求項29記載のヘッドスタックアセンブリ。
  31. 前記外周部は、前記ボイスコイルの外周に形成されたコイル外周部である、
    ことを特徴とする請求項30記載のヘッドスタックアセンブリ。
  32. 前記突出部は、前記コイル外周部が延設されて形成されている、
    ことを特徴とする請求項31記載のヘッドスタックアセンブリ。
  33. 前記2箇所の当接部のうち少なくとも1箇所は、凹状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項26,27,28,29,30,31又は32記載のヘッドスタックアセンブリ。
  34. 前記2つの当接部は、前記ヘッドスタックアセンブリからそれぞれ突出する2つの突出部の各一部である、
    ことを特徴とする請求項26,27,28,29,30,31,32又は33記載のヘッドスタックアセンブリ。
  35. ディスクと、当該ディスクを回転させるスピンドルモータと、ヘッドスタックアセンブリと、このヘッドスタックアセンブリを回転駆動するボイスコイルモータと、を備えたディスク装置であって、
    ディスク装置内に固定装備された1つのピンを備え、
    前記ヘッドスタックアセンブリは、
    磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを先端部に搭載したヘッドジンバルアセンブリと、このヘッドジンバルアセンブリを連結したサスペンションアームと、このサスペンションアームを回転可能に軸支するベアリングと、前記磁気ヘッドスライダをディスクに対してロード/アンロードするよう前記ベアリングを支点として前記サスペンションアームを回転させるボイスコイルと、を備えると共に、前記ピンに前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクに対するロード時及びアンロード時にそれぞれ当接して前記ヘッドスタックアセンブリの回転を係止する2箇所の当接部を備えた、
    ことを特徴とするディスク装置。
  36. 前記2箇所の当接部のうち一方の前記当接部及び前記ピンは、前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクへのロード方向における予め設定された回転限界位置にて相互に当接して前記ヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置し、
    他方の前記当接部及び前記ピンは、前記磁気ヘッドスライダの前記ディスクからのアンロード方向における予め設定された回転限界位置にて相互に当接してヘッドスタックアセンブリの回転を係止するよう位置する、
    ことを特徴とする請求項35記載のディスク装置。
  37. 前記ピンは、前記ボイスコイルモータを構成する磁石をディスク装置内に固定する固定部材である、
    ことを特徴とする請求項35又は36記載のディスク装置。
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