JP3719494B2 - クリーニングブレード - Google Patents

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淳生 橋目
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、電子写真用感光体等のトナー除去のためのクリーニングプロセスに適用される電子写真用のクリーニングブレードに関する。なお、電子写真感光体のクリーニングのみならず、転写プロセスに用いる転写ドラムおよび転写ベルト、あるいは中間搬送ベルト等のクリーニングを目的としても適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子写真プロセスでは、電子写真感光体あるいは転写ベルト等を繰り返し使用するためにトナーを除去するためのクリーニングブレードが用いられる。かかるクリーニングブレードは、ブレード本体と支持部材とを接着してなるものであるが、ブレード本体の剥がれ等を防止するために接着方法が提案されている。
【0003】
例えば、特開昭60−12569号公報には、図4に示すように、支持部材1のブレード本体2との接着部側の端面1aと、ブレード本体2の自由端2aと固定部2bとの境界部2cとを接着剤層3で固定する接着方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した接着方法は剥がれ防止という観点からは好ましいが、ブレード本体にへたりが生じやすいという問題がある。
【0005】
通常、へたりの問題はブレード本体の材質で改善するものであるが、同材質のブレード本体を用いても接着方法によってへたりが生じ易い場合と生じにくい場合とがあることがわかった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑み、ブレード本体の材質に拘わらずへたりが生じ難いクリーニングブレードを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために検討した結果、接着剤層の膜厚の不均一さによりへたりが生じやすくなることを知見し、本発明に到達した。
【0008】
すなわち、本発明は、トナー付着体上のトナーを除去するブレード本体と、これの一端部に接着層を介して接着される支持部材とを具備するクリーニングブレードにおいて、前記ブレード本体がポリウレタンからなり、前記支持部材と前記ブレード本体との重なり部の全面が接着部となって前記接着層を介して接着されており、前記支持部材が打ち抜き成形されたものであって前記ブレード本体を打ち抜き刃が当たった側とは反対側に接着し、当該支持部材と前記ブレード本体との間の接着層の厚さが、前記支持部材の先端バリ部を除いて、前記ブレード本体の自由端側から固定端側に亘って略同一の厚さであると共に、当該接着層は、前記支持部材の端部よりブレード本体の自由端側へ突出していないことを特徴とするクリーニングブレードにある。
【0010】
また、接着層は固定端側にも実質的には突出しないようにするのが好ましい。
【0012】
本発明は、接着剤層の不均一さにより残留応力が生じ、これによりブレード本体が変形し易く、へたり易くなるという知見に基づくものである。
【0013】
かかる問題は、例えば、図5に示すように、ブレード本体2側に微少なR形状部5aを有する支持部材5を用いた場合にも生じることがわかった。すなわち、このR形状部5aは意識的に設けたものではなく、例えば、打ち抜き成形により形成されたものであるが、この場合、接着剤層6の膜厚が端部ほど徐々に厚くなり、硬化速度の差により残留応力が生じる。よって、ブレード本体と支持部材との間の接着剤層が端部まで略均一な厚さとすることにより、残留応力の発生を抑える。本発明はこれによりへたりが生じやすいという課題を解消する。
【0014】
本発明のクリーニングブレードのブレード本体を構成するゴム材料については特に限定されないが、例えば、ポリウレタンゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム等が挙げられる。耐摩耗性、永久歪及び感光体汚染の点から、特にポリウレタンゴムが望ましい。
【0015】
また、本発明のクリーニングブレードは、少なくとも、感光体に当接するエッジに、例えば、フッ素系樹脂粉体を含有するフッ素系ポリマ層等を有するようにしてめくれの発生を防止するようにしてもよい。
【0016】
本発明のクリーニングブレードを製造するには、例えば、予め成型したポリウレタンシートを短冊状に加工して、ホルダ(支持部材)に接着すればよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
【0018】
(実施例)
本実施例のクリーニングブレードは、図1に示すように、支持部材10にブレード本体20を接着層30を介して接着したものである。
【0019】
加熱溶解した下記ウレタンプレポリマに1,4−ブタンジオールおよびトリメチロールプロパンを下記配合比で混合し、予め加熱しておいた金型に注型し、加熱硬化させた。成形後、幅15mm、厚さ2.0mm、長さ310mmに切断加工したゴム弾性体をブレード本体20とした。一方、亜鉛メッキ鋼板を所定寸法に打ち抜いて支持部材10とした。この支持部材10のいわゆるバリ面側に接着剤でブレード本体20を接着した。
【0020】
このように製造したクリーニングブレードの接着層30の側面側を顕微鏡で観察したところ、略均一な厚みを有し、ブレード本体20の自由端側に実質的には突出していなかった。
【0021】
(実施例の配合)
エチレンアジペート系プレポリマ 100
(Mn=2000、NCO%=6.5%)
1,4−ブタンジオール 4.3
トリメチロールプロパン 2.2
(比較例)
実施例と同様なゴム弾性体を同様の寸法に切断加工してブレード本体とした。これを同様な支持部材のいわゆる打ち抜き面側に接着して、クリーニングブレードを得た。
【0022】
このように製造したクリーニングブレードの接着層の側面側を顕微鏡で観察したところ、図5に示すように、ブレード本体の自由端側に向かって厚さが徐々に大きくなっていた。
【0023】
(へたり試験)
実施例および比較例により製造されたクリーニングブレードを、図2に示すように支持部材10のブレード本体接着側とは反対側を台座50の支持台51に密着するように載置し、45℃、80%RHの温湿度条件下に72時間放置し、台座50の表面の高さH1とブレード本体の先端部の高さH2との差を測定し、初期の差からの変化量をへたりとした。それぞれ5サンプルずつ測定した結果を表1及び図3に示す。
【0024】
【表1】
Figure 0003719494
【0025】
この結果より、実施例のクリーニングブレードはへたりがほとんど見られず、へたりに対する耐久性が著しく改善されたものであることが確認された。
【0026】
【発明の効果】
本発明に係るクリーニングブレードは、ブレード本体の材質に拘わらずへたりが生じ難いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるクリーニングブレードの断面図である。
【図2】本発明の試験例を説明する概念図である。
【図3】試験例の結果を示すグラフである。
【図4】従来技術にかかるクリーニングブレードの断面図である。
【図5】従来技術のクリーニングブレードの問題点を示す概念図である。
【符号の説明】
10 支持部材
20 ブレード本体
30 接着層

Claims (1)

  1. トナー付着体上のトナーを除去するブレード本体と、これの一端部に接着層を介して接着される支持部材とを具備するクリーニングブレードにおいて、
    前記ブレード本体がポリウレタンからなり、
    前記支持部材と前記ブレード本体との重なり部の全面が接着部となって前記接着層を介して接着されており、
    前記支持部材が打ち抜き成形されたものであって前記ブレード本体を打ち抜き刃が当たった側とは反対側に接着し、
    該支持部材と前記ブレード本体との間の接着層の厚さが、前記支持部材の先端バリ部を除いて、前記ブレード本体の自由端側から固定端側に亘って略同一の厚さであると共に、
    当該接着層は、前記支持部材の端部よりブレード本体の自由端側へ突出していないことを特徴とするクリーニングブレード。
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