JP4465930B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVD等の光ディスク等のディスク状記録媒体をディスクトレーによってローディング及びアンローディングするトレー方式の光ディスクドライブ装置に適用するのに最適なディスクドライブ装置に関し、特に、ディスクトレーのローディング完了状態での位置決め精度の向上と、トレー出入口の密封性の向上とを実現するための技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、トレー方式の光ディスクドライブ装置では、光ディスクドライブ装置本体のフロントパネルに横長の開口であるトレー出入口を形成し、光ディスクをディスクトレー上の凹所内に載置して、そのディスクトレーをローディング機構によってトレー出入口から光ディスクドライブ装置本体内にローディング(引き込み)及びアンローディング(引き出し)することによって、光ディスクのローディング(光ディスクを引き込んでスピンドルモータにチャッキングする動作)及びアンローディング(光ディスクをスピンドルモータからチャッキング解除して引き出す動作)を行っている。
この際、スピンドルモータに対する光ディスクのチャッキングを高精度に行うためには、ローディング完了状態でのディスクトレーの位置決め精度が重要であり、光ディスクの記録及び/又は再生中の防塵性を得るために、ディスクトレーのローディング完了状態でのトレー出入口の密封性が重要である。
【0003】
そこで、トレー出入口の密封性の向上に関しては、本発明の発明者が先に出願して、特開平10−340515号公報によって公開された第1の従来例であって、図37及び図38に示すように、ディスクトレー201の水平状のトレー本体202の前面に脱着可能で、垂直状に組立てられた細長いトレーフロントパネル203の後面203aの後側で、トレー本体202の前端部分の外周に環状溝部204を形成し、その環状溝部204内にOリング形状の環状弾性体205を巻き付けるように嵌合させたものがある。この環状弾性体205は剪断面形状が丸形で、エンドレス状であり、ゴムや柔軟な合成樹脂によって金型で成形されたものであり、この環状弾性体205は初期締め付け応力を与えられた状態で環状溝部204内に巻き付けられている。
そして、ディスクトレー201のローディング完了状態で、環状弾性体205を光ディスクドライブ装置本体211のフロントパネル212に開口されている横長の開口であるトレー出入口213の内周面212aに弾性に抗して圧着させるようにして、トレー出入口213を密封している。
【0004】
また、米国特許5,625,072号公報で公開された第2の従来例であって、図39及び図40に示すように、発泡ウレタンフォーム等の非常に柔軟な弾性部材で成形された細長い額縁形状の弾性部材206を光ディスクドライブ装置本体211のフロントパネル212に開口されているトレー出入口213の外周の凹部212bの幅Wの狭い額縁形状の前面212cに両面テープ207で接着して、ディスクトレー201のローディング完了状態で、ディスクトレー201のトレーフロントパネル203の後面203aの外周をその額縁形状の弾性部材206の前面に弾性に抗して圧着させるようにして、トレー出入口213を密封している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来例は、ディスクトレー201のローディング完了状態で、環状弾性体205をトレー出入口213の内周面212aに圧着させる方式であり、また、第2の従来例は、ディスクトレー201のローディング完了状態で、額縁形状の弾性部材206をディスクトレー201のトレーフロントパネル203の後面203aとフロントパネル212のトレー出入口213の外周の額縁形状の前面212cとの間で弾性的に圧着させる方式であるから、これらは何れも、ディスクトレー201の引き込み位置を機械的に高精度に規制することができない。
従って、ディスクトレー201の引き込み完了位置に僅かなバラツキが発生し易く、スピンドルモータに対する光ディスクのチャッキングミスが発生し易いという問題があった。
【0006】
一方、これら第1及び第2の従来例は、何れも、ディスクトレー201のローディング完了状態でのトレー出入口213の密封性が高く、光ディスクの記録及び/又は再生中の高い防塵性が得られる。
しかし、第1の従来例は、Oリング形状の環状弾性体205を1本ずつ金型で成形しなければならず、製造コストが高くつく上に、その環状弾性体205にゴム等の柔軟性が高い素材が使用されていることから、組立て時に、その環状弾性体205をトレーフロントパネル203の後面203aの後側の幅が狭い環状溝部204内に正確に巻き付けにくい。また、ディスクトレー201の繰り返しのローディング及びアンローディングによるフロントパネル212との摩擦動作によって、その剪断面形状が丸形の環状弾性体205が環状溝部204外へ脱落し易いと言う問題があった。
【0007】
また、第2の従来例は、図42に示すように、1枚の剥離紙208上に1枚の両面テープ207によって接着した方形状の弾性部材基体209の外周部分に細長い額縁形状の弾性部材206を両面テープ207と共にカッター(図示せず)でカット209aした板上形態で納品される。そして、図41に示すように、その弾性部材基体209の外周部分から額縁形状の弾性部材206を両面テープ207と共に剥ぎ取って、フロンとパネル212のトレー出入口213の幅Wの狭い額縁形状の前面212cに接着するように使用される。
従って、弾性部材基体209の面積の大部分を占めている額縁形状の弾性部材206の内側部分209bが廃材となってしまい、材料費の無駄が多く、コスト高につく。しかも、細長い額縁形状の弾性部材206をフロントパネル212の外周凹部212bの幅Wが狭い額縁形状の前面212cに両面テープ207によって接着する作業は大変面倒な作業であり、作業性に欠けると言う問題もあった。
【0008】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、トレー本体の前面にトレーフロントパネルをワンタッチで脱着可能に組み付けるための構造上の特性を有しているディスクトレーを使用し、ローディング完了状態でのディスクドライブ装置本体に対するディスクトレーの位置決め精度の向上を図ると共に、トレー出入口の密封性を簡単な構造で実現することができるディスクドライブ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明のディスクドライブ装置は、合成樹脂で射出成形されたトレー本体と、合成樹脂で射出成形されて、前記トレー本体の前端に脱着可能で、垂直状に嵌合されたトレーフロントパネルとによって構成されたディスクトレーと、ディスクドライブ装置本体のフロントパネルに開口されたトレー出入口から前記ディスクトレーを出し入れするローディング機構とを備えたディスクドライブ装置において、前記トレー本体の前端に垂直状に一体成形されて、前記トレーフロントパネルが嵌合される嵌合壁部と、前記トレーフロントパネルの後面に一体成形されて、前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の外側に上方から嵌合されるほぼコ字状の嵌合枠部と、前記嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側に複数のスライドコアによってアンダーカットされて下方に開放された複数の中空部を介して垂直状に一体成形された複数の嵌合係止部であって、前記嵌合枠部を前記嵌合壁部の上部及び左右両側部に上方から嵌合させた時に、前記複数の嵌合係止部が前記複数の中空部を介して前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合される複数の中空部及び複数の嵌合係止部と、前記トレーフロントパネルの後面の下端近傍位置に沿った位置に一体成形された複数の係止部であって、前記嵌合枠部の前記複数の嵌合係止部を前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合させることによって、前記嵌合壁部の下端部の下側に係止される複数の係止部と、前記トレーフロントパネルの後面で、前記嵌合枠部の上部及び左右両側部の外側に沿ってほぼコ字状に形成されて、前記ディスクトレーが前記ローディング機構によって前記ディスクドライブ装置本体内のローディング完了位置までローディングされた時に、前記フロントパネル前面でトレー出入口の外周の上部及び左右両側部にほぼコ字状に当接密着されるトレー引き込み位置規制用リブと、前記トレーフロントパネルの合成樹脂による射出成形時に、前記複数の中空部をアンダーカットするための前記複数のスライドコアの垂直下方への抜き取りによって、前記トレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の内側に垂直状に成形されて、下方に開放された複数のスライドコア抜き取り用切欠き部と、前記複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端部分を横切るように、前記トレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又は前記ディスクドライブ装置本体のフロントパネルにおける前記トレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着された弾性部材であって、前記ディスクトレーが前記ローディング機構によって前記ディスクドライブ装置本体内のローディング完了位置までローディングされて、前記トレーフロントパネルの前記トレー引き込み位置規制用リブが前記ディスクドライブ装置のフロントパネルの前面に当接密着された時に、そのフロントパネルの前面の下端縁とトレーフロントパネルの後面との間で弾性に抗して圧縮されて、前記複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端から前記トレー出入口内への外気の流入を防止する弾性部材とを備えたものである。
【0010】
上記のように構成された本発明のディスクドライブ装置は、合成樹脂で射出成形されたトレー本体の前端の垂直状の嵌合壁部の外側に、合成樹脂で射出成形されたトレーフロントパネルの後面のほぼコ字状の嵌合枠部を上方から嵌合させるだけで、その嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側の複数の嵌合係止部が下方に開放された複数の中空部を介して嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合されると共に、トレーフロントパネルの後面の下部の複数の係止部が嵌合壁部の下側に係止されて、トレーフロントパネルをトレー本体の前面にワンタッチで脱着可能に組み付けることができる。
そして、ローディング完了状態では、ディスクトレーのトレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の上部と両側部の外側に沿ってほぼコ字状に形成されているディスクトレー引き込み位置規制用リブをディスクドライブ装置本体のフロントパネルのトレー出入口の外周の前面の上部及び左右両側部にほぼコ字状に当接密着させることにより、ディスクトレーの引き込み位置を機械的に高精度に規制することができる。
しかも、トレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又はディスクドライブ装置本体のフロントパネルにおけるトレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着された弾性部材は、ローディング完了状態で、ディスクドライブ装置本体のフロントパネルの前面の下端縁と、ディスクトレーのトレーフロントパネルの後面の下端縁との間で弾性に抗して圧縮されて、複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端(合成樹脂によるトレーフロントパネルの射出成形時に、トレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側に複数のスライドコアによってアンダーカットされた複数の中空部を介して複数の嵌合係止部を垂直状に一体成形するための、その複数のスラドコアの垂直下方への抜き取りによって嵌合枠部の内側に垂直状に成形されて下方に開放されている複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端)を閉塞するので、その複数のスライドコア抜き取り用切欠き部からトレー出入口内への外気の流入を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した光ディスクドライブ装置の実施の形態を図1〜図36によって、下記の順序で説明する。
(1)・・・ ディスクトレーのディスクトレー本体に対してフロントパネルをワンタッチで組み付けるための嵌合構造の説明
(2)・・・ ディスクトレーの引き込み位置を機械的に高精度に規制する構造及びトレー出入口の密封構造の第1の実施の形態の説明
(3)・・・ トレー出入口の密封構造の第2の実施の形態の説明
(4)・・・ 弾性部材基体の説明
(5)・・・ 光ディスクドライブ装置全体の説明
【0012】
(1)・・・ ディスクトレーのディスクトレー本体に対してフロントパネル部をワンタッチで組み付けるための嵌合構造の説明
図1〜図11に示すように、ディスクトレー7は、ABS樹脂等の合成樹脂によって金型で射出成形された水平状のディスクトレー本体7aと、同じく、ABS樹脂等の合成樹脂によって金型で射出成形された横長形状で、垂直状のトレーフロントパネル7bとによって構成されている。そして、水平状のトレー本体7aの前端面には横長形状で方形状の嵌合壁部171が垂直状に一体成形されている。
【0013】
そして、垂直状のトレーフロントパネル7bの前面172は上下方向に湾曲された円弧状に形成されていて、後面173には、トレー本体7aの嵌合壁部171の上部171a及び左右両側部171bの外側に上方から嵌合されるほぼコ字状の嵌合枠部174が一体成形されている。
そして、この嵌合枠部174の上部174aのほぼ中央部の後端部分の内側と、左右両側部174bの上端側で、後端部分の内側には複数(合計3つ)の嵌合係止部175、176が一体成形されている。
そして、トレーフロントパネル7bの後面173の下端近傍位置に沿った位置に複数(2個)の係止部177が横一列状に一体成形されている。
【0014】
そして、トレーフロントパネル7bの後面173で、嵌合枠部174の上部174a及び左右両側部174bの外側に沿ってほぼコ字状のトレー引き込み位置規制用リブ178が一体成形されている。なお、このリブ178の後方への突出高さは、嵌合枠部174の後方への突出高さより小さく設定されている。
そして、トレーフロントパネル7bの後面173で、ほぼコ字状の嵌合枠部174の内側には、その嵌合枠部174の後方への突出高さより小さい後方への突出高さの複数の垂直状リブ179と上下2列状の水平状リブ180とが一体成形されている。そして、これら複数の垂直状リブ179及び水平状リブ180の後端面と、複数の嵌合係止部175、176の前端面との間に、嵌合壁部171の上部171a及び左右両側部171bが下方から垂直状に嵌合される中空部181がアンダーカット加工されている。
【0015】
ところで、このような形状のトレーフロントパネル7bを金型で射出成形する際、嵌合枠部174の後端部分の内側に配置されている複数の嵌合係止部175、176が存在していなければ、このトレーフロントパネル7bを前後方向等に離型(二つ割りされること)される金型によって簡単に射出成形することが可能になる。
しかし、嵌合枠部174の外側にはディスクトレー引き込み位置規制用リブ178を射出成形し、かつ、嵌合枠部174の後端部分の内側に複数の中空部181を介して複数の嵌合係止部175、176をアンダーカット加工方法によって射出成形するためには、図8及び図9に1点鎖線で示すように、複数の嵌合係止部175、176とトレーフロントパネル7bの後面173との間に複数のスライドコア182をその後面173と平行状に挿入した金型を使用しなければならず、しかも、その複数のスライドコア182の金型(キャビティ)に対する抜き取り方向は垂直下方(矢印X方向)のみに限定されてしまう。
従って、複数のスライドコア182を用いた金型によって、このトレーフロントパネル7aを射出成形すると、複数のスライドコア182の垂直下方(矢印X方向)への抜き取りによって、トレーフロントパネル7bの後面173に複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183が垂直状に成形されてしまい、これら複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aは下側の水平状リブ180を貫通して下方に開放されることになる。
【0016】
そして、このような形状のトレーフロントパネル7bは、トレー本体7aの前端面の嵌合壁部171にワンタッチで組み付けることができる。
即ち、図10に実線で示すように、トレーフロントパネル7bの後面173の嵌合枠部174の内側で、複数の嵌合係止部175、176の前端面と複数の垂直状リブ179及び水平状リブ180の後端面との間の垂直状の中空部181内に、トレー本体7aの嵌合壁部171の上部171a及び左右両側部171bを相対的に挿入させるようにして、トレーフロントパネル7b及び嵌合壁部171の弾性を利用して、トレーフロントパネル7bのほぼコ字状の嵌合枠部174をトレー本体7aの嵌合壁部171の上部171a及び左右両側部171bに上方から嵌合させて、複数の嵌合係止部175、176を複数の中空部181によって嵌合壁部171の上部171aのほぼ中央部及び左右両側部171bの後側に上方から挿入する。
【0017】
この時、図10に実線で示すように、トレーフロントパネル7bの下端縁の近傍位置に沿って水平状に配置されている複数の係止部177が嵌合壁部171の前面171d上に乗り上げて、トレーフロントパネル7bが弾性に抗して左右方向の弓なり形状に撓み、複数の係止部177はそのままその嵌合壁部171の前面171d上を下方へスライドする。
そして、図10に1点鎖線で示すように、嵌合枠部174の上部174aが嵌合壁部171の上部171aに当接されて停止され、複数の嵌合係止部175、176が嵌合壁部171の上部171aのほぼ中央部及び左右両側部171bの後側に完全に挿入された瞬間に、トレーフロントパネル7bの下端側の複数の係止部177が嵌合枠部174の下方に外れる。
【0018】
すると、その瞬間に、トレーフロントパネル7bが弓なり形状から元の平面形状に自動的に弾性復帰して、複数の係止部177が嵌合壁部171の下部171cに自動的に係止されて、以後、トレーフロントパネル7bが嵌合壁部171から上方に抜け落ちることができなくなる。そして、フロントパネル7bが元の平面形状に弾性復帰したことによって、その後面173上の複数の垂直状リブ179及び水平状リブ180と、嵌合枠部174の複数の嵌合係止部175、176との間で、嵌合壁部171の前後両面171d、171eが前後から弾性的に挟み付けられる。
これにより、トレーフロントパネル7bがトレー本体7aの前面に上下、左右及び前後にガタツキの全くない状態に、ワンタッチで組み付けられる。
【0019】
しかし、このように、トレーフロントパネル7bの後面173のほぼコ字状の嵌合枠部174の上部174a及び左右両側部174bの内側に複数の嵌合係止部175、176を複数のスライドコア182によって複数の中空部181を介してアンダーカット加工した形状のトレーフロントパネル7bでは、図8、図9及び図11に示すように、トレーフロントパネル7bの後面173に形成された複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aが下方に開放されていることから、トレー出入口6の密封性が非常に悪くなる。
即ち、図11に示すように、ディスクトレー7が後述するように、光ディスクドライブ装置本体2内に矢印a方向にローディング完了された状態で、トレー本体7aの後面173の下端部分に複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aが開放されているために、光ディスクDの記録及び/又は再生中に外気ARが、その複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aからトレー出入口6の下側部分を通って光ディスクドライブ装置本体2内に容易に流入する。そして、その外気AR中の塵埃等が光ディスクD等に付着して、ドロップアウトを招くと言う不都合を発生してしまう。
【0020】
そこで、この光ディスクドライブ装置1では、上記したように、トレー本体7aの前面にトレーフロントパネル7bをワンタッチで脱着可能に組み付けるための構造上の特性を有しているディスクトレー7を使用し、ローディング完了状態での光ディスクドライブ装置本体2に対するディスクトレー7の位置決め精度の向上を図ると共に、トレー出入口6の密封性を簡単な構造で実現することができる光ディスクドライブ装置1を提供することを目的としていて、以下、その実施の形態を説明する。
【0021】
(2)・・・ ディスクトレー引き込み位置を機械的に高精度に規制する構造及びトレー出入口の密封構造の第1の実施の形態の説明
図1〜図4に示すように、この第1の実施の形態では、まず、トレーフロントパネル7bの後面173で、嵌合枠部175の上部175a及び両側部174bの外側に沿って前述したほぼコ字状のトレー引き込み位置規制用リブ178が一体成形されている。
次に、図1〜図4に示すように、ほぼ角柱形状に形成された弾性部材185を両面テープ186によってトレーフロントパネル7bの後面173の下端縁(下部の水平状リブ180より下の水平領域を言う)173aに沿って、トレー引き込み位置規制用リブ178の左右両側部178aの下端部間に亘って水平状に接着し、前述したトレーフロントパネル7bの後面173における複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aを、この弾性部材185によって閉塞する。そして、この弾性部材185は複数の垂直状リブ179及び水平状リブ180より後方への突出高さH1より大きな厚みH2に設定されている。
【0022】
従って、図1に示すように、後述するローディング機構によってディスクトレー7が光ディスクドライブ装置本体2内に矢印a方向にローディング完了された時に、トレーフロントパネル7bの嵌合枠部174が光ディスクドライブ装置本体2のフロントパネル4の内に挿入され、トレーフロントパネル7bのほぼコ字状のトレー引き込み位置規制用リブ178がフロントパネル4のトレー出入口6の外周に形成されている外周凹部4aの前面4bのほぼコ字状の領域に矢印a方向から当接密着されて、そのトレー引き込み位置規制用リブ178によってディスクトレー7の矢印a方向への引き込み位置が機械的に高精度に規制される。
従って、後述するような、ディスクトレー7bのローディング完了に引き続く、スピンドルモータへの光ディスクのチャッキングをミスなく確実に実行することができる。
【0023】
そして、図1に示すように、このディスクトレー7bのローディング完了状態では、フロントパネル4のトレー出入口6内に挿入されたトレーフロントパネル7bの後面173の下端縁173aに沿って接着されている弾性部材185がフロントパネル4の外周凹部4aの前面4bの下端縁4cに弾性に抗して圧着、圧縮される。
そして、この弾性部材185は、トレーフロントパネル7bの後面173における複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183の下端183aを閉塞していることから、この弾性部材185がフロントパネル7bの後面173とフロントパネル4の前面4bの下端縁4cとの間で前後両側から弾性に抗して圧着されることによって、トレー出入口6の外周がトレー引き込み位置規制用リブ178と弾性部材185とによって密封されて、図1に点線で示すように、外気ARが複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183を通ってトレー出入口6内へ流入されることを完全に防止することができる。
従って、後述する光ディスクの記録及び/又は再生中に、外気AR中の塵埃が、その複数のスライドコア抜き取り用切欠き部183を通ってトレー出入口6から光ディスクドライブ装置本体2内に流入されて、光ディスク等に付着し、ドロップアウト等を招くことを未然に防止することができて、光ディスクの記録及び/又は再生の特性を著しく向上させることができる。
【0024】
なお、弾性部材185を両面テープ186によってトレーフロントパネル7bの後面173の下端縁173aに沿って接着する作業は、通常、図3及び図4に示すように、トレーフロントパネル7bをトレー本体7aの前面に組み付ける作業の前に実行されるので、その弾性部材185の接着作業は非常に簡単に行える。但し、トレーフロントパネル7bをトレー本体7aの前面に前述したように組み付けた後においても、弾性部材185を両面テープ186によってトレーフロントパネル7bの後面173の下端縁に沿って比較的簡単に接着することが可能である。
【0025】
(3)・・・ トレー出入口の密封構造の第2の実施の形態の説明
図5に示すように、この第2の実施の形態では、光ディスクドライブ装置本体2のフロントパネル4における外周凹部4aの前面4bの下端縁4cで、トレーフロントパネル7bの後面173における下端縁173aと対向する位置に弾性部材185を両面テープ186によって水平状に接着したものである。
従って、この第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態と同様に、ディスクトレー7の光ディスクドライブ装置本体2内への矢印a方向からのローディング完了状態では、弾性部材185がフロントパネル4の前面4bと、トレーフロントパネル7bの後面173との間で前後両側方から弾性に抗して圧着されて、トレー出入口6の外周が密封されることになる。
【0026】
(4)・・・ 弾性部材基体の説明
次に、図6及び図7に示すように、ほぼ角柱形状に形成された弾性部材185の納品形態は、1枚の剥離紙187上に1枚の両面テープ186によって接着された弾性部材基体188をカッター(図示せず)によってその両面テープ186と共に(但し、剥離紙187を除く深さまで)、一定間隔で平行状にカット189された形態であり、ほぼ角柱形状に形成された複数本の弾性部材185が1枚の剥離紙187上にそれぞれ小幅の両面テープ186によって接着されている構造となっている。
【0027】
従って、弾性部材185をトレーフロントパネル7bの後面173の下端縁173aやフロントパネル4の前面4bの下端縁4cに沿って水平状に接着する際には、納品された弾性部材基体188から弾性部材185を1本ずつ、両面テープ186と一体に剥離してトレーフロントパネル7bやフロントパネル4に順次貼り付ければ良く、その貼り付け作業を非常に効率よく行える。
そして、その納品形態によれば、剥離紙187上の弾性部材基体188を単にカッターによって平行状にカットするだけで、複数本の弾性部材185を作成することができるので、弾性部材185の作成に、図37及び図38に示した第1の従来の環状弾性体205のように金型で射出成形する必要が全くなく、製造コストを大幅にダウンすることができる。また、弾性部材基体188全体が複数本の弾性部材185の集合体となっていて、図41及び図42に示した第2の従来の額縁形状の弾性部材206のように廃棄する部分が全くないので、材料費の無駄が全くなく、非常に経済的である。このために、この弾性部材185では、例えば、図37及び図38に示した第1の従来例の環状弾性体105に比べて、1/3〜1/4の低価額で、安価に製造することが可能である。
【0028】
なお、この弾性部材185の素材としては、マイクロセルポリマーシートであって、PORON(イノアックコーポレーションの商品名)が最適であり、この素材は、低反発性(低圧縮応力にて曲面や凹凸面への追従性に優れていること)、薄さ+柔らかさ+剛性感(薄く、柔らかな素材ながら、適度な剛性感を有し、加工性、作業性に優れていること)、高衝撃吸収性(衝撃や振動に対する吸収性に優れ、防振性も有していること)、圧縮残留歪(通常の発泡体のようなヘタリが殆んどないこと)、高いシール性(追従性により長期間に亘り、安定したシール性を維持すること)、寸法安定性(高応力、高歪条件に対しても更に寸法安定性に優れていること)、非汚染性(可塑剤を含んでいないことにより、他素材への汚染等が極めて小さいこと)等の優れた特性を有している。
【0029】
(5)・・・ 光ディスクドライブ装置全体の説明 次に、図12〜図36によって、光ディスクドライブ装置1全体について説明する。
まず、図27〜図36によって、ディスクドライブ装置である光ディスクドライブ装置1の概要について説明すると、図27及び図28に示すように、この光ディスクドライブ装置1の光ディスクドライブ装置本体2は、板金でプレス加工されたメインシャーシ3と、合成樹脂で成形されたフロントパネル4と、板厚が薄めの板金で形成された上カバー5とによって扁平な箱型に構成されている。そして、フロントパネル4の上部側に形成された横長の開口であるトレー出入口6から矢印a、b方向に水平状に出し入れされるディスクトレー7によってディスク状記録媒体である光ディスクDが光ディスクドライブ装置本体2内に矢印a、b方向にローディング及びイジェクトされるように構成されている。そして、フロントパネル4の下部側にはメモリスティック(ソニー株式会社の商品名)等のフラッシュメモリが内蔵されたカード型記録媒体の挿入口8、イジェクト釦9、ボリューム10、ヘッドホンジャック11、イマージェンシーイジェクト用穴12、動作状態表示用LED(発光ダイオード)13等が配置されている。
【0030】
そして、図29に示すように、メインシャーシ3は鉄板等の厚手の板金でプレス加工されたものであって、このメインシャーシ3には水平壁部3aと、その水平壁部3aの左右両側と後端から上方に垂直状に立ち上げられた左右一対の垂直壁部3bと後端側垂直壁部3cとが備えられていて、左右一対の水平壁部3aの前端側が前端開放部3dによって開放されている。そして、その水平壁部3aのほぼ中央部には方形状で大型の中央開口部3eが形成されている。また、水平壁部3aの外周から下方に立ち下げられた複数のスタンド部3fも備えられている。
【0031】
そして、このメインシャーシ3内に組み込まれるユニットや部品等としては、ローディング機構21を構成するローディングギアユニット22、スライドカム41、昇降駆動フレーム51、ピックアップユニットである光学ピックアップユニット61やディスククランパーユニット91等がある。そして、スライドカム41、昇降駆動フレーム51、光学ピックアップユニット61のピックアップ搭載フレームであるユニットフレーム62等はメインシャーシ3と同様に板金等の厚手の板金によってプレス加工されていて、ディスククランパーユニット91のクランパー支持フレーム92は板金等の薄手の板金でプレス加工されている。
【0032】
ここで、光ディスクドライブ装置本体2の組立て順序について説明すると、まず、図29及び図30に示すように、メインシャーシ3の水平壁部3aの前端側の搭載位置P1にローディングギアユニット22を上方から嵌め込む。
この際、ローディングギアユニット22は入力プーリ23と、その入力プーリ25にゴムベルト24を介して連動されたギア付プーリ25と、そのギア付プーリ25に連動された減速ギアである中間ギア26と出力ギアである全周ギア27及び扇形ギア28とによって構成されていて、これら入力プーリ23、ギア付プーリ25、中間ギア26、全周ギア27及び扇形ギア28の合計5枚のギア部品をメインシャーシ3の水平壁部3a上の搭載位置P1上に垂直状に取り付けられているモータ軸29及び3本の支軸31、32、33に上方から挿入するように嵌め込む。この際、全周ギア27と扇形ギア28は同一の支軸33に上下2段に重ねられて嵌め込まれている。なお、モータ軸29とは水平壁部3aの下部にネジ止めされたローディングモータ30のモータ軸である。
【0033】
次に、図30〜図32に示すように、スライドカム41をローディングギアユニット22の上部に上方から嵌め込んで、その一部をメインシャーシ3の中央開口部3e内の前端側に挿入する。
この際、スライドカム41は水平板部41aとその水平板部41aの後端から下方に垂直状に折り曲げられた垂直板部41bとによって側面形状がL型に形成されている。
【0034】
そこで、このスライドカム41の水平板部41aに形成された合計3本のガイド溝42を水平板部41a上に垂直状に切り起された2本のガイド突起43と1本の支軸31の上端に上方から嵌合させて、垂直板部41bを中央開口部3e内の前端側に垂直状に挿入する。すると、このスライドカム41は2本のガイド突起43と1本の支軸31の上端部分に形成されている溝部44で水平状に支持されて、ディスクトレー7のローディング及びアンローディング方向である矢印a、b方向に対して直角な横方向である矢印c、d方向に水平にスライド自在に組み立てられる。そして、図21〜図26に示すように、このスライドカム41の垂直板部41bの一端側の前面に一体にプレス加工されたラック45がローディングギアユニット22の全周ギア26の下部の扇形ギア28に噛合可能になる。なお、このスライドカム41の水平板部41aの左右両端部分の上部には左右一対のガイドピン46が垂直状に固着されていて、図22及び図25に示すように垂直板部41bにはほぼZ形の左右一対のカム溝47が平行状に形成されている。
【0035】
次に、図31及び図32に示すように、昇降駆動フレーム51を中央開口部3eの前端側の組込み位置P2に嵌め込んで、その昇降駆動フレーム51をメインシャーシ3に上下方向である矢印c、d方向に回動自在に取り付けると共に、スライドカム41で昇降駆動フレーム51をその矢印e、f方向に駆動できるように連結する。
この際、この昇降駆動フレーム51は、水平板部51aと、その水平板部51aの左右両側から後方へ平行状に延出された左右両側アーム部51bと、その水平板部51aの前端から上方に垂直状に立ち上げられた高さが低い前端縁部51cとによって平面形状がほぼコ字状に形成されている。そして、左右両側アーム部51bの後端部の左右両側と、前端側の左右両側とにそれぞれ同一中心状に配置された左右各一対の支点ピン52とガイドピン53が水平状に突設されている。そして、前端縁部51cの前面には左右一対のカム従動ピン54が水平状に突設されている。
【0036】
そこで、左右一対の支点ピン52とガイドピン53をメインシャーシ3の中央開口部3eの左右両側から下方に垂直状に立ち上げられている左右一対の内側垂直壁部3gに形成されている左右一対の支点ピン嵌合穴55と、左右一対の円弧状ガイド溝56に嵌め込んで、昇降駆動フレーム51をメインシャーシ3にその左右一対の支点ピン52を中心に上下方向である矢印c、d方向に回動自在に取り付ける。
そして、この後、後述するように、左右一対のカム従動ピン54をスライドカム41の垂直板部41bに形成されている左右一対のほぼZ形のカム溝47の上端部47a内に挿入して係合させる。
【0037】
すると、スライドカム41の矢印c、d方向のスライド運動によって左右一対のカム従動ピン54が左右一対のカム溝47によって上下方向である矢印e、f方向に昇降駆動されて、昇降駆動フレーム51が左右一対の支点ピン52を中心に中央開口部3e内で矢印e、f方向に昇降駆動されるように、これらスライドカム41と昇降駆動フレーム51とが連結される。
【0038】
次に、図32及び図33に示すように、光学ピックアップユニット61のユニットフレーム62の後端部62aと前端部62bの左右両側部に形成されている左右各一対、合計4つのインシュレータ嵌合部63に、ゴム等の弾性部材によってほぼダルマ形状に成形されているそれぞれ左右一対、合計4つのインシュレータ64、65をこれらの中間部によって垂直状に嵌合させる。そして、後端側の左右一対のインシュレータ64の中心に上方から挿通した左右一対のフランジ付止ネジ66、67をメインシャーシ3の水平壁部3aの中央開口部3eの後端側の上部の搭載位置P3に上方から捩じ込んで取り付けるようにして、そのユニットフレーム62の後端部62aをメインシャーシ3の水平壁部3aの後端側の上部に左右一対のインシュレータ64を介して弾性的に取り付ける。また、前端側の左右一対のインシュレータ65の中心に上方から挿通した左右一対の止ネジ67を昇降駆動フレーム51の水平板部51aの上部の搭載位置P4に上方から捩じ込んで取り付けるようにして、そのユニットフレーム62の前端部62bを昇降駆動フレーム51の上部に左右一対のインシュレータ134を介して弾性的に取り付ける。
【0039】
以上により、光学ピックアップユニット61がメインシャーシ3の中央開口部3e内で、メインシャーシ3の水平壁部3aの後端側と、昇降駆動フレーム51との上部間に跨がるようにして合計4つのインシュレータ64、65を介して弾性的に取り付けられる。
そして、昇降駆動フレーム51の矢印e、f方向の昇降駆動によつて、光学ピックアップユニット131が後端側の左右一対のインシュレータ64を回動支点として、矢印g、h方向にスイング運動によって昇降駆動することができるように組立てられる。
【0040】
次に、図33及び図34に示すように、ディスクトレー7をメインシャーシ3の前端開放部3dから水平壁部3aの上部の左右両側位置に矢印a方向から水平状に挿入して取り付ける。
この際、ディスクトレー7はABS等の合成樹脂によって成形されていて、水平状のトレー本体7aの前端に垂直状で横長形状のトレーフロントパネル7bが一体に結合されている。そして、トレー本体7aの前端側の上部にほぼ円形状の凹所7cが形成されていて、その凹所7cの中央部から後端部7d側に向けてトレーセンターに沿った大型の長穴である底面開口部7eが形成されている。また、後端部7dの一側部には後述するスレッド移動機構81のスレッド駆動モータ82に対する逃げ用の切欠き部7fが形成されている。そして、トレー本体7aは前後方向(矢印a、b方向)に対して直角な方向の断面形状が下向きの浅いほぼコ字状に形成されていて、そのトレー本体7aの左右両側で、最下端位置に沿って左右一対の平行状のガイドレール部7gが一体成形されている。
【0041】
そこで、このディスクトレー7の左右一対のガイドレール部7gをメインシャーシ3の左右一対の垂直壁部3bの内側で、水平壁部3aの左右両側位置上に形成されている左右一対のガイド溝部3h内に矢印a方向に水平状に挿入する。すると、ディスクトレー7がローディングギアユニット22及びスライドカム41の上部を左右方向に跨ぐようにして、メインシャーシ3内に矢印a方向に水平状に挿入されて取り付けられる。
そして、メインシャーシ3内に矢印a方向から挿入されたディスクトレー7の下面に形成されている後述するラック及びガイド溝がローディングギアユニット22の全周ギア27とスライドカム41のガイドピン46の1つに噛合及び挿入されることになる。
【0042】
次に、図34及び図35に示すように、メインシャーシ3の左右一対の垂直壁部3bに水平状に折り曲げ加工されている左右一対のディスククランパーユニット取付け部3iの上部に、ディスククランパーユニット91のディスククランパー支持フレーム92の左右両端部92aを水平状に載置して、左右各一対の位置決めピン93と止ネジ94によって位置決めしてネジ止めする。そして、ディスククランパー支持フレーム92の中央部に形成されている円形凹所95内に合成樹脂で成形された円板状のディスククランパー96が挿入されて、このディスククランパー96が円形凹所95内に回転自在及び上下方向に移動自在となるように遊びを有する状態で水平状に支持されている。そして、ディスククランパー96が光学ピックアップユニット61のスピンドルモータ68の真上位置に遊びを有する状態で水平状に架設されている。
【0043】
そして、次に、図36に示すように、鉄板等の薄手の板金で下向きのほぼコ字状にプレス加工されている上カバー5をメインシャーシ3の左右一対の垂直壁部3b及び後端の垂直壁部3cの外側に被せるようにして、その上カバー5をメインシャーシ3に上方から嵌め込んで、その上カバー5をメインシャーシ3に係止爪構造やネジ止め等によって取り付ける。
そして、最後に、図27及び図28に示すように、合成樹脂で成形されているフロントパネル4をメインシャーシ3の左右一対の垂直壁部3bの前端部の外側及び上カバー5のコ字状の前端部の外側に嵌め込んで複数の係止部(図示せず)によって係止すれば、図28に示された光ディスクドライブ装置1の組立てが完了する。
【0044】
ところで、この光ディスクドライブ装置1は、ディスク状記録媒体である光ディスクDのローディング時には、図27に示すように、光ディスクドライブ装置本体2外に矢印b方向にイジェクトされているディスクトレー7の凹所7c内に光ディスクDを水平状に載置する。そして、ディスクトレー7のトレーフロントパネル7bを矢印a方向に軽く押すと、ローディングスイッチがONされて、ローディング機構21のローディングモータ30が正回転駆動されて、ローディングギアユニット22の全周ギア27が正回転駆動される。
すると、全周ギア27によってディスクトレー7の後述する直線ラック16が駆動されて、図16及び図28に示すように、ディスクトレー7が光ディスクドライブ装置本体2内の矢印a方向にローディングされ、図1又は図4に示すように、前述したトレーフロントパネル7bのトレー引き込み位置規制用リブ178がフロントパネル4の前面4bに当接されて、ディスクトレー7の引き込み位置が機械的に高精度に規制される。そして、光ディスクDが光学ピックアップユニット61のスピンドルモータ68の真上位置に高精度に位置決めされる。
【0045】
そして、ディスクトレー7のローディングが完了すると、全周ギア27がディスクトレー7の直線ラック16から外れて、スライドカム41のラック45がローディング機構21の扇形ギア28に噛合され、図21及び図22に示すように、この扇形ギア28によってスライドカム41が矢印d方向にスライド駆動される。
【0046】
すると、スライドカム41の左右一対のカム溝47によって昇降駆動フレーム51の左右一対のカム従動ピン54が上昇駆動されて、図14に示すように、昇降駆動フレーム51が左右一対の支点ピン52を中心に矢印e方向に回動駆動されて、光学ピックアップユニット61が後端側の左右一対のインシュレータ64を中心にして矢印g方向に上昇されて、光学ピックアップユニット61のスピンドルモータ68の上端のディスクテーブル69上に光ディスクDがディスククランパー96によってチャッキングされて、その光ディスクDがディスクトレー7の凹所7cの上方に水平状に浮上される。そして、この時点でローディングモータ30が自動停止する。
【0047】
そして、ホストコンピュータからの記録及び/又は再生の指令信号が入力されて、後述するスピンドルモータ68によって光ディスクDが回転駆動され、光学ピックアップユニット61の光学ピックアップ71によって光ディスクDのデータの記録及び/又は再生が行われる。
【0048】
そして、光ディスクDのデータの記録及び/又は再生の終了後に、イジェクト釦9が押されると、ローディングモータ30が逆回転駆動されて、ローディングギアユニット22の全周ギア27及び扇形ギア28が逆回転駆動される。
すると、図24及び図25に示すように、ローディング時の逆動作で、スライドカム41が矢印c方向にスライド駆動されて、図15に示すように、昇降駆動フレーム51が矢印f方向に回動駆動されて、光学ピックアップユニット61が矢印h方向に下降駆動される。そして、ディスクテーブル69がディスククランパー96から下方へ離脱されて、光ディスクDがディスクトレー7の凹所7c内に載置される。そして、この後、ローディングギアユニット22の全周ギア27によってディスクトレー7が図27に示すように、矢印b方向にイジェクトされて、光ディスクDが光ディスクドライブ装置本体2外へ取り出されるように構成されている。
【0049】
ところで、図16〜図20、図33に示すように、ディスクトレー7はABS樹脂等の合成樹脂によって成形されていて、水平状のトレー本体7aの前端に垂直状で横長形状のトレーフロントパネル7bが一体に結合されている。そして、トレー本体7aの前端側の上部にほぼ円形状の凹所7cが形成されていて、その凹所7cの中央部から後端部7d側に向けてトレーセンターに沿った大型の長穴である底面開口部7eが形成されている。また、後端部7dの一側部には後述するスレッド移動機構81のスレッド駆動モータ82に対する逃げ用の切欠き部7fが形成されている。そして、トレー本体7aは前後方向(矢印a、b方向)に対して直角な方向の断面形状が下向きの浅いほぼコ字状に形成されていて、そのトレー本体7aの左右両側で、最下端位置に沿って左右一対の平行状のガイドレール部7gが一体成形されている。そして、このディスクトレー7の後端部7dで、他方の側部側に偏位された位置には弾性アーム部7iが一体成形されている。
【0050】
そして、このディスクトレー7の底面で、左側(図17で矢印c方向側を言う)のガイドレール部7gの下面に沿ってトレーセンターと平行な矢印a、b方向の直線ガイド溝部15が一体成形されていて、その直線ガイド溝部15がの右横(図17で矢印d方向側の横位置を言う)に沿って直線ラック16と直線ガイド溝部17が平行状に一体成形されている。なお、直線ガイド溝部17の前端側(図17で矢印b方向側を言う)にはほぼ45°に傾斜された傾斜ガイド溝部18を介して直角状に屈曲された直角ガイド溝部19が一体に接続された形状に一体成形されている。また、ディスクトレー7の底面で右側(図17で矢印d方向側を言う)の位置には傾斜ガイド溝部18及び直角ガイド溝部19と同じ形状で、かつ、同一位相状態の傾斜ガイド部18aと直角ガイド溝部19aが一体成形されていて、その傾斜ガイド部18aの後端(図17で矢印a方向側の端部を言う)は開放部18bによって開放されている。
【0051】
そして、図16及び図20に示すように、このディスクトレー7はメインシャーシ3の前端開放部3dから左右一対のガイド溝部3h内に左右一対のガイドレール部7gを矢印a方向に挿入させるようにして、そのメインシャーシ3の水平壁部3a上に水平状に挿入されている。
そして、前述したように、板金でプレス加工されているメインシャーシ3の左右一対のガイド溝部3hは水平壁部3aの左右両端と、左右一対の垂直壁部3bと、その左右一対の垂直壁部3bから内側に水平状に切り起された複数の突片3jとによってコ字状に囲まれた左右対称状の空間内に形成されている。従って、これら左右一対のガイド溝部3hの内側対向部は開放部3hによって開放されている。
【0052】
そして、メインシャーシ3の水平壁部3aの左側の端部(図20で左側の端部を言う)上に絞り加工等にて一体に形成された副数個(例えば3個)のガイドピン部3mが矢印a、b方向に沿った一列状に配置されている。そして、この複数のガイドピン部3mによってディスクトレー7の左側のガイドレール部7gを案内する片側ガイド機構が構成されていて、この片側ガイド機構によってディスクトレー7がメインシャーシ3に対して矢印a、b方向にスムーズにスライドできるように構成されている。
なお、ディスクトレー7の矢印a方向へのローディング完了時点では、このディスクトレー7の弾性アーム部7iがメインシャーシ3の後端垂直壁部3cに矢印a方向から弾性に抗して押圧されて停止されるように構成されている。
【0053】
また、図12〜図15に示すように、光学ピックアップユニット61は板金でプレス加工されたユニットフレーム62の前端部62b側位置にスピンドルモータ68が下方からのビス止め方式によって垂直状に固着されていて、そのスピンドルモータ68のロータの上端に一体に形成されて回転駆動されるディスクテーブル69がユニットフレーム62の上方の所定高さ位置に配置されている。
【0054】
そして、ピックアップ手段である光学ピックアップ71はスレッド72に搭載されていて、このスレッド72には対物レンズが2軸アクチュエータ73によって上向きの垂直状に取り付けられている。そして、このスレッド72はユニットフレーム62のほぼ中央部に沿って形成された中央開口部75内に配置されていて、ユニットフレーム62の下面に平行状に取り付けられたステンレス等の金属製の左右一対のガイド軸であるガイド主軸76とガイド副軸77によって案内されて矢印a、b方向に水平移動(シーク動作)されるように構成されている。そして、スピンドルモータ68及び対物レンズ73はトレーセンターと同一位相のスキャニングセンターPo 上に配置されている。なお、スレッド72はガイド主軸76の外周に一対のスラスト軸受72aによって遊び(ガタツキ)の全くない状態にスライド自在に挿通されていて、ガイド副軸77に対してはU型溝72bによって遊びを有する状態にスライド自在に係合されている。
【0055】
そして、この光学ピックアップユニット61にはスレッド移動機構81が取り付けられている。このスレッド移動機構81はユニットフレーム62の右側端部(図12で矢印d方向側の端部を言う)に沿ってガイド主軸76と平行状に取り付けられていて、スレッド駆動モータ82と、合計4枚の減速ギアで構成されたギアトレイン83とを有していて、そのギアトレイン83の最終段の出力ギアがピニオン84に構成されていて、そのピニオン84がスレッド72の右側端部に固着されてスキャニングセンターPo と平行状に配置されたラック85に噛合されている。そして、スレッド駆動モータ82によってギアトレイン83を介してピニオン84を正逆回転駆動することにより、そのピニオン84でラック85を介してスレッド72をガイド主軸76及びガイド副軸77に沿って矢印a、b方向にシーク駆動されるように構成されている。
【0056】
そして、前述したように、ユニットフレーム62の前後両端部62a、62bには、そのユニットフレーム62の左右両側面62cから切り込まれた合計4つのほぼΩ形状のインシュレータ嵌合部63が形成されている。そして、ゴム等の弾性部材によってほぼダルマ形状に成形されている合計4つのインシュレータ64、65が、これらの上下軸方向のほぼ中央部分に形成されている環状凹部64a、65aによってユニットフレーム62の合計4つのインシュレータ嵌合部63に左右両側方から弾性に抗して水平状に挿入されて嵌合されている。そして、これらのインシュレータ64、65の中空部に上方から垂直状に挿通された合計4つのフランジ付止ネジ66、67をメインシャーシ3の水平壁部3aの後端部と昇降駆動フレーム51に上方から捩じ込んで垂直状に取り付けることによって、このユニットフレーム62の後端部62aと前端部62bがメインシャーシ3の水平壁部3aの後端部分の上部と、昇降駆動フレーム51の上部とにその合計4つのインシュレータ64、65を介して弾性的(振動的に浮かされていること)に取り付けられている。
【0057】
そして、図14及び図15に示すように、昇降駆動フレーム51が左右一対の支点ピン52を中心にメインシャーシ3に対して上下方向である矢印e、f方向に回転駆動されることによって、ユニットフレーム62が上昇されて水平となる上昇位置と斜め前方下方に傾斜された下降位置との間で後端部62aの左右一対のインシュレータ64部分を回動支点にしてメインシャーシ3に対して矢印g、h方向に上下方向に回転駆動されるように構成されている。
【0058】
また、図21〜図26に示すように、ローディング機構21のローディングギアユニット22は前述したようにローディングモータ30によって入力プーリ23、ゴムベルト24、ギア付プーリ25及び中間ギア26を介して正逆回転駆動される上下2段の出力ギアである全周ギア27と、扇形ギア28を備えている。但し、ギア付プーリ25、中間ギア26、上下2段に重ねられている全周ギア27及び扇形ギア28は水平壁部3a上に垂直状に固着されている3本の支軸31、32、33の外周に取り付けられている。そして、ディスクトレー駆動機構34が全周ギア27とディスクトレー7の直線16とによって構成され、光学ピックアップユニット駆動機構35が扇形ギア28とスライドカム41のラック45とによって構成され、ディスクトレー駆動機構34と光学ピックアップユニット駆動機構35との駆動状態を順次自動的に切り替える差動機構36がディスクトレー7の直線ガイド溝部17、傾斜ガイド溝部18、18a及び直角ガイド溝部19、19aとスライドカム41の左右一対のガイドピン46とによって構成されている。なお、図21〜図26に示すように、メインシャーシ3の水平壁部3aの前端部の上部で、全周ギア27の下部位置には扇形ギア28のストッパーピン37と、扇形ギア28の位置決め基準ピン29が絞り加工等によって一体に成形されている。また、中間ギア26の下段の小径ギア26aが全周ギア27と扇形ギア28に共通に噛合されている。
【0059】
そして、図16〜図20に示すように、メインシャーシ3の水平壁部3aの上部で、左右両側壁部3bの内側の左右一対のガイド溝部3h内にディスクトレー7の左右一対のガイドレール部3gを水平状に挿入させるようにして、そのディスクトレー7をメインシャーシ3内に矢印a方向から挿入することによって、全周ギア27が直線ラック16に噛合され、スライドカム41の右側のガイドピン46が直線ガイド溝部17内に挿入される。
【0060】
図22及び図25に示すように、板金のプレス加工によってほぼL型に成形されているスライドカム41の垂直板部41bには左右一対のカム溝42が平行状に形成されていて、これら左右一対のカム溝42は水平状の上端部42aと、ほぼ45°に傾斜された傾斜部42bと、水平状の下端部42cとによってほぼZ形に形成されていて、上端部42aの先端の上部に切り欠かれた開放部42dが水平板部41aに開放されている。
そして、図25に示すように、昇降駆動フレーム51の前端の左右一対のカム従動ピン54が左右一対のカム溝42の上端の開放部42dを通して上端部42a内に水平状に挿入されている。
【0061】
ここで、ローディング機構21の動作について説明すると、まず、ディスクトレー7がメインシャーシ3外へ矢印b方向にイジェクトされたイジェクトエンド状態では、前述したようにストッパー機構101によって停止されていて、このイジェクト完了状態では、図17に1点鎖線で示す位置にてローディングギアユニット22の全周ギア27が直線ラック16に噛合されている。そして、このイジェクト完了状態では、図24〜図26に示すように、扇形ギア28が矢印i方向に回転されて停止されていて、この扇形ギア28がその入力側のギアである中間ギア25の下段の小径ギア26aから矢印i方向に離脱されている。そして、このイジェクト完了状態では、扇形ギア28によってスライドカム41がラック45を介して駆動されて、矢印c方向にスライドされている。そして、このスライドカム41の矢印c方向へのスライドによって、昇降駆動フレーム51の左右一対のカム従動ピン54がそのスライドカム41の左右一対のカム溝42の上端部42aから傾斜部42bを経て下端部42cまで矢印f方向に下降され、図15に示すように、光学ピックアップユニット61が後端部の左右一対のインシュレータ64部分を回動支点にして下降位置まで矢印h方向に下降されている。
【0062】
そこで、前述したように、ディスクトレー7の凹所7c内に光ディスクDを水平状に載置した後に、トレーフロントパネル7aが後方である矢印a方向に軽く押されてローディングスイッチがONされると、ローディングモータ30が正回転駆動されて、図21〜図23に示すように、ローディングギアユニット22の中間ギア26が矢印j方向に正回転駆動されて、その下段の小径ギア26aによって全周ギア27が矢印k方向に正回転駆動される。
この際、全周ギア27と扇形ギア28が1つの支軸33の外周に挿入されて水平壁部3a上に上下2段に重ねられている関係で、矢印k方向に正回転駆動される全周ギア27の摩擦トルクによって扇形ギア28も矢印k方向に従動回転されようとするが、図17に1点鎖線で示すように、スライドカム41の左側のガイドピン46がディスクトレー7の直線ガイド溝部17内に係合されているために、ラック45を介してその扇形ギア28の矢印k方向の回転が禁止されている。従って、この時点では、全周ギア27のみが矢印k方向に回転駆動される。
【0063】
つまり、この時点では、図17に示した差動機構36によってディスクトレー駆動機構34側がONとなり、光学ピックアップ駆動機構35側がOFFとなるように切り替えられている。
そして、ディスクトレー駆動機構34を構成している全周ギア27によってディスクトレー7の直線ラック16が矢印a方向に駆動されて、ディスクトレー7がメインシャーシ3の外部のイジェクト完了位置から、図16に示すローディング完了位置まで矢印a方向に引き込まれて、ディスクトレー7の凹所7c内に水平状に載置されている光ディスクDがスピンドルモータ68の真上位置まで矢印a方向に取り込まれて、ディスクトレー7のローディング動作が終了して、ローディングエンドとなる。
【0064】
そして、そのディスクトレー7のローディング動作の終了直前に、図17に示されている差動機構36を構成しているスライドカム41の左側のガイドピン46がディスクトレー7の直線ガイド溝部17内から傾斜ガイド溝部18内に矢印b方向に相対的に入り込む。また、この時、スライドカム41の右側のガイドピン46もディスクトレー7の右側の傾斜ガイド溝部18a内に開放部18bから矢印b方向に相対的に入り込む。そして、これとほぼ同時に、図17に2点鎖線で示すように、全周ギア27が直線ラック16から矢印b方向に相対的に離脱して、以後、全周ギア27は空回りすることになる。
すると、この時の左右一対の傾斜ガイド溝部18、18aとガイドピン46とによるカム作用によって、左右一対のガイドピン46を介してスライドカム41が図24の位置から矢印d方向に少しスライド駆動されて、そのスライドカム41のラック45によって扇形ギア28が矢印k方向に少し回転駆動され、その扇形ギア28が中間ギア26の下段の小径ギア26aに矢印k方向から噛合される。
【0065】
すると、この時点で、図17に示した差動機構36によってディスクトレー駆動機構34側がOFFとなり、光学ピックアップ駆動機構35側がONとなるように駆動状態が自動的に切り替えられる。
そして、中間ギア26の小径ギア26aによって、全周ギア27を空回ししながら、扇形ギア28が図22で矢印k方向に回転駆動される。すると、図21〜図23に示すように、扇形ギア28によってラック45を介してスライドカム41が矢印d方向に所定のストローク分スライド駆動され、昇降駆動フレーム51の左右一対のカム従動ピン54がスライドカム41の左右一対のカム溝42の下端部42cから傾斜部42bを経て上端部42aまで矢印e方向に上昇駆動される。そして、図14に示すように、昇降駆動フレーム51が左右一対の支点ピン52を中心に下降位置から上昇位置まで矢印e方向に上昇駆動されて、光学ピックアップユニット61が後端部の左右一対のインシュレータ64を回動支点にして下降位置から上昇位置まで矢印g方向に上昇駆動されて、この光学ピックアップユニット61が水平状態になる。
【0066】
すると、スピンドルモータ68のディスクテーブル69がディスクトレー7の凹所7c内の光ディスクDの中心孔Daに下方から嵌合されて、この光ディスクDを凹所7c内で上方に少し持ち上げて浮かせる。そして、これとほぼ同時に、ディスククランパー96が光ディスクDに上方から圧着されて、光ディスクDがディスクテーブル69上に水平状にチャッキング(マグネットチャッキング)される。
そして、この時点で光ディスクDの一連のローディング動作が完了して、ローディング完了検出スイッチによってローディングモータ30が自動停止される。
【0067】
なお、図16に示すように、ディスクトレー7のメインシャーシ3内への矢印a方向のローディング動作の完了時点で、そのディスクトレー7の後端部7dの弾性アーム部7iがメインシャーシ3の後端垂直壁部3cに矢印a方向から弾性に抗して圧着される。そして、この後に、前述したように、扇形ギア28によってスライドカム41が矢印d方向にスライド駆動されることによって、図17に2点鎖線で示すように、スライドカム41の左右一対のガイドピン46が左右一対の傾斜ガイド溝部18、18aから直角ガイド溝部19、19aの奥位置まで矢印d方向に入り込んで、ディスクトレー7が完了停止され、その弾性アーム部7iの弾性反発力によってディスクトレー7が左右一対のガイドピン46に対するガタツキの全くない状態に高精度に位置決めされることになる。
【0068】
そして、スピンドルモータ68のディスクテーブル69上への光ディスクDのチャッキング完了後に、ホストコンピュータから記録及び/又は再生の指令信号が入力されると、図14及び図16に示すように、光学ピックアップユニット61のスピンドルモータ68によって光ディスクDが高速で回転駆動されると共に、光学ピックアップ71の対物レンズ73から上向きの垂直状に出射されたレーザビームのスポットが光ディスクDの下面に収束される。そして、スレッド移動機構81のスレッド駆動モータ82の正逆回転駆動によってギアトレイン83のピニオン84が正逆回転駆動され、ラック85を介してスレッド72がガイド主軸76とガイド副軸77で案内されて、矢印a、b方向に駆動されて、対物レンズ73が光ディスクDの内外周方向にシーク駆動されて、光ディスクDに対するデータの記録及び/又は再生が行われる。
【0069】
なお、光ディスクDのデータ記録及び/又は再生後の光ディスクDのイジェクト時には、フロントパネル4のイジェクト釦9を押す。すると、前述した光ディスクDのローディング動作の逆動作が実行される。
即ち、ローディング機構21のローディングモータ30が逆回転駆動されて、図21に示すように、ローディングギアユニット22の中間ギア26が矢印m方向に逆回転駆動されて、その小径ギア26aによって扇形ギア28及び全周ギア27が矢印i方向に逆回転駆動される。この時、全周ギア27は空回りし、扇形ギア28がラック45を介してスライドカム41を矢印c方向に駆動して、図24及び図25に示すように、スライドカム41が矢印c方向にスライド駆動される。
【0070】
すると、図15に示すように、昇降駆動フレーム51が左右一対の支点ピン52を中心に下降位置まで矢印f方向に下降駆動されて、光学ピックアップユニット61が後端部の左右一対のインシュレータ64を回動支点にして下降位置まで矢印h方向に下降駆動される。すると、光ディスクDがディスクテーブル69及びディスククランパー96からチャッキング解除されて、その光ディスクDがディスクトレー7の凹所7c上に落し込まれて水平状に載置される。
【0071】
そして、図24に示すように、スライドカム41が矢印c方向に所定のストローク分スライド駆動された時に、扇形ギア28が中間ギア26の小径ギア26aから離脱されて停止され、以後、その小径ギア26aによって全周ギア27のみが矢印i方向に逆回転駆動される。
そして、スライドカム41が矢印c方向にスライド駆動されると、図17に示す差動機構36の左右一対のガイドピン46がディスクトレー7の左右一対の直角ガイド溝部19、19aから傾斜ガイド溝部18、18aを経て直線ガイド溝部17及び開放部18bへ至る。すると、左右一対のガイドピン46と左右一対の傾斜ガイド溝部18、18aによるカム作用によって、ディスクトレー7が矢印b方向に少しスライド駆動されて、ディスクトレー7の直線ラック16が図17に1点鎖線で示されている全周ギア27に自動的に噛合される。
【0072】
すると、この後の全周ギア27の引き続きの矢印j方向への逆回転駆動によって直線ラック16が駆動されて、ディスクトレー7が矢印b方向にスライド駆動されて、このディスクトレー7がメインシャーシ3内から矢印b方向にイジェクトされる。そして、ディスクトレー7がストッパー機構(図示せず)によって停止されるイジェクトエンド位置までイジェクトされた時に、イジェクト完了検出スイッチ(図示せず)がONされてローディングモータ30が自動停止される。
【0073】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、本発明は光ディスク以外の光磁気ディスクその他の各種のディスク状記録媒体を記録及び/又は再生する各種のディスクドライブ装置に適用可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のディスクドライブ装置の請求項1は、合成樹脂で射出成形されたトレー本体の前端の垂直状の嵌合壁部の外側に、合成樹脂で射出成形されたトレーフロントパネルの後面のほぼコ字状の嵌合枠部を上方から嵌合させるだけで、その嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側の複数の嵌合係止部が下方に開放された複数の中空部を介して嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合されると共に、トレーフロントパネルの後面の下部の複数の係止部が嵌合壁部の下側に係止されて、トレーフロントパネルをトレー本体の前面にワンタッチで脱着可能に組み付けることができるので、ディスクトレーの組立てが容易であり、コストダウンを図ることができる。
そして、ローディング完了状態では、ディスクトレーのトレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の上部と両側部の外側に沿ってほぼコ字状に形成されているディスクトレー引き込み位置規制用リブをディスクドライブ装置本体のフロントパネルのトレー出入口の外周の前面の上部及び左右両側部にほぼコ字状に当接密着させることにより、ディスクトレーの引き込み位置を機械的に高精度に規制することができるので、ディスク状記録媒体のスピンドルモータに対するチャッキングをミスなく行える。
しかも、トレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又はディスクドライブ装置本体のフロントパネルにおけるトレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着された弾性部材は、ローディング完了状態で、ディスクドライブ装置本体のフロントパネルの前面の下端縁と、ディスクトレーのトレーフロントパネルの後面の下端縁との間で弾性に抗して圧縮されて、複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端(合成樹脂によるトレーフロントパネルの射出成形時に、トレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側に複数のスライドコアによってアンダーカットされた複数の中空部を介して複数の嵌合係止部を垂直状に一体成形するための、その複数のスラドコアの垂直下方への抜き取りによって嵌合枠部の内側に垂直状に成形されて下方に開放されている複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端)を閉塞するので、その複数のスライドコア抜き取り用切欠き部からトレー出入口内への外気の流入を防止することができるので、ディスク状記録媒体の記録及び/又は再生中に外気中の塵埃等がディスク状記録媒体等に付着してドロップアウトを招くようなことを未然に防止することができて、その記録及び/又は再生の特性を著しく向上させることができる。
【0075】
本発明のディスクドライブ装置の請求項2は、ほぼ角柱形状の弾性部材を両面テープによってトレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又はディスクドライブ装置のフロントパネルのトレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着するようにしたので、その弾性部材の接着の作業性が非常に良く、コストダウンを図ることができる。
【0076】
本発明のディスクドライブ装置の請求項3は、1枚の剥離紙上に1枚の両面テープで接着された弾性部材基体をカッターによってその両面テープと共に一定間隔で平行状にカットすることによってほぼ角柱形状に形成された複数本の弾性部材が1枚の剥離紙上にそれぞれ両面テープによって接着されている構造の納品形態を提供するので、金型で成形する従来の環状弾性体に比べて、弾性部材の製造費用を1/3〜1/4の低価格で、安価に製造することができ、金型費用も不要となる等、製造(加工)コストを大幅にダウンすることができる。しかも、納品された弾性部材基体から弾性部材を1本ずつ剥離して、トレーフロントパネル等に順次両面テープによって接着すれば良いので、組立ての作業性が非常に良い。しかも、廃棄する無駄な部材も全く発生しないことから、極めて高い経済性を実現できる。そして、剥離紙上の弾性部材基体をカッターによって平行状にカットして、複数本の弾性部材を作成する方法は、その作成時間を非常に短くすることができて、リードタイムを短くできるので、在庫を少なく管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した光ディスクドライブ装置におけるディスクトレー引き込み位置を機械的に高精度に規制する構造及びトレー出入口の密封構造の第1の実施の形態を説明するトレーフロントパネルとトレー本体の嵌合構造、フロントパネルのトレー出入口及び弾性部材の要部を拡大して示した断面側面図である。
【図2】 図1のI−I矢視での背面図である。
【図3】 同上のトレーフロントパネルの背面図である。
【図4】 図3のJ−J矢視での下面図である。
【図5】 同上のトレー出入口の密封構造の第2の実施の形態を説明する要部を拡大して示した断面側面図である。
【図6】 同上のトレー出入口の密封構造に使用される弾性部材の納品形態を説明する斜視図である。
【図7】 図6のK−K矢視での拡大断面図である。
【図8】 同上のトレーフロントパネルのスライドコアによるアンダーカット加工を説明する背面図である。
【図9】 図8のL−L矢視での下面図である。
【図10】 トレー本体の前面へのトレーフロントパネルの組み付け構造の要部を拡大して示した断面側面図である。
【図11】 同上のトレー本体の前面へのトレーフロントパネルの組み付け完了状態を示した断面側面図である。
【図12】 本発明を適用した光ディスクドライブ装置の実施の形態における光学ピックアップユニット部分の平面図である。
【図13】 図12の底面図である。
【図14】 図12のA−A矢視での側面図であって、光学ピックアップユニットの上昇状態を示した図面である。
【図15】 図12のA−A矢視での側面図であって、光学ピックアップユニットの下降状態を示した図である。
【図16】 メインシャーシ内にディスクトレーがローディングされた状態を示した平面図である。
【図17】 ディスクトレーの底面図である。
【図18】 図17のB−B矢視での断面図である。
【図19】 図17のC−C矢視での断面図である。
【図20】 図17のD−D矢視での断面図である。
【図21】 ローディング機構における光学ピックアップユニットの上昇時におけるスライドカム、昇降駆動フレーム及びローディングギアユニットの位置関係を示した平面図である。
【図22】 図21のE−E矢視での断面図である。
【図23】 図21のF−F矢視での断面図である。
【図24】 ローディング機構における光学ピックアップユニットの下降時におけるスライドカム、昇降駆動フレーム及びローディングギアユニットの位置関係を示した図面である。
【図25】 図24のG−G矢視での断面図である。
【図26】 図24のH−H矢視での断面図である。
【図27】 光ディスクドライブ装置のディスクトレーのアンローディング状態での外観を説明する斜視図である。
【図28】 光ディスクドライブ装置のディスクトレーのローディング状態での外観を説明する斜視図である。
【図29】 光ディスクドライブ装置のローディングギアユニットの組立てを説明する斜視図である。
【図30】 光ディスクドライブ装置のスライドカムの組立てを説明する斜視図である。
【図31】 光ディスクドライブ装置の昇降駆動フレームの組立てを説明する斜視図である。
【図32】 光ディスクドライブ装置の光学ピックアップユニットの組立てを説明する斜視図である。
【図33】 光ディスクドライブ装置のディスクトレーの組立てを説明する斜視図である。
【図34】 光ディスクドライブ装置のディスククランパーユニットの組立てを説明する斜視図である。
【図35】 光ディスクドライブ装置のディスククランパーの組立てを説明する斜視図である。
【図36】 光ディスクドライブ装置の上カバーの組立てを説明する斜視図である。
【図37】 従来のトレー出入口の密封構造の第1の例を説明する要部を拡大して示した断面側面図である。
【図38】 同上のトレー出入口の密封構造の第1の例を説明する光ディスクドライブ装置の一部切欠き正面図である。
【図39】 従来のトレー出入口の密封構造の第2の例を説明する要部を拡大して示した断面側面図である。
【図40】 同上のトレー出入口の密封構造の第2の例を説明する光ディスクドライブ装置の一部切欠き正面図である。
【図41】 同上のトレー出入口の密封構造の第2の例に使用されるほぼ額縁形状の弾性部材を説明する斜視図である。
【図42】 同上のほぼ額縁形状の弾性部材の納品形態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1はディスクドライブ装置である光ディスクドライブ装置、2はディスクドライブ装置本体である光ディスクドライブ装置本体、4はフロントパネル、6はトレー出入口、7はディスクトレー、7aはトレー本体、7bはトレーフロントパネル、171は嵌合壁部、174は嵌合枠部、175、176は嵌合係止部、177は係止部、178はトレー引き込み位置規制用リブ、181は中空部、182はスライドコア、183はスライドコア抜き取り用切欠き部、185は弾性部材、186は両面テープ、187は剥離紙、188は弾性部材基体、189はカット部分、Dはディスク状記録媒体である光ディスクである。

Claims (3)

  1. 合成樹脂で射出成形されたトレー本体と、
    合成樹脂で射出成形されて、前記トレー本体の前端に脱着可能で、垂直状に嵌合されたトレーフロントパネルとによって構成されたディスクトレーと、
    ディスクドライブ装置本体のフロントパネルに開口されたトレー出入口から前記ディスクトレーを出し入れするローディング機構とを備えたディスクドライブ装置において、
    前記トレー本体の前端に垂直状に一体成形されて、前記トレーフロントパネルが嵌合される嵌合壁部と、
    前記トレーフロントパネルの後面に一体成形されて、前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の外側に上方から嵌合されるほぼコ字状の嵌合枠部と、
    前記嵌合枠部の上部及び左右両側部の後端部分の内側に複数のスライドコアによってアンダーカットされて下方に開放された複数の中空部を介して垂直状に一体成形された複数の嵌合係止部であって、前記嵌合枠部を前記嵌合壁部の上部及び左右両側部に上方から嵌合させた時に、前記複数の嵌合係止部が前記複数の中空部を介して前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合される複数の中空部及び複数の嵌合係止部と、
    前記トレーフロントパネルの後面の下端近傍位置に沿った位置に一体成形された複数の係止部であって、前記嵌合枠部の前記複数の嵌合係止部を前記嵌合壁部の上部及び左右両側部の後側に嵌合させることによって、前記嵌合壁部の下端部の下側に係止される複数の係止部と、
    前記トレーフロントパネルの後面で、前記嵌合枠部の上部及び左右両側部の外側に沿ってほぼコ字状に形成されて、前記ディスクトレーが前記ローディング機構によって前記ディスクドライブ装置本体内のローディング完了位置までローディングされた時に、前記フロントパネル前面でトレー出入口の外周の上部及び左右両側部にほぼコ字状に当接密着されるトレー引き込み位置規制用リブと、
    前記トレーフロントパネルの合成樹脂による射出成形時に、前記複数の中空部をアンダーカットするための前記複数のスライドコアの垂直下方への抜き取りによって、前記トレーフロントパネルの後面の嵌合枠部の内側に垂直状に成形されて、下方に開放された複数のスライドコア抜き取り用切欠き部と、
    前記複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端部分を横切るように、前記トレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又は前記ディスクドライブ装置本体のフロントパネルにおける前記トレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着された弾性部材であって、前記ディスクトレーが前記ローディング機構によって前記ディスクドライブ装置本体内のローディング完了位置までローディングされて、前記トレーフロントパネルの前記トレー引き込み位置規制用リブが前記ディスクドライブ装置のフロントパネルの前面に当接密着された時に、そのフロントパネルの前面の下端縁とトレーフロントパネルの後面の下端縁との間で弾性に抗して圧縮されて、前記複数のスライドコア抜き取り用切欠き部の下端から前記トレー出入口内への外気の流入を防止する弾性部材とを備えた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 前記弾性部材がほぼ角柱形状に形成され、この弾性部材が両面テープによって前記トレーフロントパネルの後面の下端縁に沿って接着又は前記ディスクドライブ装置本体のフロントパネルにおける前記トレー出入口の外周の前面の下端縁に沿って接着される
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 1枚の剥離紙上に1枚の両面テープで接着された弾性部材基体をカッターによってその両面テープと共に一定間隔で平行状にカットすることによってほぼ角柱形状に形成された複数本の弾性部材が1枚の剥離紙上にそれぞれ両面テープによって接着されている構造の納品形態を提供する
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
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