JP4463782B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

この発明は、炊飯器に関し、特に、内蓋の取付け構造に関する。
従来から、上端開放状の器体を開閉する外蓋体と、前記外蓋体に着脱される内蓋とを備え、前記外蓋体の下面に、前記内蓋を加熱するヒータカバーを配置した炊飯器がある。
前記内蓋と前記ヒータカバーは、熱効率や省スペース化の観点から板状とされ、一般に、金属板の板金加工により形成される。また、ヒータカバーの上面側には、電熱ヒータが配設され、保温時には、電熱ヒータの加熱によりヒータカバーの下面から内蓋の上面に輻射させ、内蓋を加熱することで内蓋下面に結露が生じることを防止している。
従来の内蓋取付け構造としては、内蓋の外周縁に内鍋との間を密封する蓋パッキンを嵌合し、リング部材でパッキンを内蓋に固定することにより内蓋セットを構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
前掲の特許文献1のような内蓋取付け構造の場合、確実な蓋パッキンの取り付けが得られるが、外蓋体側にフック機構を設ける必要があり、コスト高であった。
また、別の内蓋取付け構造としては、外蓋体の下面に突出する取付軸に対して内蓋がパッキンを介して着脱自在に取り付けられるようにした炊飯器がある(例えば、特許文献2参照)。
前掲の特許文献2のような内蓋の着脱構造では、パッキンが取付軸と、内蓋の取付け孔との間に密着するシール部と、椀状の伸縮部とから成っている。パッキンの伸縮部上端が外蓋体の下面に押し当てられることにより、その内蓋周縁部が内鍋のフランジ部分に弾性的に押圧されるようになっている。このため、内蓋は中央の取付け部分において、上記の伸縮部の伸縮の範囲内で上下方向に移動したり、全方向に傾いたりすることが可能である。
また、上記の取り付け状態では、内蓋の外周と外蓋体の下面との間に隙間が設けられており、内蓋を外す場合には、その隙間に指を差し入れて内蓋を下方に移動させてパッキンを取付軸から抜けるようになっている。
特開2000−14537号公報 特開平10−201619号公報
しかしながら、前掲の特許文献2のような内蓋の取付け構造では、内蓋の板面とヒータカバーとの間に接触部分が全くなく、専らヒータカバー下面からの輻射熱で内蓋が加熱される。このため、保温時に内蓋の温度を高めて露飛ばし性能を向上させるには、電熱ヒータの発熱量を上げる必要があり、省エネルギ化に反する問題がある。
また、前掲の特許文献2のような内蓋の取付け構造では、取り付け状態において、内蓋がパッキンを介して取付軸に取り付けられ、また内蓋の外周と外蓋体の下面との間に指を差し込める程度の隙間があるため、内蓋がパッキンを中心としてぐらつき、安定感のある内蓋の取り付けを得ることができなかった。
そこで、この発明の課題は、内蓋と外蓋体間にフック機構を設けることなく内蓋を外蓋に対して着脱可能としながら、内蓋の露飛ばし性能を電熱ヒータの発熱量を大きくすることなく向上させ、内蓋の取り付け状態を安定させることである。
上記の課題を達成するため、この発明は、上端開放状の器体を開閉する外蓋体と、前記外蓋体に着脱される内蓋とを備え、前記外蓋体の下面に、前記内蓋を加熱するヒータカバーを配置した炊飯器において、前記外蓋体と前記内蓋の一方に、他方側に向けて突出する取付軸を設け、他方に、前記取付軸の差込み口を設け、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口を前記外蓋体側の前記差込み口又は前記取付軸に押し込んで前記取付軸と前記差込み口とを弾性係合させることにより前記内蓋を前記外蓋体に取り付けられるようにし、前記の弾性係合状態で前記内蓋の上面外周部が前記ヒータカバーと接触状態にあるようにし、前記内蓋に、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口に対して軸方向に直線配置でその下面に突出するように摘み部を設けた構成を採用したものである。
上記構成では、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口を前記外蓋体側の前記差込み口又は前記取付軸に押し込んで前記取付軸と前記差込み口とを弾性係合させることにより前記内蓋を前記外蓋体に取り付けられるようにしたので、フック機構を設けなくとも、前記内蓋を前記外蓋体に取り付けることができる。
ここで、上記構成では、前記の弾性係合状態で前記内蓋の上面外周部が前記ヒータカバーと接触状態にあるようにしたので、前記内蓋と前記ヒータカバーとの間に熱伝達経路が形成される。その結果、前記内蓋と前記ヒータカバー間の伝熱効率は、輻射熱のみによる場合よりも向上する。したがって、電熱ヒータの発熱量を大きくしなくても、前記内蓋の露飛ばし性能が向上する。
また、上記構成では、前記の弾性係合状態で前記内蓋の上面外周部が前記ヒータカバーと接触するため、前記取付軸又は前記差込み口を中心とした前記内蓋のぐらつきが防止される。したがって、内蓋の取り付け状態が安定する。
さらに、上記構成では、前記内蓋に、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口に対して軸方向に直線配置でその下面に突出するように摘み部を設けたので、前記の弾性係合状態で前記内蓋の上面外周部が前記ヒータカバーと接触状態にあっても、前記摘み部を軸方向に引っ張ることにより、前記の弾性係合を解除して前記内蓋を前記外蓋体から取り外すことができる。
上記構成においては、前記内蓋の上面外周部が前記ヒータカバーの外周部と接触するようにした構成を採用することができる。この構成によれば、前記内蓋と前記ヒータカバーとの周方向の接触長さが可及的に大きくなるため、前記伝熱効率の向上と、前記内蓋の取り付け安定化を最大限に達成することができる。
また、上記構成においては、前記取付軸と前記差込み口とを、前記内蓋の上面外周部と前記ヒータカバーとが接触した状態から前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口がさらに押し込まれると弾性係合する関係に設けた構成を採用することができる。この構成によれば、前記内蓋の上面外周部と前記ヒータカバーの接触状態からさらに押し込まれた後に前記の弾性係合状態になるため、前記内蓋の上面外周部を前記ヒータカバーに押し付ける圧力が内蓋に負荷される結果、より確実な接触を得ることができる。
また、上記構成においては、前記ヒータカバーの外周縁に嵌合された蓋パッキンを備え、前記内蓋の上面外周部を、前記蓋パッキンの内周部よりも小さくした構成を採用することができる。この構成によれば、前記蓋パッキンが前記ヒータカバーの外周縁に嵌合されるので、前記蓋パッキンの装備と、前記の熱伝導との両立を図ることができる。
ここで、前記内蓋の上面外周部を、軸方向で考えて前記蓋パッキンの内周部よりも小さくしたので、前記内蓋の取付け時、軸方向に移動させられる内蓋と前記ヒータカバーとの間に前記蓋パッキンが噛み込まれることを防止することができる。
より具体的な構成としては、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口と前記摘み部とを一体に設けた構成を採用すれば、前記摘み部を設けたことに伴う部材数の増加を防止することができる。
前記差込み口を弾性部材の内周に形成し、前記弾性部材の外周を前記内蓋又は前記ヒータカバーの貫通孔内周に嵌着させた構成を採用すれば、前記差込み口の取付けを押し込み作業のみで済ますことができる。
また、前記取付軸と前記差込み口を、前記外蓋体が閉成状態で前記器体に収容された内鍋の直径中心と対向するように設けた構成を採用することができる。この構成によれば、前記内蓋及び前記ヒータカバーと前記内鍋との偏心当りが防止されるので、前記内蓋の上面外周部と前記ヒータカバーとの接触をより安定化させることができる。
上述のように、この発明は、上記解決手段の採用により、内蓋と外蓋体間にフック機構を設けることとなく内蓋を外蓋に対して着脱可能としながら、内蓋の露飛ばし性能を電熱ヒータの発熱量を大きくすることなく向上させ、内蓋の取り付け状態を安定させることができる。
以下、この発明の第1実施形態に係る炊飯器を添付図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、第1実施形態に係る炊飯器は、上端開放状の器体10を開閉する外蓋体20と、外蓋体20に着脱される内蓋30とを備えている。
器体10は、上端開放状の肩部11と、肩部11の側周下端部と上下に嵌合された胴部12と、胴部12の側周下端部に上下に嵌合された底部13とを有する。
外蓋体20は、肩部11の後部に対しヒンジ機構により開成側に付勢されて取り付けられており、閉成状態で蓋フック機構21により肩部11と係合状態となり、器体10の上端開放部分を塞ぐようになっている。
外蓋体20は、肩部11の外観面に連続する外観面が形成された外蓋部材22と、蓋フック機構21、外蓋部材22等の取り付けベースとなる蓋リング部材23と、蓋リング部材23に対してその下面円形凹部23aを覆うように外蓋体20の下面に配置されたヒータカバー24とを備えている。
ヒータカバー24は、金属板を素材として形成されており、蓋リング23に対してねじ止め等で取り付けられている。
ヒータカバー24は、平面形状が円形とされ、その中心は、外蓋体20が閉成状態で器体10に収容された内鍋40の直径中心を通る上下方向の軸線C上に位置する。
図1、図3に示すように、ヒータカバー24の外周部24aは、中心側に折り返されて強度が高められている。ヒータカバー24の外周縁には、外周部24aの径方向中程まで蓋パッキン25の内周溝部分が嵌合されている。蓋パッキン25のリップ部25aは、外蓋体20が閉成状態で器体10に収容された内鍋40の上端周に押し付けられる。
図2、図3に示すように、ヒータカバー24の外周部24aよりも径方向内側の部分は、円形の放熱面24bとなっている。この放熱面24bの上面には、図示省略するが、電熱ヒータ、炊飯中の内蓋の温度変化から炊飯量を予測するための蓋センサが配設されている。なお、放熱面24bには、蓋リング部材23と一体に設けられた蒸気室23bに連通する蒸気孔24cが形成されている。
放熱面24bの中心は、ヒータカバー24の中心に一致しており、その周囲を含む中心部が一段上方に凹入している。この放熱面24bの中心部には、ヒータカバー24の下面に突出する下向きの取付軸26が設けられている。
取付軸26の上端部26aは、割り溝になっている。上端部26aを放熱面24bの中心貫通孔24dと蒸気シール用のリングパッキン27とに通した状態で割り溝を潰すより、取付軸26がヒータカバー24に固定されている。取付軸26の傾きは、潰れた上端部26aがヒータカバー24に当接することで防止される。
取付軸26の突出部分は、外蓋体20が閉成状態で軸線Cが形状中心となる円柱状で、その下端外周に径方向外向きの鍔部26bが形成されている。この鍔部26bは、ヒータカバー24の外周部24aの下面と略同一高さになっている。
上記内蓋30は、金属板を素材として形成され、平面形状が円形とされている。内蓋30の中心は、上記の軸線Cの延長上に位置し、貫通孔32となっている。内蓋30の上面外周部31は、中心側に折り返されており、他の部分よりも強度が高められている。
前記貫通孔32の内周には、取付軸26の差込み口33aを内周に形成した弾性部材33が嵌着されている。
差込み口33aは、取付軸26の鍔部26bの外径よりも内径が小さい内鍔部33bと、内鍔部33bを通過した鍔部26bが収まる筒部33cとで構成されている。
弾性部材33の外周は、溝状部分を有し、弾性部材33を押し込むと貫通孔32の内周に着脱可能に嵌合させられるようになっている。この嵌合は、取付軸26への抜差し時に外れない強度を有する。
ここで、図4(a)は、内蓋30の上面外周部31と前記ヒータカバー24の外周部24aとが接触した瞬間を示している。図3、図4(a)に示すように、取付軸26と差込み口33aが対向し、かつ内蓋30とヒータカバー24が上下に正対する場合、内蓋30の上面外周部31は、内蓋30の他の板部分よりも高い。また、差込み口33aの内鍔部33bは、内蓋30の上面外周部31よりも低い位置にあるが、内鍔部33bと上面外周部31との高低差がヒータカバー24の取付軸26の周囲の上向き凹入量よりも小さい。
一方、ヒータカバー24の下面は、取付軸26の周囲を除いて略平坦になっている。
したがって、内蓋30の上面外周部31がヒータカバー24の外周部24aに向かい合う状態で内蓋30をヒータカバー24に近づけるとき、内蓋30の上面外周部31以外の他の板部分がヒータカバー24に干渉せず、差込み口33aを取付軸26に押し込み、上面外周部31をヒータカバー24の外周部24aの下面に接触させることができる。
上記の押し込みにより、差込み口33aが弾性変形して内鍔部33bの内径が拡がり、その内鍔部33bが鍔部26bを通過すると、鍔部26bが筒部33cに入って差込み口33aが弾性回復し、図4(b)に示すように、鍔部26bと内鍔部33bとが抜け方向に弾性係合した状態になる。この弾性係合は、内蓋30の重量で外れない強度を有する。このため、上記の弾性係合により、内蓋30が、図1に示すように外蓋体20の取付軸26に対して取り付けられる。
ここで、内蓋30の上面外周部31と前記ヒータカバー24の外周部24aとが接触した瞬間、差込み口33aの内鍔部33bは、内蓋30の上面外周部31よりも低い位置にあるため、取付軸26の鍔部26bを通過していない。したがって、図4(a)に示す状態から差込み口33aがさらに押し込まれた後、内鍔部33bが鍔部26bを通過して図4(b)に示す弾性係合状態になる。このため、内蓋30の上面外周部31をヒータカバー24に押し付ける圧力が内蓋30に負荷される結果、より確実な接触を得ることができる。
なお、筒部33cは、鍔部26bよりも大きく設けられている。これにより、内鍔部33bが鍔部26bを通過した勢いを保ち、取付軸26の下端面が筒部33cの内底面に勢いをもって当るようにしている。この当りにより、ユーザは、差込み口33aの押し込みが確実に完了したことを知ることができる。
ここで、内蓋30の上面外周部31は、軸方向で考えて前記蓋パッキン25の内周部よりも小さくなっている。すなわち、図4(a)中に蓋パッキン25の自然状態を二点鎖線で示すように、蓋パッキン25の内周部の最小内径dは、リップ部25aの先端内径となっている。内蓋30の上面外周部31の最大外径Dは、前記の最小内径dよりも小さく設けられている(なお、図4(a)中に示す最小内径d、最大外径Dの引き出し線は軸方向である)。この径差D−dがあるため、内蓋30の取付け時、軸方向に移動させられる内蓋30の上面外周部31とヒータカバー24の外周部24aとの間に、自然状態のリップ部25aが噛み込まれることは防止される。なお、この径差D−dは、成形誤差等を考慮すると、通常、少なくとも2mmあればよい。
上記弾性部材33には、図2〜図4に示すように、上記差込み口33aと軸方向に直線配置で内蓋30の下面に突出するように摘み部33dが一体に設けられている。摘み部33dは、円柱状とされ、下端に滑り止めとなる鍔状部分が形成されている。ここで、弾性部材33の内蓋30に対する嵌着強度は、上記の弾性係合・係合解除をなす間の押し込み・引き抜き抵抗に耐えられるようになっている。このようにして内蓋30に摘み部33dが設けられているので、内蓋30をヒータカバー24に正対させて摘み部33dを掴んだ状態で、差込み口33aを軸方向に押し込み、又は引っ張ることで上記の弾性係合、又は係合解除が可能であり、内蓋30の着脱を支障なく実施することができる。
上記第1実施形態において、取付軸26の素材には、上端部26aを割り溝にした都合上、アルミニウム系金属を用いたが、内蓋30の取付けに要する剛性、耐熱性を確保できる限り特に限定されず、適宜の金属、樹脂等を用いることができる。例えば、螺着を採用する場合にはステンレスを用いることができる。一方、弾性部材33の素材は、取付軸26と弾性係合することができる限り特に限定されず、シリコーン、耐熱ゴムなどを用いることができる。
この第1実施形態は上記の構成を有するものであり、前記の弾性係合状態でヒータカバー24の外周部24aの下面と接触するため、内蓋30の上面外周部31とヒータカバー24の外周部24aとの間に熱伝達経路が形成される。したがって、この第1実施形態では、内蓋30とヒータカバー24間の伝熱効率が輻射のみによる場合と比して向上する。その結果、保温時には、上記電熱ヒータの発熱量を大きくしなくても内蓋30の温度が比較的高くなり、露飛ばし性能が向上する。また、上記蓋センサの検知遅れも比較的小さくなる(図1参照)。
さらに、前記の弾性係合状態では、内蓋30が差込み口33aを中心としてぐらつこうとしても、内蓋30の上面外周部31がヒータカバー24の外周部24aの下面と接触するため、内蓋30はぐらつくことができない。したがって、内蓋30の取付け状態は安定する。
ここで、この第1実施形態では、内蓋30の上面外周部31がヒータカバー24の外周部24aの下面と接触するため、その周方向の接触長さが可及的に大きくなり、前記伝熱効率の向上と、前記内蓋30の取り付け安定化を最大限に達成することができる。
また、この第1実施形態では、前記取付軸26と前記差込み口33aは、これらの中心が外蓋体20が閉成状態で前記器体10に収容された内鍋40の直径中心を通る軸線C上にあるため、内鍋40の直径中心と対向する。このため、前記内蓋30及び前記ヒータカバー24と前記内鍋40との偏心当りが防止される。
この第1実施形態では、前記差込み口33aと前記摘み部33dとを一体の弾性部材33として設けたが、それぞれを別部材にすることもできる。また、内蓋30側に取付軸26の相当部を設け、外蓋体20側に弾性部材33の相当部を設けることもできる。
この発明の第2実施形態を図5に基づいて説明する。なお、以下においては、上記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同一に考えられる構成には同符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、上記弾性部材33に相当する機能部分である弾性部材50は、上記差込み口33aに相当する機能部分である差込み口51が下端開放状に形成されている。差込み口51の内周下端には、第2の内鍔部51aが形成されている。
上記摘み部33dに相当する機能部分である摘み部52は、上下両端部に外鍔を有する円柱状になっている。摘み部52の上端部52aは、弾性部材50に対し第2の内鍔部51aを通過するまで押し込まれており、差込み口51の筒部内周中間に形成された突条部51bにより、上動が規制されている。このため、摘み部52は、弾性部材50に対し弾性係合により取り付けられると共に、取付軸26への押し込み時には、取付軸26の下端面と干渉しないようになっている。
この発明の第3実施形態を図6に基づいて説明する。
図6に示すように、この第3実施形態では、内蓋30側に上記取付軸26に相当する機能部分である取付軸60が設けられ、ヒータカバー24側に上記弾性部材33に相当する機能部分である弾性部材61が設けられている。
取付軸60の上端鍔部60aは、内蓋30の上面に突出しており、上記鍔部26bに相当する機能部分である。取付軸60の下端摘み部60bは、内蓋30の下面に突出しており、上記摘み部33dに相当する機能部分になっている。
取付軸60は上端鍔部60a側と下端摘み部60b側とに分割されている。両部60a、60bは、内蓋30の中心貫通孔を通して内蓋30の板部分を上下に挟む状態で圧入嵌合されることで一体化している。これにより、取付軸60は、上下方向に対して傾斜しないように取り付けられている。
一方、弾性部材61は、その外周でヒータカバー24の中心貫通孔の内周に嵌着されている。上記差込み口33aに相当する機能部分である差込み口61aは、下向きになっている。
この第3実施形態では、内蓋30側の取付軸60をヒータカバー24側の差込み口61aに押し込むことにより、内蓋30を差込み口61aに対して取り付けることなる。
ここで、嵌着状態では弾性部材61の上面が上記蓋リング部材23の下面に接触ないし近傍に位置している。取付軸60が差し込まれる際、上向きに押される弾性部材61は、蓋リング部材23により抜け止めされる。
この第3実施形態では、弾性部材61の上面が閉じられており、ヒータカバー24の中心貫通孔の内周に弾性部材61の外周が嵌着されているため、弾性部材61が蒸気シールの作用をなす。したがって、ヒータカバー24に貫通孔を形成しても、上記第1実施形態のリングパッキン27に相当する蒸気シール用の部材を省略することができる。
第1実施形態に係る炊飯器の全体構成を示す部分縦断面図 図1に示す炊飯器の外蓋体が開成状態で内蓋を外した状態の全体斜視図 図1に示す炊飯器の内蓋部分の拡大断面図 (a)図1の内蓋の上面外周部とヒータカバーとが接触した瞬間の状態を示す拡大断面図、(b)図1の弾性部材と取付軸の係合状態を示す拡大断面図 第2実施形態に係る炊飯器の要部拡大断面図 第3実施形態に係る炊飯器の要部拡大断面図
符号の説明
10 器体
11 肩部
12 胴部
13 底部
20 外蓋体
21 蓋フック機構
22 外蓋部材
23 蓋リング部材
23a 下面円形凹部
23b 蒸気室
24 ヒータカバー
24a 外周部
24b 放熱面
24c 蒸気孔
24d 中心貫通孔
25 蓋パッキン
25a リップ部
26、60 取付軸
26a 上端部
26b 鍔部
27 リングパッキン
30 内蓋
31 上面外周部
32 貫通孔
33、50、61 弾性部材
33a、51、61a 差込み口
33b 内鍔部
33c 筒部
33d、52 摘み部
40 内鍋
51a 第2の内鍔部
51b 突条部
52a 上端部
60a 上端鍔部
60b 下端摘み部

Claims (2)

  1. 上端開放状の器体を開閉する外蓋体と、前記外蓋体に着脱される内蓋とを備え、前記外蓋体の下面に、前記内蓋を加熱するヒータカバーを配置した炊飯器において、
    前記外蓋体と前記内蓋の一方に、他方側に向けて突出する取付軸を設け、他方に、前記取付軸の差込み口を設け、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口を前記外蓋体側の前記差込み口又は前記取付軸に押し込んで前記取付軸と前記差込み口とを弾性係合させることにより前記内蓋を前記外蓋体に取り付けられるようにし、
    前記の弾性係合状態で前記内蓋の外周部を中心側に折り返すことで内蓋の下面外周部がヒータカバーの外周部と接触状態にあるようにし、
    前記内蓋には、前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口に対して軸方向に直線配置でその下面に突出するように摘み部を設けたことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記取付軸と前記差込み口とを、前記内蓋の上面外周部と前記ヒータカバーとが接触した状態から前記内蓋側の前記取付軸又は前記差込み口がさらに押し込まれると弾性係合することにより前記内蓋の上面外周部を前記ヒータカバーの下面に押し付ける圧力が内蓋に負荷される関係に設けた請求項1に記載の炊飯器。
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