JP4462705B2 - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ(TAB(Tape Automated Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、CSP(Chip Size Package)テープ、 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)テープなど)(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う。)について、出荷前に最終的に不良表示(マーク)を施すための電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレクトロニクス産業の発達に伴い、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加しているが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望され、これら電子部品の実装方法として、最近ではTABテープ、T-BGAテープおよびASICテープなどの電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方式が採用されている。特に、パーソナルコンピュータなどのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用する電子産業においてその重要性が高まっている。
【0003】
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープ200では、例えば、TABテープの場合には、図12に示したように、幅方向の両側端部に、それぞれ長手方向に連続して複数の移送用のスプロケット孔202、202が並設されており、このスプロケット孔202の間の略中央部分にICなどのデバイスを装着するデバイスホール204が形成されている。そして、デバイスホール204のインナーリード206、アウターリード208からなる配線パターン210が形成されている。
【0004】
ところで、このような電子部品実装用フィルムキャリアテープ200において、電子部品実装用フィルムキャリアテープ200の品質を検査することが実施されているが、従来の人による目視検査(透過光検査)に比較して、より効率的にしかも正確な検査が行える方法として、配線パターン210の電気的な断線、短絡、絶縁抵抗などを電気的に検査して、不良品についてパンチングなどにより不良マーキングを施す方法が提案され実施されている(特開平6−174774号公報参照)。
【0005】
このような検査方法では、図12に示したように、電子部品実装用フィルムキャリアテープ200には、テストパッド212が形成されており、このテストパッド212に電気検査用接触プローブを当てて、配線パターン210のショート不良を検査するとともに、デバイスホール204のインナーリード206全体にデバイスホールの大きさの導電パッドを当てて、断線検査を実施し、不良品について自動的にパンチングを施している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような検査によって、パンチング、インキング、マジックなどによる不良マーキングが施された電子部品実装用フィルムキャリアテープは、出荷前に電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気メーカーなどのユーザーの仕様に応じて、ユーザーの指示する箇所、方法で、電子部品実装用フィルムキャリアテープ上に最終的に不良表示(マーク)を施す必要がある。
【0007】
しかしながら、最近では、電子部品実装用フィルムキャリアテープの中でも、図13に示したように、BGA(Ball Grid Array)と呼ばれるアウターリードの代わりに電子部品実装用フィルムキャリアテープ300に孔302を開けて、この孔302を介してIC基板304などをハンダボール306で接続するデバイスホールの設けられていない電子部品実装用フィルムキャリアテープ、CSP(Chip Size Package)と呼ばれるICのサイズと電子部品実装用フィルムキャリアテープのパッケージのサイズとが同じであり、その接続方法が主にBGAと同じである電子部品実装用フィルムキャリアテープも用いられるようになっている。
【0008】
この場合は、最終表示については、未だ人手による不良検査、不良マーキングを実施ししなればならないのが現状であり、煩雑な作業が必要で、時間もコストもかかり大量生産には不向きであり、また、検査不良の見落としも発生し、品質検査の精度が低下するおそれもある。
特に、上記のBGA、CSPでは、多数個取り、すなわち、電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅方向に複数の電子部品実装部を有する多数列仕様になってきているのが実状であり、そのため、不良箇所を目視検査で検査して、ユーザーの指定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法、例えば、パンチングとインキングの両方などを実施していたのでは、生産量が増加するにつれて、量的に対応できず、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことは困難である。
【0009】
本発明は、このような現状を考慮して、前行程で電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良である断線、短絡、欠け、突起などの各種の品質検査の結果に基づいて不良表示を行った電子部品実装用フィルムキャリアテープについて、出荷前に電子部品実装用フィルムキャリアテープ上に、ユーザの指定する箇所ならびに指定する方法で、最終的に不良表示(マーク)を迅速かつ確実に施すことの可能な電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングを施すための最終不良マーキング装置であって、
予め前行程である種々の検査工程で所定箇所に不良マークが付された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良マークを検出する不良マーク検出装置と、
前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングを付する複数のマーキング装置を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記マーキング装置が、
前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングであるインクマーキングを付するインクマーキング装置と、
前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングであるパンチング孔を穿孔するパンチング装置と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
このように構成することによって、予め前行程において、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良である断線、短絡、欠け、突起などの種々の品質検査をする検査工程で所定箇所に付された不良マークを、不良マーク検出装置で検出でき、その検出結果に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に、複数のマーキング装置によって、例えば、インクマーキング装置によって、不良部分に最終マーキングであるインクマーキングを付することができるとともに、パンチング装置によって、不良部分に最終マーキングであるパンチング孔を穿孔できる。
【0013】
従って、煩雑な作業が不要で、時間もコストもかからず、大量生産が可能で、検査不良の見落としも発生せず、品質検査の精度の向上が図れる。また、BGA、CSPなどのいわゆる多数個取りにも対応して、生産量の増加が図れ、しかも、位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを確実に施すことができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方が、選択的に実施されるように構成されていることを特徴とする。
【0014】
これによって、ユーザーの指定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方を選択的に実施できるので、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができる。
【0015】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記インクマーキング装置が複数個設けられるとともに、パンチング装置が複数個設けられ、
前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔が、選択的に組み合わされて実施されるように構成されていることを特徴とする。
【0016】
これによって、ユーザーの指定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、パンチング装置によるパンチング孔の穿孔を組み合わして、選択的に実施できるので、不良表示のバリエーションが拡大するとともに、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができる。
【0017】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前前記インクマーキング装置が、所定の不良マークが刻設された印面部を有するスタンプ部材を備えるとともに、
前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、前記スタンプ部材を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に対応する位置まで移動させる移動装置を備えることを特徴とする。
【0018】
このように構成することによって、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、移動装置を介して、スタンプ部材を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に対応する位置まで移動することができる。これにより、スタンプ部材の印面部に刻設された所定の不良マークによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分の所定箇所に確実に最終マーキングであるインクマーキングを付することができる。
【0019】
従って、BGA、CSPなどのいわゆる多数個取りにも対応して、不良部分に対応する位置まで移動装置を介して、スタンプ部材を位置精度よく指定の箇所に移動することができるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングであるインクマーキングを正確かつ迅速に施すことができる。
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記不良マーク検出装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して透過された透過光の透過度が、透過光センサーの予め設定された透過度の設定値を下回る場合には、不良品であると判断するように構成されていることを特徴とする。
【0020】
このように構成することによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して透過された透過光の透過度が、透過光センサーの予め設定された透過度の設定値を下回る場合には、不良品であると判断できるので、予め前行程である種々の検査工程で所定箇所に付された不良マークを、迅速にしかも確実に検出でき、その検出結果に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に、インキング、パンチングなどの最終マーキングを付すことができる。
【0021】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記不良マーク検出装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して透過された透過光、または電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して反射された反射光により、不良マークを画像認識する、画像認識カメラであることを特徴とする。
【0022】
このように構成することによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良マークを、画像認識カメラで画像認識できるので、予め前行程である種々の検査工程で所定箇所に付された不良マークを、迅速にしかも確実に検出でき、その検出結果に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に、インキング、パンチングなどの最終マーキングを付すことができる。
【0023】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置は、前記パンチング装置が、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、前記パンチング装置を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に対応する位置まで移動させる移動装置を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、移動装置を介して、パンチング装置を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に対応する位置まで移動することができる。これにより、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分の所定箇所に確実に最終マーキングであるパンチングを付することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態(実施例)について説明する。
図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の正面図、図2は、図1の上面図、図3は、図2のIII方向の端面図、図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の拡大正面図、図5は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の不良マーク検出装置の上面図、図6は、図5の正面図、図7は、図5のVII方向の端面図、図8は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のインクマーキング装置の部分斜視図、図9は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のインクマーキング装置の作動を説明する概略図、図10(A)は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のパンチング装置の正面図、図10(B)は、図10(A)の側面図、図10(C)は、図10(A)の下面図、図11は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のパンチング装置の部分拡大断面図である。
【0025】
図1〜図3に示したように、10は全体で本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置を示している。
最終不良マーキング装置10は、図1に示したように、例えば、CSP、BGAのようなタイプの電子部品実装用フィルムキャリアテープであって、その製造工程が全て終了した電子部品実装用フィルムキャリアテープT(以下、単に「フィルムキャリアテープ」と言う。)が、スペーサSを介して巻装されたリールRが、送り出し駆動軸12に装着されている。
【0026】
そして、駆動モータの駆動により、送り出し駆動軸12が回転して、フィルムキャリアテープTが、リールRからスペーサSとともに繰り出されて、案内ローラ14、16を介して、不良マーク検出装置18へと供給されるようになっている。
ところで、予め前行程において、リードの電気的な断線、短絡、パターン不良などの種々の品質検査をする検査工程において、インキングなどで、フィルムキャリアテープTの所定箇所に不良マークが施されている。この不良マーク検出装置18では、これらの不良マークを検出するためのものである。
【0027】
この不良マーク検出装置18に供給されたフィルムキャリアテープTは、バックテンションギア20とドライブギア22の間を通過する際に、ドライブギア22の駆動が一時停止されて、フィルムキャリアテープTの送給が停止されるとともに、フィルムキャリアテープTのスプロケット孔に係合するバックテンションギア20の逆転によって、フィルムキャリアテープTが正確に所定の位置に、例えば、フィルムキャリアテープTのスプロケット孔を基準にして、位置決めされるようになっている。
【0028】
図1に示したように制御装置15を介して、ドライブギア22の駆動が一時停止されて、フィルムキャリアテープTの送給が停止されるようになっている。
この場合の制御は、ドライブギア22の回転を、ドライブギア22を駆動する駆動機構であるのパルスモータの回転による内部パルスを制御することにより行うようになっている。
【0029】
この停止位置は、フィルムキャリアテープTの前行程で不良マークが付された位置が、後述する不良マーク検出装置18の不良マーク検出部40の透過光照射装置42a〜42lと透過光受光センサー46a〜46lの位置に合致するように制御される。
図5〜図7に示したように、搬送されてくるフィルムキャリアテープTを案内する案内ガイド26と一対の案内ガイド28が設けられており、これらの間の間隔は、フィルムキャリアテープTのテープ幅に応じて、最終不良マーキング装置10の基台上に固定されたフレーム34に、位置調節ネジ36、38を調節して固定することによってその離間距離を調整できるようになっている。
【0030】
また、図5〜図6に示したように、スプロケット孔検出部24のフィルムキャリアテープの送給方向下流側には、不良マーク検出部40が配置されている。
この不良マーク検出部40には、最終不良マーキング装置10の基台上に、図示しない調節ネジなどの調節機構によって、フィルムキャリアテープTの幅方向に位置調節可能に、フィルムキャリアテープTの下方に位置するように配置された複数の透過光照射装置42を備えている。
【0031】
なお、この実施例の場合には、フィルムキャリアテープTの幅方向に12個までの電子部品実装部を有するフィルムキャリアテープTに対処できるように、12個の透過光照射装置42a〜42lを備えている。しかしながら、この数は、フィルムキャリアテープTの電子部品実装部の数に対応して変更可能である。
一方、案内ガイド26と案内ガイド28の上方には、フィルムキャリアテープTの幅方向に延びるガイド棒部材44が最終不良マーキング装置10の基台上に配設されている。そして、このガイド棒部材44に、透過光照射装置42a〜42lの位置に対応して、複数の(本実施例では12個の)透過光受光センサー46a〜46lが設けられている。これらの透過光受光センサー46a〜46lには、それぞれ、交互に上側の調節ネジ48a〜48l、側方に調節ネジ50a〜50lが設けられており、これらのネジにより透過光受光センサー46a〜46lのフィルムキャリアテープTの幅方向の位置を微調整できるようになっている。なお、図示しないが、透過光照射装置42a〜42lも、透過光受光センサー46a〜46lに対応して、フィルムキャリアテープTの幅方向の位置を微調整できるようになっている。
【0032】
なお、この場合、前行程で所定の位置に付されたフィルムキャリアテープTの不良マークを検出する方法としては、透過光照射装置42a〜42lから、フィルムキャリアテープTを介して透過された透過光の透過度が、透過光受光センサー46a〜46lで受光した透過が、予め設定された透過度の設定値を下回る場合には、不良品であると判断し、それ以上であれば良品であると判断するように、制御装置15で制御するようになっている。
【0033】
また、前行程で所定の位置に付されたフィルムキャリアテープTの不良マークを検出する方法としては、上記方法以外にも、例えば、フィルムキャリアテープTを介して透過された透過光、または別途図示しない反射光照射装置からの照射した照射光が、フィルムキャリアテープTを介して反射された反射光により、不良マークを画像認識カメラで認識するようにすることもできる。
【0034】
そして、この不良マーク検出部40で検出された不良マークに基づいて、フィルムキャリアテープTの送給方向に不良箇所の存在する電子部品実装ユニットの所定番目の位置、不良部分のテープの長手方向の位置、幅方向の位置が制御装置15に入力されるようになっている。
また、この不良マーク検出装置18のスプロケット孔検出部24のフィルムキャリアテープの送給方向下流側には、マーキング装置の一つであるインクマーキング装置60が配置されている。
【0035】
このインクマーキング装置60は、図2、図3および図8に示したように、最終不良マーキング装置10の基台11上を、モーター62、ボールネジ64によって、案内レール66、68、70上を移動して、フィルムキャリアテープTに対して、幅方向、長手方向、および上下方向に位置移動できるように構成されている。なお、この移動機構は、モータに限らず、ピストンシリンダ機構などのその他の移動機構を採用することも可能である。
【0036】
また、インクマーキング装置60は、インクマーキング装置本体72を備えており、一方側の上部が、図8に示したように、側方に(フィルムキャリアテープTの幅方向手前側に)突設した上方インキング部74が設けられている。
上方インキング部74には、その下方にインキングユニット76が、図示しないピストンシリンダなどの移動機構によって、図8および図9に示したように、矢印Aのように上下動できるように構成されている。このインキングユニットの下端には、スタンプ部材78が保持され、インキングユニット76全体を、またはスタンプ部材78を交換できるように脱着自在な構成となっている。
【0037】
このスタンプ部材78は、印面部80を有しており、フィルムキャリアテープの不良部分の裏面または表面に印面部80が当接した際に、フィルムキャリアテープの不良部分の裏面または表面にマーキングされるようになっている。
なお、このスタンプ部材78の材質は特に限定されるものではないが、例えば、シリコンゴムなどで構成すれば、フィルムキャリアテープの表面のリードなどを損傷しないためには好ましい。また、印面部80には、所定の不良マークが刻設されていてもよい。
【0038】
また、図8および図9に示したように、インクマーキング装置本体72には、その側部に(フィルムキャリアテープTの幅方向手前側に)、インク供給部82が設けられている。このインク供給部82の内部には、インク88を貯留する円盤皿形状のインク供給カップ部材88が、開口部を下方になるように、インク供給プレート部材86の上方に配置されている。
【0039】
このインク供給プレート部材86は、図示しないピストンシリンダなどの移動機構によって、図8および図9に示したように、フィルムキャリアテープTの幅方向Cに移動可能となっている。
また、インク供給プレート部材86の上面86aには、スタンプ部材78の印面部80の形状に合致した形状のインク溝85が形成されている。
【0040】
このような構成のインクマーキング装置60は、下記のように作動する。
すなわち、不良マーク検出部40で不良マークが検出された場合、予め制御装置15の記憶部内に入力された不良マーク検出部40からインクマーキング装置60までの距離の情報に基づいて、ドライブギア22の回転を、ドライブギア22を駆動する駆動機構であるパルスモータの回転による内部パルスを制御することにより、フィルムキャリアテープTの不良箇所が、インクマーキング装置60に到達した時点で、ドライブギア22の駆動が一時停止されて、フィルムキャリアテープの搬送が停止される。
【0041】
そして、予め制御装置15の記憶部内に入力された不良マークの情報に基づいて、インクマーキング装置60が、原点位置(初期位置)から、フィルムキャリアテープTに対して、幅方向、長手方向に移動して、フィルムキャリアテープTの不良箇所の直上に位置するように制御される。
この状態で、インク供給プレート部材86が、フィルムキャリアテープTの幅方向手前側に移動した際に、インク供給カップ部材88の下方を摺動してインク供給プレート部材86の上面86aのインク溝85にインク88が付着し、図9の一点鎖線に示したように、インキングユニット76のスタンプ部材78の下方に位置するようになっている。
【0042】
この状態で、図9の矢印Aに示したように、スタンプ部材78が下降して、インク供給プレート部材86の上面86aのインク溝85に付着したインク88がインク溝の形状で印面部80に転写されるようになっている。
そして、再び、図9に示したように、インキングユニット76のスタンプ部材78が上昇して、待機位置となるとともに、インク供給プレート部材86が、フィルムキャリアテープTの幅方向後ろ側に移動して、実線の待機位置へと復帰するようになっている。
【0043】
その後、図9に示したように、インキングユニット76のスタンプ部材78が下降して、その印面部82が、フィルムキャリアテープの不良部分の裏面に当接して、不良マークが、フィルムキャリアテープの不良部分の裏面または表面の所定の箇所にマーキングされるようになっている。
そして、インキングユニット76のスタンプ部材78が上昇して初期位置に復帰する。
【0044】
これらの一連のステップが、同一ロットのフィルムキャリアテープTにおいて繰り返されることになる。但し、インクマーキング装置60が、原点位置(初期位置)からフィルムキャリアテープTの不良箇所の直上に移動するのは、初回の動作のみで、同一ロットのフィルムキャリアテープTに対しては、インクマーキング装置60は、常時フィルムキャリアテープの上に位置しており、基本的には、フィルムキャリアテープTの幅方向内を移動するように操作される。
【0045】
なお、図9中、89は、マーキング受け部であり、スタンプ部材78の印面部82がフィルムキャリアテープの不良箇所の裏面または表面に当接した際に、スタンプ部材78の印面部82とフィルムキャリアテープTとの間にフィルムキャリアテープTを支持して、インクによるマーキングを確実に行うようにするとともに、フィルムキャリアテープTに傷がつかないようにするためである。従って、マーキング受け部58は、アクリルなどの硬質合成樹脂から構成するのが望ましい。
【0046】
このインクマーキング装置60のフィルムキャリアテープの送給方向下流側には、マーキング装置の一つであるパンチング装置90が設けられている。
このパンチング装置90は、上記のインクマーキング装置60と同様に、最終不良マーキング装置10の基台11上を、モーター92、ボールネジ94によって、図示しない案内レール上を移動して、フィルムキャリアテープTに対して、幅方向、長手方向、および上下方向に位置移動できるように構成されている。
【0047】
また、パンチング装置90は、図10および図11に示したように、略コの字形状のパンチング装置本体96を備えている。このパンチング装置本体96には、上部パンチング部98と下部パンチング部100とを備えており、この上部パンチング部98と下部パンチング部100との間に、フィルムキャリアテープが通過するフィルムキャリアテープ送給用開口部102が形成されている。
【0048】
上部パンチング部98には、ピストンシリンダ装置104がその上部に設けられ、このピストンシリンダ装置104のロッド106に、パンチングロッド108が連結され、その先端部にフィルムキャリアテープの不良箇所に不良マークであるパンチング孔を穿設するための穿設突起部110が形成され、上部パンチング部98からフィルムキャリアテープ送給用開口部102に出没自在に構成されている。また、パンチングロッド108の周囲には、上部パンチング部98とロッド突起部109との間に圧縮バネ112が介装され、ピストンシリンダ装置104とロッド突起部109との間にバネ114が介装されており、パンチングロッド108を上方に付勢するようになっている。
【0049】
一方、下部パンチング部100には、そのパンチング受け孔116内にパンチ受け部材118が装着されており、ピストンシリンダ装置104の作動によって、パンチングロッド108が下降した際に、穿設突起部110と係合して、フィルムキャリアテープTの不良箇所に不良マークであるパンチング孔を穿設するようになっている。そして、このパンチング受け孔116の下端には、パンチングにより打ち抜かれたフィルムキャリアテープのパンチングかすを収容するパンチングかす収容部材120が、ネジ121によって、パンチングかすを廃棄するために取り外し可能に装着されている。
【0050】
このような構成のパンチング装置90では、下記のように作動する。
すなわち、制御装置15の記憶部内に記憶された不良マーク検出部40で検出された不良マークの情報と、予め制御装置15の記憶部内に入力された不良マーク検出部40からパンチング装置90までの距離の情報に基づいて、フィルムキャリアテープTの不良箇所が、インクマーキング装置60に到達した時点で、前述したように、ドライブギア22の回転を、ドライブギア22を駆動する駆動機構であるパルスモータの回転による内部パルスを制御することにより、ドライブギア22の駆動が一時停止されて、フィルムキャリアテープの搬送が停止するようになっている。
【0051】
そして、制御装置15の記憶部内に記憶された不良マーク検出部40で検出された不良マークの情報に基づいて、パンチング装置90が幅方向、長手方向に移動して、不良が検出されたフィルムキャリアテープの電子部品実装ユニットの所定位置に移動する。
この状態で、ピストンシリンダ装置104が作動して、パンチングロッド108が下降して、圧縮バネ112とバネ114に抗して、フィルムキャリアテープ送給用開口部102内に穿設突起部110が突出して、パンチング受け孔116内のパンチ受け部材118と穿設突起部110とが係合して、フィルムキャリアテープTの不良箇所に不良マークであるパンチング孔を穿設するようになっている。
【0052】
そして、所定の不良マークであるパンチング孔がフィルムキャリアテープTに穿設された後、ピストンシリンダ装置104が作動して、圧縮バネ112とバネ114の作用によって、パンチングロッド108が上方に移動して再び待機位置に復帰するようになっている。
なお、図2中、122、124は、搬送されるフィルムキャリアテープを案内する一対の案内ガイドであり、案内ガイド26、28と同様にその離間距離が調節できるようになっている。
【0053】
また、上記の場合、不良マーク検出装置18の検出結果に基づいて、インクマーキング装置60によるインクマーキング、もしくはパンチング装置90によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方が、制御装置15に予め入力されたプログラムに基づいて選択的に実施されるようにすることができる。これによって、ユーザーの指定するフィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方を選択的に実施できるので、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができる。
【0054】
また、インクマーキング装置60が複数個設けられるとともに、パンチング装置90が複数個設けられ、不良マーク検出装置18の検出結果に基づいて、インクマーキング装置60によるインクマーキング、もしくはパンチング装置90によるパンチング孔の穿孔が、選択的に組み合わされて実施されるように構成してもよい。
【0055】
これによって、ユーザーの指定するフィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、パンチング装置によるパンチング孔の穿孔を組み合わして、選択的に実施できるので、不良表示のバリエーションが拡大するとともに、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができる。
【0056】
このように、インクマーキング装置60またはパンチング装置90によって、フィルムキャリアテープTの裏面の不良箇所の所定位置に、所定のマーキングが施された後、フィルムキャリアテープTは、案内ローラ126、128通過して、巻き取り駆動軸130に装着されたリールR’に、駆動モータの駆動により巻き取り軸130が回転することにより、フィルムキャリアテープTが巻き取られる。
【0057】
この際、リールRから繰り出されたスペーサSが、案内ローラ132、134を介して、リールR’に供給されフィルムキャリアテープの間に介装され、フィルムキャリアテープ同士が接触してインクが別の部分に付着したり、フィルムキャリアテープが損傷しないように保護するようになっている。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、マーキング装置として、インクマーキング装置60、パンチング装置90の他に、レーザーマーキング装置などその他のマーキング装置も適用できる。また、上述のように、ドライブギア22の回転を、ドライブギア22を駆動する駆動機構であるパルスモータの回転による内部パルスを制御して、フィルムキャリアテープの搬送の停止を制御する代わりに、フィルムキャリアテープTのスプロケット孔によって、その長手方向の位置をレーザ光などの光を照射する光照射装置と、受光センサーフィルムキャリアテープTの長手方向の位置を検出するようにすることも可能であるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、予め前行程において、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良である断線、短絡、欠け、突起などの種々の品質検査をする検査工程で所定箇所に付された不良マークを、不良マーク検出装置で検出でき、その検出結果に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に、複数のマーキング装置によって、例えば、インクマーキング装置によって、不良部分に最終マーキングであるインクマーキングを付することができるとともに、パンチング装置によって、不良部分に最終マーキングであるパンチング孔を穿孔できる。
【0059】
従って、煩雑な作業が不要で、時間もコストもかからず、大量生産が可能で、検査不良の見落としも発生せず、品質検査の精度の向上が図れる。また、BGA、CSPなどのいわゆる多数個取りにも対応して、生産量の増加が図れ、しかも、位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを確実に施すことができる。
また、本発明によれば、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方が、選択的に実施されるように構成されているので、ユーザーの指定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方を選択的に実施できるので、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができる。
【0060】
さらに、本発明によれば、インクマーキング装置が複数個設けられるとともに、パンチング装置が複数個設けられ、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔が、選択的に組み合わされて実施されるように構成されているので、ユーザーの指定する電子部品実装用フィルムキャリアテープの特定の箇所に、ユーザーの指定する方法で、インクマーキング装置によるインクマーキング、パンチング装置によるパンチング孔の穿孔を組み合わして、選択的に実施できるので、不良表示のバリエーションが拡大するとともに、生産量が増加にも量的に対応でき、しかも位置精度よく指定の箇所に不良マーキングを施すことができるなどの幾多の作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の正面図である。
【図2】図2は、図1の上面図である。
【図3】図3は、図2のIII方向の端面図である。
【図4】図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の拡大正面図である。
【図5】図5は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置の不良マーク検出装置の上面図である。
【図6】図6は、図5の正面図である。
【図7】図7は、図5のVII方向の端面図である。
【図8】図8は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のインクマーキング装置の部分斜視図である。
【図9】図9は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のインクマーキング装置の作動を説明する概略図である。
【図10】図10(A)は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のパンチング装置の正面図、図10(B)は、図10(A)の側面図、図10(C)は、図10(A)の下面図である。
【図11】図11は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終不良マーキング装置のパンチング装置の部分拡大断面図である。
【図12】図12は、従来の電子部品実装用フィルムキャリアテープの概略図である。
【図13】図13は、従来のBGAタイプの電子部品実装用フィルムキャリアテープの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 最終不良マーキング装置
11 基台
12 駆動軸
14 案内ローラ
15 制御装置
18 不良マーク検出装置
20 バックテンションギア
22 ドライブギア
26 案内ガイド
28 案内ガイド
34 フレーム
36 位置調節ネジ
40 不良マーク検出部
42 透過光照射装置
42a 透過光照射装置
44 ガイド棒部材
46a 透過光受光センサー
48a 調節ネジ
50a 調節ネジ
60 インクマーキング装置
62 モーター
64 ボールネジ
66 案内レール
72 インクマーキング装置本体
74 上方インキング部
76 インキングユニット
78 スタンプ部材
80 印面部
82 印面部
83 インク供給部
86 インク供給プレート部材
86a 上面
88 インク
88 インク供給カップ部材
90 パンチング装置
92 モーター
94 ボールネジ
96 パンチング装置本体
98 上部パンチング部
100 下部パンチング部
102 テープ送給用開口部
104 ピストンシリンダ装置
106 ロッド
108 パンチングロッド
109 ロッド突起部
110 穿設突起部
112 圧縮バネ
114 バネ
120 収容部材
121 ネジ
126 案内ローラ
130 駆動軸
132 案内ローラ

Claims (8)

  1. 幅方向に複数の電子部品実装部を有する電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングを施すための最終不良マーキング装置であって、
    予め前行程である種々の検査工程で所定箇所に不良マークが付された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良マークを検出する不良マーク検出装置と、
    前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングを付する複数のマーキング装置を備えるとともに、
    前記マーキング装置が、前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの少なくとも幅方向に移動可能に構成されていることを特徴とする最終不良マーキング装置。
  2. 前記マーキング装置が、
    前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングであるインクマーキングを付するインクマーキング装置と、
    前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、検出された電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分に最終マーキングであるパンチング孔を穿孔するパンチング装置と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の最終不良マーキング装置。
  3. 前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔のいずれか一方が、またはその両方が、選択的に実施されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の最終不良マーキング装置。
  4. 前記インクマーキング装置が複数個設けられるとともに、パンチング装置が複数個設けられ、
    前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、インクマーキング装置によるインクマーキング、もしくはパンチング装置によるパンチング孔の穿孔が、選択的に組み合わされて実施されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の最終不良マーキング装置。
  5. 前記インクマーキング装置が、所定の不良マークが刻設された印面部を有するスタンプ部材を備えるとともに、
    前記不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、前記スタンプ部材を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの少なくとも幅方向に移動させる移動装置を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の最終不良マーキング装置。
  6. 前記不良マーク検出装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して透過された透過光の透過度が、透過光センサーの予め設定された透過度の設定値を下回る場合には、不良品であると判断するように構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の最終不良マーキング装置。
  7. 前記不良マーク検出装置が、電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して透過された透過光、または電子部品実装用フィルムキャリアテープを介して反射された反射光により、不良マークを画像認識する、画像認識カメラであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の最終不良マーキング装置。
  8. 前記パンチング装置が、不良マーク検出装置の検出結果に基づいて、前記パンチング装置を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの少なくとも幅方向に移動させる移動装置を備えることを特徴とする請求項2から7のいずれかに記載の最終不良マーキング装置。
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