JP4461803B2 - 情報記録再生装置および情報記録再生方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、情報記録再生装置および情報記録再生方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特にネットワークを介してデータを送受信することができるようにした情報記録再生装置および情報記録再生方法、記録媒体、並びにプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報を記録し、再生する媒体および装置として、磁気式または光学式をはじめ、半導体メモリ適用による構成など、多岐に亘る製品が実用に供せられている。とりわけ、磁気式記録にあって、磁気テープ媒体を用いた磁気テープ記録・再生装置には、長い歴史的経緯と広範な実績があり、且つ今後にあっても尚、引続き重要な役割を担うものと目されている。
【0003】
磁気テープ記録・再生装置の特徴の第1は、その性能評価を記録媒体(磁気テープ媒体)の性能に依存することであり、その第2は、同期的な作動構造に依拠していることである。磁気テープ媒体はシーケンシャル記録に係る媒体として広範に利用が為されているが、
(1)その低廉なビット・コスト
(2)一巻あたりの膨大なビット容量
(3)リムーバブルであり、一巻毎に管理できるという管理性
(4)長期記録保持機能を利用したアーカイブ保存への利用
等により広範な適用分野において評価を受けている。
【0004】
とりわけ磁気記録媒体の記録性能はその保磁力に依存し、保磁力の経時的劣化はアレニウス・プロットにしたがい、その半対数表示での勾配として経時性能が評価されるが、磁気素材の改良・開発にともない、長期記録保持性能は着実な向上を継続しているのが現状である。
【0005】
一方、磁気テープのヘッドに対する相対移動時に磁束密度の変動に基づき情報を取出し/書込む機構は、他の装置・機器との情報授受を同期的に為す構成であり、よって例えば専用の伝送路を経由しての他の装置・機器と同期させた直接の情報授受に適している。この結果、従来のVTR装置(ビデオテープレコーダ:以下、VTRと略記する)やVCR装置(ビデオカセットレコーダ:以下、VCRと略記する)に代表される同期式磁気テープ記録・再生装置は、専用の伝送路の使用を前提として、単独で、またはランダムアクセス式記録・再生装置の補完やバックアップとしての適用形態がなされてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように従来のVTRはリニアデバイスと呼称されるように、画像音声などの入出力が全て同期して進行するから、VTRからテープ媒体の記録内容をサーバなどへコピーするためには、リアルタイム環境下で常に一定の速度にて、配信元のVTR側でのテープ媒体の再生動作と、配信先のサーバ側での記録動作を、同期して同時に行う必要があった。従って例えば再生時に、時間長にして5分間分に相当する量の映像/音声データを30分間かけて出力するといった再生は出来ず、あるいは記録時に、5分間分の映像/音声データが30分間かかって入力された際に、同期式VTRはこれを記録するには適さなかった。
【0007】
このように同期式VTRは情報を授受する夫々のデバイスに対して厳密な時間管理による専用の制御をするため、また時間の規制に正確に追随させるべく、映像・音声データ、タイムコード、制御信号などをそれぞれ独立に接続する必要があった。また配信元と配信先を反転させる場合は、結線を変更するか、逆方向の結線を別途準備する必要があり、煩雑に加えてコスト的にも不利であった。
【0008】
結線を一本化などにより単純化するには、Ethernet(商標)に代表されるLAN(Local Area Network)などネットワーク環境の適用が望ましいのであるが、ネットワーク通信網に従来の同期式VTRをノードとして接続するには幾つかの隘路・解決すべき課題が存在した。
【0009】
先ず、複数のノード共用のネットワーク通信網を経由してのタイムコード、制御信号、および配信コンテンツの伝送は、専用伝送路経由と異なり、同期して伝送される保証がなく、一般的に非同期で伝送されるため、従来の同期式VTRはこれに対応可能な構成ではなかった。
【0010】
また従来、専用伝送路や、伝送レートが保証されたプライベートなネットワーク通信網を使用した、同期式VTRからの再生情報の送出または同期式VTRへの記録情報の取り込みは、固定伝送レートが保証されていることで記録・再生時の品質に問題が生じることがなかったが、これに比して複数のノードに公開されたネットワーク回線の伝送レートは専用伝送路に比して変動的であり、その時点でのトラフィック量に依存的に変動する。このように回線状態に依存する結果として伝送情報の品質等に問題が発生する虞があった。例えばEthernet(商標)上などでトラフィック量が変化して配信速度が一定に保てない物理層の上では、テープ素材の送受信の円滑な処理が為されない虞があった。
【0011】
また従来の同期系VTRでは、磁気テープ上の離れた位置に記録されている2つのシーンを、連続的に送出するには不適であった。
【0012】
さらに従来の同期系VTRでは、1つのジョブの進行中は他のジョブは停止状態に保持されることから、ジョブ全体の処理に長時間を要するという問題があった。
【0013】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、磁気テープに対して記録再生されるデータを、ネットワークを介して送受信することができるようにするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記録再生装置は、テープ状磁気記録媒体から再生した情報、またはテープ状磁気記録媒体に対して記録する情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、暫定記憶手段における情報の蓄積量を監視する監視手段と、監視手段による監視結果に基づいて、テープ状磁気記録媒体から暫定記憶手段への情報の供給を制御するとともに、暫定記憶手段からテープ状磁気記録媒体への情報の供給を制御する第1制御手段と、非同期通信路との通信を行う通信手段と、監視手段による監視結果に基づいて、暫定記憶手段から通信手段への情報の供給を制御するとともに、通信手段から暫定記憶手段への情報の供給を制御する第2制御手段と、暫定記憶手段に記憶されるテープ状磁気記録媒体から再生した情報のタイムコードを、暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリとを備え、第1制御手段は、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、メモリに記憶されているタイムコードのうち、一時停止直前の情報のタイムコードに基づいて、テープ状磁気記録媒体をプリロールする。
【0015】
前記通信手段が通信を行う非同期通信路は、イーサネットを含むネットワークである。
【0016】
前記監視手段は、暫定記憶手段における情報の蓄積量を、予め設定されている下限値および上限値と比較し、比較の結果を、第1の制御手段と第2の制御手段に通知することができる。
【0017】
前記監視手段は、テープ状磁気記録媒体から情報を再生する場合、暫定記憶手段における情報の蓄積量を、第1の下限値および第1の上限値と比較し、テープ状磁気記録媒体に対して情報を記録する場合、暫定記憶手段における情報の蓄積量を、第2の下限値および第2の上限値と比較することができる。
【0018】
前記第1の制御手段は、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第1の上限値以上になったとき、テープ状磁気記録媒体の再生を一時停止し、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第1の下限値以下になったとき、テープ状磁気記録媒体の再生を再開し、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第2の下限値以下になったとき、テープ状磁気記録媒体に対する情報の記録を一時停止し、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第2の上限値以上になったとき、テープ状磁気記録媒体に対する情報の記録を再開するようにすることができる。
【0019】
前記第1の制御手段は、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の記録を再開するときにも、テープ状磁気記録媒体をプリロールすることができる。
【0020】
前記第1の制御手段は、再生時におけるプリロールの時間を、記録時におけるプリロールの時間より短くすることができる。
【0021】
前記第2の制御手段は、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第1の下限値以下になったとき、通信手段への情報の供給を一時停止し、暫定記憶手段における情報の蓄積量が、第1の上限値以上になったとき、通信手段への情報の供給を再開することができる。
【0022】
前記情報記録再生装置は、デジタルビデオテープレコーダである。
【0023】
本発明の情報記録再生方法は、テープ状磁気記録媒体から再生した情報、またはテープ状磁気記録媒体に対して記録する情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、暫定記憶手段に記憶されるテープ状磁気記録媒体から再生した情報のタイムコードを、暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、非同期通信路との通信を行う通信手段とを備える情報記録再生装置の情報記録再生方法において、情報記録再生装置が、暫定記憶手段における情報の蓄積量を監視する監視ステップと、監視ステップの処理による監視結果に基づいて、テープ状磁気記録媒体から暫定記憶手段への情報の供給を制御するとともに、暫定記憶手段からテープ状磁気記録媒体への情報の供給を制御する第1制御ステップと、監視ステップによる監視結果に基づいて、暫定記憶手段から通信手段への情報の供給を制御するとともに、通信手段から暫定記憶手段への情報の供給を制御する第2制御ステップとを含み、第1制御ステップでは、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、メモリに記憶されている情報のうち、一時停止直前の情報のタイムコードに基づいて、テープ状磁気記録媒体をプリロールする。
【0024】
本発明の記録媒体のプログラムは、テープ状磁気記録媒体から再生した情報、またはテープ状磁気記録媒体に対して記録する情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、暫定記憶手段に記憶されるテープ状磁気記録媒体から再生した情報のタイムコードを、暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、非同期通信路との通信を行う通信手段とを備える情報記録再生装置のコンピュータに、暫定記憶手段における情報の蓄積量を監視する監視ステップと、監視ステップの処理による監視結果に基づいて、テープ状磁気記録媒体から暫定記憶手段への情報の供給を制御するとともに、暫定記憶手段からテープ状磁気記録媒体への情報の供給を制御する第1制御ステップと、監視ステップによる監視結果に基づいて、暫定記憶手段から通信手段への情報の供給を制御するとともに、通信手段から暫定記憶手段への情報の供給を制御する第2制御ステップとを含み、第1制御ステップでは、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、メモリに記憶されている情報のうち、一時停止直前の情報のタイムコードに基づいて、テープ状磁気記録媒体をプリロールする処理を実行させる。
【0025】
本発明のプログラムは、テープ状磁気記録媒体から再生した情報、またはテープ状磁気記録媒体に対して記録する情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、暫定記憶手段に記憶されるテープ状磁気記録媒体から再生した情報のタイムコードを、暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、非同期通信路との通信を行う通信手段とを備える情報記録再生装置のコンピュータに、暫定記憶手段における情報の蓄積量を監視する監視ステップと、監視ステップの処理による監視結果に基づいて、テープ状磁気記録媒体から暫定記憶手段への情報の供給を制御するとともに、暫定記憶手段からテープ状磁気記録媒体への情報の供給を制御する第1制御ステップと、監視ステップによる監視結果に基づいて、暫定記憶手段から通信手段への情報の供給を制御するとともに、通信手段から暫定記憶手段への情報の供給を制御する第2制御ステップとを含み、第1制御ステップでは、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、メモリに記憶されている情報のうち、一時停止直前の情報のタイムコードに基づいて、テープ状磁気記録媒体をプリロールする処理を実行させる。
【0026】
本発明においては、暫定記憶手段における情報の蓄積量が監視され、その監視結果に基づいて、テープ状磁気記録媒体から暫定記憶手段への情報の供給が制御されるとともに、暫定記憶手段から、テープ状記録媒体への情報の供給が制御される。また、監視結果に基づいて、暫定記憶手段から通信手段への情報の供給が制御されるとともに、通信手段から暫定記憶手段への情報の供給が制御される。さらに、一時停止されているテープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、メモリに記憶されている情報のうち、一時停止直前の情報のタイムコードに基づいて、テープ状磁気記録媒体がプリロールされる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すための好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ましい種々の限定が付されている場合があるが、この発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0028】
図1は、本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態である非同期式VTR装置の、機能的構成を示すブロック図である。非同期式VTR装置1は、図1に示されるように、装着されたテープ状磁気記録媒体11に対して、データを記録・再生する磁気テープ記録再生機構12、テープ状磁気記録媒体11から再生されたデータまたはネットワーク21を介して取込まれ、記録がなされるデータを、暫定的に蓄積格納する暫定記憶部14、暫定記憶部14への情報の蓄積状態を常時監視して、監視結果aを提供する監視部15、監視結果aに基づき、テープ状磁気記録媒体11と暫定記憶部14の間の情報授受を制御する第1制御部13、監視結果aに基づき、暫定記憶部14とネットワーク21(インタフェース部17)の間の情報授受を制御する第2制御部16、ネットワーク21と暫定記憶部14の間をインタフェースし、ネットワーク21と通信する通信部としてのインタフェース部17を、具備する。
【0029】
さらに図2に示されるように、非同期式VTR装置1は、全体の動作を管理するスーパーバイザとしての管理部31を具備する。
【0030】
非同期式VTR装置1はネットワーク接続機能を具備した好ましくはコンピュータシステムとして具現され、プロセッサ(CPU)、テンポラリの記憶やワーキングメモリとして機能するRAM、CPUによって読取り実行可能のプログラムが格納されたROM等のメモリ、バス等の構成部分を備えるが、その具体的構成例は図3を参照して後述する。
【0031】
非同期式VTR装置1を構成する各部は、装置が内蔵するプロセッサ(CPU)により読み取り実行可能なプログラムとして準備されるか、専用回路や専用チップ等のハードウエア資源として、或いはそれらの混成として装備されるものであり、所定の機能を果たすものであればその構成・種類に限定と制約はない。
【0032】
例えば管理部31、監視部15、第1制御部13、並びに第2制御部16は、好ましくは上記CPUにより読み取り実行可能なプログラムとして準備される。また暫定記憶部14には、好ましくはデュアルポート構造の高速ランダムアクセス半導体メモリ・デバイスが適用される。
【0033】
次に、非同期式VTR装置1の動作を概略的に把握するための説明を記述する。なお動作の詳細は、後にフローチャートに基づき詳説される。
【0034】
図2に示されるように、管理部31は、外部の機器、例えば遠隔位置のコンピュータから、ネットワーク21経由で、非同期式VTR装置1をターゲットとして送付されたコマンドまたは/および制御データdcrを取込み、パース(解釈)して、装置内の各部へ制御信号を発行し、或いはコマンドまたは/および制御データdctを作成して、ネットワーク21経由で送信する機能を有する。
【0035】
外部機器から送付されるコマンドとして、非同期式VTR装置1の再生動作、ついで記録動作の指示が到着した場合を想定する。管理部31はこれを受けて、装置内の各部分へ指示信号を発行する。
【0036】
管理部31から再生の指示が発行されると、磁気テープ記録再生機構12は、装着されているテープ状磁気記録媒体11から、記録されている情報を再生してデコーデイング処理を施し、暫定記憶部14へ蓄積する。この暫定記憶部14からは、蓄積された情報が、first−in−first−outの原理で取出され、再生出力として、インタフェース部17経由でネットワーク21へ送出される。この間、監視部15は、暫定記憶部14への情報の蓄積状態を常時監視し、蓄積量が予め再生用に設定された下限にまで減少するか、予め設定された上限にまで増加すると、夫々の監視結果aを通知として発行する。
【0037】
下限にまで減少した通知を受けた際に第2制御部16は、暫定記憶部14から蓄積情報を取出す処理を一時停止して、暫定記憶部14の情報蓄積量の回復を待機する。一方、下限にまで減少した通知を受けた第1制御部13は、そのとき磁気テープ記録再生機構12が作動停止中であれば再生動作を再開させ、暫定記憶部14の情報蓄積量の回復を図る。
【0038】
他方、上限にまで増加した通知を受けた際に第1制御部13は、そのとき磁気テープ記録再生機構12が作動中であれば再生動作を一時停止させ、暫定記憶部14の情報蓄積量の減少を図る。第2制御部16は暫定記憶部14から蓄積情報を取出す処理を継続する。
【0039】
一方、管理部31から記録の指示が発行されると、ネットワーク21経由で伝送入力された記録すべき情報がインタフェース部17経由で取込まれ、暫定記憶部14へ蓄積される。この暫定記憶部14に蓄積された情報は、first−in−first−outの原理で取出され、磁気テープ記録再生機構12が、装着されたテープ状磁気記録媒体11に記録する。この間、監視部15は暫定記憶部14への情報の蓄積状態を常時監視し、蓄積量が予め記録用に設定された下限にまで減少するか、予め設定された上限にまで増加すると、夫々の監視結果aを通知として発行する。
【0040】
下限にまで減少した通知を受けた際に第1制御部13は、磁気テープ記録再生機構12の記録動作を一時停止させ、暫定記憶部14から蓄積情報を取出す処理を一時停止して、暫定記憶部14の情報蓄積量の回復を待機する。一方、下限にまで減少した通知を受けた第2制御部16は情報の取込みを継続して、暫定記憶部14の情報蓄積量の回復を図る。
【0041】
他方、上限にまで増加した通知を受けた際に第1制御部13は、そのとき磁気テープ記録再生機構12が記録動作の一時停止中であれば記録動作を再開させ、暫定記憶部14の情報蓄積量の減少を図る。このように第1制御部13が、監視結果aに基づきテープ状磁気記録媒体11と暫定記憶部14の間の情報授受を制御し、また第2制御部16が暫定記憶部14とネットワーク21(インタフェース部17)の間の情報授受を制御し、しかも第1制御部13と第2制御部16の動作は、互いに干渉することなく、夫々が独立的に為される非同期の動作となる。この非同期式構成により、他の装置との非同期による情報授受が、インタフェース部17およびネットワーク21を介して可能になる。
【0042】
またネットワーク21としては、LAN(Local Area Network)として100Base−Tや超広帯域対応のGigabit Ethernet(商標)(1000base−X)をはじめ、Webを構成するインターネット網など、TCP/IP規格準拠の通信網の適用が好ましく、よってインタフェース部17も夫々に対応した構成とする。このように本実施形態によれば、外部機器との結線は、例えばLANのみでよく、結線が単純化できるため、システム全体の構成を廉価にすることができ、設置や変更に対する対応も大幅に簡素化できる。
【0043】
図1の非同期式VTR装置を適用した非同期式デジタルVTR装置の具体的な構成のうちの、主要部の構成が、図3に示されている。システムコントロール・プロセッサ301は組込コンピュータであり、具備するCPUが該当プログラムを読取り実行することにより前記の管理部31、第1制御部13、および第2制御部16を具現化する。テープ駆動部(TTP:tape transport)302は、画像音声の記録再生時に、システムコントロール・プロセッサ301の制御下で、磁気テープ331(図1のテープ状磁気記録媒体11に対応する)の走行制御を行う機構部である。テープ駆動部302、信号のデコード処理を担うデコーダ303、および信号のエンコード処理を担うエンコーダ304は、図1の磁気テープ記録再生機構12に対応する。メモリコントローラ305、監視部306(図1の監視部15に対応する)、TCP/IPモジュール308、およびネットワーク・インタフェース・カード(NIC)309は、何れも専用ロジック回路で構成されるモジュールであるが、前記のようにこれに限定されることはない。TCP/IPモジュール308とネットワーク・インタフェース・カード309は、図1のインタフェース部17に対応する。
【0044】
再生時に、磁気テープ331から取出された画像音声信号は、デコーダ303によりデコード処理を受けて画像音声データとなり、メモリコントローラ305経由でバッファメモリ307(図1の暫定記憶部14に対応する)に格納される。バッファメモリ307の格納状況は、監視部306により常時監視され、バッファメモリ307のデータ蓄積量がある一定以上になると、システムコントロール・プロセッサ301は第1制御部13を機能させ、テープ駆動部302のテープ走行を停止させ、次の再生に備え待機させる。そしてバッファメモリ307のデータ蓄積量がある一定以下になると、システムコントロール・プロセッサ301の第1制御部13は、テープ駆動部302のテープ走行を再開させ、前回の続きの画像音声信号をデコーダ303に送らせ、バッファメモリ307に格納させる動作を反復継続する。
【0045】
バッファメモリ307からの画像音声データの取出しは、システムコントロール・プロセッサ301の第2制御部16によって制御され、監視部306からのメモリ格納情報に基づき、送出可能データが存在する場合は、送信先のネットワークの帯域に合わせて、バッファメモリ307から画像音声データを取り出し、TCP/IPモジュール308とネットワーク・インタフェース・カード309を経由してネットワーク21へ送出される。
【0046】
このように再生モードにおいて第1制御部13は、バッファメモリ307のデータ格納状況のみを判定してテープ走行を制御し、再生の一時停止/再開を制御する。すなわち、第1制御部13は、ネットワーク21へのデータ送出処理を制御する第2制御部16の動作に拘わることなく独立して制御を実行する。他方、第2制御部16は、ネットワーク21の状態とバッファメモリ307の格納状況を判定してデータ送出を制御する。すなわち、第2制御部16は、テープ走行を制御する第1制御部13の動作に拘わることなく独立して送出制御を実行する。
【0047】
このように、再生モードにおいて、第1制御部13と第2制御部16は、バッファメモリ307を接点として、夫々が完全に独立した非同期(アシンクロナス)動作を行うよう構成される。
【0048】
一方、記録時には、システムコントロール・プロセッサ301の第2制御部16が、この装置の記録可能速度以下の任意レートで配信されてきた画像音声データをネットワーク21から取込むと、このデータはネットワーク・インタフェース・カード309とTCP/IPモジュール308を経由してメモリコントローラ305によりバッファメモリ307に格納される。バッファメモリ307への格納状況は監視部306が常時監視し、バッファメモリ307の格納データ量がある一定以上になると、システムコントロール・プロセッサ301の第1制御部13が、バッファメモリ307から画像音声データを取出し、同時にテープ駆動部302を起動して記録を開始する。そしてバッファメモリ307の格納データ量が一定以下になると、システムコントロール・プロセッサ301の第1制御部13は、テープ駆動部302の記録を一時停止して、次の記録に向けて待機させる。バッファメモリ307の格納データ量がある一定以上に回復すると、システムコントロール・プロセッサ301の第1制御部13は、テープ駆動部302を再起動して、前回記録の最後から記録を再開させるという動作を繰り返す。
【0049】
このように記録モードにおいて、第1制御部13は、ネットワーク21からの入力データが如何なるレートで取込まれても、バッファメモリ307のデータ格納状態のみに基づき判断して、テープ走行制御を主とする記録制御を独立(アシンクロナス)に実行するよう構成されている。
【0050】
以下、各部分の動作を詳説する。非同期式VTR装置1の監視部306の動作を、図4のフローチャートに基づき説明する。監視部306はステップS401で、現在設定されているモードが、再生モードであるのか否かを判定し、現在のモードが再生モードではない(記録モードである)場合には、ステップS410へ進み、監視部306は、バッファメモリ307のデータ蓄積量が、予め記録用に設定されている下限値THLR以下になったか否かを判定する。この記録用の下限値THLRの値は、バッファメモリ307の全体の容量を「1.0」とするとき、例えば、図5に示されるように、「0.0」とされる。バッファメモリ307のデータ蓄積量が記録用の下限値THLR以下であれば、ステップS413へ進み、監視部306は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている記録下限値以下になった」ことを第1制御部13と第2制御部16へ通知し、ステップS401へ戻る。
【0051】
ステップS410でバッファメモリ307のデータ蓄積量が記録用の下限値THLRより大きいと判定された場合、ステップS411へ進み、監視部306は、バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め記録用に設定されている上限値THUR以上になったか否かを判定する。この記録用の上限値THURの値は、図5に示されるように、例えば、「0.3」とされる。バッファメモリ307のデータ蓄積量が記録用の上限値THUR以上ではないときは、ステップS401へ戻る。一方、ステップS411でバッファメモリ307のデータ蓄積量が記録用の上限値THUR以上になったと判定されたときはステップS412へ進み、監視部306は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている記録上限値以上になった」ことを第1制御部13と第2制御部16へ通知し、ステップS401へ戻る。
【0052】
一方、ステップS401で、現在のモードが再生モードであると判定された場合、ステップS402へ進み、監視部306は、バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め再生用に設定されている下限値THLP以下になったか否かを判定する。この再生用の下限値THLPの値は、図5に示されるように、例えば、「0.3」とされる。バッファメモリ307のデータ蓄積量が再生用の下限値THLP以下であれば、ステップS403へ進み、監視部306は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の下限値以下になった」ことを第1制御部13と第2制御部16へ通知し、ステップS401へ戻る。ステップS402で、バッファメモリ307のデータ蓄積量が再生用の下限値THLP以下ではないと判定されたときは、ステップS404へ進み、監視部306は、バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め再生用に設定されている上限値THUP以上になったか否かを判定する。この再生用の上限値THUPの値は、図5に示されるように、例えば、「1.0」とされる。バッファメモリ307のデータ蓄積量が再生用の上限値THUP以上ではない場合は、ステップS401へ戻る。一方、ステップS404でバッファメモリ307のデータ蓄積量が再生用の上限値THUP以上であると判定されたときはステップS405へ進み、監視部306は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の上限値以上になった」ことを第1制御部13と第2制御部16へ通知し、ステップS401へ戻る。
【0053】
以上のようにして、監視部306は、バッファメモリ307のデータ蓄積量を監視し、データ蓄積量が記録用の下限値THLR以下になったり、記録用の上限値THUR以上になったり、あるいはまた、再生用の下限値THLP以下になったり、再生用の上限値THUP以上になったりした場合、そのことを、システムコントロール・プロセッサ301を構成する第1制御部13と第2制御部16に通知する。
【0054】
なお、データ蓄積量と基準値(閾値)を比較する場合、基準値(下限値または上限値)「以下」または「以上」ではなく、「より小さい」または「より大きい」と判断させても同様の結果が得られる。
【0055】
また、図5の例においては、再生用の下限値を0.3、再生用の上限値を1.0とし、記録用の下限値を0.0、記録用の上限値を0.3としたが、他の値にしてもよいことは勿論である。ただし、再生用の下限値は記録用の下限値より大きくし、かつ、再生用の上限値は記録用の上限値より大きくする方がよい。これにより、バッファメモリ307を、より効率的に利用することが可能となる。
【0056】
ついで非同期式VTR装置1の第1制御部13の動作を、図6のフローチャートに基づき説明する。第1制御部13はステップS501で、現在のモードが再生モードであるか否かを判定し、現在のモードが再生モードではない場合(記録モードである場合)、ステップS510へ進み、監視部306から記録に関する通知が発行されたか否かを判定し、通知がなければステップS501へ戻る。記録に関する通知があれば、ステップS511で第1制御部13は、この通知の内容を判定する。通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている記録用の下限値以下になった」ことの通知(図4のステップS413で発行された通知)であれば、バッファメモリ307からのデータ取出しを一時停止させる必要があるから、第1制御部13は、ステップS512へ進み、テープ駆動部302を制御し、その記録動作を一時停止させる。その後、処理は、ステップS501へ戻る。
【0057】
一方、通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている記録用の下限値以下になった」ことの通知ではない場合、通知内容は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている記録上限値以上になった」ことの通知(図4のステップS412で発行された通知)ということになるから、第1の制御部13は、一時停止していたバッファメモリ307からのデータ取出しを再開させるべく、ステップS513へ進み、テープ駆動部302を制御し、3秒間のプリロール処理後、一時停止させていた記録動作を再開させる。その後、処理はステップS501へ戻る。
【0058】
すなわち、テープ駆動部302は、図7に示されるように、前回の記録処理が時刻t0のタイミングで停止されたとすると、時刻t0から画像の再生時間で3秒分だけ磁気テープ331を巻き戻す。1フレームは12トラックで構成されているため、1080トラック分だけ(時刻t0から3秒間分だけ前の時刻t1の位置まで)、磁気テープ331が巻き戻される。そして時刻t1の位置から、磁気テープ331がノーマルの速度(1倍速の速度)で走行される。その走行速度Vは、1秒乃至2秒後に、正規の速度に達する。そして時刻t0のタイミングにおいて、バッファメモリ307から読み出されたデータ701が、磁気テープ331上に記録される。従って、図7において、ハッチングを付して示されている磁気テープ331上の時刻t0までの記録済みのデータと、バッファメモリ307から読み出された新たに記録されるデータ701は、時刻t0において、連続するように(不連続な部分が発生しないように)記録される。
【0059】
以上のようにして、記録モード時においては、バッファメモリ307のデータ量は、記録用の下限値THLR(=0)と記録用の上限値THUR(=0.3)の間で制御される。
【0060】
一方、ステップS501において、現在のモードが再生モードであると判定された場合、ステップS502に進み、第1制御部13は、監視部306から再生に関する通知があったか否かを判定し、通知がなければステップS501へ戻る。再生に関する通知があれば、第1制御部13は、ステップS503でこの通知の内容を判定する。通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の下限値以下になった」ことの通知(図4のステップS403で発行された通知)であれば、バッファメモリ307へのデータ供給が必要であるから、ステップS504へ進み、第1制御部13は、テープ駆動部302を制御し、2秒間のプリロール処理後、一時停止させていた磁気テープ331の再生動作を再開させる。その後、処理は、ステップS501へ戻る。
【0061】
この場合の、プリロール処理について図8を参照して説明する。図8に示されるように、前回の再生が、時刻t0において停止されたとすると、時刻t0から2秒間分だけ前の時刻t11まで、磁気テープ331が巻き戻される。そして時刻t11から磁気テープ331の再生が開始され、磁気テープ331の走行速度Vは、時刻t11から所定の時間が経過すると一定の速度に到達する。
【0062】
磁気テープ331の再生位置が時刻t0の位置まで達すると、それ以降、磁気テープ331から再生されるデータがバッファメモリ307に転送され、書き込まれる。時刻t0までの磁気テープ331からの再生データは、バッファメモリ307には転送されない。メモリコントローラ305は、内蔵するRAM323に、バッファメモリ307に記憶されるビデオデータのタイムコードを、バッファメモリ307のメモリアドレスと関連付けて記憶させている。すなわち、時刻t0より前のフレームに対応するタイムコードがRAM323に記憶されており、メモリコントローラ305は、磁気テープ331から再生されるビデオデータのタイムコードを監視し、時刻t0の直前のタイムコードに続くタイムコードのフレームのビデオデータ801を、バッファメモリ307に転送し記憶させる。このようにして再生時においても、ビデオデータの連続性が保持される。
【0063】
磁気テープ331に対してデータを記録または再生するには、磁気テープ331のトラックの位置を、テープ駆動部302が有するロータリヘッド(図示せず)の位置と高さに正確に合わせる必要がある。そのために、上述したようにして、プリロール処理が行われる。
【0064】
テープ駆動部302は、回転ドラム(図示せず)に取り付けられているロータリヘッドの位置を、バイモルフ(図示せず)により微細に上下動する、ダイナミックトラッキング機能を有している。このダイナミックトラッキング機能により、ロータリヘッドからの再生信号のエンベロープのレベルが最大になるように、ロータリヘッドの位置が調整される。その結果、磁気テープ331のトラックの位置と、ロータリヘッドの位置と高さが若干ずれていたとしても、ロータリヘッドのトレース位置を磁気テープ331のトラックの位置に合うように、迅速に調整することができる。
【0065】
ロータリヘッドのトレース位置と磁気テープ331のトラックの位置の調整は、再生時においては、記録時に較べて、それほど厳密性が要求されない。従って、プリロールの時間は、再生時における場合の方が、記録時における場合に較べて、短い値に設定されている。これにより、より迅速な再生が可能になる。
【0066】
一方、通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の下限値以下になった」ことの通知ではない場合、通知内容は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生上限値以上になった」ことの通知(図4のステップS405で発行された通知)ということになるから、バッファメモリ307へのデータ供給を一時停止する必要があり、第1制御部13は、ステップS505へ進んでテープ駆動部302を制御し、再生動作を一時停止させる。その後、処理は、ステップS501へ戻る。
【0067】
以上のようにして、再生モード時においては、バッファメモリ307のデータ量は、再生用の下限値THLP(=0.3)と再生用の上限値THUP(=1.0)の間で制御される。
【0068】
このように第1制御部13は第2制御部16の動作に関係なく、独立的に動作する。
【0069】
ついで非同期式VTR装置1の第2制御部16の動作を、図9のフローチャートに基づき説明する。第2制御部16はステップS601で、現在のモードが再生モードであるのか否かを判定し、現在のモードが再生モードではない場合(記録モードである場合)、ステップS610へ進み、ネットワーク21からの記録データ取込み動作を実行・継続し、ステップS601へ戻る。一方、現在のモードが再生モードであればステップS602へ進み、第2制御部16は、管理部31からメタデータ等の重畳指示があるか否かを判定し、指示が有れば、ステップS603でメタデータ等を磁気テープ331からの再生データに重畳して、TCP/IPモジュール308とネットワーク・インタフェース・カード309(インタフェース部17)経由でネットワーク21へ送出する。
【0070】
ステップS602で重畳指示がないと判定された場合、またはステップS603による送出処理の後、ステップS604へ進み、第2制御部16は、監視部306から再生に関する通知があったか否かを判定し、通知がなければステップS601へ戻る。再生に関する通知があれば、第2制御部16は、ステップS605でこの通知の内容を判定する。通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の下限値以下になった」ことの通知(図4のステップS403で発行された通知)であれば、ステップS607へ進み、第2制御部16は、再生データのネットワーク21への送出処理を一時停止する。その後、処理はステップS601へ戻る。
【0071】
一方、通知内容が「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生用の下限値以下になった」ことの通知ではない場合、通知内容は、「バッファメモリ307のデータ蓄積量が予め定められている再生上限値以上になった」ことの通知(図4のステップS405で発行された通知)ということになるから、ステップS606へ進み、第2制御部16は、一時停止させていた再生データのネットワーク21への送出処理を再開する。その後、処理は、ステップS601へ戻る。
【0072】
このように第2制御部16は第1制御部13の動作に関係なく、独立的に動作する。
【0073】
上記のように、第1制御部13と第2制御部16の独立した動作と、その接点となるバッファメモリ307の存在により、非同期的に入出力される情報の処理に対応が可能になる。
【0074】
以上の構成の非同期式VTR装置1を2台用いると、特別な編集機能を有していなくても、実質的に編集することが可能となる。図10は、この場合の例を表している。
【0075】
すなわち、この例においては、磁気テープ331Aに、シーンA,B,Cがそれぞれ所定の間隔をおいて、シーンA,シーンB,およびシーンCの順番に記録されている。
この磁気テープ331AをシーンB,シーンA,シーンCの順番に順次再生すると、他の磁気テープ331Bに、シーンB,シーンA,シーンCが、順番に、それらの間に間隔を置かずに、連続して記録される。
【0076】
さらに、図11の例においては、磁気テープ331CにシーンAとシーンBが所定の間隔を置いて記録されており、磁気テープ331Dに、シーンCが記録されている。
【0077】
磁気テープ331Cから各シーンを、シーンB、シーンAの順番に再生し、引き続いて、磁気テープ352DからシーンCを再生し、磁気テープ331Eに記録するようにすると、シーンB,シーンA,シーンCが、それらの間に間隔を置かず、連続して記録される。
【0078】
このように、非同期式VTR装置1を複数台用意し、それぞれをネットワーク(LAN)に接続し、他の非同期式VTR装置1で再生したデータを、1つの非同期式VTR装置1に転送し、記録するようにすることで、編集機能を有していなくても、簡単かつ確実に、迅速に、編集と同様の処理を実行することが可能となる。その場合における結線も、通常のネットワークに対する接続だけでよく、複雑な結線は必要とされない。
【0079】
さらに、図3に示される構成の非同期式VTR装置1からネットワーク21を介して、他の装置に、いわゆる、オン・デマンド方式でビデオデータを配信することが可能となる。すなわち、この場合に、非同期式VTR装置1は、ネットワーク21を介して、他の装置から、要求が受信される毎にビデオデータをパケット化し、非同期で配信することができる。
【0080】
その非同期式VTR装置1が、磁気テープ331から再生された高精細度のビデオデータを低精細度のビデオデータに変換するローレゾリューションエンコーダ(図示せず)をさらに有する場合、デコーダ303によりデコードされたビデオデータを、そのローレゾリューションエンコーダにより、低精細度のビデオデータにさらに変換させ、その低精細度のビデオデータをネットワーク21を介して、非同期で他の装置に配信することが可能となる。
【0081】
本発明の構成は、同期系のデータ送受信環境と、非同期系のデータ処理環境をマッチングさせるための提案であるが、非同期式動作の結果として、或る期間中、処理能力に余裕(アイドル)が生じることがあり、これを利用して同時に複数のジョブを進行させることができ、利用効率が向上するという利点がある。これは1つのジョブが終わるまでは他のジョブを待機させる、従来の同期系のアプリケーションでは対応できない利点である。
【0082】
また前記では、記録・再生の対象を映像・音声情報を例として説明したが、対象とする情報はこれに限定されるものではない。例えば付帯的あるいは付随的情報として「メタデータ」のネットワークを介しての非同期的授受が可能であることは論を待たない。このような付帯的あるいは付随的情報の授受および記録・再生に関して適切なファイル形式として、スタンダードファイル規格であるMXF(Media eXchange Format)の適用が好ましい。
【0083】
コンテンツデータをMXFファイル形式で記録・再生するようにすると、ヘッダ部分にメタデータの搭載とその読出しが容易にでき、且つメタデータとエッセンス(本体)の対応が保存されるシンタックス構造であり、メタデータ抽出が容易であることからファイル処理の作業効率が改善されるという利点がある。
【0084】
本発明により以下の利点を実現することができる。
1.従来の同期系では同期動作を維持するための専用の制御が必要であったが、本発明において提唱される非同期系では、時間に規制されない非同期の動作により、情報記録再生装置、たとえばVTR装置のアプリケーション対象をさらに拡大することができる。
2.送信に使用する伝送経路の帯域がVTRの再生レートよりも狭帯域である場合や、あるいは複数のノードが接続されたネットワークの適用において伝送レートに変動が生じる場合でも、このVTRからの出力を行うことができる。
3.VTRの記録レートよりも遅い伝送レートで映像/音声データが入力しても、記録を実行できる。
4.コンピュータ上でテープの素材をファイルとして扱うことができるようになり、大量の画像音声データのハンドリングが容易に可能となる。
5.テープ媒体上の異なる位置に記録された2つ以上のシーンを、第1制御部がテープ走行を制御して各シーンを逐次、バッファメモリへ格納すると、第2制御部がFIFO原理に基づきこれらを取出し送信することにより、受信側でこれら複数のシーンを連続したシーンとして記録することができる。
6.1つのジョブが終わるまでは他のジョブを待機させる、従来の同期系のアプリケーションに比して、同時に複数のジョブを進行させることができ、作業時間に関して大きな効果が生まれるアプリケーションの開発を可能にする。
7.結線が単純化できるため、システム全体の構成を廉価にすることができ、設置や変更に対する対応も大幅に簡素化できる。
【0085】
なお前記各実施形態において、本発明の非同期式VTR装置がネットワーク経由による記録モードで作動する際に、情報の送出側のデバイス(これは他の非同期式VTR装置、在来型のVTR装置、ディスクレコーダ等の同期式デバイスの何れでもよい)へ、自身の取込み状態をネットワーク経由で通知する構成とすることも可能である。これにより、送出側のデバイスにおいて受け手側の非同期式VTR装置の取込み状態に対応した送出レートの調整が為されると、受け手側の非同期式VTR装置は円滑な情報取込みと記録が可能になる。また、受け手側となる非同期式VTR装置の記録レートが情報の送出側のデバイスへ予め通知されていて、且つ送出側のデバイスからの送出レートが受け手側の記録レートを超えない範囲で送出される場合は、受け手側の非同期式VTR装置の第2制御部は前掲の実施形態のように、発生した入力情報を取り込みバッファメモリへ格納する処理を実行するのみでよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、暫定記憶手段への情報の蓄積状態を常時監視し、監視結果に基づきテープ状磁気記録媒体と暫定記憶手段間の情報授受を制御するとともに、暫定記憶手段とネットワーク間の情報授受を制御し、且つそれぞれの制御を、互いに干渉させず、夫々独立的に非同期で動作させるから、他の装置との非同期による情報授受が可能になる。
【0087】
また、各制御が非同期で行われるので、各処理と処理の間に、他の任意の処理を実行することが可能となり、利用効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る情報記録再生装置の一実施形態である非同期式VTR装置の機能的構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示される非同期式VTR装置の、他の機能的構成を示すブロック図である。
図3は、本発明を適用した非同期式VTR装置の主要部の構成を示すブロック図である。
図4は、図3に示される非同期式VTR装置の監視部の動作を説明するフローチャートである。
図5は、図3のバッファメモリの記憶容量を説明する図である。
図6は、図3に示される非同期式VTR装置の第1制御部の動作を説明するフローチャートである。
図7は、図6のステップS513におけるプリロール処理を説明する図である。
図8は、図6のステップS504におけるプリロール処理を説明する図である。
図9は、図3に示される非同期式VTR装置の第2制御部の動作を説明するフローチャートである。
図10は、図3に示される非同期式VTR装置による編集処理を説明する図である。
図11は、図3に示される非同期式VTR装置による他の編集処理を説明する図である。
Claims (12)
- テープ状磁気記録媒体に対して情報を記録するか、または前記テープ状磁気記録媒体から前記情報を再生する情報記録再生装置において、
前記テープ状磁気記録媒体から再生した前記情報、または前記テープ状磁気記録媒体に対して記録する前記情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、
前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を監視する監視手段と、
前記監視手段による監視結果に基づいて、前記テープ状磁気記録媒体から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記暫定記憶手段から前記テープ状磁気記録媒体への前記情報の供給を制御する第1制御手段と、
非同期通信路との通信を行う通信手段と、
前記監視手段による前記監視結果に基づいて、前記暫定記憶手段から前記通信手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記通信手段から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御する第2制御手段と、
前記暫定記憶手段に記憶される前記テープ状磁気記録媒体から再生した前記情報のタイムコードを、前記暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと
を備え、
前記第1制御手段は、一時停止されている前記テープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、前記メモリに記憶されている前記タイムコードのうち、一時停止直前の前記情報の前記タイムコードに基づいて、前記テープ状磁気記録媒体をプリロールする
情報記録再生装置。 - 前記通信手段が通信を行う前記非同期通信路は、イーサネットを含むネットワークである
請求項1に記載の情報記録再生装置。 - 前記監視手段は、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を、予め設定されている下限値および上限値と比較し、比較の結果を、前記第1の制御手段と前記第2の制御手段に通知する
請求項1に記載の情報記録再生装置。 - 前記監視手段は、前記テープ状磁気記録媒体から前記情報を再生する場合、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を、第1の下限値および第1の上限値と比較し、前記テープ状磁気記録媒体に対して前記情報を記録する場合、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を、第2の下限値および第2の上限値と比較する
請求項3に記載の情報記録再生装置。 - 前記第1の制御手段は、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第1の上限値以上になったとき、前記テープ状磁気記録媒体の再生を一時停止し、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第1の下限値以下になったとき、前記テープ状磁気記録媒体の再生を再開し、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第2の下限値以下になったとき、前記テープ状磁気記録媒体に対する前記情報の記録を一時停止し、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第2の上限値以上になったとき、前記テープ状磁気記録媒体に対する前記情報の記録を再開する
請求項4に記載の情報記録再生装置。 - 前記第1の制御手段は、一時停止されている前記テープ状磁気記録媒体の記録を再開するときにも、前記テープ状磁気記録媒体をプリロールする
請求項5に記載の情報記録再生装置。 - 前記第1の制御手段は、再生時における前記プリロールの時間を、記録時における前記プリロールの時間より短くする
請求項6に記載の情報記録再生装置。 - 前記第2の制御手段は、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第1の下限値以下になったとき、前記通信手段への前記情報の供給を一時停止し、前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量が、前記第1の上限値以上になったとき、前記通信手段への前記情報の供給を再開する
請求項4に記載の情報記録再生装置。 - 前記情報記録再生装置は、デジタルビデオテープレコーダである
請求項1に記載の情報記録再生装置。 - テープ状磁気記録媒体から再生した情報、または前記テープ状磁気記録媒体に対して記録する前記情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、
前記暫定記憶手段に記憶される前記テープ状磁気記録媒体から再生した前記情報のタイムコードを、前記暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、
非同期通信路との通信を行う通信手段と
を備える情報記録再生装置の情報記録再生方法において、
前記情報記録再生装置が、
前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を監視する監視ステップと、
前記監視ステップの処理による監視結果に基づいて、前記テープ状磁気記録媒体から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記暫定記憶手段から前記テープ状磁気記録媒体への前記情報の供給を制御する第1制御ステップと、
前記監視ステップによる前記監視結果に基づいて、前記暫定記憶手段から前記通信手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記通信手段から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御する第2制御ステップと
を含み、
前記第1制御ステップでは、一時停止されている前記テープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、前記メモリに記憶されている前記情報のうち、一時停止直前の前記情報の前記タイムコードに基づいて、前記テープ状磁気記録媒体をプリロールする
情報記録再生方法。 - テープ状磁気記録媒体から再生した情報、または前記テープ状磁気記録媒体に対して記録する前記情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、
前記暫定記憶手段に記憶される前記テープ状磁気記録媒体から再生した前記情報のタイムコードを、前記暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、
非同期通信路との通信を行う通信手段と
を備える情報記録再生装置のコンピュータに、
前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を監視する監視ステップと、
前記監視ステップの処理による監視結果に基づいて、前記テープ状磁気記録媒体から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記暫定記憶手段から前記テープ状磁気記録媒体への前記情報の供給を制御する第1制御ステップと、
前記監視ステップによる前記監視結果に基づいて、前記暫定記憶手段から前記通信手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記通信手段から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御する第2制御ステップと
を含み、
前記第1制御ステップでは、一時停止されている前記テープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、前記メモリに記憶されている前記情報のうち、一時停止直前の前記情報の前記タイムコードに基づいて、前記テープ状磁気記録媒体をプリロールする
処理を実行させるためのプログラムが記録されている記録媒体。 - テープ状磁気記録媒体から再生した情報、または前記テープ状磁気記録媒体に対して記録する前記情報を暫定的に記憶する暫定記憶手段と、
前記暫定記憶手段に記憶される前記テープ状磁気記録媒体から再生した前記情報のタイムコードを、前記暫定記憶手段のアドレスと関連付けて記憶するメモリと、
非同期通信路との通信を行う通信手段と
を備える情報記録再生装置のコンピュータに、
前記暫定記憶手段における前記情報の蓄積量を監視する監視ステップと、
前記監視ステップの処理による監視結果に基づいて、前記テープ状磁気記録媒体から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記暫定記憶手段から前記テープ状磁気記録媒体への前記情報の供給を制御する第1制御ステップと、
前記監視ステップによる前記監視結果に基づいて、前記暫定記憶手段から前記通信手段への前記情報の供給を制御するとともに、前記通信手段から前記暫定記憶手段への前記情報の供給を制御する第2制御ステップとを含み、
前記第1制御ステップでは、一時停止されている前記テープ状磁気記録媒体の再生を再開するとき、前記メモリに記憶されている前記情報のうち、一時停止直前の前記情報の前記タイムコードに基づいて、前記テープ状磁気記録媒体をプリロールする
処理を実行させるためのプログラム。
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