JP3018966B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3018966B2
JP3018966B2 JP7314137A JP31413795A JP3018966B2 JP 3018966 B2 JP3018966 B2 JP 3018966B2 JP 7314137 A JP7314137 A JP 7314137A JP 31413795 A JP31413795 A JP 31413795A JP 3018966 B2 JP3018966 B2 JP 3018966B2
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正樹 佐藤
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    • G11B2020/10916Seeking data on the record carrier for preparing an access to a specific address

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データや音声
データなどのリアルタイムストリームデータに代表され
る、高速で、大容量のデジタルデータを記録、再生する
記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プロセッサの高速化、半導体メモ
リ、二次記録媒体の低価格化に伴い、映像データや音声
データなどのリアルタイムストリームデータに代表され
る、高速で、大容量のデジタルデータを記録、再生する
記録再生装置に対する要求が高まってきている。
【0003】以下、従来の記録再生装置について、図面
を参照しながら説明する。図9は、従来の記録再生装置
の構成を示す図である。図9において、701はデータ
を入力する入力部である。703は、ディスク型記憶媒
体を有し、そのディスク型記憶媒体に対してデータの記
録、再生を行なう記録部である。704はデータを出力
する出力部である。702は、入力部701により入力
されるデータの転送レートとディスク型記憶媒体のデー
タ転送レートの違いを吸収することと、出力部704に
より出力されるデータの転送レートとディスク型記憶媒
体のデータ転送レートの違いを吸収することと、不連続
セクタアクセス時に発生するシークによるディスク型記
憶媒体とのデータ転送の中断を吸収することを目的とす
るバッファ部である。705は、記録時に入力部701
とバッファ部702間のデータ転送と、バッファ部70
2と記録部703間のデータ転送とをを制御して、ディ
スク型記憶媒体の空きセクタにデータを順次記録する動
作を行なわせ、かつ、再生時に記録部703とバッファ
部702間のデータ転送と、バッファ部702と出力部
704間のデータ転送とを制御して、再生すべきデータ
を順次再生する動作を行なわせる制御部である。ここ
で、記録部703のディスク型記憶媒体として、磁気デ
ィスク、記録再生可能な光ディスクを想定している。
【0004】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図10、図11及び図12を用いて、記録時及び
再生時の動作を説明する。
【0005】図10は制御部の記録時の処理フローを示
す図、図11はディスク型記憶媒体(記録再生可能な光
ディスク)の記憶領域の使用状況を示す図、図12は制
御部の再生時の処理フローを示す図である。
【0006】まず、図10及び図11を用いて、記録時
の動作について説明する。制御部705は、入力部70
1、バッファ部702間のデータ転送を開始する(80
2)。以後、一定の転送レートで入力部701とバッフ
ァ部702間のデータ転送が発生する。次に、803
で、制御部705はバッファ部702に保持されたデー
タが記録部703へ転送可能がどうかを調べ、転送可能
でなければ803に戻る。803で、データが転送可能
であれば、バッファ部702と記録部703間のデータ
転送を行なう(804)。
【0007】このとき、記録開始前に図11に示すよう
にデータが記録されているとすると、これから記録すべ
きデータは空きセクタ領域に順次記録される。
【0008】次に、805で、制御部705は、バッフ
ァ部702と記録部703間のデータ転送が終了したか
どうかを調べ、データ転送が終了していなければ、80
3へ戻る。805で、データ転送が終了していれば、制
御部705は処理を終了する(806)。
【0009】次に、再生時の動作について、図12を用
いて説明する。1002で、制御部705は、記録部7
03からバッファ部702へのデータ転送が可能がどう
かを調べ、転送可能でなければ1002へ戻る。100
2で、転送可能であれば、記録部703とバッファ部7
02間のデータ転送を行なう(1003)。次に、10
04で、制御部705は、記録部703とバッファ部7
02間のデータ転送が終了したかどうかを調べ、終了し
ていなければ1002へ戻る。
【0010】ここで、1002から1004までの処理
を繰り返している間、一定の転送レートでバッファ部7
02と出力部704間のデータ転送が行なわれる。
【0011】1004で、記録部703とバッファ部7
02間のデータ転送が終了していれば、1005へ進
む。1005で、制御部705は、記録部703と出力
部704間のデータ転送が終了しているかどうかを調
べ、終了していなければ、1005へ戻る。1005
で、記録部703と出力部704間のデータ転送が終了
していれば、処理を終了する(1006)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の記録再生装置では、図11のようにディスク型記憶
媒体の空きセクタ領域が連続していない場合に、すなわ
ち、複数の空きセクタ領域にわたってデータを記録する
場合には、シークが発生することによりバッファ部から
記録部へのデータ転送が中断する。このため、入力デー
タの転送レートによってはバッファが溢れてデータが欠
落してしまうことがあるという課題があった。
【0013】また、図11のように複数の連続セクタ領
域にわたって記録されているデータを再生する場合、シ
ークが発生することにより記録部からバッファ部へのデ
ータ転送が中断する。このため、バッファに保持された
データがなくなり、バッファ部と出力部間のデータ転送
が中断することがあるという課題があった。
【0014】本発明は上記課題を解決するものである。
記録開始前にバッファ部の容量、記録部のディスク型記
憶媒体のセクタの使用状況、セクタ毎のデータ転送レー
ト、不連続セクタアクセス時に発生するシーク時間を利
用して、入力部により入力されるデータの転送レートに
対して、バッファが溢れてデータの欠落が生じないよう
に記録可能となるような記録対象セクタを選出する過程
で記録可能かどうかを判断する記録再生装置を提供する
ことを目的とする。そして、どのように記録対象セクタ
を選択しても、バッファが溢れてデータの欠落が生じ、
入力部により入力されるデータの転送レートで記録不可
能と判断された場合、入力部により入力されるデータの
転送レートを遅くして、可能な範囲でのデータの記録を
行なう記録再生装置を提供することを目的とする。
【0015】また、再生開始前にバッファ部の容量、デ
ィスク型記憶媒体の再生すべきデータが記録されている
セクタのセクタ毎のデータ転送レート、不連続セクタア
クセス時に発生するシーク時間を利用して、バッファに
保持されたデータがなくならないように、バッファ部と
出力部間のデータ転送を継続して発生させることで、出
力部から出力されるデータを一定転送レートで再生可能
かどうかを判断する記録再生装置を提供することを目的
とする。そして、出力部から出力されるデータを一定転
送レートで再生不可能と判断された場合、出力部から出
力されるデータの転送レートを遅くして、可能な範囲で
のデータの再生を行なう記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0016】さらに、再生開始前の前処理の見積りの精
度が十分でないとき、あるいは、再生開始前の前処理を
行なわないときに、再生中にバッファに保持されたデー
タがなくなってバッファ部と出力部間のデータ転送が中
断される事態が生じる場合にも、ディスク型記憶媒体の
再生すべきデータが記録されているセクタのセクタ毎の
データ転送レート、不連続セクタアクセス時に発生する
シーク時間を利用して、データの先読みに要する時間を
算出し、データの再生時刻に間に合えば先読みを行な
い、間に合わなければ先読みを行なわないようにして、
先読みするデータを選択することでデータ全体の再生時
間を保証する記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、データを入力する入力部と、ディスク型記
憶媒体を有し、前記ディスク型記憶媒体に対してデータ
の記録、再生を行なう記録部と、データを出力する出力
部と、前記入力部により入力されるデータの転送レート
と前記ディスク型記憶媒体のデータ転送レートの違いを
吸収することと、前記出力部により出力されるデータの
転送レートと前記ディスク型記憶媒体のデータ転送レー
トの違いを吸収することと、不連続セクタアクセス時に
発生するシークによる前記ディスク型記憶媒体とのデー
タ転送の中断を吸収することを目的とするバッファ部
と、データの記録中にシークが発生する場合にはシーク
時間中は前記バッファ部から前記記録部へのデータ転送
は行なわれず、前記入力部から入力されたデータがその
まま前記バッファに保持されて前記バッファ部のデータ
量は増加し、シーク時間以外は前記バッファ部から前記
記録部へのデータ転送と前記入力部から前記バッファ部
へのデータ転送が並行して行なわれ、前記バッファ部と
前記記録部間のデータ転送レートから前記入力部と前記
バッファ部間のデータ転送レートを減じた分だけ前記バ
ッファ部のデータ量は減少するとして、記録開始前に、
まず前記ディスク型記憶媒体の空きセクタの中から記録
対象セクタの候補を選出し、その記録対象セクタに対し
て、記録中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミュ
レーションし、データ量の最大値が前記バッファ部の容
量を越えない場合には記録可能と判断し、越えた場合に
は記録不可能と判断して新たに記録対象セクタの候補を
選出して同様のシミュレーションを記録可能と判断する
まで繰り返し、どのように記録対象セクタの候補を選出
しても記録可能にならない場合には、記録不可能と判断
する手段と、再生中にシークが発生する場合にはシーク
時間中は前記記録部から前記バッファ部へのデータ転送
は行なわれず、前記バッファ部から前記出力部への転送
のみ行なわれて前記バッファ部のデータ量は減少し、シ
ーク時間以外は前記記録部から前記バッファ部へのデー
タ転送と前記バッファ部から前記出力部へのデータ転送
が並行して行なわれ、前記記録部と前記バッファ間のデ
ータ転送レートから前記バッファ部と前記出力部間のデ
ータ転送レートを減じた分だけ前記バッファ部のデータ
量は増加するとして、再 生開始前に、前記ディスク型記
憶媒体の再生すべきデータが記録されているセクタに対
して、再生中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミ
ュレーションし、データ量の最小値が非負の値の場合は
再生可能と判断し、負の値の場合には再生不可能と判断
する手段とを有する前処理部と、記録時に前記入力部と
前記バッファ部間のデータ転送と、前記バッファ部と前
記記録部間のデータ転送とを制御して、記録開始前に前
記前処理部により選出された記録対象セクタにデータを
順次記録する動作を行なわせ、かつ、再生時に前記記録
部と前記バッファ部間のデータ転送と、前記バッファ部
と前記出力部間のデータ転送とを制御して、再生すべき
データを順次再生する動作を行なわせる制御部を備えた
構成を有している。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、データを入力する入力部と、ディスク型記憶媒体を
有し、前記ディスク型記憶媒体に対してデータの記録、
再生を行なう記録部と、データを出力する出力部と、前
記入力部により入力されるデータの転送レートと前記デ
ィスク型記憶媒体のデータ転送レートの違いを吸収する
ことと、前記出力部により出力されるデータの転送レー
トと前記ディスク型記憶媒体のデータ転送レートの違い
を吸収することと、不連続セクタアクセス時に発生する
シークによる前記ディスク型記憶媒体とのデータ転送の
中断を吸収することを目的とするバッファ部と、データ
の記録中にシークが発生する場合にはシーク時間中は前
記バッファ部から前記記録部へのデータ転送は行なわれ
ず、前記入力部から入力されたデータがそのまま前記バ
ッファに保持されて前記バッファ部のデータ量は増加
し、シーク時間以外は前記バッファ部から前記記録部へ
のデータ転送と前記入力部から前記バッファ部へのデー
タ転送が並行して行なわれ、前記バッファ部と前記記録
部間のデータ転送レートから前記入力部と前記バッファ
部間のデータ転送レートを減じた分だけ前記バッファ部
のデータ量は減少するとして、記録開始前に、まず前記
ディスク型記憶媒体の空きセクタの中から記録対象セク
タの候補を選出し、その記録対象セクタに対して、記録
中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミュレーショ
ンし、データ量の最大値が前記バッファ部の容量を越え
ない場合には記録可能と判断し、越えた場合には記録不
可能と判断して新たに記録対象セクタの候補を選出して
同様のシミュレーションを記録可能と判断するまで繰り
返し、どのように記録対象セクタの候補を選出しても記
録可能にならない場合には、記録不可能と判断する手段
と、再生中にシークが発生する場合にはシーク時間中は
前記記録部から前記バッファ部へのデータ転送は行なわ
れず、前記バッファ部から前記出力部への転送のみ行な
われて前記バッファ部のデータ量は減少し、シーク時間
以外は前記記録部から前記バッファ部へのデータ転送と
前記バッファ部から前記出力部へのデータ転送が並行し
て行なわれ、前記記録部と前記バッファ間のデータ転送
レートから前記バッファ部と前記出力部間のデータ転送
レートを減じた分だけ前記バッファ部のデータ量は増加
するとして、再生 開始前に、前記ディスク型記憶媒体の
再生すべきデータが記録されているセクタに対して、再
生中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミュレーシ
ョンし、データ量の最小値が非負の値の場合は再生可能
と判断し、負の値の場合には再生不可能と判断する手段
とを有する前処理部と、記録時に前記入力部と前記バッ
ファ部間のデータ転送と、前記バッファ部と前記記録部
間のデータ転送とを制御して、記録開始前に前記前処理
部により選出された記録対象セクタにデータを順次記録
する動作を行なわせ、かつ、再生時に前記記録部と前記
バッファ部間のデータ転送と、前記バッファ部と前記出
力部間のデータ転送とを制御して、再生すべきデータを
順次再生する動作を行なわせる制御部とで構成されるも
のである。
【0019】
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
記録再生装置において、前記前処理部が記録開始前に前
記入力部により入力されるデータの転送レートで記録可
能かどうかを判断するために、前記ディスク型記憶媒体
の空きセクタの中から記録対象セクタの候補を選出する
作業において、できるだけ短い空きセクタ領域を優先的
に選出するものである。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
記録再生装置において、前記前処理部が記録開始前に前
記入力部により入力されるデータの転送レートで記録可
能かどうかを判断するために、前記ディスク型記憶媒体
の空きセクタの中から記録対象セクタの候補を選出する
作業において、できるだけ転送レートの遅いセクタを優
先的に選出するものである。
【0022】
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
記録再生装置において、記録開始前に前記前処理部によ
り前記入力部により入力されるデータの転送レートで記
録不可能と判断された場合、前記制御部に前記入力部に
より入力されるデータの転送レートを遅くさせる手段を
持たせることで、可能な範囲でのデータの記録を行なう
よう制御するものである。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
記録再生装置において、再生開始前に前記前処理部によ
り前記出力部により出力されるデータの転送レートで再
生できないと判断された場合、前記制御部に前記出力部
により出力されるデータの転送レートを遅くさせる手段
を持たせることで、可能な範囲でのデータの再生を行な
うよう制御するものである。
【0025】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
記録再生装置において、再生中にバッファに保持された
データがなくなってバッファ部と出力部間のデータ転送
が中断される事態が生じる場合にも、データの再生時刻
を保証するために、前記制御部がデータ量を、前記記録
部と前記バッファ部間の転送レートで割った値にシーク
時間を足して、データの読み込みに要する時間を算出し
て、データの再生時刻に間に合えば読み込みを行ない、
間に合わなければ読み込みを行なわないようにして、読
み込むデータを選択することでデータ全体の再生時間を
守ることを特徴とするものである。
【0026】本発明は上記構成によって、前処理部が記
録開始前にバッファ部の容量、記録部のディスク型記憶
媒体のセクタの使用状況、セクタ毎のデータ転送レー
ト、シークによる転送中断時間の見積りから、バッファ
が溢れてデータの欠落が生じないような記録対象セクタ
を選出することにより、単にディスク型記憶媒体に映像
記録領域として十分な連続セクタがとれない場合でも、
とびとびの空きセクタを選び、映像データを記録可能と
することができる。さらに、入力部により入力されるデ
ータの転送レートでは記録不可能と判断された場合に
は、制御部が入力部により入力されるデータの転送レー
トを遅くさせる手段を持つ場合には、データの記録を可
能とする。
【0027】また、前処理部が再生開始前にバッファ部
の容量、ディスク型記憶媒体の再生すべきデータが記録
されているセクタのセクタ毎のデータ転送レート、シー
クで発生する転送中断時間の見積りから、出力部が要求
するデータの転送レートで再生可能かどうかを判断する
ため、再生開始前に出力部のデータの転送レートで再生
可能かどうかを知ることができる。さらに、再生不可能
と判断された場合にも、制御部が出力部により出力され
るデータの転送レートを遅くさせる手段をもつ場合に
は、可能な範囲でのデータの再生を可能とする。
【0028】再生開始前の前処理の見積りの精度が十分
でないとき、あるいは、再生開始前の前処理を行なわな
いときに、バッファに保持されたデータがなくなって、
バッファ部と出力部間のデータ転送が中断される事態が
生じるときには、制御部がディスク型記憶媒体の再生す
べきデータが記録されているセクタのセクタ毎のデータ
転送レート、このセクタ読み出しで発生するシーク時間
を見積り、セクタデータの先読み出しに要する時間を算
出し、データの再生時刻に間に合えばこのセクタの読み
込みを行ない、間に合わなければ読み込みを行なわない
ようにして読み込むデータを選択するため、再生される
データに欠落が生じるものの再生されるデータに関して
は再生時刻を保証することができる。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態における
記録再生装置の構成を示す図である。図1において、1
01はデータを入力する入力部である。103は、ディ
スク型記憶媒体を有し、そのディスク型記憶媒体に対し
てデータの記録、再生を行なう記録部である。104は
データを出力する出力部である。102は、入力部10
1により入力されるデータの転送レートとディスク型記
憶媒体のデータ転送レートの違いを吸収することと、出
力部104により出力されるデータの転送レートと記録
部103のディスク型記憶媒体のデータ転送レートの違
いを吸収することと、シークによるディスク型記憶媒体
とのデータ転送の中断を吸収することを目的とするバッ
ファ部である。105は、記録開始前にバッファ部10
2の容量、ディスク型記憶媒体のセクタの使用状況、セ
クタ毎のデータ転送レート、不連続セクタアクセス時に
発生するシーク時間を利用して、入力部101により入
力されるデータの転送レートで記録可能となるような記
録対象セクタを選出する過程で記録可能かどうかを判断
する手段と、再生開始前にバッファ部102の容量、デ
ィスク型記憶媒体の再生すべきデータが記録されている
セクタのセクタ毎のデータ転送レート、不連続セクタア
クセス時に発生するシーク時間を利用して、出力部によ
り出力されるデータの転送レートで再生可能かどうかを
判断する手段を有する前処理部である。
【0030】106は、記録時に入力部101とバッフ
ァ部102間のデータ転送と、バッファ部102と記録
部103間のデータ転送とを制御して、記録開始前に前
処理部105により選出された記録対象セクタにデータ
を順次記録する動作を行なわせ、再生時に記録部103
とバッファ部102間のデータ転送と、バッファ部10
2と出力部104間のデータ転送とを制御して、再生す
べきデータを順次再生する動作を行なわせる制御部であ
る。
【0031】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、図2、図3、図4、図5、図6、図7及び図8を
用いて、記録時及び再生時の動作を説明する。
【0032】図2は制御部の記録時の処理フローを示す
図、図3は前処理部の記録時の処理フローを示す図、図
4は前処理部の記録時のシミュレーションの一例を示す
図、図5は制御部の再生時の処理フローを示す図、図6
は前処理部の再生時の処理フローを示す図、図7は前処
理部の再生時のシミュレーションの一例を示す図、図8
は制御部の再生時のデータ先読みの一例を示す図であ
る。
【0033】まず、図2を用いて記録時の動作フローに
ついて説明する。制御部106は、201において、デ
ータの記録を開始する前に、前処理部105に対して、
入力部101から入力されるデータの転送レートで記録
可能である記録対象セクタを選出するように指示する。
【0034】202の手順は図3に示す。まず、記録部
103のディスク型記録媒体のセクタの使用状況より、
記録対象となるセクタの候補を選出する(302)。次
に、入力部101から入力されるデータの転送レート
(入力部101とバッファ部102間のデータ転送レー
ト)、ディスク型記憶媒体のセクタ毎の転送レート(バ
ッファ部102と記録部103間のデータ転送レー
ト)、不連続セクタアクセス時に発生するシーク時間を
利用して、ソフトウェアシミュレーションを行ない、バ
ッファ部102のデータ量の変化を調べる(303)。
【0035】このソフトウェアシミュレーションの一例
を図4に示す。記録時には、入力部101とバッファ部
102間のデータ転送は一定レートで行なわれ、バッフ
ァ部102と記録部103間のデータ転送は、ディスク
型記憶媒体にシークが発生すると中断してしまう。時刻
t0‐t1間、t2‐t3間、t4‐t5間は、ディス
ク型記憶媒体にシークが発生してバッファ部102と記
録部103間のデータ転送が中断されて、入力部101
とバッファ部102間のデータ転送のみ行なわれるた
め、バッファ部102のデータ量は増加している。時刻
t1‐t2間、t3‐t4間は、入力部101とバッフ
ァ部102間のデータ転送、バッファ部102と記録部
103間のデータ転送ともに行なわれ、バッファ部10
2と記録部103間の転送レートの方が入力部101と
バッファ部102間の転送レートより大きいため、バッ
ファ部102のデータ量は減少している。ここで、t4
‐t5間では、バッファ部の容量を越えてしまいバッフ
ァオーバーフローが発生しているが、バッファオーバー
フローが発生する場合には、先ほどの対象セクタを記録
候補に選んだ場合には記録不可能と判断し、他記録対象
セクタの候補を探すことになる。
【0036】さて、304で、バッファ部102のオー
バーフローの発生が予測されない場合は、記録可能と判
断し(305)、処理は終了する(309)。一方、3
04で、オーバーフローが予測される場合は、306
で、記録対象セクタの候補を調べる。候補がない場合
は、記録不可能と判断して(307)、処理は終了する
(309)。306で、記録対象セクタの候補がある場
合は、記録対象セクタの候補を変更し(308)、30
3へ戻りシミュレーションを再び行なう。ここで、記録
対象セクタの候補の選出の方針として、できるだけ短い
空き領域を優先的に割り当てる方式や、できるだけ転送
レートの遅いセクタを優先的に割り当てる方式が考えら
れる。
【0037】このようにして、202の処理が図3の手
順で完了した後、203で、記録不可能と判断されれ
ば、制御部106は、入力部101から入力されるデー
タの転送レートを変更し(204)、202へ戻る。2
03で、記録可能と判断されれば、制御部106は、入
力部101とバッファ部102間のデータ転送を開始す
る(205)。このようにして、入力データが記録可能
となる条件を次々と試みることを行なう。
【0038】以上の手順を通して入力データが記録可能
である条件が見つかった場合には、一定の転送レートで
入力部101とバッファ部102間のデータ転送が発生
する。206で、制御部106は、バッファ部102に
保持されたデータが記録部103へ転送可能がどうかを
調べ、転送可能でなければ206に戻る。206で、デ
ータが転送可能であれば、バッファ部102と記録部1
03間のデータ転送を行なう(207)。次に、208
で、制御部106は、バッファ部102と記録部103
間のデータ転送が終了したかどうかを調べ、データ転送
が終了していなければ、206へ戻る。208で、デー
タ転送が終了していれば、制御部106は処理を終了す
る(209)。
【0039】次に、再生時の動作について説明する。全
体のフローは図5で示している。制御部106は、40
2で、再生を開始する前に出力部104から出力される
データの転送レートで再生可能かどうかを調べる前処理
を実行するように指示があるかどうかを調べる。前処理
を実行するように指示がなければ、406へ進む。前処
理を実行するように指示があれば、制御部106は、再
生を開始する前に、出力部104から出力されるデータ
の転送レートで再生可能かどうかを調べるように前処理
部105に指示する(403)。ここで、前処理部10
5では、図6の処理が行なわれる。501からスタート
した処理は、502で、入力部104から出力されるデ
ータの転送レート(バッファ部102と出力部104間
のデータ転送レート)、ディスク型記憶媒体の再生すべ
きデータが記録されているセクタ毎の転送レート(記録
部103とバッファ部102間のデータ転送レート)、
不連続セクタアクセス時に発生するシーク時間を利用し
て、記録時と同様のソフトウェアシミュレーションを行
ない、バッファ部102のデータ量の変化を調べる。
【0040】このソフトウェアシミュレーションの一例
を図7に示す。再生時には、バッファ部102と出力部
104間のデータ転送は、出力を開始した時刻t1以降
は一定レートで行なわれるが、記録部103と、バッフ
ァ部102間のデータ転送は、ディスク型記憶媒体にシ
ークが発生すると中断される。時刻t0‐t1間は、記
録部103、バッファ部102間のデータ転送のみ行な
われ、バッファ部102のデータ量は増加している。t
1‐t2間、t3‐t4間は、記録部103とバッファ
部102間のデータ転送、バッファ部102と出力部1
04間のデータ転送ともに行なわれ、記録部103とバ
ッファ部102間の転送レートの方がバッファ部102
と出力部104間の転送レートより大きいため、バッフ
ァ部102のデータ量は増加している。t2‐t3間、
t4以降は、ディスク型記憶媒体にシークが発生して記
録部103とバッファ部102間のデータ転送は中断
し、バッファ部102と出力部104間のデータ転送の
み行なわれるため、バッファ部102のデータ量は減少
している。時刻t5では、バッファアンダーフローが発
生しているが、バッファアンダーフローの発生が予測さ
れる場合には、要求された転送レートでの再生は不可能
と判断し、バッファアンダーフローの発生が予測されな
い場合には、要求された転送レートで再生可能と判断す
ることになる。
【0041】503で、バッファアンダーフローの発生
が予測されれば要求された転送レートで再生不可能と判
断して(504)、終了する(506)。バッファアン
ダーフローの発生が予測されなければ要求された転送レ
ートで再生可能と判断して(505)、終了する(50
6)。以上の処理が図5の403で行なわれる。
【0042】次に、404で、再生可能でなければ、制
御部106は、出力部104から出力されるデータの転
送レートを変更し(405)、403へ戻る。404
で、再生可能であれば、406へ進む。406で、制御
部106は記録部103からバッファ部102へのデー
タ転送が可能がどうかを調べ、転送可能でなければ40
6へ戻る。406で、データ転送が可能であれば、ディ
スク型記憶媒体の再生すべきデータが記録されているセ
クタ毎の転送レート(記録部103とバッファ部102
間のデータ転送レート)、不連続セクタアクセス時に発
生するシーク時間を利用して、データを読み込みを完了
する時刻を算出して、次に読み込むべきデータを選択
し、先読みを行ないながら、記録部103とバッファ部
102間のデータ転送を行なう(407)。
【0043】このデータ先読みの一例を説明する。図8
で、時刻t0、t1、t2、t3、t4、t5は、それ
ぞれ、データDの部分データ、データD0、D1、D
2、D3、D4、D5がその時刻には既にバッファ部1
02に読み込まれていなくてはならない時刻である。時
刻tsにおいて、バッファ部102には、データD0、
D1、D2が読み込まれていて、次に読み込むべきデー
タD3の読み込みを開始するときを考える。制御部10
6は、ディスク型記憶媒体の再生すべきデータが記録さ
れているセクタ毎の転送レート(記録部103とバッフ
ァ部102間のデータ転送レート)、ディスク型記憶媒
体のシーク時間を利用して、データD3を読み込みが完
了する時刻teを算出して、時刻t3には、データD3
の読み込みは完了していると判断されれば、データD3
のバッファ部102への読み込みを行なう。時刻t3に
は、データD3の読み込みが完了しないと判断されれ
ば、データD3のバッファ部102への読み込みを行な
わず、次にデータD4について同様の処理を行う。この
ように、データの先読みを行なうとき、読み込み完了時
刻を予測して、そのデータの読み込みを行なうかどうか
を選択する。
【0044】次に、408で、制御部106は、記録部
103とバッファ部102間の再生すべき全てのデータ
の転送が終了したかどうかを調べ、終了していなけれ
ば、406へ戻る。この406から408までの処理を
繰り返している間、一定の転送レートで、バッファ部1
02と出力部104間のデータ転送が行なわれる。40
8で、記録部103と出力部104間のデータ転送が終
了していれば、409へ進む。409で、制御部106
は、記録部103と出力部104間のデータ転送が終了
しているかどうかを調べ、終了していなければ、409
へ戻る。409で、記録部103と出力部104間のデ
ータ転送が終了していれば、処理を終了する(41
0)。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、データを入力す
る入力部と、ディスク型記憶媒体を有し、前記ディスク
型記憶媒体に対してデータの記録、再生を行なう記録部
と、データを出力する出力部と、前記入力部により入力
されるデータの転送レートと前記ディスク型記憶媒体の
データ転送レートの違いを吸収することと、前記出力部
により出力されるデータの転送レートと前記ディスク型
記憶媒体のデータ転送レートの違いを吸収することと、
不連続セクタアクセス時に発生するシークによる前記デ
ィスク型記憶媒体とのデータ転送の中断を吸収すること
を目的とするバッファ部と、データの記録中にシークが
発生する場合にはシーク時間中は前記バッファ部から前
記記録部へのデータ転送は行なわれず、前記入力部から
入力されたデータがそのまま前記バッファに保持されて
前記バッファ部のデータ量は増加し、シーク時間以外は
前記バッファ部から前記記録部へのデータ転送と前記入
力部から前記バッファ部へのデータ転送が並行して行な
われ、前記バッファ部と前記記録部間のデータ転送レー
トから前記入力部と前記バッファ部間のデータ転送レー
トを減じた分だけ前記バッファ部のデータ量は減少する
として、記録開始前に、まず前記ディスク型記憶媒体の
空きセクタの中から記録対象セクタの候補を選出し、そ
の記録対象セクタに対して、記録中の前記バッファ部の
データ量の増減をシミュレーションし、データ量の最大
値が前記バッファ部の容量を越えない場合には記録可能
と判断し、越えた場合には記録不可能と判断して新たに
記録対象セクタの候補を選出して同様のシミュレーショ
ンを記録可能と判断するまで繰り返し、どのように記録
対象セクタの候補を選出しても記録可能にならない場合
には、記録不可能と判断する手段と、再生中にシークが
発生する場合にはシーク時間中は前記記録部から前記バ
ッファ部へのデータ転送は行なわれず、前記バッファ部
から前記出力部への転送のみ行なわれて前記バッファ部
のデータ量は減少し、シーク時間以外は前記記録部から
前記バッファ部へのデータ転送と前記バッファ部から前
記出力部へのデータ転送が並行して行なわれ、前記記録
部と前記バッファ間のデータ転送レートから前記バッフ
ァ部と前記出力部間のデータ転送レートを減じた分だけ
前記バッファ部のデータ量は増加するとして、再生開始
前に、 前記ディスク型記憶媒体の再生すべきデータが記
録されているセクタに対して、再生中の前記バッファ部
のデータ量の増減をシミュレーションし、データ量の最
小値が非負の値の場合は再生可能と判断し、負の値の場
合には再生不可能と判断する手段とを有する前処理部
と、記録時に前記入力部と前記バッファ部間のデータ転
送と、前記バッファ部と前記記録部間のデータ転送とを
制御して、記録開始前に前記前処理部により選出された
記録対象セクタにデータを順次記録する動作を行なわ
せ、かつ、再生時に前記記録部と前記バッファ部間のデ
ータ転送と、前記バッファ部と前記出力部間のデータ転
送とを制御して、再生すべきデータを順次再生する動作
を行なわせる制御部を設けることにより、以下のことを
可能とする記録再生装置を実現することができるもので
ある。すなわち、記録開始前にバッファ部の容量、記録
部のディスク型記憶媒体のセクタの使用状況、セクタ毎
のデータ転送レート、不連続セクタアクセス時に発生す
るシーク時間を利用して、入力部により入力されるデー
タの転送レートに対して、バッファが溢れてデータの欠
落が生じないように記録可能となるような記録対象セク
タを選択する過程で記録可能かどうかを判断することが
できる。そして、どのように記録対象セクタを選択して
も、バッファが溢れてデータの欠落が生じて入力部によ
り入力されるデータの転送レートで記録不可能と判断さ
れた場合、入力部により入力されるデータの転送レート
を遅くさせることで、可能な範囲でデータを記録するこ
とも実現できる。
【0046】また、再生開始前にバッファ部の容量、デ
ィスク型記憶媒体の再生すべきデータが記録されている
セクタのセクタ毎のデータ転送レート、不連続セくタア
クセス時に発生するシーク時間を利用して、バッファに
保持されたデータがなくならないように、バッファ部と
出力部間のデータ転送を継続して発生させることで、出
力部から出力されるデータを一定転送レートで再生可能
かどうかを判断することができる。そして、出力部から
出力されるデータを一定転送レートで再生不可能と判断
された場合、出力部から出力されるデータの転送レート
を遅くして、可能な範囲でのデータの再生を実現でき
る。
【0047】さらに、再生開始前の前処理の見積りの精
度が十分でないとき、あるいは、再生開始前の前処理を
行なわないときに、再生中にバッファに保持されたデー
タがなくなってバッファ部と出力部間のデータ転送が中
断される事態が生じる場合にも、ディスク型記憶媒体の
再生すべきデータが記録されているセクタのセクタ毎の
データ転送レート、不連続セクタアクセス時に発生する
シークによるデータ時間を利用して、データの先読みに
要する時間を算出し、データの再生時刻に間に合えば読
み込みを行ない、間に合わなければ読み込みを行なわな
いようにして、読み込むデータを選択することでデータ
全体の再生時間を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における記録再生装置の構
成図
【図2】本発明の実施の形態における制御部の記録時の
処理フロー図
【図3】本発明の実施の形態における前処理部の記録時
の処理フロー図
【図4】本発明の実施の形態における前処理部の記録時
のシミュレーションの一例を示す概念図
【図5】本発明の実施の形態における制御部の再生時の
処理フロー図
【図6】本発明の実施の形態における前処理部の再生時
の処理フロー図
【図7】本発明の実施の形態における前処理部の再生時
のシミュレーションの一例を示す概念図
【図8】本発明の実施の形態における制御部の再生時の
データ先読みの一例を示す概念図
【図9】従来例における記録再生装置の構成図
【図10】従来例における制御部の記録時の処理フロー
【図11】従来例における記憶媒体の記録領域の使用状
況を示す概念図
【図12】従来例における制御部の再生時の処理フロー
を示す図
【符号の説明】 101 入力部 102 バッファ部 103 記録部 104 出力部 105 前処理部 106 制御部 701 入力部 702 バッファ部 703 記録部 704 出力部 705 制御部
フロントページの続き (72)発明者 西川 宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−28773(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 H04N 5/92

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを入力する入力部と、ディスク型
    記憶媒体を有し、前記ディスク型記憶媒体に対してデー
    タの記録、再生を行なう記録部と、データを出力する出
    力部と、前記入力部により入力されるデータの転送レー
    トと前記ディスク型記憶媒体のデータ転送レートの違い
    を吸収することと、前記出力部により出力されるデータ
    の転送レートと前記ディスク型記憶媒体のデータ転送レ
    ートの違いを吸収することと、不連続セクタアクセス時
    に発生するシークによる前記ディスク型記憶媒体とのデ
    ータ転送の中断を吸収することを目的とするバッファ部
    と、データの記録中にシークが発生する場合にはシーク時間
    中は前記バッファ部から前記記録部へのデータ転送は行
    なわれず、前記入力部から入力されたデータがそのまま
    前記バッファに保持されて前記バッファ部のデータ量は
    増加し、シーク時間以外は前記バッファ部から前記記録
    部へのデータ転送と前記入力部から前記バッファ部への
    データ転送が並行して行なわれ、前記バッファ部と前記
    記録部間のデータ転送レートから前記入力部と前記バッ
    ファ部間のデータ転送レートを減じた分だけ前記バッフ
    ァ部のデータ量は減少するとして、記録開始前に、まず
    前記ディスク型記憶媒体の空きセクタの中から記録対象
    セクタの候補を選出し、その記録対象セクタに対して、
    記録中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミュレー
    ションし、データ量の最大値が前記バッファ部の容量を
    越えない場合には記録可能と判断し、越えた場合には記
    録不可能と判断して新たに記録対象セクタの候補を選出
    して同様のシミュレーションを記録可能と判断するまで
    繰り返し、どのように記録対象セクタの候補を選出して
    も記録可能にならない場合には、記録不可能と判断する
    手段と、再生中にシークが発生する場合にはシーク時間
    中は前記記録部から前記バッファ部へのデータ転送は行
    なわれず、前記バッファ部から前記出力部への転送のみ
    行なわれて前記バッファ部のデータ量は減少し、シーク
    時間以外は前記記録部から前記バッファ部へのデータ転
    送と前記バッファ部から前記出力部へのデータ転送が並
    行して行なわれ、前記記録部と前記バッファ間のデータ
    転送レートから前記バッファ部と前記出力部間のデータ
    転送レートを減じた分だけ前記バッファ部のデータ量は
    増加するとして、再生開始前に、前記ディ スク型記憶媒
    体の再生すべきデータが記録されているセクタに対し
    て、再生中の前記バッファ部のデータ量の増減をシミュ
    レーションし、データ量の最小値が非負の値の場合は再
    生可能と判断し、負の値の場合には再生不可能と判断す
    る手段 とを有する前処理部と、 記録時に前記入力部と前記バッファ部間のデータ転送
    と、前記バッファ部と前記記録部間のデータ転送とを制
    御して、記録開始前に前記前処理部により選出された記
    録対象セクタにデータを順次記録する動作を行なわせ、
    かつ、再生時に前記記録部と前記バッファ部間のデータ
    転送と、前記バッファ部と前記出力部間のデータ転送と
    を制御して、再生すべきデータを順次再生する動作を行
    なわせる制御部とで構成される記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記前処理部が記録開始前に前記入力部により入力され
    るデータの転送レートで記録可能かどうかを判断するた
    めに、前記ディスク型記憶媒体の空きセクタの中から記
    録対象セクタの候補を選出する作業において、できるだ
    け短い空きセクタ領域を優先的に選出することを特徴と
    する記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、
    前記前処理部が記録開始前に前記入力部により入力され
    るデータの転送レートで記録可能かどうかを判断するた
    めに、前記ディスク型記憶媒体の空きセクタの中から記
    録対象セクタの候補を選出する作業において、できるだ
    け転送レートの遅いセクタを優先的に選出することを特
    徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録再生装置において、
    記録開始前に前記前処理部により前記入力部により入力
    されるデータの転送レートで記録不可能と判断された場
    合、前記制御部に前記入力部により入力されるデータの
    転送レートを遅くさせる手段を持たせることで、可能な
    範囲でのデータの記録を行なうよう制御することを特徴
    とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の記録再生装置において、
    再生開始前に前記前処理部により前記出力部により出力
    されるデータの転送レートで再生できないと判断された
    場合、前記制御部に前記出力部により出力されるデータ
    の転送レートを遅くさせる手段を持たせることで、可能
    な範囲でのデータの再生を行なうよう制御することを特
    徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の記録再生装置において、
    再生中にバッファに保持されたデータがなくなってバッ
    ファ部と出力部間のデータ転送が中断される事態が生じ
    る場合にも、データの再生時刻を保証するために、前記
    制御部がデータ量を、前記記録部と前記バッファ部間の
    転送レートで割った値にシーク時間を足して、データの
    読み込みに要する時間を算出して、データの再生時刻に
    間に合えば読み込みを行ない、間に合わなければ読み込
    みを行なわないようにして、読み込むデータを選択する
    ことでデータ全体の再生時間を守ることを特徴とする記
    録再生装置。
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