JP3181800B2 - ビデオサーバ装置 - Google Patents

ビデオサーバ装置

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JP3181800B2
JP3181800B2 JP32923894A JP32923894A JP3181800B2 JP 3181800 B2 JP3181800 B2 JP 3181800B2 JP 32923894 A JP32923894 A JP 32923894A JP 32923894 A JP32923894 A JP 32923894A JP 3181800 B2 JP3181800 B2 JP 3181800B2
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワークを介して
圧縮映像を配送するビデオ・オン・デマンドシステムや
ビデオ・ライブラリ・システムなどに用いられるビデオ
サーバ装置に関し、特に、蓄積容量を増やすことなく符
号化した動画像の早送り再生などの特殊再生を実現する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスクなどの蓄積媒体に
圧縮符号化した動画像信号を複数蓄積し、複数端末から
の同時再生要求に応じて多重再生するビデオサーバ装置
が商品化の段階に入っている。また、動画像の再生に
は、通常再生のほか早送り再生や巻き戻し再生に対する
要求が高まっている。
【0003】従来のビデオサーバ装置(第1の装置)
は、図8に示すように、圧縮符号化されたオーディオ付
きのビデオ情報(AVストリーム)801を蓄積するハー
ドディスク80と、蓄積されたストリームを読み出すスト
リーム読み出し部81と、読み出したストリームを端末に
送信し、また、再生を指令する端末からのコマンドを受
信するストリーム送信部及びコマンド受信部82とを備
え、また、ビデオサーバ装置と伝送路86を介して接続す
る端末装置は、入力装置87からの入力信号に応じて再生
速度と再生位置とを指令する信号を出力する入力制御部
84と、ビデオサーバ装置にコマンドを送信し、また、ビ
デオサーバ装置からストリームを受信するストリーム受
信部及びコマンド送信部83と、AVストリームをデコー
ドして映像をモニタ89から、音声をスピーカ88から再生
するデコーダ部85とを備えている。
【0004】この装置では、入力装置87より入力された
信号が、端末装置の入力制御部84で再生速度と再生位置
とに変換され、ストリーム受信部及びコマンド送信部83
より伝送路86を介して、ビデオサーバ装置のストリーム
送信部及びコマンド受信部82に送信される。
【0005】ストリーム読み出し部81は、ストリーム送
信部及びコマンド受信部82が受信した再生速度と再生位
置とに基づいて、設定された読み出し帯域の下で許され
る最も早い速度でAVストリーム801を読み出す。読み
出されたAVストリームは、ストリーム送信部及びコマ
ンド受信部82により伝送路86を介して、端末装置のスト
リーム受信部及びコマンド送信部83に送信される。次い
で、ストリーム受信部及びコマンド送信部83からデコー
ダ部85に送られ、デコーダ部85でデコードされモニタ89
より映像として、またスピーカ88より音声として出力さ
れる。
【0006】AVストリーム801は、国際標準MPEG
に則って音声付き映像信号を圧縮符号化したものであ
り、蓄積媒体80では、図9(a)に示すフレーム順で蓄
積している。ここで、I、P及びBはフレームタイプを
表しており、Iフレームはフレーム内符号化されたイン
トラ符号化画像、Pフレームは動き補償フレーム間符号
化された前方予測符号化画像、Bフレームは動き補償フ
レーム間符号化された両方向予測符号化画像である。ま
た、各フレームには、説明のために、再生するフレーム
順番号を記述してある。
【0007】図9(a)に示す蓄積フレームの順序は、
Bフレームが時間的に後のIフレームやPフレームを予
測画像に用いて差分を符号化するため、時間の順序に並
んでいない。そのため、図9(a)のフレーム順で蓄積
されたAVストリームは、通常再生では、デコーダ部85
において図9(b)に示すフレーム順に直され、モニタ
89に出力される。
【0008】また、早送り再生や巻き戻し再生のような
高速再生の場合には、ストリーム読み出し部81が図10
(a)の蓄積フレーム順でAVストリーム801を読み出
し、そのままストリーム送信部及びコマンド受信部82か
ら、伝送路86を介してストリーム受信部及びコマンド送
信部83に送信し、デコーダ部85が、フレーム内符号化さ
れているIフレームのみをデコードして、図10(b)
に示すようなフレーム順でモニタ89から出力する。この
とき、モニタ89から出力されなかったPフレーム及びB
フレームはデコーダ部85で廃棄されることになる。
【0009】ただし、このとき、ストリーム読み出し部
81が、AVストリームを通常再生時と同じ読み出し帯域
を用いて同じ速度で読み出したとすると、次にIフレー
ムが到着するまでの時間は通常再生時と同じになるの
で、Pフレーム及びBフレームをデコーダ部85において
廃棄すると、本来Pフレーム及びBフレームが再生され
る時刻に最近再生されたIフレームを引き続き表示する
ことになり、図10(c)に示すように高速再生にはな
らない。
【0010】また、別の構成を有する従来のビデオサー
バ装置(第2の装置)は、図11に示すように、蓄積媒
体のハードディスク110に、AVストリーム801と、AV
ストリームのIフレームだけを集めたIストリーム111
とを蓄積している。その他の構成は図8の装置と変わり
がない。
【0011】このIストリーム111は、AVストリーム8
01から、高速再生のキーフレームであるIフレームのみ
を取出して連結したもので、図12(a)に示すような
フレーム順で蓄積されている。
【0012】この装置では、入力装置87より通常再生の
信号が入力されたときは、ビデオサーバ装置のAVスト
リーム801が読み出され、また、高速再生の信号が入力
されたときは、Iストリーム111が読み出される。通常
再生における動作は図8の装置と同じである。
【0013】高速再生の場合には、ストリーム読み出し
部112がIストリーム111を設定された読み出し帯域の下
で許される最も早い速度で読み出し、読み出されたIス
トリーム111は、ストリーム送信部及びコマンド受信部8
2により、伝送路86を介して、端末装置のストリーム受
信部及びコマンド送信部83に送信される。次いで、この
Iストリーム111は、デコーダ部85でデコードされ、モ
ニタ89より図12(b)に示すフレーム順で出力され
る。
【0014】図13(a)及び(b)のそれぞれには、
AVストリーム及びIストリームのストリームフォーマ
ット詳細図を示している。Iフレームは、他のフレーム
を予測画像として使用していないため、PフレームやB
フレームに比べてビット数が多くなる。従って、Iフレ
ームの読み出しには時間が掛かる。高速再生では、Iス
トリームから次のIフレームが読み出される間、前のI
フレームの再生を続ける。この読み出しに要する時間の
違いのために次のIフレームが到着するまでの時間が均
等でない場合には、図12(c)に示すように、多少前
後の揺れをもった再生となることがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の第1の
ビデオサーバ装置では、早送り再生や巻き戻し再生など
の特殊再生の場合にも、全てのストリームを読み出さな
ければならないので、通常再生のときと同じ読み出し速
度でAVストリームを読み出したのでは早送り再生や巻
き戻し再生を実現することができない。
【0016】従って、効果的な早送り再生や巻き戻し再
生を行なうためには、読み出し速度を通常再生のときよ
りも早める必要があるが、そうした場合には、複数のA
Vストリームを再生する際、全てのストリームが早送り
再生や巻き戻し再生を行なっても全体の読み出し帯域を
超えないように、再生するAVストリームの数を制限し
たり、同時に早送り再生や巻き戻し再生を行なう数を全
体の読み出し帯域を超えないように制限する必要が有
り、さもないと、早送り再生または巻き戻し再生によっ
て全体の読み出し帯域を超えたときに、それ以降の再生
に支障を来すことになる。いずれにしても、再生する全
てのストリームについて公平な特殊再生を提供すること
ができないという問題点がある。
【0017】また、従来の第2のビデオサーバ装置で
は、AVストリームと重複して、早送り再生または巻き
戻し再生に用いるキーフレームのみから構成されるIス
トリームを蓄積することによって、従来の第1のビデオ
サーバ装置における問題点を解決し、再生する全てのス
トリームについて公平に特殊再生を実施することができ
るが、Iストリームを重複して蓄積するために、蓄積容
量が大きく増加してしまうという問題点がある。
【0018】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、蓄積容量を大きく増やすことなく、再生
する全てのストリームに対して公平に特殊再生を実施す
ることができるビデオサーバ装置を提供することを目的
としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、
デオサーバ装置に、ストリームを蓄積するストリーム蓄
積手段と、前記ストリームの高速再生に用いる各キーフ
レームの相対データアドレスと各キーフレームのデータ
長とを関連づけて記述したアクセステーブルを蓄積する
アクセステーブル蓄積手段と、前記アクセステーブルを
読み出して、前記ストリームから読み出すべきデータア
ドレスとデータ長とを決定するアクセステーブル管理手
段と、前記決定されたデータアドレスとデータ長とに基
づいて前記ストリーム蓄積手段に蓄積されたストリーム
を読み出す読み出し手段と、前記読み出されたストリー
ムを端末装置に送信する送信手段とを設けている。
【0020】また、ビデオサーバ装置に、ストリームを
固定長ブロックに分割して蓄積するストリーム蓄積手段
と、前記ストリームの高速再生に用いる各キーフレーム
の相対データアドレスと各キーフレームのデータ長とを
関連づけて記述したアクセステーブルを蓄積するアクセ
ステーブル蓄積手段と、前記アクセステーブルを読み出
して、前記ストリームから読み出すべきデータアドレス
とデータ長とを決定するアクセステーブル管理手段と、
前記決定されたデータアドレスとデータ長とに基づいて
読み出すべき前記固定長ブロックを指定するストリーム
編集手段と、前記ストリーム蓄積手段から前記指定され
た固定長ブロックを読み出す読み出し手段と、前記読み
出されたストリームを端末装置に送信する送信手段とを
設け、ストリーム編集手段が、読み出された固定長ブロ
ックから再生に必要なデータを取出すように構成してい
る。
【0021】また、アクセステーブル管理手段、アク
セステーブルの記述を連続的に読み出し、または飛び越
し読み出しするように構成している。
【0022】
【作用】そのため、早送り再生または巻き戻し再生を行
なう場合には、各キーフレームのストリーム先頭からの
相対データアドレスと各キーフレームのデータ長とを管
理するアクセステーブル管理手段が、コマンドで指定さ
れた再生速度及び再生位置と、ストリーム送信手段にお
ける送信ビットレートとを勘案して、ストリームの読み
出すべきデータアドレスとデータ長とを決定し、ストリ
ーム読み出手段が、決定されたデータアドレスからデー
タ長分を読み出し、ストリーム送信手段が読み出された
ストリームを端末装置に送信する。従って、各キーフレ
ームの相対データアドレス及びデータ長と云う少ない情
報量を付加するだけで、通常再生と同じ読み出し帯域で
ストリームを高速再生することができる。
【0023】また、ストリームの読み出しを効率化する
ためにストリームを固定長ブロックに分割して蓄積する
装置では、ストリーム編集手段が、アクセステーブル管
理手段の決定したデータアドレス及びデータ長に基づい
て、読み出すべき固定長ブロックを決定し、読み出し手
段にその固定長ブロックを読み出させる。次いで、スト
リーム編集手段は、その固定長ブロックの中から、アク
セステーブル管理手段の決定したデータアドレスからデ
ータ長分を取出し、ストリーム送信手段を通じて端末装
置に送信する。
【0024】また、アクセステーブル管理手段に連続読
み出し手段と飛び越し読み出し手段とを設けた装置で
は、キーフレームを飛び越して再生する極めて高速の再
生の場合に、飛び越し読み出し手段を用いてアクセステ
ーブルから必要なデータのみを効率よく読み出すことが
できる。
【0025】
【実施例】
(第1実施例)第1実施例のビデオサーバ装置は、図1
に示すように、高速再生に用いるキーフレームのアドレ
スとキーフレーム長とが記述されたアクセステーブル10
2を蓄積するハードディスク20と、アクセステーブル102
を用いて読み出すべきAVストリーム801のデータアド
レスを決定するアクセステーブル管理部12とを備えてい
る。このアクセステーブル管理部12は、ストリーム送信
部及びコマンド受信部82から再生速度と再生位置とを指
定する受信コマンドが入力され、ストリーム読み出し部
11に対して、決定したデータアドレスを出力する。その
他の構成は図8の従来の装置と変わりがない。
【0026】この装置では、入力装置87より入力された
信号は、端末装置の入力制御部84で再生速度と再生位置
とに変換され、ストリーム受信部及びコマンド送信部83
より伝送路86を介して、ビデオサーバ装置のストリーム
送信部及びコマンド受信部82に送信される。
【0027】ストリーム送信部及びコマンド受信部82が
受信した再生速度と再生位置とはアクセステーブル管理
部12に送られ、アクセステーブル管理部12は、自身の管
理するアクセステーブル102をハードディスク20より読
み出し、それを参照しながら、AVストリーム801内の
読み出すべき位置を決定する。ストリーム読み出し部11
は、ハードディスク10に蓄積されているAVストリーム
801の中から、アクセステーブル管理部12によって決定
された位置のデータを読み出す。この読み出されるデー
タは、通常再生のときにはAVストリーム801の所定ア
ドレスからの全部であり、早送り再生や巻き戻し再生な
どの高速再生のときはAVストリーム801の一部のIフ
レームのみである。
【0028】ストリーム送信部及びコマンド受信部82
は、ストリーム読み出し部11が読み出したAVストリー
ム801の全部または一部を伝送路86を介して、端末装置
のストリーム受信部及びコマンド送信部83へ送信し、こ
のAVストリーム801の全部または一部のデータがデコ
ーダ部85でデコードされ、映像がモニタ89より、音声が
スピーカ88より出力される。
【0029】アクセステーブル管理部12によって管理さ
れるアクセステーブル102には、図3に示すように、早
送り再生や巻き戻し再生に用いるフレーム内符号化され
た各Iフレームの先頭アドレスとそれぞれのIフレーム
のデータ長とが関連づけてkバイト単位で記述されてい
る。この図3のアクセステーブル102は、図2のAVス
トリーム801の先頭アドレスを0として各Iフレームを
記述したものである。
【0030】アクセステーブル管理部12は、読み出すべ
きAVストリーム801の位置を次のように決定する。
【0031】まず、通常再生の場合では、再生条件とし
て、再生速度が1倍、再生位置が2秒目から、1秒間に
表示するフレーム数が30フレーム、Iフレームから次
のIフレームまで(1GOP(グループオブピクチ
ャ))のフレーム数が15フレームであるとすると、図
3のアクセステーブル102において、キーフレームを1
行進めると、再生時間を15/30=0.5秒進めるこ
とに相当する。従って、2秒目から再生を開始するので
2/0.5=4行目よりテーブルを参照する。図3のテ
ーブルで4行目のキーフレーム相対アドレスは276な
ので、AVストリーム801の先頭アドレスから276k
バイト目より連続して読み出すことになる。
【0032】次に、高速再生の場合では、再生速度が3
倍である以外は通常再生と同じ再生条件であるとする
と、図3のアクセステーブルの4行目のキーフレーム相
対アドレスが276、キーフレーム長が26であるか
ら、AVストリーム801の先頭アドレスから276kバ
イト目より26kバイトを読み出し、続いて、図3のア
クセステーブルの次行である5行目のキーフレーム相対
アドレスとキーフレーム長とから、366kバイト目よ
りキーフレーム長24kバイトを読み出す。
【0033】このときのストリーム送信部及びコマンド
受信部82における送信ビットレートを通常再生時と同じ
とすると、Iフレームのデータ長が1GOPのデータ長
の約1/3の場合、再生速度を3倍にするために、端末
側で1GOPの15フレームの1/3である5フレーム
を表示する時間に同じIフレームを表示し続けられるよ
うに、Iフレームを離散的に読み出す。
【0034】この場合の表示例を図4(a)に示してい
る。また、アクセステーブル102を1行置きに参照する
ことによって、図4(b)に示すように、6倍速の高速
再生も簡単に実現できる。
【0035】このように第1実施例のビデオサーバ装置
では、アクセステーブル102とアクセステーブル管理部1
2とを設けることにより、早送り再生や巻き戻し再生に
おいて、必要なデータのみを通常再生と同じ読み出し帯
域で読み出すことができ、蓄積容量を大きく増やすこと
なく、再生する全てのストリームに対して公平に特殊再
生機能を提供することができる。
【0036】(第2実施例)第2実施例は、AVストリ
ームを固定長に分割して蓄積することにより、データア
クセスを分散化し読み出し効率を高めたビデオサーバ装
置に本発明を適用した場合の実施例である。
【0037】この装置は、図5に示すように、固定長に
分割したAVストリームのブロック501〜503を蓄積する
ハードディスク30と、この中の指定されたブロックを読
み出すストリーム読み出し部51と、読み出したブロック
の中から再生に必要なデータ部分を取出すストリーム編
集部52とを備えている。ストリーム送信部及びコマンド
受信部82の受信した再生速度と再生位置とを指定する受
信コマンドは、このストリーム編集部52に送られ、スト
リーム編集部52が取出したデータは、ストリーム送信部
及びコマンド受信部82に出力される。その他の構成は第
1実施例の装置(図1)と変わりがない。
【0038】このビデオサーバ装置では、入力装置87よ
り入力した信号が端末装置の入力制御部84で再生速度と
再生位置とに変換され、ストリーム受信部及びコマンド
送信部83より伝送路86を介して、ビデオサーバ装置のス
トリーム送信部及びコマンド受信部82に送信される。
【0039】ストリーム送信部及びコマンド受信部82が
受信した再生速度と再生位置とはストリーム編集部52を
介してアクセステーブル管理部12に送られ、アクセステ
ーブル管理部12は、自身の管理するアクセステーブル10
2をハードディスク20より読み出し、それを参照しなが
ら、AVストリーム801内の読み出すべき位置を決定す
る。
【0040】このAVストリーム801は、図6(b)に
示すように、64kバイトの固定長ブロックに分割され
てハードディスク30に蓄積されているので、ストリーム
編集部52は、アクセステーブル管理部12の決定した読み
出すべき位置が、分割されたどの固定長ブロックのどの
部分になるのかを算出する。ストリーム読み出し部51
は、ストリーム編集部52が算出した固定長ブロックをハ
ードディスク30より読み出す。ストリーム編集部52は、
ストリーム読み出し部51の読み出した固定長ブロックの
必要な部分だけを取出し、ストリーム送信部及びコマン
ド受信部82より伝送路86を介して端末装置のストリーム
受信部及びコマンド送信部83に送信する。
【0041】ストリーム受信部及びコマンド送信部83で
受信されたAVストリーム801は、デコーダ部85でデー
タデコードされ、映像がモニタ89より、音声がスピーカ
88より出力される。
【0042】アクセステーブル管理部12が管理するアク
セステーブル102のフォーマットは、第1実施例(図
3)と同様である。また、アクセステーブル管理部12が
読み出すべきAVストリーム801の位置を決定する方法
も、第1実施例の場合と同様である。
【0043】ストリーム編集部52は、読み出すべき固定
長ブロックの算出と、読み出された固定長ブロックから
必要なデータを取出す動作とを次のように行なう。
【0044】まず、通常再生の場合について説明する。
固定長ブロックのデータ長を64kバイトとする。い
ま、再生を0.5秒目から行なうとすると、図3のアク
セステーブル102における2行目のキーフレーム相対ア
ドレスから再生が開始される。このキーフレーム相対ア
ドレスは92であるので、92/64=1余り28とな
り、2つ目の固定長ブロックからデータを読み出すこと
になる。
【0045】ストリーム編集部52は、ストリーム読み出
し部51に2つ目の固定長ブロックの読み出しを指示し、
ストリーム読み出し部51が2つ目の固定長ブロックであ
るAVストリーム(2)502を読み出すと、そのAVス
トリーム(2)502の先頭アドレスから28kバイト目
以降のデータを取出し、ストリーム送信部及びコマンド
受信部82に出力する。続いて、ストリーム読み出し部51
に次の固定長ブロックの読み出しを指示し、読み出され
たブロックの全てのデータを取出して、ストリーム送信
部及びコマンド受信部82に出力する。以後、それを継続
する。
【0046】次に、高速再生の場合を説明する。再生を
0秒目から行なうとすると、図3のアクセステーブル10
2における1行目のキーフレーム相対アドレスから再生
が開始される。このキーフレーム相対アドレスが0、キ
ーフレーム長が26であるので、ストリーム編集部52
は、ストリーム読み出し部51を通じて、1つ目の固定長
ブロックであるAVストリーム(1)501を読み出し、
その固定長ブロックの先頭から26kバイトを取出して
ストリーム送信部及びコマンド受信部82に出力する。次
いで、図3のアクセステーブル102における次の行(2
行目)のキーフレーム相対アドレスが92、キーフレー
ム長が26であるので、92/64=1余り28とな
り、2つ目の固定長ブロックであるAVストリーム
(2)502を読み出して、その先頭アドレスから28k
バイト目より26kバイトを取出し、出力する。以後こ
の処理を繰り返すが、Iフレームが固定長ブロックを跨
ぐ場合は2つの固定長ブロックから取り出す。
【0047】このように第2実施例のビデオサーバ装置
では、アクセステーブル管理部12及びストリーム編集部
52を設けることにより、AVストリームを固定長に分割
蓄積し読み出し効率を向上させた場合にも、早送り再生
や巻き戻し再生において必要なデータのみを通常再生と
同じ読み出し帯域で読み出すことができ、蓄積容量を大
きく増やすことなく、再生する全てのストリームに対し
て公平に特殊再生機能を提供することができる。
【0048】(第3実施例)第3実施例のビデオサーバ
装置は、アクセステーブルの読み出し方法を効率化して
いる。この装置は、図1または図5の装置において、ア
クセステーブル管理部12に、飛び越し読み出し手段と連
続読み出し手段とを設けている。
【0049】第1実施例及び第2実施例の装置では、ア
クセステーブル管理部12がアクセステーブル102を数行
おきに参照する高速再生時においても、ハードディスク
20または40より、参照しない行も含めて、全ての行を読
み出している。第3実施例の装置では、アクセステーブ
ル102を1行おきに参照する高速再生の場合には、アク
セステーブル管理部12は、飛び越し読み出し手段を用い
てアクセステーブル102の読み出す必要のない行を飛び
越すことにより、例えば図7に示すように読み出す。
【0050】一方、通常再生やアクセステーブル102を
連続して参照するような高速再生の場合には、アクセス
テーブル管理部12は、連続読み出し手段を用いてアクセ
ステーブル102の記述を連続して読み出す。
【0051】このように第3実施例のビデオサーバ装置
では、連続読み出し手段と飛び越し読み出し手段とを設
けることにより、各キーフレームのストリーム先頭から
の相対データアドレスと各キーフレームのデータ長のう
ち必要なもののみを取得することができ、アクセステー
ブルについて効率の良い読み出しを行なうことができ
る。
【0052】なお、各実施例に示した、アクセステーブ
ル102のフォーマット、アクセステーブル管理部12にお
けるアクセステーブル102の参照方法、固定長ブロック
のデータサイズ、アクセステーブルの記録単位、1GO
Pのフレーム数、1秒間に表示するフレーム数、符号化
手段などは、それだけに限るものではない。また、実施
例では蓄積媒体としてハードディスクを用いたが、光デ
ィスク、磁気テープ、半導体メモリ、RAIDなどのア
レー化したディスクやアレー化したその他の蓄積媒体を
用いても良い。また、蓄積対象はAVストリームだけで
なく、ビデオストリーム、オーディオストリームでも良
い。
【0053】さらに、高速再生時に、ストリーム送信部
及びコマンド受信部82が、通常再生時よりも大きいビッ
トレートでAVストリーム801の全部または一部を送信
ように変更しても良い。この場合、よりスムースな高速
再生が実現できることは言うまでもない。
【0054】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のビデオサーバ装置は、アクセステーブル管
理部を設けることにより、早送り再生や巻き戻し再生に
おいて必要なデータのみを通常再生と同じ読み出し帯域
で読み出すことができ、蓄積容量を大きく増やすことな
く、再生する全てのストリームに対して公平に特殊再生
機能を提供することができる。
【0055】また、アクセステーブル管理部及びストリ
ーム編集部を設けることにより、AVストリームを固定
長に分割蓄積し読み出し効率を向上させた場合にも、早
送り再生や巻き戻し再生において必要なデータのみを通
常再生と同じ読み出し帯域で読み出すことができ、蓄積
容量を大きく増やすことなく、再生する全てのストリー
ムに対して公平に特殊再生機能を提供することができ
る。
【0056】さらに、アクセステーブル管理部に連続読
み出し手段と飛び越し読み出し手段とを設けることによ
り、早送り再生または巻き戻し再生に用いる各キーフレ
ームのストリーム先頭からの相対データアドレスと各キ
ーフレームのデータ長との内、必要なもののみを取得す
ることができ、効率の良いデータの読み出しを行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるビデオサーバ装置
の構成を示すブロック図、
【図2】第1実施例のビデオサーバ装置に蓄積されるス
トリームのフォーマット図、
【図3】第1実施例のビデオサーバ装置に蓄積されるア
クセステーブル、
【図4】第1実施例のビデオサーバ装置で高速再生され
るフレーム表示図、
【図5】本発明の第2実施例におけるビデオサーバ装置
の構成を示すブロック図、
【図6】第2実施例のビデオサーバ装置に蓄積されるス
トリームのフォーマット図、
【図7】本発明の第3実施例におけるビデオサーバ装置
のアクセステーブル管理部が飛び越し読み出ししたとき
のアクセステーブル、
【図8】従来のビデオサーバ装置の構成を示すブロック
図、
【図9】AVストリームの蓄積フレーム順及び通常再生
フレーム順を示す説明図、
【図10】AVストリームの蓄積フレーム順及び高速再
生フレーム順を示す説明図、
【図11】従来の別のビデオサーバ装置の構成を示すブ
ロック図、
【図12】Iストリームの蓄積フレーム順及び高速再生
フレーム順を示す説明図、
【図13】AVストリーム及びIストリームのストリー
ムフォーマットである。
【符号の説明】
10、20、30、40、80、110 ハードディスク 11、51、112 ストリーム読み出し部 12 アクセステーブル管理部 52 ストリーム編集部 82 ストリーム送信部及びコマンド受信部 83 ストリーム受信部及びコマンド送信部 84 入力制御部 85 デコーダ部 86 伝送路 87 入力装置 88 スピーカ 89 モニタ 102 アクセステーブル 111 Iストリーム 501〜503 AVストリームブロック 801 AVストリーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリームを蓄積するストリーム蓄積手
    段と、前記ストリームの高速再生に用いる各キーフレー
    ムの相対データアドレスと各キーフレームのデータ長と
    を関連づけて記述したアクセステーブルを蓄積するアク
    セステーブル蓄積手段と、前記アクセステーブルを読み
    出して、前記ストリームから読み出すべきデータアドレ
    スとデータ長とを決定するアクセステーブル管理手段
    と、前記決定されたデータアドレスとデータ長とに基づ
    いて前記ストリーム蓄積手段に蓄積されたストリームを
    読み出す読み出し手段と、前記読み出されたストリーム
    を端末装置に送信する送信手段とを設けたことを特徴と
    するビデオサーバ装置。
  2. 【請求項2】 ストリームを固定長ブロックに分割して
    蓄積するストリーム蓄積手段と、前記ストリームの高速
    再生に用いる各キーフレームの相対データアドレスと各
    キーフレームのデータ長とを関連づけて記述したアクセ
    ステーブルを蓄積するアクセステーブル蓄積手段と、前
    記アクセステーブルを読み出して、前記ストリームから
    読み出すべきデータアドレスとデータ長とを決定するア
    クセステーブル管理手段と、前記決定されたデータアド
    レスとデータ長とに基づいて読み出すべき前記固定長ブ
    ロックを指定するストリーム編集手段と、前記ストリー
    ム蓄積手段から前記指定された固定長ブロックを読み出
    す読み出し手段と、前記読み出されたストリームを端末
    装置に送信する送信手段とを設け、前記ストリーム編集
    手段が、読み出された前記固定長ブロックから再生に必
    要なデータを取出すことを特徴とするビデオサーバ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記アクセステーブル管理手段が、前記
    アクセステーブルの記述を連続的に読み出し、または飛
    び越し読み出しすることを特徴とする請求項1または2
    に記載のビデオサーバ装置。
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