JP4461462B2 - 車いすの車輪洗浄機 - Google Patents

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本発明は車いすの車輪タイヤ部に付着した汚れを除去する目的の技術に関し、特に車いすの各車輪をタイヤの側面洗浄まで含めて同時に洗浄し、且つ各種の車いすへの汎用性を確保する手段に係るものである。
老齢化社会の進行により、車いすの利用状況は益々拡大する傾向にあるが、現状車いすの衛生状態は甚だ不満足であり、病人、身障者、高齢者等への感染防止
のためにも車いすを清潔な状態に保つことが焦眉の急となっている。
そのため、近年車いすを丸ごと自動的に洗浄する装置が開発され、普及の途上にあるが、それらの装置は最も頑固な汚れが付着する車輪のタイヤ部という特定部位の洗浄性能については殆ど効果のないものであった。
車いすの車輪は、道路のアスファルトや床面のワックス等の取れにくい汚れの他、土壌、食品その他各種の汚れが加圧状態で付着する他タイヤの表層にはそれらの汚染物質による目詰まりや浸食も見られる等甚だ不衛生の状態になっているが、車いすの操作において屡々車輪のタイヤ部に使用者の手がかかる場合もあり絶えず清潔に保つ必要がある。また、近年とみに利用度が高まっているレンタル車いすにおいては、返却された車いすを他の利用者に貸し出す際は、条例等で義務付けられている車いす全体の清浄度の水準を上回るタイヤ部の綺麗さを要求される最近のニーズ傾向からレンタル業者の清掃作業上大きな負担となっていた。
車いすの車輪タイヤ部に付着した頑固な汚れを除去する手段としては、手作業にてたわしやブラシに洗剤をつけて丹念に擦り洗いするのが一般的であるが、多大の工数を必要とするため、対策として動力を使用しての車輪専用洗浄機も各種開発され一部実用化されている。しかしながらこれら従来方式の車輪専用洗浄機は簡単なブラシを用い、あるいはブラシと洗剤液ないしスチームを用いたりしてタイヤ表面の泥等の付着を軽く除去することを目的としたもので、前述の頑固な汚れに対しては殆ど効果が得られず、特に走行時タイヤが圧縮されて付着するタイヤ側面の汚れに対しては洗浄作用が行われないか、行われても極めて不十分な装置であった。
タイヤ側面の汚れ除去の効果的な手段として、無端ベルト上で車輪を回転させて車輪の接地面及び側面を架台に植え込んだブラシを当てて洗浄するものや、回転ブラシをU型溝付きの形状とし、タイヤをU型部にはめ込んだ状態でタイヤとブラシを回転させて洗浄する提案も試みられているが、各種の形態が存在する車いす車輪の径や両輪の位置及びタイヤの幅等への対応に難がある他ブラシの摩耗による溝の変形等の問題があり、不十分な性能と言わざるを得ないものであった。
それら各種の機械的車輪洗浄についての先行技術の例は下記のとおりであるが、最近極めて要求度の高くなった車いす車輪のタイヤ洗浄の性能に対しては、前述の公知の構造を含めて何れも不十分であり、目的にそぐわない技術であった。
特開平8−308879号公報 特開平10−337542号公報 特開2003−63363号公報 特開2003−276578号公報 特開2004−136867号公報
この発明は、従来の技術及びそれを前提とした車いすの車輪洗浄手段による問題点を解決するため、比較的簡単な機器構成のもとで、車輪のタイヤをタイヤ側面を含めて新品に近い状態まで比較的短時間で洗浄・磨きのできる汎用性の高い洗浄機を提供することを課題とするものである。
上記の課題を解決するために請求項1の発明は、車いす車輪のタイヤ部がブラシに当たる位置にブラシ回転用の軸を軸保持具により設置して動力によって回転するようにし、各軸に車いすの車輪位置に対応する洗浄用ブラシ部を軸の回転に伴って回転するように嵌入させ、各洗浄用ブラシ部はそれぞれ3個の異なる形状の回転式ブラシで構成し、うち1個の第1ブラシは回転用の軸に対して放射状の毛先群を構成する植毛ブラシとし、車輪のタイヤ先端の接地面がブラシの毛先に十分に接触できる関係位置においてブラシ回転用の軸に軸方向に摺動自在な状態で嵌入し、他の2個の第2、第3ブラシは円盤にブラシ回転用の軸と平行方向に第1ブラシの円柱状植毛部を除きドーナツ形に植毛されたブラシとして、第1ブラシを挟み且つタイヤの側面を左右の両側から抱かえるような位置関係にてブラシの毛先がタイヤ側面に当るよう前記第1ブラシのボス部ないしブラシ回転用の軸に軸方向に摺動自在な状態で嵌入し、運転中は左右の第2、第3ブラシが常時スプリングにてタイヤ側面を両側から押す状態になるようにし、各ブラシ部の回転によって車いすのタイヤが同時に回転しながら擦り洗浄されることを特徴とする車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項2の発明は、車いすを載置し且つ前記ブラシ回転用の軸を保持する機能を有する架台を設け、この架台には車いすの前輪タイヤ洗浄及び後輪タイヤ洗浄に用いる前記ブラシ回転用の軸に嵌入する前記ブラシ部を車いすの車輪位置に対応する位置に取り付け、各ブラシ部は一部が洗浄液槽に浸ることによって洗浄液を含んだ状態で回転し、車いすの全車輪が同時に回転しながら擦り洗浄され、ブラシ回転用の軸と洗浄用ブラシ部は車いすの寸法に合わせてそれぞれ位置調整ができるようにしたことを特徴とする請求項1に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項3の発明は、3個の回転式ブラシで構成されたブラシ部のうち1個の、ブラシの軸に対して放射状の毛先を構成する第1ブラシは、毛先先端の円周部が軸幅方向において、車いす車輪のタイヤ先端部の丸みよりも緩やかな曲線となるような凹部を形成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項4の発明は、車いすを載置する架台には洗浄時車いすが安定するための移動防止具を前輪の載置部付近に設けると共に、ブラシ回転用の各軸のうち前輪タイヤ洗浄用の軸は位置決め後、前後に移動できないように架台に固定し、後輪タイヤ洗浄用の軸は架台上にて前後に摺動させて位置を調整の上固定するための調節装置を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項5の発明は、車いすを載置する架台には、車いすを架台に押しつけ位置の安定を図るためのバンド帯等の位置安定具を取り付け可能にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項6の発明は、車いすを載置する架台には、車いすを載置する際適正な載置位置を得るためのブラシ部に連結するガイドをガイドレールに摺動自在な状態で挿入し、車いすの車輪とブラシ部との関係位置を決めた後、少なくとも1個のガイドを前記のガイドレールに摺動できないように固定する固定具を有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項7の発明は、車いすを載置する架台には、回転式ブラシからの飛び散り液の装置外への放散や洗浄液槽内の洗浄液交換時の溢れ出を防止するため、架台の底面に水受け皿を配置したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項8の発明は、車いすを載置する架台には、架台の枠金具に直立する支柱を接続し、支柱の上部に運転停止等を行える操作スイッチを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項9の発明は、車いす車輪のタイヤ洗浄用ブラシ部は、車いすを載置する際はブラシ部の左右2個のブラシを押しつけるスプリングの押し圧力を外すためのレバーないし、強制的に左右2個のブラシ間に隙間を設けるための拡間具を設け、運転開始に伴って上記の動作を解除し、スプリングが作用するようなクラッチ機構をブラシ部に連結したことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
請求項10の発明は、ブラシの毛先の変形防止のため、ブラシ部の軸への挿入方向の切り替えないし軸の逆回転が可能な構成としたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機についてのものである。
本発明は、以上説明したような手段で実施され、以下に示すような効果を奏する。つまり、本発明の車輪洗浄機では3個のブラシを組み合わせてできたブラシ部を用いることによって、一定の圧力でタイヤの接地部がブラシに接しながら両側から抱かえられる状態のもとでブラシ部が回転することによって、摩擦力により車いすの車輪がブラシの周速度よりやや遅い速度でブラシの先端を辷りながら同時にゆっくりと回転し、タイヤの接地面及び側面が短時間で同時に擦り洗浄される構成であるから、車輪の回転装置が不要となり比較的簡単な構造で強力な洗浄効果が得られる。
車いす載置用の架台を用いた構成における発明では、容易に車いすを架台に載置し得ると共にブラシ部回転用の軸を架台に保持できる構成とし、安定した状態にて洗浄できるように各車輪を簡単な動作で位置決めできる他、車輪タイヤの幅や形状の変化及び車輪の歪みに伴う洗浄部位の左右への振れに対してブラシ部が自然に回転用の軸を摺動しタイヤに密着するように構成されている。ブラシ部を形成する3個の異なる形のブラシのうち第1のブラシはタイヤが架台に載置した車いすの自重で抑えられ、第2,3のブラシはタイヤの側面をスプリングで常時押しつける構成であるため種々のタイヤ形態への対応性が得られ、且つブラシの摩耗に対しても洗浄性能が損なわれないよう設計されているので、汎用性が高く長期に亘る洗浄効果が発揮できる。
なお、ブラシの材質・硬度・植毛の密度及び毛先の形状や長さは、車輪のタイヤの汚れ等によって適宜選択できるので、用途によって最も効果的な洗浄性能を求めることが可能である。
また、架台に洗浄液槽を設けた際はブラシ部の一部が洗浄液に浸る構成でもあるからより高い洗浄効果が得られる。この際、運転中洗浄液の機外への飛び散り防止と、洗浄タンクの清掃ないし洗浄液の交換時の溢れ防止に便利なように架台の底面に水受け皿を配置すことが可能な設計であるから、種々の設置場所に対しての設置性が良好である。
本発明の実施の形態並びに作用について、図を用いて説明する。
本発明の車いすの車輪洗浄機は、図1、図2、図3、図4及び図5に示すよう に、軸保持具1または車いすを載置し軸保持機能を有する架台1Aを使用する実施形態のうち架台1Aを用いた実施形態では、ブラシ回転用の軸2、2’、2A、2A’を設け、この軸はモータ3、3’による動力を伝導装置4、4’によって回転するように構成する。
軸2、2’にはそれぞれ2個の洗浄用前輪用ブラシ部5、5’及び後輪用6、6’を軸の回転に伴って回転し、且つ軸に対して摺動できるように嵌入する。
前記ブラシ部5、5’及び6、6’はそれぞれ3個の異なる形状の回転式ブラシで構成されており、いずれも軸の回転に伴って回転するがそのうち1個の第1ブラシ7は図3に示すように軸2に対して放射状の毛先群が植毛されたものとし、ブラシ固定用のボス8はブラシの幅より長く設定され、軸の回転に伴って回転する構造のもとで、軸に対して摺動できるように嵌入する。
その際タイヤの接地部がブラシの毛先に十分接触できるように位置関係を設定する。なお、軸が丸材の場合は空転止めが必要であるが、角材の場合は空転止めの必要性は無く、ボス8の形状も軸に嵌合可能な通し穴を設けた形状となる。
ブラシ部を構成する3個のブラシのうち、第2ブラシ9、第3ブラシ10は円盤11、11’に軸2と平行方向に、第1ブラシの直径に相当する中心部を除いた形態にてドーナツ状に植毛される。
第2ブラシ9、第3ブラシ10は第1ブラシのボス部の外側に嵌入できる形状とし、第1ブラシ7を対向して挟むように第1ブラシのボス部に両側から摺動自在な状態で嵌入する。なお、各ブラシの植毛はポリアミド樹脂等の耐摩耗性樹脂線や金属線を一般の刷毛と類似の構造でベース材に埋め込んだものとするが、汚れ除去の効果を高めるためには比較的剛性の大きい素材を用いる。
第2、第3のブラシは、ブラシ部にタイヤが載置されて第1ブラシにタイヤ先端の接地部が接触した際、タイヤの側面に加圧接触して洗浄作用がなされるようスプリング12、12’にて絶えず内方に押しつけられている。
なお、各ブラシ部はブラシ回転用の軸に嵌入された状態で左右に自由に移動できるので車輪回転時の歪みによる振れにも追随できる。また、軸2’は車いすの寸法に合わせて前後に移動できるよう架台1Aに摺動可能な状態で取り付けられたベース13にモータ3’、伝導装置4’と共に設置されている。
洗浄用ブラシ部は少なくともブラシの毛先が洗浄液中に没入するような前輪用洗浄液槽14、14’及び後輪用洗浄液槽15、15’を架台1Aの一部に載置して洗浄液を含ませ、車輪のタイヤを洗浄すると共にブラシに付着した汚れを除去する構成とする。また、洗浄液槽はタイヤや洗浄液そのものの汚れの程度により、交換ないし洗剤濃度の変更が容易にできるよう上方を一部大気に開放した構成としている。
車いすを架台1Aに載置した際、車いすが安定するため、先ず前方への移動防止具16を架台1Aに設け、前後に調節固定できる構成とし、次に後輪タイヤ洗浄用ブラシの位置を設定具17によって調節固定する。なお、ブラシ部の回転に伴い、タイヤ洗浄時に後輪の回転が車いすをバックさせるようにブラシの周速度に対して辷りながら回る回転方向の場合は、後輪の回転軸18は後輪タイヤ洗浄用ブラシ部の軸2’よりも前方になるような位置でブラシ軸を固定することにより車いすがより安定する。
本発明の実施例について、各請求項毎に説明すると以下のとおりである。
先ず、請求項1の発明の1実施例は、図1及び図2に示す軸保持具1に、本発明の最も重要な洗浄要素としての図3、図4及び図5に示すブラシ部を回転軸2、2’、2A及び2A’に摺動自在に嵌入した状態で取り付けた形態とし、ブラシ部は3個のそれぞれ異なる形状の回転式ブラシで構成されており、車いすの自重やスプリングの押し圧力を利用して図3に示す前輪のタイヤ部19及び後輪タイヤ部20は先端の接地部位が主に第1ブラシで洗浄され、タイヤ側面は主に第2、第3ブラシにて洗浄されると共に、洗浄工程中は洗剤を含んだ各ブラシが絶えずタイヤ表面に接触し摩擦によって車輪を回転させながら擦り洗いができるようにし、各種の車いすやタイヤの寸法に合わせて軸とブラシ部がそれぞれ位置の調整ができるようにしたことを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、車いすを載置し且つブラシ部回転用の軸2を保持する機能を有する架台1Aを設け、この架台には車いすの前輪タイヤ洗浄及び後輪タイヤ洗浄に用いる前記ブラシ回転用の各軸に嵌入する前記ブラシ部を車いすの車輪位置に対応する位置に取り付け、各ブラシ部は一部が洗浄液槽に浸ることによって洗浄液を含んだ状態で回転し、車いすの全車輪が同時に回転しながら擦り洗浄され、ブラシ回転用の軸と洗浄用ブラシ部は車いすの寸法に合わせてそれぞれ位置調整ができるようにしものである。
請求項3の発明は、請求項1及び請求項2の発明において、ブラシ部における第1のブラシの毛先円周はタイヤ先端の接地部の丸みより緩やかな曲線となるよう凹部をもった形として、タイヤ先端の凸円部にくまなくブラシが当たるようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れかの発明において、架台1Aには洗浄時車いすが安定するための移動防止具16を前輪の載置部付近に設けると共に、ブラシ回転用の各軸のうち前輪タイヤ洗浄用の軸は位置決め後、前後に移動できないように架台に固定し、後輪タイヤ洗浄用の軸は架台上にて前後に摺動させて位置を調整の上固定するための設定具17を設けて車輪のタイヤとブラシ部の関係位置の設定が容易にできるようにしたものである。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の何れかの発明において、架台1Aに車いす26を架台に設けたブラシ部に押しつけて位置の安定化を図るためのバンド帯等の位置安定具27を取り付けられるようにし、比較的軽量の車いすにおいても、ブラシによる洗浄効果が失われないようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項5の何れかの発明において、ブラシ部に連結する前輪用ガイド21、21A及び後輪用ガイド22、22Aを架台1Aに設けられたガイドレール23、24に対して図示のようにそれぞれ摺動自在に挿入することによって、車いすを架台に載置する際の載置位置を明確にし、且つブラシ部に車輪のタイヤが正確に挿入される効果がある。また、前記のガイドのうち少なくとも1個は、車いすを載置し位置を決めた後ガイドレールに固定し、洗浄時に車いすが左右に揺動することを防止する構成としたものである。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項6の何れかの発明において、ブラシ部の回転によるタイヤ洗浄動作に関係して発生する洗浄液の飛び散りや洗浄液交換時等による床面への滴下を受ける水受け皿(図示せず)を、架台1Aの底面に着脱できるように配設したことを特徴とする構成である。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項7の何れかの発明において、架台1Aの枠金具一部に金属パイプ等の材質からなる支柱24を接続し、この支柱の内部に電気配線を通し、これに接続する洗浄機の運転停止等の動作を行うための操作スイッチ25を支柱上部に設けたものである。
請求項9の発明は、請求項1〜請求項8の何れかの発明において、タイヤ洗浄用のブラシ部は、車いすを載置する際はブラシ部の左右2個の第2、第3ブラシを内側に押しつけるスプリング12、12’の押し圧力を外すレバー(図示せず)ないし、強制的に第2、第3ブラシの間を拡げる拡間具(図示せず)を設けてタイヤの挿入しやすい隙間を設け、運転開始に伴い上記の隙間を解除しスプリングが作用するようなクラッチ機構をブラシ部に連結して設置し、ブラシ部へのタイヤの装着を容易にする構成についてのものである。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9の何れかの発明において、ブラシ部はブラシの毛先の変形防止のため、ブラシ部の軸への挿入方向の嵌め替えないし軸の逆回転が可能な構成として耐久性と性能の維持を目的としたものである。
なお、図1において、28、28’は前輪タイヤ洗浄用ブラシ部の位置を架台に対して調節する場合の前輪用ブラシ部位置調整固定具である。また29は後輪タイヤ洗浄用ブラシ部の位置を架台に対して調節する場合の設定具17を手動で作動するための設定具用ハンドルである。
なお、本発明は上記の実施例に限定されず、軸保持具は車いすを載置できる架台1Aの構成の中に設けて実施する形態の他、架台を設けず軸保持具を車いす全体を洗浄する洗浄用キャビネットの中に設けて、本発明のブラシ部及びブラシ部の回転軸を洗浄用キャビネット内に設置する実施例も存在し、車輪のタイヤ洗浄のための本発明の概念の中で幾多の実施例が存在するものである。
本発明の実施形態の一実施例についての平面図である。 同上についての正面図である。(車いすを乗せて運転中の状態) ブラシ部の一実施例の詳細を示す一部断面正面図である。 ブラシ部の他の実施例の一部断面正面図である 同上についての側面図である。
符号の説明
1 軸保持具
1A 架台
2、2A、2’、2A’ 軸
3、3’ モータ
4、4’ 伝導装置
5、5’ 前輪用ブラシ部
6、6’ 後輪用ブラシ部
7 第1ブラシ
8 ボス
9 第2ブラシ
10 第3ブラシ
11、11’ 円盤
12、12’ スプリング
13 ベース
14、14’ 前輪用洗浄液槽
15、15’ 後輪用洗浄液槽
16 移動防止具
17 設定具
18 後輪の回転軸
19 前輪のタイヤ部
20 後輪のタイヤ部
21、21A 前輪用ガイド
22、22A 後輪用ガイド
23 ガイドレール
24 ガイドレール
25 操作スイッチ
26 車いす
27 位置安定具
28、28’ 前輪用ブラシ部位置調整固定具
29 設定具用ハンドル

Claims (10)

  1. 車いす車輪のタイヤ部がブラシに当たる位置にブラシ回転用の軸を軸保持具により設置して動力によって回転するようにし、各軸に車いすの車輪位置に対応する洗浄用ブラシ部を軸の回転に伴って回転するように嵌入させ、各洗浄用ブラシ部はそれぞれ3個の異なる形状の回転式ブラシで構成し、うち1個の第1ブラシは回転用の軸に対して放射状の毛先群を構成する植毛ブラシとし、車輪のタイヤ先端の接地面がブラシの毛先に十分に接触できる関係位置においてブラシ回転用の軸に軸方向に摺動自在な状態で嵌入し、他の2個の第2、第3ブラシは円盤にブラシ回転用の軸と平行方向に第1ブラシの円柱状植毛部を除きドーナツ形に植毛されたブラシとして、第1ブラシを挟み且つタイヤの側面を左右の両側から抱かえるような位置関係にてブラシの毛先がタイヤ側面に当るよう前記第1ブラシのボス部ないしブラシ回転用の軸に軸方向に摺動自在な状態で嵌入し、運転中は左右の第2、第3ブラシが常時スプリングにてタイヤ側面を両側から押す状態になるようにし、各ブラシ部の回転によって車いすのタイヤが同時に回転しながら擦り洗浄されることを特徴とする車いすの車輪洗浄機。
  2. 車いすを載置し且つ前記ブラシ回転用の軸を保持する機能を有する架台を設け、この架台には車いすの前輪タイヤ洗浄及び後輪タイヤ洗浄に用いる前記ブラシ回転用の軸に嵌入する前記ブラシ部を車いすの車輪位置に対応する位置に取り付け、各ブラシ部は一部が洗浄液槽に浸ることによって洗浄液を含んだ状態で回転し、車いすの全車輪が同時に回転しながら擦り洗浄され、ブラシ回転用の軸と洗浄用ブラシ部は車いすの寸法に合わせてそれぞれ位置調整ができるようにしたことを特徴とする請求項1に示す車いすの車輪洗浄機。
  3. 3個の回転式ブラシで構成されたブラシ部のうち1個の、ブラシの軸に対して放射状の毛先を構成する第1ブラシは、毛先先端の円周部が軸幅方向において、車いす車輪のタイヤ先端部の丸みよりも緩やかな曲線となるような凹部を形成したことを特徴とする請求項1及び請求項2に示す車いすの車輪洗浄機。
  4. 車いすを載置する架台には洗浄時車いすが安定するための移動防止具を前輪の載置部付近に設けると共に、ブラシ回転用の各軸のうち前輪タイヤ洗浄用の軸は位置決め後、前後に移動できないように架台に固定し、後輪タイヤ洗浄用の軸は架台上にて前後に摺動させて位置を調整の上固定するための調節装置を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  5. 車いすを載置する架台には、車いすを架台に押しつけ位置の安定を図るためのバンド帯等の位置安定具を取り付け可能にしたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  6. 車いすを載置する架台には、車いすを載置する際適正な載置位置を得るためのブラシ部に連結するガイドをガイドレールに摺動自在な状態で挿入し、車いすの車輪とブラシ部との関係位置を決めた後、少なくとも1個のガイドを前記のガイドレールに摺動できないように固定する固定具を有することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  7. 車いすを載置する架台には、回転式ブラシからの飛び散り液の装置外への放散や洗浄液槽内の洗浄液交換時の溢れ出を防止するため、架台の底面に水受け皿を配置したことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  8. 車いすを載置する架台には、架台の枠金具に直立する支柱を接続し、支柱の上部に運転停止等を行える操作スイッチを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  9. 車いす車輪のタイヤ洗浄用ブラシ部は、車いすを載置する際はブラシ部の左右2個のブラシを押しつけるスプリングの押し圧力を外すためのレバーないし、強制的に左右2個のブラシ間に隙間を設けるための拡間具を設け、運転開始に伴って上記の動作を解除し、スプリングが作用するようなクラッチ機構をブラシ部に連結したことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
  10. ブラシの毛先の変形防止のため、ブラシ部の軸への挿入方向の切り替えないし軸の逆回転が可能な構成としたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかの請求項に示す車いすの車輪洗浄機。
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