JP2009172289A - 車椅子のタイヤ清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子の車輪を回転させてそのタイヤを定位置に設けたブラシで摺擦する構造のタイヤの清掃装置に関し、ブラシが安価で入手しやすく、メンテナンスコストが安価で、更に簡単な構造のブラシでタイヤの頂部と側部とを満遍なく清掃することが可能な上記装置を得る。
【解決手段】タイヤを摺擦するブラシ6a、6bとして、清掃される車輪の車軸側から見た形状がU字形状である固定ブラシを用いている。このブラシは、清掃されるタイヤ側を向いた剛毛を少なくとも備えたブラシ、好ましくは芯線65の放射方向の全方向に剛毛64を植設したブラシであって、その芯線65をU字状に屈曲したブラシである。U字のブラシ6a、6bは、その中心線aを清掃する車輪の周方向にして、1個の車輪に対してそのU字の方向を逆にして2個設け、当該2個のブラシ上で車輪を正逆方向に回転させるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、車椅子のタイヤの清掃装置に関するもので、車椅子の車輪を回転させてそのタイヤを定位置に設けたブラシで摺擦する構造の上記装置に関するものである。
この種のタイヤ清掃装置として、車椅子の車輪の外周を当該車輪の軸と平行な軸回りに回転する駆動ローラと自由回転ローラとの前後のローラで支持し、これらのローラで支持された車輪のタイヤに接触するブラシを設けたタイヤ清掃装置が公知である。ブラシとしてはローラと平行な軸回りに回転駆動される回転ブラシが多く用いられている。前後のローラとブラシとは、車椅子の両側(左右)の車輪に対応する位置にそれぞれ設けられて両側の車輪のタイヤを同時に清掃する構造となっている。
この構造のタイヤ清掃装置は、車椅子の左右の車輪がそれぞれの側の前後のローラで支持される位置に車椅子を乗り入れ、駆動ローラを回転駆動して車輪を回転させることにより、車輪の外周に設けたタイヤの全周をブラシで摺擦して、当該タイヤに付着した塵埃を除去する。
特開2007−82883号公報
このようなタイヤ清掃装置は、多くの車椅子を所持している車椅子のレンタル元や介護施設などに設置されることが多い。そのような場所に設置されたタイヤ清掃装置は、多数の車椅子の清掃に使用されるため、ブラシの磨耗や毛の変形のために清掃能力が低下するので、頻繁にブラシを交換しなければならず、このメンテナンスのための手間や費用が大きくなる。
ブラシとして剛性の高い毛(剛毛)を備えたブラシを用いるとブラシの磨耗が大きい。また、毛の硬いブラシは、毛先がタイヤの周面にまんべんなく摺接するような柔軟性を備えていないので、タイヤの頂部を摺擦するブラシと側部を摺擦するブラシとの複数のブラシを設けなければならなかったり、毛先をタイヤの断面形状に合った形状に成形したブラシとしなければならないなどの問題がある。
一方、柔らかい毛を備えたブラシを用いると、タイヤとの接触部でブラシの毛が摺擦方向の下流側に簡単に撓んでしまうので、タイヤの周面に形成されたトレッドパターンの溝の部分に付着した塵埃を除去するのが困難になる。また、専用のブラシを使用するタイヤ清掃装置では、ブラシの価格が高くなり、当該装置のメンテナンスコストを上昇させる。
この発明は、上記のような問題に鑑み、ブラシが安価で入手しやすく、従って磨耗したブラシを交換するためのメンテナンスコストが安価であり、更に簡単な構造のブラシでタイヤの頂部と側部とを満遍なく清掃することが可能な車椅子のタイヤ清掃装置を得ることを課題としている。
この発明のタイヤ清掃装置は、タイヤを摺擦するブラシ6a、6bとして、清掃される車輪の車軸側から見た形状がU字形状である固定ブラシを用いている。このブラシは、清掃されるタイヤ側を向いた剛毛を少なくとも備えたブラシ、好ましくは芯線65の放射方向の全方向に剛毛64を植設したブラシであって、その芯線65をU字状に屈曲したブラシである。ここで剛毛とは、芯線65から放射方向に延びる毛64がそのそれぞれの方向に自立しており、回転による遠心力などを付与しない状態においても、毛先がタイヤのトレッドパターンの溝内に毛自身が有する剛性によって差し込まれる程度に強い毛を意味する。
U字のブラシ6a、6bは、その中心線aを清掃する車輪の周方向にして、1個の車輪に対してそのU字の方向を逆にして2個設け、当該2個のブラシ上で車輪を正逆方向に回転させるようにする。これにより、ブラシの毛64に曲がり癖が生じて清掃能力が低下するのを防止できると共に、タイヤとの摺擦に伴う毛先の曲がりによってタイヤ周面のトレッド溝の隅部分の清掃が不完全になる問題を回避できる。
駆動ローラ3aと自由回転ローラ3bとの間隔は、清掃する車椅子の車輪径に合わせて調整できるようにする。自由回転ローラ3bを駆動ローラ3aに向けて近接離隔かつ所定位置で位置固定可能に設ける構造が一般的である。車輪径が小さいときはローラ間隔は狭くなり、U字状ブラシ6の配置スペースに制約が生じる。U字状ブラシ6は、駆動ローラ3aと自由回転ローラ3bとの間にU字の向きを逆にしたものを2個配置するのが好ましいが、小径のタイヤを清掃する際にその1個を取外しないし退避可能にすることで、小径の車輪の清掃にも対応可能にできる。
清掃するタイヤを支持して回転させる前後の駆動ローラ3aと自由回転ローラ3bとは、タイヤとの接点の高さが自由回転ローラ3bの方が駆動ローラ3aより高くなるように配置して、車椅子の重量が駆動ローラ3a側に多く掛るようにするのが好ましい。これにより、駆動ローラ3aを所定の時間間隔で正逆転させてタイヤ周面のトレッド溝を隅々まで清掃する際に、正転時と逆転時における駆動ローラ3aから車輪への回転伝達のむら(ブラシの摺擦抵抗に起因する変動)を少なくできる。
この出願の請求項1の発明に係る車椅子のタイヤ清掃装置は、車椅子の回転駆動されている車輪のタイヤに押接されるブラシを備えた車椅子のタイヤ清掃装置において、前記ブラシが、清掃されるタイヤ側を向いた剛毛を備えたU字形のブラシ6(6a、6b)であり、当該ブラシは、そのU字の中心線aを前記タイヤの周方向にして装着されていることを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置である。
この出願の請求項2の発明に係る車椅子のタイヤ清掃装置は、前記手段を備えたタイヤ清掃装置において、前記ブラシ6(6a、6b)が、放射方向の全方向に向く剛毛64を植設した芯線65をU字に屈曲した構造のブラシであり、当該ブラシが、前記タイヤに向けて付勢して設けた受板5(5a、5b)上に、前記芯線65のU字の両端を止着して定置されていることを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置である。
また、この出願の請求項3の発明に係る車椅子のタイヤ清掃装置は、車椅子の車輪をその軸心回りに回転自在に支持するべく当該車輪の周方向に間隔を隔てて配置された前後のローラ3a、3bと、この前後のローラの間に位置して前記車輪のタイヤに向けて付勢されたブラシとを備えた車椅子のタイヤ清掃装置において、前記前後のローラ3a、3bのそれぞれの側に位置する前後のブラシ6a、6bを備え、当該ブラシは、上方を向いた剛毛を備えた平面視でU字形のブラシ6であり、当該前後のブラシは、前記U字の中心線aを前記車輪の周方向にしてかつU字の方向を互いに逆方向にして、前記車輪に向けて付勢して設けられていることを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置である。
この出願の請求項4の発明に係る車椅子のタイヤ清掃装置は、前記請求項3の手段を備えたタイヤ湯清掃装置において、前記ブラシ6a、6bが、放射方向の全方向に向く剛毛64を植設した芯線65をU字に屈曲した構造のブラシであり、当該ブラシが、前記タイヤに向けて付勢して設けた受板5a、5b上に、前記芯線65のU字の両端を止着して定置されていることを特徴とする車椅子のタイヤ清掃装置。
この出願の請求項5の発明に係る車椅子のタイヤ清掃装置は、前記請求項3又は4の手段を備えたタイヤ清掃装置において、前後のローラの一方のローラ3aと当該側のブラシ6aとが基台1の定位置に配置され、他方のローラ3bと当該側のブラシ6bとが前記一方のローラに向けて近接離隔可能な軸受台7に搭載され、前記一方のローラ3aが正逆転駆動される電動機33に連結された駆動ローラであり、他方のローラ3bが自由回転ローラであり、当該他方のローラ3bは、清掃されるタイヤと前記一方のローラ3aとの接点より高い位置で当該タイヤに接することを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置である。
種々の用途に用いる汎用のブラシとして、亀の子たわし(登録商標)が知られている。亀の子たわしは、一端にループを形成して折り曲げた2本の針金の間に毛の中心部を挟んで、当該2本の針金を捻じることにより、毛が芯線の放射方向の全方向を向くようにしたものであり、その2本の針金の切断端を折曲げ端のループに連結した構造をしている。亀の子たわしは、大量に生産され、安価に提供されている。従って、芯線を連結する前の段階の亀の子たわし、あるいは市販の亀の子たわしの芯線の連結を解いたものをこの発明のブラシとして用いれば、いつでもどこでも安価かつ手軽に、ブラシの交換を行うことができる。更に、毛が摩耗したときに上下逆に取付けることにより、ブラシの表裏を用いることができて経済的である。
中心線aを清掃する車輪の周方向にして設けたU字形のブラシ6a、6bは、タイヤがU字の内側に収まるようにそのU字を形成することにより、U字の底の部分61の毛がタイヤの頂部を摺接し、芯線が直線となった両側の部分69の毛がタイヤの両側部を摺接するようにできる。これにより、1個のブラシでタイヤの頂部と両側部を同時に清掃することが可能である。
この発明のタイヤ清掃装置は、ブラシ構造が簡単で受板上に定置した状態で取付けられているだけなので、ブラシを安価に提供することができ、簡単な改造で市販の亀の子たわしをこの発明のタイヤ清掃装置のブラシとして用いることができ、ブラシが安価でかつ交換も簡単になり、タイヤ清掃装置のメンテナンスの手間と費用を軽減できる。また、ブラシとしてU字形のブラシを用い、そのU字の中心線aをタイヤの接線方向にしてタイヤを摺擦するようにしたので、当該ブラシでタイヤの頂部と両側部とを同時に摺擦して清掃することも可能になるという効果がある。
以下、この発明の車椅子のタイヤ清掃装置の最も好ましい実施形態の一例を示す図面を参照して、この発明を更に説明する。図1は、内部構造を示す装置全体の側面図、図2は平面図、図3は駆動ローラの装着構造を示した正面図、図4は自由回転ローラの装着構造を示した正面図、図5はブラシ取付部の拡大側面図、図6は図5の平面図である。以下の説明において、図1、2の右側(用紙の上方)を前方、左側(用紙の下方)を後方、紙面直角方向を幅方向と表現する。車椅子9は、基台1の前方に設けたスロープ板17を押上げて基台1上へと搬入し、タイヤを清掃した後、前方へと排出される。幅方向は、清掃される車椅子9の幅方向と一致している。
基台1は、平面が略正方形の扁平な箱状で、その上面の前後方向略中央の幅方向両側に、前後方向に長い矩形の開口11が形成されている。このそれぞれの開口11の前端部と後方部とに、幅方向の軸回りに回転するローラ3a、3bが設けられている。図の例では、前端部のローラ3aが駆動ローラで、後方部のローラ3bが自由回転(従動)ローラである。
両側の開口11の間に位置する基台1の中央上面板12は、幅方向の蝶番軸を備えた蝶番13で、上方に開くことができるようになっている。この中央上面板12は、後方中央部に前後方向に長い矩形の凹部14が形成され、その凹部の幅方向中央には前後方向に所定間隔で複数(図の例では4個)の位置決め孔15・・・が穿孔されている。自由回転ローラ3bの前後方向の位置は、この位置決め孔15に後述する軸受台7のセンタピンを挿通することにより設定される。
車椅子の左右の車輪の間隔は、車種によって若干の広狭があるので、ローラ3a、3bはその広狭に対応できるようにある程度の軸方向長さ(幅方向長さ)を備えている。駆動ローラ3aは、自由回転ローラ3bより大径で、その周面に滑り止めとなる軸方向の条溝35を設けてある。図1に明示されているように、従動ローラ3bのタイヤ8との接点Bは、駆動ローラ3aのタイヤ8との接点Aより高くしてある。これは前述したように、車椅子の重量が駆動ローラ3a側により多く掛るようにして、駆動ローラ3aを正逆転したときの駆動力がタイヤ8に円滑に伝達されるようにするためである。
駆動ローラ3aは、基台1に固定した軸受36で両端を軸支された駆動軸31に固定されている。駆動軸31の中央には、従動プーリ32が固定され、所定の時間間隔で正逆転駆動される電動機33にベルト34で連結されている。従動ローラ3bは、基台1に着脱可能に装着した軸受台7に固定した軸受71で、左右のものがそれぞれ個別に両端を軸支されている。
軸受台7は、基台1の幅寸法より若干短い幅方向長さを備えた細長い部材で、その長手中央には、上方に突出するセンタピン72が設けられている。基台1の両側壁内面には、軸受台7の両端を前後方向に移動可能に案内する断面コ字形のガイド材73が固定されている。
軸受台7は、前述した基台の中央上面板12を上方に開いた状態で、その両端をガイド材73のコの字部分に挿入することにより上下動を規定して、基台1に挿入される。そして、中央上面板12を閉じてセンタピン72を位置決め孔15の一個に挿入することにより、自由回転ローラ3bの前後位置が規定される。自由回転ローラ3bを移動させるときは、中央上面板12を開いて軸受台7を前後に移動した後、中央上面板12を閉じて新たな位置決め孔15にセンタピン72を挿入する。中央上面板12の閉状態は、センタピン72に設けた径方向の貫通孔に止めピン74を挿通することにより保持される。
左右の駆動ローラ3aに近接した基台1のぞれぞれの位置、及び左右の自由回転ローラ3bに近接した軸受台7のそれぞれの位置には、ブラケット4a及び4bが幅方向に個別に摺動可能に装着され、各ブラケット4a、4bに幅方向の支軸42a、42b回りに揺動自在に受板5a、5bが枢着されている。支軸42a、42bと受板5aとの間には、基端がブラケット4a、4bに植立したストッパピン43に係止され先端が受板5a、5bの下面に当接しているつる巻ばね41が介装されている。当該つる巻ばね41が受板5a、5bを上方に向けて付勢している。
受板5a、5bは、前後のローラ3a、3bの間に位置しており、受板5a、5b上には、平面視でU字形をしたブラシ6a、6bがその中心線aを前後方向にして、かつそのU字の底部61が各受板の揺動端側(揺動による上下ストロークが大きい側)にし、かつ底部61を互いに付き合わせる方向にして、搭載されている。ブラシ6a、6bは、車椅子が載っていない状態では、つる巻ばね41の付勢力により、ブラシのU字の底部61が高くなる方向に傾斜している(図1及び図5参照)。ブラシ6a、6b上に車椅子の車輪が進入してくると、車椅子の重量によりブラシ6a、6bはその底部61が低くなる方向に押し下げられ、U字の底部内側の毛がタイヤの頂部に当接し、U字の平行な直線部69がタイヤの側部側に接触する状態となる。この状態でブラシ6a、6bのU字の中心線aが洗浄しようとする車椅子のタイヤの中心の位置と合致するようにブラケット4a、4bが幅方向に滑り移動する。
ブラシ6a、6bは、図7に示すように、折曲げ端にループ62を形成して二つ折りに折曲げた2本の針金63の間に所定長さに切断した剛毛64の中央部を挟み込んで当該2本の針金を捻じり合わせることにより、当該捩られた2本の針金で形成される芯線65の放射方向の全方向に剛毛64が植立された構造で、当該芯線65をU字状に屈曲することにより、U字形のブラシとしたものである。芯線65の折曲げ端と反対の端66は、2本の針金の先端同士を絡めてループ67を形成してある。
前側の受板5aの前縁及び後側の受板5bの後縁には、その縁に沿うように枕材51が設けられており、この枕材に設けたねじ孔にブラシの芯線65の両端のループ62、67に挿通したねじ68を螺着することにより、ブラシ6a、6bを受板5a、5bに載置された状態で定着している。
駆動ローラ3a側のブラケット4aは、駆動ローラ3aの下方を通って駆動ローラ3aの前方にまで延びており、その前方に延びた部分に、先端をブラシ6aとタイヤ8との摺接部に向けた洗浄水ノズル21が設けられている。この洗浄水ノズル21には、図示しないパイプを経て基台1の後部に設けた洗浄水供給装置22から洗浄水が供給される。
基台1の前縁には、車椅子を基台上に搬入する作業を容易にするため、スロープ板17が蝶番18で折畳み可能にして設けられている。
洗浄しようとする車椅子は、基台1上に搬入されて、洗浄しようとするタイヤ8が前後のローラ3a、3bで支持されるようにする。この状態で、電動機33を駆動して車輪を所定の時間間隔で正逆転すると共に、洗浄水供給装置22を運転して車椅子のタイヤ8とブラシ6aとの摺接部に洗浄水を供給する。タイヤ8は、駆動ローラ3aで回転駆動され、電動機の正逆転の切り替わりにより、タイヤ8とブラシ6a、6bとの摺擦方向が正逆に切換えられる。電動機の正逆転により、タイヤのトレッド溝の隅部の洗浄もより確実に行われる。タイマで設定した時間が経過すると、電動機33及び洗浄水供給装置22が停止し、タイヤ8の洗浄が終了する。
車輪径が小径の介護型の車椅子を洗浄するとき、車輪径が小さすぎて駆動ローラ3aと従動ローラ3bとの間隔を当該車輪径に合う間隔にしようとしても前後のブラシ6a、6b相互が当接してしまうときは、軸受台7を基台1から取出して前後反転させて基台1に装着する。このようにすれば、自由回転ローラ側のブラシ6bが反対側に向き、駆動ローラ側のブラシ6aと衝突するのを避けて駆動ローラ3aと自由回転ローラ3bの間隔を狭くできる。ブラシ6が剛毛を備えたU字状のブラシでかつ駆動ローラ3aを正逆転できるので、左右の車輪について各一個のブラシだけでも、タイヤの頂部及び側部並びにトレッド溝の隅部の清掃を確実に行うことができる。
毛先の摩耗などによりブラシ6a、6bの清掃能力が低下したら、ブラシを上下逆にして取付ける。裏面側も摩耗したときは、ブラシを交換する。ブラシ6a、6bは、2本のねじ68で受板5a、5bに止着されているので、この2本のねじ68を外すことによって容易に取り外すことができ、新たなブラシの装着も容易にできる。ブラシ6a、6bとしては、市販の亀の子たわし(登録商標)の芯線両端の結合を外して用いることが可能で、ブラシが手に入らないために清掃作業に支障が生ずる虞がない。
実施例装置の内部構造を示す側面図 図1の装置の平面図 駆動ローラの装着構造を示した正面図 自由回転ローラの装着構造を示した正面図 ブラシ取付部の拡大側面図 図5の平面図 ブラシの構造を示す模式図
符号の説明
1 基台
3a,3b ローラ
5a,5b 受板
6a,6b ブラシ
7 軸受台
8 タイヤ
9 車椅子
33 電動機
41 つる巻ばね
51 枕材
64 剛毛
65 芯線
62,67 芯線のループ
68 ねじ
a ブラシのU字の中心線
A 駆動ローラとタイヤの接点
B 自由回転ローラとタイヤの接点

Claims (5)

  1. 車椅子の回転駆動されている車輪のタイヤに押接されるブラシを備えた車椅子のタイヤ清掃装置において、前記ブラシが、清掃されるタイヤ側を向いた剛毛を備えたU字形のブラシ(6)であり、当該ブラシは、そのU字の中心線(a)を前記タイヤの周方向にして装着されていることを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置。
  2. 前記ブラシ(6)が、放射方向の全方向に向く剛毛(64)を植設した芯線(65)をU字に屈曲した構造のブラシであり、当該ブラシが、前記タイヤに向けて付勢して設けた受板(5)上に、前記芯線(65)のU字の両端を止着して定置されている、請求項1記載の車椅子のタイヤ清掃装置。
  3. 車椅子の車輪をその軸心回りに回転自在に支持するべく当該車輪の周方向に間隔を隔てて配置された前後のローラ(3a,3b)と、この前後のローラの間に位置して前記車輪のタイヤに向けて付勢されたブラシとを備えた車椅子のタイヤ清掃装置において、
    前記前後のローラ(3a,3b)のそれぞれの側に位置する前後のブラシ(6a,6b)を備え、当該ブラシは、上方を向いた剛毛を備えた平面視でU字形のブラシ(6)であり、当該前後のブラシは、前記U字の中心線(a)を前記車輪の周方向にしてかつU字の方向を互いに逆方向にして、前記車輪に向けて付勢して設けられていることを特徴とする、車椅子のタイヤ清掃装置。
  4. 前記ブラシ(6a,6b)が、放射方向の全方向に向く剛毛(64)を植設した芯線(65)をU字に屈曲した構造のブラシであり、当該ブラシが、前記タイヤに向けて付勢して設けた受板(5a,5b)上に、前記芯線(65)のU字の両端を止着して定置されている、請求項3記載の車椅子のタイヤ清掃装置。
  5. 前後のローラの一方のローラ(3a)と当該側のブラシ(6a)とが基台(1)の定位置に配置され、他方のローラ(3b)と当該側のブラシ(6b)とが前記一方のローラに向けて近接離隔可能な軸受台(7)に搭載され、前記一方のローラ(3a)が正逆転駆動される電動機(33)に連結された駆動ローラであり、他方のローラ(3b)が自由回転ローラであり、当該他方のローラ(3b)は、清掃されるタイヤと前記一方のローラ(3a)との接点より高い位置で当該タイヤに接することを特徴とする、請求項3又は4記載の車椅子のタイヤ清掃装置。
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