JP2003276578A - 車輪洗浄機 - Google Patents
車輪洗浄機Info
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- Cleaning In General (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
ルト上面に流下する使用済みの洗浄用媒体を迅速に除去
し得る車輪洗浄機を提供する。 【解決手段】 車椅子の車輪9を上面に載置可能な回動
式無端ベルト3と、その上に載置した車輪9の下部に接
触可能な洗浄ブラシ4等を有する洗浄ユニット2を備え
ていて、車輪9を前記無端ベルト3上で支持した状態で
回転せしめる一方、洗浄ユニット2で、車輪9下部の無
端ベルト3との接触面近傍を同時に洗浄し得る前記車輪
洗浄機が、無端ベルト3の上面に回動方向に平行な複数
の溝部10を有し、且つ、回動式無端ベルト3上面の露
出部28の端部29に吸水シート30を備えるので、車
輪9を使用済みの汚れた洗浄用媒体から効率的に隔離
し、車輪9が、再度汚染されることを防止し得る。
Description
れを除去するために使用する車椅子の車輪洗浄機に関す
るものである。
は、清潔であることが要求される。そのため、車椅子の
車輪に付着した塵埃や車輪の汚れを除去するために、車
輪の洗浄機が検討されている。車椅子の車輪の洗浄機と
しては、車椅子の車輪を車輪清掃用のロールに摺接する
乾式の洗浄機(例えば、特開平8−308879号公報
等)や、車輪の一部を水中に漬けて洗浄する湿式の洗浄
機(例えば、特開平9−108266号公報等)が知ら
れている。一方、本願出願人においても、既に、車椅子
の車輪の間隔に応じて四輪の洗浄が可能で、洗浄能力の
向上を図った車椅子の車輪洗浄機を提案している(特願
2001−332182)。
も、洗浄される車輪と洗浄ブラシとの接触部近傍から前
記車輪を載置した回動式無端ベルト上面に流下する塵埃
や汚れを含んだ使用済みの洗浄用媒体を効率的に除去
し、前記車輪の再汚染を防止するという観点からは、依
然として課題を残すものであった。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、洗浄
される車輪と洗浄ブラシとの接触部近傍から前記車輪を
載置した回動式無端ベルト上面に流下する塵埃や汚れを
含んだ使用済みの洗浄用媒体を前記車輪を再度汚染する
こと無く、前記車輪から効率的に隔離し、迅速に除去し
得る車輪洗浄機を提供することにある。
に、請求項1に係る車輪洗浄機にあっては、車椅子の車
輪を上面に載置可能な回動式無端ベルトと、該回動式無
端ベルト上に載置した前記車輪の下部に接触可能な洗浄
ブラシと該洗浄ブラシと前記車輪の接触部近傍に洗浄用
媒体を供給し得る洗浄用媒体噴出口とを有する洗浄ユニ
ットと、を備えていて、前記車輪を前記回動式無端ベル
ト上で支持した状態で回転せしめる一方、前記洗浄ユニ
ットで、前記車輪下部の両側面及び回動式無端ベルトと
の接触面近傍を同時に洗浄し得る車輪洗浄機であって、
前記回動式無端ベルト上面に回動方向に平行な複数の溝
部を備えていることを特徴とするものである。
求項1記載の車輪洗浄機において、前記回動式無端ベル
ト上面露出部の端部に吸水シートを配設してなることを
特徴とするものである。
基づき説明する。なお、本発明の車輪洗浄機は、下記の
実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。また、図1は本実施形態における車輪洗浄
機の概略を示した斜視図である。図2は本実施形態にお
ける車輪洗浄機の洗浄ユニット2を示した斜視図であ
る。図3は本実施形態において、車椅子の後輪を洗浄中
の車輪洗浄機の要部を示す斜視図である。図4は本実施
形態における洗浄ユニット2の移動の概略を示す図であ
る。図5は、本実施形態における車輪洗浄機の回動式無
端ベルト3の交換時の様子を示す斜視図である。図6
は、本実施形態における車輪洗浄機の回動式無端ベルト
3の交換の操作の概略を示す図である。以下、本実施形
態の説明においては、説明の便宜上、車椅子は、原則と
して、車輪洗浄機の後方側から車輪洗浄機上に搬入され
るものとし、車輪洗浄機上に搬入される車椅子の進行方
向を前方、車輪洗浄機上に前方より後ろ向きに搬入され
た車椅子自体の左方向、右方向をそれぞれ左方向、右方
向として説明する。
び図2に示すように、車椅子の車輪9を上面に載置可能
な回動式無端ベルト3と、該回動式無端ベルト3の上に
載置した前記車輪9の下部に接触可能な洗浄ブラシ4と
該洗浄ブラシ4と前記車輪9の接触部近傍に洗浄用媒体
を供給し得る洗浄用媒体噴出口6とを有する洗浄ユニッ
ト2(図2参照)と、を備えていて、前記車輪9を前記
回動式無端ベルト3上で支持した状態で回転せしめる一
方、前記洗浄ユニット2で、前記車輪9下部の両側面及
び回動式無端ベルト3との接触面近傍を同時に洗浄し得
る車輪洗浄機であって、前記回動式無端ベルト3の上面
に回動方向に平行な複数の溝部10を備えるというもの
である。また、本実施形態における車輪洗浄機は、回動
式無端ベルト3上面露出部28の端部29に吸水シート
30を配設してなることを特徴とするものである。
洗浄機は、図1に示すように、車椅子の左右の車輪9を
載置する洗浄テーブル1と、この洗浄テーブル1の前方
及び後方にスロープ11を備えている。洗浄テーブル1
には、車椅子の左右の車輪9(図1には図示せず)が通
過する通路13が左側及び右側にそれぞれ形成されてお
り、この通路13の前後方向での中央部に回動式無端ベ
ルト3が配設されている。回動式無端ベルト3は、洗浄
テーブル1上に搬入した車椅子の車輪9を支持する一
方、駆動装置(図示せず)により前後方向に回動、また
は、停止することができる。
分断して中央部に待機ボックス12を備え、その内部に
車椅子の前後左右4つの車輪9に対応した4つの洗浄ユ
ニット2が収納されている。
いては、洗浄テーブル1の右側横に電気部品等を収納し
た第1収納ボックス14と、スチーム発生器(図示せ
ず)を収納した第2収納ボックス15と、手元スイッチ
16を未使用の際に引っ掛けておく保持枠体17とを備
えている。第1収納ボックス14は、車輪洗浄機に使用
するタイマー、リレーなど各種電気部品、及び電源供給
のメインスイッチ(図示せず)等を収納しており、ま
た、これらは外部電源(図示せず)と配線19で接続さ
れている。一方、手元スイッチ16は、第1収納ボック
ス14と配線18で接続されており、始動用と停止用の
釦を備え、車椅子に乗った人又はその介護者が手元で操
作できるようになっている。第2収納ボックス15は、
上記したようにスチーム発生器を内蔵し、該スチーム発
生器は、発生したスチームを、前記した洗浄用媒体とし
て後述する洗浄ユニット2に供給する。第2収納ボック
ス15は、上面に前記スチーム発生器の水量不足を警告
したり、スチーム温度が適温に達したかを表示する表示
器20等を備えている。
通路カバー22を備えており、上記した通路13をこの
通路カバー22の上面に設けるという構成を採用してい
る。さらに、この通路カバー22を含む洗浄テーブル1
の下側内部には、洗浄ユニット2の移動に用いる各種ベ
ルト、各種モータ等の駆動装置等を収容している。
は、回動式無端ベルト3の上面に載置する車椅子の車輪
9ごとに、その車輪9の下部に接触可能な洗浄ブラシ4
と該洗浄ブラシ4と前記車輪9の接触部近傍に洗浄用媒
体であるスチームを供給し得る洗浄用媒体噴出口6とを
有する洗浄ユニット2を備えるものである。即ち、これ
らの洗浄ユニット2は、車輪9を洗浄する際に、前輪9
bを車椅子の前側から、後輪9aを車椅子の後側から各
車輪9の下部を挟み込むようにして包囲、接触する。
2aを例示するものであるが、本実施形態における車輪
洗浄機の洗浄ユニット2は、車輪9(図2では図示せ
ず)の下部にあって、車輪9の側面の外側に配置される
外片31と、車輪9の側面の内側で外片31と対向して
配置される内片33と、この外片31と内片33の基端
部を連接する連接片32とを備えている。このため、洗
浄ユニット2は、外片31と連接片32と内片33とで
空間部34が形成され、この空間部34に車輪9の下部
が挿入されることとなる。
33の空間部34と反対側面から先端にかけて形成され
る連結カバー体35を有し、その基端部にスクリューシ
ャフト36を連結している。また、連結カバー体35
は、その先端部側であって、空間部34に挿入する車輪
9に面する側面に圧力感知センサ5を備える。この圧力
感知センサ5は、洗浄ユニット2を待機位置から車椅子
の各車輪9の下部を包囲、接触する位置まで移動する際
に、車輪9の存在を感知するものである。また、連結カ
バー体35は、その先端にスチーム配管8が接続されて
いる。スチーム配管8はフレキシブルに構成され、洗浄
ユニット2の移動に追随、対応できるようになってい
る。
に、羽先を空間部34側に向けて洗浄ブラシ4を取付け
ている。この洗浄ブラシ4は、外片31と内片33の上
側にあって、空間部34側に開口した横溝(図示せず)
にその基端を挿入して取付けている。洗浄ブラシ4は、
外片31と内片33とで1対の洗浄ブラシ4a、4bと
なっており、連接片32側が羽先を長くしている。この
1対の洗浄ブラシ4a、4bで、空間部34に挿入した
車輪9の側面を両方から摺接する。また、洗浄ユニット
2は、内片33の先端と接する連結カバー体35の一部
に窪み38を形成し、内片33の横溝に洗浄ブラシ4a
を取付け易くしている。
シ4の上方に位置する、連接片32の上側にロール状の
圧力感知ローラ7を備える。圧力感知ローラ7は、洗浄
ユニット2を待機位置から車椅子の各車輪9の下部を包
囲する位置まで移動する際に、車輪9を感知するもので
ある。
の下側に空間部34内に洗浄用媒体であるスチームを噴
出する噴出口6を備える。噴出口6は、スチームを車輪
9に放射できるようになっている。使用されるスチーム
は、上記スチーム発生器で発生させ、洗浄テーブル1の
中央カバー26と通路13の隙間から延びたスチーム配
管8を通って洗浄ユニット2内に供給される。このスチ
ームは、連結カバー体35や連接片32の内部にある配
管(図示せず)を通って噴出口6より放射する。スチー
ムは、噴出時には、90℃以上の温度を有し、車輪9の
表面に70〜80℃程度の温度で当たるため、車輪9の
洗浄と同時に車輪9を除菌、殺菌する効果をも有する。
本実施形態における車輪洗浄機は、洗浄媒体にスチーム
を用いるので、熱水では除去され難い砂や塵の付着汚れ
をも容易に除去することが可能となる。
は、上記洗浄ユニット2を4個備え、回動式無端ベルト
3上に載置した車椅子の左右及び前後の各車輪9の位置
を感知し、各洗浄ユニット2を待機位置である各待機ボ
ックス12内から各車輪9の下部を包囲する位置まで移
動可能に構成されている。
部に、図4で示すような左右移動用モータ41とテンシ
ョンプーリ42を備え、左右移動用モータ41が稼動す
ることで、左右移動用モータ41とテンションプーリ4
2間の第1のベルト43が回動する。この第1のベルト
43に接続したプレート板44は、左右方向に付設され
たスライド式レール46上に載っており、また、このプ
レート板44は、その上に前後移動用モータ45を設置
している。前後移動用モータ45は、第2のベルト50
を介して上記スクリューシャフト36のテンションプー
リ47に接続している。また、プレート板44は、連結
片48を介して洗浄テーブル1上に位置するところに収
納プレート49を備える。収納プレート49は、前後方
向に付設されたスライド式レール37を備え、このスラ
イド式レール37上に洗浄ユニット2が載っている。
動用モータ41が稼動すると、第1のベルト43が回動
し、第1のベルト43に接続したプレート板44が、ス
ライド式レール46に沿って左右方向に移動する。この
プレート板44の移動に伴って、収納プレート49及び
洗浄ユニット2が左右方向に移動する。このとき収納プ
レート49は、洗浄テーブル1の通路カバー22の上面
を摺動する。そして、洗浄ユニット2の圧力感知センサ
5から左右移動用モータ41に信号が送信されるように
なっており、圧力感知センサ5が所定の圧力を感知する
と、左右移動用モータ41が停止するようになってい
る。
いては、前後移動用モータ45が稼動すると、第2のベ
ルト50が回動し、スクリューシャフト36が回転して
スライド式レール37に沿って洗浄ユニット2が前後方
向に移動する。そして、洗浄ユニット2の圧力感知ロー
ラ7から前後移動用モータ45に信号が送信されるよう
になっており、圧力感知ローラ7が所定の圧力を感知す
ると、前後移動用モータ45が停止するようになってい
る。上記車椅子の車輪洗浄機は、車椅子の車輪9の前後
及び幅方向の位置を感知する車輪位置センシングユニッ
トとして圧力感知センサ5と圧力感知ローラ7とを備え
ている。
前、上記待機ボックス12の所定の位置で、収納プレー
ト49上に収容された状態で待機している。そして、洗
浄が開始のスイッチが入り、左右移動用モータ41が稼
動する。洗浄ユニット2は、待機ボックス12から左ま
たは右側にそれぞれ移動を開始し、圧力感知センサ5が
車輪9の内側の側面に当たって車輪9の左右方向の位置
を感知したところで、左右移動用モータ41が停止し
て、左右方向の移動が停止する。
と、洗浄ユニット2は、スクリューシャフト36の回転
にともなって、収納プレート49から前又は後方向に進
行し、車輪9の下部を洗浄ユニット2の空間部34内に
挿入する。洗浄ユニット2は、圧力感知ローラ7が車輪
9の接地面に当たったところで、前後移動用モータ45
が停止して洗浄ユニット2の前後方向の移動を停止す
る。このようにして、洗浄ユニット2は、車椅子の左右
及び前後の各車輪9の位置まで移動する。また、車輪洗
浄機は、洗浄終了後に、前後移動用モータ45が稼動し
て洗浄ユニット2を収納プレート49上に収容し、次い
で、左右移動用モータ41が稼動して洗浄ユニット2を
待機ボックス12内に収納する。
洗浄機は、スチームを車輪9に噴きつけて洗浄するの
で、熱水では除去され難い砂や塵の付着汚れをも容易に
除去することが可能となる。
ラシ4との接触部近傍でスチームが冷却、液化して汚水
が生成するため、洗浄される車輪9と洗浄ブラシ4との
接触部近傍から車輪9を載置した回動式無端ベルト3の
上面に流下するこのような塵埃や汚れを含んだ汚水を効
率的に除去し、かかるスチームによる洗浄効果を最大限
有効活用する必要がある。また、かかる要請は、本実施
形態における車輪洗浄機のようにスチームを洗浄媒体と
する場合のみに限られるものではなく、石鹸水等他の洗
浄媒体を使用する他の実施形態においても等しく求めら
れるところである。
いては、回動式無端ベルト3の上面に回動方向に平行な
複数の溝部10を設けている。即ち、こうすることによ
り、例えば、スチームを洗浄媒体とする本実施形態にお
いても、洗浄される車輪9と洗浄ブラシ4との接触部近
傍から前記車輪9を載置した回動式無端ベルト3の上面
に流下する塵埃や汚れを含んだ汚水を前記複数の溝部1
0に収容することができ、車輪9をかかる塵埃や汚れを
含んだ使用済みの洗浄用媒体である汚水から効率的に隔
離し、前記車輪9が、再度汚染されることを防止し得る
というものである。
ては、回動式無端ベルト3の上面露出部28の端部29
に吸水シート30を配設している。こうすることによ
り、例えば、スチームを洗浄媒体とする本実施形態にお
いても、洗浄される車輪9と洗浄ブラシ4との接触部近
傍から前記車輪9を載置した回動式無端ベルト3の上面
に流下する塵埃や汚れを含んだ汚水をこの吸水シート3
0により、回動式無端ベルト3の上面から迅速に除去す
ることができ、車輪9が、再度汚染されることを防止す
ることができることとなる。かかる吸水シ−ト30とし
ては、例えば、吸水性のポリエステル繊維を含有したも
の等が例示可能である。
汚れ及びこれらをを含んだ汚水と直接接触する部材であ
り、また、その上面に重量物である車椅子を載置し、し
かも自ら回動する部材でもあるため、汚損や摩損による
消耗が大きいことを考慮すると交換可能な構造とするこ
とが望ましい。回動式無端ベルト3の交換可能な構造と
しては、例えば、図5及び図6に示すように、回動式無
端ベルト3を嵌め込み式にするもの等が例示できる。こ
の場合、回動式無端ベルト3は、洗浄テーブル1の左右
の通路13を分離する中央部の下方隔壁51に形成した
挿入口39に回動式無端ベルト3のロール軸40を嵌め
込んで設置される。回動式無端ベルト3を交換する際
は、回動式無端ベルト3に近傍する外枠23の上片2
4、回動式無端ベルト3に近傍する第1収納ボックス1
4の上片25、並びに、中央カバー26の回動式無端ベ
ルト3側のカバー片27を跳ね上げて、交換するスペー
スを確保する構成とすることができる。
り車椅子を洗浄する方法の概略について説明する。
チーム発生器を加温してスチームの使用が可能な状態と
する。この際、スチーム発生器での水量が不足の場合
は、予め水を補給しておく。次に、車椅子を介護者また
は利用者が操作して、前方のスロープ11から後ろ向き
に洗浄テーブル1内に搬入する。
16を操作して、洗浄の開始釦を入れる。このとき、タ
イマーで回動式無端ベルト3の作動時間を予め設定する
ことにより、回動式無端ベルト3を1秒程度の短時間だ
け回動させる。車椅子の前輪9bは、自在方向に向くも
のなので、回動式無端ベルト3上で停止したときに前輪
9bの方向がばらばらである。そこで、回動式無端ベル
ト3を短時間だけ回動せしめることで、前輪を前後方向
に揃えるようにする。
ボックス12から移動を開始し、各車輪9の左右方向の
位置、次いで、前後方向の位置を感知しながら各車輪9
の下部まで移動し、前輪9bについては前側、後輪9a
については後側から包囲、接触する。そして、回動式無
端ベルト3を回動させ、車輪9を回転させながら、噴出
口6からスチームを噴出しつつ、洗浄ブラシ4を車輪9
の両方の側面及び設置面に接触せしめ、車輪9を洗浄す
る。各車輪9にスチームを同時に噴きつけてもよいが、
スチームの発生能力等を考慮して、例えば、最初に20
秒程後輪9aに噴きつけ、その後10秒程前輪9bに噴
きつける等時間差を設けるようにすることも可能であ
る。これらスチームの噴出圧、噴出時間等は、使用者が
所望の設定値に設定できるように構成することができ
る。
停止し、次いで、洗浄ユニット2を待機ボックス12内
に収納する。この後、車椅子をスロープ11を経由して
車輪洗浄機の外に搬出することができる。
て車椅子を洗浄することができる。本実施形態における
車輪洗浄機は、各洗浄ユニット2が、圧力感知センサ5
及び圧力感知ローラ7によって、車椅子の車輪9の位置
を感知して車椅子の各車輪9の下部を洗浄ブラシ4で包
囲、接触できる位置まで移動することができるので、車
椅子を回動式無端ベルト3上に一度載置するだけで、車
椅子の各車輪9の間隔に対応した四輪の洗浄を可能とす
るものである。また、本実施形態における車輪洗浄機
は、車輪9の側面を両方から洗浄ブラシ4で摺接するの
で、車輪9の両側面に付着した汚れも確実に除去でき
る。
機にあっては、車椅子の車輪を上面に載置可能な回動式
無端ベルトと、該回動式無端ベルト上に載置した前記車
輪の下部に接触可能な洗浄ブラシと該洗浄ブラシと前記
車輪の接触部近傍に洗浄用媒体を供給し得る洗浄用媒体
噴出口とを有する洗浄ユニットと、を備えていて、前記
車輪を前記回動式無端ベルト上で支持した状態で回転せ
しめる一方、前記洗浄ユニットで、前記車輪下部の両側
面及び回動式無端ベルトとの接触面近傍を同時に洗浄し
得る車輪洗浄機であって、前記回動式無端ベルト上面に
回動方向に平行な複数の溝部を備えていることを特徴と
するので、洗浄される車輪と洗浄ブラシとの接触部近傍
から前記車輪を載置した回動式無端ベルト上面に流下す
る塵埃や汚れを含んだ使用済みの洗浄用媒体を前記複数
の溝部内に収容することができ、前記車輪をかかる塵埃
や汚れを含んだ使用済みの洗浄用媒体から効率的に隔離
し、前記車輪が、再度汚染されることを防止し得るとい
う優れた効果を奏する。
求項1記載の車輪洗浄機において、前記回動式無端ベル
ト上面露出部の端部に吸水シートを配設してなることを
特徴とするので、洗浄される車輪と洗浄ブラシとの接触
部近傍から前記車輪を載置した回動式無端ベルト上面に
流下する塵埃や汚れを含んだ使用済みの洗浄用媒体をこ
の吸水シートにより、前記回動式無端ベルト上面から迅
速に除去することができ、前記車輪が、再度汚染される
ことを防止し得るという優れた効果を奏する。
斜視図である。
を示した斜視図である。
車輪洗浄機の要部を示す斜視図である。
を示す図である。
ルトの交換時の様子を示す斜視図である。
ルトの交換の操作の概略を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 車椅子の車輪を上面に載置可能な回動式
無端ベルトと、該回動式無端ベルト上に載置した前記車
輪の下部に接触可能な洗浄ブラシと該洗浄ブラシと前記
車輪の接触部近傍に洗浄用媒体を供給し得る洗浄用媒体
噴出口とを有する洗浄ユニットと、を備えていて、前記
車輪を前記回動式無端ベルト上で支持した状態で回転せ
しめる一方、前記洗浄ユニットで、前記車輪下部の両側
面及び回動式無端ベルトとの接触面近傍を同時に洗浄し
得る車輪洗浄機であって、前記回動式無端ベルト上面に
回動方向に平行な複数の溝部を備えていることを特徴と
する車輪洗浄機。 - 【請求項2】 前記回動式無端ベルト上面露出部の端部
に吸水シートを配設してなることを特徴とする請求項1
記載の車輪洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085024A JP3750623B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 車輪洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002085024A JP3750623B2 (ja) | 2002-03-26 | 2002-03-26 | 車輪洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003276578A true JP2003276578A (ja) | 2003-10-02 |
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