JPH08120634A - ガム取りブラシおよびガム取り装置 - Google Patents

ガム取りブラシおよびガム取り装置

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JPH08120634A
JPH08120634A JP6255475A JP25547594A JPH08120634A JP H08120634 A JPH08120634 A JP H08120634A JP 6255475 A JP6255475 A JP 6255475A JP 25547594 A JP25547594 A JP 25547594A JP H08120634 A JPH08120634 A JP H08120634A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブラシワイヤを被洗浄面に圧接した状態でもワ
イヤ先端が常に被洗浄面に対して垂直な状態に保持で
き、これにより凹部や溝に入り込んで固着したガム等で
も容易かつ確実に除去することができるガム取りブラシ
およびガム取り装置を提供する。 【構成】ガム取りブラシ2は、回転軸13に装着される
金属芯と、その外周側に放射状に密集して配置された多
数の硬質なブラシワイヤ10と、このブラシワイヤ10
を金属芯の外周側で固定保持する非硬質な固化材11と
を備えてなる。ガム取り装置は、ガム取りブラシ2を下
側外周面が下方に突出する配置で軸心を水平にしてその
先端側に回転自在に保持したフレーム1と、このフレー
ム1に取付けられた後輪3と、ガム取りブラシ2を回転
駆動するモータ14および回転伝達機構15と、ガム取
りブラシ2に洗浄液を供給する洗浄液供給手段5とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路や階段等に付着した
ガムを除去する清掃機器としてのガム取りブラシおよび
そのガム取りブラシを用いたガム取り装置に係り、特に
点字ブロック等の凹凸面やコーナ部、溝部等に固着した
ガムを容易かつ確実に剥取ることができるガム取りブラ
シおよびガム取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円盤状パッドやブラシを回転させる平面
洗浄機器では、路面等に固着したガムが除去しにくい。
特に点字ブロックの凹凸面部やコーナ部、溝部等に固着
しているガムに対してブラシ等が十分に接触できず、殆
ど除去できない。
【0003】このため、一般に、固着したガムについて
はガム取りナイフや印毛状のワイヤブラシ等の手工具で
除去作業を行うことが多いが、このような作業は面倒で
能率が悪いうえ、固着したガムを必ずしも確実に除去す
ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した事情の下で、
ローラ状のワイヤブラシを水平な回転軸に装着して回転
させ、このワイヤブラシの先端で凹部や溝等に固着して
いるガムを除去する試みも行われている。
【0005】しかし、このようなローラ状のワイヤブラ
シを用いた場合においても、ワイヤを被洗浄面に圧接し
た時にワイヤが撓んで傾斜状態となり、そのワイヤが上
滑りして十分な剥離が行えない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ブラシワイヤを被洗浄面に圧接した状態でもワ
イヤ先端が常に被洗浄面に対して垂直な状態に保持で
き、これにより凹部や溝に入り込んで固着したガム等で
も容易かつ確実に除去することができるガム取りブラシ
およびガム取り装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回転
軸に装着される金属芯と、この金属芯の外周側に放射状
に密集して配置された多数の硬質なブラシワイヤと、こ
のブラシワイヤの略全体を前記金属芯の外周側で固定保
持する樹脂その他の非硬質な固化材とを備えてなること
を特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載のガム取
りブラシにおいて、ブラシワイヤの集合形態を全体とし
て長短の円筒状または中央部分が両端部よりも大径なテ
ーパ付円筒状とするものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のガム取りブラシを下側外周面が下方に突出する配置で
軸心を水平にしてその先端側に回転自在に保持したフレ
ームと、このフレームの後端側に取付けられた後輪と、
前記フレームに取付けられ前記ガム取りブラシを回転駆
動するモータおよび回転伝達機構と、前記フレームに取
付けられ前記ガム取りブラシに洗浄液を供給する洗浄液
供給手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明に係るガム取りブラシによれ
ば、金属芯の外周側に放射状に密集した多数の硬質なブ
ラシワイヤをシリコン、ウレタン等の樹脂その他の固化
材で固定保持したので、このローラを水平軸心周りで回
転する回転軸に装着して各ブラシワイヤの先端を被洗浄
面に圧接させて回転駆動した場合、各ワイヤが固化材の
保持力によって殆ど撓まない。
【0011】このため、ブラシワイヤ先端が常に被洗浄
面に垂直に圧接し、強く固着したガムが確実に剥離でき
るようになる。
【0012】そして、固化材にはシリコン、ウレタン等
の樹脂その他の非硬質な材料を適用することで、固化材
は外周側から被洗浄面との接触回転によって摩耗して、
次第に小径となってゆく。このため、硬質なブラシワイ
ヤは常に固化材の外周面側に突出状態となる。したがっ
て、ワイヤの摩耗とともに固化材も摩耗することによ
り、ワイヤは常に固化材表面に僅かずつ突出し、かつ常
に固化材で保持されて直線状態の良好な剥離機能が保持
される。
【0013】したがって、このようにしてワイヤが先端
側から徐々に消耗してゆくものであるから、ワイヤが短
かくなって基端側で剥離作用を行う状態となるまで、長
寿命の使用が可能となる。
【0014】請求項2の発明に係るガム取りブラシによ
れば、被洗浄面の状態に応じたブラシ形態の選択によっ
て最適な剥離作用が行える。即ち、被洗浄面が平坦面ま
たは緩かな凹凸面であるときは適当な長さの円筒状ブラ
シを使用して能率よい作業が行える。また、被洗浄部が
タイル間などの狭い溝内であるような場合には、テーパ
付き円筒状ブラシを使用して最大径部分を溝内に挿入す
る等の方法で溝内のガム取りが具合よく行える。
【0015】請求項3の発明に係るガム取り装置によれ
ば、前記のガム取りブラシを有効に使用して、ガム取り
作業を行うことができる。即ち、独立車輪として後輪の
みを有するフレームの先端側にローラ状のガム取りブラ
シを取付けたので、このブラシを前輪の状態で使用し
て、手押し車的に使用して被洗浄面に押付け、モータお
よび回転伝達機構によってガム取りブラシを回転させる
ことで、ガム取り作業が行える。この場合、例えばブラ
シの回転は後進方向回転とし、作業者はそのブラシ回転
に逆らってフレームを前進方向に移動させる。これによ
り、ブラシの被洗浄面への接触抵抗が大きくなるので、
より効果的なガム取り作業が行える。
【0016】また、本発明では、洗浄液供給装置によっ
て、洗浄液をガム取りブラシに供給するようにしたの
で、ガム取り作業時に剥離したガムやその他の塵埃がブ
ラシに付着したり、目詰りすることを有効に防止でき、
剥離機能を常時維持して円滑にガムの剥離作用が行え
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1はガム取り装置の全体構成を示す斜視図、
図2および図3はガム取りブラシを示す斜視図および断
面図、図4は使用状態を示す説明図、図5および図6は
ガム取りブラシの変形例を示す外形図である。
【0018】本実施例のガム取り装置は図1に示すよう
に、基本的に部品の搭載および保持を行うためのフレー
ム1と、このフレーム1の前端側に取付けられた主要部
品であるガム取りブラシ2と、フレーム1の後端側に取
付けられた左右一対の後輪3と、フレーム1上に搭載さ
れてガム取りブラシ2を回転駆動する回転駆動手段4お
よびガム取りブラシ2に洗浄液を供給する洗浄液供給手
段5とを備えた構成とされている。
【0019】フレーム1は、例えば前後に長いL形鋼を
左右に対向配置してなる側枠6と、少なくとも各側枠6
を中央部やや前側位置で連結する平板状の連結板7とを
有する構成とされている。なお、側枠6はI形鋼その他
のアングル材を適用してもよく、連結板7も棒状その他
各種形態のものとして必要に応じて2以上取付けてもよ
い。また、フレーム1は図1においては全体として四角
枠状に形成されているが、用途に応じて幅狭,縦長等,
各種の形態にすることができる。
【0020】ガム取りワイヤ2は図2および図3に示す
ように、円管状の金属芯8と、この金属芯8の外周側に
放射状に密集して配置され複数のフランジ9によって保
持された硬質なブラシワイヤ10と、このブラシワイヤ
10の略全体を金属芯8の外周側で固定保持する非硬質
な固化材とを備えて構成されている。
【0021】金属芯8は耐食性の重量金属、例えば銅に
よって構成されている。この金属芯8は後述する回転軸
に連結され、水平軸心周りで回転駆動される。ブラシワ
イヤ10は例えば直径0.3mmの鋼線材からなり、金属
芯8の外周面側に多数、放射状に配置され、図3に示す
ように、金属芯8に被嵌した複数のフランジ9によって
軸心方向に圧接した状態で金属芯8に固定保持されてい
る。なお、軸心方向両端位置のフランジ9は、金属芯8
の両端部を大径鍔状にかしめる等の手段で固定されてい
る。こうして固定されたブラシワイヤ10は全体とし
て、例えば外径80mm、軸長70mmの長い円筒状をなす
ように構成されている。
【0022】このブラシワイヤ10を金属芯8の周囲に
固定する固化材11は、シリコンまたはウレタン40番
等の非硬質なもので、流動状態において各ブラシワイヤ
10の内端側から外端側に亘る全ての隙間部分に充填し
て型込めし、その後固化することにより成型されてい
る。この固化材11の乾燥固化時における収縮により、
図2および図3に示すように、ブラシワイヤ10の先端
は約0.5mm程度、固化材11の外周面から露出した状
態となる。固化材11には、各ブラシワイヤ10を一定
の座屈荷重に対して直線状態に保持できる固さが必要で
ある。但し、この固化材11はブラシワイヤ10に先だ
って外周側から摩耗により削れる必要があり、硬度が高
過ぎると適度の削れが得られず、また目詰りが生じ易
い。このことから、前記の如くシリコンまたはウレタン
40番その他これらと同程度の固さの樹脂材料が最も適
している。
【0023】このような構成のガム取りブラシ2が図1
に示すように、フレーム1に軸受12を介して回転自在
に支持した回転軸13に一体回転可能に取付けられてい
る。即ち、回転軸13は、ガム取りブラシ2の金属芯8
に挿通され、図示しないキー構造またはスプライン構造
によって、金属芯8が回転軸13の軸方向一定箇所に一
体回転可能に固定されている。なお、金属芯8と回転軸
13、および回転軸13と軸受12とは、それぞれ容易
に着脱でき、消耗時の交換等も容易に行えるようになっ
ている。
【0024】回転軸13を回転させるための回転駆動手
段4は、例えばフレーム1の連結板7上に固定した駆動
源としてのモータ14と、このモータ14の回転を回転
軸13に伝達する回転伝達機構15とによって構成され
ている。回転伝達機構15は、例えばベルト式伝達機構
で、モータ14の出力軸14aに取付けた1次プーリ1
6と、回転軸13に取付けた2次プーリ17と、これら
両プーリ16,17間に巻回されたVベルト18とから
なっている。そして、モータ14の出力軸14aの回転
数は1000〜1100rpm、また、回転軸13ひい
てはこれに取付けたガム取りブラシ2の回転数は110
0〜1200rpmに設定されている。このような回転
数が、外径80mmのガム取りブラシ2によるガム取り作
用に最適である。
【0025】また、図1に矢印aで示すように、ガム取
りブラシ2の回転方向はフレーム1の前進方向(矢印
b)に対して反転する方向に設定されている。これによ
り、ブラシワイヤ10に被洗浄面から受ける摩擦抵抗が
大きくなり、ガム等の剥離が有効に行われるようにして
ある。
【0026】洗浄液供給手段5は、図1および図4に示
すように、フレーム1の後部に取付けた洗浄液収容タン
ク19と、この洗浄液収容タンク19の下部から前方に
下向き傾斜をもって延在する洗浄液供給ホース20とに
よって構成されている。洗浄液収容タンク19の上面に
は液入口が開口し、この部位にねじキャップ21等が設
けられている。また、洗浄液供給ホース20の先端は図
4に示すように、ガム取りブラシ2の背面下部に臨んで
いる。なお、図1に示すように、洗浄液供給ホース20
の基端側には流路開閉用のコック22が付設されてい
る。
【0027】また、後輪3は、いわゆるキャスター式の
自由輪で、方向変換が可能な構成である。この後輪3に
よるフレーム1の後部支持高さは、ガム取りブラシ2に
よるフレーム1の前部支持高さよりも高く、これにより
フレーム1は使用時に前傾姿勢をとる。
【0028】また、フレーム1の後端には、左右一対の
支柱23aと、これらの支柱23aの上端を接続する把
持用の横杆23bとからなる手押し操作用のハンドル2
3が立設されている。作業者は、このハンドル23を把
持して、前方に荷重をかけつつ、前進方向転換等を行っ
て、ガム取りブラシ2によるガム取り作業を行うことが
できる。なお、このハンドル23には、スイッチボック
ス24およびスイッチレバー25等が付設してある。配
線類については図示を省略してある。
【0029】次に作用を説明する。図1および図4は、
点字ブロック26の表面に付着したガム27を剥取る様
子を示している。
【0030】本実施例では、ガム取りブラシ2を110
0〜1200rpmの回転数で矢印aの如く後進方向に
回転させながら、装置全体は矢印bの如く前進させる。
この際、洗浄液供給手段5のコック22を開けて洗浄液
を洗浄液供給ホース20によりガム取りブラシ2の背面
側に供給する。本実施例のガム取りブラシ2は、ガム取
りに必要な押付け荷重に足る十分な重量を有しているの
で、ガム取り装置を単に前進させるだけでよいが、場合
によっては、ハンドル23を介して前傾を強めて荷重を
増大させることが容易に行える。
【0031】図1および図4に示すように、ガム27が
点字ブロック26の表面26aや突部26b、またはそ
れらの連設部である凹部26c等に付着している場合、
前進するガム取り装置のガム取りブラシ2のブラシワイ
ヤ10がガム27に圧接して回転し、ブラシワイヤ10
の先端部によって剥取られる。
【0032】本実施例では、金属芯8の外周側に放射状
に密集した多数の硬質なブラシワイヤ10をシリコン、
ウレタン等の樹脂その他の固化材で固定保持したので、
各ワイヤ10が固化材11の保持力によって殆ど撓まな
い。
【0033】このため、ブラシ先端が常にブロック表面
26a等に垂直しに圧接し、強く固着したガム27でも
確実に剥離できるようになる。
【0034】そして、固化材11にはシリコン、ウレタ
ン等の樹脂その他の非硬質な材料を適用することで、固
化材11は外周側からブロック表面26a等との接触回
転によって摩耗して、次第に小径となってゆく。このた
め、硬質なブラシワイヤ10は常に固化材の外周面側に
突出状態となる。したがって、ブラシワイヤ10の摩耗
とともに固化材11も摩耗することにより、ブラシワイ
ヤ10は常に固化材11の表面に僅かずつ突出し、かつ
常に固化材11で保持されて直線状態の良好な剥離機能
が保持される。
【0035】したがって、このようにしてブラシワイヤ
10が先端側から徐々に消耗してゆくものであるから、
ブラシワイヤ10が短かくなって基端側で剥離作用を行
う状態となるまで、長寿命の使用が可能となる。
【0036】また、本実施例によれば、ガム取りブラシ
2を有効に使用して、ガム取り作業を行うことができ
る。即ち、独立車輪としては後輪3のみを有するフレー
ム1の先端側にガム取りブラシ2を取付けたので、この
ブラシ2を前輪の状態で使用して、手押し車的にして被
洗浄面に押付け、回転駆動手段4によってガム取りブラ
シ2を回転させることで、ガム取り作業が行える。この
場合、例えばブラシ回転は後進方向回転(矢印a)と
し、作業者はそのブラシ回転に逆らってフレーム1を前
進方向(矢印b)に移動させると、ブラシワイヤ10の
被洗浄面への接触抵抗が大きくなるので、より効果的な
ガム取り作業が行える。
【0037】また、本実施例では、洗浄液供給装置5に
よって、洗浄液をガム取りブラシ2に供給するようにし
たので、ガム取り作業時に剥離したガムやその他の塵埃
がブラシワイヤ10に付着したり、目詰りすることを有
効に防止でき、剥離機能を常時維持して円滑に洗浄作用
が行える。
【0038】なお、洗浄液使用の作業のみでは十分にガ
ム27が剥離できない場合には、その後ガム27が残存
している部分に剥離剤を塗布し、その後再度、本実施例
の装置で擦り取るようにすればよい。この操作で殆ど全
てのガムを除去することができる。
【0039】なお、以上の実施例ではガム取りブラシ2
を比較的長い円筒状に構成したが、本発明では必ずしも
これに限らず、例えば図5に示すように、比較的短かい
円筒状ブラシ2Aとしてもよく、また図6に示すよう
に、テーパ付き円筒状ブラシ2Bとしてもよい。
【0040】このように、種々のガム取りブラシ2を備
えておけば、被洗浄面の状態に応じたブラシ形態の選択
によって最適な剥離作用が行える。即ち、被洗浄面が図
1または図4のように、点字ブロック26等の平坦面ま
たは緩かな凹凸面であるときは、図2,3または図5に
示す適当な長さの円筒状ブラシを使用して能率よい作業
が行える。
【0041】これに対し、被洗浄部がタイル間などの狭
い溝(図1の28参照)内であるような場合には、テー
パ付き円筒状ブラシ20Bを使用して最大径部分20B
を溝28内に挿入する等の方法で、溝内のガム取りが具
合よく行える。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例で説明したように、請求項
1の発明に係るガム取りブラシによれば、金属芯の外周
側に放射状に密集した多数の硬質なブラシワイヤをシリ
コン、ウレタン等の樹脂その他の固化材で固定保持した
ので、このローラを水平軸心周りで回転する回転軸に装
着して各ブラシワイヤの先端を被洗浄面に圧接させて回
転駆動した場合、各ワイヤが固化材の保持力によって殆
ど撓まない。このため、ブラシワイヤ先端が常に被洗浄
面に垂直に圧接し、強く固着したガムが確実に剥離でき
るようになる。
【0043】そして、固化材にはシリコン、ウレタン等
の樹脂その他の非硬質な材料を適用することで、固化材
は外周側から被洗浄面との接触回転によって摩耗して、
次第に小径となってゆく。このため、硬質なブラシワイ
ヤは常に固化材の外周面側に突出状態となる。したがっ
て、ワイヤの摩耗とともに固化材も摩耗することによ
り、ワイヤは常に固化材表面に僅かずつ突出し、かつ常
に固化材で保持されて直線状態の良好な剥離機能が保持
される。
【0044】したがって、このようにしてワイヤが先端
側から徐々に消耗してゆくものであるから、ワイヤが短
かくなって基端側で剥離作用を行う状態となるまで、長
寿命の使用が可能となる。
【0045】請求項2の発明に係るガム取りブラシによ
れば、被洗浄面の状態に応じたブラシ形態の選択によっ
て最適な剥離作用が行える。即ち、被洗浄面が平坦面ま
たは緩かな凹凸面であるときは適当な長さの円筒状ブラ
シを使用して能率よい作業が行える。また、被洗浄部が
タイル間などの狭い溝内であるような場合には、テーパ
付き円筒状ブラシを使用して最大径部分を溝内に挿入す
る等の方法で溝内のガム取りが具合よく行える。
【0046】請求項3の発明に係るガム取り装置によれ
ば、前記のガム取りブラシを有効に使用して、ガム取り
作業を行うことができる。即ち、独立車輪として後輪の
みを有するフレームの先端側にローラ状のガム取りブラ
シを取付けたので、このブラシを前輪の状態で使用し
て、手押し車的に使用して被洗浄面に押付け、モータお
よび回転伝達機構によってガム取りブラシを回転させる
ことで、ガム取り作業が行える。この場合、例えばブラ
シの回転は後進方向回転とし、作業者はそのブラシ回転
に逆らってフレームを前進方向に移動させると、ブラシ
の被洗浄面への接触抵抗が大きくなるので、より効果的
なガム取り作業が行える。
【0047】また、本発明では、洗浄液供給装置によっ
て、洗浄液をガム取りブラシに供給するようにしたの
で、ガム取り作業時に剥離したガムやその他の塵埃がブ
ラシに付着したり、目詰りすることを有効に防止でき、
剥離機能を常時維持して円滑にガムの剥離作用が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガム取り装置の一実施例を示す斜
視図。
【図2】本発明に係るガム取りブラシの一実施例を示す
斜視図。
【図3】本発明に係るガム取りブラシの一実施例を示す
断面図。
【図4】前記実施例によるガム取り作用を示す説明図。
【図5】本発明に係るガム取りブラシの変形例を示す外
形図。
【図6】本発明に係るガム取りブラシの他の変形例を示
す外形図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 ガム取りブラシ 2A,2B 円筒状ブラシ 3 後輪 4 回転駆動手段 5 洗浄液供給手段 6 側枠 7 連結板 8 金属芯 9 フランジ 10 ブラシワイヤ 11 固化材 12 軸受 13 回転軸 14 モータ 14a 出力軸 15 回転伝達機構 16 1次プーリ 17 2次プーリ 18 Vベルト 19 洗浄液収容タンク 20 洗浄液供給ホース 20B 円筒状ブラシ 21 ねじキャップ 22 コック 23 ハンドル 23a 支柱 23b 横杆 24 スイッチボックス 25 スイッチレバー 26 点字ブロック 26a 表面 26b 突部 26c 凹部 27 ガム 28 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に装着される金属芯と、この金属
    芯の外周側に放射状に密集して配置された多数の硬質な
    ブラシワイヤと、このブラシワイヤの略全体を前記金属
    芯の外周側で固定保持する樹脂その他の非硬質な固化材
    とを備えてなることを特徴とするガム取りブラシ。
  2. 【請求項2】 ブラシワイヤの集合形態は全体として長
    短の円筒状または中央部分が両端部よりも大径なテーパ
    付円筒状である請求項1記載のガム取りブラシ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のガム取りブラシ
    を下側外周面が下方に突出する配置で軸心を水平にして
    その先端側に回転自在に保持したフレームと、このフレ
    ームの後端側に取付けられた後輪と、前記フレームに取
    付けられ前記ガム取りブラシを回転駆動するモータおよ
    び回転伝達機構と、前記フレームに取付けられ前記ガム
    取りブラシに洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを備え
    たことを特徴とするガム取り装置。
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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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