JP4461142B2 - アシルホスフィンの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アシルホスフィンの製造方法に関する。
モノ−またはビスアシルホスフィンは、モノ−およびビスアシルホスフィンオキシド化合物またはモノ−およびビスアシルホスフィンスルフィド化合物を製造する際に得られる、技術水準の中間生成物として公知である。これらのオキシドおよびスルフィドは、エチレン性不飽和化合物の光誘導性重合の際、反応開始剤として種々の適用が見出されている。
US4298738では、ジオルガニルホスフィンクロリドとアルコールとの反応および引き続いての反応産物と酸ハロゲン化物との反応を介しての、モノアシルホスフィンオキシドの製造が開示されている。EP−A0040721では、モノアシルホスフィンが、酸ハロゲン化物とリチウムジオルガニルホスフィン、ジオルガノホスフィンまたはジオルガニルトリアルキルシリルホスフィンとの反応から得られている。
Angew. Makromol. Chem. 199(1992)、1−6、S. Banerjee et al.では、ジリチウムフェニルホスフィンとテレフタロイルクロリドとの反応を介しての、ポリ(テトラフタロイルホスフィン)の製造が開示されている。
Chem. Ber.92 (1959)、3183-3189、Issleibらでは、ナトリウムジフェニルホスフィンとアセチルクロリドとの反応を介しての、アセチルジフェニルホスフィンの製造方法が記載されている。
US5472992では、特にホスフィンと相当する酸塩化物との、塩基の存在下での反応、および引き続いての形成されたビスアシルホスフィンの酸化による、ビスアシルホスフィンオキシド光開始剤の製造を実施している。
モノ−およびビスアシルホスフィンオキシドは、これらの化合物の優れた光開始剤特性により重要性が増してきており、さらには、要求される中間生成物、特に相当するモノ−およびビスアシルホスフィンのみならず、最終生成物であるオキシドおよびスルフィドの製造のための、可能な限り少ない労力で実施される、高い有用性を有する方法が必要とされている。
WO00/32612では、ホスフィン出発材料(R−PH、R−PH)の使用を回避可能な方法を開示しており、それというのも、この出発材料は、その揮発性、臭気、毒性ならびに空気および火炎に対する敏感性から望ましくないためである。この方法は、モノ−およびビスアシルホシフィン製造のためのワンポット法であり、その際、出発材料はモノハロゲンホスフィンまたはP,P−ジハロゲンホスフィンであり、この場合、これらは、低い揮発性、低い毒性および低い空気に対する敏感性を有するものである。有機リンハロゲン化物を、触媒の存在下でアルキル金属と反応させることによって、金属化ホスフィンを生じさせ、その後に、酸ハロゲン化物と反応させて、アシルホスフィンを得ている。
本発明の対象は、WO00/32612に記載した方法に改良を加えた方法である。
本発明は、式(I)
Figure 0004461142
[式中、mは1または2であり、
はC〜C−アルキル、1個または複数個の連続しないO原子によって中断されたC〜C18−アルキル、フェニル置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、C〜C12−シクロアルキルまたは5−または6員のO−、S−またはN−含有ヘテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、C〜C12−シクロアルキル基または5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜5個のハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルチオおよび/またはC〜C−アルコキシによって置換されており;
はC〜C18−アルキル、C〜C12−シクロアルキル、C〜C18アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニルまたは5−または6員のO−、S−、N−含有へテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基または5−または6員のO−、S−、N−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜4個のC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオおよび/またはハロゲンによって置換されており;
はC〜C18−アルキル、1個または複数個の連続しないO原子によって中断されたC〜C18−アルキル、フェニル置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、C〜C12−シクロアルキルまたは5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、C〜C12−シクロアルキル基または5−または6−員のO−、S−またはN−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜5個のハロゲン、C〜C18−アルキル、C〜C−アルキルチオおよび/またはC〜C−アルコキシによって置換されている]のアシルホスフィンを、
(1)式(II)
Figure 0004461142
[式中、R、Rおよびmは前記の意味を有し、かつYはBrまたはClである]の有機リンハロゲン化物と、溶剤中のアルカリ金属とを、活性剤の存在下で反応させ、その際、アルカリ金属は、≦500μmの平均粒径を有するアルカリ金属粒子の溶剤中での分散液の形で存在し、かつ、
(2)引き続いて、式(III)
Figure 0004461142
[式中、RおよびYは前記の意味を有する]の酸ハロゲン化物と反応させることによって製造する方法が見いだされ、この場合、この方法は、中間生成物を単離することなく実施するものである。
〜C18−アルキルは直鎖または分枝であり、たとえばC〜C12−、C〜C−、C〜C−またはC〜C−アルキルである。例としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、2,4,4−トリメチルペンチル、2−エチルヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルまたはオクタデシル;C〜C12、C〜CおよびC〜C−アルキルはさらに直鎖または分枝であり、かつ、たとえば、相当する炭素原子の数までの前記の意味を有する。
1個または複数個の連続しない−O−によって中断されたC〜C18−アルキルは、特に、たとえば1〜9個、たとえば1〜7個、1〜5個、1〜3個または1個または2個の−O−によって中断されており、その際、O原子は、通常は少なくとも1個のメチレン基によって中断されている。アルキル基は直鎖または分枝であってもよい。このようにして得られる構造単位は、たとえば、−CH−O−CH、−CHCH−O−CHCH、−[CHCHO]−CH(y=1〜8)、−(CHCHO)CHCH、−CH−CH(CH)−O−CH−CHCHまたは−CH−CH(CH)−O−CH−CHである。
フェニル置換されたC〜C−アルキルは、典型的にはベンジル、フェニルエチル、α−メチルベンジル、フェニルブチルまたはα,α−ジメチルベンジルであり、好ましくはベンジルである。
〜C18−アルケニル基は、モノ−、ポリ不飽和の、直鎖または分枝であり、かつたとえば、アルキル、メタリル、1,1−ジメチルアリル、プロペニル、ブテニル、ペンタジエニル、ヘキセニルまたはオクテニル、好ましくはアリルである。C〜C18−アルケニルとして定義されたRは、典型的にはC〜C、C〜Cであり、好ましくはC〜C−アルケニルである。
〜C12−シクロアルキルは、たとえばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデシル、好ましくはシクロペンチルおよびシクロヘキシル、より好ましくはシクロヘキシルであり;C〜C12−シクロアルキルは付加的に、たとえばシクロプロピルである。
〜C18−アルコキシは、直鎖または分枝の基であり、かつ典型的にはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、イソブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、2,4,4−トリメチルペンチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシまたはオクチルオキシ、好ましくはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、イソブチルオキシ、tert−ブチルオキシであり、最も好ましくはメトキシである。
ハロゲンはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素であり、好ましくは塩素および臭素であり、最も好ましくは塩素である。
O−、S−またはN−含有5−または6−員のヘテロ環の例としては、フリル、チエニル、ピロリル、オキシニル、ジオキシニルまたはピリジルである。前記のヘテロ環式基は1〜5個、たとえば1または2個の、直鎖または分枝のC〜C−アルキル、ハロゲンおよび/またはC〜C−アルコキシによって置換されていてもよい。このような化合物の例はジメチルピリジル、ジメチルピロリルまたはメチルフリルである。
置換されたフェニル、ナフチルまたはビフェニルは、1〜5個、たとえば1、2、3または4個の、好ましくは1、2または3個の、たとえば直鎖または分枝のC〜C−アルキル、直鎖または分枝のC〜C−アルコキシまたはハロゲンによって置換されていてもよい。
フェニル、ナフチルおよびビフェニルのための好ましい置換基としては、C〜C−アルキル、好ましくはメチル、C〜C−アルコキシ、より好ましくはメトキシ、および塩素である。特に好ましい置換基は、たとえば2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,6−ジメチルフェニルまたは2,6−ジメトキシフェニルである。
は、たとえばフェニル、好ましくは、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニルまたは2,6−ジメトキシフェニルであり、最も好ましくは2,4,6−トリメチルフェニルである。
およびRは、好ましくは非置換のフェニルまたはC〜Cアルキル置換されたフェニルであり、最も好ましくはフェニルである。
〜Cアルコキシフェニルは、1〜4個のアルコキシ基によって置換されたフェニルであり、たとえば2,6−ジメトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、メトキシフェニル、エトキシフェニル、プロポキシフェニルまたはブトキシフェニルである。
本明細書中および特許請求の範囲の記載において「および/または」は、定義された選択肢(置換基)の一個のみが存在してもよいのみならず、定義された選択肢(置換基)の複数個の異なる基が一緒になって存在していてもよいことを意味するものであり、すなわち、異なる任意の基(置換基)の混合物が存在していてもよいことを意味するものである。
本明細書中および特許請求の範囲の記載において「少なくとも」とは、「1個」または「1個以上」として定義され、たとえば1個または2個または3個、好ましくは1個または2個を定義するものであってもよい。
モノ−およびビスアシルホスフィンの製造のための本発明による方法において、有機リンハロゲン化物(II)を、最初にアルカリ金属と反応させることによって、金属化ホスフィン(IIa):
Figure 0004461142
[式中、R、Rおよびmは前記の意味を有し、Meはアルカリ金属である]が、種々の中間工程を介して形成される。
適したアルカリ金属は、たとえばリチウム、ナトリウムまたはカリウムである。さらに、これらの金属の混合物を本発明の方法において使用することも可能である。リチウム、ナトリウムまたはカリウムを使用する場合には、その後にビスアシルホスフィンの製造のためにアルカリ金属の4〜8原子当量を使用することが有用であり、かつモノアシルホスフィンの製造のためにアルカリ金属の2〜4原子当量を使用することが有用である。
本発明の方法の好ましい実施態様において、アルカリ金属としてナトリウムを使用する。
有機リンハロゲン化物とアルカリ金属との反応(1)を、溶剤中で実施する。適した溶剤は公知の脂肪族または芳香族溶剤である。適した溶剤は、たとえばアルカン、たとえばペンタン、ヘキサン、石油エーテルおよびリグロイン、シクロアルカン、たとえばシクロヘキサンおよびデカリン、芳香族炭素、たとえばトルエン、エチルベンゼンおよびテトラリン、脂肪族、芳香族および混合脂肪族−芳香族エーテル、たとえばジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルプロピルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル)エーテル、ジブチルエーテル、メチルフェニルエーテルおよび環式エーテル、たとえばテトラヒドロフランおよびジオキサンである。トルエンおよびエチルベンゼンが好ましくは使用される。反応温度は好ましくは−20℃〜+160℃、たとえば80℃〜120℃の範囲である。
本発明の本質的な特徴は、アルカリ金属Meが、反応(1)を実施する際に、反応媒体中で平均粒径≦500μm、好ましくは≦200μm、より好ましくは≦50μmを有する粒子の形で存在することである。アルカリ金属粒子の平均粒径の下限は、一般には約1μm、好ましくは5μm、より好ましくは10μmである。示された平均粒径を有するアルカリ金属粒子は、反応媒体中で分散装置を用いて、好ましくはタービン型撹拌機または反応混合ポンプを用いて、溶融アルカリ金属を分散させることによって簡単に製造することができる。溶剤中のアルカリ金属分散液は、適した方法で、アルカリ金属を、前記溶剤の1個または複数個の溶剤に添加し、混合物をアルカリ金属の溶融点を上廻る温度に加熱し、かつ混合物を高速タービン型撹拌機で混合物を激しく撹拌する。溶剤中のアルカリ金属を分散しながら使用された温度は、一般には≧95℃、たとえばナトリウムに関しては95℃〜200℃、カリウムに関しては≧64℃、たとえば64℃〜200℃およびリチウムに関しては≧180℃、たとえば180〜250℃である。適した分散液が得られ、この場合、これらは冷却され、かつアルカリ金属の融点を下廻って維持される。本発明の1つの好ましい実施態様において、アルカリ金属分散液は別個に製造され、冷却され、かつその後に反応容器に移し、そこで有機リンハロゲン化物と反応させることによって、金属化されたホスフィン(IIa)を生じさせる。
有機ハロゲン化物とアルカリ金属との反応(1)は、活性剤の存在下で実施する。適した活性剤は、1〜10個の炭素原子を有する脂肪族アルコールであり、好ましくはエタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、iso―ブタノール、sec.−ブタノールおよびtert.−ブタノールであり、より好ましくはn−ブタノール、芳香族クロロ炭化水素、好ましくはクロロベンゼン、脂肪族クロロ炭化水素、好ましくは1−クロロペンタン、芳香族臭化炭化水素、好ましくはブロモベンゼンであり、かつ脂肪族臭化炭化水素である。2個またはそれ以上の異なる活性剤を使用してもよく、この場合、これらは、反応の異なる工程で添加されてもよい。最も好ましい活性剤はn−ブタノールおよびクロロベンゼンである。
それぞれの活性剤は、反応混合物中に、アルカリ金属量に対して0.01〜20モル%の量で存在する。
クロロベンゼンまたは1−クロロペンタンを活性剤として使用する場合には、一般的には、アルカリ金属の量に対して0.1〜20モル%、好ましくは1〜10モル%、より好ましくは3〜7モル%の量で添加する。脂肪族アルコールを活性剤として使用する場合には、一般には、アルカリ金属の量に対して0.01〜10モル%、好ましくは0.05〜1モル%の量で添加する。
有機リンハロゲン化物を、場合によっては前記1個または複数個の溶剤であってよい溶剤中に溶解された形で、アルカリ金属分散液中に、活性剤の存在下で、連続的に添加することは有用である。付加的な活性剤は、反応の最終工程で添加してもよい。本発明の特に好ましい実施態様において、ナトリウムをアルカリ金属として使用し、かつクロロベンゼンおよびn−ブタノールを活性剤として、前記に示した量で使用する。有機リンハロゲン化物の添加を開始する際に、クロロベンゼンはアルカリ金属分散液中で第1活性剤として存在する。有機リンハロゲン化物は、反応が停止し、熱が活性するまで添加する。この時点で、n−ブタノールを第2活性剤として使用し、かつ有機リンハロゲン化物の添加を続ける。第2活性剤の添加後に、再度反応が開始して熱が生じ、かつ反応が進行する。n−ブタノールを、有機リンハロゲン化物と一緒に、すべて一度に添加するか、あるいは、連続的に添加することができる。
前記に示されたようにして得られた金属化ホスフィン(IIa)を、後続の反応工程(2)中で、酸ハロゲン化物(III)と一緒に反応させ、モノまたはビスアシルホスフィン(I)を生じさせる:
Figure 0004461142
[式中、R、R、R、Meおよびmは前記意味を有する。Yは臭素または塩素であり、好ましくは塩素である]
使用された溶剤は、たとえば第1工程に使用された溶剤と同様のものであってもよい。しかしながら、蒸留によって第1工程中で使用された溶剤を除去し、かつ残りを他の溶剤中に入れ、その後にさらに反応させることも可能である。
後続の工程中で同様の溶剤中で後処理することは好ましく、より好ましくは、トルエンまたはエチレンベンゼンである。
酸ハロゲン化物との反応のための反応温度は、通常は−20℃〜+120℃である。
式(I)のモノ−またはビスアシルホスフィンを、当業者に公知の通常の技術で、たとえば溶剤の蒸発または蒸留によってか、および/または結晶化によって単離することができる。同様に、精製のための通常の方法を使用することができ、この場合、これらは、たとえば、結晶化、蒸留またはクロマトグラフィーである。通常は、塩化ナトリウムを除去するために水を反応混合物に添加し、その際、水相を分離除去し、かつ生成物を有機相から溶剤を留去するか、および/または生成物の結晶化によって単離する。生成物はさらに、通常の方法で、たとえば適した溶剤からの再結晶化によって精製することができる。
しかしながら、ホスフィンをさらに単離することなく反応させ、相当するモノ−またはビスアシルホスフィンオキシドまたはモノ−またはビスアシルホスフィンスルフィドを生じさせることができる。
使用された置換基に依存して、本発明による方法によって異性体混合物が形成されてもよい。
本発明による方法を使用する場合には、さらにモノ−およびビスアシルホスフィンを一緒に1個の反応工程で製造させることが可能である。
本発明による方法を用いて、さらに脂肪族および芳香族モノアシルホスフィン混合物または脂肪族および芳香族ビスアシルホスフィン混合物を製造することが可能である。式(II)(Rが脂肪族基である)の化合物と式(II)(Rが芳香族基である)の化合物との混合物を、この場合において使用する。
出発材料として使用される酸ハロゲン化物(III)は公知の物質であり、この場合、これらのいくつかは市販されているか、あるいは、公知化合物と同様の方法で製造することができるものである。
反応(2)で得られた式(I)のアシルホスフィンから、式(IV)
Figure 0004461142
[式中、R、R、Rおよびmは請求項1に記載の意味を有し、かつZはOまたはSである]のアシルホスフィンオキシドおよびアシルホスフィンスルフィドを、酸化または式(I)のアシルホスフィンの硫黄との反応によって製造することができる。
式(I)のアシルホスフィンからのアシルホスフィンオキシドおよびアシルホスフィンスルフィドの製造は、詳細にはWO00/32612に記載されている。
以下の実施例は、本発明をさらに例証するものである。
実施例
例1:ビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンの製造
(クロロベンゼンおよびn−ブタノールにより活性化、撹拌型;タービン型撹拌機)
不活性ガス雰囲気下で、かつ湿分の排除下で、トルエン(100ml)中のナトリウム分散液(11.5g;0.50モル)を、高速タービン型撹拌機で、11000rpmで、105℃で撹拌することによって、50μmを下廻る主粒径を有するナトリウムを製造した。混合物を撹拌することなく30〜35℃に冷却した。その後にタービン型撹拌機の運転を再度開始させ、かつクロロベンゼン(2.8g;0.025モル)を滴加し、かつフラスコの内容物を45〜50℃に加熱した。得られた黒色懸濁液を100℃に加熱し、かつP,P−ジクロロフェニルホスフィン(19.7g、0.11モル)を、この温度で滴加することによって熱を生じた。P,P−ジクロロフェニルホスフィンの全量の1/4を添加した後に、反応が停止し熱が発生した。この時点で、n−ブタノール(0.05ml)を添加し、かつ発熱反応を再度開始させた。P,P−ジクロロフェニルホスフィンの添加の残りのすべてにおいて、発熱性が維持された。得られた緑色の懸濁液を、100〜110℃で30分に亘って撹拌した。混合物を75℃に冷却し、かつ2,4,6−トリメチルベンゾイルクロリド(43.8g;0.24モル)を30分に亘って、この温度で滴加した。発熱反応が観察された。褐色の懸濁液に、トルエン(200ml)を添加し、かつ混合物を60分に亘って70〜85℃で撹拌した。混合物を、水(150ml)を用いて加水分解し、かつ相を分離させた。生成物相を31P−NMRにより分析した。これは、85〜90%の純度を有する望ましいビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンを示した。
比較例1:ビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンの製造
(クロロベンゼンおよびn−ブタノールによる活性化、撹拌型:標準的な翼型撹拌機)
不活性ガス雰囲気下で、かつ湿分の排除下で、トルエン(200ml)中のナトリウム分散液(11.5g;0.50モル)を、標準的な翼型撹拌機で1500rpmで、105℃で撹拌することによって、950μmの主粒径を有するナトリウムを製造した。混合物を撹拌することなく30〜35℃に冷却した。その後に撹拌機を300rpmで再度運転を開始し、かつクロロベンゼン(2.93g;0.026モル)を滴加し、なんら顕著な変化はなかった。その後にn−ブタノール(0.1ml)を添加し、かつ混合物を40〜50℃に加熱することによって、黒色の懸濁液になった。この懸濁液を100℃に加熱し、かつP,P−ジクロロフェニルホスフィン(20.4g、0.114モル)を滴加し、この温度で発熱挙動が生じた。P,P−ジクロロフェニルホスフィンの全量の1/4を添加した後に、反応が停止し熱が生じた。この時点で、n−ブタノール(0.05ml)を添加したが、発熱反応は再度開始しなかった。n−ブタノール(0.05ml)の添加を反復することで発熱反応が再度生じた。P,P−ジクロロフェニルホスフィンの添加の残りのすべてにおいて発熱性が維持された。得られた褐色の懸濁液を95〜105℃で60分に亘って撹拌した。混合物を75℃に冷却し、かつ2,4,6−トリメチルベンゾイルクロリド(45.85g;0.251モル)を30分に亘って、この温度で滴加した。発熱反応は、2,4,6−トリメチルベンゾイルクロリドの全量の最初の10%においてのみ観察された。懸濁液を90℃で90分に亘って撹拌した。混合物を、水(200ml)を用いて加水分解し、かつ相を分離させた。生成物相を31P−NMRにより分析した。これは、望ましいビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンが痕跡量でのみ存在することを示した(約1%)。
例2:ビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシドの製造
(n−ブタノールによってのみ活性化、撹拌型:タービン型撹拌機)
不活性ガス下で、かつ湿分の排除下で、トルエン(100ml)中のナトリウム分散液(11.5g;0.50モル)を、高速タービン型撹拌機で105℃で撹拌することによって製造した。100℃でさらに撹拌しながら、n−ブタノール(0.05ml)を添加した。得られた灰色の懸濁液に、P,P−ジクロロフェニルホスフィン(21.5g、0.12モル)を、一定の熱を生じながら20分に亘って添加した。その後に混合物を100〜110℃で30分に亘って撹拌し、かつトルエン(100ml)を添加した。その後に、2,4,6−トリメチルベンゾイルクロリド(49.3g;0.27モル)を70〜80℃で30分に亘って滴加した。発熱反応は、2,4,6−トリメチルベンゾイルクロリド添加の最初の20%においてのみ観察された。反応温度を85℃に増加させ、かつ最終的には110℃にすることで発熱反応が生じた。混合物を110℃で30分に亘って撹拌した。温度を40℃に低下させ、かつH(30%、17.0g、0.15モル)および水(150ml)を滴加した。反応を、40〜60℃の温度で2時間に亘って撹拌した。相を分離させた。生成物相を、31P−NMRにより分析した。これは、25%純度を有する望ましいビス−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンを示した。

Claims (9)

  1. 式(I)
    Figure 0004461142
    [式中、mは1または2であり、
    はC〜C18−アルキル、1個または複数個の連続しないO原子によって中断されたC〜C18−アルキル、フェニル置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、C〜C12−シクロアルキルまたは5−または6員のO−、S−またはN−含有ヘテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、C〜C12−シクロアルキル基または5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜5個のハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルキルチオおよび/またはC〜C−アルコキシによって置換されており;
    はC〜C18−アルキル、C〜C12−シクロアルキル、C〜C18アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニルまたは5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基または5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜4個のC〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、C〜C−アルキルチオおよび/またはハロゲンによって置換されており;
    はC〜C18−アルキル、1個または複数個の連続しないO原子によって中断されたC〜C18−アルキル、フェニル置換されたC〜C−アルキル、C〜C−アルケニル、フェニル、ナフチル、ビフェニル、C〜C12−シクロアルキルまたは5−または6員のO−、S−またはN−含有へテロ環であり、その際、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、C〜C12−シクロアルキル基または5−または6−員のO−、S−またはN−含有へテロ環は、非置換であるか、あるいは、1〜5個のハロゲン、C〜C18−アルキル、C〜C−アルキルチオおよび/またはC〜C−アルコキシによって置換されている]のアシルホスフィンを、
    (1)式(II)
    Figure 0004461142
    [式中、R、Rおよびmは前記の意味を有し、かつYはBrまたはClである]の有機リンハロゲン化物と、アルカン、シクロアルカンおよび芳香族炭化水素からなる群から選択される溶剤中のナトリウムとを、n−ブタノール、芳香族クロロ炭化水素、脂肪族クロロ炭化水素、芳香族臭化炭化水素および脂肪族臭化炭化水素からなる群から選択される1もしくは複数の活性剤の存在下で反応させ、その際、ナトリウムは、≦200μmの平均粒径を有するナトリウム粒子の溶剤中での分散液の形で存在し、その際、ナトリウムは分散装置を用いて溶剤中に分散され、
    (2)引き続いて、式(III)
    Figure 0004461142
    [式中、RおよびYは前記の意味を有する]の酸ハロゲン化物と反応させることによって、中間生成物を単離することなく製造する、式(I)のアシルホスフィンを製造するための方法。
  2. 、RおよびRがそれぞれ互いに独立してフェニル、ナフチルおよびビフェニルであり、この場合、これらは非置換であるか、あるいは1個〜5個のハロゲン、C〜Cアルキルおよび/またはC〜Cアルコキシによって置換されている、請求項1に記載の方法。
  3. およびRがフェニルであり、かつRが2,4,6−トリメチルフェニルである、請求項2に記載の方法。
  4. 活性剤がクロロベンゼンおよび/またはn−ブタノールである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. ナトリウムが高速タービン型撹拌機を用いて溶剤中に分散されている、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. mが2である式(I)の化合物の製造のために、有機リンハロゲン化物に対してナトリウム4〜8原子当量を使用し、かつ、mが1である式(I)の化合物の製造のために、有機リンハロゲン化物に対してナトリウム2〜4原子当量を使用する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 有機リンハロゲン化物(II)とナトリウムとの反応(1)を、−20〜+160℃の温度範囲で実施する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 金属化ホスフィンと酸塩化物(III)との反応(2)を−20〜+120℃で実施する、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 反応工程(1)および(2)を、溶剤としてのトルエンまたはエチルベンゼン中で、実施する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
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