JP4460547B2 - 仕切り板およびこれを有する本棚 - Google Patents

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Description

この発明は、仕切り板およびこれを有する本棚に関する。
学習机などに備えられる本棚には、仕切りを備えているものがある(たとえば、特許文献1,2参照)。特許文献1の仕切りは、棚板の上に起立して配置される仕切り板本体を有しており、仕切り板本体の底面側を一部空洞にしている。空洞には、棚板に形成された貫通孔を貫通するねじ部材が挿通されており、ねじ部材の先端と空洞内に配置されたナット部材とが螺合している。ナット部材は、仕切り板本体を左右に貫く貫通孔に嵌められた左右一対の保持部材に保持されており、仕切り板本体に対して動かないようにされている。このように、ねじ部材とナット部材とを用いて、仕切り板本体を棚板に固定している。
特許文献2では、棚板と、棚板の後方に立設された背板とを有し、背板に、左右に長い開口溝が形成されている。背板の後方には、開口溝を上下にまたぐ上下に長い連結具が配置されており、この連結具から前方にピンが延びている。棚板上の仕切り板本体の背面には、通孔が形成されており、連結具のピンが開口溝を通って通孔に挿入されている。このピンは、通孔内で固定される。これにより、連結具と仕切り板本体とで背板を挟み込み、仕切り板を固定している。
特開2003−304940号公報 特開2004−16477号公報
特許文献1の場合、仕切り板本体を棚板に取り付けるのに、ねじ部材、ナットおよび一対の保持部材という、計4つの部品が必要であり、部品点数が多い。
特許文献2の場合、仕切り板本体の固定や、仕切り板本体の固定を解除するのに、背板の後方に手を回す必要があり、作業し難い。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、部品点数の少ない仕切り板およびこれを有する本棚を提供することを目的とする。
また、この発明の別の目的は、着脱および立設位置の変更が容易な仕切り板およびこれを有する本棚を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、棚板に立設され、棚板の上を左右に仕切る仕切り板であって、棚板の上面に当接する前後に細長く延びた底面と、底面の後端から直交方向に立ち上がり、上下に細長く延びた背面と、を含む仕切り板本体、および、側面視が略L字状をしたフックであって、上記背面に固定され、背面の幅と等しい幅をし、背面方向に上下に延びる固定部と、固定部の下端から下方へ延設されていて、背面下端から下方に延び、固定部の幅よりも広幅に形成されている垂下部と、垂下部の下端から前方へ延び出ており、垂下部の幅と同じに、固定部の幅より広幅に形成されており、仕切り板本体の底面と協働して棚板を挟むための挟持部と、を含むフック、を有していることを特徴とする仕切り板である。
この構成によれば、仕切り板本体と挟持部とで棚板を挟持することにより、仕切り板本体を、棚板に対して動かないように保持できる。仕切り板本体を棚板に取り付けるための部材が、フック1点のみでよく、部品点数を少なくできる。また、棚板を本棚の側板間などから取り外した状態でフックを棚板に引っ掛けて仕切り板を棚板に取り付けることができる。仕切り板の固定や、仕切り板の固定の解除の際に本棚の背板の後方に手を回す必要がなく、仕切り板の着脱および立設位置の変更を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明は、棚板に立設され、棚板の上を左右に仕切る仕切り板であって、棚板の上面に当接する前後に細長く延びた底面と、底面の後端から直交方向に立ち上がり、上下に細長く延びた背面と、を含む仕切り板本体、ならびに、仕切り板本体の底面後方部および背面下方部に固定される側面視略L字状の、仕切り板本体の幅と等しい幅をした固定部と、固定部の後部下端から下方へ延びるように延設され、仕切り板本体の幅よりも広幅に形成されている垂下部と、垂下部の下端から前方へ延び出ており、垂下部の幅と同じに、仕切り板本体の幅よりも広幅に形成されており、底面後方部に固定された固定部と協働して棚板を挟むための挟持部と、を含むフック、を有していることを特徴とする仕切り板である。
この構成によれば、固定部と挟持部とが協働して棚板を挟むことにより、仕切り板本体を、棚板に対して動かないように保持できる。仕切り板本体を棚板に取り付けるための部材が、フック1点のみでよく、部品点数を少なくできる。また、フックを樹脂などで一体成形した場合には、固定部と挟持部との間の寸法を一定にでき、棚板の厚みに適合させることができる。さらに、棚板を本棚の側板間などから取り外した状態でフックを棚板に引っ掛けて仕切り板を棚板に取り付けることができる。仕切り板の固定や、仕切り板の固定の解除の際に本棚の背板の後方に手を回す必要がなく、仕切り板の着脱および立設位置の変更を容易に行うことができる。
請求項3記載の発明は、上記底面および挟持部は、棚板の上面および棚板の底面に対して左右方向にスライド移動可能に接触することを特徴とする請求項1または2記載の仕切り板である。この構成によれば、仕切り板本体を左右に動かすという簡単な動作で仕切り板の位置を容易に変更できる
請求項記載の発明は、棚板と、請求項1,2または項記載の仕切り板と、を有し、仕切り板本体の底面とフックの挟持部とが協働して棚板を挟んでいることを特徴とする本棚である。この構成によれば、仕切り板本体が棚板に確実に保持されるとともに、見栄えがよく、しかも部品点数の少ない本棚を実現できる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施の形態にかかる仕切り板およびこれを有する本棚を備える学習机の要部の概略構成を示す正面図である。図1を参照して、学習机1は、左脚板2と、右脚板3と、これら左脚板2および右脚板3の上端部に水平に支持された天板4と、天板4の後端側(紙面の奥側)に配置された本棚5と、を有している。
本棚5は、左右に間隔をあけて配置された左側板6および右側板7と、これら左側板6および右側板7の後端部をつなぐ背板8と、背板8から前方に延び、左側板6と右側板7との間に介在する中側板9と、を有している。左側板6、右側板7および中側板9は、左右方向Xに直交して立設されている。背板8は、前後方向(紙面に垂直な方向)に直交して立設されている。
左側板6と中側板9との間には、棚板10が水平に渡されている。この棚板10の左端部11および右端部12は、それぞれ、対応する棚受け部材13L,13Rを介して対応する左側板6および中側板9に支持されている。棚板10の底面10bが各棚受け部材13L,13Rの上に載置されている。棚板10を持ち上げて棚受け部材13L,13Rから外すことができる。
棚板10には、この棚板10の上を左右に仕切る仕切り板15が1または複数(たとえば、1つ)立設されており、本などを仕切り板15に立てかけ得る。この仕切り板15は、棚板10に対して左右方向Xにスライド移動可能となっている。
図2は、本棚5の要部の分解斜視図である。図3(A)は、棚受け部材13Lの側面図である。図3(B)は、棚受け部材13Lの平面図である。図3(C)は、図3(A)のIIIC−IIIC線に沿う縦断面図である。
図2および図3(A)〜図3(C)を参照して、棚板10の底面10bの左端部10bLの側縁およびその近傍には、複数(たとえば、2つ)の凹部16L,17Lが形成されている。凹部16L,17Lは、側面視において半円弧状に形成されており、所定の曲率半径を有している。これらの凹部16L,17Lは、前後方向Yに所定の間隔Aをあけて配置されている。これらの凹部16L,17Lの下方に、棚受け部材13Lが位置している。
同様に、棚板10の底面10bの右端部10bRの側縁およびその近傍には、複数(たとえば、2つ)の凹部16R,17Rが形成されている。凹部16R,17Rは、側面視において半円弧状に形成されており、所定の曲率半径を有している。これらの凹部16R,17Rは、前後方向Yに所定の間隔Aをあけて配置されている。これらの凹部16R,17Rの下方に、棚受け部材13Rが位置している。
各棚受け部材13L,13Rに関する構成は互いに同様であるので、以下では、一方の棚受け部材13Lについて説明し、他方の棚受け部材13Rの構成については、その説明を省略する。
棚受け部材13Lは、合成樹脂等を用いて全体が一体的に形成された、前後方向Yに細長い部材であり、棚板10の底面10bの左端部10bL(下端)の側縁を下方から受け止めている。この棚受け部材13Lは、前端部18と、後端部19と、これら前端部18および後端部19同士をつないでいる連結アーム20とを有している。棚受け部材13Lの形状は、前後方向Yにおける棚受け部材13Lの中央を通り、かつ、前後方向Yに直交する仮想の平面Bを中心とする対称な形状とされている。
前端部18は、連結アーム20の前方に位置しており、連結アーム20に連なる第1のベース21と、第1のベース21から上向きに膨出した第1の係合突部22とを有している。第1の係合突部22は、棚板10の厚みCの約半分の曲率半径R1を有している。第1の係合突部22の周面は半円弧状に突湾曲しており、第1の受け面23とされている。
第1の受け面23の曲率半径R1の中心D1は、連結アーム20の上面20aと水平方向に略並んでいる。第1の受け面23の曲率半径R1は、例えば18mm程度とされている。第1の受け面23の周方向における両端部は、第1のベース21の上面に形成された窪み24,25につながっている。第1の受け面23は、棚板10の左端部11の一方の凹部16Lと係合している。凹部16Lの曲率半径は、上記曲率半径R1と略等しい。
前端部18のうち、左側板6に対向する一側面18aには、第1の挿入ピン26が突設されている。この第1の挿入ピン26の軸線は、第1の受け面23の曲率半径R1の中心D1と重なっており、一側面18aと直交して左右方向Xに水平に延びている。この第1の挿入ピン26は、左側板6の内側面に形成された保持孔27Lに差し込まれて保持されている。一側面18aには、第1の挿入ピン26の周囲を取り囲む環状の第1の溝28が形成されている。これにより、第1の挿入ピン26を左右方向Xにより長くして可撓性を増すことができ、第1の挿入ピン26を折れ難くできる。
後端部19は、連結アーム20の後方に位置しており、連結アーム20に連なる第2のベース29と、第2のベース29から上向きに膨出した第2の係合突部30とを有している。第2の係合突部30は、棚板10の厚みCの約半分の曲率半径R2(=R1)を有している。第2の係合突部30の周面は半円弧状に突湾曲しており、第2の受け面31とされている。
第2の受け面31の曲率半径R2の中心D2は、連結アーム20の上面20aと水平方向に略並んでいる。第2の受け面31の曲率半径R2は、例えば18mm程度とされている。第2の受け面31の周方向における両端部は、第2のベース29の上面に形成された窪み32,33につながっている。第2の受け面31と第1の受け面23とは、前述した所定の間隔Aと略同じ間隔をあけて配置されている。第2の受け面31は、棚板10の左端部11の他方の凹部17Lと係合している。凹部17Lの曲率半径は、上記曲率半径R2と略等しい。
後端部19のうち、左側板6に対向する一側面19aには、第2の挿入ピン34が突設されている。この第2の挿入ピン34の軸線は、第2の受け面31の曲率半径R2の中心D2と重なっており、一側面19aと直交して左右方向Xに水平に延びている。この第2の挿入ピン34は、左側板6の内側面に形成された保持孔35Lに差し込まれて保持されている。一側面19aには、第2の挿入ピン34の周囲を取り囲む環状の第2の溝36が形成されている。これにより、第2の挿入ピン34を左右方向Xにより長くして可撓性を増すことができ、第2の挿入ピン34を折れ難くできる。
連結アーム20は、第1および第2の係合突部22,30が、前後方向Y(水平方向)に所定の間隔Aで配置されるように、第1および第2のベース21,29を介して第1および第2の係合突部22,30同士をつないでいる。連結アーム20の上面20aは、水平方向に沿って延びており、棚板10の底面10bを受けるようになっている。なお、この上面20aが棚板10の底面10bを受けず、第1および第2の受け面23,31のみで棚板10の底面10bの左端部10bLを受けてもよい。
連結アーム20の上面20aおよび底面20bは、それぞれ、一部を窪ませて形成された摘み部37,38を有しており、摘み部37,38を手で摘んで扱うことができる。また、棚受け部材13Lの一側面には、適宜形状の肉抜き部39が設けられており、軽量にされている。
図4は、図1のIV−IV線に沿う仕切り板15の周辺の要部の縦断面図である。図4を参照して、仕切り板15は、仕切り板本体40と、側面視が略L字状をしたフック41とを有しており、フック41を棚板10の後端部に引っ掛けるようになっている。
図2および図4を参照して、仕切り板本体40は、木などを用いて形成された、側面視が略矩形の部材であり、左右方向Xに直交して垂直に延びている。この仕切り板本体40は、棚板10の上面10aに当接し、前後方向Yに細長く延びた底面40aと、底面40aの後端から直交方向(上下方向Z)に立ち上がり、上下に細長く延びた背面40bと、を有している。底面40aは、棚板10の上面10aに対して左右方向Xにスライド移動可能に接している。
図5は、フック41を単品の状態で正面から見た図である。図4および図5を参照して、フック41は、弾力性を有する材料を用いて、全体が一体的に形成された板状の部材である。この弾力性を有する材料として、ナイロン6−6などのナイロン樹脂、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、およびアルミニウムなどの金属を例示することができる。
フック41は、仕切り板本体40の背面40bに固定された固定部42と、固定部42の下端から下方へ延設されている垂下部43と、垂下部43の下端から前方へ突出する挟持部44と、を有している。
固定部42は、背面方向に上下に長く延びている。左右方向Xにおける固定部42の幅は、仕切り板本体40の幅と略同じにされている。この固定部42は、仕切り板本体40の背面40bに形成された切欠部45に沿わされており、固定部42の背面42aと仕切り板本体40の背面40bとが面一に並んでいる。
固定部42には、挿通孔46がたとえば2つ上下に並んで形成されている。各挿通孔46には、固定部材としてのタッピンねじ47が挿通されており、これらのタッピンねじ47を用いて固定部42が仕切り板本体40に固定されている。各挿通孔46には、座繰り部が設けられてタッピンねじ47の頭部が収容されており、タッピンねじ47の頭部が固定部42から後方に突出しないようにされている。
固定部42の前面42bには、係合突起48が突設されており、仕切り板本体40の背面40bの係合孔49に差し込まれている。係合突起48を係合孔49に差し込むことで、仕切り板本体40に対するフック41の位置決めを行うことができる。
垂下部43は、仕切り板本体40の背面40bの切欠部45の下端から下方に延びており、棚板10の背面10cと背板8の前面8aとの間の間隙Eに配置されている。前後方向Yにおける間隙Eの幅は、たとえば5mm程度である。垂下部43は、仕切り板本体40(固定部42)よりも左右方向Xに広幅に形成されており、棚板10の背面10cと背板8の前面8aとによって挟まれている。
棚板10に置かれた本などからの力が仕切り板本体40に作用したとき、仕切り板本体40には、背面40b側を中心にモーメントが生じ、背面40b側を中心に仕切り板本体40が傾こうとするが、このモーメントは、固定部42を介して垂下部43で受けられ、仕切り板本体40が傾かないように(倒れないように)される。垂下部43が左右方向Xに広幅に形成されていることにより、この傾き防止効果がより高められている。
棚板10は、棚受け部材との係合により、前後方向Yへの移動を規制されており、垂下部43からの力を受けても前にずれてしまうことがない。
挟持部44は、仕切り板本体40の底面40aと協働して棚板10を挟むためのものであり、垂下部43に片持ち支持されている。この挟持部44は、前方に進むにしたがい仕切り板本体40の底面40aとの間隔が狭くなるように傾斜している。挟持部44の前端には、湾曲状の突部50が上向きに形成されている。この突部50は、棚板10の底面10bに押圧されている。これにより、挟持部44が僅かに撓んでおり、突部50から底面10bに弾性反発力が付与されている。
棚板10の底面10bには、左右方向Xに延びる凹条51が形成されており、この凹条51に突部50が係合している。挟持部44(突部50)と棚板10の底面10bとは、左右方向Xに相対的にスライド移動可能である。
仕切り板15を棚板10から取り外す場合、棚板10を棚受け部材から持ち上げて手前に引き、棚板10と背板8との間隔Eを広げた状態で、フック41を棚板10の後方に引く。
以上の次第で、この実施形態によれば、以下の作用効果を発揮することができる。すなわち、1つの棚受け部材13Lで、棚板10の左側の側縁を2箇所で受けることができ、棚板10の左側の側縁を前後に傾かないように支持できる。同様に、1つの棚受け部材13Rで、棚板10の右側の側縁を2箇所で受けることができ、棚板10の右側の側縁を前後に傾かないように支持できる。
したがって、各側板6,9に取り付ける棚受け部材の数は1つのみでよく、棚板10の取り付けにかかる手間が少なくて済む。
さらに、各係合突部22,30が棚板10の底面10の側縁に係合することにより、棚板10が前後方向Y(水平方向)に相対移動することを防止できる。棚板10が前方に勝手に動いてしまうことを防止できる。
また、第1および第2の係合突部22,30に、棚板10の厚みCの約半分の半径R1,R2の半円弧状の第1および第2の受け面23,31を設けている。第1および第2の受け面23,31の曲率半径R1、R2を十分に大きい湾曲な形状にできる。これにより、棚板10の底面10の左端部10bLおよび右端部10bRを、対応する第1および第2の受け面23,31に沿わせた状態で、棚板10を左側板6および中側板9に対して斜め上方に動かすことで、棚板10を引き出すことができる。棚板10を容易に引き出すことができる。
また、第1および第2の受け面23,31を半円弧状という簡易な形状に形成しており、これに対向する棚板10の凹部16L,17L,16R,17Rの形状も、半円弧状という簡易な形状にできる。凹部16L,17L,16R,17Rを形成する加工が容易である。
さらに、仕切り板本体40と挟持部44とで棚板10を挟持することにより、仕切り板本体40を、棚板10に対して動かないように保持できる。仕切り板本体40を棚板10に取り付けるための部材が、フック41の1点のみでよく、部品点数を少なくできる。また、棚板10を本棚5の側板6,9間から取り外した状態でフック41を棚板10に引っ掛けて仕切り板15を棚板10に取り付けることができる。仕切り板15の固定や、仕切り板15の固定の解除の際に本棚5の背板8の後方に手を回す必要がなく、仕切り板15の着脱および立設位置の変更を容易に行うことができる。
また、仕切り板本体40の底面40aおよび挟持部44を、棚板10の上面10aおよび棚板10の底面10bに対して左右方向Xにスライド移動可能にしている。これにより、仕切り板本体40を左右に動かすという簡単な動作で、仕切り板15の位置を容易に変更できる。
さらに、フック41の挟持部44に突部50を設け、突部50が棚板10の底面10bに押圧されてこの底面10bに弾性反発力を付与するようになっている。挟持部44の弾性反発力を用いて棚板10を確実に挟持することができる。
このように、仕切り板本体40が棚板10に確実に保持されるとともに、見栄えがよく、しかも部品点数の少ない本棚5を実現できる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、第1および第2の受け面23,31の形状を、円弧状以外の形状(たとえば、楕円形状)に形成してもよい。また、各受け部材13L,13Rに3つ以上の係合突部を設けて、棚板10を支持してもよい。
また、左右方向Xにおけるフック41の垂下部43の幅を、固定部42と同じにしてもよい。さらに、棚板10の底面10bに凹条51がなくてもよい。
さらに、図6に示すように、挟持部44が前後方向Y(水平方向)に真っ直ぐに延びた形状をしていてもよい。この場合、仕切り板本体40と垂下部43と挟持部44とが協働して、棚板10をコ字状に挟む溝を形成し、仕切り板15が棚板10にさらに堅固に保持される。なお、突部50を廃止してもよい。
図7は、この発明のさらに別の実施形態の要部の分解斜視図である。
なお、以下では、この実施形態の特徴部分を説明し、図1〜図5に示す実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。図7を参照して、この実施形態の特徴とするところは、仕切り板60を用いて棚板10の上を左右に仕切るようにしている点にある。仕切り板60は、仕切り板本体40と、フック61とを有しており、フック61を棚板10の後端部に引っ掛けるようになっている。
仕切り板本体40は、木などを用いて形成された、側面視が略矩形の部材(図7において、一部を省略して図示)であり、左右方向Xに直交して垂直に延びている。この仕切り板本体40は、棚板10の上面10aに当接し、前後方向Yに細長く延びた底面40aと、底面40aの後端から直交方向(上下方向Z)に立ち上がり、上下に細長く延びた背面40bと、を有している。底面40aは、棚板10の上面10aに対して左右方向Xにスライド移動可能に接する。
フック61は、弾力性を有する材料を用いて、全体が一体的に形成された板状の部材である。この弾力性を有する材料として、ナイロン6−6などのナイロン樹脂、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂、およびアルミニウムなどの金属を例示することができる。
フック61は、仕切り板本体40の底面40aの後方部および背面40bの下方部に固定される側面視略L字状の固定部62と、固定部62の後部下端から下方へ延びるように延設された垂下部63と、垂下部63の下端から前方へ突出する挟持部64と、を有している。
図8(A)は、フック61を単品の状態でみた平面図であり、図8(B)は、図8(A)のフック61の正面図であり、図8(C)は、図8(B)の矢印B方向に沿って見たフック61の側面図である。なお、図8(B)および図8(C)において、フック61以外の部材を2点鎖線で示している。
図7および図8(A)〜図8(C)を参照して、固定部62は、背面方向に上下に長く延びた垂直部65と、垂直部65の下端から前方へ突出した水平部66とを含んでいる。
左右方向Xにおいて、垂直部65の幅は、仕切り板本体40の幅と略同じにされている。この垂直部65は、仕切り板本体40の背面40bの下端に形成された切欠部67に沿わされており、垂直部65の背面65bと仕切り板本体40の背面40bとが面一に並ぶ。
垂直部65には、挿通孔68がたとえば2つ上下に並んで形成されている。各挿通孔68には、固定部材としてのタッピンねじ69が挿通されており、これらのタッピンねじ69を用いて垂直部65が仕切り板本体40の背面40bに固定されている。各挿通孔68には、座繰り部が設けられてタッピンねじ69の頭部が収容されており、タッピンねじ69の頭部が垂直部65から後方に突出しないようにされている。
左右方向Xにおいて、水平部66の幅は、垂直部65の幅と略等しくされている。この水平部66は、仕切り板本体40の底面40aの後方部に形成された切欠部70に沿わされている。水平部66の底面66aは、仕切り板本体40の底面40aと面一であり、棚板10の上面10aに対して左右方向Xにスライド移動可能に接している。
垂直部65の下端部と水平部66の後方部との間にリブ71,72が設けられており、垂直部65と水平部66との連結の強度が高められている。
リブ71は、垂直部65の下端部の右端と水平部66の後方部の右端とをつないでおり、仕切り板本体40の右側面に形成された切欠部73に沿わされている。リブ72は、垂直部65の下端部の左端と水平部66の後方部の左端とをつないでおり、仕切り板本体40の左側面に形成された切欠部74に沿わされている。
各リブ71,72の前端縁は、側面視において滑らかな円弧状をしており、垂直部65の前面65aおよび水平部66の上面66bと滑らかにつながっている。
垂下部63は、仕切り板本体40の背面40bの切欠部67の下端から下方に延びており、棚板10の背面10cと背板8の前面8aとの間の間隙Fに配置されている。前後方向Yにおけるこの間隙Fの幅は、たとえば5mm程度である。
左右方向Xにおいて、垂下部43の幅は、仕切り板本体40(固定部62)の幅よりも広幅にされており(たとえば、固定部62の幅の3倍)、棚板10の背面10cと背板8の前面8aとに挟まれている。
棚板10に置かれた本などからの力が左右方向Xに沿って仕切り板本体40に作用したとき、仕切り板本体40には、背面40b側を中心にモーメントが生じ、背面40b側を中心に仕切り板本体40が傾こうとするが、このモーメントは、固定部62を介して垂下部63で受けられ、仕切り板本体40が傾かないように(倒れないように)される。垂下部63が左右方向Xに広幅に形成されていることにより、この傾き防止効果がより高められている。
挟持部64は、仕切り板本体40の底面40aの後方部に固定された上記水平部66および仕切り板本体40の底面40aと協働して、棚板10を挟むためのものであり、垂下部63に片持ち支持されている。
左右方向Xにおいて、挟持部64の幅は、垂下部63の幅と同じにされており、前方に水平に延びている。前後方向Yにおいて、挟持部64の長さは、水平部66の長さよりも短くされている。挟持部64は棚板10の底面10bに対して左右方向Xにスライド移動可能である。
仕切り板60を棚板10から取り外す場合、棚板10を棚受け部材から持ち上げて手前に引き、棚板10と背板8との間隔を広げた状態で、フック61を棚板10の後方に引く。
以上の次第で、この実施形態によれば、以下の作用効果を発揮することができる。すなわち、仕切り板本体40の底面40aおよび水平部66の底面66aと、挟持部64とが協働して棚板10を挟むことにより、仕切り板本体40を、棚板10に対して動かないように保持できる。仕切り板本体40を棚板10に取り付けるための部材が、フック61の1点のみでよく、部品点数を少なくできる。また、フック61を樹脂などで一体成形した場合には、固定部62と挟持部64との間の寸法を一定にでき、棚板10の厚みに適合させることができる。
さらに、棚板10を本棚5の側板6,9間などから取り外した状態でフック61を棚板10に引っ掛けて、仕切り板60を棚板10に取り付けることができる。仕切り板60の固定や、仕切り板60の固定の解除の際に本棚5の背板8の後方に手を回す必要がなく、仕切り板60の着脱および立設位置の変更を容易に行うことができる。
さらに、仕切り板本体40を左右に動かすという簡単な動作で、仕切り板60の位置を容易に変更できる。
このように、仕切り板本体40が棚板10に確実に保持されるとともに、部品点数の少ない本棚5を実現できる。
この発明の一実施の形態にかかる仕切り板およびこれを有する本棚を備える学習机の要部の概略構成を示す正面図である。 本棚5の要部の分解斜視図である。 (A)は、棚受け部材の側面図であり、(B)は、棚受け部材の平面図であり、(C)は、(A)のIIIC−IIIC線に沿う縦断面図である。 図1のIV−IV線に沿う仕切り板の周辺の要部の縦断面図である。 フックを単品の状態で正面から見た図である。 この発明の別の実施形態の要部の縦断面図である。 この発明のさらに別の実施形態の要部の分解斜視図である。 (A)は、フックを単品の状態でみた平面図であり、(B)は、図8(A)のフックの正面図であり、(C)は、図8(B)の矢印方向に沿って見たフックの側面図である。
符号の説明
5 本棚
10 棚板
10a (棚板の)上面
10b (棚板の)底面
15 仕切り板
40 仕切り板本体
40a (仕切り板本体の)底面
40b (仕切り板本体の)背面
41 フック
42 固定部
43 垂下部
44 挟持部
50 突部
60 仕切り板
61 フック
62 固定部
63 垂下部
64 挟持部
X 左右方向

Claims (4)

  1. 棚板に立設され、棚板の上を左右に仕切る仕切り板であって、
    棚板の上面に当接する前後に細長く延びた底面と、底面の後端から直交方向に立ち上がり、上下に細長く延びた背面と、を含む仕切り板本体、および、
    側面視が略L字状をしたフックであって、上記背面に固定され、背面の幅と等しい幅をし、背面方向に上下に延びる固定部と、固定部の下端から下方へ延設されていて、背面下端から下方に延び、固定部の幅よりも広幅に形成されている垂下部と、垂下部の下端から前方へ延び出ており、垂下部の幅と同じに、固定部の幅より広幅に形成されており、仕切り板本体の底面と協働して棚板を挟むための挟持部と、を含むフック、
    を有していることを特徴とする仕切り板。
  2. 棚板に立設され、棚板の上を左右に仕切る仕切り板であって、
    棚板の上面に当接する前後に細長く延びた底面と、底面の後端から直交方向に立ち上がり、上下に細長く延びた背面と、を含む仕切り板本体、ならびに、
    仕切り板本体の底面後方部および背面下方部に固定される側面視略L字状の、仕切り板本体の幅と等しい幅をした固定部と、固定部の後部下端から下方へ延びるように延設され、仕切り板本体の幅よりも広幅に形成されている垂下部と、垂下部の下端から前方へ延び出ており、垂下部の幅と同じに、仕切り板本体の幅よりも広幅に形成されており、底面後方部に固定された固定部と協働して棚板を挟むための挟持部と、を含むフック、
    を有していることを特徴とする仕切り板。
  3. 上記底面および挟持部は、棚板の上面および棚板の底面に対して左右方向にスライド移動可能に接触することを特徴とする請求項1または2記載の仕切り板。
  4. 棚板と、
    請求項1,2または項記載の仕切り板と、
    を有し、
    仕切り板本体の底面とフックの挟持部とが協働して棚板を挟んでいることを特徴とする本棚。
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