JP2019076311A - 棚装置及び天板付き什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業面の有効利用を図りつつ、使い勝手を向上した棚装置及び天板付き什器を提供する。【解決手段】天板2と、天板2を下面から支持する天板支持脚3とを有する天板付き什器1の上面に設けられた棚装置4であって、天板2の上面に天板2と上下方向に離間して設けられる平板状の棚板12と、物品を載置する物品載置面61と棚板12の下面とが対向した状態で棚板12の下面に取り付けられ、物品載置面61と棚板12の下面との間で物品載置空間SPを形成する吊下棚16と、棚板12の下面における吊下棚16の取付位置を変更可能に係止する係止機構(係止溝部24、側壁係止部64a,64b、後壁係止部67)とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、オフィス、病院、公共施設等の執務空間に設置され、各種作業を行うことができる天板の上面に設けられた棚装置及び天板付き什器に関する。
従来、オフィス、病院、公共施設等の執務空間には、各種作業等を行うことのできる天板を備えたデスク、テーブル、カウンター等の天板付き什器が設置されている。このような什器の天板の上面には、書類等の物品を収容するための棚が用いられている。
このような棚には、左右に離間させて設けられた1対の側板と、側板の上方に設けられた天板と、側板の間に設けられた棚板とを備える卓上整理棚が知られている。この卓上整理棚では、天板や棚板の高さ方向の位置を変更することにより、書類や物品を載置する物品載置空間の大きさを変更可能にしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4289866号公報
しかしながら、上述した棚は、各種作業を行う作業面である天板に載置されるため、作業面の面積が狭くなり有効利用し難いという問題があった。このため、作業面を有効利用し得る棚の構造が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業面の有効利用を図りつつ、使い勝手を向上した棚装置及び天板付き什器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の棚装置は、天板と、該天板を下面から支持する天板支持脚とを有する天板付き什器の上面に設けられた棚装置であって、前記天板の上面に当該天板と上下方向に離間して設けられる平板状の棚板と、物品を載置する物品載置面と前記棚板の下面とが対向した状態で当該棚板の下面に取り付けられ、当該物品載置面と当該棚板の下面との間で物品載置空間を形成する吊下棚と、前記棚板の下面における前記吊下棚の取付位置を変更可能に係止する係止機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係る棚装置は、前記吊下棚は、前記棚板の短手方向に向かって突出する端縁が、前記棚板の長手方向に沿う端縁よりも突出した状態で当該棚板の下面に取り付けられていることを特徴とする。
本発明に係る棚装置は、前記係止機構は、前記棚板の下面に設けられて前記棚板の長手方向に沿って延びる係止溝部と、前記吊下棚の前記物品載置面から立設して前記物品載置空間を形成する壁部に設けられて前記係止溝部と係止する係止部とを有し、前記係止部は、前記係止溝部の内側に挿入されて前記吊下棚の取付位置を前記長手方向へ変更可能に係止することを特徴とする。
本発明に係る棚装置は、前記係止溝部は、前記棚板の短手方向に離間して設けられた一対の断面コ字形状の係止片を有し、前記係止部は、前記棚板の短手方向の端縁側に設けられて一方の前記係止片と係止する端縁側係止突起と、前記棚板の短手方向の基端側に設けられて他方の前記係止片と係止する基端側係止突起とを有することを特徴とする。
本発明に係る棚装置は、前記棚板を前記天板と離間して支持する棚支持脚を備え、前記棚支持脚の上部には、前記棚板を支持する棚板支持部が設けられており、前記棚板支持部は、前記係止溝部の内側に挿入されて前記棚板を支持することを特徴とする。
本発明の天板付き什器は、上述の棚装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、作業面の有効利用を図りつつ、使い勝手を向上することができる。
本発明の実施の形態に係る棚装置及び天板付き什器の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す棚装置の上面図である。 図1に示す棚装置の側面図である。 図1に示す棚支持脚の図であり、図4(a)は、図1に示す棚支持脚の分解斜視図であり、図4(b)は、図1に示す棚支持脚の側面図である。 図1に示す吊下棚の図であり、図5(a)は、図1に示す吊下棚の斜視図であり、図5(b)は、図1に示す吊下棚の側面図である。 図1に示す吊下棚を棚板に係止した係止状態を説明するための側面図である。 図1に示す吊下棚を棚板に係止する係止方法及び取り外し方法を説明するための側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[1.天板付き什器の全体構成]
はじめに、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る天板付き什器の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る天板付き什器の全体構成を示す斜視図である。
図1に示すように、天板付き什器1は、使用者が各種作業を行う作業面である天板2と、天板2を下面から支持する一対の天板支持脚3とを備える執務空間に設置される例えば机であり、天板2の上面には棚装置4が設けられている。
天板2は、鉄、木材、樹脂等で形成された矩形形状の板状体であり、天板2と正対した使用者(以下、単に「使用者」ともいう。)側の反対側には、天板2の上面に載置されたパソコンやディスプレイ等の接続配線ケーブルを内部に挿通して収容することが可能な配線収容部5が設けられている。
一対の天板支持脚3は、床面側に配置される下部支持体6と、下部支持体6の上方に配置されて天板2の下面を支持する上部支持体7とにより側面視略L字形状をなしている。下部支持体6の下方には、床面と接地して天板2と床面との高さを調整可能なアジャスタ8が取り付けられている。
棚装置4は、天板2の上面に天板2と上下方向に離間して設けられた棚板12と、棚板12を天板2と上下方向に離間して支持する一対の棚支持脚14と、棚板12の下面に取り付けられる吊下棚16とを備えている。
[2.棚装置の構成]
次に、図1から図6を参照して、上述した棚装置4の構成について説明する。
[2−1.棚板の構成]
まず、図1及び図2を参照して、上述した棚装置4の棚板12の構成について説明する。図2は、図1に示す棚装置4を上方から見た上面図である。
棚板12は、鉄、木材、樹脂等で形成されており、図1及び図2に示すように、平板状の棚板本体21と、棚板本体21の長手方向Xに沿う一方の端部が下方に傾斜した棚板傾斜部22と、他方の端部が概略垂直に立設した棚板折曲部23と、棚板本体21の下面に形成された係止溝部24とを有している。
なお、説明の便宜上、天板2と正対する使用者の左右方向、すなわち棚板12の長手方向(長さ方向)を「X」、使用者の前後方向、すなわち棚板12の短手方向(幅方向)を「Y」とする。
棚板傾斜部22及び棚板折曲部23は、棚板本体21と一体に形成されている。棚板傾斜部22は、棚板本体21の平坦な面から下方へ僅かな角度だけ傾斜した端縁部分である。棚板折曲部23は、棚板本体21に載置された本やファイル等の物品を前方から後方に載置した際に、後方へ落下することがないように概略垂直に立設している。
係止溝部24は、棚板12の下面側に棚板本体21の長手方向Xに沿って設けられており、溝底部241と、溝底部241の端部からそれぞれ下方に折り曲げられて溝底部241と一体的に形成され、棚板本体21の短手方向Yへ離間するように設けられた一対の断面コ字形状の係止片242a,242bとを有している。この係止片242a,242bは、互いに対向する位置に切れ目部分BKが形成されている。
[2−2.棚支持脚の構成]
次に、図3及び図4を参照して、上述した棚装置4の一対の棚支持脚14の構成について説明する。図3は、図1に示す棚装置4を使用者の左側から見た側面図である。図4は、図1に示す棚支持脚14の図であり、図4(a)は、図1に示す棚支持脚14の分解斜視図であり、図4(b)は、図1に示す棚支持脚14の側面図である。
図3及び図4に示すように、一対の棚支持脚14は、天板2と棚板12との間に位置する柱状形状の支持脚本体41の下部に設けられたクランプ装置42と、支持脚本体41の上部に一体に設けられて棚板12を支持する棚板支持部43とを有している。
クランプ装置42は、側面視略コ字形状をなすクランプ部421と、クランプ部421とにより天板2の端縁を嵌合する締付ネジ部422とを有している。
クランプ部421は、上片421a及び下片421bが連結片421cにより連結されている。下片421bには、締付ネジ部422が挿入されるクランプネジ孔421dが形成されている。
締付ネジ部422は、クランプネジ孔421dに螺合されるネジ部422aと、ネジ部422aの上端に一体的に設けられた回動摘み422bとを有している。
図4(a)及び図4(b)に示すように、棚板支持部43は、係止溝部24の内側に挿入されて棚板12を支持する固定片431及びスライド片432を有している。
固定片431は、支持脚本体41の上端に一体的に設けられた固定底面431aと、固定底面431aのX方向(図1参照)における両端縁から立設した一対の固定側面431bと、一対の固定側面431bにおける一端側(前方)に形成されて係止片242aが係止される固定側係止欠部431cと、スライド片432が固定される他端側(後方)に形成されて、後述するネジ434aが挿入される固定片ネジ孔431dを有している。この固定片ネジ孔431dに対応した位置にはナット434bが溶接されている。
スライド片432は、固定片431と同様の形状を有するが、当該固定片431の長手方向を向く長さ(スライド片432における図1のY方向の長さ)が固定片431よりも短く、固定片431の短手方向を向く長さ(スライド片432における図1のX方向の長さ)が固定片431よりも長い形状を有している。このスライド片432は、固定底面431aの下面と相対移動可能にスライドするスライド底面432aと、一対の固定側面431bの外側に位置する一対のスライド側面432bと、一対のスライド側面432bの他端側(後方)がスライド底面432aよりも突出した状態で形成され、係止片242bが係止されるスライド側係止欠部432cと、スライド底面432aのほぼ中央に形成されたスライド長孔432dとを有している。
クランプ装置42による天板2の挟着は、クランプ部421の上片421a及び下片421bの間から締付ネジ部422のネジ部422aをクランプネジ孔421dに挿入し、上片421aと回動摘み422bの上部との間に天板2の端縁を配設し、回動摘み422bを回転して上片421aと回動摘み422bの上面との間隔を調整することにより、上片421aと下片421bの間に天板2を挟み着ける。
そして、回動摘み422bを右回転させると、締付ネジ部422が上昇して回動摘み422bの上面と上片421aとの間で天板2を挟着する。なお、回動摘み422bを左回転させることにより、締付ネジ部422が下降して挟着が緩められる。
また、固定片431とスライド片432との固定は、スライド長孔432dから挿入して固定片ネジ孔431dを貫通したネジ434aをナット434bで締結することにより固定される。具体的には、固定底面431aの下面にスライド底面432aを重ねるとともに、一対の固定側面431bの外側に一対のスライド側面432bを位置させる。そして、スライド片432の下部からスライド長孔432dへネジ434aを挿入し、固定片ネジ孔431dに対応した位置に溶接されたナット434bにネジ434aを締結することにより固定片431とスライド片432を固定する。このようにして、一体化された固定片431及びスライド片432からなる棚板支持部43は、係止溝部24に挿入されて棚板12を支持する。
上述したように、スライド底面432aにはスライド長孔432dが形成されているため、スライド片432を固定片431に対して矢印A方向にスライドさせることにより、棚板支持部43のY方向(図1参照)における長さ寸法Bを変更することができる。すなわち、スライド長孔432dのY方向(図1参照)における長さ寸法Cの範囲内でネジ434a及びナット434bにより固定する位置を変更することができる。
このように、スライド片432をスライドさせて棚板支持部43のY方向(図1参照)における長さ寸法Bを変更することができるため、係止溝部24のY方向(図2参照)における幅、すなわち係止片242a,242bが棚板12の短手方向Yに離間した長さが異なる棚板でも天板2の上面に取り付けることができる。
[2−3.吊下棚の構成]
次に、図5を参照して、上述した棚装置4の吊下棚16の構成について説明する。図5は、図1に示す吊下棚16の図であり、図5(a)は、図1に示す吊下棚16の斜視図であり、図5(b)は、図1に示す吊下棚16を使用者の左側から見た側面図である。
吊下棚16は、鉄、木材、樹脂等で形成されており、図5(a)及び図5(b)に示すように、物品を載置する物品載置面61と、物品載置面61のX方向(図1参照)における両端部から立設した一対の側壁62a,62bと、一対の側壁62a,62b間に設けられて棚板12(図1参照)の下面に取り付けられた場合に使用者側と反対側に位置する後壁63とを有している。吊下棚16は、この一対の側壁62a,62b及び後壁63により、物品載置面61の上方に物品載置空間SPを形成している。
物品載置面61は、棚板12(図1参照)の下面に取り付けられると、棚板12の短手方向Y(図1参照)へ突出する端縁611と、端縁611に対向する縁部である基端612とを有している。端縁611は、物品載置面61に載置する物品を下方から上方に載置し易いように当該物品載置面61から下方へ僅かに傾斜しており、後壁63は基端612から上方へ立設している。
一対の側壁62a,62bは、上部の端縁611側に設けられた側壁係止部64a,64bと、物品載置面61の端縁611近傍から上方に向かって傾斜した傾斜部65a,65bと、側壁62a,62bの側壁係止部64a,64bとは背向した位置であって、基端612側に設けられた壁側切欠部66a,66bとを有している。
側壁係止部64a,64bは、端縁611側に突出して吊下棚16が棚板12の下面に取り付けられた場合に係止溝部24の係止片242aに係止される端縁側係止突起641a,641bと、端縁側係止突起641a,641bと傾斜部65a,65bとの間で係止片242aの先端面と当接する側壁当接部642a,642bとを有している。
傾斜部65a,65bは、物品載置面61の端縁611から上方に向かって傾斜している。したがって、吊下棚16は、棚板12の下面に取り付けられた状態において、物品載置面61に載置する物品を棚板12の長手方向X(図1参照)から載置し易くなるように形成されている。
壁側切欠部66a,66bは、側面視では後述する後壁63の後壁係止部67が壁側切欠部66a,66bの上部から露出するように側壁62a,62bの上部の基端612側を一部切欠いたような形状を有している。
後壁63と一対の側壁62a,62bとの間には隙間Sが形成されている。すなわち、後壁63は一対の側壁62a,62bとは連結されておらず、基端612に対して連結されている。このため、後壁係止部67と一体の後壁63は、基端612を支点として端縁611側に撓み変形することが可能である。
また、後壁63には、一対の側壁62a,62bの間に延びた壁孔631が形成されているため、後壁63の端縁611側への撓み変形を小さな力で実現することが可能である。
後壁係止部67は、基端612側に突出したL字形状を有し、吊下棚16が棚板12の下面に取り付けられた場合に係止溝部24の係止片242bと係止される基端側係止突起671と、係止溝部24の係止片242bの先端が当接される当接面672とを有している。後壁係止部67において、基端側係止突起671は、当接面672の上端から端縁611側と反対側(後方)に向かって延設されている。
この吊下棚16は、物品載置面61と棚板12の下面とが対向した状態で棚板12の下面に取り付けられた場合に、物品載置面61と棚板12の下面との間で物品載置空間SPが形成される(図1及び図3参照)。
また、吊下棚16は、棚板12の短手方向Yに向かって突出する端縁611が、棚板12の長手方向Xに沿う端縁(棚板傾斜部22)よりも突出した状態で棚板12の下面に取り付けられている(図1及び図3参照)。すなわち、吊下棚16は、端縁611が棚板傾斜部22よりも前方に突出した状態で棚板12の下面に取り付けられている。
なお、上述した係止溝部24と、側壁係止部64a,64bと、後壁係止部67とによって、棚板12の下面における吊下棚16の取付位置を棚板12の長手方向(図1のX方向)に沿って変更可能に係止する係止機構が構築される。
[3.係止状態]
次に、図5及び図6を参照して、上述した吊下棚16を棚板12に係止した係止状態について説明する。図6は、図1に示す吊下棚16を棚板12に係止した係止状態を説明するための側面図である。
上述したように、棚板12の下面に設けられた係止溝部24に、吊下棚16の側壁係止部64a,64b及び後壁係止部67を係止させることにより、吊下棚16が棚板12の下面に係止される。
係止溝部24は、溝底部241側において棚板12の短手方向(図1のY方向)に延びる溝幅Dが、一対の係止片242a,242bにおいて互いに棚板12の短手方向(図1のY方向)に対向する先端間の幅である溝幅Eより大きく、下方に開口した断面溝形状を有している。
また、端縁側係止突起641a及び端縁側係止突起641bと基端側係止突起671が互いに棚板12の短手方向(Y方向)で背向する先端間の幅、すなわち、端縁側係止突起641a及び端縁側係止突起641bの前方を向く先端と、基端側係止突起671の後方を向く先端との間の幅Fの大きさは、溝幅Dよりも狭く、溝幅Eよりも広く形成されている。このため、側壁係止部64a,64b及び後壁係止部67が、係止溝部24の内部に挿入されて一対の係止片242a,242bに係止される。
また、係止溝部24の係止片242aの先端が側壁係止部64a,64bの側壁当接部642a,642bに当接し、係止片242bの先端が後壁係止部67の当接面672に当接することにより、側壁係止部64a,64b及び後壁係止部67が係止溝部24の開口縁に係止され、吊下棚16が棚板12の下面に吊下げられる。
[4.係止方法]
次に、図7を参照して、上述した吊下棚16を棚板12に係止する係止方法について説明する。図7は、図1に示す吊下棚16を棚板12に係止する係止方法を説明するための側面図である。
まず、図7に示すように、係止溝部24の係止片242bにおける棚板12の長手方向(X方向)の任意の位置の係止片242bを後壁係止部67の当接面672に当接させる。そして、係止片242bを当接面672に当接させた状態で矢印G方向と反対方向に向かって力を加えることにより、後壁63を矢印G方向へ撓み変形させる。具体的には、上述したように、後壁63は基端612を支点として端縁611側に撓み変形することが可能であるため、当接面672を係止片242bの先端に押し当て、矢印G方向とは反対方向へ押し付けることにより後壁63を矢印G方向に撓み変形させる。
後壁63を撓み変形させると、端縁側係止突起641a及び端縁側係止突起641bの前方を向く先端と、基端側係止突起671の後方を向く先端との間の幅Fの大きさが溝幅Eの大きさよりも狭くなり(図6参照)、端縁側係止突起641a,641bが係止片242aを下方から上方へ乗り越えて係止溝部24の内部に挿入される。
そして、後壁63の撓み変形を復帰させると、端縁側係止突起641a,641b及び基端側係止突起671が一対の係止片242a,242bに係止することになり、吊下棚16が棚板12の下面に係止される。
また、棚板12の下面に係止された吊下棚16に、矢印G方向と反対方向に向かって力を加えることにより、吊下棚16を係止溝部24から取り外す。すなわち、棚板12の下面に係止された吊下棚16に対して矢印G方向と反対方向に向かって力を加えることにより、後壁63を矢印G方向に撓み変形させ、幅Fの大きさを溝幅Eの大きさよりも狭くする。そして、端縁側係止突起641a,641bが係止片242bを上方から下方へ乗り越える様にして係止溝部24から外すことにより、吊下棚16は棚板12の下面から取り外される。
さらに、棚板12の下面に係止された吊下棚16に、矢印G方向と反対方向に向かって力を加えることにより、後壁63を矢印G方向に撓み変形させ、端縁側係止突起641a,641bと係止片242bとの係止を解除させる。そして、係止を解除させた状態で、吊下棚16を棚板本体21の長手方向X(図2参照)に沿って移動させ、任意の位置で後壁63の撓み変形を復帰させることにより、吊下棚16の棚板本体21の長手方向X方向に対する取付位置を変更することができる。
[5.作用効果]
以上のような棚装置4は、天板2と、天板2を下面から支持する天板支持脚3とを有する天板付き什器1の上面に設けられた棚装置4であって、天板2の上面に天板2と上下方向に離間して設けられる平板状の棚板12と、物品を載置する物品載置面61と棚板12の下面とが対向した状態で棚板12の下面に取り付けられ、物品載置面61と棚板12の下面との間で物品載置空間SPを形成する吊下棚16と、棚板12の下面における吊下棚16の取付位置を変更可能に係止する係止機構(係止溝部24、側壁係止部64a,64b、後壁係止部67)とを備える。
上述した棚装置4によれば、吊下棚16が物品載置面61と棚板12の下面とが対向した状態で棚板12の下面に取り付けられ、物品載置面61と棚板12の下面との間で物品載置空間SPを形成するため、天板2の作業面積が狭くなることなく物品載置空間SPを形成することができる。
また、物品載置空間SPを増加させるためには、棚板12の下面に取り付ける吊下棚16の数を増加することにより容易に物品載置空間SPを増加させることができる。
さらに、吊下棚16は、棚板12の下面における長手方向Xに取付位置を変更することができるため、従来の棚のように、側板に取り付けられた棚板を取り外して他の取り付け位置に棚板を取り付け直して物品載置空間の位置を変更する場合と比較して、容易に物品載置空間SPの取付位置を変更することができる。このため、作業面の有効利用を図りつつ、使い勝手を向上することができる。
また、棚装置4の吊下棚16は、棚板12の短手方向Y(前方)に向かって突出する端縁611が、棚板12の長手方向Xに沿う端縁(棚板傾斜部22)よりも突出した状態で棚板12の下面に取り付けられている。このため、物品載置面61に物品を載置し易い。さらに、物品載置面61の端縁611は内方に向かうにしたがって下方から上方へ傾斜しているため、物品載置面61に載置する物品を下方から載置し易い。
さらに、棚装置4の係止機構は、棚板12の下面に設けられて棚板本体21の長手方向に沿って延びる係止溝部24と、吊下棚16の物品載置面61から立設して物品載置空間SPを形成する壁部(側壁62a,62b及び後壁63)に設けられて係止溝部24と係止する係止部(側壁係止部64a,64b、後壁係止部67)とを有し、係止部(側壁係止部64a,64b、後壁係止部67)は、係止溝部24の内側に挿入されて吊下棚16の取付位置を長手方向Xへ変更可能に係止する。このため、係止溝部24に側壁係止部64a,64b及び後壁係止部67を係止させることにより、容易に吊下棚16の取付位置を長手方向Xへ変更することができる。
また、棚装置4の係止溝部24は、棚板12の短手方向Yに離間して設けられた一対の断面コ字形状の係止片242a,242bを有し、係止部(側壁係止部64a,64b、後壁係止部67)は、棚板12の短手方向Yの端縁611側に設けられて一方の係止片242aと係止する端縁側係止突起641a,641bと、棚板12の短手方向Yの基端612側に設けられて他方の係止片242bと係止する基端側係止突起671とを有する。基端側係止突起671が設けられた後壁63は、基端612を支点として端縁611側に撓み変形することが可能であるため、後壁係止部67の当接面672を係止片242bの先端に押し当て、矢印G方向(図7参照)とは反対方向へ押し付けることにより後壁63を矢印G方向に撓み変形させて、容易に端縁側係止突起641a,641bを係止溝部24の内部に挿入することができる。また、後壁63を矢印G方向に撓み変形させて吊下棚16を棚板本体21の長手方向Xに沿って移動させ、任意の位置で後壁63の撓み変形を復帰させることにより、容易に吊下棚16の取付位置を変更することができる。
さらに、棚装置4は、棚板12を天板2と離間して支持する棚支持脚14を備え、棚支持脚14の上部には、棚板12を支持する棚板支持部43が設けられており、棚支持脚14は、係止溝部24の内側に挿入されて棚板12を支持する。このため、棚支持脚14の位置を棚板本体21の長手方向Xにおける任意の位置に変更することができる。
また、棚支持脚14の棚板支持部43が係止溝部24の内側に挿入されて棚板12を支持するため、係止溝部24の他に棚板12を支持するための溝を形成する必要がない。
さらに、棚支持脚14は、係止溝部24の内側に挿入されて棚板12を支持するため、係止溝部24の形状が同じで長さの異なる棚板を支持することが可能になる。このため、例えば長手方向に延びる天板を複数人で使用する場合、使用する人数に応じて支持する棚板を異ならせることができる。
なお、上述した棚装置4を備える天板付き什器1も上述した作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
[6.他の実施の形態]
なお、上述した実施の形態においては、棚装置4は、天板付き什器1は、天板2と、天板2を下面から支持する一対の天板支持脚3とを備える机である場合について説明したが、これに限定されない。例えば、天板付き什器1は、机以外の棚、鏡台、収納庫等、天板を備える什器であれば適宜変更が可能である。
また、上述した実施の形態においては、係止機構は、棚板12の下面における吊下棚16の取付位置を棚板本体21の長手方向Xに変更可能に係止する場合について説明したが、棚板本体21の短手方向Yに変更可能に係止してもよい。すなわち、係止機構は、吊下棚16が短手方向Yに取り付け位置を変更可能に係止する機構であってもよい。
さらに、上述した実施の形態においては、係止機構の形状は、棚板12の下面における吊下棚16の取付位置を変更可能に係止する形状であれば、他の形状であってもよい。
例えば、係止溝部24は、溝底部241と、溝底部241の端部からそれぞれ下方に折り曲げられた係止片242a,242bとを有している場合について説明したが、溝底部241が設けられておらず、棚板本体21の短手方向Yに離間して設けられた係止片242a,242bのみが設けられていてもよい。
また、吊下棚16の物品載置面61は、概略正方形の形状である場合を図示して説明したが、例えば長手方向Xに長い長方形の形状の物品載置面を有する吊下棚であってもよい。
さらに、後壁63は、基端612に連結されている場合について説明したが、後壁63と基端612とは他の部材を介して連結されていてもよい。すなわち、後壁63は、基端612を支点として端縁611側に変形可能であれば、後壁63と基端612との連結形状は適宜変更が可能である。
また、一対の側壁62a,62bは、傾斜部65a,65bを有している場合について説明したが、傾斜角度は適宜変更が可能であり、傾斜部を有しておらず一対の側壁62a,62bの上部から端縁611へ概略垂直に形成されていてもよい。
なお、上述した棚板12及び吊下棚16は、鉄、木材、樹脂等で形成されている場合について説明したが、棚板12と吊下棚16とは異なる材料で形成されていることが好ましい。特に、鉄又は木材で形成されている場合、異なる材料で形成することにより、側壁係止部64a,64b及び後壁係止部67を係止溝部24に係止する場合、後壁63を矢印G方向(図7参照)に撓み変形させて吊下棚16を棚板本体21の長手方向Xに移動させた場合等、鉄同士又は樹脂同士が擦れた際に発生する音を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に係る棚装置4及び天板付き什器1に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果の少なくとも一部を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせてもよい。例えば、上記実施の形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的使用態様によって適宜変更され得る。
1 天板付き什器
2 天板
3 天板支持脚
4 棚装置
5 配線収容部
6 下部支持体
7 上部支持体
8 アジャスタ
12 棚板
14 棚支持脚
16 吊下棚
21 棚板本体
22 棚板傾斜部
23 棚板折曲部
24 係止溝部
41 支持脚本体
42 クランプ装置
43 棚板支持部
61 物品載置面
62a,62b 側壁
63 後壁
64a,64b 側壁係止部
65a,65b 傾斜部
66a,66b 壁側切欠部
67 後壁係止部
241 溝底部
242a,242b 係止片
421 クランプ部
421a 上片
421b 下片
421c 連結片
421d クランプネジ孔
422 締付ネジ部
422a ネジ部
431 固定片
431a 固定底面
431b 固定側面
431c 固定側係止欠部
431d 固定片ネジ孔
432 スライド片
432a スライド底面
432b スライド側面
432c スライド側係止欠部
432d スライド長孔
434a ネジ
434b ナット
611 端縁
612 基端
631 壁孔
641a,641b 端縁側係止突起
642a,642b 側壁当接部
671 基端側係止突起
672 当接面

Claims (6)

  1. 天板と、該天板を下面から支持する天板支持脚とを有する天板付き什器の上面に設けられた棚装置であって、
    前記天板の上面に当該天板と上下方向に離間して設けられる平板状の棚板と、
    物品を載置する物品載置面と前記棚板の下面とが対向した状態で当該棚板の下面に取り付けられ、当該物品載置面と当該棚板の下面との間で物品載置空間を形成する吊下棚と、
    前記棚板の下面における前記吊下棚の取付位置を変更可能に係止する係止機構と
    を備えることを特徴とする棚装置。
  2. 前記吊下棚は、前記棚板の短手方向に向かって突出する端縁が、前記棚板の長手方向に沿う端縁よりも突出した状態で当該棚板の下面に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の棚装置。
  3. 前記係止機構は、
    前記棚板の下面に設けられて前記棚板の長手方向に沿って延びる係止溝部と、
    前記吊下棚の前記物品載置面から立設して前記物品載置空間を形成する壁部に設けられて前記係止溝部と係止する係止部とを有し、
    前記係止部は、前記係止溝部の内側に挿入されて前記吊下棚の取付位置を前記長手方向へ変更可能に係止する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の棚装置。
  4. 前記係止溝部は、前記棚板の短手方向に離間して設けられた一対の断面コ字形状の係止片を有し、
    前記係止部は、前記棚板の短手方向の端縁側に設けられて一方の前記係止片と係止する端縁側係止突起と、前記棚板の短手方向の基端側に設けられて他方の前記係止片と係止する基端側係止突起とを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の棚装置。
  5. 前記棚板を前記天板と離間して支持する棚支持脚を備え、
    前記棚支持脚の上部には、前記棚板を支持する棚板支持部が設けられており、
    前記棚板支持部は、前記係止溝部の内側に挿入されて前記棚板を支持する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の棚装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の棚装置を備えていることを特徴とする天板付き什器。
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