JP2017029378A - 机上用棚装置及び家具用補助棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】学習机に配置される棚装置おいて、児童が学校から持ち帰ったプリント類を整理して収納できるように改良する。
【解決手段】棚装置4を構成する主棚板7の下面に、左右の吊支板20で薄型棚板21を支持してなる補助棚19が配置されている。補助棚19は、例えばA4サイズのプリント類を横にして載置できる大きさ(奥行き・間口)である。プリント類やファイルは、専用の補助棚19に、簡単に取り出しできる状態で整理して収納できる。このため、プリント類の収納場所を忘れてしまったり、テキスト等に紛れ込んで探し出すのに手間がかかったりするような問題を防止できる。
【選択図】図2

Description

本願発明は、いわゆる学習机に好適な机上用棚装置とこれに使用するのに好適な補助棚とに関するものである。
主に児童が使用する机として、机上の後部に棚装置を配置した学習机が広く使用されている。この棚装置には、必須の要素として、テキスト類を立てて載置できる主棚板を有しており、主棚板は左右の外側板で支持されている。なお、主棚板は1段の場合と複数段の場合とがある。
また、児童が机上で使用する器具類は様々であり、そこで、特許文献1では、棚装置に上向き開口のトレーを前後スライド自在に配置し、トレーにより、電子学習器のような物品を載置できるようにしている。また、トレーは引出しの役割も果たしており、小物類も収納できる。
特許第3167237号公報
特許文献1は棚装置の使用価値の向上を目的としているが、本願発明者たちが児童の行動を観察したところ、児童の隠れた要望があることが判明した。すなわち、児童は、連絡事項や各種計画表などの様々なプリント類を持ち学校から帰ることが多いが、これらは1枚又は数枚の紙に過ぎず腰が弱いため、主棚板に立てておくと、曲がってしまったり、テキスト等の間に紛れ込んでしまったりすることが多く、さりとて積み重ねて机上や主棚板に置くと、各種のものが混在して紛失の原因になったり、探すのに手間が掛かったりしやすいのであり、管理が面倒であった。
本願発明はこのような知見を基に成されたものであり、プリント類やファイル類を整理して収容できる改良された棚装置を提供せんとするものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、机上に配置される棚装置に関するものであり、この棚装置は、
「テキスト類を立てて載置できる強度の水平姿勢の主棚板を有しており、前記主棚板の下方にプリント類又はファイル類を寝かせた状態で滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板を有する補助棚が設けられており、
前記薄型棚板は、左右の支持体に前後スライド可能に保持されていて、一定のストロークだけ前後スライド可能であり、前記薄型棚板は、押し込みきった状態では全体が前記主棚板の前端よりも奥に収納されて、引き出しきった状態では前端が前記主棚板の手前に露出する」、
という構成になっている。
請求項2の発明も棚装置に関するものであり、この棚装置は、
テキスト類を立てて載置できる強度の水平姿勢の主棚板を有しており、前記主棚板の下方又は上方若しくは上下両方に、プリント類又はファイル類を寝かせた状態で滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板を有する補助棚が設けられている、という構成になっている。
請求項3の発明は、請求項2において、前記薄型棚板は、左右の支持体に前後スライド可能に保持されている。この請求項では、薄型棚板が複数枚ある場合は、前部をスライド式に構成する場合と、一部だけをスライド式に構成する場合との両方を含んでいる。
請求項1又は3の発明の好適な態様として、請求項4では、前記前後スライド可能な薄型棚板の左右前端部には、押し込みきった状態でも前記支持体の手前に位置した横向き張り出し部が形成されている。
請求項5の発明は、請求項1,3,4のうちのいずれかにおいて、前記薄型棚板は一定のストロークだけ前後スライド可能であり、前記薄型棚板は、押し込みきった状態では全体が前記主棚板の前端よりも奥に収納されて、引き出しきった状態では前端が前記主棚板の手前に露出している。
本願発明は、机上用棚装置のような家具に使用する補助棚も含んでいる。すなわちこの補助棚は、請求項6に記載したように、収納家具の内部に配置するか、又は、家具の天板に載置して使用する薄物収納用補助棚であって、プリント類又はファイル類のような薄物を寝かせた状態で前後に滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板と、前記薄型棚板を左右両側から支持する支持体とを有しており、前記薄型棚板は、一定のストロークだけ前後スライド可能となるように前記左右支持体に保持されている。
この請求項6において、補助棚が机上用棚装置用のものであって、机上用棚装置における主棚板の下方に配置される場合は、前記薄型棚板は、押し込みきった状態では全体が前記主棚板の前端よりも奥に収納されて、引き出しきった状態では前端が前記主棚板の手前に露出するように配置するのが好ましい。
本願各発明では、プリント類やファイル類のような薄物は、補助棚に、安定した姿勢でしかもいつでも取り出しできる状態に収納できる。このため、置き場所を忘れて紛失してしまったり、ノートや他の紙葉類等に紛れ込んで探すのに手間取ったりするような不具合を防止できる。すなわち、プリント類やファイル類のような薄物の専用の補助棚を設けたことにより、これら薄物を、置き場所が明確な状態で整理して収納できるのである。
なお、プリント類やファイルは複数枚を重ねて収納できるが、この場合も、補助棚がプリント類やファイルの専用の収納部になっていて、全体を取り出して各プリント類やファイルを確認することによって、目的とするものを簡単に取り出しできる。従って、薄型棚板は1段のみでもよいが、複数段の薄型棚板を設けるのが使い勝手の面で好ましいと云える。
補助棚は、プリント類やファイルのような薄物を寝かせて載置するに過ぎないので、薄型棚板は主棚板のような厚さは不要で、例えば数mmの厚さで足りる。また、薄型棚板の上の収納空間の高さも数cm又は十数cmあれば足りる。従って、棚装置の内部を有効利用することができる。
薄型棚板は固定式でもよいが、請求項1,3のように薄型棚板をスライド式に構成すると、プリント類やファイルの前後長さが大きい場合でも、薄型棚板を引出すことにより、前垂れしない安定した状態に載置できる利点もある。この場合、請求項1のように、薄型棚板が一定のストロークだけ前後ストロークする構成であると、薄型棚板の抜け落ちがないため使い勝手がよい。
薄型棚板をスライド式に構成した場合、薄型棚板の前端部を指で摘んで引き出すことになるが、プリント類やファイルが薄型棚板の手前にオーバーハングしていると、薄型棚板の前端部を摘みにくくなったり視認しにくくなったりすることが有り得る。この点、請求項4の構成を採用すると、薄型棚板の横向き張り出し部は支持体の手前に位置していて常に露出しているため、この横向き張り出し部を摘むことで、薄型棚板を簡単に引き出すことができる。従って、使い勝手がよい。
請求項5の構成を採用すると、プリント類やファイルを補助棚に収納していない状態や、プリント類やファイルを収納していてもその奥行きが小さい場合は、薄型棚板は押し込んておくことにより、主棚板の手前にはみ出ずに棚装置全体をスッキリとさせることができる。他方、プリント類やファイル類の奥行きが主棚板の奥行き寸法よりもかなり大きい場合は、薄型棚板を引出すことで、プリント類やファイル類を安定した状態に収納できる。
つまり、プリント類やファイルの大きさに応じて、見栄えを優先ささせたり収納性や使い勝手を優先させたりすることができる。従って、融通性に優れている。
本願発明の補助棚は、机上用棚装置に予め組み込んでもよいし、補助棚をオプション品として、ユーザーの要望に応じて取り付けることも可能である。或いは、既存の机上用棚装置に取り付けることも可能である。請求項6の発明はオプションや後付けに対応したものであり、これにより、ユーザーの要望にきめ細かく対応できる。
第1実施形態に係る学習机の部分分離斜視図である。 棚装置の正面図である。 図2のIII-III 視断面図である。 (A)は図2の IVA-IVA視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 図4(A)の一部破断 V-V視断面図である。 第2実施形態の正面図である。 第3実施形態の正面図である。 第4実施形態の側面図である。
(1).概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、机と棚装置との概要を図1〜3に基づいて説明する。本願では方向を特定するために左右や前後の文言を使用しているが、これらの文言は、机を普通の姿勢で使用する人の向きを基準にしている。前後方向は奥行き方向と同じで、左右方向は間口方向と同じである。
本実施形態は、学習机1の木製棚装置に適用している。学習机1は、平面視四角形(左右横長の長方形)の天板2と、これを支持する左右の脚3とを有しており、天板2の右側部の下方には、上下複数段の引出しを有する袖キャビネット部(図示せず)を設けている。なお、学習机とは別体の袖キャビネットを設けてもよく、この場合は、袖キャビネットは、天板2の下方の空間の左右いずれの部位にも配置できる。
天板2の後部には棚装置4が配置されている。棚装置4は、その左右側端を構成する左右の外側板5,6と、左右外側板5,6の間に水平姿勢に配置された棚板7と、左右外側板5,6の後端部の間に配置された背板8とを有している。外側板5,6は縦長長方形で机上面に直立しており、図示ないクランプ金具によって天板2に固定されている。棚板7は、右側寄りの部位において鉛直姿勢の中仕切板9で左右に分断されている。縦板7は複数段あってもよい。
そして、中仕切板9と右側の外側板6との間でかつ棚板7の下方に、上下2段の引出し10を配置している。引出し10は、中仕切板9及び右外側板6に設けたレール部に前後動自在に支持されている。従って、中仕切板9の下端は机上面まで届いておらず、中仕切板9と机上面との間に大きな間隔が空いている。図3に示すように、棚板7の前端部は木製の化粧縁材7aで構成されている。
背板7は、その下端面を天板2に当接させた状態で直立しており、左右外側板5,6の内側面にダボ等で固定されている。図3に明示するように、背板8の後面は、外側板5,6の後端面よりも少し手前にずれている。従って、例えば外側板5を建物の壁に当てると、壁と背板8との間に若干の前後間隔の空間が空く。図2のとおり、背板8の左右下コーナー部には、ケーブル類を挿通するための配線用切り欠き11を形成している。
例えば図1に示すように、左右の外側板5,6は、その上部後端が丸棒状の補強バー12で連結されている。補強バー12は、中仕切板9の上部後端に貫通している。中仕切板9は背板8と前後に噛み合っており、両者はダボ等で固定されている。
棚板7のうち左外側板5と中仕切板9との間の部分には、複数枚の可動仕切板13が左右移動自在に配置されている。可動仕切板13の後端部でかつ下端部には、図3に側面形状のみを示す安定化部材14が固定されており、安定化部材14に設けたL形の左右張り出し部14aで棚板7を後方及び下方から抱持している。従って、棚板7のうち左外側板5と中仕切板9との間の部位は、背板8との間に若干の隙間が空いている。
左外側板5の内側面のうち手前側でかつ下端寄り部位に、電源用コンセント15を取り付けている。また、左外側板5の前端部には、筒部を有するブラケット16を介して灯具17が取付けられている。
(2).補助棚
天板2のうち左外側板5に近い側の下面には、プリント類やファイル類のような薄物18を収納するための補助棚19が設けられている。この点を、図4,5も参照して説明する。なお、薄物18にはノートや手帳なども含まれる。また、本願発明は、補助棚19に各種の小物(例えば、物差しや定規)を収納することを排除するものではない。
補助棚19は、相対向して起立姿勢に配置された左右一対の吊支板20と、左右の吊支板20によって水平姿勢に支持された2段の薄型棚板(プレート)21とを有しており、薄型棚板21は、吊支板20に形成した支持溝22に前後スライド可能に嵌まっている。吊支板20は、請求項に記載した支持体の一例である。実施形態の薄型棚板21及び吊支板20は木製であるが、いずれか一方又は両方を樹脂製や金属板製とすることも可能である。
図2,4に示すように、吊支板20の前後巾は主棚板7の前後巾よりも小さくなっており、吊支板20の前端は主棚板7の前端より奥に位置して、吊支板20の後端は背板8の手前(主棚板7の後端の手前)に位置している。薄型棚板21には大きな荷重はかからないので、吊支板20の前後巾を図示のように小さくしても、特段の支障はない。もとより、吊支板20の前後巾は任意に設定できるのであり、その後端を背板8に到達させてもよい。
薄型棚板21は一定のストロークだけ前後動させ得るが、押し込みきった状態で、前端が主棚板7の前端よりも少し(数mm)奥に位置するように設定している。このため、全体としてスッキリさせることができると共に、例えば、主棚板7に載置された物品を取り出すに際して物や手が薄型棚板21の前端部に当たることを防止できる。
そして、主棚板7の前端部の左右両側には、吊支板20の手前に位置した横向き張り出し部23を形成している。吊支板20の前端を主棚板7の前端より奥に位置させていることにより、薄型棚板21の前端を主棚板7の前端より奥に位置させつつ、横向き張り出し部23を設けることが可能になっている。薄物18が薄型棚板21の手前にはみ出ていても横向き張り出し部23は常に露出しているため、横向き張り出し部23を指で摘むことにより、薄型棚板21を容易にスライドさせることができる。
図5のとおり、吊支板20は、これに下方から貫通かした前後2本のビス24によって主棚板7の下面に固定されている。主棚板7には、ビス24が螺合する鬼目ナット25を嵌着している。また、吊支板20と主棚板7は、前後のビス24の間に位置したダボ26によって正確に位置決めされている。ダボ26を前後一対設けて、前後間の部位に1本のビス24を配置することも可能である。
薄型棚板21は一定のストロークだけ前後スライドし得るが、前後ストローク規制手段としては、図4(A)に示すように、薄型棚板21の左右両側端に前後2つの凹溝27を切り欠き形成して、ビス24を凹溝27,28に位置させている。実施形態では、薄型棚板21の押し込み位置は、例えば、当該薄型棚板21が背板8に当接することで規制されて、薄型棚板21の引出し位置は、手前のビス24が手前の凹溝27の後端に当てることによって規制される。押し込み位置をビス24で規制してもよいし、横向き張り出し部23を吊支板20の前端に当てることよによって押し込み位置を規制してもよい。
このように、ストローク規制手段としてビス24を使用すると、ビス24が締結とストッパーとに兼用されるため、それだけ構造を簡素化してコストダウンに貢献できる。また、ビス24は断面円形であるため、薄型棚板21をスムースにガイドする機能も発揮している。この点も本実施形態の利点の一つである。なお、ビス24と異なるストッパー手段を設けてもよい。
念のため部材の実寸例を述べると、薄型棚板21の厚さは5mm程度、薄型棚板21の奥行き寸法L1は190〜200mm程度、左右吊支板20の間隔L3は350mm程度に設定している。薄型棚板21のスライドストロークは、50mm程度に設定している。薄型棚板21の上の収納空間の高さは30mm程度に設定しているが、寸法は任意に設定できる。上下複数の収納空間の高さを変えたり、薄型棚板21の高さや段数を変更可能とすることも可能である。
上記の寸法関係において、薄型棚板21を押し込みきった状態で、短辺の寸法L2が210mmで長辺の寸法が297mmであるA4サイズのプリント18を横にして載置すると、プリントの前端が薄型棚板21の手前に僅かに露出するため、プリント類の取り出しを簡単に行える。
棚板7の奥行き寸法は薄型棚板21の奥行き寸法よりも少し大きい寸法に設定しているため、A4サイズのプリント18を、薄型棚板21の手前に殆ど又は全くはみ出な状態で、しかも、薄型棚板21の手前に僅かにはみ出る状態にして収納できる。このため、取り出しが容易でしかも美観に優れた状態に収納できる。B5サイズは182×257mmの大きさであるが、横長の姿勢にして載置する場合は、薄型棚板21の手前に少し露出する状態で載置して薄型棚板21を押し込みきることにより、この場合も、取り出しが容易でしかも美観に優れた状態に収納できる。
薄型棚板21を手前に引出しきると、薄型棚板21の前端から背板8までの長さは240〜250mm程度になる。このため、B5サイズのプリント類を縦にした状態でも、安定的に載置できる。
薄型棚板21の横幅はA4サイズの長辺寸法よりも大きいため、A4サイズのプリント類は、その左右両側に余裕をもった状態で載置できる(プリント類の左右両側に薄型棚板21を露出させた状態載置できる。)。このため、多数枚のプリント類を不揃いの状態で重ねて載置したり、綺麗に揃えたプリント類の複数群を左右にずらして配置したりすることも可能であり、使い勝手がよい。
薄型棚板21を押し込みきった状態で、プリント類が薄型棚板21の手前にはみ出てしかもプリント類の端が吊支板20の内側面に当接していても、横向き張り出し部23はプリント類の外側に露出しているため、薄型棚板21の引出しを素早く行える。つまり、横向き張り出し部23が露出していることにより、どこを摘んで引いたらよいかが一目瞭然であるため、薄型棚板21を素早く引出すことができて、使い勝手がよい。従って、横向き張り出し部23は単なる摘み部としての機能のみでなく、薄型棚板21の視認性を高める機能も備えている。
さて、床に立ってユーザーは棚装置4を斜め上から見下ろすことになるが、例えば図3に示すように、吊支板20の前端は主棚板7の前端よりも数センチ後ろに位置しているため、吊支板20は主棚板7の影に隠れて視認しにくい状態になっており、これに加えて、薄型棚板21には吊支板20の手前に位置した横向き張り出し部23が形成されているため、吊支板20は薄型棚板21によっても見えにくい状態になっている。
そして、これら吊支板20が主棚板7と薄型棚板21とで隠れることにより、薄型棚板21だけが目について吊支板20が見えにくい状態になっているため、恰も、薄型棚板21だけが宙に浮いて存在するかのような外観を呈しており、今までにない斬新なデザイン効果を発揮している。この点も本実施形態の特徴の一つである。
(3).他の実施形態
次に、図6以下に示す他の実施形態を説明する。図6に示す第2実施形態では、中仕切板9と右外側板9との間の空間のうち、主棚板7の上の部分を補助棚19に構成している。すなわち、中仕切板8と右外側板6とに、2段の薄型棚板21を装着しており、かつ、薄型棚板21の上端は、薄型棚板21と同じ程度の厚さの上棚板30で構成している。従って、本実施形態では、中仕切板9と右外側板6とが支持体に兼用されている。
本実施形態において、上棚板30を厚板としたのは、上棚板30の上方が開放されていることから、上棚板30に重量物を載せることが想定されるからである。また、この実施形態では、主棚板7も薄物18の収納に供されるが、これは主棚板7を補助棚19に共用したことに起因したものであり、このような構成も本願発明に含まれる。薄型棚板21は固定式であってもよいし、前後スライド式であってもよい。一点鎖線で示すように、主棚板7の下方に、A3サイズの紙を横長にして配置できる補助棚19(間口が420mmより大きい補助棚19)を設けることも可能である。
図7に示す第3実施形態では、中仕切板8と右外側板6との間の空間のうち、主棚板7の下方の部位を補助棚19と成して、3段の薄型棚板21を配置している。従って、第1実施形態や第2実施形態の引出し10は備えておらず、中仕切板9と右外側板6はが支持体を兼用している。1段のみの引出しを設けて、引出しの上又は下に薄型棚板21を配置することも可能である。
引出しは机1にも設けているため、棚装置4には必ずしも引出し10は必要ないと思うユーザーも想定される。そのようなユーザーにとっては、本実施形態のように、引出し10に代えて補助棚19を設けることにより、棚装置4の内部を広く使用できると共に、薄型棚板21の段数も多くできて好適であると云える。
図8に示す第4実施形態では、薄型棚板21の支持手段の別例を示している。この実施形態では、薄型棚板21の上に筒状のスペーサ31を配置して、薄型棚板21及びスペーサ31に下方から貫通させたビス32を主棚板7にねじ込んでいる。従って、スペーサ31とビス32とが支持体を構成している。この実施形態では、スペーサ31の数とビス32の長さとを変えることにより、任意の段数に対応できる利点がある。
スペーサ31は、前後長手の板状に構成することも可能である。この場合は、スペーサ31は第1実施形態の吊支板20と同じ形態になるため、プリント類が薄型棚板21の横にはみ出ることを防止して、整理機能に優れたものとすることができる。
(4).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、左右の支持板と薄型棚板とを樹脂の成形品として一体化し、左右支持板の上端に設けた水平フランジを主棚板の下面にビスで固定するといったことも可能である。この場合は、補助棚がユニット化されているため、取付け・取り外しが簡単であり、オプションや後付けも簡単に対応できる。
薄型棚板21を薄金属板や薄樹脂製とする場合、下面に補強リブを形成することも可能である。薄金属板製の場合、リブを下向きに膨出形成してもよい。また、本願発明において、薄型棚板の上面がフラット状とは、プリント類を滑らして出し入れできる程度の平坦度という意味であり、高さの低いリブを突起が多数存在していても構わない。
棚装置に主棚板を複数段設けている場合、上下に隣り合った主棚板の間に補助棚を設けることも可能である。また、主棚板7の上下両側に補助棚を設けることも可能である。薄型棚板のスライドストローク規制手段として、例えば、薄型棚板の後端にストッパーを設けて、このストッパーを吊支板20の後面に当てるなど、様々の構造を採用できる。
本願発明では、補助棚は、書棚やラックなどの収納家具の収納部に配置することもできるし、机の天板に載置したり、書棚やキャビネットの上面に載置したりすることもできる。収納家具の内部に配置する場合、当該収納家具の内部を仕切る主棚板や天板に吊支してもよいし、主棚板や底板の上面に固定又は単に載置してもよい。単に載置する場合は、一種の汎用品になる。主棚板等に固定する場合は、セット品として収納家具に予め取り付けておいてもよいて、オプション品として、ユーザーの要望に応じて取り付けてもよい。机上用棚装置の内部に配置しつつ、左右の足部を設けて机の天板に載せる構成も採用可能である。
本願発明は、実際の机上用棚装置に適用できる。従って、産業上利用できる。
1 学習机
2 天板
4 棚装置
5,6 外側板
7 主棚板
8 背板
9 中仕切板
18 薄物(プリント類、ファイル類)
19 補助棚
20 支持体の一例としての吊支板
21 薄型棚板
22 溝
23 横向き張り出し部
24 ビス
27,28 スライドストローク規制手段を構成する凹溝

Claims (6)

  1. 机上に配置される棚装置であって、
    テキスト類を立てて載置できる強度の水平姿勢の主棚板を有しており、前記主棚板の下方にプリント類又はファイル類を寝かせた状態で滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板を有する補助棚が設けられており、
    前記薄型棚板は、左右の支持体に前後スライド可能に保持されていて、一定のストロークだけ前後スライド可能であり、前記薄型棚板は、押し込みきった状態では全体が前記主棚板の前端よりも奥に収納されて、引き出しきった状態では前端が前記主棚板の手前に露出する、
    机上用棚装置。
  2. 机上に配置する棚装置であって、
    テキスト類を立てて載置できる強度の水平姿勢の主棚板を有しており、前記主棚板の下方又は上方若しくは上下両方に、プリント類又はファイル類を寝かせた状態で滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板を有する補助棚が設けられている、
    机上用棚装置。
  3. 前記薄型棚板は、左右の支持体に前後スライド可能に保持されている、
    請求項2に記載した机上用棚装置。
  4. 前記前後スライド可能な薄型棚板の左右前端部には、押し込みきった状態でも前記支持体の手前に位置した横向き張り出し部が形成されている、
    請求項1又は3に記載した机上用棚装置。
  5. 前記薄型棚板は一定のストロークだけ前後スライド可能であり、前記薄型棚板は、押し込みきった状態では全体が前記主棚板の前端よりも奥に収納されて、引き出しきった状態では前端が前記主棚板の手前に露出する、
    請求項1、3、4のうちのいずれかに記載した机上用棚装置。
  6. 収納家具の内部に配置するか、又は、家具の天板に載置して使用する薄物収納用補助棚であって、
    プリント類又はファイル類のような薄物を寝かせた状態で前後に滑り移動させることが可能なフラット状の薄型棚板と、前記薄型棚板を左右両側から支持する支持体とを有しており、
    前記薄型棚板は、一定のストロークだけ前後スライド可能となるように前記左右支持体に保持されている、
    家具用補助棚。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019076311A (ja) * 2017-10-23 2019-05-23 株式会社オカムラ 棚装置及び天板付き什器

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