JP4460336B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に光ビームにより感光体ドラムに画像書き込みを行う画像形成装置に関する。
従来、カラーレーザプリンタや複写機は、単一の感光体に4色のトナー(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、B:ブラック)からなる画像を順に形成し、転写体に順次転写し重ね合わせることによりカラー画像の形成が行われているが、前記単一の感光体に順に4色の画像を形成する方式では、最終的なカラー画像が形成されるまでに時間がかかるという問題があった。
そこで、近年のカラーレーザプリンタや複写機は画像形成速度の高速化に伴い、各色の感光体に対し各色の光学装置より光ビームをそれぞれ同時に走査させ、各色の画像を同時に形成し、一の転写体に順次転写し画像を重ね合わせるタンデム方式が考案されている。タンデム方式では、例えば4色のトナーを用いる場合には、一度に4色の画像を形成するため、最終的なカラー画像を形成するまでの時間を大幅に短縮することができる。
しかしながら、タンデム方式においては、複数の感光体及び複数の光学装置を用いるため、各感光体及び光学装置の取付誤差や、メカニカルな経時変化に応じた位置合わせをしないと、品質の良いカラー画像を得ることが出来ず、更に色ムラ等が発生することもある。
位置合わせに必要な要素としては、主走査方向の走査開始位置、副走査方向の走査開始位置、主走査方向の走査終了位置、及び走査線の傾きがある。一般的には、少なくとも転写体の両端近傍二箇所に色ずれ検出用の各色トナーパターンを印刷し、同じく少なくとも転写体の両端近傍に配備されたトナーパターン検出用センサにより、各色間の位置ずれ量を検出している。この検出した各色間の位置ずれ量をもとに、各色間の主走査方向及び副走査の走査開始位置を調整し、主走査方向の走査終了位置は一画素単位の同期クロックの周波数を変調することで、電気的に自動調整している。
また、走査線の傾きの調整は様々な方法が行われており、従来の技術例を図12及び図13を参照して説明する。特許文献1に記載されている方法としては、図12に示すように、光源76、ポリゴンミラー77、Fθレンズ78、リターンミラー79等を含む光学装置64が前方筐体フレーム62と後方筐体フレーム63の間に取付けられたステー75上に搭載され、光学装置64の中心付近に設けられた回転軸68を中心として偏心カム69等の手段により駆動されて回転調整され、調整ネジ等により固定される。そして、この光学装置64により、感光体61に光ビームを走査し、この走査された光ビームの軌跡が走査線65となる。この光学装置64において、例えば図中、反時計方向に回転調整をおこなうと、走査線65が傾いて走査線70の箇所に位置することで補正を行う。
また他の従来の技術例としては、特許文献2に記載されている方法として、図13に示すように、シリンドリカルミラー74を駆動する駆動装置を更に設け、シリンドリカルミラー74の回転調整により、走査線を傾かせて補正を行っている。尚、図13では、回転軸68以外の構成は図12に示す光学装置64と同様であるため、図番は重複している。
特開2001−133718号公報 特開平07−128603号公報
しかし、特許文献1記載の傾き補正の方法では、回転軸68を中心として反時計方向に回転調整をおこなうと、走査線65が走査線70の如く傾くことで補正されるが、書き出し位置66が書き出し位置71へ、書き終わり位置67は書き出し位置72へと大きく変動してしまい、走査線方向の画像ずれが発生していた。また、画像形成装置内での調整ネジを用いた調整であるため、光学装置64を入れ替えた際には再度調整を行う必要があった。
また、特許文献2記載の走査線の傾き補正方法では、シリンドリカルミラー74を駆動させる機構を備えているため、光学装置64を入れ替えた際の互換性は得られるが、装置全体の構成が複雑となり、部品点数が大幅に増加することで入れ替え用の光学装置64の価格が高くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、走査線の傾きを容易且つ簡単な機構で補正できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、光源より発生した光ビームを走査光に変換する偏向走査手段と該走査光を被走査面上に結像する結像手段とを含んだ光学装置と、該光学装置に対応して配置され、表面に該被走査面が設けられた感光体と、を備えた画像形成装置において、該走査光の軌跡である走査線の基準となる基準線に対する該走査線の傾き量を検出する傾き検出手段と、該光学装置を、該走査線の始点若しくは終点のいずれか一方の点を含む法線上にある回動軸で回動可能とすると共に、該光学装置の該回動軸が設けられた位置の反対側の位置に設けられた回動部材により該光学装置を回動する傾き変更手段と、該傾き検出手段で検出した傾き量に基づいて、該傾き変更手段で該傾き量を補正する傾き補正手段と、を備えた画像形成装置を提供する。
また、上記が像形成装置は、該回動部材の基準位置を検出する基準位置検出手段と、該回動部材を駆動するとともに駆動ステップ数に基づいて駆動量が決定される駆動装置と、該傾き検出手段により検出した傾き量及び該基準位置検出手段により検出した基準位置に基づき、該傾き変更手段により変更される傾き変更量を該駆動ステップ数で管理する駆動量管理手段と、を備えていてもよいし、該回動部材の基準位置を検出する基準位置検出手段と、該回動部材を駆動するとともに駆動時間に基づいて駆動量が決定される駆動装置と、該傾き検出手段により検出した傾き量及び該基準位置検出手段により検出した基準位置に基づき、該傾き変更手段により変更される傾き変更量を該駆動時間で管理する駆動量管理手段と、を備えていてもよい 。
また、該傾き変更量は、該駆動量に基づいた関数により表され、該傾き補正手段は、該関数に基づいて該傾き量を補正されてもよい。
また、該画像形成装置は、該傾き検出手段で検出された該傾き変更量と、該駆動量との関係を記憶する記憶手段を更に備え、該傾き補正手段は、該記憶手段により記憶された該傾き変更量及び該駆動量に基づいて該傾き量を補正してもよい。
また、該画像形成装置の起動後、かつ該該傾き量補正手段により該傾き量を補正する前に、該駆動装置によって該回動部材を初期位置に配置する初期位置配置手段を備えていてもよい。
また、該傾き量補正手段により該傾き量が補正された後に、該初期位置からの該回動部材の駆動量を、該駆動ステップ数として記憶する駆動量記憶手段とを備えてもよいし、該傾き量補正手段により該傾き量が補正された後に、該初期位置からの該回動部材の駆動量を、該駆動時間として記憶する駆動量記憶手段とを備えていてもよい。
本発明の請求項1記載の画像形成装置によれば、走査線の始点である書き出し位置若しくは走査線の終点である書き終わり位置いずれかを回動の軸として、走査線を回動するため、走査線が走査線の軸方向に移動することなく、走査線の傾き量を補正することが可能となる。また、光学部材は、回動部材により回動されるため、光学部材自体に回動装置を設ける必要が無く、光学装置の互換性を保って光学装置のみを交換した場合も、同じ光学特性を持つ光学装置ならば再調整が不要となる。更に光学装置のみを交換可能となるため、複雑な回動装置を交換する必要が無くなり、安価な光学装置を提供することが可能となる。
請求項2及び請求項3記載の画像形成装置によれば、駆動ステップ数、及び駆動時間に基づいて駆動量を管理することにより、正確な駆動量を定めることが可能となる。
請求項4及び請求項5記載の画像形成装置によれば、光学装置の傾き変更量と、回動部材の駆動量とを、一対一対応とすることが可能となるため、一度の傾き量の検出及び傾き変更により、光学装置の傾き量を所定の値にすることが可能となる。
請求項6記載の画像形成装置によれば、傾き量補正を行う際に回動部材を一端初期位置に配置した後に、回動部材を駆動することが可能となり、回動部材の駆動量が同一であるならば常に同一位置に回動部材を配置することが可能となる。
請求項7及び請求項8記載の画像形成装置によれば、画像形成装置を起動して、光学装置の傾きを補正する際の2回目以降の補正時に、前回の駆動量を記憶することにより現在回動部材の位置を把握することが可能となり、回動部材を初期位置に戻すことなく駆動量を定めることが可能となり、補正時間を短縮することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置について図1乃至図11を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係るタンデム方式の画像形成装置1の全体構成を示す断面図である。先ず図1を用いてタンデム方式の画像形成装置について説明する。
この装置はブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色成分について、それぞれ独立した光学装置、感光体、及び感光体の潜像にトナーを付着させ可視化させる現像装置を備え、中間転写体17に多重印刷を行い、その多重画像を用紙に転写することでカラー画像を得るタンデム方式の画像形成装置である。
互いに異なる色の可視トナー像の形成ユニット3K、形成ユニット3Y、形成ユニット3M、形成ユニット3Cが図の如く天地方向に配置される。可視トナー像の形成ユニット3K、形成ユニット3Y、形成ユニット3M、形成ユニット3Cはそれぞれドラム形状の感光体11k、11y、11m、11cを備えている。それぞれの感光体11k、11y、11m、11cの周囲には、帯電器12k、12y、12m、12c、光学装置13k、13y、13m、13c、現像装置14k、14y、14m、14c、転写器15k、15y、15m、15c、清掃装置16k、16y、16m、16cがそれぞれ図の如く配置され、感光体11k、11y、11m、11cは図に示すように反時計方向に回転する。
次に電子写真プロセスについて説明する。まず、暗所において帯電器12k、12y、12m、12cでそれぞれの感光体11k、11y、11m、11cの表面を均一に帯電する。次に各々の光学装置13k、13y、13m、13cにより画像を再現するべきところに光ビームを当て、光ビームの当たった部分の帯電電荷を除去し、感光体11k、11y、11m、11cに電荷を除去した静電潜像を形成する。現像装置14k、14y、14m、14cでは帯電した着色微粒子であるトナーを潜像に付着させて可視像とする。そしてそれぞれ現像されたトナー像を転写器15k、15y、15m、15cにより中間転写体17に重ねあわせるように転写することで、カラー画像が形成される。形成されたカラー画像は中間転写体17から用紙へと二次転写される。
図2は図1の光学装置13kの構成図である。光学装置13k、13y、13m、13cは何れも同じ構成であるため、代表例として光学装置13kについて説明する。光源21kから出た光ビーム22kは反時計方向に回転するポリゴンミラー23kによってFθレンズ24k、リターンミラー25kを通過して感光体11k上に結像される。
これら可視トナー像の形成ユニット3K、形成ユニット3Y、形成ユニット3M、形成ユニット3Cはそれぞれ異なる位置に配置され、個別に動作するため、それぞれの位置関係を把握する必要がある。よって、図3に示すように、基準色(ここではK)と各色(ここではY、M、C)の差分が検出できるパターン18A、18B、18C、18Dを中間転写体17上に印刷する。パターン18A、18B、18C、18Dでは、パターン18Aが書き出し位置となり、パターン18Dが書き終わり位置となる。このパターン18A、18B、18C、18Dが印刷される箇所には、パターン18を認識するレジセンサ19A、19B、19C、19Dが備えられており、これらレジセンサ19A、19B、19C、19Dは、それぞれ制御装置2に接続されている。
制御装置2は、前述のレジセンサ19A、19B、19C、19Dの信号によりパターン18A、18B、18C、18Dの差分を検出する差分検出回路2a、後述のステッピングモータ38kを駆動制御するモータ駆動回路2b、主演算装置であるCPU2c、後述のポジションセンサ43kの出力を検出するポジション検出回路2dを主とし、その他入力された信号を記憶する主記憶装置であるRAM2e、CPU2cで行われる制御が記憶されている記憶装置であるROM2f等を含んで構成されている。このレジセンサ19A、19B、19C、19D、及び差分検出回路2aを含んで、傾き検出手段が構成される。
この制御装置2により、レジセンサ19A、19B、19C、19Dで検出されたパターン18A、18B、18C、18Dに基づく信号を検出し、その差分を計測する。具体的には図4に示すように、基準色Kに対する各色(Y、M、C)の変位ΔA〜ΔD及びパターン18Aに対するパターン18Cの傾き量であるΔSKEWを検出する。この結果、中間転写体17の搬送方向と直角な方向である感光体11k、11y、11m、11cの主走査方向で、主走査書き出し位置がずれている場合は、光学装置13k、13y、13m、13cに含まれる光源21k及び各々対応する光源(図3には代表例として光学装置13kに係る光源21kのみ表示)より照射される光ビーム22k、22y、22m、22cの走査方向書き出し位置検出センサの照射タイミングを変更して補正を行う。また、主走査幅が異なっている場合は、光学装置13k、13y、13m、13cに含まれる光源21k及び各々対応する光源より照射される光ビーム22k、22y、22m、22cの一画素あたりのドットクロック周波数を変更して補正を行う。また、中間転写体17の回転方向、即ち感光体11k、11y、11m、11cの副走査方向が異なっている場合は、光学装置13k、13y、13m、13cに含まれる光源21k及び各々対応する光源より照射される光ビーム22k、22y、22m、22cの副走査同期信号に対する照射タイミング及び光学装置13k、13y、13m、13cに含まれるポリゴンミラー23k及び各々対応するポリゴンミラー(図3には代表例として光学装置13kに係るポリゴンミラー23kのみ表示)の位相を変更して補正を行う。
しかし、書き出し位置と書き終わり位置の副走査方向のずれである走査線の傾きが発生している場合には、光学装置13k、13y、13m、13cに含まれる光源21k及び各々対応する光源より照射される光ビーム22k、22y、22m、22cのタイミング等の変更では対応できないため、以下の様に補正を行う。
画像形成装置における各形成ユニット3の走査線の傾きを補正する装置を図5乃至図8を参照しながら説明する。図5は平面図、図6は上面図、図7は右側面図の拡大図、図8は走査線が傾いたことを示す右側面図である。先ず図5、図6、図7を用いて、構成について説明する。可視トナー像の形成ユニット3K、形成ユニット3Y、形成ユニット3M、形成ユニット3Cについては、どれも同じ構造であるため、代表例として、可視トナー像の形成ユニット3Kに基づいて説明する。
光学装置13kは感光体11kに光ビーム22kを走査する。感光体11kにおける光ビーム22kの書き出し位置を点34kとすると、光学装置13kは、前方筐体フレーム35に対して、感光体11k上に光ビーム22kが照射されて書き込まれる走査線40kの書き出し位置34kからの仮想的な軸36k上に回動自在に保持される。また、光学装置13kは後方筐体フレーム37に取付けられた傾き変更手段として機能するステッピングモータ38kの回転軸に取付けられた回動部材である偏心カム39kによって保持される。従って、偏心カム39kを回動することにより、仮想軸36kを支点として光学装置13kを傾斜させることができる。
偏心カム39kは、外殻の寸法を数式で表すことが可能であるため、偏心カム39kが回動した場合に、この偏心カム39kの外殻に光学装置13kが支持されているので、偏心カム39kの回動位置と、光学装置13kの傾き量との関係を関数で表すことが可能である。また図9に示すように、偏心カム39kにはアクチュエータ42kが設けられており、このアクチュエータ42kと併設してポジションセンサ43kが設けられている。このポジションセンサ43kは一対の腕部を備えており、この腕部の間にアクチュエータ42kが位置することにより、アクチュエータ42kの存在を感知する。よって、アクチュエータ42kがポジションセンサ43kの腕部の間に位置する時の偏心カム39kの回動位置を初期位置とする。また、このアクチュエータ42k、ポジションセンサ43k及びポジション検出回路2dを含んで、初期位置配置手段が構成される。
ステッピングモータ38kは、入力される信号に基づき回転するため、その入力のステップ数により駆動量である回転角及び該回転角に基づく偏心カム39kの回動位置を制御することが可能である。また、偏心カム39kが初期位置にある時に、この位置をRAM2eに記憶し、この位置からのステップ数に基づいて任意の状態で偏心カム39kの位置を検出し、偏心カム39kを回動する際の基準位置を特定することが可能となり、初期位置配置手段と、該ステップ数を記憶するRAM2eより、基準位置検出手段が構成される。よって、偏心カム39kの回動位置を制御するステッピングモータ38kのステップ数及び特定された基準位置に応じて、光学装置13kの傾き変更量、即ち該ステッピングモータ38kの駆動量を管理することが可能となる。また、該ステップ数を記憶するRAM2eと、傾き量検出手段と、を含んで駆動量管理手段が構成される。
次に図7、図8を用いて、感光体11k上の走査線40kの傾きを補正する機構を説明する。図7、図8は感光体11k上に走査線が書き込まれた状態である。光学装置13kから照射された光ビーム22kは感光体11k表面に走査線40kを書き込む。この時の走査線40kが中間転写体17に対して傾きを発生していた場合、レジセンサ19A、19B、19C、19D及び差分検出回路2aにより得られた傾き量に応じて、図8に示すようにステッピングモータ38kを回転させることにより、ステッピングモータ38kに取付けられた偏心カム39kが所定の角度回転する。光学装置13kは光ビーム22kの書き出し位置34kからの仮想軸36k上に保持されているために、走査線40kは書き出し位置34kを中心に上方向に回転移動する。つまり、走査線40kは書き出し位置34kを変えることなく、走査線41kの如く傾き、補正される。
以上の走査線の傾き補正について、図10に示す第1フローチャートを参照しながら説明する。画像形成装置1を停止状態から起動状態にした場合は、起動による躯体の温度上昇により、光学装置13k等に熱歪みに基づく走査線の位置のずれが発生する場合があり、走査線40kの位置ずれに対する位置補正が必要か否かを判断する必要がある。従って、補正開始の条件として画像形成装置1の電源を入れ、S01へ進む。
S01では、ステッピングモータ38kを駆動する。当該実施の形態では、ステッピングモータ38kに取付けられた偏心カム39kが回動することにより、この偏心カム39k上に保持している光学装置13kが仮想軸36kを中心に回動するが、常に偏心カム39k上に光学部材13kが保持されているため、画像形成装置1の停止中では光学部材13kの自重により、回動する場合がある。また画像形成装置1の前回停止時に偏心カム39kの位置が常に定位置にあるとは限らず、前回停止時の偏心カム39kの位置が必ずしも次回起動時に特定できるとは限らない。よって、偏心カム39kの位置を特定すべく初期位置に配置するためS02へ進んで、ポジションセンサ43kにより偏心カム39kの初期位置を検出する。
S02で初期位置を検出できない場合(S02:NO)は、S01へ戻り、ステッピングモータ38kは駆動し、再度初期位置を検出する。S02で偏心カム39kの初期位置を検出した場合(S02:YES)は、S03へ進みステッピングモータ38kの駆動を停止し、S04でΔSKEW量を検出する。そしてS05へ進む。
S05では、ΔSKEW量の有無について確認する。ΔSKEW量が無いならば(S05:NO)、光学装置13kの補正をする必要がないため、そのまま終了する。また、ΔSKEW量が有るならば(S05:YES)、S06へ進んでΔSKEW=0とする光学装置13kの傾き変更量に応じたステッピングモータ38kのステップ数を算出する。この場合には基準位置が初期位置となるため、該ステップ数は初期位置よりのステップ数となる。
ステップ数を算出した後にS07へ進みステッピングモータ38kを駆動し、S08へ進む。S08では、ステッピングモータ38kのステップ数が必要数に到達したかを確認する。ここで必要数に到達してない場合には(S08:NO)、ステッピングモータ38kの駆動を継続する(S07)。ステップ数が必要数に到達したならば(S08:YES)、S09へ進みステッピングモータ38kを停止した後に、S10ヘ進み、ステッピングモータ38kのステップ数をRAM2eに記憶した後、当該フローを終了する。
次に上記フローにより傾き補正を行った後、再度傾き補正を行う場合について、図11に示す第2フローチャートに基づき説明する。先ず画像形成装置1で一回以上傾き補正を行った後、一定時間経過後若しくは、印刷にかかる信号が入力された場合等の一定条件が揃った時に、2回目以降の傾き補正が行われ、S104へ進む。S104ではΔSKEW量を検出する。
1回目の補正では、偏心カム39kの位置が判らないため、初期位置に偏心カム39kを回動した後に初期位置を基準位置として、この基準位置よりのステップ数により傾き補正を行ったが、傾き補正後の偏心カム39kの位置は第1フローチャートのS10で、初期位置よりのステップ数として記憶されている。よって当該フローにかかる補正時では、第1フローチャートにおけるS01〜S03のフローを必要としないため、補正にかかる時間を短縮することが可能となる。
従って、偏心カム39kの位置は特定されているため、この特定されている位置を基準位置として、S104以降、各制御を行う。尚、S104以降は、第1フローチャートにかかるS04〜S10と同様の制御を行うため、説明は省略する。
以上の傾き補正を可視トナー像の形成ユニット3Kで行うと共に、他の形成ユニット3Y、形成ユニット3M、形成ユニット3Cについては、図4に示すように、ΔSKEWとして、ΔAK−C−ΔCK−C等を用いることにより、それぞれの色でも、形成ユニット3Kに対する走査位置の補正及びそれぞれの色における傾きの補正が可能となり、全体として色ムラが発生することはない。
また、当該補正は、ΔSKEWを測定する基準色と、対比するその他の色との、それぞれの傾きを同時に補正することが可能であるため、特に色数に限定されず、例えば単色印刷においても適用可能であるし、6色、7色等の多色印刷においても適応可能となる。
本実施の形態では、駆動装置であるステッピングモータ38kを用いて、ステップ数に基づき、偏心カム39kの回動位置を定めたが、これに限らず、駆動装置の駆動時間に基づいて偏心カム39kの回動位置を定めても良い。また駆動装置として直流モータ、交流モータ等を使用してもよい。
また偏心カム39kの位置と光学部材13kの傾き量との関係を示したマップを予め作成しておき、これをROM2fに記憶させ、このマップに基づいてステッピングモータ38kのステップ数により制御を行っても良い。この場合では、偏心カム39kの形状を関数化する必要が無く、また該関数にかかる計算も必要としないため、CPU2cによる演算過程を省略することが可能となる。
実施の形態にかかる画像形成装置を表す全体図である。 実施の形態にかかる画像形成装置に含まれる光学装置の平面図である。 実施の形態にかかる画像形成装置に含まれる個々の形成ユニットの印刷ずれ状態を示す全体図である。 実施の形態にかかる画像形成装置に含まれる光学装置の印刷連れを表す図である。 実施の形態にかかる画像形装置に含まれる形成ユニットの平面図である。 実施の形態にかかる画像形装置に含まれる形成ユニットの側面図である。 実施の形態にかかる画像形装置に含まれる形成ユニットの背面図である。 実施の形態にかかる画像形装置に含まれる形成ユニットの傾き補正後の平面図である。 実施の形態にかかる画像形装置に含まれる形成ユニットの回動装置付近の詳細図である。 実施の形態にかかる画像形装置における制御を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる画像形装置における制御を示すフローチャートである。 従来技術にかかる画像形成装置における形成ユニット3の平面図。 従来技術にかかる画像形成装置における形成ユニット3の平面図。
符号の説明
1 画像形成装置 2 制御装置 2a 差分検出回路 2b モータ駆動回路
2c CPU 2d ポジション検出回路 2e RAM 2f ROM
3K、3Y、3M、3C 形成ユニット 11k、11y、11m、11c 感光体
12k、12y、12m、12c 帯電器
13k、13y、13m、13c 光学装置
14k、14y、14m、14c 現像装置
15k、15y、15m、15c 転写器
16k、16y、16m、16c 清掃装置
17 中間転写体 18A、18B、18C、18D パターン
19A、19B、19C、19D レジセンサ
21k、21y、21m、21c 光源 22k、22y、22m、22c 光ビーム
23k ポリゴンミラー 24k Fθレンズ 25k リターンミラー
34k 書き出し位置 35 前方筐体フレーム 36k 仮想軸
37 後方筐体フレーム 38k ステッピングモータ 39k 偏心カム
40k 走査線 41k 走査線 42k アクチュエータ
43k ポジションセンサ

Claims (1)

  1. 光源より発生した光ビームを走査光に変換する偏向走査手段と該走査光を被走査面上に結像する結像手段とを含んだ光学装置と、該光学装置に対応して配置され表面に該被走査面が設けられた感光体と、記憶装置を有する制御装置とを備えた画像形成装置において、前記画像形成装置は、該走査光の軌跡である走査線の基準となる基準線に対する該走査線の傾き量を検出する傾き検出手段と、前記光学装置を水平面における前記走査線の始点若しくは終点のいずれか一方の点を含む法線上にある仮想軸で回動可能とすると共に、前記光学装置の前記仮想軸が設けられた位置の反対側の位置に設けられた回動部材により前記光学装置を前記仮想軸を支点として回動し傾き補正を行なう傾き変更手段とを有し、前記回動部材にはアクチュエータが設けられ、前記アクチュエータに併設してポジションセンサが設けられ、前記画像形成装置の起動後、前記ポジションセンサが前記回動部材の初期位置を検出し、前記傾き検出手段により走査線の傾き量が検出されると、前記傾き量に応じて前記初期位置からの前記傾き変更手段のステップ数を算出し、前記傾き変更手段を前記ステップ数に到達するまで駆動し前記回動部材を回動して1回目の傾き補正を行い、前記ステップ数を記憶装置に記憶し、2回目以降傾き補正を行なう場合は、前記回動部材を前記初期位置に戻さずに、前記記憶装置に記憶された前記ステップ数を前回の前記回動部材の位置として傾き補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
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