JP5895443B2 - 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5895443B2
JP5895443B2 JP2011229322A JP2011229322A JP5895443B2 JP 5895443 B2 JP5895443 B2 JP 5895443B2 JP 2011229322 A JP2011229322 A JP 2011229322A JP 2011229322 A JP2011229322 A JP 2011229322A JP 5895443 B2 JP5895443 B2 JP 5895443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stepping motor
scanning
optical member
amount
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011229322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013088633A (ja
Inventor
立部 秀成
秀成 立部
敦 長岡
敦 長岡
谷口 元
元 谷口
秀昭 草野
秀昭 草野
大谷 典孝
典孝 大谷
崇史 湯浅
崇史 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2011229322A priority Critical patent/JP5895443B2/ja
Publication of JP2013088633A publication Critical patent/JP2013088633A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5895443B2 publication Critical patent/JP5895443B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)

Description

本発明は、走査光学装置等に関し、より詳細には、タンデム方式のフルカラー画像形成装置の露光装置として好適に用いられる走査光学装置等に関するものである。
タンデム方式のフルカラー画像形成装置では、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像を、並置された4つの感光体の表面にそれぞれ形成し、各画像を各感光体から中間転写ベルト上に一次転写して重ね合わせた後、記録材上に二次転写している。ここで、色ずれを防止するためには、中間転写ベルト上における4つの画像の位置合わせが重要となる。
画像の位置合わせ調整のうち、例えば、走査線の傾き(スキュー)調整に関しては、光書き込み系の光学部材の、主走査方向の少なくとも一方端側を、モーター等で駆動されるアクチュエータ手段と付勢部材とで挟持し、アクチュエータ手段を駆動させ光学部材を副走査方向に回動させて光学部材のスキュー調整をしている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2006-259408号公報
ここで、アクチュエータ手段にステッピングモーターを用いる場合、ステッピングモーターのステップ数で光学部材の回動量を制御していた。すなわち、1ステップ当たりのスキュー補正量(換算係数)を予め設定入力しておき、走査線の位置ズレ量から、調整に必要なステップ数を算出しモーターを駆動制御していた。
ところが、光学部材の副走査方向への回動量が大きくなると、光学部材の収差等の影響で1ステップ当たりのスキュー補正量が設定値と異なってくる。このため、スキュー調整した後にも色ずれは解消されず高い画像品質が得られない問題があった。
本発明はこのような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学部材の副走査方向への回動量が大きくなっても適切にスキュー調整ができ色ずれを解消できる走査光学装置を提供することにある。
本発明によれば、走査方向に長尺状で、走査方向の一方端側の、光軸に平行な軸を中心として回動自在の光学部材と、光学部材を回動させるステッピングモーターと、ステッピングモーターの駆動を制御する制御手段とを備え、走査線の副走査方向の位置ズレを、ステッピングモーターによって光学部材を回動させて補正する走査光学装置であって、前記位置ズレを補正するための光学部材の回動量をステッピングモーターのステップ数によって制御し、位置ズレ量からステッピングモーターのステップ数を換算する際、光学部材の基準位置からのステッピングモーターの積算ステップ数によって、換算係数を変化させることを特徴とする走査光学装置が提供される。
ここで、光学部材の副走査方向中央を基準位置とし、ステッピングモーターの積算ステップ数によって換算係数を段階的に変化させるようにしてもよい。
また、前記位置ズレを補正した後、走査線の副走査方向の位置ズレを再度測定し、位置ズレが解消されていなかった場合は、前回の補正動作における光学部材の実際の回動量と、前回の補正動作におけるステッピングモーターのステップ数とから修正換算係数を求めるようにしてもよい。
そしてまた、本発明によれば、露光装置として前記記載の走査光学装置を用いたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明に係る走査光学装置では、光学部材の基準位置からのステッピングモーターの積算ステップ数によって、換算係数を変化させるので、光学部材の副走査方向への回動量が大きくなっても適切にスキュー調整ができ色ずれを解消できる。
本発明に係る走査光学装置を露光装置として備えたカラープリンターの一例を示す概略構成図である。 露光装置の概略断面図である。 中間転写ベルト上に転写されたトナー画像の色ずれ状態を示す図である。 色ずれ調整のためのトナーパターンを示す説明図である。 第3結像レンズのスキュー調整機構を示す斜視図である。 ステッピングモーターによる第3結像レンズの回動機構を示す図である。 第3結像レンズを光束が透過する位置を示す図である。 レンズの副走査方向の回動量と、回動量と結像位置との差との関係を示す図である。 ステッピングモーターの積算ステップ数によって、換算係数を段階的に変化させた場合の一例を示す図である。
以下、本発明を図に基づいてさらに詳しく説明するが本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
図1に、本発明に係る走査光学装置を露光装置として用いた画像形成装置の一実施形態を示す概説図を示す。図1の画像形成装置Dは所謂タンデム方式のカラープリンターである。画像形成装置Dは、導電性を有する無端状の中間転写ベルト33を有する。中間転写ベルト33は、図の左右両側にそれぞれ配置された一対のローラー31,32に掛架されている。ローラー32は不図示のモーターに連結されており、モーターの駆動によってローラー32は反時計回りに回転し、これによって中間転写ベルト33とこれに接するローラー31は従動回転する。ローラー32に支持されているベルト部分の外側には、二次転写ローラー34が圧接している。この二次転写ローラー34と中間転写ベルト33とのニップ部(二次転写領域)において中間転写ベルト33上に形成されたトナー画像が、搬送されてきた用紙Pに転写される。
また、ローラー31に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルト33の表面をクリーニングするクリーニング部材35が設けられている。このクリーニング部材35は中間転写ベルト33を介してローラー31に圧接しており、その接触部で未転写トナーを回収する。
ローラー31とローラー32とに掛架された中間転写ベルト33の下側には、中間転写ベルト33の回転方向上流側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの作像部2Y,2M,2C,2K(以下、「作像部2」と総称することがある)が配置されている。これらの作像部2では、各色の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー画像が作成される。
作像部2は、静電潜像担持体として円筒状の感光体20を有する。そして、感光体20の周囲には、その回転方向(時計回り方向)に沿って順に、帯電器21、現像装置23、一次転写ローラー24、および感光体クリーニング部材25が配置されている。一次転写ローラー24は中間転写ベルト33を挟んで感光体20に圧接し、ニップ部(一次転写領域)を形成している。また、作像部2の下方には露光装置6が配置されている。露光装置6は、4つの作像部2に対して1つで対応し、不図示の4つの半導体レーザーを各色の画像階調データに応じて変調して、各半導体レーザーから各色に対応するレーザー光を階調データに応じて出射する。露光装置6の構造については後で詳述する。
中間転写ベルト33の上方には、各色の現像装置23に補給するトナーを収容したホッパー4Y,4M,4C,4Kがそれぞれ配置されている。また、露光装置6の下部には、給紙装置として給紙カセット50が着脱可能に配置されている。給紙カセット50内に積載収容された用紙Pは、給紙カセット50の近傍に配置された給紙ローラー51の回転によって最上紙から順に1枚ずつ搬送路に送り出される。給紙カセット50から送り出された用紙Pは、レジストローラー対52に搬送され、ここで所定のタイミングで二次転写領域に送り出される。また、制御手段81によって、後述するスキュー調整におけるステッピングモーターの駆動制御を含む各種制御が行われる。
このような構成の画像形成装置Dにおいて画像形成は次のようにして行われる。まず、各作像部2において、所定の周速度で回転駆動される感光体20の外周面が帯電器21により帯電される。次に、帯電された感光体20の表面に、画像情報に応じた光が露光装置6から投射されて静電潜像が形成される。続いて、この静電潜像は、現像装置23から供給される現像剤としてのトナーにより顕在化される。このようにして感光体20の表面に形成された各色のトナー画像は、感光体20の回転によって一次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体20から中間転写ベルト33上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト33に転写されることなく感光体20上に残留した未転写トナーは、感光体クリーニング部材25で掻き取られ、感光体20の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー画像は、中間転写ベルト33によって二次転写領域に搬送される。一方、そのタイミングに合わせて、レジストローラー対52から二次転写領域に用紙Pが搬送される。そして、4色のトナー画像が、二次転写領域において中間転写ベルト33から用紙Pに転写(二次転写)される。4色のトナー画像が転写された用紙Pは、定着装置1へ搬送される。定着装置1において用紙Pは、棒状のハロゲンヒータ13を内蔵する定着ローラー11と、加圧ローラー12とのニップ部を通過する。この間に用紙Pは加熱・加圧され、用紙P上のトナー画像は用紙Pに溶融定着する。トナー画像が定着した用紙Pは排出ローラー対53によって排紙トレイ54に排出される。
一方、二次転写領域を通過した中間転写ベルト33は、クリーニングブレード35で清掃される。その後、各感光体20及び中間転写ベルト33の回転駆動が停止される。
図2に、露光装置6の概略構成図を示す。露光装置6は、筐体60と、筐体60内に設けられたポリゴンミラー61と、第1結像レンズ62と、第2結像レンズ63と、各光路ごとに設けたミラー65Y,65M,65C,65K(以下、「ミラー65」と総称する)と、ミラー66Y,66M,66C(以下、「ミラー66」と総称する)と、ミラー67Cと、第3結像レンズ64Y,64M,64C,64K(以下、「第3結像レンズ64」と総称する)とを有する。ポリゴンミラー61は、プレートに固定したモーターmに取り付けられている。プレートにはさらに放熱板68が取り付けられている。
各色の光源(不図示)から出射された光束は、ポリゴンミラー61の同一面に副走査方向(図2の上下方向)に所定の角度を有して導かれ、ポリゴンミラー61の回転に基づいて主走査方向(図2において紙面に対して垂直方向)に等角速度で偏向され、第1結像レンズ62及び第2結像レンズ63を透過した後、光束Bkは第3結像レンズ64Kを透過してミラー65Kで反射され、感光体ドラム20K上を走査・露光する。光束Bcはミラー65Cとミラー66Cで反射され第3結像レンズ64Cを透過し、さらにミラー67Cで反射され、感光体ドラム20C上を走査・露光する。光束Bmはミラー65Mで反射されて第3結像レンズ64Mを透過し、さらにミラー66Mで反射され、感光体ドラム20M上を走査・露光する。光束Byはミラー65Yで反射されて第3結像レンズ64Yを透過し、さらにミラー66Yで反射され、感光体ドラム20Y上を走査・露光する。
各感光体ドラム20上に結像され中間転写ベルト33上に転写され重ね合わされた画像において、例えば図3に示すように、ブラック画像Ikとイエロー画像Iyとの傾きが異なり、距離dだけ位置ズレが生じた場合には、スキュー調整が行われる。スキュー調整を含む色ずれの検知は、例えば図4に示す、二本の直線の端部同士が鋭角に接続したトナーパターンPy,Pm,Pc,Pkを各作像部2で形成して中間転写ベルト33上に一次転写し、このトナーパターンPy〜Pkを一対の光学センサ36(図1に図示)で検知することにより行われる。スキューの検知は、具体的には、基準色であるトナーパターンPkから各色のトナーパターンまでの実際の測定距離Aを測定し、測定距離Aと基準設定距離Asとのズレ量ΔAを、左右のトナーパターンで比較することにより行う。かかるスキューの検知を、基準色であるブラックを除く各色においてそれぞれ行い、左右のトナーパターンにおけるズレ量の差(ΔA−ΔA)に基づいて各色のスキュー調整を行う。以下、スキュー調整について説明する。
本実施形態ではスキュー調整は、第3結像レンズ64を光軸に平行な軸を中心として回動させることに行う。なお、本実施形態では、スキュー調整は、光束Bkを基準として光束Bc,Bm,Byに対して行うので、スキュー調整機構は光束Bkに対して配置された第3結像レンズ64Kには設けられず、光束Bc,Bm,Byに対して配置された第3結像レンズ64C,64M,64Yに設けられている。なお、光束Bkに対してもスキュー調整を行うようにしてももちろん構わない。
図5に、第3結像レンズ64のスキュー調整機構を示す斜視図を示す。保持部材7は、長尺の板状部材71と、板状部材71の一方端側に取り付けられた被押圧部材72とを有する。長尺の第3結像レンズ64は板状部材71に保持され、板状部材71の長手方向一方端側はピン73によって回動自在に筐体60に取り付けられている。また、板状部材71の、被押圧部材72がねじ止めされた長手方向他端側には、さらに筐体60に一方端が固定された引張コイルばね82の他方側が取り付けられている。これにより、板状部材71は引張コイルばね82によって下方に常に付勢されている。また、図6に示すように、被押圧部材72の下面には、回動手段9のピン91が当接している。なお、本実施形態では保持部材7を板状部材71と被押圧部材72とから構成しているが、板状部材71と被押圧部材72とを一体成形したものとしても構わない。
図6に、回動手段9の概略断面図を示す。回動手段9は、モーターホルダー95と、ステッピングモーター(以下、単に「モーター」と記すことがある)90と、ピン91と、モーター90の駆動によって回動する回動軸92とを有する。そして、回動軸92の先端に固定された雄ネジ部93が、ピン91に形成された、内周面に雌ネジが螺刻されたネジ穴94に螺合している。モーター90の回動軸92が回動することによって雄ネジ部93が回動し、これによってピン91が軸方向に移動する。なお、ピン91は、モーターホルダー95に形成された円筒状のガイド部96に移動自在に嵌入されている。
モーター90は、トナーパターンPy〜Pk(図4に図示)から検知されたスキュー状態に応じて回動制御される。モーター90の回転によってピン91が軸方向外方へ突出すると、ピン91が保持部材7を押圧して保持部材7と共に第3結像レンズ64を上方に押し上げる。一方、モーター90の逆回転によってピン91が軸方向内方へ没すると、引張コイルばね82の付勢力によって保持部材7はピン91に当接しながら下方へ押し下げられる。すなわち、第3結像レンズ64の回動量はモーター90のステップ数によって制御される。
図7に、第3結像レンズ64を光束が透過する位置を示す。光束は、初期設定では、第3結像レンズ64の副走査方向中央の基準線L上に入射し透過する。一方、スキュー調整によって第3結像レンズ64が上方に回動された場合、光束は直線L上に入射し透過する。また、第3結像レンズ64が下方に回動された場合、光束は直線L上に入射し透過する。ここで、第3結像レンズ64の副走査方向中央部と端部とでは、レンズ成形工程における金型面の転写差によって形状が異なり、レンズの副走査方向端部を透過した光束は、副走査方向中央を透過した光束に比べレンズの回動量に対する結像位置の移動量が異なる。図8に、レンズの回動量と結像位置の移動量との関係を示す。
図8は、縦軸を「レンズの回動量と結像位置の移動量との差」とし、横軸を「レンズの回動量」として、レンズの副走査方向中央と端部との結像位置の移動量の違いを示したものである。レンズの回動量ゼロの基準線L(図7に図示)を挟んで−1000μm〜+1000μmの回動範囲では、レンズの回動量と結像位置の移動量との差はなく、レンズが回動した量だけ結像位置も移動している。これに対し、レンズの回動量が−1000μm以下及び+1000μm以上になると、レンズの回動量と結像位置の移動量とは一致せず差が生じる。このような差が生じると、スキュー調整後も各色トナー画像間の色ずれが解消されない。
そこで、本発明の走査光学装置では、第3結像レンズ64の回動量をモーター90のステップ数によって制御すると共に、モーター90の積算ステップ数、すなわち基準位置L(図7に図示)からの回動量によって、位置ズレ量からモーター90のステップ数を換算する際の換算係数を変化させることとした。これにより、スキュー調整後に各色トナー画像間の色ずれが防止される。図9に一例を示す。
例えば、スキュー調整時に、通常は換算係数を10μm/ステップとしてモーターのステップ数を算出し、レンズの基準位置からの積算回動量が1000μm以上(積算ステップ数100ステップ以上)になると換算係数を15μm/ステップとしてモーターのステップ数を算出するとする。このような設定条件下、レンズが基準位置から1000μm以上既に回動している状態で、位置ズレが300μmあった場合、本発明では換算係数を15μm/ステップとするので、スキュー調整のためのモーターの駆動量は20(=300/15)ステップとなる。これに対し、従来の装置では、換算係数は10μm/ステップに固定されているのでモーターの駆動量は30(=300/10)ステップとなり、スキュー調整後も−10(=30−20)ステップ分が位置ズレとして残ることになる。
ここで、例えば環境温度によってレンズ面形状や屈折率が変化し、回動量に対する光束位置が異なるため、換算係数は装置内温度によって変化させてもよい。また、書き込み装置個々のばらつきを取り除き、スキュー調整をより精密に行う観点から、前述のスキュー調整を行った後、光束の副走査方向の位置ズレを再度測定し、前回のスキュー調整におけるレンズの実際の回動量と、モーターのステップ数とから換算係数を修正するようにしてよい。例えば、位置ズレが+100μmあった場合、換算係数10μm/ステップとしてモーターを10ステップ駆動させてスキュー調整を行う。そして、再度、色ずれの検知を行い、例えば+4μmの位置ズレが残っていた場合には、換算係数を9.6(=(100−4)/10))μm/ステップに修正する。これにより、位置ズレが確実に解消される。
なお、前記実施形態では換算係数を10μm/ステップと15μm/ステップの2段階に変化させたが、3段階以上に変化させてももちろん構わない。また換算係数を、レンズの基準位置からの回動量に対応させて連続的に変化させてもよい。
スキュー調整を行う時期としては特に限定はないが、スキュー調整を行っている間は画像形成動作ができないので、使用者の利便性等を考慮すれば、主電源をオンしたときや積算駆動時間が所定時間に達したとき、装置内の温度が所定温度以上変化したときなどが好ましい。
前記説明した実施形態では、モーター90の回動軸92に固定した雄ネジ部93を回動させることによってピン91を移動させて、第3結像レンズ(光学部材)64を回動させていたが、モーターによる光学部材の回動はこの機構に限定されるものではなく、例えば、モーターの回動軸に偏心カムを設け、偏心カムの回転によって光学部材を回動させるようにしてももちろん構わない。
本発明に係る走査光学装置では、光学部材の基準位置からのステッピングモーターの積算ステップ数によって、位置ズレ量からモーター90のステップ数を換算する際の換算係数を変化させるので、光学部材の副走査方向への回動量が大きくなっても適切にスキュー調整ができ有用である。
D カラープリンター(画像形成装置)
6 露光装置(走査光学装置)
9 回動手段
60 筐体
64 第3結像レンズ(光学部材)
72 被押圧部材
81 制御手段
90 ステッピングモーター

Claims (4)

  1. 走査方向に長尺状で、走査方向の一方端側の、光軸に平行な軸を中心として回動自在の光学部材と、光学部材を回動させるステッピングモーターと、ステッピングモーターの駆動を制御する制御手段とを備え、走査線の副走査方向の位置ズレを、ステッピングモーターによって光学部材を回動させて補正する走査光学装置において、
    前記位置ズレを補正するための光学部材の回動量をステッピングモーターのステップ数によって制御し、
    位置ズレ量からステッピングモーターのステップ数を換算する際、光学部材の基準位置からのステッピングモーターの積算ステップ数によって、換算係数を変化させることを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記基準位置を光学部材の副走査方向中央とし、ステッピングモーターの積算ステップ数によって換算係数を段階的に変化させる請求項1記載の走査光学装置。
  3. 前記位置ズレを補正した後、走査線の副走査方向の位置ズレを再度測定し、位置ズレが解消されていなかった場合は、前回の補正動作における光学部材の実際の回動量と、前回の補正動作におけるステッピングモーターのステップ数とから修正換算係数を求める請求項1記載の走査光学装置。
  4. 露光装置として請求項1〜3のいずれかに記載の走査光学装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
JP2011229322A 2011-10-19 2011-10-19 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 Active JP5895443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011229322A JP5895443B2 (ja) 2011-10-19 2011-10-19 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011229322A JP5895443B2 (ja) 2011-10-19 2011-10-19 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013088633A JP2013088633A (ja) 2013-05-13
JP5895443B2 true JP5895443B2 (ja) 2016-03-30

Family

ID=48532593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011229322A Active JP5895443B2 (ja) 2011-10-19 2011-10-19 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5895443B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09269455A (ja) * 1996-02-02 1997-10-14 Ricoh Co Ltd 偏向ミラー制御装置
JP4460336B2 (ja) * 2004-03-17 2010-05-12 株式会社リコー 画像形成装置
JP4646299B2 (ja) * 2005-03-17 2011-03-09 株式会社リコー 光走査装置および画像形成装置
JP2008224965A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 光走査装置、および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013088633A (ja) 2013-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9921533B2 (en) Image forming apparatus having a density sensor movable in a main scanning direction
JP2006323159A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US8305637B2 (en) Image forming apparatus, positional deviation correction method, and recording medium storing positional deviation correction program
JP2008287018A (ja) 走査式光学装置、画像形成装置及びジッター補正方法
US8872873B2 (en) Light scanning unit and image forming apparatus using the same
JP2004109700A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5240576B2 (ja) 光走査装置および画像形成装置
JP5895443B2 (ja) 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置
JP5971507B2 (ja) 光学素子の位置調整機構及び走査光学装置
JP2004109699A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2008139352A (ja) 光走査光学装置
JP2006337515A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2014232252A (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2012242758A (ja) 光学素子の調整機構及び走査光学装置
CN103837983A (zh) 光学扫描装置和图像形成装置
JP5458952B2 (ja) 画像形成装置
JP2018049119A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2010066514A (ja) 光学素子固定機構、光走査装置、及び画像形成装置
JP4713310B2 (ja) 光学装置の制御方法
JP2009037030A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2013164513A (ja) 走査光学装置の調整方法並びに走査光学装置及び画像形成装置
JP2009031504A (ja) 画像形成装置
JP2008139351A (ja) 光走査光学装置
JP2009134044A (ja) 光走査装置
JP2013097364A (ja) 走査光学装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160215

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5895443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150