JP4457039B2 - 開閉片付き座金 - Google Patents

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本発明は、横から自在に挿入できると共に、ずれたり、脱落することなく安定して装着されるようにした開閉片付き座金に関する。
ボルト等にナットを螺合させて種々の部品を取付けるに際しては、部品とナットとの間に座金(ワッシャー)を介在させてナットを締め付けるのが一般的となっているが、座金を介在させるのをうっかり忘れてナットを締め付けることが多く、そのためにナットをボルトから取り外して座金を挿入しなければならなく、甚だ面倒で手間を要するものである。
又、従来より座金(ワッシャー)等の挿入穴を外径部へU字状に切り抜いて横から挿入、装着を可能とする技術思想は周知されている。(例えば特許文献1,特許文献2の図面参照)
特開2002−162096号公報 実開平6−39220号公報
しかしながら、上記従来より周知されている技術では、機械の振動等で、ナットが緩んだりすると、座金の挿入穴が外径部へU字状に切り抜いただけであるがため、ボルトからずれたり、脱落しやすく、座金の装着が不安定になる問題点がある。
従って、本発明はこのような問題点に鑑み、横から着脱自在に挿入できるようにすると共に、ナットが緩んだりしてもボルトからずれたり、脱落することなく安定して装着し得る開閉片付き座金及び座金の挿入装着方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するため、本発明は以下に記載するような手段を講じてなる開閉片付き座金である。
すなわち、
)座金の挿入穴から外径部へスリット状に縦に切り抜くと共に、挿入穴から左右横方向に外径部へ貫くことなく延出させてスリットを状に切り抜き、該横方向へ切り抜いたスリットの延出端から前記縦に切り抜いた線に沿って底部を屈曲可能とするスリット溝を設けて開閉片を形成してなることを特徴とする開閉片付き座金。
)底部を屈曲可能とするスリット溝は、座金の挿入穴から外径部へ切り抜いた線に沿って斜めに設けられていることを特徴とする前項(1)に記載の開閉片付き座金。
)座金の挿入穴から外径部へ縦に切り抜いたスリットの切抜端部を円弧状に凹ませて、挿入ガイド部が設けられていることを特徴とする前項(1)又は)のいずれか1項に記載の開閉片付き座金。
)座金の挿入穴が、ネジを加工したネジ穴であることを特徴とする前項(1)〜()のいずれか1項に記載の開閉片付き座金
上記手段にて記載するように、本発明によれば、座金の挿入穴から外径部へ切り抜いて左右両側に設けた屈曲可能な開閉片を開閉させることにより、横から着脱自在にボルト等に挿入装着ができ、うっかり座金の装着を忘れてもナットをボルト等から取外すことなく行えて、手間を要しない。
又、ナットを締め付けることにより、開閉片が閉じられ、ナットが緩んでも開閉片の内側がボルト等の外径部に係合した状態で保持されるので、ずれたり、脱落することなく安定した状態で装着され、更に、座金の挿入穴を、ネジを加工したネジ穴にすることにより、座金にナットの機能をもたせることができ、締め付けたナットが緩んでも座金により押え付けられた状態が保持できる。
本発明を実施するための最良の形態は、座金の挿入穴から外径部へスリット状に縦に切り抜くと共に、挿入穴から左右横方向に外形部へ貫くことなく延出させてスリット状に切り抜き、該切り抜いた延出端から前記スリット状に縦に切り抜いた線に沿って底部を屈曲可能とするスリット溝を設けて開閉片が形成される開閉片付き座金であり、該開閉片をスリット溝の底部で屈曲させることにより開閉してボルト等に横から挿入装着するようにしたものである。以下実施例にて図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例を示す平面図である。実施例では一般的に使用されている外形が丸形の座金(ワッシャー)にて図示されているが、角形の座金(ワッシャー)であっても良く、限定するものではない。
図1にて図示するように、座金1の挿入穴2から外径部へスリット幅W1で縦に切り抜かれ、又挿入穴2からは左右横方向に外径部へ貫くことなくスリット幅W2,W2で延出させて切り抜かれており、該切り抜かれたスリット幅W2,W2の延出端からは前記縦に切り抜かれたスリット幅W1の線に沿って若干内側へ斜めにスリット幅W3,W3のスリット溝3,3が設けられている。
スリット溝3,3は、図2の(a)に示すように、底部が屈曲可能な0.1〜0.3mm程度の厚みt,tにして、開閉片4,4が設けてあり、開閉片4,4を図2の(b)に示すように矢印の方向へ曲げることにより開くようにしてある。開閉片4,4が開いた状態の開き口の大きさは挿入しようとするボルトの直径より若干大きくなるようにする。
又、座金1の挿入穴2からスリット幅W1で切り抜いた切抜端部は、円弧状に凹ませた挿入ガイド部5が設けてあり、ボルト等に着脱自在に挿入する時に開閉片4,4でガイドされてスムーズに挿入できるようにしてある。
なお、本実施例では、挿入穴2から左右横方向に外径部へ貫くことなくスリット幅W2,W2で延出させて切り抜かれているが、左右横方向に切り抜くことなく挿入穴2の左右端から縦に切り抜かれたスリット幅W1の線に沿って若干外側へ斜めにスリット幅W3,W3のスリット溝(図示せず)を設けても目的を達成することは可能であり、座金の挿入穴2をネジを加工したネジ穴(図示せず)にすれば、開閉片4,4を閉じることにより座金1にナットの機能をもたせることもできる。
この場合、座金1の厚みはネジを加工するため少し厚めにするのが良い。
又、本実施例では、スリット溝3,3の底部を0.1〜0.3mmの厚みにして開閉片4,4を屈曲可能としたが、開閉片4,4を分離して屈曲に適した接着剤等で連結しても目的を達成することは可能である。
更に、スリット幅W1,W2,W3の幅で切り抜くようにしてあるが、プレス等の金型による成形も可能である。プレス金型による成形の場合は、例えば銅、黄銅、アルミニウム等の比較的柔軟な金属を使用するのが望ましい。
図3は、以上のようにしてなる開閉片付きの座金1をボルト6に挿入する例を示したものであり、開閉片4,4を開いた状態で横(矢印)方向からボルト6に挿入し、ボルト6に螺合された下方のナット7により平座金8を介して支持された取付金具9の上に置いた状態で開閉片4を閉じ、ボルト6に螺合された上方のナット7を締め付けることにより取付金具9はしっかりと固定される。
そして、上記のように横方向からボルト6に挿入装着することにより、座金の装着をうっかり忘れても手間を要することなく行うことができると共に、機械の振動等でナット7が緩んでも、開閉片4が閉じてボルト6の外径部に係合した状態で保持されるので、ボルト6からずれたり、脱落したりしない。
図4は、天井から吊り下げられたボルト6,6に、上記図3のようにして開閉片付きの座金1,1を介在させて取付けられた取付金具9,9によりエアコン10を取付けた例を示したものである。実際は前方、後方の左右4箇所にボルト6,6,6,6が吊り下げられた状態で、エアコンの底部4箇所を取付金具9,9,9,9で支持した状態となっている。
1台のエアコンの取付けに4本のボルト6,6,6,6が吊り下げられ、各ボルトにナット7が2個、座金2個を使用して取付金具9が取付けられており、多数のエアコンを集合住宅等に設置する場合など座金の装着をうっかり忘れたりすると、従来はボルト6に螺合されたナット7を取り外して行わなければならず、面倒で多大な手間を要していた。又エアコンの駆動する振動によりナット7が緩みやすく、従来挿入穴をU字状に切り抜いた座金では脱落しやすく不安定であったが本発明により解消され、更に座金の挿入穴を、ネジを加工したネジ穴にすることで、ナット7が緩んでも座金1のネジ穴がボルト6に係合して座金1で押え付けた状態が保持された。
本発明に係る屈曲可能な開閉片を利用すれば、座金(ワッシャー)のみならずボルト等に挿入してナット等で締め付け固定される色々な金具や支持部材等にも適用されてその効果が発揮される可能性がある。
本発明に係る開閉片付き座金の実施例を示す平面図である。 図1のA−A拡大断面図で、(a)は開閉片が閉じた状態、(b)は開いた状態を示す。 挿入装着する場合の例を示す側面図である。 使用例を示す側面図である。
符号の説明
1 座金
2 挿入穴
3 スリット溝
4 開閉片
5 挿入ガイド部
6 ボルト
7 ナット
8 平座金
9 取付金具
10 エアコン
W1,W2,W3 スリット幅
t 厚み

Claims (4)

  1. 座金(1)の挿入穴(2)から外径部へスリット状に縦に切り抜くと共に、挿入穴(2)から左右横方向に外径部へ貫くことなく延出させてスリット状に切り抜き、該横方向へ切り抜いたスリットの延出端から前記縦に切り抜いた線に沿って底部を屈曲可能とするスリット溝(3)を設けて開閉片(4)を形成してなることを特徴とする開閉片付き座金。
  2. 底部を屈曲可能とするスリット溝(3)は、座金(1)の挿入穴(2)から外径部へ切り抜いた線に沿って斜めに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の開閉片付き座金。
  3. 座金(1)の挿入穴から外径部へ縦に切り抜いたスリットの切抜端部を円弧状に凹ませて、挿入ガイド部(5)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項のいずれか1項に記載の開閉片付き座金。
  4. 座金(1)の挿入穴(2)が、ネジを加工したネジ穴であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の開閉片付き座金。
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