JP6558758B2 - シート保持具 - Google Patents

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Description

この発明は、ビニールカーテンなどのシート体を保持するためのシート保持具に関する。
シート体を保持するための構造として、例えば特許文献1には、下縁に紙片の挿入口を形成して基板の前面に鍵形の傾斜板を具え、この傾斜板と基板との間に滑動自在のコロを設けて、挿入口から挿入された紙片をコロの降下によって抑止するよう構成したペーパーホルダーにおいて、前記コロの軸を支持枠によって支承するとともに、該支持枠と前記傾斜板または基板の上部との間にばねを介設し、このばねによって前記傾斜叛の内側に設けられたコロを挿入口の内縁に向けて強制的に圧接するようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、シートが挿入される内部空間を保有する保持具本体を主体として、その中に内装されるシート押えのローラー等の転子と、転子が回動可能に軸承されるようそれを上下可能に支持するスライダーと、スライダーを下方に付勢する弾性材とを具備し、保持具本体については、転子が遊回する余裕のある内部空間の間隔を保持する前面壁と後面壁とを上端の閉塞壁を介して一体成形するとともに、下端のシート挿入開口に順次内部空間が狭くなるように、前面壁と後面壁との少なくとも一方を傾斜して形成したシート保持具が開示されている。
実願昭47−40687号(実開昭49−1245号)のマイクロフィルム 特開2005−219292号公報
しかし、上記した特許文献1および特許文献2記載の構成は、紙などの比較的薄くて軽いシートを保持するのには適しているが、例えばビニールカーテンなどの重いシートを保持することは難しい。すなわち、コロをバネの付勢力によってシートに押し付けて保持しているため、保持力を高めるにはバネの力を強くする必要がある。しかしながら、バネの力を強くしすぎると、手の力でバネを圧縮できなくなってしまい、シートの着脱ができなくなってしまうからである。
このため、ビニールカーテンなどの重いシートを保持する場合には、このような保持具が使用できなかった。例えばビニールカーテンを吊るす場合には、ビニールカーテンに穴を開けて吊るす方法が一般的であった。しかしながら、フックの配設間隔に合わせてビニールカーテンに穴を開ける作業は煩雑であるし、開けた穴からビニールカーテンが裂けてしまう場合もあり、シートに孔を開けなくても保持できる機構が求められていた。
そこで、本発明は、自重などで大きな負荷がかかる場合でも確実にシートを保持することができ、かつ、シートに穴を開けなくてもシートを保持することができるシート保持具を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、背面板と前面板との間にシート体を挿入可能な挿入空間を形成した保持具本体と、前記挿入空間に収容される丸棒と、前記保持具本体に取り付けられる締結部材と、を備え、前記保持具本体は、シート体を挿入するための開口部に向けて、前記背面板と前記前面板との間隔が徐々に狭くなるように形成されており、前記保持具本体の開口部からシート体を挿入して前記締結部材を締結したときに、前記締結部材の先端が前記丸棒を前記開口部の方向へ押し込み、前記丸棒がシート体を押圧して保持するように構成され、前記保持具本体は、前記丸棒の周面を操作可能に露出させる操作窓を備え、前記操作窓は、前記複数の締結部材の取り付け位置に対応して、前記取り付け位置の下方に形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記前面板は、前記背面板の前方に突出した庇部と、前記庇部の前端から下方へと垂下する前壁部と、を備え、前記庇部は、斜め下方に突出しており、前記締結部材は、軸を斜めに傾けた状態で前記庇部に取り付けられることを特徴とする
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1または2記載の発明の特徴点に加え、前記前面板には、前記挿入空間に挿入したシート体の端部を視認可能に露出させる確認窓が、前記庇部から前記前壁部にかけて前記挿入空間の最も奥まで開口形成されていることを特徴とする
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記保持具本体は、前記締結部材に螺合するめねじ部を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記保持具本体は、前記丸棒が前記挿入空間から脱落しないように、前記丸棒の両端部に臨む側壁部を備え、前記側壁部は、シート体の挿入方向に見て前記開口部に重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜5のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記前面板は、前記開口部に向けて前記背面板に接近するように傾斜しており、前記前面板の傾斜は複数段階であることを特徴とする。
発明は上記の通りであり、保持具本体の開口部からシート体を挿入して締結部材を締結したときに、締結部材の先端が丸棒を開口部の方向へ押し込み、丸棒がシート体を押圧して保持するようになっている。このような構成によれば、自重などで大きな負荷がかかる場合でも、締結部材の締結力で確実にシートを保持することができる。しかも、丸棒を動かすために大きな力が必要ないので、シートの保持や解除も容易である。また、シートに穴を開けなくてもシートを保持することができるので、作業性が良く、シートが裂ける心配もない。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、保持具本体は、締結部材に螺合するめねじ部を備える。このような構成によれば、保持具本体に締結部材を螺着させるだけでシートが保持できるので、シート保持具の構成をシンプルにし、かつ、部品点数を少なくすることができる。具体的には、保持具本体と丸棒と締結部材の3つの構成部品でシート保持具を構成することができ、しかも、丸棒と締結部材は汎用品を使用できるので、シート保持具の製造コストを抑制することができる。
また、請求項5に記載の発明は上記の通りであり、保持具本体は、丸棒が挿入空間から脱落しないように、丸棒の両端部に臨む側壁部を備え、側壁部は、シート体の挿入方向に見て開口部に重ならない位置に設けられている。このような構成によれば、保持具本体よりも幅の広いシート体を開口部から挿入したとしても、シート体が側壁部に干渉しない。よって、シート保持具で保持できるシート体の幅が限定されないので、使い勝手が良い。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、保持具本体は、挿入空間に挿入したシート体の端部を視認可能に露出させる確認窓を備える。このような構成によれば、シート体を開口部から挿入するときに、シート体の位置(例えば、シート体が奥まで差し込まれているかどうか)を確認しながら作業することができる。また、確認窓から手などを入れてシート体を押さえながら作業することもできる。よって、シート体を確実に意図した位置に固定することができ、作業性が良い。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、保持具本体は、丸棒の周面を操作可能に露出させる操作窓を備える。このような構成によれば、シート体を着脱するときに操作窓からドライバなどを挿し込んで丸棒を持ち上げることで、丸棒による押圧を解除することができる。すなわち、丸棒を持ち上げるための特別な構成を備えなくても、丸棒を容易に持ち上げることができる。
また、請求項6に記載の発明は上記の通りであり、前面板の傾斜は複数段階である。このような構成によれば、開口部から遠い側では傾斜を小さくして、前面板の突出を抑え、保持具本体をコンパクトに保つことができる。また、開口部に近い側では傾斜を大きくすることで、丸棒でシート体を押圧する力を働きやすくし、様々な厚みのシート体を保持可能とすることができる。
シート保持具の使用状態を示す図である。 保持具本体の(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。 シート保持具にシート体を着脱する様子を示す図であって、(a)シート体を取り外した状態の図、(b)シート体を取り付けた状態の図である。 複数のシート保持具を並設し、複数のシート体を保持した図である。 並設した複数のシート保持具で1つのシート体を保持した図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、シート保持具10によってシート体40の上端を保持し、シート体40を吊り下げ支持する場合の使用例について説明する。このため、シート体40を挿入するための開口部26の開口方向を「下方」、シート体40の挿入方向を「上方」として説明する。ただし、本実施形態に係るシート保持具10は、必ずしもこの配置で使用されるものではなく、たとえば、開口部26を左右方向や鉛直上方へ向けた状態で使用してもよい。
本実施形態に係るシート保持具10は、ビニールカーテンなどのシート体40を保持するために使用されるものであり、例えば、壁面に取り付けられてシート体40の上端を保持することで、シート体40を吊り支持するものである。このシート保持具10は、図1に示すように、保持具本体11と、丸棒35と、締結部材36と、を備えて構成される。
保持具本体11は、壁面などの平面に固定されて使用される金具であり、図2に示すように、加工した2枚の板金を接合して構成されている。2枚の板金は、背面側の背面板12と、背面板12の前面を覆う前面板13と、からなる。そして、この背面板12と前面板13との間にシート体40を挿入可能な挿入空間25が形成されている。
背面板12は、壁面などの平面に臨むように平坦に形成される。ただし、開口部26を拡開させるために、背面板12の下端部を屈折させて拡開縁12aを形成してもよい。
前面板13は、上部が背面板12に重ね合わされて接合されており、下部が前方に突出するように屈折した形状となっている。具体的には、前方に突出した庇部14と、庇部14の前端から下方へと垂下する前壁部15と、を備える。
前壁部15は、図2(b)に示すように、下方に行くに従って徐々に背面板12に接近するように斜め下方へと延設されている。これにより、前壁部15は、開口部26に向けて背面板12に接近するように傾斜している。本実施形態においては、前壁部15の傾斜は複数段階となっている。すなわち、背面板12に対して傾斜の小さい第1傾斜部16と、背面板12に対して傾斜の大きい第2傾斜部17と、を備える。第2傾斜部17は、第1傾斜部16の下方に連続するように形成されており、第1傾斜部16と第2傾斜部17との境目に屈折部18が設けられている。言い換えると、前壁部15は、第1傾斜部16と第2傾斜部17との境目である屈折部18において屈折しており、屈折部18を境に傾斜角度が変わるように形成されている。
なお、前壁部15の下端は前方へと屈折しており、拡開縁19を形成している。この拡開縁19が設けられることで、開口部26がハ字状に拡開している。開口部26をハ字状に拡開させることで、シート体40が風に煽られたりして前後に揺れた場合でも、開口部26のエッジにシート体40が当たらないので、シート体40の損傷を防止することができる。また、開口部26を拡開させることで、シート体40を挿入しやすくなっている。
また、前壁部15の両側部は、背面板12の方向へとほぼ直角に屈折しており、これにより側壁部20が形成されている。この側壁部20は、挿入空間25の両側部を覆うことで、後述する丸棒35が挿入空間25から脱落しないようにしている。詳しくは、側壁部20は、図3等に示すように、挿入空間25に収容された丸棒35の両端部に臨んでおり、挿入空間25の両側に丸棒35の直径よりも大きな隙間ができないようにしている。
なお、この側壁部20は、図3等に示すように、シート体40の挿入方向(図3に示す上下方向)に見て開口部26に重ならない位置に設けられている。このため、開口部26から挿入したシート体40が側壁部20に干渉しないようになっている。
上記したように前壁部15が前方に突出することで、背面板12と前面板13との間には挿入空間25が形成される。この挿入空間25は、下方において開口しており、シート体40を挿入するための開口部26が形成されている。この挿入空間25は、上方が広く、下方が狭くなるように形成されている。すなわち、上記したように、前壁部15は、開口部26に向けて背面板12に接近するように傾斜しているため、背面板12と前面板13との間隔は、開口部26に向けて徐々に狭くなるように形成されている。
なお、この保持具本体11の上部には、複数の取り付け孔27が貫通形成されている。この取り付け孔27は、保持具本体11を吊り下げるためのものである。例えば、天井などにフックを固定し、取り付け孔27をこのフックに引っ掛けることで、保持具本体11を吊り下げることができる。そのほかにも、この取り付け孔27にアンカーボルトを貫通させ、このアンカーボルトを壁面に打ち込むことで、保持具本体11を壁面に固定してもよい。
本実施形態においては、この取り付け孔27を利用して、背面板12と前面板13とを接合している。具体的には、背面板12の取り付け孔27の周りをバーリング加工し、バーリング加工で立ち上がらせた筒部を前面板13の取り付け孔27に挿通する。そして、前面板13を貫通した筒部の先端をかしめることで、背面板12と前面板13とを接合している。
また、上記した前面板13の庇部14には、締結部材36を取り付けるためのボルト挿入孔28が形成されている。本実施形態に係るボルト挿入孔28は、バーリング加工で形成された筒部の内側にめねじ部28aが形成されている。このめねじ部28aは、締結部材36に螺合するように内周にネジが切られている。
丸棒35は、上記した挿入空間25に収容される棒状部材である。なお、この丸棒35は、必ずしも断面が正円でなくてもよい。例えば、シート体40との摩擦力を増すために、表面を切削加工したものや、角のあるものを使用してもよい。この丸棒35は、挿入空間25内で上下に転動自在となっている。この丸棒35は、挿入空間25の長手方向の幅よりもやや短い程度の長さで形成されている。また、この丸棒35の直径は、開口部26の開口幅(背面板12と前面板13との距離)よりも大きく形成されており、丸棒35は開口部26から脱落しないようになっている。
締結部材36は、保持具本体11に取り付けられて、丸棒35を下方へと押圧するためのものである。本実施形態に係る締結部材36は、図3に示すようなおねじ部材(ボルト)である。この締結部材36は、ボルト挿入孔28のめねじ部28aに螺合することで、上下に進退するように形成されている。このとき、庇部14はやや斜めに形成されているため、めねじ部28aの軸もやや斜めを向いている。よって、めねじ部28aに取り付けられた締結部材36の軸も、やや斜めに傾いている。そして、庇部14は、第1傾斜部16に対して略直角に形成されているため、締結部材36の軸が、第1傾斜部16とほぼ平行になるように形成されている。
なお、本実施形態に係る保持具本体11は、挿入空間25に挿入したシート体40の端部を視認可能に露出させる確認窓29を備えている。シート体40を挿入空間25に挿入すると、図1に示すように、シート体40の上端部が確認窓29から視認できるので、シート体40の位置を確認しながら作業できるようになっている。本実施形態に係る確認窓29は、図2(a)及び図2(c)に示すように、庇部14から前壁部15にかけて開口形成されており、上方および前方からシート体40の位置が確認できるようになっている。
また、保持具本体11は、丸棒35の周面を操作可能に露出させる操作窓30を備えている。本実施形態においては、複数のボルト挿入孔28に対応して、それぞれのボルト挿入孔28の下方に操作窓30が形成されている。この操作窓30は、図1に示すように、シート体40を保持する丸棒35を視認できるように開口している。このため、例えば、シート体40をシート保持具10から取り外すときに、丸棒35がシート体40に食い込んで動かない場合でも、操作窓30からドライバなどを挿入して丸棒35を持ち上げて、シート体40と丸棒35との摩擦係合を解除することができる。
上記したシート保持具10でシート体40を保持するときには、図3(a)に示すように、締結部材36を緩めて上動させる。これにより、挿入空間25が広くなるので、丸棒35が上方に移動できるようになる。この状態で開口部26からシート体40を挿入する。シート体40を挿入するときには、確認窓29からシート体40の位置を確認しつつ作業することができる。
シート体40を挿入したら、図3(b)に示すように、締結部材36を締結して下動させる。すると、締結部材36の先端36aが丸棒35を開口部26の方向へ押し込む。このとき、挿入空間25は開口部26に向けて徐々に狭くなるように形成されているため、押し込まれた丸棒35によってシート体40が押圧される。それ以上は丸棒35を押し込めない位置まで締結部材36を締結すれば、丸棒35と背面板12とによってシート体40が挟み込まれるので、シート体40を強く保持することができる。この状態でシート体40を引き抜こうとする力が加わっても、丸棒35を巻き込む方向に力が加わるので、シート体40が抜けることはない。
なお、保持したシート体40をシート保持具10から取り外すときには、図3(a)に示すように、締結部材36を緩めて上動させればよい。これにより、丸棒35が上方に移動できるようになるので、丸棒35による摩擦力を解除してシート体40を引き抜くことができる。なお、丸棒35がシート体40に食い込んでしまっている場合には、操作窓30からドライバなどを挿入して丸棒35を持ち上げて外せばよい。
このようなシート保持具10によれば、図4に示すように、複数のシート保持具10のそれぞれにシート体40を保持させるような使用方法も可能である。このとき、シート体40の間に隙間を作りたくない場合でも、隣り合うシート体40を重ね合わせることができる。すなわち、上記したように、側壁部20がシート体40の挿入方向に見て開口部26に重ならない位置に設けられているため、シート保持具10の長手方向の幅よりも広い幅のシート体40を保持することができる。このため、図4に示すように、隣り合うシート体40を重ね合わせることも可能となる。また、図5に示すように、複数のシート保持具10によって、幅の広い1枚のシート体40を保持させるような使用方法も可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、保持具本体11の開口部26からシート体40を挿入して締結部材36を締結したときに、締結部材36の先端36aが丸棒35を開口部26の方向へ押し込み、丸棒35がシート体40を押圧して保持するようになっている。このような構成によれば、自重などで大きな負荷がかかる場合でも、締結部材36の締結力で確実にシート体40を保持することができる。しかも、丸棒35を動かすために大きな力が必要ないので、シート体40の保持や解除も容易である。また、シート体40に穴を開けなくてもシート体40を保持することができるので、作業性が良く、シート体40が裂ける心配もない。
また、保持具本体11は、締結部材36に螺合するめねじ部28aを備える。このような構成によれば、保持具本体11に締結部材36を螺着させるだけでシート体40が保持できるので、シート保持具10の構成をシンプルにし、かつ、部品点数を少なくすることができる。具体的には、保持具本体11と丸棒35と締結部材36の3つの構成部品でシート保持具10を構成することができ、しかも、丸棒35と締結部材36は汎用品を使用できるので、シート保持具10の製造コストを抑制することができる。
また、保持具本体11は、丸棒35が挿入空間25から脱落しないように、丸棒35の両端部に臨む側壁部20を備え、側壁部20は、シート体40の挿入方向に見て開口部26に重ならない位置に設けられている。このような構成によれば、保持具本体11よりも幅の広いシート体40を開口部26から挿入したとしても、シート体40が側壁部20に干渉しない。よって、シート保持具10で保持できるシート体40の幅が限定されないので、使い勝手が良い。
また、保持具本体11は、挿入空間25に挿入したシート体40の端部を視認可能に露出させる確認窓29を備える。このような構成によれば、シート体40を開口部26から挿入するときに、シート体40の位置(例えば、シート体40が奥まで差し込まれているかどうか)を確認しながら作業することができる。また、確認窓29から手などを入れてシート体40を押さえながら作業することもできる。よって、シート体40を確実に意図した位置に固定することができ、作業性が良い。
また、保持具本体11は、丸棒35の周面を操作可能に露出させる操作窓30を備える。このような構成によれば、シート体40を着脱するときに操作窓30からドライバなどを挿し込んで丸棒35を持ち上げることで、丸棒35による押圧を解除することができる。すなわち、丸棒35を持ち上げるための特別な構成を備えなくても、丸棒35を容易に持ち上げることができる。
また、前面板13の傾斜は複数段階である。このような構成によれば、開口部26から遠い側では傾斜を小さくして、前面板13の突出を抑え、保持具本体11をコンパクトに保つことができる。また、開口部26に近い側では傾斜を大きくすることで、丸棒35でシート体40を押圧する力を働きやすくし、様々な厚みのシート体40を保持可能とすることができる。
10 シート保持具
11 保持具本体
12 背面板
12a 拡開縁
13 前面板
14 庇部
15 前壁部
16 第1傾斜部
17 第2傾斜部
18 屈折部
19 拡開縁
20 側壁部
25 挿入空間
26 開口部
27 取り付け孔
28 ボルト挿入孔
28a めねじ部
29 確認窓
30 操作窓
35 丸棒
36 締結部材
36a 先端
40 シート体

Claims (6)

  1. 背面板と前面板との間にシート体を挿入可能な挿入空間を形成した保持具本体と、
    前記挿入空間に収容される丸棒と、
    前記保持具本体に取り付けられる複数の締結部材と、
    を備え、
    前記保持具本体は、シート体を挿入するための開口部に向けて、前記背面板と前記前面板との間隔が徐々に狭くなるように形成されており、
    前記保持具本体の開口部からシート体を挿入して前記締結部材を締結したときに、前記締結部材の先端が前記丸棒を前記開口部の方向へ押し込み、前記丸棒がシート体を押圧して保持するように構成され、
    前記保持具本体は、前記丸棒の周面を操作可能に露出させる操作窓を備え、
    前記操作窓は、前記複数の締結部材の取り付け位置に対応して、前記取り付け位置の下方に形成されていることを特徴とする、シート保持具。
  2. 前記前面板は、前記背面板の前方に突出した庇部と、前記庇部の前端から下方へと垂下する前壁部と、を備え、
    前記庇部は、斜め下方に突出しており、
    前記締結部材は、軸を斜めに傾けた状態で前記庇部に取り付けられることを特徴とする、請求項1記載のシート保持具。
  3. 前記前面板は、前記背面板の前方に突出した庇部と、前記庇部の前端から下方へと垂下する前壁部と、を備え、
    前記前面板には、前記挿入空間に挿入したシート体の端部を視認可能に露出させる確認窓が、前記庇部から前記前壁部にかけて前記挿入空間の最も奥まで開口形成されていることを特徴とする、請求項1または2記載のシート保持具。
  4. 前記保持具本体は、前記締結部材に螺合するめねじ部を備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート保持具。
  5. 前記保持具本体は、前記丸棒が前記挿入空間から脱落しないように、前記丸棒の両端部に臨む側壁部を備え、
    前記側壁部は、シート体の挿入方向に見て前記開口部に重ならない位置に設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート保持具。
  6. 前記前面板は、前記開口部に向けて前記背面板に接近するように傾斜しており、
    前記前面板の傾斜は複数段階であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシート保持具。
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