JP4456400B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、トラクション性能と耐偏摩耗性能とを両立させうる空気入りタイヤに関する。
自動車用の空気入りタイヤ、特に駆動輪などとして装着されるタイヤ、とりわけ、トラック、バスなどの重車輌に使用される重荷重用タイヤにあっては、従来、トレッド端からのびタイヤ軸方向内側で終端するいわゆるラグ溝を配したラグパターン、乃至リブラグパターンが主流であったが、ウエット路面等においてもより大きな駆動力を発揮し、即ちタイヤのトラクション性能を向上するために、ブロックパターン主流になりつつある。
しかしながら、ブロックパターンのタイヤは、トレッド面の剛性がラグパターン等のタイヤに比して小さくなるため、ブロックの接地時の動きが大きく偏摩耗を生じ易いという問題がある。特に、重荷重用タイヤのように大きな荷重下で使用されるタイヤにあっては、車輌制動時に大きなせん断力が作用するブロックの路面後着側、及び車輌駆動時に大きなせん断力が作用するブロックの路面先着側に摩耗が集中するヒールアンドトウ摩耗等の偏摩耗が生じやすい。
又一般にトレッド面はタイヤ赤道面に中心を有する半径の円弧形状あるいはこの円弧に順次接する半径の複数の円弧からなるため、負荷時においては、トレッド面の中央であるクラウン領域と、その両側のショルダー領域とでは、ショルダー領域比べクラウン領域の接地圧が高く、かつ横力の分布も異なるため、領域により摩耗形態が異なり、トレッド面の均一な摩耗困難となっている。なお、ヒールアンドトウ摩耗を防ぐために横溝の溝深さを減じ、或いはブロックのトレッド面の表面積を大きくすることは、トラクション性能の低下を招く。
他方、ヒールアンドトウ摩耗と、トラクション性能について、例えばウエット時のトラクション性能であるウエットグリップ性の向上を意図して周方向のジグザグの縦溝間のリブを、入隅、又は出隅間で継ぐ細溝からなる横溝によりブロック状としたもの(例えば、特許文献1参照)、クラウンブロック、ショルダーブロックの面積重心、及びブロック剛性について、偏摩耗防止を意図した提案(例えば引用文献2参照)がある。
特開平6−191号公報、 特開2002−67624号公報
しかしながら、特許文献1のトレッドパターンは縦溝を区分しジグザグの角部を継ぐ横溝は小溝であることを要件とし、その小溝の溝深さを規定するものに過ぎず、又特許文献2もクラウンブロック、ショルダーブロックの周方向剛性を直接的に規定するものに過ぎない。
本発明は、ブロックパターンのタイヤであって、中央ブロックとショルダーブロックとの表面積とタイヤ周方向の長さとの比の比率、中央側の横溝とショルダー側の横溝との体積比、各横溝開口部の角度などを特定することにより、ブロックパターンにおいて両立困難な耐偏摩耗性能とトラクション性能とを改善しうる空気入りタイヤ、特に重荷重用空気入りタイヤを提供することを課題としている。
本件請求項1に係る発明は、トレッド面2Aに、ジグザグの中央側の縦溝3Aと、その両側かつタイヤ軸方向最外側に位置するジグザグのショルダー側の縦溝3Bとからなる少なくとも3本の縦溝3と、前記中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとを結ぶ中央側の横溝4Aと,ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとを結ぶショルダー側の横溝4Bとからなる横溝4を設けることにより、中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとの間でタイヤ周方向に並ぶ中央ブロックB7Aからなる中央ブロック列7Aと、ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとの間でタイヤ周方向に並ぶショルダーブロックB7Bからなるショルダーブロック列7Bとを形成し、
かつ中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a0間の中央横溝ピッチpaと、ショルダー側の横溝4Bが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a3、a3間のショルダー横溝ピッチpbとを同じとするとともに、
中央ブロックB7Aのトレッド面の表面積Saと、該中央ブロックB7Aのタイヤ周方向の長さLaとの比Sa/Laに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbと、該ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さLbとの比Sb/Lbの比率(Sb/Lb)/(Sa/La)、並びに中央ブロックB7Aのトレッド面の表面積Saに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbの比率(Sb/Sa)を0.8〜1.5とし、
かつ中央側の横溝4Aの溝体積Vaは、ショルダー側の横溝4Bの溝体積Vbよりも小、
しかも、中央側の横溝4Aが中央側の縦溝3Aに開口する開口部分において、該中央側の横溝4Aの中心線c1がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度αは、ショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分においてその中心線c2がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度βよりも小、かつ前記角度βは、ショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分においてその中心線c3がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度γ以下の角度とするとともに、
前記中央ブロックB7Aの、中央側の縦溝3Aに面する側壁と、前記中央側の横溝4Aに面する側壁とが鋭角で交わる鋭角交差部aにこの鋭角交差部aを切り欠いた三角形状をなす面取り部を形成したことを特徴とする空気入りタイヤである。
本件請求項2に係る発明は,前記鋭角側角度α、β、γはいずれも60゜より大、かつ鋭角側角度β、γは90゜よりも小とするとともに、
中央側の横溝4Aがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分と、ショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分とに、それぞれ開口端に向かって広巾となる拡巾部を形成すること、請求項3に係る発明は、中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わる開口端の中心位置a0を通るタイヤ軸方向の基準線xから、該基準線xに最も近い、中央側の縦溝3Aでの開口端の中心位置a1までのタイヤ周方向の距離p1と、前記基準線xから前記中心位置a1に向かう周方向であるa1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の横溝4Bがトレッド縁Eに交わる開口端の中心位置a2までのタイヤ周方向の距離p2、前記a1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の縦溝3Bでの開口端の中心位置a3までのタイヤ周方向の距離p3と、前記中心位置a0、a0間の中央横溝ピッチpa(=pb)とにおいて、p1<p2<p3<pa、又は p1<p3<p2<paであること、さらに請求項4に係る発明は、前記距離p1,p2,p3,paが、p1<p2<p3<(2/3)・pa、又は p1<p3<p2<(2/3)・pa
であることを特徴としている。
又請求項5に係る発明は、中央側の縦溝3Aの溝深さd3Aとショルダー側の縦溝3Bの溝深さd3Bの平均値(d3A+d3B)/2は、中央側の横溝4Aの平均の溝深さd4Aと、ショルダー側の横溝4Bの平均の溝深さd4Bとよりも大であり、
かつ中央側の横溝4Aと、ショルダー側の横溝4Bとは、溝底から隆起するタイバーを有し、かつトレッド面からのショルダー側の横溝4Bのタイバーまでの深さd4Btは、中央側の横溝4Aのタイバーまでのタイバー深さd4Atよりも小としたことを特徴としている。
請求項1に係る発明の空気入りタイヤは,中央ブロックBaと、ショルダーブロックBbとに関して、表面積Sa、Sbと、タイヤ周方向の長さLa,Lbの比率(Sb/Lb)/(Sa/La)、及び面積比(Sb/Sa)を0.8〜1.5とするものであり、前記比率を0.8より小とした場合の中央ブロックBaの前記比率に比べて、ショルダーブロックBbが過小となることを防いで、トラクション性能、耐偏摩耗性能が低下するのを防止する。又1.5よりも大とした場合の、ショルダーブロックBbの比に対して、中央側のブロックBaの比が過小となり、トラクション性能に有効な接地圧力の高い中央部での剛性が低下し、駆動性能を損なうことを防ぐ。
又、中央側の横溝4Aの溝体積Vaよりも、ショルダー側の横溝4Bの溝体積Vbを大きくすることにより、駆動性能を発生させ難いショルダー部のシー比(溝面積/トレッド面面積)を増して、ショルダーブロックの接地圧を増加して中央ブロックと接地圧を均衡させ、摩耗の均一化を図るとともに、ショルダー側の横溝における路面での食い込みを良好として駆動特性を向上する。
しかも、中央側の横溝4Aの中央側の縦溝3Aで開口する鋭角側角度αは、ショルダー側の縦溝3Bで開口する鋭角側角度βよりも小、かつショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する鋭角側角度γについてα<β≦γとすることにより、タイヤ断面方向のショルダー部のエッジ長さを大とし、トラクション性能を向上する。
前記中央ブロックB7Aの中央側の鋭角交差部を切り欠いて面取りされ三角形状をなす傾斜部分を形成していることにより、接地圧が大きい中央ブロックの中央側の鋭角エッジ部を無くし、ブロック欠けを予防できる。
又請求項2に係る発明において、前記鋭角側角度α、β、γがいずれも60゜より大、かつ鋭角側角度δ、γは90゜よりも小とすることにより、各ブロックのエッジを挟む角度を増し、剛性を向上して接地圧力を高め、耐偏摩耗性能、駆動性能に対して有利とする。さらに、横溝に設けた縦溝への開口部分に拡巾部を形成することにより、各ブロックのエッジ部分を鈍角とすることができ、剛性を高めて接地圧力を高め、耐偏摩耗性、駆動性能について有利となる。又鋭角となるがちな中央側のブロックのエッジを鈍角とし易くし、ブロックエッジを起点とするブロック欠けを防止しうる。
請求項3に係る発明は、基準線xから中央側の縦溝3Aでの開口端の中心位置a1までのタイヤ周方向の距離p1と、前記基準線xからショルダー側の横溝4Bがトレッド縁Eに交わる開口端の中心位置a2までのタイヤ周方向の距離p2、前記基準線xからショルダー側の縦溝3Bでの開口端の中心位置a3までのタイヤ周方向の距離p3と、中心位置a0、a0間のタイヤ周方向の距離paとにおいて、p1<p2<p3<p 、又は p1<p3<p2<pとし、
各距離pa,p1,p2,p3を前記のように違えているため、ブロックエッジでは、周方向にエリアを区分して、横溝があるエリア、横溝がないエリアとを、意識的に作成でき、エリアとしての周方向剛性差/接地圧差を発生でき、駆動性能を最大化しうる可能性が生じる。なお望ましくは、請求項4に係る発明のように、p1<p2<p3<(2/3)・p、又は p1<p3<p2<(2/3)・paとする。paについてを(2/3)・paと選択することにより、ブロックエッジでは、周方向にエリアを区分して、横溝があるエリア、横溝がないエリアとを、意識的に作成でき、エリアとしての周方向剛性差/接地圧差を発生でき、駆動性能を最大化しうる可能性が生じる。
又請求項5に係る発明は,ショルダー側の横溝4Bのタイバーまでの深さd4Btを、中央側の横溝4Aのタイバーまでのタイバー深さd4Atよりも小としたことは、ショルダーブロックにおける駆動性能の低下を防止するためである。なお、このためには、深さ比d4At/d4Btを1.10〜1.50程度とする。これにより、中央ブロックBaでの過小化によるトラクション性にとり有効な接地圧が大きい中央ブロックBaの剛性が低下し、駆動特性に悪影響を与えることを防いでいる。
以下本発明の空気入りタイヤ1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の空気入りタイヤ1としてバス,トラックなどの重荷重用タイヤが採用された場合を、タイヤ赤道面の片側で示す断面図、図2はそのトレッドパターンの1例を示す平面図であり、図1では、空気入りタイヤ(以下重荷重用タイヤ、乃至ときに単にタイヤと呼ぶ)1が正規リムRに組み込み、正規内圧を充填し、かつ無負荷の内圧無負荷状態を示し、図2はこの内圧無負荷状態のトレッドパターンの展開図を示している。
ここで「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim"となる。また、「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" であり、正規リムに組み込み正規内圧を充填した状態を前記のように内圧無負荷状態と呼ぶ。なお、タイヤには荷重が付加される場合には、そのときの「正規荷重」とは、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAで規定する最大負荷能力、TRAの前記表に記載の最大値、或いはETRTOで規定する "LOAD CAPACITY" であって、係る負荷を掛けた場合を標準状態と呼ぶこととする。
図1〜2において重荷重用タイヤ1は、図1に示す如く、トレッド部21とその両側からタイヤ半径方向内側に向けてのびるサイドウォール部22と、該サイドウォール部22のタイヤ半径方向内側に位置するビード部23とを有し、前記トレッド部21からサイドウォール部22を通りビード部23のビードコア25をタイヤ軸方向内側から外側に向かって折り返すカーカス26と、トレッド部21の内部かつカーカス26の半径方向外側に配されるベルト層27とを備え、またビードコア25のタイヤ半径方向外側に断面三角形状のビードエイペックス29を立ち上げている。
なお、前記トレッド部21には、ベルト層27のタイヤ半径方向外側にトレッド面2Aを形成するトレッドゴムが配設される。前記カーカス26は、本形態ではタイヤ赤道Cに対して略90°の角度で傾斜させたラジアル配列の1枚のカーカスプライからなり、従って本発明の空気入りタイヤは、重荷重用ラジアルタイヤとして形成されている。又カーカスコードとしてスチールコードが用いられるとともに、前記ベルト層27は、3〜4枚、本形態ではカーカス26側から第1〜第4の4枚のスチールコードを用いたベルトプライからなり、前記第2、第3のベルトプライはそのベルトコードが互いに交差する向きに配している。
前記トレッド面2Aには、ジグザグの中央側の縦溝3Aと、その両側に位置するジグザグのショルダー側の縦溝3Bとからなる3〜4本、本形態では、前記中央側の縦溝3Aがタイヤ赤道C上を通ることにより、3本の縦溝3が設けられる。これにより、前記中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとの間の内の陸部6Aと、ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとの間の外の陸部6Bとを含む陸部6を形成し、これらの陸部6は前記横溝4により区分されてしブロックB7A,B7Bが並ぶブロック列7A,7Bを形成できる。
主溝3の、ジグザグのタイヤ周方向線に対する角度は1〜30゜程度(好ましくは15〜23゜程度)、本形態では20゜程度とし、これによりエッジ成分を増し、ストレート溝に比して、駆動性能を向上しうる。さらに、本形態では、各縦溝3の折曲げのピッチ、例えば、図2における中央側の縦溝3Aのジグザグの図2の右方に出隅となる出隅点3Acr、3Acr間のタイヤ周方向の距離である周方向のピッチpは、各中央側、ショルダー側を含めて、全ての縦溝3において共に同じとしている。即ち、このピッチpは、例えば中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a0間の中央横溝ピッチpaと、ショルダー側の横溝4Bが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a3、a3間のショルダー横溝ピッチpbとに等しい
縦溝3の位相に関して、図2において、中央側の縦溝3Aと、その右方で隣り合う右のショルダー側の縦溝3Brとは、前記ピッチpの2〜10%、好ましくは3〜8%程度の周方向差Labの長さを、例えば右のショルダー側の縦溝3Brの右の入隅点3Brir(なお、本明細書において、出隅、入隅とは、「縦溝3の溝壁」のジグザグを基準として、その溝壁の山を出隅c、谷を入隅iとし、かつ左右を区別してr,nを附する)が、中央側の縦溝3Aの左の入隅点3Ainよりも図2における上方となるように位相を変化して位置させる。他方、図2の左方で隣り合うショルダー側の縦溝3Bnの右の入隅点3Bniは、前記と同じ周方向差Labを、中央側の縦溝3Aの前記右の出隅点3Acrよりも図2における下方に位置させる。なお、全周のピッチpの個数は、35〜70個程度に設定される。
又縦溝3Aは、例えば図4に示すように、隅部を円弧とした溝底の両側溝壁は、各半径方向線に対して8〜15゜程度、例えば10〜12゜程度で半径方向上方(以下単に上方という場合がある)にハ字に開脚する向きに傾斜している。なお縦溝3の、トレッド面での溝巾w3A,w3Bは、接地巾の4.0〜7.5%程度、溝深さd3A,d3Bは、溝深さW3の1.0〜1.3倍程度に設定する。
陸部6は前記のように横溝4により区分され、前記内の陸部6Aには、前記中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとを結ぶことにより、タイヤ周方向に並ぶ中央ブロックB7Aからなる中央ブロック列7Aを形成する中央側の横溝4Aを形成している。又外の陸部6Bにも、ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとの間とを継ぎタイヤ周方向に並ぶショルダーブロックB7Bからなるショルダーブロック列7Bを形成するショルダー側の横溝4Bを設けている。
中央側の横溝4Aは、中央側の縦溝3Aと図2における右方のショルダー側の縦溝3Brとを結ぶ右方の中央側の横溝(右中央横溝ということがある)4Ar、及び中央側の縦溝3Aと左方のショルダー側の縦溝3Bnとを結ぶ左方の中央側の横溝(左中央横溝ということがある)4Anを含む。
又前記ショルダー側の横溝4Bは、図2における右のショルダー側の縦溝3Brからタイヤ軸方向外側に右のトレッド縁Eをこえてのびる右方のショルダー側の横溝4Br(右ショルダー横溝ということがある)と、左方のショルダー側の縦溝3Bnから左のトレッド縁Eをこえてのびる左方のショルダー側の横溝4Bn(左ショルダー横溝ということがある)とを含む。
本形態において、中央側の縦溝3A、右・左のショルダー側の縦溝3Br,3Bnと,前記右・左中央横溝4Ar、4Anと,右・左ショルダー横溝4Br、4Bnとは、周方向に隣合う前記右中央横溝4Ar、左中央横溝4Anの周方向中間を通るタイヤ軸方向線y1が中央側の縦溝3Aの中心線y0と交わる交点Oを中心とする互いに点対称の関係にある。従って、以下においては,主として、右半分の構成のみを記載し、左半分は必要により説明するに止める。さらに特に区別する必要のないとき、右、左、その符合r,nを省略して記載する(なお、本発明の範囲をこの点対称に限定することを意味しない)。
前記右中央横溝4Arは、中央側の縦溝3Aの右方に向く入隅点3Airに、図3に示すように、図における上の溝壁4Arwuを一致させ、他方、下の溝壁4Arwdを、図における前記入隅点3Air下方に位置させる。又右中央横溝4Arは、前記右方のショルダー側の横溝3Brとの開口部分では、該右方のショルダー側の縦溝3Brの左溝壁の出隅点3Brcnに開口端の前記中心線c2を合わせる。なお、この右中央横溝4Brは、中央側の縦溝3Aの各入隅点3Air毎に形成されている。
なお、前記のように、右のショルダー側の縦溝3Brは、中央側の縦溝3Aよりも、周方向差Labの長さを図における上に位相を位置ずれしている。従って、右中央横溝4Arは、中央側の縦溝3Aの右方の前記開口端から、右方のショルダー側の縦溝4Brに向かって上方(図2、3における)に中心線c1が傾斜する主部12と、それに連なり前記中心線c2が前記左の出隅点3Brcnを通る中心線c2を有する開口部分13とからなる。
前記主部12の中心線c1は、前記上の溝壁4Arwuと、これに平行な下の溝壁4Arwdとの2等分線であり、タイヤ赤道面Cに対して鋭角側で交わる角度である鋭角傾斜角度αは、ショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分においてその中心線c2がタイヤ赤道面Cに対する前記開口部分13の鋭角側角度βよりも小としている。
又、前記鋭角側角度αは、前記上の溝壁4rwuが、中央側の縦溝3Aの右方に向く入隅点3Airに一致し、かつ右のショルダー側の縦溝3Brは、中央側の縦溝3Aよりも、周方向差Labの長さを図における上に位相ずれしているため、前記中央ブロックB7Aの、中央側の縦溝3Aと、前記中央側の横溝4Aとに面する側壁は鋭角で交わり、図4に示すように、上に鋭角交差点aを有する鋭角交差線21を形成する。本形態では、この鋭角交差点aを含めて切り欠いた三角形状をなす面取り部22を形成している。これにより、重荷重下で使用される空気入りタイヤの、ブロックの鋭角部分において生じがちな、ブロック欠け、それを起点とした偏摩耗を予防する。
面取り部22は、前記鋭角交差点aから、中央側の縦溝3Aに沿い距離L22bを隔てる点22b、 中央側の横溝4ABに沿い距離L22cを隔てる点22c、前記鋭角交差点aから下方に距離L22dを隔てる鋭角交差線21上の点22dを継ぐ線分からなる三角形状を有する平面である。ここで、距離L22dは中央側の縦溝3Aの溝深さd3Aの40%から80%の範囲にあることが好ましい。40%未満では摩耗中盤以降で効果が出ず、80%を越えると傾斜角度が小さくなり、ブロック欠け予防効果がでない。また、同様の理由から、前記距離L22b、距離L22cは、2〜15mm程度、好ましくは、4〜8mm程度であって、かつ中央側の縦溝3Aに沿う距離L22bを、中央側の横溝4ABに沿い距離L22cよりも小として、切欠き線が中央の縦溝3Aの溝壁に直交させ、欠け防止を確実とするのがよい。
右中央横溝4Arの他端の前記開口部分13では、開口端に向かって広巾となるテーパ状の拡巾部14を形成している。なおこの拡巾部14を挟む両溝壁のテーパーの開き角度δを3〜20゜程度、好ましくは8〜15゜程度に設定する。
さらに、中央側の横溝4Aはその溝巾w4Aを縦溝3の溝巾w3の1/4〜1/2倍程度とし、周方向剛性の低下を防止している。これにより各ブロックのエッジ部の剛性を上げて、ブロック欠けを防止するとともに、横溝の排土性、排水性を増してトラクション性能を向上させている
右中央横溝4Arの他端である前記開口部分13では、開口端に向かって広巾となるテーパ状の拡巾部14を形成している。なおこの拡巾部14を挟む両溝壁のテーパーの開き角度δを3〜20゜程度、好ましくは8〜15゜程度に設定する。さらに、中央側の横溝4Aはその溝巾w4Aを縦溝3の溝巾w3の1/4〜1/2倍程度とし、周方向剛性の低下を防止している。これにより各ブロックのエッジ部の剛性を上げて、ブロック欠けを防止するとともに、横溝の排土性、排水性を増してトラクション性能を向上させている
又前記右ショルダー横溝4Brは、前記のように、右方のショルダー側の縦溝3Bnの右の溝壁での右方に向く出隅点3Brcrを通る中心線c3を有してタイヤ軸方向外に延びる開口部分16と、この開口部分16に対して図における上向きに傾斜する中央部17と、この中央部17からタイヤ軸方向外側に左のトレッド縁Eをこえてのびるトレッド縁側部分19とを有しかつバットレス側にのびる延在部が連続している。
前記ショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分16の中心線c3がタイヤ赤道面Cに対してなす鋭角側角度γ、即ち前記開口部分16を2等分する中心線c3のタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度γは、前記角度β以上、即ち前記鋭角側角度αよりも大とする。このように、前記鋭角側角度βを鋭角側角度γ以下の角度とし、ショルダー部のエッジ長さを大とし、トラクション性能を向上する。
しかも、前記した鋭角側角度α、β、γにおいて、前記鋭角側角度α、β、γはいずれも60゜より大、かつ鋭角側角度δ、γは90゜よりも小としている。これにより、各ブロックのエッジを挟む角度を増し、剛性を向上して接地圧力を高め、耐偏摩耗性能、駆動性能に対して有利とする。
又右ショルダー横溝4Brは、溝巾w4Bを前記縦溝3の溝巾w3と同様とするが、溝深さd4Bは、中央側の横溝4Aと同様としている。なお前記開口部分16は、前記縦溝3Brに向かって拡巾する拡巾部14bを構成している。この拡巾部14bは、前記中央側の横溝4Aの拡巾部14aと同様に構成される。このような拡巾部を形成することにより、各ブロックのエッジ部分を鈍角とすることができ、剛性を高めて接地圧力を高め、耐偏摩耗性、駆動性能について有利となる。又鋭角となるがちな中央側のブロックのエッジを鈍角とし易くし、ブロックエッジを起点とするブロック欠けを防止しうる。
次に横溝4に設けるタイバー15について、中央横溝4Arには、図5に示すように、前記主部12かつ前記開口部分13側寄りに、前記溝底が隆起するタイバー15aを、両側の斜面部を介して設けている。このタイバー15aの上面のトレッド面からの深さd4Atは、横溝4の溝深さd4の1/2〜1/4倍程度、かつ上面の連続する長さは前記中央側の横溝4Aの中心線に沿う長さの1/3〜3/4倍程度としている。又ショルダー横溝4Bの前記中央部17にも、トレッド面からの深さd4Btが、中央側の横溝4Aのタイバーまでのタイバー深さd4Atよりも小のタイバー15bを形成している。これにより、前記ショルダーブロックB7Bを強固に結合して周方向の剛性を高め、滑りによる偏摩耗を防止できる。なお、タイバー15bの上面の長さは、中心線に沿う横溝4Bの溝長さ(トレッド縁Eまでの長さ)の1/3〜1〜2倍程度であって、トレッド縁側に偏在させ、かつトレッド縁E側に30〜50゜で溝底からタイバー15bの上面にのびる斜面部分を形成している。このためには、深さ比d4At/d4Btを1.10〜1.50程度とする。これにより、中央ブロックBaでの過小化によるトラクション性にとり有効な接地圧が大きい中央ブロックBaの剛性が低下し、駆動特性に悪影響を与えることを防いでいる。又接地圧が低くトラクション性能を発揮しにくいショルダー部のトラクション性能を確保することができる。
中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとについて、中央側の縦溝3Aの溝深さd3Aとショルダー側の縦溝3Bの溝深さd3Bの平均値(d3A+d3B)/2は、中央側の横溝4Aの平均の溝深さd4Aと、ショルダー側の横溝4Bの平均の溝深さd4Bとよりも大としている。なお平均の溝深さd4Aと、d4Bとは、その全長に亘る深さ和を算出して測定点数で除した平均値をいい、例えば1mm毎に深さを測定する。
又中央側の横溝4Aの溝体積Vaよりも、ショルダー側の横溝4Bの溝体積Vbを大きくしているが、これにより、駆動性能を発生させ難いショルダー部のシー比(溝面積/トレッド面面積)を増して、ショルダーブロックの接地圧を増加して中央ブロックと接地圧を均衡させ、摩耗の均一化を図るとともに、ショルダー側の横溝における路面での食い込みを良好として駆動特性を向上する。
さらに本形態のタイヤにおいては、中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わる開口端の中心位置a0を通るタイヤ軸方向の基準線xから、該基準線xに最も近い、中央側の縦溝3Aでの開口端の中心位置a1までのタイヤ周方向の距離p1と、前記基準線xから中心位置a1に向かうa1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の横溝4Bがトレッド縁Eに交わる開口端の中心位置a2までのタイヤ周方向の距離p2、前記a1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の縦溝3Bでの開口端の中心位置a3までのタイヤ周方向の距離p3と、前記中心位置a0、a0間の中央横溝ピッチpa(=pb)とにおいて、p1<p2<p3<pa、 又は p1<p3<p2<paとしている。ここで開口端の中心位置とは、開口部分を挟む上下のブロック縁を結ぶ線の2等分点を意味する。さらに好ましくは、p1<p2<p3<(2/3)・pa 、 又は p1<p3<p2<(2/3)・paとしている。
その結果、ブロックエッジでは、周方向にエリアを区分して、横溝があるエリア、横溝がないエリアとを、意識的に作成でき、エリアとしての周方向剛性差/接地圧差を発生でき、駆動性能を最大化しうる可能性が生じる。なお望ましくは、p1<p2<p3<(2/3)・p、又は p1<p3<p2<(2/3)・paとすることにより、ブロックエッジでは、周方向にエリアを区分して、横溝があるエリア、横溝がないエリアとを、意識的に作成でき、エリアとしての周方向剛性差/接地圧差を発生でき、駆動性能を最大化しうることが可能となる。
さらに、タイヤ1においては、中央ブロックB7Aのトレッド面の表面積Saと、該中央ブロックB7Aのタイヤ周方向の長さLaとの比Sa/Laに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbと、該ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さLbとの比Sb/Lbの比率(Sb/Lb)/(Sa/La)、並びにトレッド面の表面積Saに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbの比率(Sb/Sa)を0.8〜1.5としている。 前記比率を0.8より小とした場合の中央ブロックB7Aの前記比率に比べて、ショルダーブロックB7Bが過小となることを防いで、トラクション性能、耐偏摩耗性能が低下するのを防止する。又1.5よりも大とした場合の、ショルダーブロックB7Bの比に対して、中央側のブロックB7Aの比が過小となり、トラクション性能に有効な接地圧力の高い中央部での剛性が低下し、駆動性能を損なうことを防ぐ。
以上のように、本発明の好ましい1実施の形態についてに説明したが、例えば右方、左方のショルダー側の縦溝3Br,3Bnにおいて、前記長さLabを5〜15%の範囲で上下に変化を付与できるなど、前記態様にとらわれることなく、請求項の範囲内で種々変更しうる。
表1に示す各トレッドパターンのタイヤを試作し、以下の走行条件におけるトラクション性能、耐偏摩耗性能とともに耐ブロック欠け性能を調査した。
試験条件は以下の通りである。
1走行条件
車輌:国産低床トラック 22DD車
走行距離等の走行条件は以下の通りである。
2評価方法
トラクション性能:上記DRIVE軸に装着し、悪路登坂し、フィーリング評価した。 耐偏摩耗性能:上記DRIVE軸に装着し、2500km走行させる。走行前と走行後のタイヤ周方向への接地圧分布を取り、H/T摩耗を指数化した。
耐ブロック欠け性能:上記DRIVE軸に装着し、悪路登坂させ、意図的にタイヤ空転させる。左装着のコントロールタイヤをベースにブロックの「欠け数×深さ」を指数化した。指数が大きい程、その性能は相対的に優れている。
Figure 0004456400
本発明のタイヤのタイヤ軸を含む右半分断面図である。 そのトレッド部の展開状態におけるトレッドパターンを例示する平面図である。 その要部拡大図である。 ブロックのコーナー切欠き部を例示する斜視図である。 横溝の中心線に沿い断面した断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2A トレッド面
3 縦溝
3A 中央側の縦溝
3B ショルダ−側の縦溝
4 横溝
4A 中央側の横溝
4B ショルダー側の横溝
7A 中央側のブロック列
7B ショルダー側のブロック列
13、16 開口部分
14a、14b 拡巾部
15a、15b タイバー
21 鋭角交差線
22 面取り部

Claims (5)

  1. トレッド面2Aに、ジグザグの中央側の縦溝3Aと、その両側かつタイヤ軸方向最外側に位置するジグザグのショルダー側の縦溝3Bとからなる少なくとも3本の縦溝3と、前記中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとを結ぶ中央側の横溝4Aと,ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとを結ぶショルダー側の横溝4Bとからなる横溝4を設けることにより、中央側の縦溝3Aとショルダー側の縦溝3Bとの間でタイヤ周方向に並ぶ中央ブロックB7Aからなる中央ブロック列7Aと、ショルダー側の縦溝3Bとトレッド縁Eとの間でタイヤ周方向に並ぶショルダーブロックB7Bからなるショルダーブロック列7Bとを形成し、
    かつ中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a0間の中央横溝ピッチpaと、ショルダー側の横溝4Bが、ショルダー側の縦溝3Bに交わりタイヤ周方向に隣合う開口端の中心位置a3、a3間のショルダー横溝ピッチpbとを同じとするとともに、
    中央ブロックB7Aのトレッド面の表面積Saと、該中央ブロックB7Aのタイヤ周方向の長さLaとの比Sa/Laに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbと、該ショルダーブロックのタイヤ周方向の長さLbとの比Sb/Lbの比率(Sb/Lb)/(Sa/La)、並びに中央ブロックB7Aのトレッド面の表面積Saに対する、ショルダーブロックB7Bのトレッド面の表面積Sbの比率(Sb/Sa)を0.8〜1.5とし、
    かつ中央側の横溝4Aの溝体積Vaは、ショルダー側の横溝4Bの溝体積Vbよりも小、
    しかも、中央側の横溝4Aが中央側の縦溝3Aに開口する開口部分において、該中央側の横溝4Aの中心線c1がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度αは、ショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分においてその中心線c2がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度βよりも小、かつ前記角度βは、ショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分においてその中心線c3がタイヤ赤道面Cに対する鋭角側角度γ以下の角度とするとともに、
    前記中央ブロックB7Aの、中央側の縦溝3Aに面する側壁と、前記中央側の横溝4Aに面する側壁とが鋭角で交わる鋭角交差部aにこの鋭角交差部aを切り欠いた三角形状をなす面取り部を形成したことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記鋭角側角度α、β、γはいずれも60゜より大、かつ鋭角側角度β、γは90゜よりも小とするとともに、
    中央側の横溝4Aがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分と、ショルダー側の横溝4Bがショルダー側の縦溝3Bに開口する開口部分とに、それぞれ開口端に向かって広巾となる拡巾部を形成することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 中央側の横溝4Aが、ショルダー側の縦溝3Bに交わる開口端の中心位置a0を通るタイヤ軸方向の基準線xから、該基準線xに最も近い、中央側の縦溝3Aでの開口端の中心位置a1までのタイヤ周方向の距離p1と、前記基準線xから前記中心位置a1に向かう周方向であるa1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の横溝4Bがトレッド縁Eに交わる開口端の中心位置a2までのタイヤ周方向の距離p2、前記a1方向において、前記基準線xから、該基準線xに最も近い、ショルダー側の縦溝3Bでの開口端の中心位置a3までのタイヤ周方向の距離p3と、前記中心位置a0、a0間の中央横溝ピッチpa(=pb)とにおいて、
    p1<p2<p3<pa
    又は p1<p3<p2<pa
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記距離p1,p2,p3,paが以下の関係を充足することを特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。
    p1<p2<p3<(2/3)・pa
    又は p1<p3<p2<(2/3)・pa
  5. 中央側の縦溝3Aの溝深さd3Aとショルダー側の縦溝3Bの溝深さd3Bの平均値(d3A+d3B)/2は、中央側の横溝4Aの平均の溝深さd4Aと、ショルダー側の横溝4Bの平均の溝深さd4Bとよりも大であり、
    かつ中央側の横溝4Aと、ショルダー側の横溝4Bとは、溝底から隆起するタイバーを有し、かつトレッド面からのショルダー側の横溝4Bのタイバーまでの深さd4Btは、中央側の横溝4Aのタイバーまでのタイバー深さd4Atよりも小としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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