JP5437197B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
トレッドの横溝の端部における溝底を部分的に高くしたプラットホームを設け、ブロックの横溝側への倒れ込みが該プラットホームとの当接により抑制される構造が開示されている(特許文献1参照)。またプラットホームによってブロック両端の倒れ込み量を抑制し、ブロック全体の偏摩耗を低減しようとする構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開平2−20407号公報
ウェット路面走行時、トレッドにおいて横主溝から周方向主溝へ水が流れるようにすることで、接地面における排水性を確保して、ハイドロプレーニング性能を高めることが行われる。
しかしながら、横主溝が周方向主溝に開口する構造では、該周方向主溝及び横主溝により区画されるブロックのうち、該周方向主溝側の端部の剛性が局所的に低下する場合があり、タイヤに大きなスリップアングルが付いたときに、該ブロックの周方向主溝側の端部が倒れ込み易くなると考えられる。上記した従来例では、ブロックとプラットホームとの間に隙間があり、ブロックの倒れ込み抑制の点で、改良の余地があると考えられる。
一方、横主溝をなくしたり、横主溝の設置数を少なくしたりすると、摩耗性能や転がり抵抗の悪化が懸念される。
本発明は、上記事実を考慮して、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性能を両立させることを目的とする。
請求項1の発明は、トレッドに、タイヤ幅方向中央側においてタイヤ周方向に延びる中央側周方向主溝と、該中央側周方向主溝よりタイヤ幅方向外側でかつ該中央側周方向主溝の隣に位置する外側周方向主溝と、前記外側周方向主溝と交差する方向に延び、少なくとも該外側周方向主溝に開口する横主溝と、前記中央側周方向主溝、前記外側周方向主溝及び前記横主溝により区画された陸部と、少なくとも前記横主溝の溝底に形成されると共に、前記中央側周方向主溝まで連通して形成されたサイプと、前記横主溝における前記外側周方向主溝に開口する端部に設けられ、該横主溝のタイヤ周方向に隣接する一方の前記陸部と他方の前記陸部とが、タイヤ幅方向に互いに支え合うように交差する交差部と、を有している。
請求項1に記載の空気入りタイヤでは、トレッドに形成される横主溝が外側周方向主溝と交差する方向に延び少なくとも該外側周方向主溝に開口しているので、ウェット走行時にトレッドと路面との間の水は、該横主溝を通じて外側周方向主溝に排出される。このため、ハイドロプレーニング性能を確保することができる。
また少なくとも横主溝の溝底に形成されたサイプが、中央側周方向主溝まで連通しているので、トレッドのタイヤ周方向での曲げ剛性(横主溝が開く方向の剛性)が抑制される一方、陸部のタイヤ周方向及びタイヤ幅方向の剛性は確保される。このため、操縦安定性を確保することができる。
更に請求項1に記載の空気入りタイヤでは、トレッドにおいて、横主溝における外側周方向主溝に開口する端部に、横主溝のタイヤ周方向に隣接する一方の陸部と他方の陸部とがタイヤ幅方向に互いに支え合うように交差する交差部を有しているので、タイヤ周方向やタイヤ横方向からの入力時に、陸部の周方向主溝側の端部が倒れ込み難い。これにより、タイヤ周方向の入力やタイヤ横方向からの入力に対して十分な横力を発生させることができるので、操縦安定性を確保することが可能である。
このように、請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性能を両立させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記交差部において、前記一方の陸部には、前記他方の陸部側に向ってトレッド深さ方向に傾斜する第1傾斜面が形成され、前記他方の陸部には、前記一方の陸部側に向ってトレッド深さ方向に傾斜し前記横主溝が延びる方向から見て前記第1傾斜面と交差する第2傾斜面が形成されている。
請求項2に記載の空気入りタイヤでは、横主溝が延びる方向から見て、一方の陸部の第1傾斜面と、他方の陸部の第2傾斜面とが交差しているので、該横主溝から外側周方向主溝への排水性を確保すると共に、一方の陸部と他方の陸部とがタイヤ幅方向に支え合うことで、該陸部の外側周方向主溝側の端部の倒れ込みを抑制して、操縦安定性を確保することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記サイプは、前記横主溝における一方の溝壁に沿って形成されている。
請求項3に記載の空気入りタイヤでは、サイプが横主溝における一方の溝壁に沿って形成されているので、陸部を分断する横主溝と相俟って、トレッドのタイヤ周方向での曲げ剛性を抑制できる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記横主溝の一方の溝壁の少なくとも一部は、タイヤ径方向に対して、該横主溝の他方の溝壁よりも大きく傾斜している。
請求項4に記載の空気入りタイヤでは、横主溝の一方の溝壁の少なくとも一部が、タイヤ径方向に対して、該横主溝の他方の溝壁よりも大きく傾斜しているので、タイヤ周方向に分断される陸部の一方のタイヤ周方向剛性を高く維持することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、交差部を除く前記横主溝の幅は、前記外側周方向主溝の幅の15〜70%である。
ここで、下限値を15%としたのは、これを下回ると、横主溝から周方向主溝への排水を阻害するからである。また上限値を70%としたのは、これを上回ると、一方の陸部及び他方の陸部が小さくなり、各々の陸部のタイヤ周方向及びタイヤ幅方向の剛性が大きく低下してしまうからである。
請求項5に記載の空気入りタイヤでは、外側周方向主溝の幅に対する、交差部を除く横主溝の幅の割合を適切に設定しているので、横主溝から周方向主溝への排水性を確保して、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性を両立させることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の空気入りタイヤによれば、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性能を両立させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の空気入りタイヤによれば、横主溝から周方向主溝への排水性を確保すると共に、操縦安定性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の空気入りタイヤによれば、横主溝が閉じる方向については横主溝により分断される陸部が互いに支え合うことで周方向剛性が高く保たれ、トレッドのタイヤ周方向での曲げ剛性(横主溝が開く方向の剛性)は抑制されるので、操縦安定性やブレーキ性能を確保しつつ、接地変形時のエネルギー損失を少なくし、転がり抵抗を低下させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載の空気入りタイヤによれば、横主溝によりタイヤ周方向に分断される陸部の一方のタイヤ周方向剛性を高く維持でき、操縦安定性やブレーキ性能を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載の空気入りタイヤによれば、横主溝から周方向主溝への排水性を確保すると共に、操縦安定性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
図1から図3は、本実施形態に係り、空気入りタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。 交差部の構造を示す拡大斜視図である。 (A)交差部の構造を示す拡大平面図である。(B)第1傾斜面を溝壁に有する横主溝を示す、図3(A)における3B−3B矢視断面図である。(C)第1傾斜面及び第2傾斜面を溝壁に有する横主溝を示す、図3(A)における3C矢視図である。 サイプの中央側周方向主溝側の開口部を示す、図1における4矢視拡大図である。 比較例に係る空気入りタイヤのトレッドパターンを示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る空気入りタイヤ10は、トレッド12に、中央側周方向主溝15と、外側周方向主溝14と、横主溝16と、陸部21,22と、サイプ24と、交差部18とを有している。
中央側周方向主溝15は、タイヤ幅方向中央側においてタイヤ周方向に延びる溝である。「タイヤ幅方向中央側」とは、中央側周方向主溝15が外側周方向主溝14よりもタイヤ幅方向中央側に位置することを意味している。本実施形態では、中央側周方向主溝15は、トレッド12において、タイヤ赤道面CLを含むタイヤ幅方向中央部に形成されている。なお、中央側周方向主溝15は、タイヤ赤道面CLを含まない位置、即ちタイヤ赤道面CLから外れた位置に形成されていてもよい。
外側周方向主溝14は、中央側周方向主溝15よりタイヤ幅方向外側でかつ該中央側周方向主溝15の隣に位置する溝であり、タイヤ赤道面CLの両側において、例えば中央側周方向主溝15と接地端Tとの間に1箇所ずつ形成されている。なお、外側周方向主溝14の位置や数は、これに限られない。
ここで、接地端Tとは、空気入りタイヤ10をJATMA YEAR BOOK(2010年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準リムに装着し、JATMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填し、最大負荷能力を負荷したときのタイヤ幅方向最外側の端部である。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、リム、空気圧、及び荷重は各々の規格に従う。
横主溝16は、外側周方向主溝14と、外側周方向主溝14と交差する方向に延び、少なくとも該外側周方向主溝14に開口する溝であり、例えばタイヤ幅方向に対して傾斜して延びている。
陸部21,22は、例えば外側周方向主溝14と、中央側周方向主溝15と、横主溝16とにより区画されている。陸部21,22は、タイヤ赤道面CLに近い中央領域陸部30である。図示の例では、該中央領域陸部30の他、トレッド12における外側周方向主溝14よりタイヤ幅方向外側に、ショルダー領域陸部32も設けられている。中央領域陸部30には、タイヤ周方向に延びる例えば1本の細溝28が設けられている。横主溝16は、中央領域陸部30における、細溝28と外側周方向主溝14との間の範囲に設けられている。
図1,図3から図4において、サイプ24は、少なくとも横主溝16の溝底16Aに形成されると共に、中央側周方向主溝15まで連通して形成されている。ここで、本実施形態において、「細溝」とは、トレッド12の接地時に溝幅が零とならない溝をいう。また「サイプ」とは、トレッド12の接地時に溝幅が零となるような溝幅を有する溝、又は溝幅の無い切り込み状のものをいう。
本実施形態では、サイプ24は、交差部18を除く横主溝16における一方の溝壁(後述する他方の陸部22の側壁22B)に沿って形成されると共に、細溝28を横切って中央側周方向主溝15まで連通している。なお、図1に示されるように、サイプ24は、外側周方向主溝14には連通していない。これは、サイプ24のタイヤ幅方向外側の端部が、交差部18により遮られているためである。
図1から図3において、交差部18は、横主溝16における外側周方向主溝14に開口する端部に設けられている。交差部18では、横主溝16のタイヤ周方向に隣接する一方の陸部21と他方の陸部22とが、タイヤ幅方向に互いに支え合うように交差している。
図1に示されるように、1つの横主溝16によりタイヤ周方向に区画された一方の陸部21は、交差部18における外側周方向主溝14と横主溝16との交差角度の鋭角側(図3(A)における角度A側)に位置している。他方の陸部22は、該交差角度の鈍角側(図3(A)における角度O側)に位置すると共に、一方の陸部21と外側周方向主溝14との間まで延設されている。一方の陸部21と他方の陸部22とは、交差部18において連続している。ここで「連続」とは、一方の陸部21と他方の陸部22とが、境界26において分断されることなく、一体的に形成されていることをいう。従って、境界26にはサイプや細溝等が全く形成されていない。
図2,図3に示されるように、交差部18において、一方の陸部21には、他方の陸部22側に向ってトレッド深さ方向に傾斜する第1傾斜面21Aが形成されている。また交差部18において、他方の陸部22には、一方の陸部21側に向ってトレッド深さ方向に傾斜し横主溝16が延びる方向(図3(A)における矢印3C方向)から見て第1傾斜面21Aと交差する第2傾斜面22Aが形成されている(図3(C))。そして、第1傾斜面21A及び第2傾斜面22Aは、交差部18における横主溝16の溝壁を構成している。図1,図3においては、一方の陸部21における平行細線が、第1傾斜面21Aを示し、他方の陸部22における平行細線が、第2傾斜面22Aを示している。
なお、第1傾斜面21Aは、交差部18以外の領域にまで形成され、横主溝16の溝壁を構成している。第1傾斜面21Aは、タイヤ赤道面CL側において、細溝28の位置で終端している。即ち、横主溝16は、細溝28と外側周方向主溝14との間の範囲に設けられている。その一方で、サイプ24は、細溝28を横切って、中央側周方向主溝15まで延びている。
図2,図3(A)において、一方の陸部21と他方の陸部22との境界26は、他方の陸部22側に凸に湾曲している。境界26の一端26Aは、一方の陸部21の側部(外側周方向主溝14の溝壁)に接して終端している。境界26の他端26Bは、交差部18を越えて他方の陸部22の側壁22Bに接し、該側壁22Bに連なっている。これにより、他方の陸部22における第2傾斜面22Aは、一方の陸部21と外側周方向主溝14との間まで延設された状態となっている。
図3(B)において、横主溝16の一方の溝壁である第1傾斜面21Aの少なくとも一部は、タイヤ径方向Rに対して、該横主溝16の他方の溝壁である側壁22Bよりも大きく傾斜している。本実施形態では、第1傾斜面21Aは、一様な角度で傾斜している。一方、側壁22Bは、タイヤ径方向Rと略平行となっている。
具体的には、タイヤ径方向Rに対する第1傾斜面21Aの傾斜角度θ1は、例えば30〜50°である。傾斜角度θ1の下限値を30°としたのは、これを下回ると、横主溝16内で有効に水を外側周方向主溝14へ排出する体積を確保できなくなるからである。また上限値を50°としたのは、これを上回ると、横主溝16内でサイプ24のみで一方の陸部21と他方の陸部22とを分離する領域を確保できなくなり、タイヤ周方向の陸部剛性の低下につながるからである。このように、第1傾斜面21Aの傾斜角度θ1を適切に設定することで、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性を両立できるようになっている。
図3(C)において、タイヤ径方向Rに対する第2傾斜面22Aの傾斜角度θ2は、例えば20〜50°である。傾斜角度θ2の下限値を20°としたのは、これを下回ると、横主溝16から外側周方向主溝14への排水が十分に行えなくなるからである。また上限値を50°としたのは、これを上回ると、相対する一方の陸部21及び他方の陸部22の外側周方向主溝14側の端部が、タイヤ幅方向に十分に支え合うことができなくなるからである。このように、傾斜角度θ2を適切に設定することで、排水性と陸部剛性を確保し、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性を両立できるようになっている。
図3(B),(C)に示されるように、交差部18以外において横主溝16を構成する溝壁は、第1傾斜面21Aと、他方の陸部22の一方の陸部21側の側壁22Bである。本実施形態では、側壁22Bは、タイヤ径方向Rに対して、例えば略平行とされている。これにより、図3(B)に示されるように、交差部18以外における横主溝16の溝壁の角度は、タイヤ径方向Rを中心として非対称となっている。なお、側壁22Bと第1傾斜面21Aとが対称となるように、該側壁22Bを傾斜面としてもよい。
また、図1において、交差部18を除く横主溝16の幅Wは、外側周方向主溝14の幅WRの15〜70%である。W/WRの百分率の下限値を15%としたのは、これを下回ると、横主溝16から外側周方向主溝14への排水を阻害するからである。また上限値を70%としたのは、これを上回ると、一方の陸部21及び他方の陸部22が小さくなり、各々の陸部のタイヤ周方向及びタイヤ幅方向の剛性が大きく低下してしまうからである。このように、交差部18を除く横主溝16の幅Wを適切に設定することで、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性を両立させることが可能となっている。
なお、本実施形態では、交差部18のトレッド踏面における横主溝16の幅WLも、上記した交差部18を除く横主溝16の幅Wと同様に、外側周方向主溝14の幅WRの例えば15〜70%となっている。下限値及び上限値を設けた理由及び効果も、横主溝16の幅Wについてのものと同様である。
図3(C)において、交差部18における横主溝16の深さD1は、該交差部18以外の横主溝16の深さD2の例えば30〜60%である。D1/D2の百分率の下限値を30%としたのは、これを下回ると、横主溝16からの排水性が阻害されるからである。また上限値を60%としたのは、これを上回ると、相対する一方の陸部21と他方の陸部22の外側周方向主溝14側の端部が、タイヤ幅方向に十分に支え合うことができなくなるからである。このように、交差部18以外の横主溝16の深さD2に対する交差部18における横主溝16の深さD1の割合を適切に設定することで、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性を両立できるようになっている。
本実施形態において、交差部18は、タイヤ周方向に、適宜間隔で複数設けられている。交差部18が設けられる陸部は、中央領域陸部30に限られず、ショルダー領域陸部32に設けられていてもよい。
図1,図4に示されるように、中央側周方向主溝15へのサイプ24の開口部では、一方の陸部21の溝壁21Bの角部21Cが断面円弧形に丸められており、サイプ24から中央側周方向主溝15への排水性が、より高まるようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1から図3において、本実施形態に係る空気入りタイヤ10では、トレッド12に形成される横主溝16が、外側周方向主溝14と交差する方向に延び少なくとも該外側周方向主溝14に開口しているので、ウェット走行時にトレッド12と路面との間の水は、該横主溝16を通じて外側周方向主溝14に排出される。このため、ハイドロプレーニング性能を確保することができる。
またトレッド12に横主溝16を形成することで、タイヤ周方向でのトレッドの曲げ剛性(横主溝16が開く方向の剛性)が低下するので、該トレッド12の接地変形時のエネルギー損失が少なくなり、転がり抵抗が低下する。
更に、少なくとも横主溝16の溝底16Aに形成されたサイプ24が、中央側周方向主溝15まで連通しているので、トレッド12のタイヤ周方向での曲げ剛性(横主溝16が開く方向の剛性)が抑制される一方、陸部21,22のタイヤ周方向及びタイヤ幅方向の剛性は確保される。このため、操縦安定性を確保すると共に、ブレーキ性能を向上させることができる。
補足説明すると、単に横主溝16を配置しただけでは、陸部21,22のタイヤ周方向の剛性も低下してしまう。そこで、本実施形態では、横主溝16の一方の溝壁である第1傾斜面21Aの少なくとも一部を、タイヤ径方向Rに対して、該横主溝16の他方の溝壁である側壁22Bよりも大きく傾斜させることで、陸部21,22が互いに支え合うようにしている。更に、横主溝16の溝底16Aにサイプ24をより深く配置することで、トレッド12のタイヤ周方向での曲げ剛性(横主溝16が開く方向の剛性)を抑制している。これにより、ブレーキ性能の向上と転がり抵抗の低下を図っている。
更に補足すると、陸部21,22の剛性は、タイヤ周方向及びタイヤ幅方向に強く、タイヤ周方向での曲げに対しては弱い方が、ドライ走行時の操縦安定性、ブレーキ性能及び転がり抵抗の点で好ましい。すべての陸部21,22を横主溝16で区画すると、タイヤ周方向の剛性が低下してしまう。またすべての陸部21,22をサイプ24のみで区画すると、タイヤ周方向、タイヤ幅方向、タイヤ周方向での曲げに対しては良好となるが、排水性が優れず、ハイドロプレーニング性能の確保が難しい。
そこで、本実施形態のように、横主溝16内に配置したサイプ24を、陸部21,22を分断するように、中央側周方向主溝15に連通するまで延長して配置することで、効率的に、排水性の確保、陸部剛性の確保及びタイヤ周方向での曲げ剛性の抑制が可能となり、ドライ走行時の操縦安定性、ブレーキ性能、ハイドロプレーニング性能、低転がり抵抗性能を高次元で並立させることができる。
次に、本実施形態では、トレッド12において、横主溝16における外側周方向主溝14に開口する端部に、横主溝16のタイヤ周方向に隣接する一方の陸部21と他方の陸部22とがタイヤ幅方向に互いに支え合うように交差する交差部18を有しているので、タイヤ周方向の入力や、タイヤに大きなスリップアングルが付いたとき等、タイヤ横方向からの入力時に、陸部21,22の外側周方向主溝14側の端部が倒れ込み難い。このため、操縦安定性をより一層確保することができる。
具体的には、横主溝16が延びる方向から見て、一方の陸部21の第1傾斜面21Aと、他方の陸部22の第2傾斜面22Aとが交差しており、該第1傾斜面21A及び第2傾斜面22Aが、交差部18における横主溝16の溝壁を構成しているので、該横主溝16から外側周方向主溝14への排水性を確保することができる。
また、交差部18において鈍角側(図3(A)における角度O側)に位置する他方の陸部22が、鋭角側(図3(A)における角度A側)に位置する一方の陸部21と外側周方向主溝14との間まで延設されているので、タイヤ横方向からの入力時に、鋭角側に位置する一方の陸部21を、鈍角側に位置する他方の陸部22により支えて、倒れ込みを抑制することができる。
特に、一方の陸部21と他方の陸部22とが、交差部18において連続しているので、該交差部18における陸部剛性がより高く、倒れ込みの抑制効果も一層高くなる。一方の陸部21と他方の陸部22とがタイヤ幅方向に支え合うことで、該陸部21,22の外側周方向主溝14側の端部の倒れ込みを抑制して、操縦安定性を確保することができる。なお、交差部18において、陸部22が第2傾斜面22Aを有しているので、該交差部18における他方の陸部22の偏摩耗も抑制される。
図3(B)に示されるように、横主溝16の溝壁角度が非対称となっているので、他方の陸部22における接地面積を維持しつつ、局所的に剛性の低い横主溝16の端部(交差部18)を補強することができる。なお、横主溝16の端部で一方の陸部21と他方の陸部22とが逆傾斜して支え合っていれば、該横主溝16の溝壁角度が対称であるか否かにかかわらず、排水性と陸部剛性とを高度なレベルで両立させることができる。
このように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10によれば、ハイドロプレーニング性能と操縦安定性能を両立させることができる。またこれに加えて、空気入りタイヤ10によれば、転がり抵抗を低下させると共に、ブレーキ性能を向上させることができる。
なお、空気入りタイヤ10の回転方向は、一方向に限定されるものではない。また本実施形態では、一方の陸部21が交差部18における外側周方向主溝14と横主溝16との交差角度の鋭角側に位置し、他方の陸部22が該交差角度の鈍角側に位置するものとしたが、これは各々の横主溝16に着目して、該横主溝16に隣接する陸部21,22についての位置関係を述べたものに過ぎない。従って、図1に示されるように、一方の陸部21は、タイヤ周方向の一方の端部は鋭角側に位置しているが、他方の端部は鈍角側に位置している。また他方の陸部22についても、タイヤ周方向の一方の端部は鈍角側に位置し、他方の端部は鋭角側に位置している。
[他の実施形態]
一方の陸部21に第1傾斜面21Aが形成され、他方の陸部22に第2傾斜面22Aが形成されるものとしたが、これに限られず、外側周方向主溝14に開口する横主溝16と、一方の陸部21と他方の陸部22とがタイヤ幅方向に互いに支え合う交差部18とを有する構成であれば、第1傾斜面21Aや第2傾斜面22Aを形成しない構造であってもよい。
横主溝16がタイヤ幅方向に対して傾斜しているものとしたが、これに限られず、タイヤ幅方向と平行であってもよい。この場合、ある横主溝16の外側周方向主溝14側の端部における剛性は同等であるので、該横主溝16に隣接する陸部のどちらを一方の陸部21とし、どちらを他方の陸部22とするかは任意である。
一方の陸部21と他方の陸部22とが、交差部18において連続しているものとしたが、これに限られず、一方の陸部21と他方の陸部22との境界26にサイプ等(図示せず)を設けてもよい。
サイプ24が、横主溝16における一方の溝壁(他方の陸部22の側壁22B)に沿って形成されているものとしたが、これに限られず、一方の陸部21の第1傾斜面21Aに沿って、又はタイヤ径方向Rに沿って形成されていてもよい。交差部18以外における横主溝16の断面形状がU字形の場合には、サイプ24は、両側の溝壁から離間した位置に配置されていてもよい。
第1傾斜面21A及び第2傾斜面22Aの断面形状は、直線状の他、円弧形状、折線形状、段差形状でもよく、またこれらの組合せであってもよい。また一方の陸部21と他方の陸部22との境界26が、他方の陸部22側に凸に湾曲しているものとしたが、境界26の形状はこれに限られない。
上記実施形態では、横主溝16の一方の溝壁(一方の陸部21の第1傾斜面21A)の少なくとも一部が、タイヤ径方向Rに対して、該横主溝16の他方の溝壁(他方の陸部22の22B)よりも大きく傾斜しているものとしたが、溝壁の傾斜角度の大小関係は、これに限られるものではない。
これに関連して、交差部18を除く横主溝16の幅W、並びに交差部18における横主溝16の幅WL及び深さD1、第1傾斜面21Aの傾斜角度θ1及び第2傾斜面22Aの傾斜角度θ2の各寸法に関して、具体的な数値範囲を示したが、これは好適条件を示したものであり、これらの寸法の一部又は全部が数値範囲外であってもよい。
図1において、トレッド12における他の形状は一例であり、図示の形状に限られるものではない。また空気入りタイヤ10の内部構造等については、公知の構造を適宜用いることができる。
(試験例)
実施例に係る空気入りタイヤと比較例に係る空気入りタイヤとを実車に装着して走行して、ドライ路面での操縦安定性、ドライ路面でのブレーキ性能、コーナリング時のハイドロプレーニング性能、転がり抵抗及び耐摩耗性能について試験を行った。試験条件は次の通りである。
タイヤサイズ PC 195/65R15
トレッドパターン 図1(実施例)
図5(比較例)
車両 フォルクスワーゲン ゴルフ
リム 15×6J
内圧 4輪とも、230kPa(車両指定値)
荷重 1名乗車
ブレーキ性能測定時の初速 100km/h
転がり抵抗測定時の速度 80km/h
ブレーキ性能については、車両が停止するまでの走行距離で評価している。ハイドロプレーニング性能については、旋回半径100m、水深6mmの路面を走行する際の速度と横方向G(加速度)を測定して評価した。転がり抵抗は、ドラム上での走行抵抗を測定することにより評価した。耐摩耗性能は、ブリヂストンテストコースの摩耗テスト路面を3000km走行したときの周方向主溝の位置(図1,図5における×印)の摩耗量を測定した。
比較例に係る空気入りタイヤ100(図5)は、実施例に係る空気入りタイヤ10(図1)と次の点で異なり、他の部分は該空気入りタイヤ10と同様の構成となっている。まずサイプ24が、中央側周方向主溝15と細溝28との間にはあるものの、横主溝16内にはない。またサイプ24の溝壁である一方の陸部21の溝壁21Bの角部21Cが丸められていない。また交差部18がなく横主溝16が外側周方向主溝14に連通している。そして、一方の陸部21の第1傾斜面21Aと、他方の陸部22の第2傾斜面22Aとが形成されていない。
示される実施例おける
試験結果を表1に示す。操縦安定性については、ドライバーのフィーリングにより評価されており、その評点については、「7」が「満足」、「6」が「許容」、「5」が「不足」、「4」が「悪い」となっている。ハイドロプレーニング性能、転がり抵抗及び耐摩耗性能については、比較例を100とした指数で示しており、数値が大きいほど良好な結果であることを示している。
この試験結果から、実施例に係るタイヤによれば、ハイドロプレーニング性能を高い状態に保持し、転がり抵抗を低く抑えつつ、操縦安定性、ブレーキ性能及び耐摩耗性能を高めることができることがわかった。
Figure 0005437197
10 空気入りタイヤ
12 トレッド
14 外側周方向主溝
15 中央側周方向主溝
16 横主溝
16A 溝底
18 交差部
21 一方の陸部
21A 第1傾斜面(一方の溝壁)
22 他方の陸部
22A 第2傾斜面
22B 他方の溝壁
R タイヤ径方向
W 交差部を除く横主溝の幅
WR 外側周方向主溝の幅

Claims (5)

  1. トレッドに、
    タイヤ幅方向中央側においてタイヤ周方向に延びる中央側周方向主溝と、
    該中央側周方向主溝よりタイヤ幅方向外側でかつ該中央側周方向主溝の隣に位置する外側周方向主溝と、
    前記外側周方向主溝と交差する方向に延び、少なくとも該外側周方向主溝に開口する横主溝と、
    前記中央側周方向主溝、前記外側周方向主溝及び前記横主溝により区画された陸部と、
    少なくとも前記横主溝の溝底に形成されると共に、前記中央側周方向主溝まで連通して形成されたサイプと、
    前記横主溝における前記外側周方向主溝に開口する端部に設けられ、該横主溝のタイヤ周方向に隣接する一方の前記陸部と他方の前記陸部とが、タイヤ幅方向に互いに支え合うように交差する交差部と、
    を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記交差部において、
    前記一方の陸部には、前記他方の陸部側に向ってトレッド深さ方向に傾斜する第1傾斜面が形成され、
    前記他方の陸部には、前記一方の陸部側に向ってトレッド深さ方向に傾斜し前記横主溝が延びる方向から見て前記第1傾斜面と交差する第2傾斜面が形成されている請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記サイプは、前記横主溝における一方の溝壁に沿って形成されている請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記横主溝の一方の溝壁の少なくとも一部は、タイヤ径方向に対して、該横主溝の他方の溝壁よりも大きく傾斜している請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記交差部を除く前記横主溝の幅は、前記外側周方向主溝の幅の15〜70%である請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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