JP3337414B2 - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents

重荷重用ラジアルタイヤ

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JP3337414B2 JP04955498A JP4955498A JP3337414B2 JP 3337414 B2 JP3337414 B2 JP 3337414B2 JP 04955498 A JP04955498 A JP 04955498A JP 4955498 A JP4955498 A JP 4955498A JP 3337414 B2 JP3337414 B2 JP 3337414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オールシーズンタ
イヤとして好適に使用でき、耐摩耗性能を損ねることな
く、浅雪上での走行性能を向上した重荷重用ラジアルタ
イヤに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、高速走行性能を維持しつつ例えば浅雪路等を走破す
るオールシーズンタイヤが多用されている。
【0003】この種のタイヤは、一般に、耐摩耗性能と
浅雪上性能とを両立させるため、縦主溝及び横溝の溝面
積の総和S1とトレッドの接地領域の面積Sとの比であ
る海比S1/Sを0.35程度に高めたブロックパター
ンを採用している。このブロックパターンでは、主とし
て浅雪上でのグリップ性を、横溝内に噛込まれかつ踏み
固められた雪柱から受ける剪断力(雪柱剪断力)によっ
て確保すべく、縦主溝及び横溝のエッジ部のラテラルエ
ッジ成分の合計長さAと、前記接地領域の面積Sとの比
A/Sであるラテラルエッジ密度Eを0.024程度に
設定している。
【0004】しかしこのものでは、ラテラルエッジ密度
Eが比較的低いため、横溝が巾広の傾向となり、排雪性
には優れるものの雪上トラクション性が不足するという
問題がある。なおラテラルエッジ密度Eを増加させた時
には、エッジ効果によって雪上トラクション性を補うこ
とができるが、逆にブロック剛性が不足し、耐摩耗性を
損ねるとともに偏摩耗やブロック欠け等を誘発すること
となる。
【0005】他方、前記海比S1/Sを減じることによ
り、ブロック剛性が高まる。特に海比S1/Sを0.3
0以下に減じた場合には、必要な耐摩耗性を確保しなが
ら、ラテラルエッジ密度Eを0.035程度にまで増加
させることが可能となる。このとき、海比S1/Sが低
いことによる雪柱剪断力の低下は、エッジ効果によって
補われるため、雪上トラクション性は維持される。しか
しながら、排雪性が悪くなり、目詰まりが起こりやすく
なるという問題が発生する。
【0006】このように、海比S1/Sとラテラルエッ
ジ密度Eとの適正化のみでは、耐摩耗性を損ねることな
く、かつ剛性不足による偏摩耗やブロック欠けの発生を
防止しながら、浅雪上での排雪性、トラクション性を向
上させることは困難であった。
【0007】そこで本発明は、海比S1/Sを0.26
〜0.34、かつラテラルエッジ密度Eを0.025〜
0.035に規制しつつ、外側接地域でのラテラルエッ
ジ密度Esを中央接地域でのラテラルエッジ密度Ecの
0.60〜0.85倍の範囲に設定することを基本とし
て、耐摩耗性を損ねることなく、かつ剛性不足による偏
摩耗やブロック欠けの発生を防止しながら浅雪上での排
雪性、トラクション性を向上させうる重荷重用ラジアル
タイヤの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、トレッド面に周方向に連続してのびかつ
溝巾が3.0mm以上かつ19.0mm以下の4本の縦
主溝と、この縦主溝に交わる横溝とを設けることによ
り、トレッド面を、タイヤ赤道上で周方向に並ぶブロッ
クからなる中央ブロック列、トレッド縁に沿って周方向
に並ぶブロックからなる一対のショルダーブロック列、
及び中央ブロック列とショルダーブロック列との間で周
方向に並ぶブロックからなる一対の中間ブロック列に区
分した重荷重用ラジアルタイヤであって、前記縦主溝
は、溝巾が7.0mm以上の巾広の縦主溝を2本以上含
み、かつタイヤ軸方向外側の縦主溝の溝中心からタイヤ
赤道までの距離Lは、標準リムにリム組しかつ標準内圧
を充填するとともに標準荷重を負荷した標準状態におい
て前記トレッド面が接地する接地領域の巾TWの0.2
5〜0.35倍、しかも前記中間ブロック列をなす横溝
は、この中間ブロック列内に円弧中心を有して湾曲する
円弧の横溝からなるとともに、前記接地領域は、この接
地領域の面積Sに対する前記縦主溝と横溝との溝面積の
総和S1の比である海比S1/Sが0.26〜34、か
つ接地領域に配される縦主溝と横溝との各溝縁がなすエ
ッジ部のラテラルエッジ成分の合計長さAと、前記接地
領域の面積Sとの比A/Sであるラテラルエッジ密度E
は0.025〜0.035(単位:mm/mm2 ) しかも接地領域のうち、前記外側の縦主溝の溝中心間で
ある中央接地域におけるラテラルエッジ密度Ecと、こ
の中央接地域の外側の外側接地域におけるラテラルエッ
ジ密度Esとのエッジ密度比Es/Ecは0.60〜
0.85であることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1において重荷重用ラジアル
タイヤ1(以下タイヤ1という)は、本例では、タイヤ
サイズが11R22.5のオールシーズンタイヤであっ
て、ビードコア2が通る両側のビード部3、3と、各ビ
ード部3からタイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォ
ール部4と、その上端間を継ぐトレッド部5とを具え
る。又前記ビード部3、3間にカーカス6が架け渡され
るとともに、このカーカス6の外側かつトレッド部5内
方にはベルト層7が周方向に巻装される。
【0010】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して70〜90゜の角度で配列した1枚以
上のカーカスプライから形成され、各カーカスプライ
は、前記トレッド部5からサイドウォール部4をへてビ
ード部3のビードコア2の廻りで内側かつ外側に折返さ
れて係止される。前記カーカスコードとして、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維等
からなる有機繊維コードの他、スチール繊維等からなる
無機繊維コードが使用しうる。本例では、カーカス6
は、スチール製のカーカスコードを略90°の角度で配
列した1枚のカーカスプライから形成されたものを示し
ている。
【0011】前記ベルト層7は、複数のベルトプライ、
本例では、スチール製のベルトコードをタイヤ赤道Cに
対して、例えば60±10°程度のコード角度で傾けた
最内となる第1のベルトプライ7Aと、タイヤ赤道Cに
対してベルトコードを30°以下の小なコード角度で傾
けた第2〜第4のベルトプライ7B、7C、7Dとを具
え、前記ベルトコードがプライ間で互いに交差するよう
にコード角度若しくはコードの傾き方向を違えて重ね合
わせている。
【0012】又前記トレッド部5の外表面であるトレッ
ド面5Sには、図2に示すように、周方向に連続しての
びかつ溝巾Wgが3.0〜19.0mmの縦主溝Gと、
この縦主溝Gに交わる横溝Yとによって区分されるブロ
ックパターンが形成される。
【0013】前記縦主溝Gは、タイヤ赤道Cの両側に配
される内の縦主溝G1と、その外側に配される外の縦主
溝G2との4本からなり、このうちの少なくとも2本、
本例では4本の全てが前記溝巾Wgを7.0mm以上と
した巾広の略ストレート溝として形成している。
【0014】なお縦主溝Gは、ストレート溝のほかジグ
ザグ溝として形成しても良く、又溝巾Wgを変化させて
形成することもできる。かかる場合には、その最小巾及
び最大巾の双方を前記3.0〜19.0mmの範囲、及
び前記7.0〜19.0mmの範囲とする。
【0015】又前記横溝Yは、前記縦主溝G1、G1間
を横切る中央の横溝Y1、前記縦主溝G1、G2間を横
切る中間の横溝Y2、及び前記縦主溝G2とトレッド縁
Teとの間を横切る側の横溝Y3からなる。この横溝Y
は、少なくともサイピング10より巾広、すなわち溝巾
Wyが2.0mm以上の溝であって、その溝深さを縦主
溝Gの溝深さの0.7〜1.0倍、本例では、1.0倍
としウエット性能及び雪上性能を高めている。なお横溝
Yは、溝底から隆起する浅底部Ya(図1に示す)を部
分的に形成し、この浅底部Yaでブロック間を周方向に
継ぐことによりブロック剛性を高めている。
【0016】前記中央の横溝Y1は、本例では、タイヤ
軸方向に対して60度以下、例えば40度程度の角度で
略直線状に傾斜してのび、前記縦主溝G1、G1と協同
してタイヤ赤道上で周方向に並ぶブロックB1からなる
中央ブロック列R1を形成する。
【0017】前記中間の横溝Y2は、前記縦主溝G1、
G2間に、円弧中心を有して湾曲する円弧状をなす。こ
の横溝Y2は、単一円弧で形成する他、複数の円弧から
なる複合曲線、或いは円弧と直線との複合曲線で形成し
てもよい。しかし周方向剛性、排雪性、トラクション性
等の観点から、本例の如く、横溝Y2のタイヤ軸方向長
さの70%以上を単一円弧で形成することが好ましく、
このとき円弧の曲率半径は、前記横溝Y2のタイヤ軸方
向長さの0.5〜1.0倍とするのが良い。なお、この
円弧状溝は、ヒール&トゥ摩耗等の抑制にも役立つ。又
横溝Y2は、前記縦主溝G1、G2と協同して、前記中
央ブロック列R1に隣合って周方向に並ぶブロックB2
からなる中間ブロック列R2を形成する。
【0018】又側の横溝Y3は、前記中央の横溝Y1よ
り小な傾斜角度、本例では、タイヤ軸方向と略平行にの
び、前記縦主溝G2およびトレッド縁Teと協同して、
トレッド縁Teに沿って周方向に並ぶブロックB3から
なる一対のショルダーブロック列R3を形成する。
【0019】又前記外の縦主溝G2は、その溝中心Nと
タイヤ赤道Cとの間の距離Lが、接地領域Pの巾TWの
0.25〜0.35倍となる位置に形成され、この外の
縦主溝G2によって、前記接地領域Pを、溝中心N、N
間である中央接地域Pcと、その外側の外側接地域Ps
とに区画している。
【0020】なお前記接地領域Pは、タイヤ1を標準リ
ムにリム組しかつ標準内圧を充填するとともに標準荷重
を負荷した標準状態において、前記トレッド面5Sが接
地する巾領域として定義される。又前記標準リムはJA
TMA等の規格で規定されたリム、前記標準内圧は前記
規格で規定される最高空気圧、前記標準荷重は前記規格
で規定される最大負荷能力を意味する。本例では、前記
トレッド部5は、トレッド縁Teとバットレス面Bsと
の間に傾斜面を配したテーパーショルダをなし、トレッ
ド面5Sの全域が前記接地領域Pをなす場合が示されて
いる。
【0021】ここで、前記接地領域Pにおいて、その面
積Sと、この接地領域Pに配される縦主溝Gおよび横溝
Yの溝面積の総和S1との比である海比S1/Sは、
0.26〜0.34に規制している。
【0022】又前記接地領域Pにおけるラテラルエッジ
密度を次の如く規制している。すなわち、前記接地領域
P全体におけるラテラルエッジ密度Eを0.025〜
0.035(単位:mm/mm2 )の範囲に設定すると
ともに、前記中央接地域Pcにおけるラテラルエッジ密
度Ecと、前記外側接地域Psにおけるラテラルエッジ
密度Esとのエッジ密度比Es/Ecを0.60〜0.
85の範囲としている。
【0023】前記ラテラルエッジ密度Eとは、接地領域
Pに配される縦主溝Gと横溝Yとの各溝縁がなすエッジ
部のラテラルエッジ成分の合計長さAと、前記接地領域
Pの面積Sとの比A/Sとして定義される。この「合計
長さA」を言い換えると、図3に略示するように、横溝
Y、縦主溝G及びトレッド縁Teで囲まれるブロックB
の周囲縁がなすエッジeをタイヤ軸方向に投影したラテ
ラルエッジ成分長さΣeiを、接地領域P内の全ブロッ
クBに対して合計した長さΣΣeiということができ
る。なおブロックBが接地領域Pの内外に跨って位置す
る場合には、接地領域P外のエッジの部分は除外する。
【0024】又中央接地域Pcにおけるラテラルエッジ
密度Ecは、中央接地域Pcに配される縦主溝Gと横溝
Yとの各溝縁がなすエッジ部のラテラルエッジ成分の合
計長さAcと、前記中央接地域Pcの面積Scとの比A
c/Scとして定義され、又外側接地域Psにおけるラ
テラルエッジ密度Esは、同様に、外側接地域Ps内の
縦主溝Gと横溝Yとの各溝縁がなすエッジ部のラテラル
エッジ成分の合計長さAsと、前記外側接地域Psの面
積Ssとの比As/Ssとして定義される。
【0025】ここで、前記外側接地域Psは、中央接地
域Pcに比して、接地圧が高くかつ特に旋回時に大きな
外力(横力)が作用する領域であり、しかもタイヤ半径
差に原因して路面とのすべりにより摩耗しやすい。
【0026】従って、海比S1/Sを0.26〜0.3
4の範囲に、かつ全ラテラルエッジ密度Eを0.025
〜0.035の範囲に維持しながら、外側接地域Psの
ラテラルエッジ密度Esを中央接地域Pcのラテラルエ
ッジ密度Ecより、所定の比率(0.60〜0.85)
で減じている。
【0027】これによって、ショルダーブロック列R3
のブロック剛性が適度に高まり、偏摩耗やブロック欠け
を抑制できる。又外側接地域Psは接地圧が比較的高い
ため、ブロック剛性を高くすることによって雪柱剪断力
がより有効に機能し、排雪性、トラクション性を向上で
きる。
【0028】他方、中央接地域Pcでは、接地圧および
外力等が比較的小であるので、ラテラルエッジ密度Ec
を高めブロック剛性が減じた場合にも偏摩耗やブロック
欠けを抑制できる。又接地圧が低いためエッジ効果の機
能に有効であり、ラテラルエッジ密度Ecの増大によ
り、このエッジ効果を最大限に発揮せしめ、トラクショ
ン性を向上できる。しかも接地圧が低いため横溝Y内で
の雪の踏み固めが弱く、目詰まりが起こりにくいなど、
排雪性をある程度良好に保ちうる。
【0029】このように、限られた海比S1/Sおよび
全ラテラルエッジ密度Eの中で、中央接地域Pcおよび
外側接地域Psの各特性に応じて、ラテラルエッジ密度
Ec、Esを変化させているため、耐摩耗性を損ねるこ
となく、かつ偏摩耗やブロック欠けの発生を防止しなが
ら浅雪上での排雪性、トラクション性を向上させること
ができるのである。
【0030】なお海比S1/Sが0.26未満では排雪
性を改善しえず、0.34を越えると耐摩耗性が改善さ
れない。又全ラテラルエッジ密度Eが0.025未満で
はトラクション性が改善されず、0.035を越えると
ブロック欠け性能に欠けかつドライ路面での操縦安定性
が不足する。又エッジ密度比Es/Ecが0.60未満
では、トラクション性が不足し、0.85を越えると、
特にショルダーブロック列R3での耐偏摩耗性、ブロッ
ク欠け性能が不足することとなる。
【0031】なお前記ブロックB1、B2、B3には、
氷上性能を高めるために、溝巾2.0mm未満のサイプ
10を配することができ、本例では、ブロックB1に
は、このブロックB1を横溝Y1とほぼ平行に横切るサ
イプ10Aを配している。又前記ブロックB2には、こ
のブロックB2を縦主溝G2に近接した位置で周方向に
横切るサイプ10Bと、このサイプ10Bと縦主溝G1
との間を横溝Y2と略平行に円弧状にのびるサイプ10
Cとを配している。
【0032】又トレッド面5S両端には、トレッド縁T
eに近接して周方向にのびる溝巾3.0mm未満の縦細
溝11が配され、肩落ち偏摩耗を防止しかつワンダリン
グ性能を高めている。
【0033】
【実施例】図1の構成を有するタイヤサイズが11R2
2.5 14Rのタイヤを表1の仕様に基づき試作する
とともに、各試供タイヤにおける耐摩耗性、耐偏摩耗
性、耐ブロック欠け性、雪上トラクション性、操縦安定
性、排雪性をテストし、これらを比較した。なお各試供
タイヤとも図2のトレッドパターンと基本的に同パター
ンを有し、横溝の本数、及び横溝の溝巾を違えることに
よって、海比およびラテラルエッジ密度を変化した。
【0034】前記耐摩耗性、耐偏摩耗性、耐ブロック欠
け性は、7.50×22.5のリムにリム組みし、内圧
800kpaを充填した試供タイヤを2−D・D車両
(積載荷重10トン積み)の全輪に装着し、定積状態で
ドライなアスファルト路面を距離5万km走行させ、走
行後の摩耗量、偏摩耗量、ブロック欠けの数、大きさ
を、○(良)、△(普通)、×(不可)の三段階で評価
した。
【0035】又操縦安定性は、前記走行時のハンドル応
答性、剛性感、グリップ等に関する特性をドライバーの
官能評価により○、△、×の三段階で評価した。
【0036】又雪上トラクション性は、新品の試供タイ
ヤを装着した前記車両を用い、定積状態で浅雪路(雪の
深さ30mm)を走行し、ドライバーの官能評価により
○、△、×の三段階で評価した。
【0037】又排雪性は、前記浅雪路を走行した時の雪
の目詰まりを、車外からの目視による観測によって○、
△、×の三段階で評価した。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示すように、海比S1/S、ラテラ
ルエッジ密度E、及びエッジ密度比Es/Ecが本願の
範囲を満たす実施例1〜5は、耐摩耗性、耐偏摩耗性、
耐ブロック欠け性、雪上トラクション性、操縦安定性、
排雪性のそれぞれを、好ましいレベルに維持できるのが
解る。
【0040】
【発明の効果】叙上の如く本発明は、海比S1/Sを
0.26〜0.34、かつラテラルエッジ密度Eを0.
025〜0.035に規制しつつ、外側接地域でのラテ
ラルエッジ密度Esを中央接地域でのラテラルエッジ密
度Ecの0.60〜0.85倍の範囲に設定しているた
め、耐摩耗性を損ねることなく、かつ剛性不足による偏
摩耗やブロック欠けの発生を防止しながら浅雪上での排
雪性、トラクション性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】そのトレッドパターンを示す展開図である。
【図3】ラテラルエッジ成分を説明するブロックの平面
図である。
【符号の説明】
5S トレッド面 B、B1、B2、B3 ブロック G、G1、G2 縦主溝 N 外の縦主溝の溝中心 P 接地領域 Pc 中央接地域 Ps 外側接地域 R1 中央ブロック列 R3 ショルダーブロック列 R2 中間ブロック列 Te トレッド縁 Wg 縦主溝の溝巾 Y、Y1、Y2、Y3 横溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド面に周方向に連続してのびかつ溝
    巾が3.0mm以上かつ19.0mm以下の4本の縦主
    溝と、この縦主溝に交わる横溝とを設けることにより、
    トレッド面を、タイヤ赤道上で周方向に並ぶブロックか
    らなる中央ブロック列、トレッド縁に沿って周方向に並
    ぶブロックからなる一対のショルダーブロック列、及び
    中央ブロック列とショルダーブロック列との間で周方向
    に並ぶブロックからなる一対の中間ブロック列に区分し
    た重荷重用ラジアルタイヤであって、 前記縦主溝は、溝巾が7.0mm以上の巾広の縦主溝を
    2本以上含み、かつタイヤ軸方向外側の縦主溝の溝中心
    からタイヤ赤道までの距離Lは、標準リムにリム組しか
    つ標準内圧を充填するとともに標準荷重を負荷した標準
    状態において前記トレッド面が接地する接地領域の巾T
    Wの0.25〜0.35倍、 しかも前記中間ブロック列をなす横溝は、この中間ブロ
    ック列内に円弧中心を有して湾曲する円弧の横溝からな
    るとともに、 前記接地領域は、この接地領域の面積Sに対する前記縦
    主溝と横溝との溝面積の総和S1の比である海比S1/
    Sが0.26〜0.34、 かつ接地領域に配される縦主溝と横溝との各溝縁がなす
    エッジ部のラテラルエッジ成分の合計長さAと、前記接
    地領域の面積Sとの比A/Sであるラテラルエッジ密度
    Eは0.025〜0.035(単位:mm/mm2 ) しかも接地領域のうち、前記外側の縦主溝の溝中心間で
    ある中央接地域におけるラテラルエッジ密度Ecと、こ
    の中央接地域の外側の外側接地域におけるラテラルエッ
    ジ密度Esとのエッジ密度比Es/Ecは0.60〜
    0.85であることを特徴とする重荷重用ラジアルタイ
    ヤ。
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