JP2972188B1 - 重荷重用タイヤ - Google Patents

重荷重用タイヤ

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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes

Abstract

【要約】 【課題】 従来のオールシーズンタイヤの耐摩耗性とウ
エット走行性能とを維持しながら、特に中間ブロック列
で顕著に発生するパンチング及びヒール&トゥ等の偏摩
耗を効果的に抑制しうる。 【解決手段】 4本以上の縦主溝Gと横溝Yとにより、
中央ブロック列R1、中間ブロック列R2、R2、ショ
ルダーブロック列R3、R3に区分する。中央ブロック
列R1及びショルダーブロック列R3の横溝Y1、Y3
は、直線溝9、10からなる。中間ブロック列R2の横
溝Y2は、この中間ブロック列内に円弧中心を有する円
弧溝11からなる。中間ブロック列Y2のブロックB2
は、このブロックB2の外側縁12o近傍をのびる縦サ
イプ15と、内側縁12iから前記円弧溝11と実質的
に平行にのびかつ前記縦サイプ15で途切れる横円弧サ
イプ16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オールシーズンタ
イヤとして好適に使用でき、耐摩耗性及びウエット走行
性を損ねることなく偏摩耗を改善した重荷重用タイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】舗装路(良路)で用いられるトラック・
バス等の重荷重用タイヤには、従来、リブパターンが採
用されていた。しかし近年の長距離化、高速化に伴い、
浅雪路及びウエット路における走行性能の重要性が増
し、オールシーズンタイヤの通年使用が一般的になって
きている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このオールシーズンタ
イヤでは、通常、浅雪走行性及びウエット走行性を確保
するために、5〜6本のブロック列を有し、トレッド接
地領域の面積Sに占める溝面積S1の割合である海比S
1/Sを0.35程度に高めたブロックパターンを採用
している。
【0004】そのため、リブパターンに較べてパターン
剛性が低く、タイヤ転動時に滑りを生じて偏摩耗が発生
しやすくなる。特に前輪に装着されるタイヤでは、ある
特定のブロック列、詳しくは、外側から2列目となる中
間のブロック列に、そのブロック列のブロックのみが早
く摩耗するパンチング或いはヒール&トゥ摩耗が集中的
に発生する傾向にあり、これがオールシーズンタイヤの
大きな問題の一つとなっている。
【0005】そこで本発明は、中間ブロック列のブロッ
クに配されるサイプ、及びこのブロックを区分する横溝
の形状等をそれぞれ特定することを基本として、従来の
オールシーズンタイヤの耐摩耗性とウエット走行性能と
を維持しながら、特に中間ブロック列で顕著に発生する
パンチング及びヒール&トゥ等の偏摩耗を効果的に抑制
しうる重荷重用タイヤの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、周方向に連続してのびかつ溝巾が2.0
mm以上かつ少なくとも2本を7.0mm以上とした4
本以上の縦主溝と、この縦主溝に交わる横溝とを設ける
ことにより、トレッド面を、タイヤ赤道上又はタイヤ赤
道に沿って周方向に並ぶブロックからなる中央ブロック
列、トレッド縁に沿って周方向に並ぶブロックからなる
一対のショルダーブロック列、及び中央ブロック列とシ
ョルダーブロック列との間で周方向に並ぶブロックから
なる一対の中間ブロック列に区分した重荷重用タイヤで
あって、前記中央ブロック列及びショルダーブロック列
でブロックを区分する横溝は、実質的に直線状にのびる
直線溝からなり、かつ前記中間ブロック列でブロックを
区分する横溝は、この中間ブロック列内に円弧中心を有
して湾曲する円弧溝からなるとともに、前記中間ブロッ
ク列のブロックは、このブロックのタイヤ軸方向外側縁
の近傍を周方向にのびる縦サイプと、タイヤ軸方向内側
縁から前記円弧溝と実質的に平行にのびかつ前記縦サイ
プで途切れる横円弧サイプとを有することを特徴として
いる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1において重荷重用タイヤ1
(以下タイヤ1という)は、本例では、タイヤサイズが
11R22.5のオールシーズンタイヤであって、ビー
ドコア2が通る両側のビード部3、3と、各ビード部3
からタイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォール部4
と、その上端間を継ぐトレッド部5とを具える。又タイ
ヤ1には、前記ビード部3、3間にカーカス6が架け渡
されるとともに、このカーカス6の外側かつトレッド部
5内方にベルト層7が周方向に巻装される。
【0008】前記カーカス6は、カーカスコードをタイ
ヤ赤道Cに対して70〜90゜の角度で配列した1枚以
上のカーカスプライから形成され、各カーカスプライ
は、前記トレッド部5からサイドウォール部4をへてビ
ード部3のビードコア2の廻りで内側かつ外側に折返さ
れて係止される。前記カーカスコードとして、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド繊維等
からなる有機繊維コードの他、スチール繊維等からなる
無機繊維コードが使用しうる。本例では、カーカス6
は、スチール製のカーカスコードを略90°の角度で配
列した1枚のカーカスプライから形成されたものを例示
している。
【0009】前記ベルト層7は、複数のベルトプライ、
本例では、スチール製のベルトコードをタイヤ赤道Cに
対して、例えば60±10°程度のコード角度で傾けた
最内となる第1のベルトプライ7Aと、タイヤ赤道Cに
対してベルトコードを30°以下の小なコード角度で傾
けた第2〜第4のベルトプライ7B、7C、7Dとを具
え、前記ベルトコードがプライ間で互いに交差するよう
にコード角度若しくはコードの傾き方向を違えて重ね合
わせている。
【0010】次に、図2に示すように、前記トレッド部
5の外表面であるトレッド面には、周方向に連続しての
びかつ溝巾Wgを2.0mm以上とした少なくとも4本
の縦主溝Gと、この縦主溝Gに交わる横溝Yとによって
区分されるブロックパターンが形成される。
【0011】ここで、本例では、耐摩耗性及び耐偏摩耗
性の向上を図るために、前記ブロックパターンにおける
海比S1/Sを0.26〜0.34の範囲とし、従来パ
ターン(S1/S≒0.35)より減じている。この海
比S1/Sの減少は、ウエット走行性能の低下原因とな
るが、本願では、前記横溝Y及びサイプを特定すること
によって、ウエット走行性能の低下を回避している。
【0012】前記縦主溝Gは、タイヤ赤道Cの両側に配
される内の縦主溝G1と、その外側に配される外の縦主
溝G2との4本からなり、このうちの少なくとも2本、
本例では4本の全てが前記溝巾Wgを7.0mm以上と
した巾広の略直線溝として形成している。なお溝巾Wg
の最大値は特に規制されないが、前記海比の範囲内で、
排水性、排雪性等をより有効に発揮させるために、1
9.0mm以下とするのが好ましく、又縦主溝Gの本数
も4〜5本とするのが良い。縦主溝Gは、直線溝のほか
ジグザグ溝として形成しても良く、又溝巾Wgを変化さ
せて形成することもできる。かかる場合には、その最小
巾及び最大巾の双方を前記2〜19mm、、及び7〜1
9mmの範囲とする。
【0013】又前記横溝Yは、前記縦主溝G1、G1間
を横切る中央の横溝Y1、前記縦主溝G1、G2間を横
切る中間の横溝Y2、及び前記縦主溝G2とトレッド縁
Teとの間を横切る側の横溝Y3からなる。この横溝Y
は、少なくともサイプより巾広、すなわち溝巾Wyが
2.0mm以上の溝であって、その溝深さを縦主溝Gの
溝深さの0.7〜1.0倍、本例では、1.0倍としウ
エット走行性及び雪上走行性を高めている。なお横溝Y
は、溝底から隆起する浅底部Ya(図1に示す)を部分
的に形成し、この浅底部Yaでブロック間を周方向に継
ぐことによりブロック剛性を高めている。
【0014】前記中央の横溝Y1は、図3に示すよう
に、タイヤ軸方向に対して60度以下、例えば40度程
度の角度で実質的に直線状に傾斜してのびる直線溝9か
らなり、前記縦主溝G1、G1と協同してタイヤ赤道上
で周方向に並ぶブロックB1からなる中央ブロック列R
1を形成する。なおブロックB1には、本例では、この
直線溝9と略平行な直線状のサイプ13を設けている。
【0015】又側の横溝Y3も、前記横溝Y1と同様の
直線溝10であって、本例ではタイヤ軸方向と略平行に
のび、前記縦主溝G2およびトレッド縁Teと協同し
て、トレッド縁Teに沿って周方向に並ぶブロックB3
からなる一対のショルダーブロック列R3を形成する。
【0016】又中間の横溝Y2は、前記縦主溝G1、G
2と協同して、前記ショルダーブロック列R3に隣合っ
て周方向に並ぶブロックB2からなる中間ブロック列R
2を形成する。この中間ブロック列R2では、従来、パ
ンチング及びヒール&トゥ等の偏摩耗が顕著に生じやす
く、従って本願では、前記横溝Y2及びブロックB2に
設けるサイプの特定により、前記偏摩耗の抑制を図って
いる。
【0017】すなわち、前記横溝Y2は、図4に示すよ
うに、前記縦主溝G1、G2間に円弧中心を有して湾曲
する円弧溝11からなり、周方向の一方側F1に最も突
出する頂部Pを縦主溝G1、G2間に有するとともに、
この頂部Pの両側で周方向の他方側F2に向かって湾曲
してのびる。なお排水性、耐偏摩耗性等のために、頂部
Pは、前記円弧溝11をタイヤ軸方向に3等分したうち
の中央の部分11Mに位置させるのが好ましく、又一つ
の中間ブロック列R2に配される円弧溝11の前記突出
の向きは、それぞれ同じとするのが良い。又タイヤロー
テイションのために、タイヤ赤道Cの一方側の中間ブロ
ック列R2に配される円弧溝11の突出の向きと、他方
側の中間ブロック列R2に配される円弧溝11の突出の
向きとを異ならせている。又排水性の観点からは、タイ
ヤ軸方向に隣り合う横溝Y2、Y1、Y2は、横向きS
字状にタイヤ軸方向に滑らかに連ねるのが好ましい。
【0018】前記円弧溝11は、単一円弧で形成する
他、複数の円弧からなる複合曲線、或いは円弧と直線と
の複合曲線で形成できるが、ブロック剛性、排雪性、排
水性、トラクション性等の観点から、本例の如く、円弧
溝11のタイヤ軸方向長さLyの50%以上を単一円弧
で形成することが好ましい。このとき円弧の曲率半径R
は、前記溝長さLyの0.5〜1.0倍とするのが良
い。又円弧溝11と縦主溝Gとが交わるブロックB2の
コーナーうち、鋭角となるコーナーのエッジ部E(斜線
で示す)を面取り状に切欠いてゴム欠けを防止しても良
いが、このとき、切欠く側の溝側縁11eの少なくとも
55%以上を残すことが必要である。
【0019】このような円弧溝11の採用により、図5
に示すように、ブロックB2のヒール&トゥ摩耗を効果
的に抑制できる。なお図5は、中間ブロック列R2に円
弧溝11を用いた図6(A) のブロックパターン(本例の
図2のトレッドパターンのブロックB2からサイプを排
除したもの)のタイヤT1と、前記円弧溝11に代え中
間ブロック列R2に直線溝14を使用した図6(B) のブ
ロックパターンのタイヤT2とを試作し、各ブロックの
先着側端部分の摩耗エネルギーと後着側端部分の摩耗エ
ネルギーとの差を、ブロック列毎に測定したものであ
る。図の如く、タイヤT1では、円弧溝11の採用によ
り中間ブロック列R2において摩耗エネルギー差が大巾
に低減されており、ヒール&トゥ摩耗が効果的に抑制さ
れうるのが確認できる。なお摩耗エネルギーとは、接地
圧と滑りとの積として表わされる。
【0020】又前記ブロックB2には、前記図4の如
く、そのタイヤ軸方向外側縁12oの近傍を周方向にの
びる縦サイプ15と、タイヤ軸方向内側縁12iから前
記円弧溝11と実質的に平行にのびかつ前記縦サイプ1
5で途切れる横円弧サイプ16とが形成される。
【0021】この横円弧サイプ16は、ブロックB2の
ブロック長さにもよるが、通常1本であり、ブロックB
2の長さ方向の略中央に形成される。又縦サイプ15と
前記外側縁12oとの間のブロック部分17の巾W1は
2.0〜8.0mm程度であって、周方向で隣り合う他
の縦サイプ15と略一直線上に配列する。このサイプ1
5、16は、他のサイプ13と同様、そのエッジ効果に
よって雪上性能を発揮する。
【0022】又前記縦サイプ15は、特にブロックB2
の外側縁12oから内側に進行する肩落ち状の偏摩耗
が、前記ブロック部分17を越えてブロック全面に広が
るのを阻止でき、パンチングの発生を効果的に抑制しう
る。又前記横円弧サイプ16は、円弧溝11とともに排
水効果に大きく貢献でき、前記海比S1/Sの減少に伴
うウエット走行性能の低下を回避しうる。又横円弧サイ
プ16は、円弧溝11と実質的に平行にのびるため円弧
溝11による耐ヒール&トゥ摩耗性を維持できる。
【0023】又本例では、前記ショルダーブロック列R
3の各ブロックB3には、トレッド縁Teに近接して周
方向にのびる溝巾3.0mm未満の縦細溝19が配さ
れ、肩落ち偏摩耗を防止しかつワンダリング性能を高め
ている。
【0024】
【実施例】図1の構成を有するタイヤサイズが11R2
2.5 14Rのタイヤを表1の仕様に基づき試作する
とともに、各試供タイヤにおける耐摩耗性、耐偏摩耗性
(ヒール&トゥ摩耗、パンチング)、及びウエット走行
性をテストし、これらを比較した。なお各試供タイヤと
も、中間ブロック列B2における横溝Y2、サイプ1
5、16に関する形状等の要件以外は、図2のトレッド
パターンと基本的に同じである。
【0025】前記耐摩耗性、及び耐偏摩耗性は、7.5
0×22.5のリムにリム組みし、内圧850kpaを
充填した試供タイヤを2−D・4車両(積載荷重10ト
ン積みの長距離トラック)の全輪に装着し、定積状態で
ドライなアスファルト路面を距離5万km走行させ、走
行後のトレッド全体における摩耗量、及び中間ブロック
列B2におけるヒール&トゥ摩耗量、パンチング摩耗量
を、○(良)、△(普通)、×(不可)の三段階で評価
した。
【0026】又新品の試供タイヤを装着した前記車両を
用い、定積状態で濡れたアスファルト路面を走行し、そ
のときのウエット走行性をドライバーの官能評価により
○、△、×の三段階で評価した。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示すように、同じ海比S1/S(=
0.30)を有する比較例1〜5と実施例3とを比較す
る如く、実施例3はウエット走行性及び耐摩耗性を維持
しながら、中間ブロック列におけるヒール&トゥ摩耗及
びパンチング摩耗を改善できる。特に、横溝Y2が直線
溝のとき耐ヒール&トゥ摩耗性が減じ、縦サイプが無い
とき耐パンチング摩耗性が減じるのが確認できる。
【0029】なお実施例においても、海比S1/Sが
0.35以上となると、耐摩耗性並びに中間ブロック列
におけるヒール&トゥ摩耗及びパンチング摩耗が低下傾
向となり、逆に海比S1/Sが0.27以下となるとウ
エット走行性が低下傾向となる。
【発明の効果】叙上の如く本発明は構成しているため、
従来のオールシーズンタイヤの耐摩耗性とウエット走行
性能とを維持しながら、特に中間ブロック列で顕著に発
生するパンチング及びヒール&トゥ等の偏摩耗を効果的
に抑制しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】そのトレッドパターンを示す展開図である。
【図3】中央ブロック列のブロックを拡大して示す平面
図である。
【図4】中間ブロック列のブロックを拡大して示す平面
図である。
【図5】円弧溝と、ヒール&トゥ摩耗との関係を示すグ
ラフである。
【図6】(A) 、(B) は、図5で用いたタイヤのトレッド
パターンを示す略図である。
【符号の説明】
9、10 直線溝 11 円弧溝 12o 外側縁 12i 内側縁 15 縦サイプ 16 横円弧サイプ B、B1、B2、B3 ブロック C タイヤ赤道 G、G1、G2 縦主溝 R1 中央ブロック列 R3 ショルダーブロック列 R2 中間ブロック列 Te トレッド縁 Wg 縦主溝の溝巾 Y、Y1、Y2、Y3 横溝
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−72508(JP,A) 特開 平5−112104(JP,A) 特開 平5−112105(JP,A) 特開 平5−178032(JP,A) 特開 平4−349004(JP,A) 特開 平3−10913(JP,A) 特開 平2−189205(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/00 - 11/13

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周方向に連続してのびかつ溝巾が2.0m
    m以上かつ少なくとも2本を7.0mm以上とした4本
    以上の縦主溝と、この縦主溝に交わる横溝とを設けるこ
    とにより、トレッド面を、タイヤ赤道上又はタイヤ赤道
    に沿って周方向に並ぶブロックからなる中央ブロック
    列、トレッド縁に沿って周方向に並ぶブロックからなる
    一対のショルダーブロック列、及び中央ブロック列とシ
    ョルダーブロック列との間で周方向に並ぶブロックから
    なる一対の中間ブロック列に区分した重荷重用タイヤで
    あって、 前記中央ブロック列及びショルダーブロック列でブロッ
    クを区分する横溝は、実質的に直線状にのびる直線溝か
    らなり、かつ前記中間ブロック列でブロックを区分する
    横溝は、この中間ブロック列内に円弧中心を有して湾曲
    する円弧溝からなるとともに、 前記中間ブロック列のブロックは、このブロックのタイ
    ヤ軸方向外側縁の近傍を周方向にのびる縦サイプと、タ
    イヤ軸方向内側縁から前記円弧溝と実質的に平行にのび
    かつ前記縦サイプで途切れる横円弧サイプとを有するこ
    とを特徴とする重荷重用タイヤ。
  2. 【請求項2】前記円弧溝は、各中間ブロック列内におい
    て、円弧の突出の向きをともに等しくするとともに、タ
    イヤ赤道の一方側の中間ブロック列のブロックと、他方
    側の中間ブロック列のブロックとにおいて突出の向きを
    異ならせたことを特徴とする請求項1記載の重荷重用タ
    イヤ。
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