JP4454751B2 - 除雪機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は動力で自力走行する歩行型除雪機の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、狭いエリアでの除雪作業の労力軽減を図るために、動力で自力走行するとともに作業者が歩行しながら操作ハンドルを操縦する形式のオーガ式除雪機が、多く用いられるようになってきた。このようなオーガ式除雪機に関しては、例えば特開昭63−293208号「除雪機の動力伝達装置」(以下、「従来の技術」と言う)が知られている。
【0003】
この従来の技術は、同公報の第1図及び第2図によれば、除雪機本体1(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)の前部にオーガ6及びブロワ7を備え、除雪機本体1の後部にハンドル4を備え、除雪機本体1の左右両側にクローラ3,3を備えたものであり、エンジン2の動力によりトランスミッション28を介してオーガ6、ブロワ7及び左右のクローラ3を駆動するというものである。歩行型除雪機なので比較的小型である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来の技術は、オーガ6で掻き集めた雪をブロア7でシュート8を介して遠くへ飛ばすものであるから、除雪する場所が制限される。例えば、都市近郊の住宅地や市街地などの狭いエリアでオーガ式除雪機を使用するには、限界がある。
さらには、エンジン2を動力源としているので住宅地や市街地で、特に早朝や深夜などの静寂な時間帯にオーガ式除雪機を使用するには、エンジン2が発生する騒音に対しての配慮が必要になる。
【0005】
このようなことから、都市近郊の住宅地や市街地などの狭いエリアであっても、いつでも簡便に使用できる歩行型除雪機が求められている。
そこで、本発明の目的は、いつでも簡便に使用できる歩行型除雪機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車体フレームの前部に雪を押出す排雪部材を備え、車体フレームの後部に操作ハンドルを備え、車体フレームの左右両側にクローラベルトを備え、車体フレームに左右のクローラベルトを各々駆動輪を介して駆動する電動モータ並びにこの電動モータに電力を供給するバッテリを備えた除雪機である。
【0007】
バッテリから給電を受けた電動モータで、駆動輪を介して左右のクローラベルトを駆動する。作業者が歩行しながら操作ハンドルを操縦しつつ除雪機を前進させ、車体フレームの前部に備えた排雪部材にて雪を押出すことにより、除雪する。駆動源が電動モータであるから騒音は極めて小さい。バッテリを備えた除雪機であるから除雪作業範囲は広い。
【0008】
さらに、請求項1は、左右の駆動輪を左右のクローラベルトの前部に配置し、電動モータの重心が左右の駆動輪の車軸中心の近傍に位置するように電動モータを配置し、バッテリの重心が電動モータの重心の後方に位置するようにバッテリを配置し、電動モータを制御する制御部の重心がバッテリの重心の後方に位置するように制御部を配置したことを特徴とする。
比較的大重量の電動モータやバッテリを前寄りの位置に配置した。このため、除雪機の重心は前寄りの位置にあり、排雪部材が積雪に喰い込み易い。また、制御部を雪害を受けにくい位置に配置した。
【0009】
さらに、請求項1は、電動モータのモータ軸中心を、駆動輪の車軸中心よりも上位に且つ前方に配置したことを特徴とする。
排雪部材が積雪に一層喰い込み易くなるので、雪掻きがより容易になる。
【0010】
さらに、モータ軸52の回転方向R1に対して駆動輪32L,32Rの回転方向R2を一致させたので、電動モータ51のトルクの作用方向に対して駆動輪32L,32Rのトルクの作用方向を一致させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は作業者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、CLは車幅中心(車体中心)を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0012】
図1は本発明に係る除雪機の側面図である。
除雪機10は、車体フレーム11の前部に雪を押出す排雪部材20を備え、車体フレーム11の左右両側にクローラベルト31L,31R(この図では左のみを示す。以下同じ。)を備え、車体フレーム11の後部に左右の操作ハンドル41,41を備え、車体フレーム11に電動モータ51、動力伝達機構60、バッテリ101、充電器103並びに制御部105を備えたものである。この除雪機10は、電動モータ51を駆動源として左右のクローラベルト31L,31Rが自力走行するとともに、図示せぬ作業者が歩行しながら操作ハンドル41,41を操縦する形式の、自力走行式歩行型除雪機である。
【0013】
本発明の除雪機10において、車体フレーム11の前部は車両の前部をなし、車体フレーム11の後部は車両の後部をなし、車体フレーム11の左右は車両の左右をなす。
バッテリ101は、電動モータ51に電力を供給する電源であって、車体フレーム11の上部にバッテリ収納ボックス102を介して取付けたものである。充電器103は、家庭用電源等の交流電源のコンセントにプラグ104を差込み、バッテリ101に充電するものであって、バッテリ収納ボックス102に取付けたものである。制御部105は、操作ハンドル41,41に備えた操作盤106並びに後述するポテンショメータからの信号に基づいて電動モータ51を制御する制御ユニットであって、充電器103の側部に取付けたものである。図中、38はベルト付勢部材、107はカバーである。
【0014】
このような除雪機10であるから、排雪部材20によって雪を押出すことにより、簡単に除雪することができるので、従来のオーガ式除雪機による作業エリアよりも狭いエリアであっても、簡便に使用できる。
しかも、クローラベルト31L,31Rの駆動源に電動モータ51を採用したので、エンジンを採用した場合に比べて駆動機構を一層小型にすることができ、この結果、除雪機10全体を一層小型にすることができる。小型の歩行型除雪機10であるから、小回りが利き機動性が高まるので操縦性が高まり、労力を軽減することができる。このため、除雪作業性が高まり、狭いエリアであってもより簡便に使用できる。
【0015】
さらには、駆動源に電動モータ51を採用したので、エンジンと比べて騒音が極めて小さい。従って、騒音が小さな除雪機10で早朝から夜までの長時間にわたって、いつでも簡便に除雪作業をすることができる。
さらにまた、バッテリ101を備えたので、除雪作業範囲を広げることができる。また、交流電源のコンセントにプラグ104を差込んだ状態で除雪機10を使用すれば、より一層長時間にわたって除雪作業をすることができる。
【0016】
図2は本発明に係る除雪機の平面図であり、次の(1)〜(5)の構成について示す。
(1)左右のクローラベルト31L,31Rの前部に左右の駆動輪32L,32Rを配置し、左右のクローラベルト31L,31Rの後部に左右の転動輪33L,33Rを配置したこと。そして、左右のクローラベルト31L,31Rに、駆動輪32L,32R並びに転動輪33L,33Rを各々噛み合わせた。
(2)車体フレーム11の後部から後方へ左右の操作ハンドル41,41を延し、これらの操作ハンドル41,41の端部にグリップ42,42を設けたこと。
(3)右のグリップ42の近傍に、電動モータ51の回転速度を制御するポテンショメータ43並びにこのポテンショメータ43を操作する操作レバー44を互いに隣接した状態で配置し且つ取付けたこと。
(4)左のグリップ42の近傍に、左右の駆動輪32L,32Rを制動操作するためのブレーキレバー45を配置し且つ取付けたこと。
(5)バッテリ101,101を左右2個備えたこと。
【0017】
図3は本発明に係る除雪機の分解斜視図であり、車体フレーム11が平面視前開放の略U字状フレームであることを示す。
詳しくは、車体フレーム11は、左右の水平なサイドメンバ12,12の後部を後上方へ延し、その後端間にクロスメンバ13を掛け渡した形状の、一本のパイプ材からなるパイプフレームである。左右のサイドメンバ12,12は、各前端にフォークエンド14,14を取付けるとともに、前部下部に左右のブラケット15,15を取付け、さらに、長手途中に左右のブラケット16,16を取付けたものである。クロスメンバ13は、幅中央にブラケット17を取付けたものである。
【0018】
排雪部材20は、雪を押出すために車体フレーム11の前部に取外し可能に取付けた排雪部21と、雪を排雪部21に案内するために排雪部21の左右に取付けた縦板状のガイド板22,22とからなる。排雪部21は、側面から見たときに車体後方に凹んだ縦向きの円弧状断面を呈した部材であり、後面に縦リブを兼ねた左右の取付板23,23を設けたものである。フォークエンド14,14に取付板23,23の上部をボルト・ナット24・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)にて取付けた。さらに、ブラケット15,15に左右の取付アーム25,25を介して、取付板23,23の下部をボルト・ナット26・・・にて取付けた。このようにして、車体フレーム11の前部に排雪部材20を取外し可能に取付けることができる。27・・・はガイド板取付ボルトである。
【0019】
電動モータ51と動力伝達機構60とは、互いに一体的に組込むことで駆動機構50としたものである。駆動機構50は左右にハンガ94,94を設けたものであり、これらのハンガ94,94の上端面をブラケット16,16の下端面に重ねてボルト・ナット95,95にて取付けることで、車体フレーム11の長手途中に取外し可能に取付けることができる。
【0020】
図4は本発明に係る除雪機のクローラベルト並びに駆動機構廻りの模式的平面図である。
駆動機構50における動力伝達機構60は、電動モータ51のモータ軸52に形成した第1小ギヤ61と、第1小ギヤ61に噛み合う第1大ギヤ62と、第1大ギヤ62並びに第2小ギヤ63を取付けた回転可能な中間軸64と、第2小ギヤ63に噛み合う第2大ギヤ65と、第2大ギヤ65に連結した差動装置66と、差動装置66に連結した左右の駆動輪用車軸67L,67Rと、これらの部材を収納したケース68とからなる。
各ギヤ61〜63,65は平歯車である。左右の駆動輪用車軸67L,67Rは左右の駆動輪32L,32Rを個別に取付け、すなわち、連結したものである。
【0021】
差動装置66は、第2大ギヤ65の側面に同心で取付けた差動ケース71と、差動ケース71を貫通させ且つ差動ケース71に取付けた支軸72と、支軸72に回転可能に取付けた一対の駆動ベベルギヤ73,73と、これらの駆動ベベルギヤ73,73に噛み合う左右一対の被動ベベルギヤ74L,74Rと、これら左右の被動ベベルギヤ74L,74Rに個別に取付けた左右の駆動輪用車軸67L,67Rとからなる。支軸72は、駆動輪用車軸67L,67Rに対して直交する方向に延びる軸である。
左右の駆動輪用車軸67L,67Rに差動装置66を介設することで、電動モータ51の動力を差動装置66並びに駆動輪用車軸67L,67Rを介して左右の駆動輪32L,32Rに伝達し、各々駆動輪32L,32Rを介して左右のクローラベルト31L,31Rを駆動することができる。モータ軸52の回転方向に対して、左右の駆動輪32L,32Rの回転方向は一致する。
【0022】
一方、左右の転動輪33L,33Rは、1本の転動輪用車軸34に回転可能に取付け、すなわち、連結したものである。
除雪機10は、左右の駆動輪32L,32R並びに左右の転動輪33L,33Rのそれぞれ内側に、前後に細長い左右一対の走行部フレーム35,35を隣接させて配置し、これらの走行部フレーム35,35の後端間にクロスメンバ36を掛け渡したものである。左右の走行部フレーム35,35は、前部で左右の駆動輪用車軸67L,67Rを回転可能に支承するとともに、後部で転動輪用車軸34を支承するフレームである。クロスメンバ36は、転動輪用車軸34から後方へ延した左右の調節ボルト37,37を進退調節可能に取付けた部材である。調節ボルト37,37を進退調節することにより、転動輪用車軸34を前後に移動させて、左右のクローラベルト31L,31Rの張り具合を調節することができる。
図中、35a,35aは前後に長い長孔、81〜86は軸受である。
【0023】
図5は本発明に係る除雪機のクローラベルト並びに駆動機構廻りの背面断面図であり、駆動機構50の具体的な構成を示す。なお、理解を容易にするために駆動機構50を展開して示す。
動力伝達機構60のケース68は、ケース本体91と、ケース本体91の開口を塞ぐべくケース本体91にボルト止めしたリッド92と、ケース本体91の右端部にボルト止めした管状の右の車軸用ケース93Rと、リッド92の左端部にボルト止めした管状の左の車軸用ケース93Lとからなる。
ケース本体91は電動モータ51をボルト止めしたものであり、ケース本体91並びにリッド92は中間軸64を回転可能に支承したものである。右の車軸用ケース93Rと左の車軸用ケース93Lとは同心上に配置し、左右の駆動輪用車軸67L,67Rを収納且つ回転可能に支承したものである。
【0024】
さらに、左右の車軸用ケース93L,93Rは先端部にブレーキカバー111,111をボルト止めし、これらのブレーキカバー111,111にブレーキ機構112,112を取付けたものである。ブレーキ機構112は拡径式ドラムブレーキであり、ブレーキカバー111に取付けたブレーキパッド付きブレーキシュー113と、ブレーキシュー113を拡径する図示せぬカムと、ブレーキシュー113を囲うブレーキドラム114とを主要な構成としたものである。ブレーキドラム114,114は駆動輪用車軸67L,67Rに取付けたものである。ブレーキレバー45(図2参照)を操作することにより、図示せぬブレーキケーブル並びにカムを介して静止側のブレーキシュー113,113で、回転側のブレーキドラム114,114を制動して、除雪機10を止めることができる。
【0025】
この図はさらに、サイドメンバ12,12のブラケット16,16の下端面に、左右の車軸用ケース93L,93Rのハンガ94,94の上端面を重ね、サイドメンバ12,12とブラケット16,16とハンガ94,94とをボルト・ナット95,95にて共締めすることで、車体フレーム11に駆動機構50を取付けたことを示す。以上の説明から明らかなように、クローラベルト31L,31Rが路面Grに接地した状態で、駆動輪用車軸67L,67Rを中心にケース68が回転可能である。この結果、車体フレーム11は駆動輪用車軸67L,67Rを中心に上下スイング可能である。
【0026】
図6は本発明に係る除雪機後部の要部斜視図である。
除雪機10は、排雪部材20(図1参照)の高さ調節をするために車体フレーム11の上下スイングを許容するとともに、排雪部材20の高さ調節をした後に車体フレーム11の上下スイングを阻止するための、伸縮機構120を備える。
伸縮機構120はその上端部のハンガ121を支持ピン122にてブラケット17に前後スイング可能に取付けるとともに、下端部を連結バー123を介してクロスメンバ36に取付けたものである。伸縮機構120の下端部の取付け構造については後述する。連結バー123は、走行部フレーム35,35間のクロスメンバ36の背面に沿わせて、このクロスメンバ36に左右の調節ボルト37,37で共締めした長尺部材である。
さらにこの図は、右のグリップ42の近傍に高さ調節用レバー機構140を配置し且つ取付けたことを示す。
【0027】
図7は本発明に係る伸縮機構の下部取付け構造並びに調節用レバー機構の側面図である。
伸縮機構120の下部取付け構造は、連結バー123の車幅中央に支持ボルト124にて第1ブラケット125を左右回転可能に取付け、この第1ブラケット125に第1支持ピン126にて第2ブラケット127を上下回転可能に取付け、この第2ブラケット127に伸縮機構120のピストンロッド153の下部をねじ込んで取付けることにより、クロスメンバ36に伸縮機構120の下部を上下左右にスイング可能に取付けたものである。
【0028】
第2ブラケット127は、さらに第2支持ピン131にてスイングアーム132の基端を上下スイング可能に取付けたものである。スイングアーム132は、ピストンロッド153から下方へ突出したプッシュロッド154の下端が当るように延びた作動部材であり、ねじりばね133によって下方へ弾発されたものである。第1支持ピン126は、スイングアーム132が下方へスイングしたときのストッパの役割を兼ねる。
【0029】
高さ調節用レバー機構140は、ケース141に軸142を介して操作レバー143を取付け、操作レバー143に手の親指を掛けて図時計回り(矢印ru方向)に回すことで、ワイヤケーブル144のインナワイヤ145を引くものであり、解除レバー147を図表裏方向に押すことで図示せぬオートリターン機構によって、操作レバー143を図の想像線の位置から実線の位置へ自動復帰させるものである。このような高さ調節用レバー機構140は、自転車の速度切換クラッチを高速・低速に切換えるためにハンドルに取付けた、いわゆる、速度切換えレバー機構と同様の構造である。
【0030】
ワイヤケーブル144は、操作レバー143によって引かれるインナワイヤ145の一端を、スイングアーム132のスイング先端部132aに引掛けるとともに、インナワイヤ145を被覆するアウタチューブ146の一端を、第2ブラケット127に取付けたものである。
【0031】
図8(a),(b)は本発明に係る伸縮機構の構成図であって、(a)は最も伸びた状態の伸縮機構120の縦断面構造を示し、(b)は(a)のb部を拡大して示す。
伸縮機構120は上端を閉塞したシリンダ151と、シリンダ151内を往復移動する筒状のピストン152と、ピストン152の下端に取付けるとともに下方へ延びた管状のピストンロッド153と、ピストンロッド153内を往復移動するプッシュロッド154と、プッシュロッド154に駆動されてピストン152内を上下往復移動する弁体155と、弁体155の移動によって開閉するべくピストン152の上端に備えた弁座156と、弁座156を弁体155で閉塞する方向に弁体155を弾発する圧縮ばね157とからなる。
【0032】
弁体155と弁座156と圧縮ばね157との組合せ構造は弁158をなす。シリンダ151の下端をオイルシール159で閉塞することにより、シリンダ151の内部空間はピストン152によって上部室161と下部室162とに仕切られることになる。上部室161と下部室162との間は、弁158、ピストン152内の空間部163、ピストン152に形成した流通路164,165を介して連通する。上部室161並びに下部室162は、高圧空気等の高圧気体166を充填したものであり、下部室162はさらに、底部にオイル167を溜めたものである。
図中、171は摺動軸受、172はシリンダ側ストッパ、173はピストンロッド側ストッパ、174はOリング、175はブーツ、176はナットである。
【0033】
操作レバー143が実線にて示す阻止位置P1にあるとき、弁158は(b)に示すように閉塞状態にある。このときには、高圧気体166は上部室161と下部室162との間で通過不能である。
【0034】
操作レバー143を想像線で示す解除位置P2に切換えることで、インナワイヤ145を引くと、スイングアーム132が上方へスイングしてプッシュロッド154を押し上げることができる。プッシュロッド154が弁体155を押し上げることにより弁158が開放するので、上部室161と下部室162との間は、弁158、空間部163、流通路164,165を介して連通する。この結果、高圧気体166は上部室161と下部室162との間で通過できる。
【0035】
解除レバー147を押すと、操作レバー143は解除位置P2から元の阻止位置P1に自動復帰する。この結果、スイングアーム132が下方へスイングして図に示す元の位置に自動復帰するので、プッシュロッド154が下降し、弁158が再び閉塞する。高圧気体166は上部室161と下部室162との間で通過不能になる。
【0036】
図9は本発明に係る除雪機の各部品の配列関係を示す説明図である。
除雪機10を側面から見たときに、左右の駆動輪用車軸67L,67Rの中心の位置をAとし、電動モータ51の重心G1の位置をBとし、バッテリ101の重心G2の位置をCとし、制御部105の重心G3の位置をDとする。モータ軸52の中心は位置Bにある。
位置Aから前方へ距離L1だけ離れた位置Bに重心G1を配置し、位置Bから後方へ距離L2だけ離れた位置Cに重心G2を配置し、位置Cから後方へ距離L3だけ離れた位置Dに重心G3を配置した。さらには、左右の駆動輪用車軸67L,67Rよりも上位に重心G1があり、重心G1よりも上位に重心G2があり、重心G2よりも上位に重心G3がある。
【0037】
具体的には、左右の駆動輪用車軸67L,67Rの中心よりも前部上方に電動モータ51のモータ軸52を配置し、電動モータ51の後方にバッテリ101を配置し、バッテリ101の後方に充電器103を配置し、充電器103の後部上方(バッテリ101の後部上方)に制御部105を配置した。
【0038】
以上をまとめると、除雪機10は次の(1)〜(4)のように配列したことを特徴とする。
(1)比較的大重量の電動モータ51の重心G1が左右の駆動輪用車軸67L,67Rの中心の近傍に位置するように、電動モータ51を配置したこと。このために、距離L1を小さく設定した。
(2)バッテリ101の重心G2が電動モータ51の重心G1の後方に位置するように、バッテリ101を配置したこと。このために、転動輪用車軸34の中心と駆動輪用車軸67L,67Rの中心との間に、バッテリ101の重心G2の位置Cを設定した。
【0039】
上記(1)及び(2)の配列によって、除雪機10の重心は前寄りの位置にある。このため、排雪部材20が積雪に喰い込み易くなるので、雪掻きが容易になる。しかも、除雪機10の重心が駆動輪32L,32R側に寄るので、駆動輪32L,32Rによるクローラベルト31L,31Rの駆動力を十分に確保することができる。従って、クローラベルト31L,31Rにて雪面を走破する走破性能が高まる。
【0040】
(3)モータ軸52の中心を、左右の駆動輪用車軸67L,67Rの中心よりも上位に且つ前方(傾斜した直線L4上)に配置したこと。
モータ軸52の回転方向R1に対して駆動輪32L,32Rの回転方向R2を一致させたので、電動モータ51のトルクの作用方向に対して駆動輪32L,32Rのトルクの作用方向を一致させることができる。除雪機10を前進させたときに、駆動輪用車軸67L,67Rよりも上位に且つ前方に発生する電動モータ52のトルクを有効利用して、駆動輪32L,32Rによるクローラベルト31L,31Rの駆動力をより十分に確保することができる。従って、クローラベルト31L,31Rにて雪面を走破する走破性能がより高まる。しかも、排雪部材20が積雪に一層喰い込み易くなるので、雪掻きがより容易になる。
【0041】
(4)制御部105の重心G3がバッテリ101の重心G2の後方に位置するように、制御部105を配置したこと。この結果、制御部105は雪害を受けにくい。
【0042】
次に、上記構成の除雪機10の作用を、図9〜図11に基づき説明する。
図9は排雪部材20を最も上げた状態を示す。この状態で、伸縮機構120は最も縮んでいる。
高さ調節用レバー機構140の操作レバー143を矢印ru方向に押し操作したときだけ、伸縮機構120のシリンダ151内の高圧気体がピストンの上下間で通過可能になる。このときにグリップ42,42を持上げると、伸縮機構120が伸びるので、車体フレーム11が駆動輪用車軸67L,67Rを中心に上方(矢印Up方向)へスイングする。この結果、排雪部材20は下方へスイングする。
【0043】
その後、グリップ42,42を押し下げると、伸縮機構120が縮むので、車体フレーム11が駆動輪用車軸67L,67Rを中心に下方(矢印Dw方向)へスイングする。この結果、排雪部材20は上方へスイングする。このようにして、排雪部材20の高さ調節をすることができる。
操作レバー143を元の位置に復帰させると、伸縮機構120のシリンダ151内の高圧気体がピストンの上下間で通過不能になる。このときには車体フレーム11の上下スイングを阻止することで、排雪部材20の高さを維持することができる。
【0044】
図10は本発明に係る除雪機の作用説明図(その1)であり、排雪部材20を通常の除雪時の高さに設定した状態を示す。
【0045】
図11は本発明に係る除雪機の作用説明図(その2)であり、排雪部材20を最も下げた状態を示す。この状態で、伸縮機構120は最も伸びている。
除雪機10は、排雪部材20を積雪Snに喰い込ませるべくこの図のように車体フレーム11を前下がりに傾斜させたとき、すなわちスイングさせたときに、この車体フレーム11の延長線E1上に排雪部材20のほぼ中心E2がくるように、排雪部材20の高さH(路面Grからの高さH)を設定したことを特徴とする。
【0046】
雪掻きによる力fは、排雪部材20の排雪部21に斜め上後方向きに作用することが多い。これに対し、排雪部21に作用した力fを車体フレーム11の長手方向のほぼ心で支えることができる。車体フレーム11に大きな偏心荷重が作用しないので、車体フレーム11の強度を必要以上に高める必要がなく、軽量にできる。
さらには、車体フレーム11を前下がりに傾けたときに、除雪機10の重心は前寄りの位置に移動する。このため、排雪部材20が積雪Snに一層喰い込み易くなるので、雪掻きが容易になる。しかも、駆動輪32L,32Rによるクローラベルト31L,31Rの駆動力が一層高まる。従って、クローラベルト31L,31Rにて雪面を走破する走破性能がより高まる。
【0047】
次に、除雪機10の走行方向と動力伝達機構60の作用との関係を、図12及び図13に基づき説明する。
図12(a),(b)は本発明に係る除雪機の作用説明図(その3)であり、(a)は除雪機10の平面模式図、(b)は動力伝達機構60の要部の平面模式図である。
(a)は、除雪機10を前方へ直進走行させつつ、排雪部材20で前方の雪Snを押出すことにより除雪していることを示す。図示せぬ作業者が歩行しながらグリップ42,42を握って操縦することになる。ここで、路面と右のクローラベルト31Rとの間の摩擦抵抗力をFRとし、路面と左のクローラベルト31Lとの間の摩擦抵抗力をFLとする。平坦な路面を直進走行中には、FR=FLである。
【0048】
(b)は、上記(a)のように除雪機10を直進走行させた状態における、動力伝達機構60廻りを示す。
電動モータ51の動力によって第2大ギヤ65、差動ケース71及び支軸72が矢印x方向に回転(正回転)し、駆動ベベルギヤ73,73が矢印x方向に旋回(公転)し、左右の被動ベベルギヤ74L,74R、左右の駆動輪用車軸67L,67R及び左右の駆動輪32L,32Rが矢印x方向に回転する。この結果、左右のクローラベルト31L,31Rは前進する。
【0049】
FR=FLであるから、右の被動ベベルギヤ74Rを駆動する力と、左の被動ベベルギヤ74Lを駆動する力とは、同一である。従って、支軸72を中心に駆動ベベルギヤ73,73が回転(自転)することはない。右の駆動輪32Rの回転速度をNRとし、左の駆動輪32Lの回転速度をNLとしたとき、NR=NLである。従って、左右のクローラベルト31L,31Rの走行速度は同一である。
【0050】
図13(a),(b)は本発明に係る除雪機の作用説明図(その4)であり、(a)は除雪機10の平面模式図、(b)は動力伝達機構60の要部の平面模式図である。
(a)は、除雪機10を右へ方向転換、すなわち右折走行させつつ、車両の前部に備えた排雪部材20にて雪Snを押出している状態を示す。このときには、右の摩擦抵抗力FRが左の摩擦抵抗力FLよりも大きい(FR>FL)。すなわち、左右の摩擦抵抗力FR,FLに差が発生する。
【0051】
(b)は、上記(a)のように除雪機10を右折走行させた状態における、動力伝達機構60廻りを示す。
FR>FLであるから、右の被動ベベルギヤ74Rを駆動する力は、左の被動ベベルギヤ74Lを駆動する力よりも大きくなる。従って、駆動ベベルギヤ73,73は支軸72を中心に矢印y方向に回転(自転)しつつ、矢印x方向に旋回(公転)する。つまり、摩擦抵抗力の大きい方の右の駆動輪32Rが減速された分だけ、反対側の左の駆動輪32Lを増速させることになる。これが左右の駆動輪32L,32Rの回転差となって、方向転換時の円滑な走行を行わせるわけである。
右の駆動輪32Rの回転速度NRよりも左の駆動輪32Lの回転速度NLが大きい(NR<NL)ので、右のクローラベルト31Rの走行速度よりも左のクローラベルト31Lの走行速度は大きい。この結果、除雪機10の右折走行は容易である。
【0052】
なお、除雪機10を左折走行させるときにはFR<FLであるから、上記右折走行時の説明と逆作用になり、左のクローラベルト31Lの走行速度よりも右のクローラベルト31Rの走行速度が大きくなる。
【0053】
以上をまとめると、左右の駆動輪用車軸67L,67Rに差動装置66を介設したので、歩行型除雪機10の走行方向を転換したり修正するときに、左右の駆動輪32L,32Rの回転速度NR,NLの差を差動装置66によって吸収することができる。従って、方向転換作業が簡単であり作業者の負担が小さい。しかも、旋回半径を小さくできるので、除雪機10の小回り性能を高めることができる。除雪機10の小回りが利くので、操縦性が高まり労力を軽減することができる。このため、除雪作業性が高まる。
【0054】
なお、上記本発明の実施の形態において、差動装置66は歩行型除雪機10の走行方向を転換したり修正するときに、左右の駆動輪32L,32Rの回転速度NR,NLの差を吸収するものであればよく、上記図4及び図5に示す具体的な構成に限定するものではない。さらに差動装置66は、差動制限装置を備えたものであってもよい。
さらには、ポテンショメータ43、操作レバー44、ブレーキレバー45及び高さ調節用レバー機構140は、左右のグリップ42,42のどちら側に配置してもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、車体フレームの前部に雪を押出す排雪部材を備え、車体フレームの後部に操作ハンドルを備え、車体フレームの左右両側にクローラベルトを備え、車体フレームに左右のクローラベルトを各々駆動輪を介して駆動する電動モータ並びにこの電動モータに電力を供給するバッテリを備えた小型の歩行型除雪機としたので、排雪部材によって雪を押出すことにより簡単に除雪することができる。従って、狭いエリアであっても除雪機を簡便に使用できる。
しかも、駆動源にエンジンを採用した場合に比べて駆動機構を一層小型にすることができ、この結果、除雪機全体を小型にすることができる。小型の歩行型除雪機であるから、小回りが利き機動性が高まるので操縦性が高まり、労力を軽減することができる。このため、除雪作業性が高まり、狭いエリアであってもより簡便に使用できる。
さらには、クローラベルトの駆動源に電動モータを採用したので、エンジンと比べて騒音が極めて小さい。従って、騒音が小さな除雪機で早朝から夜までの長時間にわたって、いつでも簡便に除雪作業をすることができる。
さらにまた、バッテリを備えたので、除雪作業範囲を広げることができる。
【0056】
さらに、請求項1は、比較的大重量の電動モータの重心が左右の駆動輪の車軸中心の近傍に位置するように電動モータを配置し、バッテリの重心が電動モータの重心の後方に位置するようにバッテリを配置したので、除雪機の重心は前寄りの位置にある。このため、排雪部材が積雪に喰い込み易くなるので、雪掻きが容易になる。しかも、除雪機の重心が駆動輪側に寄るので、駆動輪によるクローラベルトの駆動力を十分に確保することができる。従って、クローラベルトにて雪面を走破する走破性能が高まる。
さらには、電動モータを制御する制御部の重心がバッテリの重心の後方に位置するように制御部を配置したので、制御部は雪害を受けにくい。
【0057】
さらに、請求項1は、電動モータのモータ軸中心を、駆動輪の車軸中心よりも上位に且つ前方に配置したものである。モータ軸の回転方向に対して駆動輪の回転方向を一致させれば、電動モータのトルクの作用方向に対して駆動輪のトルクの作用方向を一致させることができる。除雪機を前進させたときに、駆動輪の車軸中心よりも上位に且つ前方に発生する電動モータのトルクを有効利用して、駆動輪によるクローラベルトの駆動力をより十分に確保することができる。従って、クローラベルトにて雪面を走破する走破性能がより高まる。しかも、排雪部材が積雪に一層喰い込み易くなるので、雪掻きがより容易になる。
【0058】
さらに、モータ軸52の回転方向R1に対して駆動輪32L,32Rの回転方向R2を一致させたので、電動モータ51のトルクの作用方向に対して駆動輪32L,32Rのトルクの作用方向を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪機の側面図
【図2】本発明に係る除雪機の平面図
【図3】本発明に係る除雪機の分解斜視図
【図4】本発明に係る除雪機のクローラベルト並びに駆動機構廻りの模式的平面図
【図5】本発明に係る除雪機のクローラベルト並びに駆動機構廻りの背面断面図
【図6】本発明に係る除雪機後部の要部斜視図
【図7】本発明に係る伸縮機構の下部取付け構造並びに調節用レバー機構の側面図
【図8】本発明に係る伸縮機構の構成図
【図9】本発明に係る除雪機の各部品の配列関係を示す説明図
【図10】本発明に係る除雪機の作用説明図(その1)
【図11】本発明に係る除雪機の作用説明図(その2)
【図12】本発明に係る除雪機の作用説明図(その3)
【図13】本発明に係る除雪機の作用説明図(その4)
【符号の説明】
10…除雪機、11…車体フレーム、20…排雪部材、31L,31R…クローラベルト、32L,32R…駆動輪、41…操作ハンドル、51…電動モータ、52…モータ軸、101…バッテリ、105…制御部、E1…車体フレームの延長線、E2…排雪部材の中心、f…雪掻きによる力、G1…電動モータの重心、G2…バッテリの重心、G3…制御部の重心、H…排雪部材の高さ。
Claims (1)
- 車体フレームの前部に雪を押出す排雪部材を備え、車体フレームの後部に操作ハンドルを備え、車体フレームの左右両側にクローラベルトを備え、車体フレームに左右のクローラベルトを各々駆動輪を介して駆動する電動モータ並びにこの電動モータに電力を供給するバッテリを備え、
前記左右の駆動輪を前記左右のクローラベルトの前部に配置し、前記電動モータの重心が前記左右の駆動輪の車軸中心の近傍に位置するように電動モータを配置し、前記バッテリの重心が電動モータの重心の後方に位置するようにバッテリを配置し、前記電動モータを制御する制御部の重心がバッテリの重心の後方に位置するように制御部を配置し、
前記電動モータのモータ軸中心を、前記駆動輪の車軸中心よりも上位に且つ前方に配置し、
前記電動モータのモータ軸の方向を左右の駆動輪用車軸の方向に一致させるようにして、前記モータ軸の回転方向に対して前記駆動輪の回転方向を一致させたことを特徴とする除雪機。
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