JP6655255B2 - 歩行型作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、走行用のクローラベルトやタイヤにより前後進する走行部と、走行部の前方部に作業用のブレード部を備え、後方に設けた操作ハンドルを操作することにより作業を行なう歩行型作業機に関する。
従来、作業用のブレード部を備えた歩行型の作業機は、例えば、特開2013−85510号公報の「排土板及び排土装置」(特許文献1)が公知である。
特許文献1に示す「排土板及び排土装置」は、「歩行型管理機の前進走行に伴って地面の土を排土する排土板であって、前記排土板は、前記歩行型管理機の前記機体に取り付けられる装着部と、該装着部に接続されて前記歩行型の管理機の幅方向に延びて排土を該歩行型管理機の幅方向側方に移動させる排土板本体部を有し、前記排土板本体部の下部には、前記地面に対して略垂直方向に延びるエッジ部が形成されている」排土板を有する作業機である。また、「排土板本体部の下部には、該排土板本体部の進行方向後側に延びて地面に接する沈下防止部が設けられている」排土板を有する作業機である。
特開2013−85510号公報
本願発明は、主に鶏舎用の作業を改善して効率よく作業が行える作業機を提供しようとするものである。ブロイラー用の鶏を飼育している鶏舎は、床面にもみ殻やオガ屑等の敷料を一定の厚さに敷き詰めて鶏を放し飼いにして飼育している。また、敷料は定期的に交換する必要がある。このため従来は、敷料を一定の厚さで敷き詰める作業や交換するために集める作業をシャベル等を使用して人手で行っている。しかし、広い鶏舎に敷料を敷き詰めるには作業者の負担が大きく、敷き詰め高さも一定にすることが難しい問題がある。また、敷料を交換するために集める際は、敷料が硬化している部分等の剥し作業が必要であり、人手作業では重労働を強いることになり人件費も嵩む問題がある。
本発明は、前記作業を改善することのできる作業機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、電動モータで作動する走行部を有する車体フレームと、該車体フレーム前部に設けた処理物を押し出すためのブレード部と、前記車体フレームの後部に設けた操作ハンドルと、前記車体フレームに前記電動モータを駆動するバッテリ部を備えた歩行型作業機であり、
前記ブレード部は、前方に向けた断面凹状の左右に長い整地板本体と、該整地板本体下端部に整地面を削り取るスクレーパが備えられ、前記ブレード部は、前記操作ハンドルに連結されていて、前記車体フレームに設けた進行方向と直交する水平方向の回動支点軸を支点として前記操作ハンドルの上下回動と連動して上下に回動可能であり、
前記ブレード部の前記整地板本体の左右両端部には前記走行部の接地面である床面、もしくは、前記走行部の接地面より下方に位置する床面に当接して前記ブレード部の下方への回動を規制する整地板高さ調整手段が備えられていて、該整地板高さ調整手段は、床面からの整地板本体の高さを調整可能に備えられていることを特徴とした歩行型作業機である。
また、請求項2記載の発明は、ブレード部は、整地板本体と整地板本体から左右方向一端側に延長した整地板延長部を備え、整地板延長部は整地板本体の上方側に折畳み可能であることを特徴とした請求項1記載の歩行型作業機である。
さらに、請求項3記載の発明は、整地板本体の一端側には、側方への処理物のこぼれ防止用の側板が備えられていて、該側板は整地板本体側の基部側と前方に延設された延長部とで構成され、該延長部は、平面視進行方向と平行若しくは斜め前方外側に傾斜した状態と、進行方向と略平行に後方側に折畳んだ状態とに変更可能に設け、それぞれの状態は前記基部側及び前記延長部側に回動固定ピンを架け渡して固定され、固定する位置を変更することで延長部の角度を複数に変更できる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の歩行型作業機である。
走行部が電動で作動するため、騒音が少なく、エンジン仕様のように排気ガスの発生もないので、鶏舎内での作業が快適に行える。また、整地板とスクレーパを有するブレード部を備えていることにより、敷料を容易に剥して回収することができる。さらに、ブレード部に整地板高さ調整手段が設けられていることにより、容易に一定の厚さに敷料を整地することが可能となる作業機を提供できる。
本発明の一例を示す歩行型作業機の進行方向左側の側面図である。 本発明の一例を示す歩行型作業機の進行方向右側の側面図である。 本発明の歩行型作業機の平面図である。 本発明の歩行型作業機のブレード部の整地板延長部及び側板の延長部を折畳んだ状態の平面図である。 本発明の一例を示す歩行型作業機の整地板高さ調整手段部を説明するためのブレード部の断面図である。 本発明の一例を示す歩行型作業機の整地板高さ調整手段部を説明するためのブレード部の断面図である。 本発明の歩行型作業機のブレード部の後面図である。 本発明の歩行型作業機のブレード部の整地板延長部及び側板の延長部を折畳んだ状態の後面図である。 本発明の歩行型作業機の整地板高さ調整手段部の別実施例を示す側面図である。
実施の一形態を、図1乃至図8に基づいて説明する。説明においては、図1に示す左側を進行方向の前方側として説明する。
本発明の歩行型作業機1は、走行用として左右にクローラベルト20を設けている。前方側に駆動輪23と後方に従動輪25を位置させて巻着させたクローラベルト20を駆動させて走行する。クローラベルト20前方部には、左右のクローラベルト20の幅と同等若しくはこれより広い幅の作業用ブレード部5が設けられ、後方部には作業者が左右握って操作するグリップ61を左右後端に設けた操作ハンドル60が設けられている。操作ハンドル60後端側には、走行方向を前後に切替える走行切換レバー63とグリップ61近傍に走行をON・OFFさせる走行レバー62が設けられている。本例においては、進行方向右側のグリップ61近傍に走行切換レバー63が設けられ、左側のグリップ61部に走行レバー62が設けられている。走行切換レバー63は右側の操作ハンドル60に設けた操作パネル64の中にある左右方向の軸芯周りに回動し、後述の電動モータ21を前進駆動させる前進位置と、後進駆動させる後進位置と、前進位置と後進位置との間に中立位置を設けて、この間で回動可能に構成されている。
操作ハンドル60は、前方に位置する作業用ブレード部5と回動フレーム4を介して連結されていて、回動フレーム4は、前記左右クローラベルト20の内側左右を通り後方に延設され、側面視クローラベルト20の前後に配置された駆動輪23と従動輪25の回転軸間に位置する進行方向と直交する水平軸の回動支点軸41を中心に上下に回動可能に設けられている。操作ハンドル60のグリップ61部を握り、下方に押し下げると、回動フレーム4が回動支点軸41を中心に回動して前方部に連結されたブレード部5を上方に回動させることができる。
図3、図4は、本発明の歩行型作業機1の平面図である。中央に位置する本体フレーム3の左右には、クローラベルト20が設けられ、左右クローラベルト20の中間部には走行用の電動モータ21を駆動するバッテリ部7と、電動モータ21を制御するための制御部8が設けられている。本体フレーム3からは左右方向にクローラベルト20を駆動する駆動輪23と従動輪25のそれぞれの回転軸が突設して設けられている。走行用のクローラベルト20は、前方に設けた駆動輪23と後部の従動輪25とに巻き掛けられていて、駆動輪23部に設けられた電動モータ21を正逆回転させて駆動される。本例の電動モータ21は、ホイールインモータタイプのモータを使用して駆動輪23と一体の構造となっている。左右のクローラベルト20の作動部分は、左右対称な構造となっている。
クローラベルト20と本体フレーム3との間には丸パイプで構成された前記回動フレーム4が前後方向に延設されていて、本体フレーム3に駆動輪23と従動輪25の前後方向間に左右方向に突設されて設けた回動支点軸41が備えられ、これに回動フレーム4の回動ボスが挿入され、前方部にブレード部5、後方部に操作ハンドル60が連結されている。
走行部2は、左右それぞれの駆動輪23と従動輪25と該両輪間に架け渡されたクローラベルト20と駆動輪23に設けた電動モータ21からなる。駆動輪23部は左右対称の構造となっていて片側のみ説明する。電動モータ21は、ホイールインタイプのモータで駆動輪23部に一体で設けられていて、電動モータ21の外周を覆うモータケースは駆動輪23と一体に固着され、モータケース内に電動モータ21のステータとロータおよび減速部が内蔵されていて、本体フレーム3から水平に突設された回転軸を中心に電動モータ21が回転すると駆動輪23も同軸上で回転する構造となっている。
電動モータ21はほぼクローラベルト20の幅内に位置しているため、重心はクローラベルト20の幅内に位置して、構成部品の中でも比較的重量がある電動モータ21の重量は直接クローラベルト20の接地圧に作用して駆動力を向上させる。また、駆動輪23部分に他の構成部品に比べ比較的重量の有る電動モータ21が位置することにより、歩行型作業機1全体の重心を低く抑えることができるため、左右に傾斜した場合でも左右のクローラベルト20の駆動力の変化が少なく、転倒の危険性も少なく取り扱い性が良好な構造とすることができる。さらに、電動モータ21がクローラベルト20内に位置するため、全体の構成をコンパクトに構成できる。
走行用クローラベルト20は、駆動輪23が前方に、後方には従動輪25が配置されて、これに巻き掛けられていて、駆動輪23部に設けた電動モータ21を正逆回転させて駆動輪23を回転させ駆動される。作業用ブレード部5により敷料等を押す場合、駆動輪23は前方に向け正回転する。正回転することによりクローラベルト20の非接地面である上面側が前方に引っ張られた状態となる。後方の従動輪25は遊動状態であるためクローラベルト20の接地面側も張られた状態となり、クローラベルト20の接地面全体が均等に地面を押し付けて駆動力を有効に発揮する。一方駆動輪23が後方に位置する場合、クローラベルト20の上方部に弛みができやすく、比較的接地面部が緊張状態となりにくく駆動力を有効に伝達し難いため駆動輪23は前方側に配置するのが牽引性能上有利である。
ブレード部5を上下回動させるための回動フレーム4の回動支点軸41は、本体フレーム3の下方部に左右方向水平に設けられ、本体フレーム3から左右方向の両端部を突設して設けられていて、突設部に回動フレーム4の回動ボスが回動自在に嵌合されている。本体フレーム3中央部にはバッテリケース内に収納されたバッテリ部7が位置している。バッテリ部7は、側面視においてバッテリ部7の重心が、走行用クローラベルト20の前後に配置された駆動輪23と従動輪25の回転軸間に位置するように位置づけられている。このことによりバッテリ部7の重量がクローラベルト20の接地面に有効に作用して駆動力を向上させる。
バッテリ部7と制御部8は、本体フレーム3に設けられている。バッテリ部7は、バッテリと該バッテリを内蔵したバッテリケースとからなり、本体フレーム3の走行方向前方に位置して本体フレーム3からバッテリケースと共に取外し自在に設けられている。バッテリ部7には、バッテリ部7の後方に位置する制御部8との連結のための連結カプラ(図示せず)が設けられている。また、上面には取手72が設けられ、バッテリ部7を持ち運び可能としている。バッテリ部7の前方下部は本体フレーム3に設けた固定ハンドル73によって固定できる。さらに、バッテリ部7の上方の前方部にはライト74が設けられている。
制御部8は、制御部ケースに内蔵されて本体フレーム3に固着されていて、バッテリ部7側の前記連結カプラと着脱可能なカプラが設けられ、電源の導通が行われる。下方部にはバッテリケースのピン孔に嵌合されるガイドピンが前後方向に突設されている。
本体フレーム3のバッテリ部7が載せられる上面には、バッテリ部7をガイドする左右一対のガイド板が左右に突設されていて、バッテリ部7を連結又は分離する時にバッテリ部7の横ズレを防止して迅速且つ確実に行なうことができる。
前方部に位置するブレード部5は、敷料等を押し出す整地板本体50と、その下端部に位置するスクレーパ51とでメインのブレード部を構成している。本例においては、進行方向右側に整地板の幅を延長できるように整地板延長部500を整地板本体50側に折畳み可能に備えている。整地板延長部500は、整地板本体50側に設けられ進行方向を向いたボスに、先端側に整地板延長部500を固着した回動アーム502が左右方向回動自在に嵌挿され設けられている。整地板本体50側のボス部は、整地板延長部500が側方に位置する図3又は図7に示す状態と整地板本体50の上方に折畳まれた図4又は図8の状態のそれぞれの位置でロックピン501が差し込まれて固定される。整地板延長部500は、敷料を敷き詰めるときに側方に位置させて作業幅を広げると効率よく作業が行える。また、敷料を回収するときに、固着した敷料等を剥すときに整地板本体50上方側に折畳んだ状態でブレード部5の幅を狭くして食い込み圧を大きくして作業を行う。
整地板延長部500が設けられた左右方向他方側には、ブレード部5で押出す敷料を側方に逃がさないための側板52が設けられている。側板52は、整地板本体50に対し直交して設けた基部側520と、基部側520から前方に延設された延長部521で構成され、基部側520と延長部521は垂直方向の側板回動軸53によって延長部521が水平方向に回動自在に連結されている。延長部521は、平面視進行方向と平行若しくは斜め前方外側に傾斜した状態と、進行方向と略平行に基部側520の外側側方位置である後方側に折畳んだ状態とに変更可能に設けられている。各位置は、側板52上方部に設けられた逆U字状の回動固定ピン54を基部側520と延長部521側に架け渡し固定される。延長部521側には、前方に伸ばした状態と後方に折畳んだそれぞれの位置で回動固定ピン54の一端が差し込まれて固定する金具が備えられている。金具の位置を複数設けると延長部521の角度を複数に変更できる。基部側520の回動固定ピン54は、下方にスプリングによって付勢されていて、延長部521側を差替えるときに上方に引き上げて差替え操作する。延長部521は、敷料を敷き詰めるときに前方側に位置させると、延長部521側からの逃げが少なく、整地板延長部500側からの逃げが多くなり、一方側に逃げるため作業効率が向上する。
整地板本体50は、前方に開口部を向けた弓形で左右のクローラベルト20の外端と同等又はこれより幅が広く設けられている。整地板本体50の下方端部には整地板本体50のほぼ全幅にわたってスクレーパ51が取付けられている。スクレーパ51は前端部から後方に向け鋭角に傾斜していてブレード部5を敷料に押し付けて食込ませるためのもので、前進することにより敷料を整地板本体50の前面の凹部面に沿って誘導して上昇させ前方に湾曲した上方部から前方に順次落とし込んで集めていく。整地板延長部500は、整地板本体50と同じく前方に開口部を向けた弓形であり、整地板本体50より高さを低く設けている。
ブレード部5の整地板本体50の左右両端部には、ブレード部5の下方への回動を規制する整地板高さ調整手段9が設けられている。整地板高さ調整手段9は、整地板本体50の側方面に取り付けられていて、敷料が敷かれる床面に当接する接地棒90と接地棒90を保持する保持ブラケット91とブレード部5の設定高さを表示する目盛板94と保持ブラケット91の回動支点となる回動軸92と回動を固定する固定ネジ93で構成される。整地板本体50の左右両端部の整地板高さ調整手段9は左右対称の形状となる。
整地板高さ調整手段9は、接地棒90の接地位置を整地板本体50に対して上下に回動移動させて高さを調整する。接地棒90は側面視U字状で一端を保持ブラケット91に固着されている。保持ブラケット91は、板状で整地板本体50の側方面に取り付けられ、下方の接地棒90後方部に位置する回動軸92に挿入され上方部が前後に回動可能である。上方部には前後方向の長穴910が設けられ、長穴910に挿通された固定ネジ93で締結され回動が固定される。保持ブラケット91を回動させると、これに固着された接地棒90が上下方向に回動して高さが調整される。高さ位置の目安は、保持ブラケット91の回動端側の突起が整地板本体50に設けた目盛板94の指示した位置によって知ることができる。
図5は、敷料Sを回収するときの敷料を床面Fから剥し取る状態を示したものである。走行部2のクローラベルト20が敷料Sを削り取った床面Fに接地し、接地棒90下端部が床面Fに接地し、整地板本体50の下端部のスクレーパ51端部が床面Fに接地した状態である。図6は、敷料Sを一定の厚さに整地して敷き詰めるときの状態を示したものである。接地棒90下端部が床面Fに接地し、整地板本体50の下端部のスクレーパ51端部が床面Fから敷料Sの敷き詰め厚さ寸法分上方に位置し、前方の未整地の敷料Sを掻き出して整地する。整地板高さ調整手段9の後方に位置する走行部2のクローラベルト20は、整地された敷料Sの上を走行する。接地棒90は丸棒状で敷料S内を掻き分けて進行する。このため、一定の厚さに敷料Sを敷き詰めることができる。図9は、整地板高さ調整手段9の別実施例を示したものであり、接地棒90に替えて回転する接地輪95を設けたものである。このように、接地棒90は床面Fに接してスクレーパ51の下端部の床面Fからの位置を調整できるものであればよい。
バッテリ部7の後方側に隣接する制御部8には、バッテリ部7とハンドル部6の電源スイッチ640と走行切替レバー63のスイッチと走行レバー62のスイッチとバッテリ残量計641及び走行部2の左右の電動モータ21が配線されていて、各スイッチの操作により制御部8が電動モータ21を作動させる。操作ハンドル60の近傍の操作パネル64には、電源スイッチ640と前後進を切替える走行切換レバー63が設けられ、操作ハンドル60の左側のグリップ61部には走行レバー62が設けられ、グリップ61とともに握ると走行レバー62の基部に設けた走行レバースイッチがONされ制御部8が電動モータ21を回転させて走行が行われる。電源スイッチ640は、バッテリ75からの電源をON・OFFさせるためのもので、ONさせると制御部8及び電動モータ21の作動が可能になる。走行切換レバー63は、中間部に中立位置が設けられ、前方に傾倒させると前進、後方に傾倒させると後進方向に電動モータ21が回転するようになっていて、走行切換レバー63の基部に設けられ連動して作動する切換レバースイッチによって制御部8を切替える。バッテリ残量計641は、バッテリ75の電気容量の残量状態を示すメータである。
制御部8は、バッテリ部7にカプラによって接続することにより通電される。バッテリ部7は別に設けた充電器により充電が可能で、充電カプラを備える。家庭用電源コンセントに接続し、充電カプラをバッテリ部7の連結カプラに接続することにより行なう。バッテリ部7は簡単に着脱できるため、室内において比較的暖かいところで充電が可能であることから、充電効率もよく容易に充電作業が行なえる。
また、本機はエンジンを使用しない電動作業機であるため、エンジン音が発生せず、排気ガスの発生も無いので、鶏等への影響がなく快適に作業が行える。
本発明の歩行型作業機1で作業を行なうには、操作ハンドル60の操作パネル64に設けた電源スイッチ640をONにし、走行切換レバー63を前進又は後進に切替えて、操作ハンドル60の左右のグリップ61を握り、左側のグリップ61部に設けた走行レバー27をさらに握ると、制御部8は左右のクローラベルト20部の駆動輪23を駆動する電動モータ21を回転させ、クローラベルト20を駆動して移動させる。移動の際は、グリップ61部を少し押し下げて前方のブレード部5を少し地面から上昇させ移動を行なう。操作パネル64には、バッテリ残量計641が設けられていて、バッテリ75の残量を知ることができる。
目的の作業場所に移動させ、走行切換レバー63を前進方向に切換え、前方のブレード部5を接地させ、左右のグリップ61を握るとともに走行レバー62を握り前進させる。前進すると、ブレード部5によって敷料等を押し出すことができる。敷料を回収する場合は、整地板高さ調整手段9の接地棒90の接地位置を上方に位置させて、スクレーパ51下端部が鶏舎等の床面Fに接するようにして作業を行う。また、敷料を一定の高さに敷き詰めるときは、接地棒90が床面に当接した位置からスクレーパ51の下端部が敷き詰め厚さ寸法と同じ位置となるように整地板高さ調整手段9で設定する。敷料を敷き詰めるときは、整地板延長部500を側方に展開して整地幅を広げると効率よく作業が行える。また、整地板延長部500を折畳むと幅が狭くなり、スクレーパ51の敷料への食い込み圧を増加させることができるため、敷料の回収作業に有効である。
本発明は、クローラベルトやタイヤ等による走行部を有し、前方にブレード部を設け、鶏舎内等の敷料の整地や回収作業を行う歩行型作業機に適用できる。
1 歩行型作業機
2 走行部
20 クローラベルト
21 電動モータ
23 駆動輪
25 従動輪
3 車体フレーム
4 回動フレーム
41 回動支点軸
5 ブレード部
50 整地板本体
500 整地板延長部
501 ロックピン
502 回動アーム
51 スクレーパ
52 側板
520 基部側
521 延長部
53 側板回動軸
54 可動固定ピン
6 ハンドル部
60 操作ハンドル
61 グリップ
62 走行レバー
63 走行切替レバー
64 操作パネル
640 電源スイッチ
641 バッテリ残量計
7 バッテリ部
72 取手
73 固定ハンドル
74 ライト
8 制御部
9 整地板高さ調整手段
90 接地棒
91 保持ブラケット
910 長穴
92 回動軸
93 固定ネジ
94 目盛板
95 接地輪
F 床面
G 接地面
S 敷料

Claims (3)

  1. 電動モータで作動する走行部を有する車体フレームと、該車体フレーム前部に設けた処理物を押し出すためのブレード部と、前記車体フレームの後部に設けた操作ハンドルと、前記車体フレームに前記電動モータを駆動するバッテリ部を備えた歩行型作業機であり、
    前記ブレード部は、前方に向けた断面凹状の左右に長い整地板本体と、該整地板本体下端部に整地面を削り取るスクレーパが備えられ、前記ブレード部は、前記操作ハンドルに連結されていて、前記車体フレームに設けた進行方向と直交する水平方向の回動支点軸を支点として前記操作ハンドルの上下回動と連動して上下に回動可能であり、
    前記ブレード部の前記整地板本体の左右両端部には前記走行部の接地面である床面、もしくは、前記走行部の接地面より下方に位置する床面に当接して前記ブレード部の下方への回動を規制する整地板高さ調整手段が備えられていて、該整地板高さ調整手段は、床面からの整地板本体の高さを調整可能に備えられていることを特徴とした歩行型作業機。
  2. ブレード部は、整地板本体と整地板本体から左右方向一端側に延長した整地板延長部を備え、整地板延長部は整地板本体の上方側に折畳み可能であることを特徴とした請求項1記載の歩行型作業機。
  3. 整地板本体の一端側には、側方への処理物のこぼれ防止用の側板が備えられていて、該側板は整地板本体側の基部側と前方に延設された延長部とで構成され、該延長部は、平面視進行方向と平行若しくは斜め前方外側に傾斜した状態と、進行方向と略平行に後方側に折畳んだ状態とに変更可能に設け、それぞれの状態は前記基部側及び前記延長部側に回動固定ピンを架け渡して固定され、固定する位置を変更することで延長部の角度を複数に変更できる、ことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の歩行型作業機。
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