JP2018031107A - 電動除雪機 - Google Patents

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利之 村上
Toshiyuki Murakami
利之 村上
甲地 重春
Shigeharu Kouchi
重春 甲地
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Abstract

【課題】手軽に除雪作業が行え、女性や高齢者等比較的機械の取扱いに不慣れなユーザーでも簡単に使用できる除雪機であり、操作性の良い除雪機を提供する。【解決手段】走行部は、本体左右に走行用クローラベルトを備え、左右の操作ハンドル24の一方に、把持すると電動モータが駆動され、離すと駆動が停止される走行レバーを設けるとともに、左右の操作ハンドル24の他方の持ち手部26近傍前方部に旋回操作スイッチ32を備え、旋回操作スイッチ32を操作することにより一方のクローラベルトの駆動を停止し、停止された側に旋回が行われる電動除雪機による。【選択図】 図1

Description

本発明は、走行用のクローラベルトにより前進後進する走行部と、走行部の前方部に除雪用のブレードを備え、後方に設けたハンドルを操作して除雪作業を行なう電動で走行する電動除雪機の改良に関する。
従来、除雪用のブレードを備えた歩行型の除雪機は、例えば、走行部が電動モータで駆動される特開2014−91945号公報(従来技術1)の「歩行型ブレード除雪機」や、特開2002−180431号公報(従来技術2)の「歩行型小型除雪機」が公知である。
歩行型除雪機には前方に雪を掻き込むオーガーと投雪するブロワーを設けたタイプと、前方に雪を押すためのブレードを設けたタイプが従来から知られている。これらは従来駆動源としてエンジンを使用しているが、作業時エンジン音が発生するため、特に夜間や早朝の作業時には市街地等での騒音対策のため作業が制限されることがある。このため、比較的小さい動力で作動が可能なブレードタイプの除雪機に、エンジンを使用せず騒音が発生しない電動で作動する前記従来技術の様な除雪機が開発されている。
また、ブレードタイプの除雪機は比較的小規模除雪や積雪が少ない場所で使用されるため、小回りが効き、女性や高齢者等比較的機械の取扱いに不慣れなユーザーでも簡単に使用できる安価なものが望まれている。
特開2014−91945号公報(従来技術1) 特開2002−180431号公報(従来技術2)
前記従来技術1の「歩行型ブレード除雪機」は、走行フレームの左右に走行用のクローラベルトを設け、それぞれのクローラベルトの駆動輪と一体に設けた電動モータにより駆動され走行が行われる。しかし、前進と後進時は電動モータを正逆回転させ行うが、機体を旋回させる場合は、後方側に伸ばして設けた操作ハンドルを握りつつ作業者が旋回してクローラベルトの地面との接触面を引きずらせ機体を旋回させている。したがって、旋回時は、左右のクローラベルトの接地抵抗に抗して左右に機体を引きずる必要があり、女性や高齢者等には負担が大きいものがある。
前記従来技術2の「歩行型小型除雪機」の場合、左右クローラベルトを巻回した左右のスプロケットをデファレンシャルギヤを介して駆動源により回転させている。このため、旋回するときは、作業者がハンドルを握りつつ機体を左右に引くと、デファレンシャルギヤによって左右クローラベルトの連動が解けて一方が停止又は旋回してクローラベルトが接地面を滑り旋回するため、作業者が接地面を引きずるための負担が従来技術1の場合と比較して軽減できる。しかし、デファレンシャルギヤを設けた構造の場合、機体重量が大きくなり、取扱性が損なわれる可能性があるとともに、構造が複雑となりメンテナンスを簡単に行えず、製造コストを安価に抑えるには不利な構造となる。
本願発明は、上記背景より、手軽に除雪作業が行え、女性や高齢者等比較的機械の取扱いに不慣れなユーザーでも簡単に使用できる除雪機であり、操作性の良い安価な除雪機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の除雪機は、駆動力を供給するバッテリを備えた本体と、該本体に設けられ電動モータにより駆動される走行部と、前記本体の前方に設けられるブレード部と、前記本体の後方に設けられる左右の操作ハンドル部と、前記電動モータを制御する制御部からなり、
前記操作ハンドル部と前記ブレード部とが一体に連結され前記操作ハンドル部の操作により前記ブレード部を上下回動させる電動除雪機において、
前記走行部は、本体左右に走行用クローラベルトを備え、
前記左右の操作ハンドルの一方に、把持すると前記電動モータが駆動され、離すと前記電動モータの駆動が停止される走行レバーを設けるとともに、
前記左右の操作ハンドルの他方の持ち手部近傍前方部に旋回操作スイッチを備え、該旋回操作スイッチを操作することにより一方のクローラベルトの駆動を停止し、停止された側に旋回が行われることを特徴とした電動除雪機である。
また、本発明の請求項2記載の除雪機は、前記旋回操作スイッチは、前記操作ハンドルの持ち手部を握った手の指で押して操作できる位置に設けられ、押している間のみクローラベルトの駆動を停止できることを特徴とした請求項1記載の電動除雪機である。
さらに、本発明の請求項3記載の除雪機は、前記電動モータの回転方向を切換えて前進駆動と後進駆動に切換可能な1つの切換レバーが設けられ、該切換レバーは回動軸軸芯周りに回動し、前記電動モータを前進駆動させる前進位置と、後進駆動させる後進位置と、前記前進位置と前記後進位置との間に設けた中立位置との間を回動可能で、切換レバーの傾倒角度に対応して電動モータの回転を制御し走行速度を変更可能としている請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電動除雪機である。
操作ハンドルの持ち手部近傍前方部に旋回操作スイッチを備え、旋回操作スイッチを押すことで一方のクローラベルトの駆動を停止し、停止された側に旋回が行われるため、操作ハンドルを握ったままでスイッチを操作して容易に旋回を行える。また、把持すると電動モータが駆動され、離すと電動モータの駆動が停止される走行レバーと前進駆動と後進駆動に切換可能な1つの切換レバーが傾倒角度に対応して走行速度を変更可能に設けているため、女性や高齢者等比較的機械の取扱いに不慣れなユーザーでも簡単に使用でき、操作性の良い安価な除雪機を提供できる。
本発明の電動除雪機の旋回操作スイッチを設けた操作パネル部の斜視図である。 本発明の電動除雪機の左側面図である。 本発明の電動除雪機の右側面図である。 本発明の電動除雪機の平面図である。 本発明の電動除雪機の切換レバー部の一部断面した側面図である。 本発明の電動除雪機の切換レバー部の一部断面した要部後面図である。 本発明の電動除雪機の制御部のフロー図である。 本発明の電動除雪機の配線を示した説明図である。
実施の一形態を、図1乃至図8に基づいて説明する。本例においての説明は、図2に示す左側を前方部、右側を後方部、紙面手前側を左側方、紙面奥側を右側方として説明する。
本発明の歩行型電動除雪機は、走行用として左右にクローラベルト39を設け、前方部に駆動輪35と後方に従動輪37を位置させて巻着させたクローラベルト39を駆動する。クローラベルト39前方部には、左右のクローラベルト39の幅より広い幅の除雪用のブレード部11が設けられ、後方部には作業者が左右握って操作する持ち手部であるグリップ26を左右後端に設けた操作ハンドル24が設けられている。操作ハンドル24後端側には、走行方向を前後に切替える切換レバー29とグリップ26部に走行をON・OFFさせる走行レバー27が設けられている。本例においては、進行方向右側のグリップ26近傍に切換レバー29が設けられ、左側のグリップ26部に走行レバー27が設けられている。切換レバー29は、右側の操作ハンドル24部に設けた操作パネル28の左右方向の軸である回動軸291を中心に前後に回動し、後述の電動モータ41を前進駆動させる前進位置と、後進駆動させる後進位置と、前進位置と後進位置との間に中立位置を設けてこの間で回動可能に構成されていて、切換レバー29の回動軸291と同芯に設けた切換レバーポテンショメータ290によって切替レバー29の回動角を検出して、回動角に対応した電動モータ41の回転を制御して走行速度を変更する。
操作ハンドル24は、前方に位置するブレード部11に連結され、前記左右クローラベルト39の内側左右を通り後方に延設され、側面視クローラベルト39の前後に配置された駆動輪35と従動輪37の回転軸間に位置する進行方向と直交する水平軸の回動支点軸45を中心に上下に回動可能に設けられた回動フレーム15と固着して設けられている。操作ハンドル24のグリップ26部を握り、下方に押し下げると、回動フレーム15が回動支点軸45を中心に回動して前方部に連結されたブレード部11を上方に回動させることができる。
図4は、本発明の電動除雪機の平面図である。中央に位置する本体フレーム1の左右には、クローラベルト39が設けられ、左右クローラベルト39の中間部には走行用の電動モータ41を駆動するためのバッテリ4を内装したバッテリ部3と、電動モータ41を制御するための制御部5が設けられている。本体フレーム1からは左右方向にクローラベルト39を駆動する駆動輪35と従動輪37のそれぞれの回転軸が延設して設けられている。走行用のクローラベルト39は、前方に設けた駆動輪35と後部の従動輪37とに巻き掛けられていて、駆動輪35部に設けられた電動モータ41を正逆回転させて駆動される。左右のクローラベルト39の作動部分は、左右対称な構造となっている。
クローラベルト39と本体フレーム1との間には丸パイプで構成された前記回動フレーム15が前後方向に延設されていて、本体フレーム1に駆動輪35と従動輪37の間に左右方向に突設され設けた回動支点軸45が備えられ、これに回動フレーム15の回動ボスが挿入され、前方部にブレード部11、後方部に操作ハンドル24が固着されている。
走行部9は、左右それぞれの駆動輪35と従動輪37と両輪間に掛渡されたクローラベルト39と駆動輪35部に設けた電動モータ41からなる。駆動輪35部は左右対称の構造となっている。電動モータ41は、駆動輪35部に一体で設けられていて、電動モータ41の外周を覆うモータケースは駆動輪35と一体に固着され、モータケース内に電動モータ41のステータとロータおよび減速部が内蔵されていて、本体フレーム1から水平に突設された回転軸を中心に電動モータ41が回転すると駆動輪35も同軸上で回転する。
左右のクローラベルト39部にそれぞれ設けた電動モータ41は、操作ハンドル24の右側のグリップ26の近傍前方部に設けた旋回操作スイッチ32を操作すると、左右の電動モータ41の選択したいずれかの駆動を停止することができる。旋回操作スイッチ32は、図1に示すように、操作ハンドル24の右側のグリップ26近傍に位置する操作パネル28に設けられ、持ち手部であるグリップ26を握った手の指で操作できる位置に設けられている。旋回操作スイッチ32は、左右にシーソー状にスイングして指を離すと戻るタイプのスイッチで、本例においては、右側を押すと右側、左側を押すと左側の電動モータ41がそれぞれ停止して、駆動されている側のクローラベルト39が停止している側に回り込み電動除雪機を旋回させることができる。旋回操作スイッチ32は、左右の操作ハンドル24のそれぞれに左旋回用と右旋回用と単独で設けてもよい。
電動モータ41部はほぼクローラベルト39の幅内に位置しているため、重心はクローラベルト39の幅内に位置して、構成部品の中でも比較的重量がある電動モータ41の重量は直接クローラベルト39の接地圧として作用して駆動力を向上させる。また、駆動輪35部に他の構成部品に比べ比較的重量の有る電動モータ41が位置することにより、電動除雪機全体の重心を低く抑えることができるため、左右に傾斜した場合でも左右のクローラベルト39の駆動力の変化が少なく、転倒の危険性も少なく取り扱い性が良好な構造とすることができる。さらに、電動モータ41がクローラベルト39内に位置するため、全体の構成をコンパクトに構成できる。
走行用クローラベルト39は、駆動輪35が前方に、後方には従動輪37が配置されて、これに巻き掛けられていて、駆動輪35部に設けた電動モータ41を正逆回転させて駆動輪35を回転させ駆動される。ブレード部11により雪を押す場合、駆動輪35は前方に向け正回転する。正回転することによりクローラベルト39の被接地面である上面側が前方に引っ張られた状態となる。後方の従動輪37は遊動状態であるためクローラベルト39の接地面側も張られた状態となり、クローラベルト39の接地面全体が均等に地面を押し付けて駆動力を有効に発揮する。一方駆動輪35が後方に位置する場合、クローラベルト39の上方部に弛みができやすく、比較的接地面部が緊張状態となりにくく駆動力を有効に伝達し難いため駆動輪35は前方側に配置するのが牽引性能上有利である。
本体フレーム1中央部にはバッテリ部3内に収納されたバッテリ4が位置している。バッテリ4は、側面視においてバッテリ4の重心が、走行用クローラベルト39の前後に配置された駆動輪35と従動輪37の回転軸間に位置するように位置づけられている。このことによりバッテリ4の重量がクローラベルト39の接地面に有効に作用して駆動力を向上させる。
本体フレーム1中央部は、バッテリ部3と制御部5とからなり、本体フレーム1に設けられる。バッテリ部3は、バッテリ4と該バッテリ4を内蔵したバッテリケースとからなり、本体フレーム1の走行方向前方に位置して本体フレーム1から取外し自在に設けられている。バッテリケースは、バッテリ部3の後方に位置する制御部5側とバッテリ4に電気的に接続された連結カプラ47が設けられ、下部には制御部5側から突設された水平方向のガイドピンが嵌合されるピン孔が設けられている。また、上面には取手49が設けられ、バッテリ部3を持ち運び可能としている。バッテリ部3の前方下部には本体フレーム1に固定するための固定レバー50が設けられていて、固定レバー50の水平方向の回動によって本体フレーム1に固定および固定解除する。さらに、上方の前方部には夜間作業用のライト51及び該ライト51をON/OFFするライトスイッチ52が設けられている。
制御部5は、バッテリ部3の後方に隣接して設けられていて、制御機構部ケース内に内装され、本体フレーム1に固着されている。制御部5からは、バッテリ部3に設けた連結カプラ47と接続するための連結カプラ62が設けられ、バッテリ部3と分離可能に連結される。下方部には前記ピン孔48に嵌合されるガイドピンが突設されている。
前方部に位置するブレード部11は、雪を押し出すメインの排雪板17と、その下端部に位置するスクレーパ19と、左右側部に位置して排雪板17で押出す雪を側方に逃がさないための側板21で構成されている。排雪板17は、前方に向けた凹状で左右のクローラベルト39の外端より幅が広く設けられ、走行方向前方に開口面23が形成されている。排雪板17の下方端部には排雪板17の全幅にわたってスクレーパ19が取付けられている。スクレーパ19は前端部から後方に向け鋭角に傾斜していてブレード部11を雪面に押し付けて食込ませるためのもので、前進することにより雪を排雪板17の前面の凹部面に沿って誘導して上昇させ前方に湾曲した上方部から前方に順次落とし込んでいく。
ブレード部11は、前後方向に延設された回動フレーム15の前方部に連結されていて、本体フレーム1に駆動輪35と従動輪37の間に左右方向に突設され設けた回動支点軸45によって、後方部に連結された操作ハンドル24を上下に回動させると上下に回動する。また、回動フレーム15前端部とブレード部11は、垂直方向の回動軸によって連結されていて、ブレード部11の左右の端部を前後に回動可能で、排雪板17を進行方向に対して傾斜させることができる。回動は回動軸周囲に設けた垂直方向のロックピンの抜き差しで固定および固定解除できるように構成されていて、操作ハンドル24の右側グリップ26部に設けたブレード切換レバー12を握ると固定が解除され、離してブレード部11を所定の角度にすると固定される構成となっている。
図8は、本発明の歩行型電動除雪機の配線の一例を示した図である。制御部5には、バッテリ4と電源スイッチ30と切換レバーポテンショメータ290と走行レバースイッチ270とバッテリ残量計31及び左右の電動モータ41が配線されていて、各スイッチの操作により制御部5が電動モータ41を作動させる。操作ハンドル24の近傍の操作パネル28には、電源スイッチ30と前後進を切替えるとともに速度を変更する切換レバー29が設けられ、操作ハンドル24の左側のグリップ26部には走行レバー27が設けられ、グリップ26とともに握ると走行レバー27の基部に設けた走行レバースイッチ270がONされ制御部5が電動モータ41を回転させて走行が行われる。電源スイッチ30は、バッテリ4からの電源をON・OFFさせるためのもので、ONさせると制御部5及び電動モータ41の作動が可能になる。切換レバー29は、中間部に中立位置が設けられ、前方に傾倒させると前進、後方に傾倒させると後進方向に電動モータ41が回転するようになっている。さらに、切換レバー29の回動軸291と同芯に切換レバーポテンショメータ290が設けられていて、回動角の信号を制御部5が検知して切換レバー29の回動角度に応じた電動モータ41の回転を制御して走行速度を変更するように制御される。切換レバーポテンショメータ290の抵抗値によって前進側と後進側とそれぞれの回動角に対応した回転速度が振り分けられ制御されている。バッテリ残量計31は、バッテリ4の電気容量の残量状態を示すメータである。
制御部5は、制御部5側の連結カプラ62をバッテリ4側の連結カプラ47に電気的に接続することにより通電可能状態となる。57は充電器であり、充電カプラ58及びプラグ59を備える。充電器57は除雪機本体とは別に備えられており、家庭用電源コンセントに接続し、充電カプラ58をバッテリ部3の連結カプラ47に接続することにより充電を行なう。バッテリ部3の連結カプラ47を充電用に兼用しているが、充電専用のカプラを設けてもよい。バッテリ部3は簡単に除雪機本体から着脱できるため、室内において比較的暖かいところで充電が可能であることから、充電効率もよく容易に充電作業が行なえる。
図7は制御部5の作動を説明するためのフロー図である。電源スイッチ30をOFF状態から、ON状態(s1)にすると、走行用電動モータ41の始動を保留する無視状態が設定されていて、この状態において走行レバースイッチ270及び切換レバーポテンショメータ290が前後進位置になっていても電動モータ41の始動が保留される(s2〜s5)。この状態は、切換レバーポテンショメータ290と走行レバースイッチ270からのOFF状態信号によって解除される。
切換レバー29を操作して切換レバーポテンショメータ290を前進に切替え(s6)、走行レバー27を握り走行レバースイッチ270をONさせると(s8)、電動モータ41が回転を開始する。ただし、増速制御モードにより回転は徐々に増加して(s11)、切換レバーポテンショメータ290からの情報によって設定された速度の前進回転数まで達するとその回転数が維持されるように制御される(s13)。
本例において増速制御モードは、電動モータ41をPWM制御方式で徐々に回転を増加させる方式を採用している。PWM制御方式は、電圧を変化させるかわりに加える電圧を一定にし、電流をONにする時間を変化させることで、電動モータ41の回転数を制御するもので、パルス幅変調方式とも呼ばれる。
走行レバースイッチ270がOFFになると(s15)、モータ減速制御モードとなり(s17)、電動モータ41が徐々に回転を下げてから停止する(s19)。徐々に回転を下げるにあたり、前記PWM制御方式により制御され減速される。
一方切換レバーポテンショメータ290を後進に切替え(s7)、走行レバースイッチ270をONさせると(s10)、電動モータ41が後進方向に回転を開始する。ただし、増速制御モードにより回転は徐々に増加して(s12)、設定された後進回転数まで達するとその回転数が維持されるように制御される(s14)。走行レバースイッチ270がOFFになると(s16)、モータ減速制御モードとなり(s18)、電動モータ41が徐々に回転を下げてから停止する(s19)。徐々に回転を下げるにあたり、前記PWM制御方式により制御され減速される。
電動モータ41が回転中に旋回操作スイッチ32が押されると、押された側の電動モータ41の回転が停止され、即ち、クローラベルト39の駆動が停止し、押されていない側の電動モータ41が回転を継続し、即ち、クローラベルト39の駆動が継続されるため、機体を旋回させることができる。尚、本例においては、電動モータ41を左右2カ所設けた構成であるが、これに限られたものではなく、旋回操作スイッチ32を操作すると左右に設けたクラッチ等が作動して動力の断続が行われ旋回が行われるように構成してもよい。
バッテリ部3の上方の前方部に設けた夜間作業用のライト51は、ライト51近傍に設けたライトスイッチ52をON/OFFすることにより使用することができる。また、バッテリ部3を本体フレーム1から取出した状態でも内蔵するバッテリ4からの電源が連結されているため、ライト51の使用が可能となっている。バッテリ部3は取手49が備えてあり希望の場所に容易に移動可能であるため、多目的に使用することができる。このため、冬季間の除雪作業の使用のみならず季節を問わず活用が可能となる。
また、本機はエンジンを使用しない電動除雪機であるため、エンジン音が発生せず、市街地等において騒音による近隣への迷惑をかけずに作業が可能であり、作業時間帯等の制約がなく効率よく作業ができる。
本発明の歩行型電動除雪機で除雪作業を行なうには、操作ハンドル24の操作パネル28に設けた電源スイッチ30をONにし、切換レバー29を前進又は後進の所定の速度位置に切替えて、操作ハンドル24の左右のグリップ26を握り、左側のグリップ26部に設けた走行レバー27をさらに握ると、制御部5は左右のクローラベルト39部の駆動輪35を駆動する電動モータ41を回転させ、クローラベルト39を駆動して電動除雪機を走行させる。走行レバー27を握ると電動モータ41が瞬時に設定した最大回転数に達しないように、所要時間電圧を変化させ徐々に回転数を上昇させるように制御部5が作用するため、ゆっくり前進を開始後に徐々に設定速度に達する。移動の際は、グリップ26部を少し押し下げて前方のブレード部11を少し地面から上昇させ移動を行なう。旋回を行う場合は、操作ハンドル24の持ち手部であるグリップ26近傍前方部に設けた旋回操作スイッチ32を押して希望の方向に旋回させる。操作パネル28には、バッテリ残量計31が設けられていて、バッテリ4の残量を知ることができる。
目的の除雪場所に移動させ、切換レバー29を前進方向に切換え、前方のブレード部11を雪面に接地させ、左右のグリップ26を握るとともに走行レバー27を握り前進させる。このとき、ゆっくり前進を開始後に徐々に設定速度に達する。前進すると、排雪板17下端部のスクレーパ19が前方の雪に食込み順次雪をブレード部11の排雪板17前面に沿って上昇させ前方に湾曲した上方部から前方に順次落とし込んでいく。次第にブレード部11に雪が堆積してきたら、操作ハンドル24を押し下げてブレード部11を上昇させ前方に雪を盛り上げる。又は放擲する。この際、走行レバー27を開放すると電動モータ41の回転が停止して走行が停止する。この動作を繰り返して除雪作業を行なう。ブレード部11に雪が堆積され、操作ハンドル24を押し下げると、ブレード部11にかかる雪の重量と操作ハンドル24にかかる押し下げ力が駆動輪35と従動輪37の回転軸間に位置する回動支点軸45部に作用し、クローラベルト39の接地面を押圧しスリップ等を軽減し前進力を向上させる。
本発明は、電動で作動するクローラベルト等の走行部を有し、前方に除雪部を設けた除雪機に適用できる。
1 本体フレーム
3 バッテリ部
4 バッテリ
5 制御部
9 走行部
11 ブレード部
12 ブレード切換レバー
15 回動フレーム
17 排雪板
19 スクレーパ
21 側板
23 開口面
24 操作ハンドル
26 持ち手部(グリップ)
27 走行レバー
270 走行レバースイッチ
28 操作パネル
29 切換レバー
290 切換レバーポテンショメータ
291 回動軸
30 電源スイッチ
31 バッテリ残量計
32 旋回操作スイッチ
35 駆動輪
37 従動輪
39 クローラベルト
41 電動モータ
45 回動支点軸
47 連結カプラ
49 取手
50 固定レバー
51 ライト
52 ライトスイッチ
57 充電器
58 充電プラグ
59 プラグ
62 連結カプラ

Claims (3)

  1. 駆動力を供給するバッテリを備えた本体と、該本体に設けられ電動モータにより駆動される走行部と、前記本体の前方に設けられるブレード部と、前記本体の後方に設けられる左右の操作ハンドル部と、前記電動モータを制御する制御部からなり、
    前記操作ハンドル部と前記ブレード部とが一体に連結され前記操作ハンドル部の操作により前記ブレード部を上下回動させる電動除雪機において、
    前記走行部は、本体左右に走行用クローラベルトを備え、
    前記左右の操作ハンドルの一方に、把持すると前記電動モータが駆動され、離すと前記電動モータの駆動が停止される走行レバーを設けるとともに、
    前記左右の操作ハンドルの他方の持ち手部近傍前方部に旋回操作スイッチを備え、該旋回操作スイッチを操作することにより一方のクローラベルトの駆動を停止し、停止された側に旋回が行われることを特徴とした電動除雪機。
  2. 前記旋回操作スイッチは、前記操作ハンドルの持ち手部を握った手の指で押して操作できる位置に設けられ、押している間のみクローラベルトの駆動を停止できることを特徴とした請求項1記載の電動除雪機。
  3. 前記電動モータの回転方向を切換えて前進駆動と後進駆動に切換可能な1つの切換レバーが設けられ、該切換レバーは回動軸軸芯周りに回動し、前記電動モータを前進駆動させる前進位置と、後進駆動させる後進位置と、前記前進位置と前記後進位置との間に設けた中立位置との間を回動可能で、切換レバーの傾倒角度に対応して電動モータの回転を制御し走行速度を変更可能としている請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電動除雪機。
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