JP4454297B2 - 2値化処理装置、および2値化処理方法 - Google Patents

2値化処理装置、および2値化処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、濃淡画像の各画素の濃度値を、ある閾値をもとに2種類の値(例えば1と0)に変換する2値化処理装置、および2値化処理方法に関する。
従来、イメージスキャナ、ファクシミリ、複写機、ビデオカメラ、電子スチルカメラ、あるいはカメラ付き携帯電話等の画像データを扱う装置においては、入力画像情報の容量を縮小して保存したり、プリンタでの二値出力を行うために、取得された濃淡画像を所定の閾値に基づき2種類の値に変換する2値化処理を行っている。また文字を読みとり、該文字を認識するためのOCR(Optical Character Reader)等においては、早い段階で2値化処理を行い、画像処理量を減らすことによって処理時間を短縮させている。
2値化処理方法については様々な方法が提案されているが、微分ヒストグラム法がよく用いられている(例えば、特許文献1参照)。
微分ヒストグラム法を用いた2値化処理とは、原画像について、2つの隣接する画素の濃度差を微分フィルタを用いて算出し、該濃度差が所定の閾値を越えた場合に、その画素をエッジとして検出し、画像領域全体のエッジ領域を抽出した後、図22に示すようなエッジ領域内の画素の濃度分布を検出し、その濃度分布の値がほぼ最大となる濃度値を2値化閾値θ1とし、その2値化閾値θ1をもとに2値化処理を行うものである。
特開平9−6957号公報(第3図)
しかしながら、複写機、スキャナ、あるいはファックス等のように、光源が一定であり、画面全体が一様に均一な明るさとなるような装置においては、前記従来例のように求められた単一の閾値に基づいて、画像全体の正確な2値化処理を行うことが可能であるが、ビデオカメラ、電子スチルカメラ、あるいはカメラ付き携帯電話等により取り込んだ画像は、光源の位置、数、強さなどが様々であり、影や明るさのむらが生じるため、単一の閾値に基づいて正確な2値化処理を行うことは困難であった。
また、入力画像が同じ濃度の文字であったり、同じ背景濃度であれば、単一の閾値で2値化しても問題はないが、異なる濃度の文字が混在する場合には、文字毎に2値化閾値が異なるため、複写機、スキャナ、ファックスなどの装置であっても、正確に2値化処理を行うことは困難であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、入力画像の明るさが不均一な場合や、異なる濃度の図形、文字が混在する場合、あるいは背景濃度が画像位置により変化している場合であっても、適切な2値化閾値を算出して2値化処理を行うことが可能な2値化処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る発明は、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出回路と、前記エッジ領域抽出回路によるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出回路と、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備え、前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものであり、前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するものである、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る発明は、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化回路と、前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出回路と、図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の2値化処理装置において、前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものである、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る発明は、請求項3に記載の2値化処理装置において、前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するものである、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項5に係る発明は、請求項1または請求項4のいずれかに記載の2値化処理装置において、前記2値化閾値算出回路は、前記2値化閾値に基づき図形の存在するブロックの入力画像の各画素を、前記2値化閾値補間データに基づき図形の存在しないブロックの入力画像の各画素を、黒あるいは白に2値化し、白とした画素数よりも黒とした画素数が多いときに、白、黒の逆転処理を行うものである、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項6に係る発明は、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップによるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出ステップと、前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出ステップと、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備え、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出し、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項7に係る発明は、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化ステップと、前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記入力画像の各画素を2値化するためのエッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽ステップと、前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出ステップと、図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項8に係る発明は、請求項7に記載の2値化処理方法において、前記2値化閾値算出ステップにおいては、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とする、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る発明は、請求項8に記載の2値化処理方法において、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出する、ことを特徴とする。
また、本発明の請求項10に係る発明は、請求項6または請求項9のいずれかに記載の2値化処理方法において、前記2値化ステップにより2値化された画像の白の画素数と黒の画素数を計測し、該計測した白と黒の画素数を比較した結果、黒の画素数が多い場合には、白と黒の反転を行う、ことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る2値化処理装置によれば、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出回路と、前記エッジ領域抽出回路によるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出回路と、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備え、前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものであり、前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するもの、としたので、入力画像位置毎に輝度、あるいは文字濃度等のばらつきが存在していても、画像位置に応じて適切な閾値を設定し、該閾値に基づく正確な2値化処理を行うことができ、また、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、最適な2値化閾値および2値化閾値補間データを設定することができ、前記入力画像を正確に2値化することができ、さらに、図形が存在しない領域でも前記背景領域の画素の濃度値により2値化閾値を補間し、正確に2値化することができる。
本発明の請求項2に係る2値化処理装置によれば、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化回路と、前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出回路と、前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出回路と、図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備えるもの、としたので、入力画像位置毎に輝度、あるいは文字濃度等のばらつきが存在していても、画像位置に応じて適切な閾値を設定し、該閾値に基づく正確な2値化処理を行うことができる。
本発明の請求項3に係る2値化処理装置によれば、請求項2に記載の2値化処理装置において、前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものである、としたので、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、最適な2値化閾値および2値化閾値補間データを設定することができ、前記入力画像を正確に2値化することができる。
本発明の請求項4に係る2値化処理装置によれば、請求項3に記載の2値化処理装置において、前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するものである、としたので、図形が存在しない領域でも前記背景領域の画素の濃度値により2値化閾値を補間し、正確に2値化することができる。
本発明の請求項5に係る2値化処理装置によれば、請求項1または請求項4のいずれかに記載の2値化処理装置において、前記2値化閾値算出回路は、前記2値化閾値に基づき図形の存在するブロックの入力画像の各画素を、前記2値化閾値補間データに基づき図形の存在しないブロックの入力画像の各画素を、黒あるいは白に2値化し、白とした画素数よりも黒とした画素数が多いときに、白、黒の逆転処理を行うものである、としたので、2値化画像が反転している場合でも、正確に2値化することができる。
本発明の請求項6に係る2値化処理方法によれば、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップによるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出ステップと、前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出ステップと、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備え、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出し、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するもの、としたので、入力画像位置毎に輝度、あるいは文字濃度等のばらつきが存在していても、画像位置に応じて適切な閾値を設定し、該閾値に基づく正確な2値化処理を行うことができ、また、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、最適な2値化閾値および2値化閾値補間データを設定することができ、前記入力画像を正確に2値化することができ、さらに、図形が存在しない領域でも前記背景領域の画素の濃度値により2値化閾値を補間し、正確に2値化することができる。
本発明の請求項7に係る2値化処理方法によれば、図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化ステップと、前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記入力画像の各画素を2値化するためのエッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出ステップと、前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽ステップと、前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出ステップと、図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備えるもの、としたので、入力画像位置毎に輝度、あるいは文字濃度等のばらつきが存在していても、画像位置に応じて適切な閾値を設定し、該閾値に基づく正確な2値化処理を行うことができる。
本発明の請求項8に係る2値化処理方法によれば、請求項7に記載の2値化処理方法において、前記2値化閾値算出ステップにおいては、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするもの、としたので、前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、最適な2値化閾値および2値化閾値補間データを設定することができ、前記入力画像を正確に2値化することができる。
本発明の請求項9に係る2値化処理方法によれば、請求項8に記載の2値化処理方法において、前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するもの、としたので、図形が存在しない領域でも前記背景領域の画素の濃度値により2値化閾値を補間し、正確に2値化することができる。
本発明の請求項10に係る2値化処理方法によれば、請求項6または請求項9のいずれかに記載の2値化処理方法において、前記2値化ステップにより2値化された画像のうち、白の画素数と黒の画素数を計測し、該計測した白と黒の画素数を比較した結果、黒の画素数が多い場合には、白と黒の反転を行う、こととしたので、2値化画像が反転している場合でも、正確に2値化することができる。
以下、本発明に係る2値化処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態による2値化処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、101は、濃淡画像を取り込む撮像装置、102は、撮像された濃淡画像をディジタル変換するA/D変換器、103は、A/D変換器102からの濃淡画像(入力画像)を格納する濃淡画像メモリ、104は、入力画像を任意のブロックに分割するブロック化回路である。また、105は、各ブロックの入力画像における画像と背景との境界であるエッジを抽出するエッジ領域抽出回路、106は、エッジ領域抽出回路105において抽出されたエッジ領域の濃度分布を示すエッジ濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路、107は、各ブロックの入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路、108は、背景領域抽出回路107によって抽出された各ブロックの背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出回路、109は、エッジ濃度ヒストグラム算出回路106から出力されるエッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を、該ブロックの入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値とする2値化閾値算出回路、110は、背景領域濃度値算出回路108が出力する背景領域濃度値と2値化閾値算出回路109が出力する2値化閾値とに基づいて、背景領域のみからなるブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路である。また、111は、2値化閾値算出回路109において算出した2値化閾値、および2値化閾値補間データ算出回路110において算出した2値化閾値補間データに基づいて、ブロック化回路104により分割された入力画像を2値化処理する2値化回路である。
次に、以上のように構成された2値化処理装置の動作について説明する。
撮像装置101で撮像された濃淡画像は、A/D変換器102によりデジタル化され、濃淡画像メモリ103に格納される。2値化回路111は、後で詳述する方法で、濃淡画像メモリ103に格納された濃淡画像を、ある閾値をもとに2値化し、2値化画像を生成する。
次に、2値化処理に用いる閾値の算出方法について、2値化処理装置に図2(a)に示すような画像が入力された場合を例として、詳細に説明する。
まず、ブロック化回路104にて、濃淡画像メモリ103からの入力画像を複数のブロックに分割する。このブロック化回路104は、例えば図2(b)に示したように、x軸方向に、ブロックAからブロックHの8ブロックに分割する。分割された入力画像は、該回路における2値化処理の対象画像として2値化回路111に、該ブロックの2値化処理に用いる閾値を算出するために、エッジ領域抽出回路105に、ブロック単位で出力される。ここで、2値化閾値は、分割された各ブロック対応して設定されるものであり、以下に説明する閾値算出処理は、各ブロックについて行われるものである。
エッジ領域抽出回路105は、ブロック化回路104からの入力画像に基づき、各ブロックの入力画像に含まれる複数の画素より、画像と背景の境界(以下、エッジと称す)の画素を抽出する。ここで、エッジ領域抽出回路105におけるエッジ領域抽出の動作を、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ301(以下、S301と表示する。ステップ302以降についても同じ。)として、各ブロック内の注目画素と、該注目画素に隣接する画素とをそれぞれ取り込む。
次に、S302として、S301において取り込んだ二つの画素間の濃度値の差分を求め、その差分の絶対値を算出する。
ここで、注目画素の座標(x,y)における濃度値をf(x,y)とすると、注目画素のx軸方向に隣接する画素は、座標(x+1,y)で、その濃度値はf(x+1,y)で表され、x軸方向の一次微分fxは、fx=f(x+1,y)−f(x,y)となる。
同様に、注目画素のy軸方向に隣接する画素は、座標(x、y+1)、濃度値f(x,y+1)で表され、y軸方向の一次微分fyは、fy=f(x,y+1)−f(x、y)で表される。
このようにしてx方向の一次微分値の絶対値、あるいはy方向の一次微分値の絶対値、またはx方向、y方向両方の一次微分値の絶対値を算出する。
次に、S303として、前記絶対値が所定の閾値以上であるか否かを判断し、前記絶対値が所定の閾値以上であれば、S304として、その画素をエッジと判断し、その位置を登録し、S305へ進む。一方、前記絶対値が所定の閾値以下であれば、S305に進む。
次に、S305として、ブロック内に未処理の画素があるか否かを判断し、未処理画素が存在すれば、全ての画素についてエッジ領域抽出の処理がなされるまでS301からS305を繰り返し行う。
以上のような方法で、例えばブロックAの入力画像のエッジを抽出すると、図4に黒線で示したようなエッジ領域が抽出される。なお、上記説明は、一次微分フィルタを用いた方法に基づきエッジの抽出を行っているが、一次微分については上記した方法だけでなく、Prewittオペレータや、Sobelオペレータ等を用いてもよい。
エッジ領域を抽出後、エッジ濃度ヒストグラム算出回路106は、抽出されたエッジ領域の濃度から、エッジ濃度の分布を示すエッジ濃度ヒストグラムを算出する。ここで、エッジ濃度ヒストグラム算出回路106によるエッジ濃度ヒストグラムの算出処理を、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、S501として、エッジ濃度ヒストグラム算出回路106は、ブロック毎の画素の取り込みを行い、S502として、該取り込んだ画素がエッジ領域に登録されているか否かを判断する。該取り込んだ画素がエッジ領域に登録されていれば、S503として、該画素の濃度値をエッジ濃度ヒストグラムの分布数に加算し、S504に進む。一方、登録されていなければ、S504に進む。
次に、S504として、ブロック内に未処理の画素があるか否かを判断し、未処理画素が存在すれば、S501に帰還させ、全ての画素についてS501からS504の処理が行われるまで該ステップを繰り返し行う。
このようにしてエッジ領域のエッジ濃度ヒストグラムを作成すると、図6に示すようなヒストグラムが得られる。図6において、x軸はエッジの濃度を表しており、y軸はエッジの分布数を表している。
エッジ濃度ヒストグラム算出回路106において算出された各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムは、2値化閾値算出回路109に出力され、2値化閾値算出回路109において、各ブロックの2値化閾値が算出される。ここで、2値化閾値算出回路109における2値化閾値算方法について、図7を用いて説明する。
図7の上図は、文字領域から背景領域に注目画素位置を変化させた場合の、画素濃度変化を示しており、濃度変化の中間点が2値化するための理想閾値濃度になる。なお、濃度値は値が大きくなれば「白色」、小さくなれば「黒色」に近づくような値である。
一方、図7下図は、文字領域から背景領域にかけて画素位置が変化する場合の、画素毎の一次微分絶対値の変化を示している。図7に示すように、一次微分の絶対値が最大になる画素位置の濃度値が、理想の2値化閾値となるため、一次微分の絶対値が最大となる画素を抽出し、該画素のエッジ濃度を求めれば、2値化閾値を算出することができる。
以上のようにして、ブロックAからブロックHの各々の2値化閾値を算出すると、図8に示したような2値化閾値を得ることができる。算出された2値化閾値は、当該ブロックの2値化処理のための閾値として2値化回路111に出力される。
ここで、図8から明らかなように、文字が存在するブロック(ブロックA〜C,E,F)については、エッジの濃度値から2値化閾値を算出,設定することができるが、文字が存在しないブロック(ブロックD,G,H)については、エッジが存在しないため、2値化閾値を算出,設定することができない。このため、かかるブロックについては2値化を行うための2値化閾値補間データを以下の方法により算出する。
すなわち、まず、背景領域抽出回路107は、エッジ領域抽出回路105から出力されるエッジ領域の抽出結果を受けて、各ブロックの入力画像より背景領域を抽出する。ここで、本実施の形態においては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ラインに含まれるエッジの数が所定の閾値以下であるものを背景ラインとし、背景ラインが占める一定の領域を背景領域としている。また、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ラインに含まれるエッジの数が所定の閾値より多いラインの占める領域を画像領域としている。例えば、図9は、水平方向にラインを読み取った場合の背景領域を示したものであり、背景領域L、あるいは背景領域Mにおける水平方向の各ラインは、該ラインに含まれるエッジが所定の閾値以下のものである。
次に、以下において、背景領域抽出回路107における背景領域の抽出方法について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、S1001として、1ラインのデータを取り込む。以下、図11に示したように、水平方向であるx方向に、1ラインのデータを取り込む場合について説明するが、垂直方向であるy方向に、1ラインのデータを取り込むようにしても良い。
次に、S1002として、取り込んだライン内の画素データを取り込み、S1003として、取り込んだ画素データがエッジ領域に登録されているか否かを確認する。取り込んだ画素データがエッジ領域に登録されている場合には、S1004として、該エッジ領域に登録されている画素を、そのラインのエッジ数としてカウントし、S1005に進む。一方、エッジ領域に登録されていない場合には、その画素はエッジを含まないものであり、エッジ数をカウントせずにS1005に進む。
次に、S1005として、ライン内に未処理の画素が存在するか否かを確認し、未処理画素が存在すればS1003に帰還し、そのラインの全ての画素について、S1003から1005までの処理が行われるまで、該ステップを繰り返し行う。一方、ライン内に未処理の画素が存在しない場合、当該ラインの全ての画素についてのエッジ数のカウントが終了しているので、次に、S1006として、未処理のラインが存在するか否かを確認する。未処理のラインが存在すれば、順次以降のラインのエッジ数のカウントを行う。すなわち、S1001に帰還し、全てのラインについてS1001からS1006までの処理が行われるまで、該ステップを繰り返し行う。
一方、S1006において、未処理のラインが存在しないことを確認すると、S1007として、各ラインに含まれるエッジ数に基づき、背景ラインを抽出する。例えば、図12の左図に示したものに対し、x方向のライン毎にエッジ数のカウントを行うと、y方向の位置(エッジの位置)とエッジ数との関係として、右図に示したグラフが得られる。図示したように、画像の存在する位置ではエッジ数が多くなり、画像が存在しない位置ではエッジ数が少なくなる。このことを利用し、背景領域抽出回路107は、各ラインに含まれるエッジの数と所定の閾値(図12におけるn)とを比較し、エッジ数が閾値nより少ないラインを、背景ラインとして抽出し、該抽出した背景ラインを背景領域濃度値抽出回路108に出力する。
次に、S1008として、ブロックAからブロックHの各ブロックについて、背景ラインの濃度の平均値を算出し、算出値である背景領域濃度値を得る。このようにして算出したブロック毎の背景領域濃度値は図13のようになり、それぞれの値は2値化閾値補間データ算出回路110に出力される。
2値化閾値補間データ算出回路110は、背景領域濃度値算出回路108から出力される背景領域濃度値と、2値化閾値算出回路109から出力される2値化閾値とに基づき、2値化閾値補間データを算出する。ここで、2値化閾値補間データとは、エッジが存在しないために2値化閾値を設定できなかったブロックの2値化閾値を補間するものである。次に、2値化閾値補間データ算出回路110における2値化閾値補間データの算出処理について説明する。
図14は、2値化閾値算出回路109において算出された2値化閾値と、背景領域濃度値算出回路108において算出された背景領域濃度値との関係を示すものである。図14において、太線は背景領域濃度値を表しており、細線は2値化閾値を表している。図示したように、2値化閾値と背景領域濃度値との間には相関関係があることが実験上明らかとなっている。ここで、2値化処理装置に取り込まれた入力画像には、該入力画像のばらつきや、文字,図形濃度のばらつきによるオフセットが含まれている。しかしながら、2値化閾値と背景領域濃度値とは、スケール量やオフセット量が異なるため、2値化閾値補間データ算出回路110において、図15、図16のフローチャートに示した方法で、背景領域濃度値にスケール量調整およびオフセット調整を施し、2値化閾値補間データを算出する。
図15は、背景領域濃度値のスケール量調整の方法を表しており、図16は、スケール量調整後の背景領域濃度値のオフセット調整の方法を表している。以下、スケール調整について説明した後、オフセット調整について説明する。
まず、S1501として、2値化閾値算出回路109から各ブロックの2値化閾値を取り込む。次に、取り込んだ各ブロックの2値化閾値より、S1502として2値化閾値データの最大値を、S1503として最小値を、それぞれ抽出する。各ブロックの2値化閾値が図14に示したものである場合、最大値としてブロックEの2値化閾値が抽出され、最小値としてブロックAの2値化閾値データが抽出される。
次にS1504として、未処理のブロックがあるか、すなわち全てのブロックについて2値化閾値を取り込んだか否かについて確認し、全てのブロックについて2値化閾値を取り込んでいなければ、S1501に帰還させて、全てのブロックについて2値化閾値が取り込まれるまでS1501からS1504を繰り返し行う。
全てのブロックについて処理を行うと、S1505に進み、S1502、およびS1503において抽出した2値化閾値の最大値と最小値の差分値を求め、2値化閾値のスケール量を算出する。
次にS1506として、2値化閾値が最大となるブロックの背景領域濃度値の抽出をおこない、S1507として、2値化閾値が最小となるブロックの背景領域濃度値の抽出を行う。各ブロックの2値化閾値および背景領域濃度値が図14に示したものである場合、2値化閾値補間データ算出回路110は、2値化閾値が最大となるブロックEの背景領域濃度値、および2値化閾値が最小となるブロックAの背景領域濃度値を、抽出する。
次にS1508として、S1506とS1507にて抽出した背景領域濃度値の差分を求めて、背景領域濃度値のスケール量を算出する。
次にS1509として、S1505において算出した2値化閾値のスケール量と、S1508において算出した背景領域濃度値のスケール量とから、スケール調整量を算出する。スケール調整量は、2値化閾値のスケール量をa、背景領域濃度値のスケール量をbとした場合、スケール調整量=a/bにて算出される。
次に、S1510として、S1509において算出したスケール調整量を用いて、各ブロックの背景領域濃度値のスケール調整を行う。かかるスケール調整は、以下の手段による。すなわち、まず、基準となる背景領域濃度値を決定する。ここでは2値化閾値の最大値があるブロックEの背景領域濃度値を基準とし、その値をXとする。補正すべき背景領域濃度値をYとすると、補正後の濃度値Y’は、Y’=X+(Y−X)*(スケール調整量)となる。
このようにして各ブロックの背景領域濃度値のスケール量を調整すると、ブロック毎の背景領域濃度値は、図18に示すようになり、図13、あるいは図14に比べて上下に拡大したような特性に補正され、スケール量調整が完了する。
図18に示したように、2値化閾値と背景領域濃度値とには、絶対値に差があるため、背景領域濃度値を2値化閾値補間データとして用いることはできない。このため、スケール量調整を行ったあと、オフセット調整を行う。次に、オフセット調整について説明する。
まずS1601として、各ブロックの2値化閾値を取り込み、S1602として、各ブロックのスケール調整後の背景領域濃度値の取り込みを行う。次にS1603として、S1601において取り込んだ各ブロックには、2値化閾値が設定されているか否かを判断し、2値化閾値が設定されている場合には、S1604として、オフセット量を、オフセット量=2値化閾値−背景領域濃度値、として算出した後、S1605に進む。一方、2値化閾値が設定されていない場合には、S1605へ進む。
次に、S1605において、未処理のブロックがあるか否か、すなわち、2値化閾値が設定されている全てのブロックについてオフセット量を算出したか否かについて判断し、未処理のブロックがない場合、S1606に進み、未処理のブロックが残っている場合、S1601に帰還させて、全てのブロックについてオフセット量が算出されるまでS1601からS1605を繰り返し行う。
次に、S1606として、各ブロックのオフセット量の平均値を算出し、その平均値をオフセット量として設定する。次にS1607として、設定したオフセット量をスケール調整後の背景領域濃度値に加算することにより、オフセット調整を行う。
かかるオフセット調整を行うことにより、図19に示すように、2値化閾値と背景領域濃度値との絶対値を合わせることができる。2値化閾値の設定されていないブロックD,G,Hについては、S1608として、背景領域濃度値にスケール調整およびオフセット調整を施し、背景領域濃度値を2値化閾値として利用可能とする2値化閾値補間データを算出する。算出された2値化閾値補間データは、該ブロックの2値化処理のための閾値として2値化回路111に出力される。
2値化回路111は、2値化閾値算出回路109から出力される2値化閾値、及び2値化閾値補間データ算出回路110から出力される2値化閾値補間データに基づき、ブロック化回路104から出力される入力画像の2値化処理を行う。ここで、2値化回路111における2値化処理の動作を、図20に示すフローチャートを用いて説明する。
まずS2001として、各ブロック内の画素データを取り込む。次に、S2002として、画素データを取り込んだブロックに2値化閾値が設定されているか否かを判断する。該ブロックに2値化閾値が設定されている場合にはS2003へ進み、2値化閾値算出回路109において算出された2値化閾値により2値化を行う。一方、該ブロックに2値化閾値が設定されていない場合にはS2004へ進み、2値化閾値補間データ算出回路110において算出された2値化閾値補間データにより2値化処理を行う。このとき、2値化回路111は、ブロック内の画素の値が、2値化閾値あるいは2値化閾値補間データより小さい場合、黒画素として2値化,出力し、ブロック内の画素の値が、2値化閾値あるいは2値化閾値補間データより大きい場合、白画素として2値化,出力する。
次に、S2005として、全てのブロックについて2値化処理が行われたか否かを判断し、全てのブロックについて2値化処理が行われていれば、2値化処理を終了する。一方、全てのブロックについて2値化処理が行われていない場合には、S2001に帰還させ、全てのブロックの2値化処理が終了するまでS2001からS2005を繰り返し行う。
以上のように、本発明の実施の形態の2値化処理装置によれば、ブロック毎に2値化閾値を求め、背景領域からなるブロックについては、背景領域の濃度値と前記2値化閾値とに基づいて2値化閾値補間データを算出し、画像領域を含むブロックについては、前記2値化閾値に基づき2値化処理を行い、背景領域からなるブロックについては、前記2値化閾値補間データに基づき2値化処理を行うこととしたので、入力画像位置毎の輝度、あるいは文字濃度等のばらつきが存在しても、画像位置に応じて適切な閾値を設定し、該閾値に基づく正確な2値化処理を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態では、x方向に領域を分割して領域毎の2値化閾値を算出したが、y方向に領域を分割して2値化閾値を算出してもよく、x方向、及びy方向の両方向で領域を分割して2値化閾値を算出するようにしてもよい。
また、ブロック毎に算出した2値化閾値を、図21に示すように平滑化し、領域の境界部において不連続が生じないようにしてもよい。この場合、x方向の画素位置毎に2値化閾値が算出されることになる。
また本実施の形態における2値化回路111に、白黒反転機能を持たせるようにしてもよい。通常は文字部が黒で背景が白であり、全体に占める文字の割合は背景より小さい,すなわち白の画素数より黒の画素数が少ない、ことを利用し、白画素の数と黒画素の数を比較し、黒画素が白画素より多い場合に、白黒が反転していることを検出し、反転処理を行うようにすることにより前記白黒反転機能を実現できる。これにより、背景が黒色で白抜きの文字があるような画像であっても、OCR処理による文字認識を正確に行うことが可能となる。
本発明に係る2値化処理装置は、領域毎に最適な2値化閾値を設定でき、また図形が存在しない領域では、背景領域の濃度から補間した2値化閾値を用いて2値化することができるため、各種入力装置の2値化処理装置として有用であり、特に入力画像の明るさが不均一である場合や、異なる濃度の図形が混在する場合、背景濃度が場所により変化している場合、が生じやすい入力装置に適している。
本発明の実施の形態における2値化処理装置のブロック図である。 本発明の実施の形態における2値化処理装置に入力される画像の例を示す図である。 本発明の実施の形態における2値化処理装置に入力された画像を、領域分割した例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるエッジ領域抽出処理のフローチャート図である。 本発明の実施の形態におけるエッジ領域抽出の説明図である。 本発明の実施の形態におけるエッジ濃度ヒストグラム算出のフローチャート図である。 本発明の実施の形態におけるエッジ部分の濃度ヒストグラムを表す図である。 本発明の実施の形態における理想2値化閾値算出方法の説明図である。 本発明の実施の形態における領域毎の2値化閾値を表す図である。 本発明の実施の形態における背景領域の説明図である。 本発明の実施の形態における背景領域の抽出方法及び背景領域濃度算出方法のフローチャート図である。 本発明の実施の形態における背景領域の走査方法の説明図である。 本発明の実施の形態における背景領域の抽出方法の説明図である。 本発明の実施の形態における背景領域濃度値を表す図である。 本発明の実施の形態における2値化閾値と背景領域濃度値の関係を表す図である。 本発明の実施の形態におけるスケール調整量算出のフローチャート図である。 本発明の実施の形態におけるオフセット調整量算出のフローチャート図である。 本発明の実施の形態におけるスケール量算出の説明図である。 本発明の実施の形態における2値化閾値と背景領域濃度値の関係を表す図である。 本発明の実施の形態における領域毎の2値化閾値を表す図である。 本発明の実施の形態における2値化のフローチャート図である。 本発明の実施の形態における領域毎の2値化閾値を平滑化した図である。 従来の2値化処理方法についての説明図である。
符号の説明
101 撮像装置
102 A/D変換器
103 濃淡画像メモリ
104 ブロック化回路
105 エッジ領域抽出回路
106 エッジ濃度ヒストグラム算出回路
107 背景領域抽出回路
108 背景領域濃度値算出回路
109 2値化閾値算出回路
110 2値化閾値補間データ算出回路
111 2値化回路

Claims (10)

  1. 図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、
    前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、
    前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、
    前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出回路と、
    前記エッジ領域抽出回路によるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、
    前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出回路と、
    前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、
    図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備え
    前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものであり、
    前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するものである、
    ことを特徴とする2値化処理装置。
  2. 図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理装置において、
    前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化回路と、
    前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出回路と、
    前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出回路と、
    前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出回路と、
    前記エッジ領域抽出回路により抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出回路と、
    前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出回路と、
    図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出回路と、
    図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化回路と、を備える、
    ことを特徴とする2値化処理装置。
  3. 求項2に記載の2値化処理装置において、
    前記2値化閾値算出回路は、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とするものである、
    ことを特徴とする2値化処理装置。
  4. 請求項3に記載の2値化処理装置において、
    前記背景領域抽出回路は、前記入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出回路により抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出するものである、
    ことを特徴とする2値化処理装置。
  5. 請求項1または請求項4のいずれかに記載の2値化処理装置において、
    前記2値化閾値算出回路は、前記2値化閾値に基づき図形の存在するブロックの入力画像の各画素を、前記2値化閾値補間データに基づき図形の存在しないブロックの入力画像の各画素を、黒あるいは白に2値化し、白とした画素数よりも黒とした画素数が多いときに、白、黒の逆転処理を行うものである、
    ことを特徴とする2値化処理装置。
  6. 図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、
    前記入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、
    前記エッジ領域抽出ステップにより抽出されたエッジ領域に基づき、前記エッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、
    前記エッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出ステップと、
    前記エッジ領域抽出ステップによるエッジ領域の抽出結果に基づき、前記入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出ステップと、
    前記抽出された背景領域の、画素の濃度値を算出する背景領域濃度値算出ステップと、
    前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき、図形が存在しない領域の入力画像を2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、
    図形の存在する領域は、前記2値化閾値に基づき2値化を行い、図形の存在しない領域は、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備え
    前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出し、
    前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出する、
    ことを特徴とする2値化処理方法。
  7. 図形を含む入力画像を所定の閾値で2値化する2値化処理方法において、
    前記入力画像を所定の領域毎にブロック化するブロック化ステップと、
    前記各ブロックの入力画像の、隣接する2つの画素間の濃度差に基づき、画素の濃度が急激に変化するエッジよりなるエッジ領域を抽出するエッジ領域抽出ステップと、
    前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記入力画像の各画素を2値化するためのエッジ領域の画素の濃度ヒストグラムを、ブロック毎に算出するエッジ濃度ヒストグラム算出ステップと、
    前記各ブロックのエッジ濃度ヒストグラムに基づき、前記入力画像の各画素を2値化するための2値化閾値をブロック毎に算出する2値化閾値算出ステップと、
    前記エッジ領域抽出ステップにより抽出された各ブロックのエッジ領域に基づき、前記ブロック毎の入力画像の背景領域を抽出する背景領域抽出ステップと、
    前記抽出された各ブロックの背景領域の画素の、背景領域濃度値をブロック毎に算出する背景領域濃度値算出ステップと、
    図形が存在しないブロックの背景領域濃度値に対し、前記2値化閾値と前記背景領域濃度値とに基づき定められる所定量のスケール調整、及びオフセット調整を施し、該ブロックを2値化するための2値化閾値補間データを算出する2値化閾値補間データ算出ステップと、
    図形の存在するブロックは、前記2値化閾値に基づき入力画像の2値化を行い、図形の存在しないブロックは、前記2値化閾値補間データに基づき2値化を行う2値化ステップと、を備える、
    ことを特徴とする2値化処理方法。
  8. 求項7に記載の2値化処理方法において、
    前記2値化閾値算出ステップにおいては、前記エッジ濃度ヒストグラムにおいて画素の濃度分布が最大度数となる濃度値を2値化閾値とする、
    ことを特徴とする2値化処理方法。
  9. 請求項8に記載の2値化処理方法において、
    前記背景領域抽出ステップにおいては、入力画像の水平方向、あるいは垂直方向の各ライン毎に、前記エッジ領域抽出ステップにおいて抽出されたエッジ数をカウントし、該ラインに含まれるエッジ数が所定の閾値より少ない場合に該ラインを背景領域として抽出する、
    ことを特徴とする2値化処理方法。
  10. 請求項6または請求項9のいずれかに記載の2値化処理方法において、
    前記2値化ステップにより2値化された画像のうち、白の画素数と黒の画素数を計測し、該計測した白と黒の画素数を比較した結果、黒の画素数が多い場合には、白と黒の反転を行う、
    ことを特徴とする2値化処理方法。
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