JP4454043B1 - 経路案内システム、経路探索サーバ、経路案内仲介サーバおよび経路案内方法 - Google Patents

経路案内システム、経路探索サーバ、経路案内仲介サーバおよび経路案内方法 Download PDF

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Abstract

出発地から目的地まで、途中に経由する可能性のあるエリアを特定し、特定された経由エリアを通過する経路が最適な経路である場合に当該最適経路を案内する。複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバ(30A等)が互いに連携して端末装置(20)が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する。各経路探索サーバ(30A等)は、自エリアと他の各々のエリアとの間の候補接点の情報と、自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段(307A)とを備える。端末装置(20)から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した経路探索サーバ(30A等)は、経由する可能性のある各エリアの経路探索サーバ(30B等)に候補接点の情報に基づいて各エリア内の候補経路を探索させ、リンクコストが最小になる候補経路を推奨経路として端末装置(20)に案内する。
【選択図】図6

Description

本発明は、徒歩や自動車あるいは公共交通機関を利用して、任意の出発地から目的地に至る候補経路を探索して案内する経路案内システムに関するものであり、特に、道路や交通機関を用いて、国や地域をまたぐ経路を探索して案内する際に、国や地域ごとの地図データ、経路探索用ネットワークデータを備えた複数の経路案内システムの間を連携させ、出発地から目的地までの一連の経路探索、経路案内サービスをシステムからシステムに円滑に受け渡し、出発地から目的地まで、途中に経由する可能性のあるエリアを特定し、特定された経由エリアを通過する経路が最適な経路である場合に当該最適経路を案内できるようにした経路案内システム、経路探索サーバ、経路案内仲介サーバおよび経路案内方法に関するものである。
従来から、地図データ、道路データを用いて、所望の出発地から目的地までの経路を探索して利用者を案内するナビゲーション装置、ナビゲーションシステムが知られており、このようなナビゲーション装置、ナビゲーションシステムとしては、自動車に搭載して運転者に経路を案内するカーナビゲーション装置、携帯電話をナビゲーション用の端末装置として利用し、経路探索サーバに経路探索要求を送り、その結果を受信して経路案内を受ける通信型のナビゲーションシステムなどが実用化されている。
特に、通信型のナビゲーションシステムは、歩行者用のナビゲーションシステムとしても用いられるものである。歩行者用のナビゲーションシステムとしては、交通機関を含めた経路案内機能を付加することが好ましく、徒歩経路の探索と案内に加えて、経路探索サーバに鉄道や航空機、バスなどの交通機関の路線や運行時刻データを蓄積し、所望の出発駅から所望の目的駅までの経路(乗車候補列車)を、徒歩経路の探索と案内に加えて案内する機能を有するナビゲーションシステムも存在する。また、徒歩経路の経路探索を伴わずに情報配信サーバから交通機関の路線や時刻表、乗車可能な列車などの情報の配信を受けて表示する交通案内システムも存在する。
一般的なナビゲーション装置、通信ナビゲーションシステムに使用される経路探索装置、経路探索方法は、例えば、下記の特許文献1(特開2001−165681号公報)に開示されている。このナビゲーションシステムは、携帯ナビゲーション端末から出発地と目的地の情報を情報配信サーバに送り、情報配信サーバで道路網や交通網のデータから探索条件に合致した経路を探索して案内するように構成されている。探索条件としては、出発地から目的地までの移動手段、例えば、徒歩、自動車、鉄道や航空機などの交通機関と徒歩の併用などがあり、これを探索条件の1つとして経路探索する。
情報配信サーバは、地図データの道路(経路)をその結節点、屈曲点の位置をノードとし、各ノードを結ぶ経路をリンクとし、全てのリンクのコスト情報(距離や所要時間)をデータベースとして備えている。そして、情報配信サーバは、データベースを参照して、出発地のノードから目的地のノードに至るリンクを順次探索し、リンクのコスト情報が最小となるノード、リンクをたどって案内経路とすることによって最短の経路を携帯ナビゲーション端末に案内することができる。このような経路探索の手法としてはラベル確定法あるいはダイクストラ法と言われる手法が用いられる。下記特許文献1には、このダイクストラ法を用いた経路探索方法も開示されている。
交通機関を利用する経路を探索する経路探索システムは、ユーザが指定する出発日時、出発地、目的地、到着時刻等の経路探索条件に基づいて、各交通機関の運行時刻データをデータベース化した運行時刻データベースと、これに基づいて交通ネットワークをデータベース化したデータを備えている。そして、これらのデータベースを参照して、乗り継ぎ(乗換え)を含めて出発地と目的地を結ぶ、利用可能な各交通手段(個々の電車や路線バス)を経路として順次たどり、経路探索条件に合致する案内経路(出発地駅、目的地駅、路線、列車などの交通手段)の候補を1つまたは複数提示するように構成される。経路探索条件としては更に、所要時間、乗り継ぎ回数、運賃などの条件を指定できるようにされているのが一般的である。
ところで、一般的な経路案内システムが備える地図データや経路探索用のネットワークデータは、そのシステムが経路案内のサービスを提供する地域(サービス対象エリアということとする)のデータである。例えば、通常の経路案内システムは、ある国の国内をサービス対象とし、あるいは、ある国内において、特定の地域をサービス対象としている。
その場合、出発地と目的地がある経路案内システムのサービス対象エリア内であれば、経路探索および経路案内に何ら支障を生じることはない。しかしながら、出発地がある国の国内であり、目的地が他の国の国内である場合には、出発地から目的地までのトータルな経路を探索して案内することはできない。なぜなら、出発地側の経路案内システムが探索して案内できる経路は出発地側の国内の範囲であり、目的地側の他の国の地図データや経路探索用のネットワークデータを備えていないからである。また、出発地と目的地がある経路案内システムのサービス対象エリア内であった場合でも、隣接する他の経路案内システムがサービスを提供するエリアを経由する経路が最適経路であるケースがあったとしてもそのような経路を探索することはできない。
車載用のナビゲーション装置などにおいては、車載されるナビゲーション装置には特定の地域の地図データや経路探索用のネットワークデータを記憶しておき、そのエリアから外れた地点が目的地として設定された場合には、他の地域を含む全国の地図データや経路探索用のネットワークデータを備えたサーバに経路探索を依頼する、あるいは、不足する地域の地図データや経路探索用のネットワークデータをダウンロードして、ナビゲーション装置側で経路探索を可能にする方法が採られる。
例えば、下記の特許文献2(特開2003−97960号公報)にはそのような経路案内装置の発明が開示されている。この経路案内装置は、センターにおいて、出発地から目的地まで経路探索する際、経路途中の起点を複数候補にする。経路案内装置に起点を送信すると、経路案内装置は案内可能な起点を決定してセンターに送信する。センターは出発地からその起点までの経路探索を行い、案内装置は起点から目的地までの経路探索を行い、出発地から目的地までの最適な経路を提供するように構成されたものである。
特開2001−165681号公報(図1、図2) 特開2003−97960号公報(図1、図2)
先に述べたように、ある経路案内システムがサービス提供のために備えている地図データや経路探索用ネットワークデータを用いただけでは経路案内サービスを提供できない場合がある。上記の特許文献2に開示された経路案内装置の発明のように、他の経路案内システムと連携し、一方の経路案内システムでは経路探索できない部分を、他の経路案内システムの経路探索機能を利用して探索させ、両方の経路案内システムが探索した案内経路を結合できるようにすれば利用者のサービス要求に応えることができる。
しかしながら、国によっては地図データや道路ネットワーク、交通ネットワークのデータを他の国に提供することを禁じている場合がある。このような制約は、主として国防上の理由によるものである。上記特許文献2に開示された経路案内装置においては、経路案内装置が保有する地図データは部分的なエリアの地図データであり、サーバは、ナビゲーション装置が保有している部分的なエリアの地図データを含む全国の地図データを保有していることが前提となったシステムである。
ところで、経路案内システムにおいては、地図データや道路ネットワークや交通ネットワークの情報から経路探索用ネットワークデータを作成し、データベースとして保有し、また、利用者に経路を案内するために地図情報を蓄積した地図データベースを保有することが必要である。経路案内システムが国を超えてサービスを提供しようとする場合、自国だけでなく、サービスを提供しようとする他の国の地図データや道路ネットワーク、交通ネットワークのデータが必要になる。従って、このような場合、上記特許文献2に開示された経路案内装置の技術を適用することができないという問題点がある。
本願の出願人は、国や地域ごとの地図データ、経路探索用ネットワークデータを備えたそれぞれの経路案内システムの間を連携させ、出発地から国や地域をまたいだ目的地までの一連の経路案内サービスをシステムからシステムに円滑に受け渡すようにした経路案内システムを提供する目的で、既に、PCT/JP2008/058182号の発明についての国際特許出願を行っている。
この、PCT/JP2008/058182号国際出願明細書に記載された発明は、国や地域ごとの地図データ、経路探索用ネットワークデータを備えた第1、第2の経路案内システムの間を連携させるものであり、図12のように構成されている。図12において、システムAはエリアAをサービス提供エリアとする経路案内システム、システムBは、エリアBをサービス提供エリアとする経路案内システムであり、それぞれのシステムA、システムBは、図12に示す経路案内システムと同様の構成を持つシステムである。
経路探索サーバ30Aは、エリアAをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有しており、経路探索サーバ30Bは、エリアBをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有している。従って、経路探索サーバ30AはエリアB内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできず、経路探索サーバ30Bは、エリアA内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできない。
端末装置20からの経路探索要求における出発地と目的地が異なるエリア内の地点である場合、第1の経路案内システム(A)は、異なるエリアの境界になる候補接点を抽出して第2の経路案内システム(B)に送る。出発地から候補接点までの最適経路、候補接点から目的地までの最適な候補経路を第1、第2の経路案内システムがそれぞれ探索してその所要時間、リンクのデータをそれぞれの経路案内システムに提供し、第1または第2の経路案内システムは候補接点で結合される候補経路のうち、トータルの所要時間の最も小さい推奨経路を決定し、リンクデータを含む推奨経路のデータを第1の経路案内システム(A)から端末装置に提供し、端末装置は位置するエリアに応じ、推奨経路のデータに基づいて第1または第2の経路案内システムに経路案内を要求する。
このようなシステム構成によれば、地図データ等を保持しないサービス提供エリア以外の場所まで経路案内を行う場合において、サービス提供エリアからサービス提供エリア外の目的地エリアの属するエリアとの接点情報のみを保持しておき、接点情報のみを共有しそれぞれの経路案内情報を利用することで、サービス提供エリアの出発地からサービス提供エリア外の目的地へシームレスな経路案内を提供することが可能になる。従って、国や地域ごとの地図データ、経路探索用ネットワークデータを備えたそれぞれの経路案内システムの間を連携させ、出発地から国や地域をまたいだ目的地までの一連の経路案内サービスをシステムからシステムに円滑に受け渡すことができるようになる。
しかしながら、図12に示すシステムにおいては、以下の2点が考慮されていなかった。先ず、第1には、出発地と目的地が同一のエリア内(例えば、図12のエリアA内)にある場合にはそのエリア内のみを通過する経路しか経路探索の対象にされない。従って、他の経路探索システムがサービスを提供するエリア内の経路は考慮されないから、隣接する他の経路案内システムがサービスを提供するエリア(図12のエリアB内)を経由する経路に最適経路があってもそのような経路を探索することができないという問題点があった。例えば出発地から一度隣接するエリア(エリアB)に入り、隣接するエリア内(エリアB内)を移動し、エリアA内の目的地に至る経路が、エリアA内だけを移動する経路よりも所要時間または所要距離が短い経路があってもそのような経路を探索することはできない。
第2に、出発地と目的地が異なるエリア内(例えば、出発地がエリアA内、目的地がエリアB内)に属する地点である場合、エリアAとエリアBの境界になる候補接点を用いて経路探索が行われるから、エリアA内の出発地からエリアB内の目的地にダイレクトで至る経路に比べ、途中に他の第3のエリアを経由してエリアB内の目的地に至る経路に前者の経路より所要時間または所要距離が短い最適経路があってもそのような経路を探索することができないという問題点があった。また、エリアA内の出発地からエリアB内の目的地にダイレクトで至る経路の途中に政情不安や地理的問題で通過不能な地帯が含まれる場合にその地帯を避けて他の第3のエリアを経由してエリアB内の目的地に至る経路を探索することが好ましいが、そのような経路を探索できないという問題点もあった。
本願の発明者は前記の課題を解消すべく種々検討を重ねた結果、国や地域をまたぐ経路を探索して案内する際に、国や地域ごとの地図データ、経路探索用ネットワークデータを備えたそれぞれのエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバの間を連携させ、それぞれの経路探索サーバが出発地と目的地の地点情報に基づいて、国や地域をつなぐ移動手段における複数の候補接点の地点情報を交換し、それぞれの経路探索サーバが出発地または目的地と各候補接点までの最適な候補経路、候補接点間の最適な候補経路を探索して、候補接点と候補経路のデータ(リンクコスト)を交換し、各経路探索サーバが自エリア内で探索した候補経路と他の経路探索サーバが探索した候補経路とを候補接点において統合し、出発地から目的地までの最小コストの候補経路を推奨経路とし、端末装置にその推奨経路を提供するようになす。そして端末装置から経路探索要求を受信した経路探索サーバは、目的地に至るまでの間に経由する可能性のあるエリアとそのエリアにサービスを提供する経路探索サーバを特定して、特定したサーバ情報、出発地、目的地、候補接点の情報、候補接点までのリンクコストを含む候補経路の情報を送信して中継経路探索要求を行う。中継経路探索要求を受けた経路探索サーバは目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内でない場合は、特定された経路探索サーバ情報に基づいて移動可能なエリアを判定し、該通過可能なエリアとの各候補接点を仮目的地として候補経路を探索し、特定された経路探索サーバおよび要求元の経路探索サーバに、候補接点、候補経路、目的地の情報を送信し、要求元の経路探索サーバに全てのエリア内の候補経路、候補接点の情報を取得させ、出発地から目的地に至るリンクコスト最小の推奨経路を決定するようになせば、上記の問題点を解消し得ることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、出発地から目的地までの一連の経路探索、経路案内サービスをシステムからシステムに円滑に受け渡し、出発地から目的地まで、途中に経由する可能性のあるエリアを特定し、特定された経由エリアを通過する経路が最適な経路である場合に当該最適経路を案内できるようにした経路案内システムを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の第1発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおいて、
各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記第1の経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記第1の経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記第1の経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第3の経路探索サーバから受信した候補経路と、前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記第1の経路探索サーバに送信し、
前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記第2の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記第1の経路探索サーバは、前記第2の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記第1または前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする。
また、前記第1発明の1態様は、前記第1発明において、前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする。
本願の第2発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムを構成する各エリアの経路探索サーバにおいて、
前記経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、前記経路探索サーバがサービスを提供する第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記他の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して、更に他のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した、前記更に他のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路探索サーバに送信し、
前記経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの自エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記他の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と自エリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記経路探索サーバは、前記他の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記自エリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記他の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記経路探索サーバまたは前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする。
また、前記第2発明の1態様は、前記第2発明において、前記経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の経路探索サーバ。
本願の第3発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおける経路案内方法において、
各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記第1の経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記第1の経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記第1の経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第3の経路探索サーバから受信した候補経路と、前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記第1の経路探索サーバに送信し、
前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記第2の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記第1の経路探索サーバは、前記第2の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記第1または前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする。
また、前記第3発明の1態様は、前記第3発明において、前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする。
また、本願の第4発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおいて、
各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信し、
前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする。

また、本願の第5発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムを構成する経路案内仲介サーバにおいて、
各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
第2の経路探索サーバは、経路案内仲介サーバからの候補経路の探索依頼に基づいて、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信し、
前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供し、
前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼することを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記第1の経路探索サーバは、前記経路案内仲介サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記経路案内仲介サーバに送信することを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記経路案内仲介サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする。
また、前記第5発明の1態様は、前記第5発明において、前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする。
また、本願の第6発明は、
複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内方法において、
各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信し、
前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする。


本願の第1発明においては、複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する。各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間の候補接点の情報と、自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを備える。端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した経路探索サーバは、経由する可能性のある各エリアの経路探索サーバに候補接点の情報に基づいて各エリア内の候補険路を探索させて、各エリアの候補経路を結合し、リンクコストが最小になる候補経路を推奨経路として端末装置に案内する。
かかる構成により、それぞれ異なるエリアをサービス提供エリアとする異なる経路探索サーバが相互に連携して、端末装置20が設定した出発地と目的地に従って、異なるエリアを中継して出発地から目的地に至る経路のリンクコストが最小となる最適な経路を推奨経路として案内できるようになる。また、経路探索サーバから推奨経路の情報を取得した端末装置は、端末装置が位置するエリア内においては当該エリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバに経路案内を要求してエリア内の経路案内を受けることができるようになる。
推奨経路は、出発地から目的地まで、1つ若しくはいくつかの経由エリアを経由して至る経路になる場合もあり、経由エリアを経ることなく出発地Sが位置するエリアから目的地Gが位置するエリア間を移動する経路である場合もある。また、出発地と目的地が同じエリア内にある場合でも、そのエリア内で出発地から目的地に至る経路、または、出発地から1つもしくはいくつかの経由エリアを経由して目的地に至る経路の何れかとなる。端末装置は経路探索サーバから取得した推奨経路の情報に基づいて、出発地から目的地までの推奨経路について、各エリア内において該当するエリアの地図情報を取得して地図を表示し、推奨経路を地図上に表示しながら、経路案内を受けることができるようになる。
また、本願の第1発明の1態様においては、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバに当該エリア内を経由する候補経路の探索を依頼する際に、自エリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、候補経路探索の依頼を受けた他の経路探索サーバは、候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを、依頼元の経路探索サーバに送信する。このようにすれば、候補経路数を抑制でき、推奨経路の決定が容易になる。
また、本願の第1発明の1態様においては、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信する。このようにすれば、経由エリアの数をいたずらに増大することがない。このような方法を採る場合は、経由エリアの情報、経由エリアのサーバ情報とともに、自エリアに至るまでの候補接点の情報、候補経路の情報を取得して、経路したエリア、サーバ数を判定することができ、また、目的地の情報から目的地が属するエリアの経路探索サーバを特定することができる。
また、本願の第1発明の1態様においては、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信する。このようにすれば、候補経路数を抑制でき、推奨経路の決定が容易になり、また、経由エリアの数をいたずらに増大することがない。
また、本願の第1発明の1態様においては、第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定する。このようにすれば、容易に経由可能な所定数のエタアを決定することができるようになる。
また、本願の第1発明の1態様においては、経由可能性があるエリアを、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアとする。このようにすれば、経路の通過する地域が政治的な情勢など何らかの事情で通過不能(進入禁止)とされているようなエリアは経由可能なエリアから除外し、また、出発地の属するエリアから見て、所定の時間範囲内あるいは距離範囲内にあるエリアのみを経由可能なエリアとして判定するように設定したり、エリア間を繋ぐ候補接点間の移動時間または移動距離の短い順に、上位所定数のエリアを経由可能なエリアとして判定するような設定をすることもでき、経由エリアの数をいたずらに増大することがない。
また、本願の第1発明の1態様においては、第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とする。このようにすれば、出発地S、目的地Gが同じエリア内の地点である場合であっても、出発地Sから他のエリアを経由して目的地Gに至る経路が最適経路として存在する場合にも、そのような経路を探索することができるようになる。
また、本願の第2発明においては、第1発明にかかる経路案内システムを構成する経路探索サーバを提供することができ、本願の第3発明においては、第1発明にかかる経路案内システムにおける経路案内方法を提供することができるようになる。また、本願の第4発明においては、第1発明にかかる経路案内システムを、経路案内仲介サーバを用いて実現することができ、本願の第5発明においては、第4発明における経路案内システムを構成する経路案内仲介サーバを提供することができ、また、本願の第6発明においては、第4発明における経路案内方法を提供することができるようになる。
本発明にかかる経路案内システムの構成を示すシステム構成図である。 本発明の経路探索、経路案内の概念を説明するためのシステム構成図である。 本発明の経路探索、経路案内において、出発地と目的地が同じエリア内である場合の概念を説明するためのシステム構成図である。 あるエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経由エリアを判定する手順の一例を示す概念図である。 図4に示す経由エリアの経路探索サーバが連携して探索される出発地Sから目的地Gに至る候補経路の例を示す図である。 本発明にかかる経路案内システムの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の経路探索に使用される道路ネットワークデータを説明する概念図である。 本発明の経路探索に使用される交通ネットワークデータを説明する概念図である。 出発地側のエリアAの経路探索サーバの動作手順を示すフローチャートである。 経由エリア側の経路探索サーバの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2にかかる経路案内システムに設けられる経路案内仲介サーバの詳細な構成を示すブロック構成図である。 サービスエリアの異なる複数の経路案内システムによる経路案内サービスの概念を説明するためのシステム構成図である。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための経路案内システムを例示するものであって、本発明をこの経路案内システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の経路案内システムにも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明にかかる経路案内システム10の構成を示すシステム構成図である。図1に示すように経路案内システム10は、ネットワーク12を介して接続される端末装置20と第1経路探索サーバ30A及び第2経路探索サーバ30Bを備えて構成されている。この経路案内システム10の第1及び第2経路探索サーバ30A、30Bは、それぞれ特定の国や地域を、経路探索及び経路案内のサービスを提供するエリアとしており、それぞれの経路探索サーバ30A、30Bは特定のサービス提供エリアをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有している。図1においては、経路探索サーバ30A、30Bのみを図示しているが、このようなサービス提供エリアは他にも複数あり、それぞれが経路探索サーバを備えており、相互に連携して経路探索を行う。
さらに、経路案内システム10は、各種カテゴリに属するPOI(Point of Interest)の所在地やサービス内容等の詳細情報を提供するPOI情報配信サーバ50、音楽や各種画像等のコンテンツその他の情報を提供する各種の情報配信サーバ51等を備えて構成されている。これにより、第1及び第2経路探索サーバ30A、30BはPOI情報配信サーバ50や他の情報配信サーバ51からネットワーク12を経由して必要なデータを取得して自身のデータベースに追加することができる。また、第1及び第2経路探索サーバ30A、30Bは、同様にしてPOI情報配信サーバ50や他の情報配信サーバ51に検索要求を送信して所望の検索結果を取得することもできる。
本発明にかかる経路案内システム10は、上記の構成に限られるものではなく、第1及び第2経路探索サーバ30A、30B自身がナビゲーションサービス機能とともにPOI所在場所の地図を配信する地図配信サーバの機能を有していてもよい。また、端末装置20は、携帯電話を用いることができる他、PDAや音楽プレイヤーや携帯ゲーム機等の携帯機器、或いは、モバイルパーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。
図1に示す第1及び第2経路探索サーバ30A、30Bは、それぞれ地図データベース32A、32B、経路探索用ネットワークデータベース33A、33Bを備え、端末装置20から経路探索要求があると、経路探索用ネットワークデータベース33A、33Bを参照して経路を探索する。そして経路探索の結果により得た最適経路や候補経路の案内経路データは端末装置20に送信される。また、端末装置20から所望の地点やPOI検索にかかる地図データの取得要求があると、地図データベース32A、32Bを参照して該当する地図データを読み出して端末装置20に配信する。
経路探索用ネットワークデータベース33A、33Bは、徒歩や自動車による経路を探索するための道路ネットワークデータと、鉄道、航空機、船舶、バス等の交通機関を用いて移動する経路を探索するための交通ネットワークデータを備えている。道路ネットワークデータは道路を交差点や結節点をノードとして、各ノードを接続するリンクで表現したものであり、各リンクには標準的な速度で移動した場合の所要時間がリンクのコストとして対応付けられている。
交通ネットワークデータは、各交通機関の路線の駅や空港、港をノードとして、各ノードを接続するリンクで表現し、個々の電車や航空機、船舶、バス等の交通手段のそれぞれがリンクを構成し、ノードの出発時刻やノードへの到着時刻が運行時刻表に基づいて対応付けられたデータで構成される。
端末装置20において、出発地や目的地、移動手段(徒歩、自動車、交通機関等の別)、出発時刻等の時刻条件を指定した経路探索条件が設定され、第1及び第2経路探索サーバ30A、30Bに経路探索要求を行うと、第1及び第2経路探索サーバ30A、30Bはそれぞれ経路探索用ネットワークデータベース33A、33Bのネットワークデータを参照して出発地から目的地まで、経路探索条件に合致する最適経路又は複数の候補経路を探索し、端末装置20にそれらの経路の情報を回答する。端末装置20において経路を選択して経路案内の要求がなされると、地図データや選択された経路のデータ、当該経路をガイドする案内データが端末装置20に送信される。
本発明においては、それぞれ異なるエリアをサービス提供エリアとする異なる経路探索サーバが相互に連携して、端末装置20が設定した出発地と目的地に従って、異なるエリアを中継して出発地から目的地に至る経路のリンクコストが最小となる最適な経路を推奨経路として探索して案内できるようにしたものである。
(複数のエリアを経由する最適経路探索の概要)
図2は、このような経路探索サーバの連携による本発明の経路探索、経路案内の概念を説明するためのシステム構成図である。図2において、第1の経路探索サーバ30AはエリアAをサービス提供エリアとし、第2経路探索サーバ30Bは、エリアBをサービス提供エリアとする。また、エリアE〜エリアNも同様にそれぞれのエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバを備えている。各経路探索サーバはそれぞれ同じ構成を持ち、同じ機能を有する。
エリアAの経路探索サーバ30Aは、エリアAをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有しており、エリアBの第2の経路探索サーバ30Bは、エリアBをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有している。従って、第1の経路探索サーバ30AはエリアB内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできず、第2の経路探索サーバ30Bは、エリアA内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできない。
本発明においては、エリアA内に位置する端末装置20から第1の経路探索サーバ30Aに、出発地Sと目的地Gを経路探索条件とする経路探索要求があった場合に、次のようにして第1の経路探索サーバ30Aと第2の経路探索サーバ30Bと、他の経路探索サーバが連携して、出発地Sから目的地Gまでの最適な経路を推奨経路として決定し、端末装置20に案内する。出発地Sと目的地Gが異なるエリア内の地点であった場合、出発地Sと目的地Gが属する2つのエリアを結ぶ経路の他に、出発地Sや目的地Gが属さない他のエリアを経由する候補経路が探索され、その候補経路がリンクコスト最小の最適経路になる場合には、該他のエリアを経由する経路が推奨経路として決定される。
また、出発地Sと目的地Gとが同じエリアに属する場合であっても、当該エリア内における出発地Sから目的地Gまでの最適経路を探索するとともに、他のエリアを経由する候補経路(出発地Sから経由エリアに入り、その経由エリアから目的地Gに戻る候補経路)が探索され、エリア内における出発地Sから目的地Gまでの候補経路との比較によって推奨経路が決定される。従って、本発明でいう候補経路の探索とは、あるエリア内の任意の2地点間のリンクコストが最小になる最適経路の探索を指す。
エリアAの経路探索サーバ30Aは、エリアAをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有しており、エリアBの経路探索サーバ30Bは、エリアBをカバーする地図データや経路探索用ネットワークデータのみを有している。従って、第1の経路探索サーバ30AはエリアB内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできず、第2の経路探索サーバ30Bは、エリアA内の地点を出発地や目的地とする経路探索はできない。
本発明においては、エリアA内に位置する端末装置20から第1の経路探索サーバ30Aに、出発地Sと目的地Gを設定した経路探索要求があった場合に、出発地Sと目的地Gとが、異なるエリアに属するか否かにかかわらず、出発地Sと目的地Gが属するエリア以外のエリアを経由する候補経路に経路の累計コストが最小になる最適経路があった場合には、当該最適経路を推奨経路として決定して端末装置20に提供して経路案内できるようにしたものである。また、出発地Sと目的地Gが属するエリアを繋ぐ経路の途中に通過不能地域があるような場合にはその地域を除外するようにしたものである。以下にその手順を具体例に基づいて説明する。
(複数のエリアを経由する推奨経路探索の具体例の説明)
例えば、エリアA内に位置する端末装置20が、エリアA内に属する出発地SとエリアE内に属する目的地Gを経路探索条件として設定し、エリアAにサービスを提供する経路探索サーバ30Aに対して経路探索要求があった場合について図2を参照して説明する。経路探索要求を受信した経路探索サーバ30Aは、出発地Sから目的地Gに至るまでに経由するあるいは経由できる可能性のある所定数の経由エリアを判定し、そのエリアにサービスを提供する経路探索サーバ30B等を判定する。
経由エリアは、地理的に隣接するエリアのうち、所定の距離範囲内に位置するエリアを経由エリアとしてもよく、出発地Sから目的地Gに至る直線経路を仮経路として設定し、仮経路から所定の距離範囲に含まれるエリアを経由エリアとしてもよい。また、経路探索サーバ30Aが記憶しているエリアAから他のエリアに至る境界ノードなどの候補接点情報に基づいて、所定数の経由エリアを選択するようにしてもよい。更に、経由エリアのうち、種々の事情、例えば、政情不安あるいは自然事象等の事情により移動可能でない地域を含むエリアがあった場合には経由エリアとして特定せず、またそのエリアにサービスを提供する経路探索サーバも特定しない。
ここでは経由エリアとしてエリアB、エリアE、エリアNが特定(判定)され、該当する経路探索サーバ30B、30E、30Nが特定(判定)されたものとして説明を進める。図2においては、エリアEをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30E、エリアNをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30Nは、図示を省略されている。経路探索サーバ30Aは、エリアAからそれぞれの経由エリアB、エリアE、エリアNに至る候補接点を抽出し、出発地Sからそれらの候補接点に至るエリアA内の最適経路を探索してそれぞれの候補接点までの候補経路とする。
(出発地と目的地とが同一エリア内である場合の説明)
出発地S、目的地GがいずれもエリアA(自エリア)内の地点である場合、経路探索サーバ30Aは、経由エリアの経路探索サーバ30B等に対する経路探索の依頼を行う一方、エリアA内の経路探索を行う。すなわち、経路探索サーバ30Aは、出発地Sから目的地Gに至るエリアA内の最適経路を探索し、探索された最適経路を候補経路として保存するとともに、経由する可能性がある他のエリアとの間の候補接点を抽出し、抽出した各候補接点と出発地Sとの間の最適経路を探索する。探索された最適経路は候補経路とされ、該当する他のエリアの経路探索サーバ30B等に送信される。
経路探索サーバ30Aにおいて探索された出発地Sから目的地GまでのエリアA内の候補経路は、後に後述する手順で他の経路探索サーバを介して探索された候補経路と比較され推奨経路が決定される。このようにすれば、出発地S、目的地Gが同じエリア内の地点である場合であっても、出発地Sから他のエリアを経由して目的地Gに至る経路が最適経路として存在する場合にも、そのような経路を探索することができる。このようなケースについては後に手順を説明する。
(経由エリアの経路探索サーバに対する候補経路探索の依頼)
次いで、経路探索サーバ30Aは、各経由エリアの経路探索サーバ30B等に、経路探索サーバ30Aが特定した経路探索サーバのサーバ情報、目的地、各エリアに至る候補接点の情報および各候補接点までの候補経路の情報(少なくとも所要時間(リンクコスト)の情報を含む)を、各経路探索サーバ30B等に送信し、経由経路の探索を依頼する。ここで送信される候補接点の情報および候補経路の情報は、それぞれ該当するエリアにサービスを提供する経路探索サーバに対して送信される。
経路探索サーバ30Aから経由経路の探索要求を受信した各経由エリアの経路探索サーバ30B、30E、30Nは、以下の手順で候補接点の情報に基づいて、自エリア内の候補経路を探索し、経路探索サーバ30Aから受信したエリアA内の候補経路の情報と結合する。ここでは、例えば、経路探索サーバ30Bの動作を以下に説明する。他の経路探索サーバ30E、30Nも経路探索サーバ30Bと同様の動作を行う。また、ここでは、目的地GがエリアBに属する地点でなく、エリアEに属する地点であるものとして説明を進める。
経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバ30Aから、経路探索サーバ30A自身のサーバ情報、経路探索サーバ30Aによって特定された経由エリアにサービスを提供する経路探索サーバ30E、30Nのサーバ情報、目的地Gの地点情報、エリアAとエリアBとの間の候補接点P11〜P13の情報、出発地Sから候補接点P11〜P13の各々に至るエリアA内の候補経路(最適経路)SP1〜SP3の情報を受信する。経路探索サーバ30Bは、先ず、目的地GがエリアB内に属する地点であるか否かを判別する。ここでは目的地GがエリアB内ではないので、経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバAらか受信したサーバ情報に基づいて、当該経路探索サーバがサービスを提供するエリアがエリアBから移動可能なエリアか否かを判定し、移動可能なエリアでなければそのエリアを除外し、移動可能なエリアと自エリアを繋ぐ候補接点を抽出する。
ここでは、エリアEが移動可能なエリアである場合を説明する。経路探索サーバ30BはエリアEとの間を繋ぐ候補接点P21〜P23を抽出する。候補接点P21〜P23が抽出されると、この候補接点の各々を仮目的地とし、各々の候補接点P11〜P13から各々の仮目的地(P21〜P23)までの最適経路を候補経路として探索し、候補接点情報に基づいてエリアA内の候補経路とエリアB内の候補経路の情報を結合し、累計の所要時間(リンクコスト)を算出する。そして経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバ30B自身のサーバ情報、移動可能なエリアにサービスを提供する経路探索サーバ30A、30Nのサーバ情報、目的地Gの地点情報、候補接点P21〜P23の情報、経路探索サーバ30によって結合された候補経路の情報を経路探索サーバ30Eに送信してエリアE内の経路探索(経由経路の探索)を依頼する。
経路探索サーバ30Eは、経路探索サーバ30Bから依頼された経路探索要求に対する処理において、エリアBとエリアEとの間を繋ぐ候補接点P21〜P23の各々から目的地Gに至る最適経路を探索して候補経路とする処理をする。この候補経路の情報と、経路探索サーバ30Bが探索したエリアB内の候補経路の情報とを、候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路の情報を、経路探索要求元の経路探索サーバ30Bに送信する。経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバ30Eから得た候補経路の情報、候補接点の情報を経路探索サーバ30Aに送信する。以上説明した経路探索サーバ30Bの処理は、他の移動可能なエリアの経路探索サーバ30N等においても同様に行われる。
(目的地GがエリアB内の場合の経路探索サーバ30Bの候補経路探索の手順)
もしも、目的地GがエリアB内の地点であった場合、経路探索サーバ30Bは、エリアAとエリアBとを繋ぐ候補接点P11〜P13の各々から目的地Gに至る最適経路を探索し、この最適経路を候補経路とし、エリアA内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して、結合された候補経路の情報を経路探索サーバ30Aに送信する。この場合の処理手順は、図12を参照して説明したと同様の手順である。
なお、経由エリア内の候補経路の探索を依頼された各経路探索サーバ30B等が候補経路の探索結果を他のエリアの経路探索サーバに送信する場合、以下のようにして候補経路数、送信先の経路探索サーバを制限することにより、推奨経路の決定処理を容易にし、また、連携する候補経路探索処理を抑制することができる。
例えば、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバに当該エリア内を経由する候補経路の探索を依頼する際に、自エリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、候補経路探索の依頼を受けた他の経路探索サーバは、候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを、依頼元の経路探索サーバに送信する。このようにすれば、候補経路数を抑制でき、推奨経路の決定が容易になる。
また、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信する。このようにすれば、経由エリアの数をいたずらに増大することがない。このような方法を採る場合は、経由エリアの情報、経由エリアのサーバ情報とともに、自エリアに至るまでの候補接点の情報、候補経路の情報を取得して、経由したエリア、サーバ数を判定することができ、また、目的地の情報から目的地が属するエリアの経路探索サーバを特定することができる。
あるいは、各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信する。このようにすれば、候補経路数を抑制でき、推奨経路の決定が容易になり、また、経由エリアの数をいたずらに増大することがない。
上記自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合の処理において、目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバに送信する候補経路の探索結果の情報としては、自エリア内において探索した候補経路の情報、候補経路の有無を示す情報の何れか一方あるいは両方を含む情報であってもよい。また、必ずしも自エリア内の候補経路の探索結果を、目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバに送信する構成をとる必要はない。
更に、そのようなエリアの経路探索サーバは候補経路の探索を打ち切る構成としてもよい。なぜならば、各エリアの経路探索サーバにおいて探索された候補経路は、端末装置20から経路探索要求を受けて各経路探索サーバに経由エリア内の候補経路探索を依頼した要求元の経路探索サーバ(第1の経路探索サーバ30A)に集められるものであるから、あるエリアにおける候補経路の回答がなくても、要求元の経路探索サーバにおいて出発地Sから目的地Gまでの経路の一部に欠落がある経路は、無効として推奨経路決定の対象から除外することができるからである。何れかのエリアでの候補経路の探索にエラーが生じた場合も同様に、出発地Sから目的地Gまでの経路の一部に欠落がある経路として推奨経路決定の対象から除外される。
更に、経由可能性があるエリアを、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアとする制限を設けることもできる。例えば、経路の通過する地域が政治的な情勢など何らかの事情で通過不能(進入禁止)とされている経路の場合がある。通過することのできない候補経路を探索しても意味がないので、このようなエリアは経由可能なエリアから除外しておくとよい。また、出発地の属するエリアから見て、所定の時間範囲内あるいは距離範囲内にあるエリアのみを経由可能なエリアとして判定するように設定したり、エリア間を繋ぐ候補接点間の移動時間または移動距離の短い順に、上位所定数のエリアを経由可能なエリアとして判定するような設定をすることもできる。出発地Sから目的地Gまでの間の経路全体の中で経由するエリアの数を所定の数に制限しておくことも可能である。また、経路探索要求を送信する際に、これらの制限のうち、どの制限を有効とするか、また、制限数(経由するエリア、経路探索サーバ数)をいくつとするか、端末装置20の利用者が任意に選択して設定できるようにしておくことが好ましい。
(目的地GがエリアE内の場合の経路探索サーバ30Eの候補計探索の手順)
図2の場合、目的地GがエリアE内の地点であるから、エリアEをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30Eは、経路探索サーバ30Aから経路探索サーバ30Bに対して要求されたと同様の経路探索要求がなされる。この要求に対して、経路探索サーバ30Eは、エリアAとエリアEとの間を繋ぐ候補接点を抽出し、各々の候補接点から目的地Gに至る最適経路を探索して候補経路とする。そしてこの候補経路の情報と、エリアA内の出発地SからエリアAとエリアEとの間を繋ぐ候補接点までのエリアA内における候補経路の情報(経路探索サーバ30Bから送信された経路探索要求の情報中に含まれる)とを結合して候補経路の情報とし、経路探索要求元の経路探索サーバ30Aに送信する。
なお、前述したように、目的地Gが属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30Eは、出発地S側の経路探索サーバ30A、経由可能なエリアとされた各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバ30B等からそれぞれの候補接点から目的地Gまでの候補経路の探索を依頼されるので、それぞれの候補経路の情報は、それぞれの要求元の経路探索サーバに送信(回答)するように経路案内システムを構成しているが、そのような構成に限られるものではない。
目的地Gまでの候補接点の探索要求には、出発地側の経路探索サーバ30A、経由エリアの経路探索サーバ30B等のサーバ情報とそれぞれの候補接点の情報と、それぞれの経路探索サーバで探索された各候補接点までの候補経路の情報(各エリア、経由エリア内の経路を示すリンクの情報)が送信されるので、経路探索サーバ30Eは、出発地S側の経路探索サーバ30Aを識別することができるから、経路探索サーバ30Eが探索し、経路探索要求元の経路探索サーバのエリア内の候補経路と結合した経路の情報(候補経路の情報)を、出発地S側の経路探索サーバ30Aに直接(経由エリアの経路探索サーバ30Bを介することなく)送信するように構成することもできる。この点は、目的地Gが属さない各エリアの経路探索サーバにおいても同様である。
(出発地S、目的地Gが同一エリア内の場合の経路探索サーバ30Aの処理)
先に述べたように、出発地S、目的地GがいずれもエリアA(自エリア)内の地点である場合、経路探索サーバ30Aは、経由エリアの経路探索サーバ30B等に対する経路探索の依頼を行う一方、エリアA内の経路探索を行う。すなわち、経路探索サーバ30Aは、出発地Sから目的地Gに至るエリアA内の最適経路を探索し、探索された最適経路を候補経路として保存する。図3は、出発地S、目的地GがともにエリアA内の場合の経路案内システム10の処理の概念を示す図である。
また、一方で、経路探索サーバ30Aは、経由する可能性がある他のエリアとの間の候補接点を抽出し、抽出した各候補接点と出発地Sとの間の最適経路を探索する。探索された最適経路は候補経路とされ、該当する他のエリアの経路探索サーバ30B等に送信される。
経路探索サーバ30Aから経由エリアとしての経路探索要求を受けた経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバ30Aも移動可能なエリアであるので、経路探索サーバ30Bは、エリアBとエリアAとの間を繋ぐ候補接点P11、P12、P13の各々を仮目的地とし、経路探索サーバ30Aから受信した候補接点P11、P12、P13の各々から各々の仮目的地に至るエリアB内の最適経路を探索し、探索された各々の最適経路を候補経路とし、経路探索サーバ30Aが探索した出発地Sから各候補接点P11、P12、P13までの候補経路と、を候補接点の情報に基づいて結合し、それらの情報を経路探索サーバ30Aに送信する。
図3は、このような処理の概念を示している。図3においては理解を容易にするため候補接点P11、P12、P13と仮目的地とした候補接点P11、P12、P13は別の位置に示しているが、実際は同一の地点であり、経路探索サーバ30Bにおいて探索されるエリアB内の候補経路は、P11からP12、P13に至る経路、P12からP11、P13に至る経路、P13からP11、P12に至る経路の6経路である。これらの候補経路は、出発地Sから候補接点P11、P12、P13までのエリアA内の候補経路と結合されるから、例えば、出発地Sから候補接点P11を経由してエリアB内を候補接点P12、P13に移動し、候補接点P12、P13からエリアA内の目的地Gに至る候補経路が得られる。
エリアBの他にも経由する可能性のある、移動可能なエリアが存在すれば、そのエリアの経路探索サーバにおいても経路探索サーバ30Bと同様の処理が行われる。このような候補経路を、それぞれの経路探索サーバ30B等から得た経路探索サーバ30Aは、エリアA内で出発地Sから目的地Gに至る候補経路と、出発地Sから他の経由エリア(エリアB等)を経由し、エリアA内の目的地Gに至る候補経路とを比較し、最もコストが小さい候補経路を推奨経路とし、端末装置20に送信する。他のエリアを経由する候補経路のコストが最も小さければその経路が推奨経路となる。このようなケースは、あるエリアの地理的形状に大きな凹部があるような場合には往々にして存在する。従来の経路探索においては出発地Sと目的地Gが1つのエリア内の場合にはエリア内の最適経路しか探索されないので、他のエリアを経由する経路が考慮されることはない。
なお、各経路探索サーバが探索した各エリア内の候補経路の情報には、経路を含む地図データの範囲、経路となる道路ネットワークや交通ネットワークのノード列、リンク列のデータ、右左折ノードや乗換えノードにおける経路案内データ(音声案内データやテキスト表示データ)、利用する交通路線や交通手段、ノード間の所要時間などのデータが含まれる。これらの候補経路の情報は、各経路探索サーバからエリアAの経路探索サーバ30Aに送信され、それぞれの候補接点で結合され、出発地Sから目的地Gまでのトータルな候補経路の情報に編集される。
各エリアにおける経路案内データはそのまま各経路探索サーバからエリアAの経路探索サーバ30Aに送信してもよいが、端末装置20が経由エリアに移動した際に、そのエリアにサービスを提供する経路探索サーバに経路案内を要求するためのリンク情報を該当エリア内の候補経路の情報として候補経路のノード列、リンク列とリンクコストの情報に加えておくようにしてもよい。このようにすれば端末装置20がローミング可能であれば、各エリア内の経路案内情報を予め取得していなくても、当該エリアに移動してから該当する経路探索サーバに経路案内を要求し、必要な詳細な経路案内情報を取得することができ。る。
これにより、経路探索サーバ30Aから推奨経路の情報を取得した端末装置20は、端末装置20が位置するエリア内においては当該エリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバに経路案内を要求してエリア内の経路案内を受けることができる。
例えば、端末装置20が推奨経路の経路案内を要求する場合、端末装置20がエリアA内に位置する間は推奨経路の情報に含まれるエリアA内の経路の情報に含まれるサーバアクセスのためのリンク情報に基づいて、経路探索サーバ30Aに経路案内を要求してエリアA内の経路案内を受けることができる。また、端末装置20が他のエリア、例えば、経由エリアBに移動した場合には、同様にして経路探索サーバ30Bに経路案内を要求し、エリアB内の経路案内を受けることがしできる。同様に、端末装置20が目的地Gの属するエリアEに移動した場合には、経路探索サーバ30Eに経路案内を要求し、エリアE内の経路案内を受けることができる。
以上説明したようにして経路探索サーバ30Aは、経由する可能性のある各エリアの経路探索サーバ30B、30E等からそれぞれのエリア内の候補経路を結合した候補経路の情報を得て、それらの候補経路のコスト比較を行い、コストが最小となる推奨経路を決定する。決定された推奨経路は、出発地Sから目的地Gまで、1つ若しくはいくつかの経由エリアを経由して至る経路になる場合もあり、経由エリアを経ることなく出発地Sが位置するエリアから目的地Gが位置エリア間を移動する経路である場合もある。また、出発地Sと目的地Gが同じエリア内にある場合でも、そのエリア内で出発地Sから目的地Gに至る経路、または、出発地Sから1つもしくはいくつかの経由エリアを経由して目的地Gに至る経路の何れかとなる。端末装置20は経路探索サーバ30Aから取得した推奨経路の情報に基づいて、出発地Sから目的地Gまでの推奨経路について、各エリア内において該当するエリアの地図情報を取得して地図を表示し、推奨経路を地図上に表示しながら、経路案内を受けることができる。
なお、経路探索サーバ30Bが、経路探索サーバ30Aから受信した候補接点P11〜P13とは異なる候補接点PXを抽出した時は、候補接点PXの地点情報を経路探索サーバ30Aに送り、出発地Sから候補接点PXまでの最適な候補経路を追加探索するように要求し、その候補経路のリンクコスト(所要時間)を経路探索サーバ30Aから取得してエリアB内の候補経路と結合し、経路探索サーバ30Aにおける推奨経路の決定時に、この新たな候補経路を他の候補経路に加えて最終的な推奨経路決定を行えばよい。
ここで、図2、図3に示す候補接点はある特定の地点のように示されているが、エリアAとエリアBとが陸路で隣接し、移動手段が自動車や鉄道である場合にはエリアAとエリアBとを繋ぐ候補接点はエリア境界の地点であり、図2のP11〜P13に示すように候補接点の地点情報として特定できる場合もあるが、そうでない場合もある。
例えば、エリア間の移動手段が航空機を用いる経路や船舶を用いる経路である場合、エリア間を繋ぐ航空機や船舶を移動手段とするリンクの両端のノードであるエリアA側のノードとエリアB側のノードが候補接点になる。図2のように出発地SがエリアA、目的地GがエリアBにある場合、エリアA側の第1経路探索サーバ30AからエリアB側の経路探索サーバ30Bに送られる候補接点の地点情報は航空機リンク或いは船舶リンクの目的地側ノードとなる空港或いは港であり、エリアAの経路探索サーバ30Aの候補接点の地点情報は航空機リンク或いは船舶リンクの出発地側ノードとなる空港或いは港である。この場合、推奨経路の総コストには航空機リンク或いは船舶リンクの所要時間を加えることは勿論である。
また、端末装置20が経路探索サーバ30Aに経路探索を依頼する際、エリアA以外のエリア内に位置する所望の施設、例えば、ホテル、博物館や美術館などの観光施設や各種競技場やイベント会場などを検索して目的地を決定する場合がある。この場合、例えば、経路探索サーバ30Bがサービスを提供するエリアBの範囲内に位置する目的地Gを特定するためには、経路探索サーバ30Aにおいて目的地Gの位置情報を特定する必要がある。その場合は、経路探索サーバ30AがエリアBの地図データを持つ必要はなく、エリアBの範囲内の施設名等をPOI検索してその位置情報を取得するように構成すればよい。POIの情報はPOI情報配信サーバ50(図1参照)から取得してPOI情報データベース34Aに蓄積することができる。
また、経路探索サーバ30AのPOI情報データベース34Aには、エリアA以外のエリアや外国のPOI情報として、主要施設である空港や港湾等の情報も含まれるから、経路探索サーバ30Aは、指定された目的地Gの周辺の空港や港を候補接点として抽出することもできる。
(経路探索サーバにおける経由可能エリアの判定)
次に、あるエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバ、例えば、エリアAをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30Aにおいて、経由する可能性のあるエリア(経由エリア)を判別する1つの方法について説明する。図4は、経由エリアを判別する手順の概念を示す図である。図4に示すように経路探索サーバ30Aは、出発地Sから目的地Gに至る直線経路を仮経路として設定し、仮経路に隣接するエリアを判定する。図4の例では、出発地Sから目的地Gに至る直線経路(仮経路)にエリアB、エリアC、エリアD、エリアEが隣接エリアとなる。
経路探索サーバ30Aは、経由エリアB〜Eとの間を繋ぐ候補接点P1〜P8を抽出して図2、図3を参照して説明したように各エリアの経路探索サーバ30B等に経路探索を依頼する。図4においてエリアAと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点は空路や海路のノードを含むので地理的に直接隣接していないエリアとの間の候補接点も抽出される。経路探索サーバ30Aから経路探索要求を依頼された各経路探索サーバ30B等は、先に説明したような経路探索処理を行い、その結果を、それぞれ探索を依頼された依頼元の経路探索サーバに送信し、最終的には各エリアを経由する全ての候補経路の情報が経路探索サーバ30Aに集まることになる。
図5は、このようして探索された候補経路を例示している。図5において、候補経路RR1は、エリアA内の出発地SからエリアEとの間の候補接点Pcを通ってエリアE内の目的地Gに至る経路であり、候補経路のRR2は、エリアA内の出発地SからエリアDとの間の候補接点Pbを通ってエリアDとエリアEとの間の候補接点Pgを経由し、エリアDの候補接点PgからエリアE内の目的地Gに至る経路である。同様に、候補経路RR4は、エリアA内の出発地SからエリアBとの間の候補接点Paを通ってエリアBとエリアCとの間の候補接点PdまでエリアB内を移動し、更に候補接点PdからエリアCとエリアEとの間の候補接点PfまでエリアC内を移動し、候補接点PfからエリアE内の目的地Gに至る経路である。すなわち、候補経路RR2は1つのエリアDを経由する候補経路であり、候補経路RR4はエリアBとエリアCの2つのエリアを経由する候補経路である。
候補経路RR3は、エリアCとエリアDとの間を候補接点Peによって繋ぐ経路である。この経路のように経路の通過する地域が何らかの事情で通過不能なエリア(図4、図5の進入禁止エリアNPA)とされている経路の場合がある。通過することのできない候補経路を探索しても意味がないので、このように通過できないエリアCとエリアDとの間は経由可能エリアであっても経由エリアから除外しておくとよい。すなわち、エリアCの経路探索サーバはエリアDの経路探索サーバから除外し、エリアDの経路探索サーバはエリアCの経路探索サーバを除外して互いに経由エリアとしての経路探索の依頼をしないように構成しておけばよい。
なお、地理的に隣接していなくとも、空路や海路で隣接するエリアまで含めて経由エリアを判定すると、経由する可能性のあるエリアが無数にあり、経路探索の処理がサーバの処理能力を超えてしまうことが容易に推定される。そこで、経路探索サーバ30Aが判定した全ての経由可能なエリアの経路探索サーバに対して経由経路の探索を要求してもよいが、エリアAから見て、所定の時間範囲内あるいは距離範囲内にあるエリアのみを経由可能なエリアとして判定する制限を設ければよい。
あるいは、経路探索サーバ30Aが判定した全ての経由可能なエリアの経路探索サーバのうち、エリア間を繋ぐ候補接点間の移動時間または移動時間の短い順に、上位所定数のエリアを経由可能なエリアとして判定するような制限を設けることもできる。あるいは、出発地Sから目的地Gまでの間の経路全体の中で経由するエリアの数を所定の数に制限しておくことも可能である。また、経路探索要求を送信する際に、これらの制限のうち、どの制限を有効とするか、また、制限数(経由するエリア、経路探索サーバ数)をいくつとするか、端末装置20の利用者が任意に選択して設定できるようにするとよい。
なお、以上の説明は、端末装置20が出発地Sの属する経路探索サーバ30Aに経路探索要求を送信し、経路探索サーバ30Aから経由する可能性のあるエリアの経路探索サーバ30B〜30N等に経路探索を要求する場合を説明したが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、経路探索サーバ30Aが、目的地Gの属するエリアの経路探索サーバに、出発地S、目的地G、目的地Gの属するエリアとの間の候補接点の情報、出発地Sから各候補接点までのエリアA内の候補経路の情報を送信し、目的地G側の経路探索サーバに経由エリアの判定以降の処理、すなわち、経由する可能性のあるエリアの経路探索サーバに当該エリア内の候補経路探索の要求を送信するように構成することもできる。この場合は、目的地側の経路探索サーバの動作は、前述の説明における出発地Sを目的地Gに、目的地Gを出発地Sに読み替えれば理解できる。
このような構成によれば、目的地Gが属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにおいて、何らかの状況、例えば、政治的な理由で他のエリアの経路探索サーバ、例えば出発地Sが属するエリアの経路探索サーバ30Aに目的地Gが属するエリア側の詳細な情報を送信することができないような場合であっても、目的地G側の経路探索サーバによって、経由する可能性のあるエリア、当該エリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバの情報等を取得させることができるようになる。また、後述する経路案内仲介サーバを介して経由エリアにおける経路探索を要求するようにすることもできる。経路案内仲介サーバは、前述したように出発地Sから目的地Gに至る仮の直線経路を設定して経由する可能性のあるエリアを判定するものであってもよく、また、エリアごとの接続情報(移動可能か否か)、候補接点情報を保有しており、それによって経由する可能性のあるエリアとサーバの情報を取得するものであってもよい。
経路探索サーバ30Aは、以上のようにして経路探索サーバ30Aにおいて判定した経由エリアをサービス提供エリアとする複数の経路探索サーバから、出発地Sから目的地Gに至る候補経路の情報を取得し、各候補経路のなかで、トータルの経路コスト(所要時間または所要距離)が最小である経路を推奨経路として端末装置20に提供し、経路案内することができるようになる。
(各経路探索サーバの詳細構成と動作の説明)
次に、本発明にかかる経路案内システムの詳細な構成を説明する。図6は、経路探索サーバ及び端末装置の詳細な構成を示すブロック図である。端末装置20およびそれぞれのエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30A等は、基本的には全て同様の構成を持つものであり、ここでは、エリアAをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30Aと端末装置20を例に以下の説明を進める。
端末装置20は、ナビゲーションサービスを受けることができる端末であり、各部の動作を統括、制御するための制御手段201、通信手段202、GPS受信手段203、経路探索要求手段204、推奨経路データ記憶手段205、表示手段206、操作入力手段207、POI検索手段208、経路案内要求手段209等を備えて構成されている。操作入力手段207は、文字入力キー、選択キー、表示画面に表示されたメニュー画面の設定項目等を選択するカーソルキー等で構成される。
経路探索サーバ30A、30B、・・・30N等は、先に説明したように基本的に同一の構成を有しており、以下の説明においては経路探索サーバの各構成要素には同一の数字を付与しその後にサーバを示す英字A〜Nを付して表現することとする。また、同一名称の構成要素は同一の機能を有するものとする。経路探索サーバはそれぞれ、地図データを蓄積した地図データベース32A、経路探索用の道路ネットワークデータ331A、と交通ネットワークデータ332A、とを蓄積した経路探索用ネットワークデータベース33A、POIの名称や位置情報を蓄積するPOI情報データベース34A、を備えている。経路探索サーバ30Aが徒歩や公共交通機関を利用した経路を探索して端末装置20に案内する機能を有する場合、経路探索サーバ30Aは道路ネットワークデータ331Aと交通ネットワークデータ332Aとを用いて経路を探索する。
経路探索サーバ30Aは、各部の動作を統括、制御するための制御手段301A、通信手段302A、処理要求記憶手段303A、エリア判定手段304A、サーバ判定手段305A、候補接点抽出手段306A、経路探索手段307A、案内情報編集手段308A、移動可能エリア判定手段311A、候補経路結合手段312A、推奨経路決定手段313A、経路記憶手段314A等を備えて構成されている。
(経由エリア、候補接点、候補経路の説明)
以下、図5に示す例を参照して経路探索サーバ30A、各経路探索サーバ30B〜30Eの動作を説明する。初めに、端末装置20が出発地と目的地、更には移動手段などの経路探索条件を指定して、第1の経路探索サーバ30Aに経路探索要求を送信する。経路探索サーバ30Aは、端末装置20から経路探索要求を受信すると、出発地、目的地の地点情報、移動手段等の経路探索条件を処理要求記憶手段303Aに一時記憶する。そして、先ず、出発地Sと目的地Gの属するエリアが自エリア内か否かを判定する。自エリア内である場合は出発地Sから目的地Gまでの最適経路(エリアA内の経路)を探索して候補経路RRA(図3参照)を探索し、経路記憶手段314Aに一時記憶する。
次いで、エリア判定手段304Aは、前述したように出発地Sから目的地Gまでの経由可能なエリアを判定し、サーバ判定手段305Aは、それらのエリアにサービスを提供する経路探索サーバを判定する。その際、種々の事情により移動可能でないエリアがあれば、そのエリアおよび経路探索サーバは経由エリアとサーバから除外する。経由可能なエリアおよび経路探索サーバの情報は、処理要求記憶手段303Aに一時記憶される。
そして、候補接点抽出手段306AはエリアAとそれぞれの経由エリアとの間を繋ぐ候補接点を抽出する。経路探索手段307Aは出発地Sから各候補接点までの最適経路を探索し候補経路とする。候補経路の情報は対応する候補接点の情報とともに処理要求記憶手段303Aに一時記憶される。
次いで、経路探索サーバ30Aは、処理要求記憶手段303Aに記憶された出発地S、目的地G、経由エリアおよび経路探索サーバのサーバ情報、候補接点および候補経路の情報を読出して、エリアB〜エリアEの経路探索サーバ30B〜30Eに送信して候補経路の探索を依頼する。
(経路探索サーバ30Aからの経由エリアの経路探索要求を受信した経路探索サーバ30E(図5の候補経路RR1の場合)の動作)
経路探索サーバ30Eは、自エリアが目的地Gの属するエリアであるか否かを判定する。この場合、自エリアが目的地Gの属するエリアであるので、経路探索サーバ30Eは受信した情報を考慮して候補接点Pcから目的地Gまで最適経路の探索を行い、算出した最適経路の情報、経路案内情報、経路探索サーバ30Eへのアクセスのためのリンク情報を経路探索サーバ30Aに送信する。この動作は図12を参照して説明したと同様の動作である。
(経路探索サーバ30Aからの経由エリアの経路探索受信した経路探索サーバ30D(図5の候補経路RR2の場合)の動作)
経路探索サーバ30Dは、自エリアが目的地Gの属するエリアであるか否かを判定する。この場合、目的地Gが属するエリアではないと判定する。次いで経路探索サーバ30Aから受信した「経由する可能性のあるエリア及びそのサーバ情報(この例においては、経由する可能性のあるエリアはB、C、D、E)」のうち、移動可能なエリアのサーバ情報(E、C)を取得する。そして、移動可能として取得したエリアについて、以下のようにして候補経路の探索を行う。
まず、移動可能なエリアがエリアEの場合には、エリアEに移動可能な候補接点Pgを取得すると、経路探索手段307Dは、その候補接点Pgを仮目的地、エリアAとの候補接点Pbを仮出発地として最適経路の探索を行う。仮出発地Pbから仮目的地Pgまでの最適経路を探索するとき、仮出発地PbにはエリアA側の険路探索サーバ30Aが探索したエリアA内の候補経路に関する情報が関連付けられているので(例えば、所要時間)それを考慮した最適経路の探索を行い候補経路とする。次いで、経路探索サーバ30Dは、経路探索の結果得られた候補経路(エリアD内の候補経路)の情報と、経路探索サーバ30Aから受信した候補接点Pbまでの候補経路(エリアA内の候補経路)の情報と、候補接点Pgの情報と、経路探索サーバ30Aから受信している目的地Gと、経由する可能性のあるエリアおよびそのサーバ情報のうち、自エリアD、経路探索サーバ30Dを除いた情報と、を経路探索サーバ30Eに送信する。
経路探索サーバ30Eは、経路探索サーバ30Dから受信した候補接点Pgの情報、エリアA内の候補経路およびエリアD内の候補経路の情報、目的地G、サーバ情報に基づいて、候補接点Pgから目的地G(目的地GがエリアE内に属する地点であるから)までの最適経路を探索して候補経路とし、経路探索サーバ30Dに送信し、経路探索サーバ30Dは、それまでに探索したエリアD内の候補経路に経路探索サーバ30Eが探索したエリアE内の候補経路の情報を加えて経路探索サーバ30Aに送信する。
経路探索サーバ30DはエリアEに対する上記の処理とともに、他に経由可能、移動可能なエリアC(経路探索サーバ30C)が存在するので、エリアCの経路探索サーバ30Cに対して、上記エリアEの経路探索サーバ30Eに対する処理と同様の処理を行う。すなわち、エリアDからエリアCに移動可能な候補接点Pe(Peは、例えば空路を示す)を取得すると、その候補接点Peを仮目的地、エリアAとエリアDとを繋ぐ候補接点Pbを仮出発地としてエリアD内の最適経路の探索を行って候補経路とする。探索した候補経路の情報と、経路探索サーバ30Aから受信したエリア内の出発地Sから候補接点Pbまでの候補経路の情報と、候補接点情報と、経路探索サーバ30Aから受信している目的地Gと、経由する可能性のあるエリア及びそのサーバ情報のうち自エリアD(経路探索サーバ30D)を除いた情報と、を経路探索サーバ30Cに送信する。
同様に、エリアDの経路探索サーバ30Dは、経路探索サーバ30Aからの経由経路の探索要求に基づいて、エリアAからエリアB、Cを経由する候補経路RR4についても探索する。このような処理を各経路探索サーバ30B〜30Eが繰り返すことで、経由する可能性のあるエリアを考慮した候補経路の探索を行うことが可能になる。
各エリア内の候補経路の情報を取得した経路探索サーバ30Aは、それらの候補経路のコスト比較を行い、コストが最小となる推奨経路を決定する。決定された推奨経路の情報は端末装置20に送信され、端末装置20は経路探索サーバ30Aから取得した推奨経路の情報に基づいて、出発地Sから目的地Gまでの推奨経路について、各エリア内において該当するエリアの地図情報を取得して地図を表示し、推奨経路を地図上に表示しながら、経路案内を受けることができる。
(一般的な経路探索方法の説明)
ここで、交通機関による移動経路を含む経路の一般的な探索方法について説明する。それぞれの経路探索サーバ30A、30B等の経路探索用ネットワークデータベース33A、33B等には、徒歩や自動車による移動経路を探索するための道路ネットワークデータ331A、331B等と公共交通機関を利用した移動経路を探索するための交通ネットワークデータ332A、332B等が蓄積されている。それぞれの経路探索手段307A、307B等はこの経路探索用ネットワークデータベース33A、33B等を参照して、徒歩や自動車による経路或いは徒歩と交通機関を併用した経路を探索する。
各道路ネットワークデータ331A、331B等は、以下のように構成されている。例えば、道路が図7に示すように道路A、B、Cからなる場合、道路A、B、Cの端点、交差点、屈曲点等をノードとし、各ノード間を結ぶ道路を有向性のリンクで表し、ノードデータ(ノードの緯度・経度)、リンクデータ(リンク番号)と各リンクのリンクコスト(リンクの距離又はリンクを走行するのに必要な所要時間)をデータとしたリンクコストデータとで構成される。
すなわち、図7において、Nn(○印)、Nm(◎印)がノードを示し、Nm(◎印)は道路の交差点を示している。各ノード間を結ぶ有向性のリンクを矢印線(実線、点線、2点鎖線)で示している。リンクは、道路の上り、下りそれぞれの方向を向いたリンクが存在するが、図7では図示を簡略化するため矢印の向きのリンクのみを図示している。
このような道路ネットワークのデータを経路探索用のデータベースとして経路探索を行う場合、出発地のノードから目的地のノードまで連結されたリンクをたどりそのリンクコストを累積し、累積リンクコストの最少になる経路を探索して案内する。すなわち、図7において出発地をノードAX、目的地をノードCYとして経路探索を行う場合、ノードAXから道路Aを走行して2つ目の交差点で右折して道路Cに入りノードCYにいたるリンクを順次たどりリンクコストを累積し、リンクコストの累積値が最少になる経路を探索して案内する。
図7ではノードAXからノードCYに至る他の経路は図示されていないが、実際にはそのような経路が他にも存在するため、ノードAXからノードCYに至ることが可能な複数の経路を同様にして探索し、それらの経路のうちリンクコストが最少になる経路を最適経路として決定するものである。これは、例えば、ダイクストラ法と呼ばれる周知の手法によって行われる。
これに対して、交通機関の経路探索のための交通ネットワークデータ332A、332Bは以下のように構成されている。例えば、図8に示すように交通路線A、B、Cからなる場合、各交通路線A、B、Cに設けられた各駅(航空機の路線においては各空港)をノードとし、各ノード間を結ぶ区間を有向性のリンクで表し、ノードデータ(緯度・経度)、リンクデータ(リンク番号)をネットワークデータとしている。図8において、Nn(○印)、Nm(◎印)がノードを示し、Nm(◎印)は交通路線の乗り継ぎ点(乗換え駅等)を示し、各ノード間を結ぶ有向性のリンクを矢印線(実線、点線、2点鎖線)で示している。リンクは、交通路線の上り、下りそれぞれの方向を向いたリンクが存在するが、図8では図示を簡略化するため矢印の向きのリンクのみを図示している。
しかしながら、交通ネットワークは道路ネットワークと比べリンクコストが基本的に異なる。すなわち、道路ネットワークではリンクコストは固定的、静的なものであったが、交通ネットワークでは、図8に示すように交通路線を運行する列車や航空機(以下個々の列車や航空機等の各経路を交通手段と称する)が複数ある。交通手段毎にあるノードを出発する時刻と次のノードに到着する時刻とが定まっており(時刻表データ、運行データで規定される)、かつ、個々の経路が必ずしも隣接するノードにリンクしない場合がある。例えば、急行と各駅停車の列車のような場合である。このような場合には同じ交通路線上に異なる複数のリンクが存在することになり、またノード間の所要時間が交通手段により異なる場合もある。
図8に例示する交通ネットワークにおいては、交通路線Aの同じリンクに複数の交通手段(経路)Aa〜Ac・・・、交通路線Cに複数の交通手段(経路)Ca〜Cc・・・が存在することになる。従って、交通機関の運行ネットワークは、単純な道路ネットワークと異なり、ノード、リンク、リンクコストの各データは交通手段(個々の航空機や列車等の経路)の総数に比例したデータ量になる。
このような交通ネットワークデータを用いて、ある出発地からある目的地までの経路を探索するためには、出発地から目的地まで到達する際に使用(乗車)できる全ての交通手段を探索して探索条件に合致する交通手段を特定する必要がある。
例えば、図8において、出発地を交通路線AのノードAXとしてある特定の出発時刻を指定して、交通路線CのノードCYを目的地とする経路探索を行う場合、交通路線A上を運行する交通手段Aa〜Ac・・・のうち出発時刻以降の全ての交通手段を順次出発時の経路として選択する。そして交通路線Cへの乗り継ぎノードへの到着時刻に基づいて、交通路線C上を運行する各交通手段Ca〜Cc・・・のうち、乗り継ぎノードにおいて乗車可能な時刻以降の交通手段の全ての組み合わせを探索して各経路の所要時間や乗換え回数等を累計して案内することになる。
経路探索サーバ30A、30B等は、このようなネットワークデータを利用し、経路探索条件に従って出発地から目的地までの複数の候補経路を探索し、その結果を候補経路とする。経路探索条件に出発地の出発時刻が指定されている場合には目的地への到着時刻が、また、目的地への到着時刻が指定されている場合には、目的地に指定時刻に到着するための出発地の出発時刻が経路案内データに含まれる。
次に、本発明の実施例にかかる経路案内システムの動作手順を、図9、図10に示すフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、図9は、本発明の実施例にかかる経路案内システムの出発地S側の経路探索サーバ(例えば、図2、図3の経路探索サーバ30A)における動作を示すフローチャートである。図10は、本発明の実施例にかかる経路案内システムの経由エリア側の経路探索サーバ(例えば、図2、図3の経路探索サーバ30B等)における動作を示すフローチャートである。
(出発地側経路探索サーバの動作手順の説明)
第1の経路探索サーバ30Aは、ステップS101において、端末装置20から出発地、目的地等の経路探索条件を含む経路探索要求を受信する。第1の経路探索サーバ30Aは、受信した経路探索条件を処理要求記憶手段303Aに一時記憶する。次いで、ステップS102において、エリア判定手段304Aは、出発地Sから目的地Gに至るまでに経由するあるいは経由できる可能性のある所定数の経由エリアを判定し、そのエリアにサービスを提供する経路探索サーバ30B等を判定する。
ステップS102の処理において、経由可能なエリアがなければステップS113の処理に進み、通常の経路探索、経路案内を行う。ここでいう通常の経路探索、経路案内とは、出発地Sと目的地Gとが同一のエリア内(エリアAの範囲内)であれば、経路探索サーバ30AにおいてエリアA内の最適経路を探索して案内する処理であり、出発地Sと目的地Gとが異なるエリアに属する地点であれば、図12を参照して説明した経路探索、経路案内を実行することを指している。
ステップS102の処理において、経由可能なエリアがあればステップS103の処理において移動可能エリア判定手段311Aは、経由可能なエリアが移動可能なエリアであるかを判定する。移動可能なエリアがなければステップS113の処理に進み、通常の経路探索、経路案内を行う。移動可能なエリアがあれば、ステップS104の処理において、サーバ判定手段305Aは、経由可能エリアで移動可能なエリアについて、そのエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバ30B等を判定する。次いで、ステップS105の処理では、経由エリア、移動可能エリアの判定が終了したか否かを判定し、終了していなければステップS102の処理に戻り、他の経由可能なエリアの判定処理を繰り返す。エリア判定が終了していれば、ステップS106の候補接点抽出処理に進む。エリア判定の終了とは、前述したように、所定数あるいは、所定の距離範囲のエリア、経路探索サーバが判定された時である。経由可能なエリアの判定方法は先に説明した通りである。
ステップS106の処理では、候補接点抽出手段306Aが、エリアAと各経由可能なエリアとの間を繋ぐ候補接点(図5、Pa〜Pg参照)を抽出する。次いで経路探索手段307Aは、ステップS107で出発地Sと候補接点抽出手段306Aが抽出した各候補接点までの最適経路を探索して候補経路とし、候補接点の情報とを対応付けて候補経路の情報を経路記憶手段314Aに一時記憶する。なお、その際、出発地Sと目的地GとがともにエリアA内の地点である場合には、経路探索手段306Aは、出発地Sから目的地Gに至る最適経路を探索し、エリアA内の候補経路として経路記憶手段314Aに一時記憶する。
経路探索サーバ30Aは、候補経路の探索を終了すると、ステップS108で、サーバ判定手段305Aが判定した各経路探索サーバ30B等にそれぞれのエリア内の候補経路探索要求を送信する。この経路探索要求には、サーバ判定手段305Aによって特定された(判定された)経路探索サーバ30B等のサーバ情報、目的地、各エリアに至る候補接点の情報および各候補接点までの候補経路の情報(少なくとも所要時間(リンクコスト)の情報を含む)が送信される。
経路探索サーバ30Aは、経路探索サーバ30B等に経路探索要求を送信するとステップS109の処理に進み、経路探索を依頼した経路探索サーバ30B等からの経路探索結果の受信を待つ。経路探索サーバ30B等における処理手順は、図10のフローチャートを参照して後に説明する。経路探索サーバ30B等からそれぞれのエリア内の候補経路の情報を受信すると、ステップS110の処理において経路探索サーバ30Aの推奨経路決定手段313Aは、出発地Sからそれぞれの経由エリアを通って目的地Gに至る各候補経路(図5の候補経路RR1〜RR4参照)のトータルなリンクコスト(所要距離または所要時間)が最小である候補経路を推奨経路として決定する。
推奨経路決定手段313Aが推奨経路を決定する際、出発地Sと目的地GとがエリアA内であり、出発地Sから目的地GまでのエリアA内の候補経路が探索されている場合には、当該候補経路と経路探索サーバ30B等から受信した経由エリアを経由する候補経路RR1〜RR4等との比較も行われリンクコストが最小の候補経路が推奨経路として決定される。従って、出発地Sと目的地Gとが同一エリア内に属する場合であっても、一度経由エリアに出てから目的地Gに至る候補経路がリンクコスト最小である場合には、そのような候補経路が推奨経路として案内される(図3参照)。
ステップS110において推奨経路が決定されると、案内情報編集手段308Aは、第1のエリア、すなわち、経路探索サーバ30Aがサービスを提供するエリア内の推奨経路の経路案内情報を作成し、推奨経路が他の経由エリアを経由する経路であった場合には、ステップS112において、ステップS111で作成した経路案内情報と、当該経由するエリア内の経路を案内する経路案内情報と、を結合、編集して端末装置20に送信する。経路案内情報とは、先に説明したように、推奨経路を含む地図データの範囲、経路となる道路ネットワークや交通ネットワークのノード列、リンク列のデータ、右左折ノードや乗換えノードにおける経路案内データ(音声案内データやテキスト表示データ)、利用する交通路線や交通手段、ノード間の所要時間などのデータであり、または、端末装置20が経由エリアに移動した際に、そのエリアにサービスを提供する経路探索サーバに経路案内を要求するためのリンク情報を該当エリア内の推奨経路の情報として推奨経路のノード列、リンク列とリンクコストの情報に加えたものである。
(経由エリア側経路探索サーバの動作手順の説明)
一方、第1の経路探索サーバ30Aから経由エリア内の候補経路の探索を依頼された第2の経路探索サーバ30B等は、図10に示すフローチャートの手順に従って候補経路の探索を行う。すなわち、ステップS201において、第1の経路探索サーバ30Aから経路探索の要求を受信する。経路探索要求には、サーバ判定手段305Aによって特定された(判定された)経路探索サーバ30B等のサーバ情報、目的地、各エリアに至る候補接点の情報および各候補接点までの候補経路の情報(少なくとも所要時間(リンクコスト)の情報を含む)が含まれる。
以下、目的地GがエリアE内に属する地点である場合の経路探索サーバ30B(エリアB)の動作を具体例としてフローチャートの説明を行う。経路探索要求を受信すると、経路探索サーバBは、ステップS202で目的地GがエリアB内(自エリア内)の地点であるか否かを判定する。ここでは、目的地GはエリアEに属する地点であり、エリアBに属する地点ではないので、ステップS202の判定は「NO」になり、ステップS205の処理に進む。なお、目的地Gが自エリア内と判定されるのは経路探索サーバEにおける判定処理であり、これについては経路探索サーバEの動作として後述する。
ステップS205の処理で、移動可能エリア判定手段311Bは、経路探索サーバ30Aから受信した経由エリア、サーバ情報に基づいて、それらの経由エリアがエリアBから移動可能なエリアか否かが判定する。移動可能なエリアがなければ、エリアBは経由エリアとはなり得ないので処理を終了し、経路探索サーバ30Aにその旨を回答する。
移動可能なエリアが1つでも存在すれば、経路探索サーバ30Bは、ステップS206の処理で候補接点抽出手段306Bによって、そのエリアBとの間の候補接点を抽出する。候補接点が抽出されるとステップS207の処理において、前記抽出された候補接点の各々を仮目的地とし、経路探索サーバ30Aから受信したエリアBとの間の候補接点の情報に基づいて、その候補接点の各々を仮出発地とし、仮出発地から仮目的地に至る候補経路を探索する(図2参照)。
ステップS207の処理において探索されたエリアB内の各候補経路の情報は、ステップS208の処理において経路探索サーバ30Bから経由先の経路探索サーバ、ここでは、目的地Gが属するエリアEの経路探索サーバ30Eに送信され、エリアE内の候補経路の探索要求が行われる。
一方、経路探索サーバ30Eは、経路探索サーバ30Bから依頼された経路探索要求に対する処理において、エリアBとエリアEとの間を繋ぐ候補接点P21〜P23の各々から目的地Gに至る最適経路を探索して候補経路とする処理をする。この候補経路の情報と、経路探索サーバ30Bが探索したエリアB内の候補経路の情報とを、候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路の情報を、経路探索要求元の経路探索サーバ30Bに送信する。経路探索サーバ30Bは、経路探索サーバ30Eから得た候補経路の情報、候補接点の情報を経路探索サーバ30Aに送信して処理を終了する。
また、経路探索サーバ30Eは、経路探索サーバ30Bと同様に経路探索サーバ30AからエリアE内の候補経路の探索要求を受けるから、図10のステップ202の処理ステップにおいて、目的地Gが自エリア内であると判定し、ステップS203の処理ステップで経路探索サーバ30Aからの候補経路探索要求時に受信した候補接点(エリアAとエリアEとの間の候補接点)の情報に基づいて各候補接点から目的地Gまでの最適経路を探索し、ステップS204の処理ステップで経路探索サーバ30Aに候補経路の情報を送信して処理を終了する。このような経路探索サーバ30Eの動作は図12を参照して説明したと同様の動作である。
以上説明した処理は、各エリアにサービスを提供する経路探索サーバが連携して処理する例であるが、経路案内仲介サーバを介して同様の処理を行うこともできる。図11は、実施例2にかかる経路案内システム10において設けられる経路案内仲介サーバ60の構成を示すブロック図である。
図11に示す経路案内仲介サーバ60は、図3に示す経路案内システム10にネットワークを介して接続され、各経路探索サーバ30A、30B等から経路探索仲介要求を受け、経路探索、経路案内に必要な経路探索サーバを特定し、経路探索要求を仲介し、経路探索の結果を経路探索仲介要求元に提供する。ここでは、図2、図3等を参照して説明した第1の経路探索サーバ30Aと第2の経路探索サーバ30B等との間の処理を、経路案内仲介サーバ60を介して実行する場合を例にとり、経路案内仲介サーバ60の動作を説明する。
図11に示すように、経路案内仲介サーバ60は、制御手段61、通信手段62、処理要求記憶手段63、サーバ判定手段64、候補接点抽出手段65、エリア判定手段66、ユーザ情報記憶手段67、経路記憶手段68、移動可能エリア判定手段69などを備えて構成される。制御手段61は、図示しないマイクロプロセッサ、ROM、RAMを備え、各部の動作を制御する。通信手段62は、ネットワークを介して第1の経路探索サーバ30Aや第2の経路探索サーバ30B等と情報を送受信するためのインターフェースである。
以下の説明においては、端末装置20がエリアA内の地点を出発地Sとし、エリアE内の地点を目的地Gとする経路探索条件を設定して出発地S側の経路探索サーバ30Aに経由エリアを考慮した経路探索を依頼し、経路探索サーバ30Aが経路案内仲介サーバ60に経路探索、経路案内の仲介要求をする場合を例に説明する。
初めに、端末装置20が出発地と目的地、更には移動手段などの経路探索条件を指定して、第1の経路探索サーバ30Aに経路探索要求を送信する。経路探索サーバ30Aは、端末装置20から経路探索要求を受信すると、出発地S、目的地Gの地点情報、移動手段等の経路探索条件を処理要求記憶手段303Aに一時記憶する。そして、経路探索サーバ30Aは、端末装置20の情報、ユーザ情報とともに出発地S、目的地Gの地点情報、移動手段等の経路探索条件の情報を含む候補経路の探索要求を経路案内仲介サーバ60に送信する。また、経路探索サーバ30Aは、出発地Sと目的地Gの属するエリアが自エリア内か否かを判定する。自エリア内である場合は出発地Sから目的地Gまでの最適経路(エリアA内の経路)を探索して候補経路(以下、候補経路RRAということとする)を探索し、経路記憶手段314Aに一時記憶しておく(図3参照)。
経路案内仲介サーバ60は、経路探索サーバ30Aから候補経路の探索要求を受信すると、要求元の経路探索サーバ30A、端末情報、ユーザ情報および出発地S、目的地Gの地点情報、移動手段等の経路探索条件をユーザ情報記憶手段67に一時記憶する。次いで、エリア判定手段66は、出発地Sから目的地Gまでの経由可能なエリアを判定し、サーバ判定手段64は、それらのエリアにサービスを提供する経路探索サーバを判定する。その際、種々の事情により移動可能でないエリアがあれば、そのエリアおよび経路探索サーバは経由エリアとサーバから除外する。経由可能なエリアおよび経路探索サーバの情報は、処理要求記憶手段63に一時記憶される。
ここでは、実施例1で説明したと同様にエリアB〜Eが経由可能なエリアとして判定されたものとして説明を進める。なお、経由可能なエリアを判定する方法は、実施例1について説明したと同様の方法である。次いで、候補接点抽出手段65はエリアAとそれぞれの経由エリアとの間を繋ぐ候補接点を抽出する。経路案内仲介サーバ60は先ず、経路探索サーバ30Aにこれらの候補接点の情報を送信し、エリアA内の出発地Sから各候補接点までの最適経路を探索させ、探索した最適経路を候補経路としてその候補経路の情報を取得し、経路記憶手段68に一時記憶する。
経路探索サーバ30AからエリアA内の各候補経路の情報を取得すると、経路案内仲介サーバ60は、処理要求記憶手段63に記憶された出発地S、目的地G、経由エリアおよび経路探索サーバのサーバ情報、候補接点および候補経路の情報を読出して、エリアB〜エリアEの経路探索サーバ30B〜30Eに送信して候補経路の探索を依頼する。
経路案内仲介サーバ60から候補経路の探索依頼を受けた各経路探索サーバ30B等の動作は実施例1で説明したと同様の動作である。各経路探索サーバ30B等が探索したそれぞれのエリア内の候補経路の情報は経路案内仲介サーバ60に送信され、経路記憶手段68に一時記憶される。経路案内仲介サーバ60は、経路記憶手段68に記憶された各エリア内の候補経路の情報を、それぞれの候補接点の情報に基づいて結合し、出発地Sから目的地Gまでのトータルの候補経路の情報に編集して経路探索サーバ30Aに送信する。
経路案内仲介サーバ60を介して、各エリア内の候補経路の情報を取得した経路探索サーバ30Aは、それらの候補経路のコスト比較を行い、コストが最小となる推奨経路を決定する。決定された推奨経路の情報は端末装置20に送信され、端末装置20は経路探索サーバ30Aから取得した推奨経路の情報に基づいて、出発地Sから目的地Gまでの推奨経路について、各エリア内において該当するエリアの地図情報を取得して地図を表示し、推奨経路を地図上に表示しながら、経路案内を受けることができる。
以上、詳細に説明したように、本発明にかかる経路案内システムによれば、出発地から目的地までの一連の経路探索、経路案内サービスをシステムからシステムに円滑に受け渡し、出発地から目的地まで、途中に経由する可能性のあるエリアを特定し、特定された経由エリアを通過する経路が最適な経路である場合に当該最適経路を案内することができるようになる。
10 経路案内システム
20 端末装置
30A 経路探索サーバ
32A 地図データベース
33A 経路探索用ネットワークデータベース
34A POI情報データベース
301A 制御手段
302A 通信手段
303A 処理要求記憶手段
304A エリア判定手段
305A サーバ判定手段
306A 候補接点抽出手段
307A 経路探索手段
308A 案内情報編集手段
311A 移動可能エリア判定手段
312A 候補経路結合手段
313A 推奨経路決定手段
314A 経路記憶手段
331A 道路ネットワークデータ
332A 交通ネットワークデータ
201 制御手段
202 通信手段
203 GPS受信手段
204 探索要求手段
205 推奨経路データ記憶手段
206 表示手段
207 操作入力手段
208 POI検索手段
209 経路案内要求手段

Claims (30)

  1. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおいて、
    各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記第1の経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記第1の経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記第1の経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記第1の経路探索サーバに送信し、
    前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記第2の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする経路案内システム。
  2. 前記第1の経路探索サーバは、前記第2の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記第1または前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の経路案内システム。
  3. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第1項または請求の範囲第2項に記載の経路案内システム。
  4. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の経路案内システム。
  5. 前記第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の経路案内システム。
  6. 前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の経路案内システム。
  7. 前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の経路案内システム。
  8. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムを構成する各エリアの経路探索サーバにおいて、
    前記経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、前記経路探索サーバがサービスを提供する第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記他の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して、更に他のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した、前記更に他のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路探索サーバに送信し、
    前記経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの自エリア内の候補経路を探索し、前記他の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と自エリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする経路探索サーバ。
  9. 前記経路探索サーバは、前記他の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記自エリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記他の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記経路探索サーバまたは前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の経路探索サーバ。
  10. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第8項または請求の範囲第9項に記載の経路探索サーバ。
  11. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第9項に記載の経路探索サーバ。
  12. 前記経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の経路探索サーバ。
  13. 前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の経路探索サーバ。
  14. 前記経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の経路探索サーバ。
  15. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおける経路案内方法において、
    各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記第1の経路探索サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記第1の経路探索サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記第1の経路探索サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記第3の経路探索サーバから受信した候補経路と、前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記第1の経路探索サーバに送信し、
    前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記第2の経路探索サーバの各々から受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする経路案内方法。
  16. 前記第1の経路探索サーバは、前記第2の経路探索サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記第1または前記第3の経路探索サーバに送信することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の経路案内方法。
  17. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第15項または請求の範囲第16項に記載の経路案内方法。
  18. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第16項に記載の経路案内方法。
  19. 前記第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする請求の範囲第16項に記載の経路案内方法。
  20. 前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の経路案内方法。
  21. 前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の経路案内方法。
  22. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムにおいて、
    各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
    前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信し、
    前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする経路案内システム。
  23. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内システムを構成する経路案内仲介サーバにおいて、
    各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
    第2の経路探索サーバは、経路案内仲介サーバからの候補経路の探索依頼に基づいて、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信する経路探索サーバであり、
    前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供する経路探索サーバであって、
    前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼することを特徴とする経路案内仲介サーバ。
  24. 前記第1の経路探索サーバは、前記経路案内仲介サーバに候補経路の探索を要求する際、前記第1のエリア内の前記候補接点までの候補経路の情報を候補接点と対応付けて送信し、前記第2の経路探索サーバは、前記候補経路の探索において得られた自エリア内の候補経路を前記候補接点の情報に基づいて結合し、結合された候補経路のリンクコストが最小の候補経路のみを採用し、リンクコストが最小の前記結合された候補経路の情報のみを前記経路案内仲介サーバに送信することを特徴とする請求の範囲第23項に記載の経路案内仲介サーバ。
  25. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由している場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第23項または請求の範囲第24項に記載の経路案内仲介サーバ。
  26. 前記各エリアをサービス提供エリアとする各経路探索サーバは、他の経路探索サーバから自エリア内を経由する候補経路の探索を依頼された際に、自エリアまでの間に所定数のエリアを経由しており、出発地からのリンクコストが所定の値以上である場合、自エリア内の候補経路の探索結果を、前記目的地が属するエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバにのみ送信することを特徴とする請求の範囲第24項に記載の経路案内仲介サーバ。
  27. 前記経路案内仲介サーバは、前記出発地と目的地を結ぶ仮直線経路を設定し、該仮直線経路から所定の距離以内に含まれるエリアを経由可能性があるエリアとして判定することを特徴とする請求の範囲第23項に記載の経路案内仲介サーバ。
  28. 前記経由可能性があるエリアは、出発地が属するエリアから移動可能なエリアであって、且つ、予め設定した条件に合致する所定数のエリアであることを特徴とする請求の範囲第27項に記載の経路案内仲介サーバ。
  29. 前記第1の経路探索サーバは、出発地と目的地とが前記第1のエリア内である場合、前記出発地から目的地までの最適経路を探索し、候補経路とすることを特徴とする請求の範囲第23項に記載の経路案内仲介サーバ。
  30. 複数のサービス提供エリアからなり、所定のエリアをサービス提供エリアとする経路探索サーバが経路案内仲介サーバを介して互いに連携して端末装置が設定した出発地から目的地に至る最適経路を探索して案内する経路案内方法において、
    各経路探索サーバは、自エリアと他の各々のエリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、経路探索のための自エリア内のネットワークデータおよび地図データと、経路探索手段とを有し、
    端末装置から出発地と目的地とを設定した経路探索要求を受信した第1のエリアをサービス提供エリアとする第1の経路探索サーバは、前記出発地と目的地の情報とともに前記案内仲介サーバに候補経路の探索仲介を依頼し、
    前記経路案内仲介サーバは、出発地から目的地に至る経路が経由する可能性がある所定数の経由エリアを判定し、判定された経由エリアをサービス提供エリアとする他の第2の経路探索サーバに、経由エリア情報および各経由エリアの経路探索サーバ情報と、第1のエリアと各経由エリアとの間を繋ぐ候補接点の情報と、目的地の地点情報と、を含む経路探索要求を送信して該当するエリア内の候補経路の探索を依頼し、
    前記第2の経路探索サーバは、目的地が自エリア内か否かを判別し、目的地が自エリア内である場合は、前記経路案内仲介サーバから受信した該当する各候補接点から目的地までの候補経路を探索し、探索された候補経路の情報を前記経路案内仲介サーバに送信し、目的地が自エリアでない場合には、前記第1のエリアと自エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮出発地とし、自エリアと前記経路案内仲介サーバから受信した各経由エリアとの間を繋ぐ各候補接点を仮目的地とし、各仮出発地から各仮目的地までの候補経路を探索し、前記各経由エリアをサービス提供エリアとする第3の経路探索サーバに、各経由エリアおよび経路探索サーバ情報と候補接点の情報と目的地の地点情報とを送信して第3のエリア内の候補経路の探索を依頼し、前記第3の経路探索サーバから受信した第3のエリア内の候補経路と前記自エリア内の候補経路とを候補接点の情報に基づいて結合して前記経路案内仲介サーバに送信し、
    前記第1の経路探索サーバは、前記出発地から前記各々の候補接点までの第1エリア内の候補経路を探索し、候補接点の情報に基づいて、前記経路案内仲介サーバから受信した候補経路と第1のエリア内の候補経路を結合して出発地から目的地までの候補経路とし、出発地から目的地までのリンクコストが最小である候補経路を推奨経路として決定し、前記端末装置に提供することを特徴とする経路案内方法。
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