JP4451462B2 - 施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、施錠による防犯機能が必要な地下構造物用鉄蓋(電線共同溝用蓋体等)の施錠装置に関する。
従来この種の施錠装置は、ひとつの細長い開口を形成する枠に複数枚の蓋を列状に嵌め込んで開口を閉じ、各蓋毎に二箇所、つまり蓋それぞれに二箇所の錠部を設けて施錠するようにしている。錠部は防犯対策のために、近年は、防犯性の高いシリンダ錠を採用する傾向にある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−200394号公報
従来の共同溝用蓋体では、その錠部は、各蓋体に二個必要であるから、高価な錠部を使用すると装置のコストが高くなる。また、錠部の数が多くなると、メンテナンス費用も増加するという課題がある。
本発明は上記課題に鑑み、シリンダ錠を用いる場合に比べてコストを抑えられ、且つメンテナンス費用も抑えられる施錠装置の提供を課題とする。
開口を形成する受枠部に載置される蓋体の裏側に設けられ、支軸回りに回動自在なフック部が設けられ、該フック部の回動を支軸回りの一方向で規制してフック部が受枠部に下方から当接し得る施錠姿勢に保持するストッパを有し、該フック部は、蓋体を受枠部に上方から載置する際に受枠部に上方から当接することで支軸回りに他方向に回動し、且つ受枠部に蓋体を載置した状態では受枠部から外れてその自重により支軸回りに一方向に回動して施錠姿勢となるものであり、蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際に、フック部を支軸回りに他方向へ回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とするための操作部が設けられ、蓋体を受枠部に載置する際のフック部の回動範囲は、支軸の上下の径方向から支軸回りの他方側に至らないよう規制されるよう構成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、蓋体を受枠部に上方から載置する際にフック部が受枠部に当接することで他方向に支軸回りに回動し、受枠部に蓋体を載置した状態では受枠部から外れてその自重により支軸回りに回動して、フック部が受枠部に下方から当接し得る施錠姿勢となり、蓋体を受枠部から持上げて取外すことができなくなる。
蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際には、操作部を、フック部を支軸回りに他方向へ回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とすることにより、蓋体を持上げることで受枠部から取外すことができる。
上記構成によれば、蓋体を受枠部に載置する際に、フック部が必要以上に回転して解除姿勢になることが防止される。
本発明の施錠装置では、操作部の回動操作によってフック部の解除姿勢を保持する保持手段が設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、蓋体を取外す際に、保持手段によってフック部の解除姿勢が保持されているから、蓋体を持上げるという作業だけで、蓋体を取外すことができるから、蓋体の取外し作業が楽になる。
本発明の施錠装置は、保持手段として、フック部の回動を支軸回りの他方向で規制してフック部が受枠部の下方から回避した解除姿勢を保持するストッパが支軸の上下の径方向から支軸回りの他方側に設けられ、該ストッパの位置とフック部の自重による支軸回りの回転力とが、蓋体を受枠部から持上げる際に、操作部の回転操作によるフック部の解除姿勢を保持するよう関係付けられた構成とされていることを特徴としている。
上記構成によれば、ストッパ、バランサ、フック部の関係付けにより、施錠装置におけるバランスの取り方が容易になる。
本発明の施錠装置は、支軸から径方向へ突出する方向に設けられたバランサ機能を有する突起をフック部とは別に有して、該突起は、フック部に対して支軸の周方向に離間して配置されており、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、受枠部の下面に当接するものであり、該当接によりフック部が支軸回りの一方向に回動する構成であることを特徴としている。
上記構成によれば、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、フック部とは別で支軸から径方向へ突出する方向に設けられた突起が受枠部の下面に当接し、フック部が支軸回りの一方向に回動するようになる。
本発明の施錠装置は、開口を形成するよう設けられるとともに開口の内方に向けて突出する受枠部に、蓋体を載置した際に受枠部を用いて施錠する施錠装置であって、支軸回りに回動自在で支軸の径方向に突出するフック部が蓋体の裏面側に設けられるとともに、フック部の回動範囲を規制するストッパが設けられ、フック部は付勢手段によって支軸回りの一方向に付勢力を付与されており、該フック部は、蓋体を受枠部に上方から載置する際に受枠部に当接することで付勢力に抗してストッパの規制が解除される他方向に支軸回りに回動するものであり、且つ受枠部に蓋体を載置した状態では付勢力によって一方向に回動しストッパで回動を規制されて受枠部に下方から係止し得るものであり、蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際に、前記付勢力に抗してフック部を支軸回りに他方向に回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とするための操作部が設けられ、操作部は支軸の延長上に設けられた杆体であることを特徴としている。
上記構成によれば、蓋体を受枠部に上方から載置する際に、フック部は受枠部に当接することで付勢力に抗してストッパの規制が解除される他方向に支軸回りに回動するから、フック部は受枠部を回避して蓋体を受枠部に載置可能となり、受枠部に蓋体を載置した状態では、付勢力によってフック部は一方向に回動しストッパで回動を規制され、蓋体を上方に移動させるように受枠部から取外そうとしても、フック部が受枠部に下方から係止するようになるから、蓋体を取外すことができない。
蓋体を受枠部から取外そうとする場合は、フック部に対する付勢力に抗してフック部を支軸回りに一方向に回動操作するよう操作部を操作してフック部を受枠部から回避させると、フック部の受枠部への係止が解除されて、蓋体を受枠部から取外すのに邪魔するものがなくなるから、蓋体を受枠部から取外すことが可能になる。このように、簡単な構成で蓋体に施錠が可能になるから、施錠装置としてシリンダ錠を用いる場合に比べてコストを抑えられ、且つメンテナンス費用も抑えられる。なお、この構成の場合、フック部を支軸回りに一方向に回動操作する方向に付勢力を付与するものとして、バネ等の弾性体が考えられる。
本発明の施錠装置は、操作部の回動操作によってフック部の解除姿勢を保持する保持手段が設けられていることを特徴としている。
このような保持手段を設けることにより、蓋体の取外しを容易に行うことが可能となる。
本発明の施錠装置は、開口を形成する受枠部に載置される蓋体の裏側に設けられ、支軸回りに回動自在なフック部が設けられ、該フック部の回動を支軸回りの一方向で規制してフック部が受枠部に下方から当接し得る施錠姿勢に保持するストッパを有し、該フック部は、蓋体を受枠部に上方から載置する際に受枠部に上方から当接することで支軸回りに他方向に回動し、且つ受枠部に蓋体を載置した状態では受枠部から外れてその自重により支軸回りに一方向に回動して施錠姿勢となるものであり、蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際に、フック部を支軸回りに他方向へ回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とするための操作部が設けられ、操作部は支軸の延長上に設けられた杆体であることを特徴としている。
上記構成によれば、杆体を操作して容易にフック部を解除姿勢とすることが可能となる。
杆体は支軸の延長上に一体に設けられていることによれば、簡単な構成で、支軸を回動することが可能となる。
本発明の施錠装置は、支軸から径方向へ突出する方向に設けられた突起をフック部とは別に有して、該突起は、フック部に対して支軸の周方向に離間して配置されており、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、受枠部の下面に当接するものであり、該当接によりフック部が支軸回りの一方向に回動する構成であることを特徴としている。
上記構成によれば、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、フック部とは別で支軸から径方向へ突出する方向に設けられた突起が受枠部の下面に当接し、フック部が支軸回りの一方向に回動するようになる。
本発明の施錠装置は、操作部の操作によってフック部を支軸回りに他方向に回動操作した際に、突起が受枠部に下方から当接可能な位置となる状態にフック部を弾性的に保持する弾性保持手段が設けられ、該弾性保持手段は、突起が受枠部に下方から当接することでその弾性が解除されて付勢手段によってフック部が解除姿勢となる方向へ支軸回りに回動させる構成とされていることを特徴としている。
上記構成において、操作部を操作してフック部を支軸回りに他方向に回動操作すると、突起が受枠部に下方から当接可能な位置となって、しかもこの状態が弾性保持手段によって弾性的に保持され、突起が受枠部に下方から当接することで弾性保持手段の弾性が解除されて、付勢手段によってフック部が解除姿勢となる方向へ支軸回りに回動する。
上記のような施錠装置は、共同電線溝、あるいは通信線、上下水道、ガス管等の地下埋設物用構造物の蓋体に用いることが可能である。また、上記のような施錠装置を有する蓋体は、他の蓋体と組合わされて使用されることが好ましく、他の蓋体の施錠装置として、シリンダ錠等を用いた蓋体が考えられる。このような蓋体との組合わせにより、全体として低コストの蓋体群となり、あるいは低コストの蓋体群付きの構造物となる。
本発明の施錠装置によれば、蓋体を受枠部に上方から載置する際にフック部が受枠部に当接することで他方向に支軸回りに回動し、受枠部に蓋体を載置した状態では受枠部から外れてその自重により支軸回りに回動して、フック部が受枠部に下方から当接し得る施錠姿勢となり、蓋体を受枠部から持上げて取外すことができなくなから、簡単な構成で施錠装置を構成することができ、したがって、高価なシリンダ錠を用いることなく、メンテナンス費用の増加を抑えることが可能になる。
以下、本発明の実施形態に係る蓋体の施錠装置を、共同電線溝(以下、「共同溝」という)の施錠装置を例に、図面に基づいて説明する。図1は共同溝を蓋体で覆った状態の蓋体の使用状態平面図、図2はその一部拡大平面図、図3は蓋体を受枠部材に載置する途中を示す要部拡大断面図、図4はフック体の施錠姿勢を示す拡大断面図、図5はフック体を解除姿勢として蓋体を取外す途中を示す断面図、図6は蓋体が受枠部材から外れた状態の断面図、図7は施錠装置の構造を示す説明図である。
これらの図に示すように、共同溝1の側壁2を用いて長方形の開口を形成するよう受枠部3が設けられており、受枠部3は複数の受枠部材4の組合わせからなっている。
各受枠部材4は、下側の取付け板部5と、取付け板部5から一体に立設される縦壁部6とを有し、縦壁部6の高さ方向途中で受枠部材4の対向側で横方向(水平方向内方)に突出するフレーム状の係止条部(蓋掛かり)7が一体に形成されている。係止条部7は縦断面が矩形に形成されている。縦壁部6において、係止条部7より上の部分6aと後述の上フレーム部21の高さが等しく設定されている。
共同溝1は、大きさの異なる複数枚・複数種の蓋体10,11,12によって覆われる。施錠装置15は、複数種の蓋体10,11,12のうち特定のものに設けられる。この実施形態では、施錠装置15を設けた蓋体10と、施錠装置として従来から用いられているシリンダ錠16を用いた蓋体11とがあり、これらを組合わせ、また異なる面積や、異なる材質の蓋体10,11,12の組合わせによって共同溝1を隙間なく覆っている。
蓋体10,11の本体部17は、例えばダクタイル鋳鉄から一体に製造されるもので、蓋体12の本体部19は例えば鉄筋コンクリート製である。例えば図1において、D1−D2の領域では、共同溝1は三種類の蓋体10,11,12で覆われており、シリンダ錠16を用いた蓋体11は一体、施錠装置15を設けた蓋体10,12は三体であり、そのうち蓋体12が一体で、蓋体10が二体である。これら蓋体10,11,12の使用方法は、蓋体10,12を蓋体11の装着用スペースを残して受枠部3に装着した後、蓋体11をその装着用スペースに装着し、シリンダ錠16を施錠するようにする。なお、シリンダ錠16を施錠・解錠する構成の蓋体11については従来のものと変更ないので、その説明の詳細を省略する。
また、蓋体10,11,12を受枠部3から取外すには、先ず蓋体11のシリンダ錠16を解錠して蓋体11を受枠部3から取外し、蓋体11を取外した部分から作業者が共同溝1に入って、蓋体10,12の施錠装置15を解錠することで蓋体10,12を受枠部3から取外すようにする。
次に、施錠装置15を設けた蓋体10,12の構成を詳述する。施錠装置15の構成は、蓋体10,12のサイズ等で異なるだけで、基本的構成は同一なので、図1のD1−D2領域の蓋体10を代表して説明する。
図1および図2に示すように、蓋体10は本体部17と施錠装置15とを有する。蓋体10の本体部17は、平面視して一方に長い長方形の平板状に形成されており、図4〜図6に示すように、その表面(上面)18に格子状の補強リブ20が形成されている。本体部17の周囲四辺の表面に、斜め上方に傾斜する上フレーム部21が形成されている。
本体部17の裏面22の周囲四辺に、下方に垂下して受枠部材4の係止条部7の上面7bに載置される下フレーム部23が形成されている。本体部17の短手方向A中心で、且つ長手方向B外方の両側が低くなる段部25が形成されて、段部25の中心に平面視矩形の開口26が形成されている。段部25の裏面に本体部17とは別体の平板27が開口26を塞ぐよう固定されている。
次に、施錠装置15の構成を説明する。施錠装置15は、蓋体10の裏側の長手方向B両側に設けられており、本体部17の前記開口26部に設けられている。施錠装置15は開口26を塞ぐよう本体部17に固着される前記平板27(取付けプレート)を有し、この平板27の下面(裏面)に施錠部31が設けられたものである。施錠部31は、平板27の下面から下方に一体に垂下される短手方向Aに一対で平板状の脚部32,32を有する。脚部32,32それぞれは側面視してわずかに下方が狭幅の矩形に形成されている。脚部32,32それぞれの上下方向途中で長手方向B外側寄りに、貫通孔33,33が形成されている。これら貫通孔33,33それぞれにカラー34,34を介して杆状の支軸35,35が回転自在に挿通されている。
図7(a),(b)に示すように、支軸35,35はそれぞれ別体で、その軸方向端面35a,35aどうしは離間しており、支軸35,35における脚部32,32の対向側には、それぞれ平座金36,36、六角底ナット37,37が取付けられている。
支軸35,35における脚部32,32の対向側にフック体40が両持ちの形態で支持されている。換言すれば、支軸35,35における脚部32,32の対向側がフック体40の両側からそれぞれ螺合して一体化されている。すなわち、支軸35,35の回動(回転)に伴ってフック体40も支軸35,35回りに回動することになる構成である。支軸35,35それぞれの延長上(脚部32,32から離れる側)の端部には湾曲した湾曲部41,41がそれぞれ形成されている。この湾曲部41,41それぞれは、長手方向B外側に向けて傾斜しており、フック体40の回動操作部として用いられる。
フック体40は、ストッパ43の位置とで関係付けられる重量バランスによって、施錠姿勢Xと解除姿勢Yとに切替え可能な構成となっている。ストッパ43は脚部32,32の対向側面44,44間で、対向側面44,44間の下寄り位置に亙るようにその両端が支持固定されている。
ストッパ43の断面形状は「くの字形状」をした一体物として形成されている。その長手方向B外側の上下位置に、それぞれストッパ面45,46が形成されている。これらストッパ面45,46はそれぞれ上下方向に沿う平坦面である。なお、この実施形態では、下側のストッパ面45,46が上側のストッパ面45,46に比べてわずかに前方(長手方向B外側)に突出している。
上側のストッパ面45は、フック体40のフック部48が上側のストッパ面45に当接するまで突起(以下「バランサ」という)50の付勢に抗して他方向へ回動させると、支軸35,35の上下方向の径方向Dを越えて他方向側に至らすことを許容する位置に設定されている。下側のストッパ面46は、バランサ50を、支軸35,35の上下方向の径方向Dを越えて一方向側に至らせることを許容する位置に設定されている。
フック部48が上側のストッパ面45に当接するまで、バランサ50の付勢に抗して他方向へ回動させると、フック部48による支軸35,35回りの他方向への回転力(モーメント)が、バランサ50の付勢による支軸35,35回りの一方向への回転力に比べて大きくなるように設定されている。
ストッパ43は一体物として形成しなくてもよく、フック体40を施錠姿勢Xまたは解除姿勢Yに重量バランスによって保持できれば、別体としてそれぞれにストッパ面45,46を形成するようにしてもよい。
フック体40は筒状の胴体47と、フック部48と、バランサ50とを備える。胴体47が前記支軸35,35によって支持されており、フック部48と、バランサ50とはそれぞれ胴体47の周方向途中から支軸35,35の径方向外側に向けて突出するよう胴体47に一体に形成されている。フック部48と、バランサ50とは共に板状に形成されている。バランサ50は、フック部48を支軸35,35(軸心)回り一方向に付勢する機能を有している。
この実施形態では、フック部48は胴体47の長さ方向全域に亙って形成されている。バランサ50は胴体47の長さ方向中心寄りに形成されるとともに、フック部48に比べて短く形成されている。
フック部48とバランサ50とは周方向に所定角度θだけ位置ずれして配置されている。この所定角度θと、ストッパ面45,46の位置との組合わせによってフック部48は、バランスによって施錠姿勢Xと解除姿勢Yとを保持できるようになっている。
なお、図3(a)に示すように、蓋体10を係止条部7に上方から載置する前の状態では、バランサ50によってフック部48は支軸35,35回りに一方向に回動して下側のストッパ面46にバランサ50の先端隅部(角部)50aが当接している。このフック体40(フック部48)の姿勢を基準姿勢とすると、施錠姿勢Xはこの基準姿勢と同一の姿勢となる。また、解除姿勢Yとは、フック部48が上側のストッパ面45に当接するまで支軸35,35回り他方向に回動した状態をいう。
図4に示すように、フック部48の回動中心からフック部48の先端48bまでの長さL1と、フック部48の回動中心から前記係止条部(蓋掛かり)7の内方面7cまでの距離L2との関係として、蓋体10を係止条部7に上方から載置する際に、支軸35,35の上下方向の径方向から支軸35,35回り他方向に回動する際、支軸35,35における上下に沿う径方向から支軸35,35回り他方側に至らないよう設定されている。
フック部48もバランサ50も、ともに所定の厚みt1,t2を有している。フック部48とバランサ50は側面視して二股状になっており、前記所定角度θとして、フック部48とバランサ50の周方向対向面51,52間の周方向距離が係止条部7の厚みt3に比べてわずかに大きくなるよう設定されている。この構成により、蓋体10を係止条部7に上方から載置する際も、蓋体10を係止条部7から取外すべく上方に持上げる際も、フック体40のフック部48とバランサ50とが、係止条部7を跨ぐ構成となっている。その際、フック部48とバランサ50の対向面51,52間の周方向距離が係止条部7の厚みt3に比べてわずかに大きくなるよう設定されていることで、余裕をもって跨ぐことができる。
また、蓋体10を係止条部7に上方から載置し終えた状態では、フック体40は施錠姿勢Xとなるが、この状態で、係止条部7と、フック体40との間には、フック部48を他方向に回動させるだけのスペースSが確保されている。換言すれば、係止条部7の下面7a(平坦面である)とフック体40の間に該スペースSが確保されている。なおフック部48の一方側隅辺48cは長さ方向全域に亙って円弧状に形成されている。
上記構成において、蓋体10を係止条部7に設置する際の動作を、フック体40の動作を中心に説明する。蓋体10を係止条部7に設置する前には、湾曲部41を支軸35,35回りに回動させてフック体40のバランサ50が下側のストッパ面46に当接した施錠姿勢X(基準姿勢)としておく。この姿勢では、フック部48の上面48a(平坦面である)は、略水平となっている。
開口に蓋体10を上下方向で位置合わせして蓋体10を下降させると、フック部48が係止条部7の上面7b(平坦面である)に当る。さらに蓋体10を下降させると、フック部48は係止条部7に押圧されて係止条部7を回避するよう支軸35,35回りの他方向へ回動する。このときフック部48は係止条部7の上面7bから内方面7c(上下方向の平坦面である)に当接し続ける。しかしながら、フック部48の径方向長さL1と、フック部48の回動中心から係止条部7までの距離L2との関係として、蓋体10を係止条部7に上方から載置する際に、支軸35,35の上下方向の径方向から支軸35,35回り他方向に回動する際、支軸35,35における上下に沿う径方向から支軸35,35回り他方側に至らないよう設定されているから、フック体40のフック部48が上側のストッパ面45に当接することはない。すなわち、蓋体10の下降途中でフック体40が解除姿勢Yとなることはないようバランサ50によって支軸35,35回りの一方向に付勢されて、バランスがとられている。
また、フック部48が係止条部7の上面7bに当ってフック体40が支軸35,35回り他方向に回動を開始すれば、バランサ50も同方向へ回動を開始するが、フック部48とバランサ50は二股状になっており、所定角度θとして、フック部48とバランサ50の対向面51,52間の周方向距離が係止条部7の厚みt3に比べてわずかに大きくなるよう設定されているから、フック体40のフック部48とバランサ50とが、係止条部7を跨ぐようになって、蓋体10の下降に支障をきたすことはない。
さらに蓋体10を下降させると、フック部48が係止条部7から外れる。そうすると、バランサ50の重みにより、フック体40全体が再び支軸35,35回りに一方向に回動して、フック部48の上面48aが略水平となって、且つバランサ50が下側のストッパ面46に当接した施錠姿勢X(基準姿勢でもある)に復帰する。また、蓋体10を係止条部7に載置した際には、蓋体10の下フレーム部23の下面23aが係止条部7bに当接した状態である。
この時点では、フック部48の上面48aと係止条部7の下面7aとの間には所定の距離が保持されるようになっている。この所定の距離は、フック体40を、次に解除姿勢Yとする際に必要なスペースSに対応する長さとなっている。
上記のようにして施錠装置15を設けた蓋体10,12を設置して、シリンダ錠16を用いた蓋体11を設置してシリンダ錠16をロックすれば、開口を塞ぐことができる。
次にメンテナンス等の作業のために受枠部3の開口を開ける場合、先ず、シリンダ錠16を用いた蓋体11のシリンダ錠16を解除して、蓋体11を取外し、続いて、蓋体10(12)の取外しとなる。蓋体10の取外し作業について、フック体40の動きを中心に説明する。
この場合、図5(b)フック部48を解除姿勢Yとする必要がある。すなわち、湾曲部41,41を例えば作業者が手で把持して支軸35,35回りにフック体40のフック部48が上側のストッパ面45に当接するまで、バランサ50の付勢に抗して他方向へ回動させる。
上側のストッパ面45は、フック体40のフック部48が上側のストッパ面45に当接するまでバランサ50の付勢に抗して他方向へ回動させると、フック部48による支軸35,35回りの他方向への回転力(モーメント)が、バランサ50の付勢による支軸35,35回りの一方向への回転力に比べて大きくなるから、フック体40はそのフック部48が上側のストッパ面45に当接した姿勢、すなわち解除姿勢Yが保持されることになる。
この状態から蓋体10をさらに上方へ持上げると、バランサ50の別の先端隅部(角部)50bが係止条部7の下面7aに当接し、さらに蓋体10を上方に持上げると、バランサ50が係止条部7の下面7aによって押圧されて、フック体40が一方向への回動力を受けることになる。そして、フック部48はバランサ50によって付勢されているから、少なくとも、フック部48が支軸35,35の上下方向の径方向Dを越えて一方向側に至ると、今度はバランサ50の付勢によってフック体40全体が一方向側に回動する。このとき、フック部48(その円弧状に形成されているフック部48の一方側隅辺)が、係止
条部7の内方面7cに当接する。
さらに蓋体10を持上げると、フック部48はバランサ50によって一方向への付勢力を受けているから、フック体40のフック部48とバランサ50が係止条部7(その内方面7c)を跨ぐようにして一方向へ回動することになる。さらに蓋体10を持上げると、フック部48が係止条部7から外れ、そうすると、バランサ50が下側のストッパ面46に当ってフック体40が基準姿勢に復帰することになる。以上のような動作によって、蓋体10を係止条部7から上方に、容易に取外すことができる。そして、蓋体10を係止条部7から上方に取外す際は、フック体40は重量バランスによって解除姿勢Yを保持しているから、作業者が解除姿勢Yを強制的に保持することなく蓋体10を取外すことが可能となり、その作業が容易となる。
なお、フック体40を施錠姿勢Xに付勢するために、上記実施形態ではバランサ50を用いたが、これに限定されるものではない。例えば図8に示すように、バランサを用いず(重量バランスを利用するものではなく)、バネ60や合成ゴム等に代表される弾性体を用いてフック部48を施錠姿勢Xに弾性的に付勢する構成であってもよい。バネ60は、例えば、フック部48と脚部32の間に係止させる。そしてフック部48を支軸35回りの一方向の回動範囲を規制するストッパ61を、脚部32に設けて、蓋体10を係止条部7に載置する際にはバネ60の弾性に抗して下方へ蓋体10を押圧する。あるいは、蓋体10の自重によりバネ60が支軸35回りの他方向へ回動するようにする(仮想線で示している)。
蓋体10を係止条部7に載置すれば、バネ60の弾性(引張力)により、フック部48はストッパ61に当接して施錠姿勢となる。蓋体10を取外すときは、バネ60の弾性力に抗してフック部48を支軸35回りに他方向に回動させて係止条部7から回避させた解除姿勢としてこれを保持し、蓋体10を持上げるようにすれば、蓋体10を取外すことができる。しかしながら、この場合、蓋体10の取外しの際には、バネ60の付勢力に抗して、作業者がフック部48を解除姿勢に保持しておく必要があるから、その分だけ、作業がしにくくなる。
そこで、作業者がフック部48を解除姿勢に保持しておく必要がないように、例えばフック部48と、脚部32との間に、解除姿勢保持手段として例えば適宜の係合手段(係合部と被係合部)を設けておくことにより、この保持手段によってフック部48を解除姿勢に保持することができるから、作業者自らがフック部48を解除姿勢に保持しておく必要がなくなる。したがって、その分だけ蓋体10の取外し作業が容易となる。
また、上記実施形態では、バランサ50をフック部48とは別に設けた構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、バランサという別物を設けることなくフック部自体の重量と、ストッパ(ストッパ面)のみでフック体にバランスを持たせて施錠装置の施錠、解除を上記と同様に行うようにすることも可能である。
さらに別の実施形態を、図9ないし図13に基づいて説明する。図9はフック体40が施錠姿勢Xとなっている状態の要部斜視図、図10は同じく要部斜視図、図11は同じく平面図、図12は同じく正面図、図13は同じく断面図である。
この実施形態における施錠装置15は、図1ないし図7で示した形状のフック体40を用いるものであるが、フック体40を、杆状の支軸35,35回りに付勢する付勢手段としてのコイルバネ80を設けたものである。
図9および図10に示すように、コイルバネ80は、支持部81と掛巻き部82と係止部83とから線材によって形成されている。すなわち、支持部81は、一対で平板状の脚部32,32のうち一方の脚部32の外側面から前面および内面に沿うよう平面視してコ字形に折曲されている。掛巻き部82は支持部81の端部に一体的に形成されて一方の支軸35に巻かれている。係止部83は、掛巻き部82に一体的に形成されてフック部48の背面、他方側の側面、前面に沿うように形成されている。このコイルバネ80の構成により、コイルバネ80は、フック体40を支軸35,35回りに一方向に付勢している。
図11に示すように、支軸35,35それぞれの延長上の端部には湾曲した湾曲部41,41がそれぞれ形成されている。この湾曲部41,41それぞれは、長手方向B外側に向けて傾斜しており、フック体40の回動操作部として用いられる。
図9ないし図13に示すように、フック体40は支軸35,35から径方向へ突出する方向に設けられた突起50をフック部48とは別に有している。突起50は、フック部48に対して支軸35,35の周方向に所定角度だけ離間して配置されている。フック部48と突起50は側面視して二股状になっており、所定角度として、フック部48と突起50の周方向対向面51,52間の周方向距離が係止条部7の厚みt3に比べてわずかに大きくなるよう設定されている。
湾曲部41,41を把持して支軸35,35を操作することによって、フック体40を支軸35,35回りに他方向に回動させた際に、突起50が受枠部材4の係止条部7に下方から当接可能な位置となる状態にフック体40を弾性的に保持する弾性保持手段が設けられている。
弾性保持手段は、本体部17とは別体の平板27の裏面に、ほぼ支軸35,35どうしの間の中間部に向けて下傾斜する板バネ85を有する。この板バネ85の基端部86は、平板27の裏面に、下方に向けて突出された取付け部87の下平面88にネジ90で固定されている。板バネ85の本体91が、前述のように支軸35,35どうしの間の中間部に向けて下傾斜している。
本体91の先端部92の位置は、フック体40をコイルバネ80の付勢方向と反対の方向に支軸35,35回りに回動させた際にフック部48の先端部と干渉することで基端部86回りに撓んで、さらにフック体40を回動させることで弾性復元してフック部48の前面と係止するようになっている。なお、フック部48の前面には、本体91の先端部92が周方向で係止する凹部93が形成されている。
ストッパ43は脚部32,32の対向側面44,44間で、対向側面44,44間の下寄り位置に亙るようにその両端が支持固定されている。この実施形態におけるストッパ43は、断面矩形に形成されており、前側上下の隅部が面取り43aとされていて、下側の面取り43aに突起50が当接可能となっている。このストッパ43によって、コイルバネ80によってフック体40が支軸35,35回りに一方向に付勢されていても、フック体40は突起50がストッパ43に周方向から当接した時点でそれ以上回動しないよう構成されている。
他の構成は、上記図1ないし図7で示した実施形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
上記構成の施錠装置15において、フック体40はコイルバネ80の弾性によって一方向に付勢されて、蓋体10を閉じた状態では、フック部48が係止条部7に下方から当接可能で突起50がストッパ43に当接している施錠姿勢Xとなっている(図13の仮想線で示す)。
ここで、上記施錠姿勢Xから施錠装置15のロックを解除して、蓋体10を受枠部3から取外す場合を説明する。先ず、湾曲部41,41を例えば作業者が手で把持して支軸35,35回りにフック体40を他方向(図13の時計方向)に回動させる。
そうすると、フック部48が板バネ85の本体91の先端部92に周方向から当接し、板バネ85の弾性に抗してさらに支軸35,35を回動させることにより板バネ85が基端部86回りに撓んで板バネ85の本体91の先端部92がフック部48を乗越えるから、支軸35,35の回動操作を止める。
そしてフック体40はコイルバネ80の弾性によって一方向に付勢されているから、支軸35,35の回動操作を止めると、板バネ85の本体91の先端部92がフック部48の前面の凹部93と周方向で係止することになって、突起50が係止条部7にその下方から下面7aに当接可能に位置する。
この実施形態におけるフック体40の解除姿勢Yとは、板バネ85の本体91の先端部92がフック部48の前面の凹部93と周方向で係止した状態である。
このようにフック体40を解除姿勢Yとして蓋体10を持上げると、突起50が係止条部7の下面7aから当接する。さらに蓋体10を、板バネ85の弾性に抗して上動させるようにすると突起50が係止条部7の下面7aに押圧されて支軸35,35回りの一方向の回動力を得て、板バネ85が撓んでフック部48との係止が解除され、蓋体10を上動させたことによりフック体40(フック部48)もその分だけ上動しているから、(図3(b)に示す場合と同様に)フック部48が係止条部7の内方面7cに当接し、さらに蓋体10を上動させることにより、(図3(a)に示す場合と同様に)フック部48が係止条部7の上面7bの上側に位置することになって、係止条部7に当接ないし係止するものがなくなるから、蓋体10を受枠部3から取外すことができる。
また、蓋体10を受枠部3から取外したら、フック体40はコイルバネ80によって支軸35,35回りに一方向に付勢されているから、施錠姿勢Xとなっている。
再び蓋体10を受枠部3に取付ける場合は、蓋体10を受枠部3の開口に蓋体10を上下方向で位置合わせして下降させると、施錠姿勢Xとなっているフック体40のフック部48が係止条部7の上面7bに押圧されてコイルバネ80の弾性に抗してフック体40が支軸35,35回りに他方向に回動し、フック部48が係止条部7の内方面7cに当接しつつ下動し、フック部48と係止条部7との当接が解除されるまで蓋体10が下動すると、フック体40はコイルバネ80の弾性で付勢されているから、再び施錠姿勢Xとなり、蓋体10を受枠部3から取外すことができなくなる。
以上のように、この実施形態では、コイルバネ80を設けてフック体80を施錠姿勢Xに保持することができ、しかも板バネ85によってフック体80を解除姿勢Yに保持することができるから、蓋体10の取付けおよび取外し作業がし易い。
本発明の実施形態を示す共同溝を蓋体で覆った状態の蓋体の使用状態平面図 同じくその一部拡大平面図 同じく蓋体を受枠部材に載置する途中を示す要部拡大断面図で、(a)は蓋体を開口に位置合わせした状態の断面図、(b)はフック体が他方向へ回動した状態の断面図 同じくフック体の施錠姿勢を示す拡大断面図 同じくフック体を解除姿勢として蓋体を取外す途中を示す断面図で、(a)はフック体を解除姿勢とした断面図、(b)はバランサが係止条部に当接した状態の断面図、(c)はフック部とバランサとが係止条部を跨ぐ状態の断面図 同じく蓋体が受枠部材から外れた状態の断面図 同じく施錠装置の構造を示す説明図で、(a)は平面図、(b)は正面図 別の実施形態を示す施錠装置の概略図 さらに別の実施形態を示す施錠装置のフック体が施錠姿勢となっている状態の要部斜視図 同じくフック体が解除姿勢となっている状態の要部斜視図 同じく平面図 同じく正面図 同じく断面図
符号の説明
1…共同溝、2…側壁、3…受枠部、4…受枠部材、5…取付け板部、6…縦壁部、7…係止条部(蓋掛かり)、10,11,12…蓋体、15…施錠装置、16…シリンダ錠、17…本体部、26…開口、27…平板(取付けプレート)、31…施錠部、32,32…脚部、33,33…貫通孔、35,35…支軸、40…フック体、41,41…湾曲部、43…ストッパ、45,46…ストッパ面、47…胴体、48…フック部、50…バランサ、X…施錠姿勢、Y…解除姿勢

Claims (10)

  1. 開口を形成する受枠部に載置される蓋体の裏側に設けられる施錠装置であって、
    支軸回りに回動自在なフック部が設けられ、該フック部の回動を支軸回りの一方向で規制してフック部が受枠部に下方から当接し得る施錠姿勢に保持するストッパを有し、該フック部は、蓋体を受枠部に上方から載置する際に受枠部に上方から当接することで支軸回りに他方向に回動し、且つ受枠部に蓋体を載置した状態では受枠部から外れてその自重により支軸回りに一方向に回動して施錠姿勢となるものであり、
    蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際に、フック部を支軸回りに他方向へ回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とするための操作部が設けられ、
    蓋体を受枠部に載置する際のフック部の回動範囲は、支軸の上下の径方向から支軸回りの他方側に至らないよう規制されるよう構成されていることを特徴とする施錠装置。
  2. 支軸から径方向へ突出する方向に設けられたバランサ機能を有する突起をフック部とは別に有して、該突起は、フック部に対して支軸の周方向に離間して配置されており、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、受枠部の下面に当接するものであり、該当接によりフック部が支軸回りの一方向に回動する構成であることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。
  3. 操作部の回動操作によってフック部の解除姿勢を保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の施錠装置。
  4. 保持手段として、フック部の回動を支軸回りの他方向で規制してフック部が受枠部の下方から回避した解除姿勢を保持するストッパが支軸の上下の径方向から支軸回りの他方側に設けられ、該ストッパの位置とフック部の自重による支軸回りの回転力とが、蓋体を受枠部から持上げる際に、操作部の回転操作によるフック部の解除姿勢を保持するよう関係付けられた構成とされていることを特徴とする請求項3記載の施錠装置。
  5. 操作部は支軸の延長上に設けられた杆体であることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の施錠装置。
  6. 開口を形成するよう設けられるとともに開口の内方に向けて突出する受枠部に、蓋体を載置した際に受枠部を用いて施錠する施錠装置であって、
    支軸回りに回動自在で支軸の径方向に突出するフック部が蓋体の裏面側に設けられるとともに、フック部の回動範囲を規制するストッパが設けられ、フック部は付勢手段によって支軸回りの一方向に付勢力を付与されており、該フック部は、蓋体を受枠部に上方から載置する際に受枠部に当接することで付勢力に抗してストッパの規制が解除される他方向に支軸回りに回動するものであり、且つ受枠部に蓋体を載置した状態では付勢力によって一方向に回動しストッパで回動を規制されて受枠部に下方から係止し得るものであり、蓋体を受枠部から上方に向けて取外す際に、前記付勢力に抗してフック部を支軸回りに他方向に回動操作して受枠部から回避した解除姿勢とするための操作部が設けられ、
    操作部は支軸の延長上に設けられた杆体であることを特徴とする施錠装置。
  7. 支軸から径方向へ突出する方向に設けられた突起をフック部とは別に有して、該突起は、フック部に対して支軸の周方向に離間して配置されており、フック部を解除姿勢として蓋体を持上げた際に、受枠部の下面に当接するものであり、該当接によりフック部が支軸回りの一方向に回動する構成であることを特徴とする請求項6記載の施錠装置。
  8. 操作部の回動操作によってフック部の解除姿勢を保持する保持手段が設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7記載の施錠装置。
  9. 操作部の操作によってフック部を支軸回りに他方向に回動操作した際に、突起が受枠部に下方から当接可能な位置となる状態にフック部を弾性的に保持する弾性保持手段が設けられ、該弾性保持手段は、突起が受枠部に下方から当接することでその弾性が解除されて付勢手段によってフック部が解除姿勢となる方向へ支軸回りに回動させる構成とされていることを特徴とする請求項7記載の施錠装置。
  10. 杆体は支軸の延長上に一体に設けられていることを特徴とする請求項6ないし請求項8の何れかに記載の施錠装置。
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