JP4451016B2 - トンネル布設替え方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設トンネルを布設替えするためのトンネル布設替え方法に係り、詳しくは、既設トンネルの覆工を新設トンネルの裏込め部材として利用するトンネル布設替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近来、例えば地下鉄のトンネル、下水道管路などにおいて、老朽化や用途変更などが求められるようになり、既存しているトンネル(以下、「既設トンネル」とする。)の位置に新たなトンネル(以下、「新設トンネル」とする。)の布設替えが行われている。このようなトンネルの布設替えにおいては、例えば拡大シールド工法、老朽管路更新工法などのように、まず、既設トンネルの既設覆工の外側を掘削し、空中に突出したような形となった既設覆工をそれぞれのセグメントに分解し、地上に撤去した後、掘削された部分に新たなセグメントを連結して新設覆工を形成し、新設トンネルに布設替えする方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば地下鉄のトンネルの老朽化や地下鉄の輸送力強化を求められた場合には、まず既設トンネルに平行して別の新設トンネルを布設し、運行を該新設トンネルに切替える。その後、既設トンネルは、複線化、複々線化などが求められ、新設トンネルに布設替えが行われる。この際、布設替えされる新設トンネルの内径は、既設トンネルの内径と同径であれば足りるが、上記従来の技術のトンネル布設替えにおける工法では、上述のように掘削した部分に新たな覆工を布設するため、既設トンネルの内径より新設トンネルの内径が大きくなってしまう。更に、近年、地下鉄の列車起動方式が、経済性などを理由にトンネルの内径を小さくても足りるようなものが採用されており、新設トンネルの内径を既設トンネルの内径より小径にするトンネルの布設替えも求められている。
【0004】
また、下水道管路の布設替えの場合には、これまでの下水と雨水とを合流させる合流式に対して、下水と雨水とを分けて流す分流式が主流となっている。それに伴い、合流式を分流式に変更する際には、上記地下鉄のトンネルと同様に、まず新設管路を布設して、一時的に合流式として使用し、既設管路の布設替えを行った後に、それぞれの新設トンネルを下水と雨水とを流す分流式として使用する。このような場合でも、新設トンネルの内径を既設トンネルの内径よりも大きくする必要はなく、同径又は小径にするトンネルの布設替えが求められている。
【0005】
更に、近年の各種薄厚二次覆工技術の発展や二次覆工の省略により、トンネルの外径が同じであっても、トンネルの内径が大きくなることがあり、このような場合でも、新設トンネルの外径を既設トンネルの外径よりも小径にし、新設トンネルの内径を既設トンネルの内径に対して同径又は小径にするトンネルの布設替えが求められる。
【0006】
一方、上記従来の技術のトンネル布設替えにおける工法では、既設トンネルの既設覆工をなすセグメントを、例えば接続ボルトを外して解体したり、又はカッタなどで切削・破砕したりして、該トンネルの外部まで搬送して廃棄処理しているが、産業廃棄物の処理に対する規約が厳しくなるにつれて、処分場所の確保、処分費用の増加、などの問題があり、ひいては工事計画自体に大きな影響を与えている。
【0007】
そこで本発明は、既設トンネルの覆工を新設トンネルの裏込め部材として挿入・充填し、もって上記課題を解決するトンネル布設替え方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明は、既設トンネル(41)を新設トンネル(42)に布設替えするトンネル布設替え方法において、
前記既設トンネル(41)の既設覆工(10)の外側を掘削し、
前記既設覆工(10)を複数に分割して取り外し、
前記複数に分割された前記既設覆工(10)を、前記新設トンネル(42)の新設覆工(30)の外側に裏込め部材(31a)として挿入・充填して裏込め部(31)を布設し、
前記裏込め部(31)の内側に前記新設トンネル(42)の新設覆工(30)を布設する、
ことを特徴とするトンネル布設替え方法にある。
【0009】
請求項2に係る本発明は、前記新設トンネル(42)の内径(D1)を、前記既設トンネル(41)の内径(d)に対して同径ないし小径にする、
ことを特徴とする請求項1記載のトンネル布設替え方法にある。
【0010】
請求項3に係る本発明は、前記既設トンネル(41)の中心位置(CT1)に対して前記新設トンネル(42)の中心位置(CT2)をずらした形で配置する、
ことを特徴とする請求項1または2記載のトンネル布設替え方法にある。
【0011】
請求項4に係る本発明は、前記既設覆工(10)は、複数のセグメント(10a,10b)が環状に接続された形で形成されている、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のトンネル布設替え方法にある。
【0012】
請求項5に係る本発明は、前記既設覆工(10)の取り外しは、前記複数のセグメント(10a,10b)毎に行う、
ことを特徴とする請求項4記載のトンネル布設替え方法。
【0014】
請求項に係る本発明は、新たに布設するための前記新設覆工(30)のセグメント(30a,30b)のトンネル形成方向の長さ(L)を、前記複数に分割された既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)のトンネル形成方向の長さ(L)と略々同じ長さに形成し、
前記新設覆工(10)のセグメント(10a,10b)と、前記裏込め部(31)に挿入された既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)のトンネル形成方向における相対位置をずらして配置する、
ことを特徴とする請求項4記載のトンネル布設替え方法にある。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、既設トンネル(41)の既設覆工(10)の外側を掘削し、既設覆工(10)を、複数に分割して取り外し、新設トンネル(42)の新設覆工(30)の外側に裏込め部材(31a)として挿入・充填して裏込め部(31)を布設し、該裏込め部(31)の内側に新設トンネル(42)の新設覆工(30)を布設するので、取り外した既設覆工(10)の地上への搬送、廃棄をすることなくトンネル布設替えを行うことができ、トンネル布設替えのコストを低減することができる。また、既設覆工(10)を、既設覆工(10)の外側の切削した部分に裏込め部材(31a)として挿入・充填するため、余分な資源を用いることなく新設トンネル(42)の内径(D1)の拡大を防止し、それにより、既設トンネル(41)の内径(d)に対して同径ないし小径にすることができる。
【0016】
請求項2の発明によると、新設トンネル(42)の内径(D2)を、既設トンネル(41)の内径(d)に対して同径ないし小径にするので、例えば地下鉄の車輌の縮小、下水道の分流化、二次覆工の省略などに対し、必要な内径のトンネルに布設替えすることができ、無駄を無くしてコストを低減することができる。
【0017】
請求項3の発明によると、既設トンネル(41)の中心位置(CT1)に対して新設トンネル(42)の中心位置(CT2)をずらした形で配置するので、例えば地盤沈下、隆起などにより本来の中心位置からずれてしまった既設トンネル(41)を、本来の中心位置に戻した新設トンネル(42)に布設替えすることができる。
【0018】
請求項4の発明によると、既設覆工(10)は、複数のセグメント(10a,10b)が環状に接続された形で形成されているので、その接続を解除することでそれら複数のセグメント(10a,10b)を簡単に分割することができる。
【0019】
請求項5の発明によると、既設覆工(10)の取り外しは、複数のセグメント(10a,10b)毎に行うので、既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)をそのままの形状で取り外し、そのままの形状で裏込め部材(31a)として挿入・充填することができる。
【0021】
請求項の発明によると、新たに布設するための新設覆工(30)のセグメント(30a,30b)のトンネル形成方向の長さ(L)を、複数に分割された既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)のトンネル形成方向の長さ(L)と略々同じ長さに形成し、新設覆工(30)のセグメント(30a,30b)と、裏込め部(31)に挿入された既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)のトンネル形成方向における相対位置をずらして配置するので、新設覆工(30)のセグメント(30a,30b)のセグメントリングと既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)のセグメントリング(裏込め部材としてのリング)とのトンネル形成方向の継目位置(CP)(図8参照)をずらすことができる。これにより、既設覆工(10)を挿入する際の新設覆工(30)の最先端位置(FP)(図1参照)を、既に挿入済みの既設覆工(10)の先端位置(FQ)よりも後方に配置することができ、既設覆工(10)のセグメント(10a,10b)の挿入・充填の作業を行い易くすることができる。また、継目位置(CP)がトンネル形成方向にずれることにより、地山(40)の土圧などに対して充分な強度を得ることができる。
【0022】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に沿って説明する。
【0024】
まず、布設替えされるべき既設トンネル41について図1及び図2に沿って説明する。図1は、本発明によるトンネル布設替え方法の一例を示す工程図、図2は図1に示すA矢視図である。なお、以下に説明する本発明の実施の形態において、トンネル布設替え装置1が布設替えを行いつつ進行する方向(トンネルの形成方向)に基づいて、図1に示す左方を前方とし、右方を後方とする。
【0025】
また、以下に説明する本発明の実施の形態において、「裏込め」は、掘削した部分の「埋め戻し」的な要素を含むものであるが、説明の便宜上、単に「裏込め」とする。また、同様に「裏込め部」及び「裏込め部材」は、「埋め戻し部」及び「埋め戻し部材」的な要素を含むものであるが、説明の便宜上、単に「裏込め部」及び「裏込め部材」とする。
【0026】
図1及び図2に示すように、既設トンネル41は、地山40の土圧・水圧に対抗する形で既設覆工10が構築されて構成されている。該既設覆工10は、例えば7個の既設セグメント10a,10bが、既設トンネル41の軸心CT1を中心位置にした内径dを有する円周上に、不図示の継手ボルトなどにより環状に組み立てられて1リングを形成しており、1リングの長さ(つまり既設又は新設セグメントの長さ)Lである複数のリングが前後方向に連結されて形成されている。つまり、上記継手ボルトなどによる接続を解除することで、既設セグメント10a,10bは簡単に分割することができる。また、既設覆工10の外周は、地下水の浸入などを防ぐために裏込め10eにより覆われている。
【0027】
ついで、本発明に適用し得るトンネル布設替え装置の一例を図1ないし図3に沿って説明する。図3は本発明に適用される第2エレクタを示す拡大断面図である。図1に示すように、トンネル布設替え装置1は、地山40に既存する既設トンネル41の軸心CT1を中心に備えて、円筒状に形成された外殻2を有しており、該外殻2の前方先端部分には、既設トンネル41の覆工10の外側に円環状のカッタ3が設けられている。カッタ3は、図2に示すように、複数のビット3bを有するカッタスポーク3aを、周上の略々均等の位置に例えば8箇所有しており、また、それらカッタスポーク3a,3aの間には、既設トンネル41の覆工10の裏込め10eを切削するディスクカッタ3cを有している。
【0028】
外殻2の前方部分の内周には、既設トンネル41の覆工10の外周より僅かに大きな内径の内筒6が設けられており、該内筒6の内側には、既設覆工10の外周に密着し、地下水などの進入を防ぐ複数のワイヤブラシ6aを有している。外殻2と内筒6との間には、後述するモータ機構4からの駆動力を伝達する伝達筒4bと、新設トンネル42の内部を介して地上に連通する送泥管5(図1中上方)及び排泥管9(図1中下方)と、が設けられており、該送泥管5の先端には加圧泥水を供給する送泥口5aが、該排泥管9の先端には掘削土砂を吸入する排泥口9aが、それぞれ設けられている。また、送泥管5には該送泥管5内の圧力を調整する調整弁5bが、排泥管9には該排泥管9内の圧力を調整する調整弁9bが、それぞれ設けられている。なお、送泥管5及び排泥管9は、後方の新設トンネル42側(図1中右方)に向けて配置され、新設トンネル42内より地上に連通しているが、前方の既設トンネル41側(図1中左方)に向けて配置し、既設トンネル42内より地上に連通させてもよい。
【0029】
外殻2の略中心部分の内周には、上記カッタ3の切削圧を受圧する軸受部8が設けられており、該軸受部8の前方には、図1中下方に示すように既設トンネル41の覆工10に対してシールするシールリング7が設けられている。該軸受部8の後方には、図1中上方に示すようにモータ機構4が設けられており、該モータ機構4のモータ4aの駆動力は出力ギヤを介して軸受部8の内側ギヤに伝達される。また、軸受部8の後方には、新設トンネルの新設覆工を後方に対して押圧自在である第1押圧ジャッキ20と、裏込め部材を後方に対して押圧自在である第2押圧ジャッキ21が設けられており、該軸受部8は、第1押圧ジャッキ20(及び第2押圧ジャッキ21)の圧力を外殻2及び伝達筒4bを介してカッタ3に伝達する。
【0030】
外殻2の後方先端部分には、第1テールシール25が設けられており、該第1テールシール25の内側には、新設トンネル42の裏込め部31に密着して地下水などの浸入を防ぐ複数のワイヤブラシ25aが設けられている。また、該第1テールシール25の後方先端には、裏込め材を注入するための裏込め材注入口25bが設けられている。
【0031】
外殻2の後方部分の内周には、新設トンネル42の新設覆工30の外径より僅かに大きな内径の内筒27が備えられており、該内筒27には、詳しくは後述する裏込め部材31aとして既設セグメント10a,10bを挿入、充填するための開口部27aが、該既設セグメント10a,10bの形状に合わせて例えば円周上の7箇所に設けられている。また、該内筒27の後方先端部分には第2テールシール26が設けられており、該第2テールシール26の外側には裏込め部31に密着するワイヤブラシ26aが、該第2テールシール26の内側には新設覆工30に密着するワイヤブラシ26bが、それぞれ設けられており、地下水などの浸入を防いでいる。更に、該第2テールシール26の後方先端には、裏込め材を注入するための裏込め材注入口26cが設けられている。
【0032】
トンネル布設替え装置1の内部の前方部分においては、上記軸受部8の前方内側に円環状の第1エレクタ11が設けられている。回転フレーム12前方には、吊ビーム11dが設けられ、回転自在となっている。吊ビーム11dの外側には、既設セグメント10a,10bの把持穴10cに挿入されて、該既設セグメント10a,10bを把持するための把持部11aが設けられており、該把持部11aは、その付根部分に摺動部11bを有して、矢印B−Cに示す前後方向及び不図示の回動方向(図1の紙面に対して手前又は奥の方向)に移動駆動自在となっている。そして、該把持部11a及び摺動部11bは、上記吊ビーム11dの前方に設けられている伸縮ジャッキ11cにより、既設トンネル41の矢印D−Eに示す半径方向に対して移動駆動自在となっている。
【0033】
また、上記トンネル布設替え装置1の内部には、既設トンネル41から新設トンネル42に亘って略々水平な搬送レール14が設けられており、該搬送レール14は、内筒6の後方フレームに固定された支持部16と、外殻2に備えられた固定部28の前方に固定された支持部17と、により上方から支持されている。該搬送レール14上にはホイスト23が設けられており、支持台23b,23bを介して矢印F−Gに示す前後方向に移動駆動自在となっている。ホイスト23は、ワイヤを巻回自在であるホイスト本体23cと、既設セグメント10a,10bを把持する把持部23aと、を有しており、該ワイヤを介して下方に垂下る形の把持部23aは、ホイスト本体23cの巻回によって矢印H−Iに示す上下方向に移動自在となっている。
【0034】
そして、上記固定部28の内側には円環状の第2エレクタ24が設けられている。回転フレーム15後方には、吊ビーム24dが設けられ、回転自在となっている。図3に示すように、吊ビーム24dの外側には、既設セグメント10a,10bの把持穴10cに挿入されて、該既設セグメント10a,10bを把持するための把持部24aが設けられており、該把持部24aは、その付根部分に摺動部24bを有して、矢印J−Kに示す前後方向、回動方向(詳しくは後述する図5中矢印P−Q方向)及び横方向(詳しくは後述する図5中矢印R−S方向)に移動駆動自在となっている。そして、該把持部24a及び駆動部24bは、上記吊ビーム24dの後方に設けられている伸縮ジャッキ24cにより、新設トンネル42の矢印M−Nに示す半径方向に対して移動駆動自在となっている。
【0035】
なお、上記ワイヤブラシ6a,25a,26a,26bは、例えばバネ鋼等の弾性材料で形成されたプレートと、金属製で保護プレートとの間にブラシが後方に向けて末広がりになる形で配置されたもので、前方部内筒6の内周面、第1テールシール25の内周面、第2テールシール26の内周面及び外周面、に沿って円環状に、かつ、それぞれ既設覆工10、新設覆工30及び裏込め部31に対して密着するように付勢されて設けられている。
【0036】
つづいて、本発明に係るトンネル布設替え方法について図1ないし図9に沿って説明する。図4は既設セグメントの挿入方法を示す工程図、図5は既設セグメントの挿入方法を示す説明図、図6は新設セグメントの布設を示す工程図、図7は既設セグメント及び新設セグメントの位置関係を示す説明図、図8は掘削時の押圧を示す工程図、図9は図1に示すO矢視図である。
【0037】
まず、トンネル布設替え装置1は、送泥管5の送泥口5aより加圧泥水を供給してカッタスポーク3aに面した切羽を加圧しつつ、モータ機構4により伝達筒4bを介してカッタ3を回転駆動して、排泥管9の排泥口9aより掘削土砂を排除しつつ、既設覆工10の外側を掘削する。そして、図1に示すように、カッタ3により既設覆工10の1リングの長さLの分を掘削し終えた状態で、外殻2の進行を停止した状態となっている。
【0038】
ついで、既設覆工10の1リングを形成している既設セグメント10a,10bを、シールリング7により崩壊しないように支持して、それら既設セグメント10a,10bを連結している継手ボルトなどを手動、又は機械的に撤去し、それら既設セグメント10a,10bの連結状態を解除する。そして、第1エレクタ11の回転フレーム12を介して吊ビーム11dを回転移動させ、例えば図1中上方の二点鎖線で示す位置aにある撤去したい既設セグメント10aの把持穴10cに把持部11aを対向させて、該把持部11aを伸縮ジャッキ11cにより上方に延伸し、摺動部11bにより該把持部11aの位置合わせを行いつつ、該把持部11aを既設セグメント10aの把持穴10cに挿入し、既設セグメント10aを把持する。
【0039】
つづいて、第1エレクタ11は、既設セグメント10aを把持部11aにより把持しつつ、伸縮ジャッキ11cにより矢印Eに示す下方に向けて引圧し、覆工10より該既設セグメント10aを引き剥がす形で、図1中二点鎖線に示す位置bに既設セグメント10aを、そのセグメント形状を維持した状態で移動する。そして、第1エレクタ11の摺動部11bを駆動し、矢印Bに示す前方に例えば1リングの長さLだけ移動しつつ、回転フレーム12を回転駆動して略半周移動し、図1中二点鎖線に示す位置cに既設セグメント10aを移動する。その後、伸縮ジャッキ11cを延伸して、図1中二点鎖線に示す位置dに既設セグメント10aを移動し、把持部11aによる把持を解除して、該位置dに既設セグメント10aを載置し、既設トンネル41の既設覆工10より該既設セグメント10aの取り外しを完了する。
【0040】
次に、第1エレクタ11を駆動して既設トンネル41内の側方などの位置に退避させ、搬送レール14上にあるホイスト23を矢印Fに示す前方に移動して、上記位置dにある既設セグメント10aの上方位置に固定する。そして、ホイスト本体23cを駆動し、把持部23aを矢印Iに示す下方に移動させて、該把持部23aにより位置dにある既設セグメント10aを把持する。
【0041】
その後、ホイスト本体23cを駆動してワイヤを巻回し、把持部23aを上方に移動すると共に位置dにある既設セグメント10aを上方に移動しつつ、該既設セグメント10aの向きを例えば時計回り(又は反時計回り)に約90°回転させ、図1中二点鎖線で示す位置eに該既設セグメント10aを移動し、更にホイスト本体23cを駆動してワイヤを巻回し、把持部23bを上方に移動すると共に図1中二点鎖線で示す位置fに該既設セグメント10aを移動する。
【0042】
ついで、該既設セグメント10aを把持したままの状態であるホイスト23を、搬送レール14上において矢印Gで示す後方に移動して、図1中二点鎖線で示す位置gに該既設セグメント10aを移動する。そして、該ホイスト23を搬送レール14に対して固定し、ホイスト本体23bを駆動して把持部23aを下方に移動すると共に該既設セグメント10aを図1中二点鎖線で示す位置hに移動し、更に把持部23aを下方に移動すると共に該既設セグメント10aを下方に移動しつつ、該既設セグメント10aの向きを例えば反時計回り(又は時計回り)に約90°回転させて、つまり該既設セグメント10aの前後方向を元に戻し、図1中二点鎖線で示す位置iに該既設セグメント10aを移動する。その後、把持部23aの把持を解除して、該既設セグメント10aを該位置iに載置し、既設トンネル41から新設トンネル42に該既設セグメント10aの搬送を完了する。
【0043】
ついで、ホイスト23は、ホイスト本体23bを駆動して把持部23aを上方に移動すると共に、搬送レール14上を矢印F又は矢印Gに示す前後方向のいずれかに退避する。その後、第2エレクタ24の回転フレーム15を介して吊ビーム24dを回転移動させ、把持部24aを上記位置iに載置されている既設セグメント10aの把持穴10cに対向させて、更に、該把持部24aを伸縮ジャッキ24cにより下方に延伸し、摺動部24bにより該把持部24aの位置合わせを行いつつ、該把持部24aを既設セグメント10aの把持穴10cに挿入し、該既設セグメント10aを把持する。
【0044】
つづいて、第2エレクタ24は、伸縮ジャッキ24dにより把持部24aを上方に移動し、図1中二点鎖線で示す位置jに既設セグメント10aを移動する。そして、第2エレクタ24の回転フレーム15を介して吊ビーム24dを回転移動しつつ、摺動部24bにより把持部aと共に該既設セグメント10aを矢印Jで示す前方に移動駆動して、図1中二点鎖線で示す位置kに該既設セグメント10aを移動する。すると、図4に示すように、既設セグメント10aは、後方部内筒27の開口部27aに対向する位置kにある。
【0045】
なお、第1テールシール25と後方部内筒27との間には、図5に示すように、既設セグメント10aを挿入・充填するための複数の充填室45が、既設セグメント10a,10bの大きさに対応させて設置された隔壁44,44により形成されている。該充填室45は、既設トンネル41の軸心CT1と略同心である軸心(中心位置)CT3を中心とし、カッタ3により掘削した部分と略同径である内径D2を有するように形成されている(図1参照)。なお、充填室45は、挿入・充填される既設セグメント10a,10bの位置を適宣な位置に固定するため、既設セグメント10a,10bの数(例えば7個)に合わせ、それぞれ内径D2を有する円周上の適宣な位置(例えば7箇所)に形成されている。
【0046】
該充填室45の下方の既設セグメント10aを挿入するための入り口、つまり開口部27aは、隔壁44,44が上述のように半径方向に向けて設けられているため、既設セグメント10aの(周方向の)幅よりも狭くなっている。そのため、まず第2エレクタ24の摺動部24bを矢印P方向に回動駆動して、把持部24aと共に既設セグメント10aを図5中二点鎖線で示す位置lのように傾斜した状態にする。ついで、把持部24aと共に傾斜した状態の既設セグメント10aを、伸縮ジャッキ24cを矢印N方向に延伸して位置mに移動し、摺動部24bを矢印S方向に駆動して位置nに移動する。更に、該既設セグメント10aを、摺動部24bを矢印Q方向に駆動して位置oに移動し、伸縮ジャッキ24cを矢印N方向に延伸して位置pに移動する。
【0047】
そして、図4に示すように、位置pにある既設セグメント10aを第2押圧ジャッキにより矢印U方向に押圧して該位置pに固定し、第2エレクタ24は、把持部24aの把持を解除して、伸縮ジャッキ24cにより該把持部24aを矢印M方向に移動し、該既設セグメント10aの裏込め部材の充填室45へ挿入を完了する。つまり、既設セグメント10aは、その形状を維持したまま裏込め部31を形成する裏込め部材31aとして挿入される。
【0048】
なお、新設トンネル42の上方に位置する第2押圧ジャッキ21のスプレッダヘッド21aには、既設セグメント10aの落下を防ぐために下方に突起部21bが形成されている。また、既設セグメント10aには、既設覆工10として固定されていた際に使用した継手ボルト用の連結孔10dが形成されており、該連結孔10dを伝わって地下水、又は後述する裏込め材などが逆流しないようにパッキング33などにより該連結孔10dを塞いでおく。また、連結ボルト10fなどにより、前後のセグメント10a,10aを仮止めし、落下防止を図るようにしてもよい。
【0049】
以上に説明した既設セグメント10a,10bの取り出し、搬送及び挿入を、1リングを分割した例えば7個のセグメント(図2参照)に対して繰り返し行い、既設覆工10及び裏込め部材31の1リング分の作業を完了する。
【0050】
つづいて、図6及び図7に示すように、地上より例えば新設トンネル42内部を搬送してきた新設セグメント30aを、上述した既設セグメント10aの挿入と同様に、第2エレクタ24の把持部24aにより把持して、新設覆工30として布設する位置に対向させ、更に伸縮ジャッキ24cを延伸して図6中二点鎖線で示す位置qに移動する。そして、摺動部24bを矢印K方向に駆動すると共に第1押圧ジャッキ20により矢印U方向に押圧し、該新設セグメント30aを、図1中に示す軸心CT2を中心位置とする、上述した既設覆工10の内径dと略同径である内径D1を有する位置に、つまり新設覆工の布設する位置に移動する。その後、該新設セグメント30aを不図示の継手ボルトなどにより周囲にある(周方向及び後方にある)新設セグメント30a,30bと連結し、図7に示すように、上記充填室45の下方の開口部27aを塞ぐ形で、該新設セグメント30aの布設を完了する。
【0051】
この際、本実施の形態において、新設セグメント30a,30bを布設する位置は中心を軸心CT2とした内径D1を有する位置であるが、該軸心CT2は、上記既設トンネル41の軸心1及び充填室45を形成した位置(つまり裏込め部材31)の軸心CT3とは必ずしも同心でなくてもよく、また、内径D1は既設覆工10の内径dと必ずしも同径でなくてもよい。即ち、内筒27を例えば二重構造にし、その間に埋め戻し材などを注入することで、新設セグメント30a,30bを布設する位置(つまり新設覆工を布設する位置)を、上記裏込め部材31aの内径D2の範囲内であれば、自由に設定することが可能である。
【0052】
また、新設トンネル42の内径D1を既設トンネル41の内径dよりも小さくする場合には、上述した裏込め部材31aの内径D2の範囲内において、例えば地盤沈下、隆起などにより本来の軸心位置より移動してしまった軸心CT1に対して、軸心CT2の位置を自由に補正することができ、つまり中心位置が移動してしまった既設トンネル41を本来存在すべき位置に戻した新設トンネル42に布設替えすることができる。
【0053】
更に、新設セグメント30a,30bの先端位置FP(図1参照)を、上記既設セグメント10a,10bの挿入・充填された先端位置FQに対して前後方向の相対位置をずらして配置することで、上述した既設セグメント10a,10bの開口部27aを介した挿入・充填の作業を行い易くすると共に、新設セグメント30a,30bにより形成されるセグメントリングの継目位置CP(図8参照)を、既設セグメント10a,10bからなる裏込め部31のトンネル構築方向である矢印F,G方向における継目部分CPに対してずらした形で配置させることができるので、地山40の土圧などに対して充分な強度を得ることができる。
【0054】
以上のような新設セグメント30a,30bの布設を1リング分の例えば7箇所に対して繰り返し行い、新設覆工30の1リング分の作業を完了する。
【0055】
ついで、図8に示すように、第1押圧ジャッキ20と第2押圧ジャッキ21とを延伸し、図8中矢印Vで示す後方に向けて新設覆工を押圧すると共に、裏込め部31の既設セグメント10a,10bを後方に隙間がなくなる程度に押圧する。それにより、外殻2は、軸受部8を介して新設覆工(及び裏込め部材)から前進するための反力を得て、上述したようにカッタ3により掘削を開始する(図1参照)。
【0056】
この間、外殻2に連結されている第1テールシール25及び第2テールシール26は、該外殻2と共に前進を開始し、同時に、それらの後端に有する裏込め材注入口25b,26cより、例えば速硬性のコンクリート、又はモルタル等からなる裏込め材の注入を開始する。すると、例えば3リング後方において、挿入されている既設セグメント10a,10bの周囲の隙間に裏込め材が充填されて、それら既設セグメント10a,10bを裏込め材により包み込む形で裏込め部31が形成される。
【0057】
なお、既設セグメント10a,10bのそれぞれが、充填室45において予め略均等な空間を有して挿入されているため、充填材を注入して裏込め部31を布設する際に、裏込め材注入口25b,26cから徐々に注入される充填剤が均等に充填され、例えば充填材の偏りなどの発生を防ぎ、つまり該充填材の注入を精度よく行って、精度のよい裏込め部31を得ることができる。
【0058】
そして、図9に示すように、既設セグメント10a,10bは裏込め部材31aとして裏込め材と一体的に形成されることで、新設された新設覆工30の外周に裏込め部31が地山40内に布設される。
【0059】
その後、第1押圧ジャッキ20及び第2押圧ジャッキ21が1リングの長さLの分まで延伸すると、その押圧を完了すると共に、上記カッタ3による掘削、第1テールシール25の裏込め材注入口25b及び第2テールシール26の裏込め材注入口26cからの裏込め材の注入、を完了する。ついで、それら第1押圧ジャッキ20及び第2押圧ジャッキ21を収縮すると、既設覆工10、新設覆工30及び裏込め部材31の1リング分の作業が終了となり、図1に示すような外殻2の進行を停止した状態となる。そして、上述の作業を繰り返して行い、既設トンネル41を新設トンネル42に続けて布設替えして行く。
【0060】
以上のように、本発明に係るトンネル布設替え方法によれば、既設トンネル41の既設覆工10を複数の既設セグメント10a,10bに分割し、新設トンネル42の新設覆工30の裏込め部材31aとして挿入・充填するので、それら既設セグメント10a,10bの地上への搬送、廃棄をなくすことができ、トンネル布設替えのコストを低減することができる。また、それら既設セグメント10a,10bを、カッタ3により地山40を切削した部分に裏込め部材として挿入・充填するため、その掘削した部分を既設セグメント10a,10bにより埋める形で、新設トンネル42の新設覆工30の内径D1の拡大を防止し、それにより、既設トンネル41の内径dに対して同径ないし小径にすることができる。そして、既設トンネル41の内径dに対して同径ないし小径にすることができるので、例えば地下鉄の車輌の縮小、下水道の分流化、二次覆工の省略などに対し、必要な内径の新設トンネル42に布設替えすることができ、無駄を無くしてコストを低減することができる。
【0061】
なお、既設トンネル41の既設覆工10の内周部分に二次覆工が布設されている場合においては、公知のカッタなどにより該二次覆工を取り除きつつ、上述した既設覆工10の取り外しを行うことができる。また、新設トンネル42の新設覆工30の内周部分に二次覆工を布設する場合においても、公知の技術を適用し、該新設覆工30を布設した後に二次覆工の布設を行うことができる。
【0062】
また、本発明の実施の形態において、既設覆工10の外側の地山40をカッタ3のカッタスポーク3aにより掘削しているが、例えば加圧水ジェット装置などの掘削手段を用いて掘削してもよく、これらに限らず、既設覆工10の外側の地山40を掘削できるものであれば何れのものでもよい。
【0063】
更に、本発明の実施の形態において、既設覆工10から取り外した既設セグメント10a,10bの形状を、そのまま充填室45に挿入・充填しているが、それら既設セグメント10a,10bを、更に分割、又は破砕して充填室45に挿入・充填してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトンネル布設替え方法の一例を示す工程図である。
【図2】図1に示すA矢視図である。
【図3】本発明に適用される第2エレクタを示す拡大断面図である。
【図4】既設セグメントの挿入方法を示す工程図である。
【図5】既設セグメントの挿入方法を示す説明図である。
【図6】新設セグメントの布設を示す工程図である。
【図7】既設セグメント及び新設セグメントの位置関係を示す説明図である。
【図8】掘削時の押圧を示す工程図である。
【図9】図1に示すO矢視図である。
【符号の説明】
10……既設覆工
10a……(既設)セグメント
10b……(既設)セグメント
30……新設覆工
30a……(新設)セグメント
30b……(新設)セグメント
31……裏込め部
31a……裏込め部材
41……既設トンネル
42……新設トンネル
44……仕切壁
45……充填室
d……内径
D1……内径
CT1……中心位置(既設トンネルの軸心)
CT2……中心位置(新設トンネルの軸心)
L……長さ(1リング分の長さ)

Claims (6)

  1. 既設トンネルを新設トンネルに布設替えするトンネル布設替え方法において、
    前記既設トンネルの既設覆工の外側を掘削し、
    前記既設覆工を複数に分割して取り外し、
    前記複数に分割された前記既設覆工を、前記新設トンネルの新設覆工の外側に裏込め部材として挿入・充填して裏込め部を布設し、
    前記裏込め部の内側に前記新設トンネルの新設覆工を布設する、
    ことを特徴とするトンネル布設替え方法。
  2. 前記新設トンネルの内径を、前記既設トンネルの内径に対して同径ないし小径にする、
    ことを特徴とする請求項1記載のトンネル布設替え方法。
  3. 前記既設トンネルの中心位置に対して前記新設トンネルの中心位置をずらした形で配置する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のトンネル布設替え方法。
  4. 前記既設覆工は、複数のセグメントが環状に接続された形で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載のトンネル布設替え方法。
  5. 前記既設覆工の取り外しは、前記複数のセグメント毎に行う、
    ことを特徴とする請求項4記載のトンネル布設替え方法。
  6. 新たに布設するための前記新設覆工のセグメントのトンネル形成方向の長さを、前記複数に分割された既設覆工のセグメントのトンネル形成方向の長さと略々同じ長さに形成し、
    前記新設覆工のセグメントと、前記裏込め部に挿入された既設覆工のセグメントのトンネル形成方向における相対位置をずらして配置する、
    ことを特徴とする請求項4記載のトンネル布設替え方法。
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