JP3401177B2 - 管渠更新シールド掘削機 - Google Patents

管渠更新シールド掘削機

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JP3401177B2 JP34072697A JP34072697A JP3401177B2 JP 3401177 B2 JP3401177 B2 JP 3401177B2 JP 34072697 A JP34072697 A JP 34072697A JP 34072697 A JP34072697 A JP 34072697A JP 3401177 B2 JP3401177 B2 JP 3401177B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管渠更新シールド掘
削機に係り、特に老朽化した下水道管渠を、その機能を
維持させながら取り壊すと同時にその水路に新しい管渠
を構築するようにした管渠更新シールド掘削機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】管渠更新技術は老朽化した下水道管渠に
代えて新たな管渠を敷設するための有効な技術として、
そのニーズが高まってきている。また、都市部において
は、排水規模の拡大による雨水幹線の再整備の必要性か
ら管渠の更新が求められる場合も多い。すでに開発され
ている管渠更新のための掘削装置は、老朽化した古い管
渠をシールド機によって切削、破砕し、その廃材を、同
時に掘削した際に発生した掘削土砂とともに排出し、掘
削装置後方に新しい管渠を構築するタイプが多い。
【0003】図5は、出願人が共同開発した管渠更新用
のシールド掘削機の一例を示した縦断面図である(特開
平7−260045号公報参照)。同図に示したシール
ド掘削機では、老朽化した管渠51(以下、旧管渠51
と記す。)内に仮設の通水管52が設置されている。こ
の通水管52に旧管渠51の下水を切り回し、旧管渠5
1の排水機能をそのまま維持される。シールド掘削機5
0は、カッターヘッド55がリング状をなし、通水管5
2が横断面の中央位置に挿通されるように設けられてい
る、このシールド掘削機50には同図に示したように、
リング状のカッターヘッド55の前面に複数のディスク
カッター56が配設されている。ディスクカッター56
が切削する切羽面の安定のために旧管渠51内の通水管
52の周囲には低強度モルタル57が充填されている。
シールド掘削機50を掘進させながら老朽化した鉄筋コ
ンクリート製の旧管渠51と低強度モルタル57とをデ
ィスクカッター56で同時に切削破砕するようになって
いる。掘削発生土はシールド掘削機50内に設けられて
いる搬土装置(図示せず)によってトンネル後方まで搬
出される。そして、シールド掘削機50によって拡径掘
削されたトンネル後方において新管渠のセグメント58
が組み立てられ新管渠が構築される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示し
たようなシールド掘削機50ではカッターヘッド前面に
おいて旧管渠51を破砕しながら掘進するため、次のよ
うな問題点がある。 (1)老朽化した旧管渠内には鉄筋が配筋されており、
鉄筋とコンクリートとをカッターで切削しながら掘進す
るため掘進スピードが低下する。 (2)カッタービットによって鉄筋を破砕切削するため
カッターのトルクを大きくしなければならず、また推進
力のアップが必要なためシールド掘削機自体の掘進能力
も向上させなければならず機械コストが増加する。 (3)カッタビットは鉄筋を切断するため摩耗が激し
く、頻繁にビットを交換しなければならない。 (4)カッタビット交換のための立坑の掘削や切羽前方
の空間の確保のために地盤改良工事や掘削工事が必要に
なる場合がある。そのための付加的な工事コストが発生
する。 (5)新しい管渠の管径拡大量が小さい場合でも、導入
するシールド機の駆動機構の規模からある程度掘削径を
大きくとらなければならず、裏込め注入材や掘削土量の
増大を招く。 そこで、図5に示したようなカッターヘッド55に装着
されたディスクカッター56で旧管渠51を破砕するシ
ールド掘削機に代えて図6に示したように、老朽化した
旧管渠61の端部全体を、シールド掘削機60の掘進に
伴って本体内に取り込み、取り込まれた部分を破砕手段
によって順次破砕して撤去しようとする方法も提案され
ている。
【0005】このような方法を実現するためのシールド
掘削機60の前面には旧管渠61を掘削機60内に取り
込むために、図6に示したような旧管渠61が通過可能
な開口部62が設けられている。この開口部62には水
密性を保持するためにテールシール等の水密性保持手段
63が設けられている。ところが、老朽化した旧管渠6
1の外周面には固化したモルタル等の裏込め材64が付
着し、表面が凹凸形状になっている。このためテールシ
ール63がその凹凸形状に追従できず、シールド掘削機
60内に地下水が浸入する恐れがある。また、開口部6
2を旧管渠61が支障なく通過するために、開口部62
と旧管渠61との間のクリアランスを大きくする必要が
ある。このため、テールシール63も大型のものが必要
になり、水密性を保持するための構造も複雑になるとい
う問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、旧管渠を破砕する手段を掘
削機の内部に備えた管渠更新シールド掘削機を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は既設の旧管渠内にほぼ同心円状に配管され
旧管渠内の下水を切り回して排水させる切り回し円形配
管と、前記旧管渠の外周面を所定厚さで切削するととも
に旧管渠の端部を開口部から内部に取り込むとともに、
該旧管渠の外周地山をリング状に掘削して掘進するシー
ルド掘削機本体と、該シールド掘削機本体内に設けら
れ、シールド掘削機本体の掘進に伴い前記カッタヘッド
から送られる掘削発生土の一部をシールド掘削機本体後
方で組み立てられる新管渠のセグメントの裏込め土とし
て供給する搬土装置と、前記切り回し円形配管外周面に
取り付けられたガイドレールに沿って移動しながら前記
シールド掘削機本体内に取り込まれた前記旧管渠の一部
を切断する管渠切断装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】このとき前記管渠切断装置は、前記ガイド
レールに沿って円周方向及びトンネル延長方向に直線移
動して前記旧管渠をブロック状に切断する高圧水切断装
置とすることが好ましい。
【0009】また、前記開口部の内周面と前記切削され
た旧管渠の外周面との間にフロントシールを装着し、シ
ールド掘削機前部での水密性を高めることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の管渠更新シールド
掘削機の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1
は、本発明の管渠更新シールド掘削機を管渠更新工事に
適用した例を示した概略縦断面図である。この管渠更新
シールド掘削機10は、大別して老朽化した旧管渠の外
周の地盤部分を所定の直径のリング状に掘削し、掘削さ
れた地山空間に新管渠ためのセグメントを組み立てる掘
削機本体20と、掘削機本体20内に取り込まれた旧管
渠1の老朽配管を切断する管渠切断装置40と、前記掘
削機本体20内を貫通し、老朽配管の下水を下流に通水
するための切り回し配管5とから構成されている。
【0011】掘削機本体20は図1、図2に示したよう
に旧管渠の外径に等しい開口部21を有するリング状の
カッターヘッド22を有している。リング状カッターヘ
ッド22の切削部分は本体に内蔵されたカッターモータ
ー23によって駆動される。このカッターヘッド22で
地盤2を掘削した際に発生する掘削土は、公知のシール
ド掘削機と同様にカッターヘッド22後方に位置するカ
ッタチャンバー24内に取り込まれる。その後、スクリ
ューコンベヤ25によって掘削機本体20本体の後方の
発生土搬出装置(図示せず)まで搬送される。
【0012】本実施の形態では、カッターヘッド22に
は図2(a)に示したように、十字形のスポーク27が
形成されている。スポーク27の両側には複数のカッタ
ビット28が装着されている。カッターモーター23の
後方には図2(b)に示したように、12本の推進用の
シールドジャッキ29が円周状に配置されている。掘削
機本体20はシールドジャッキ29のロッド先端29a
で図1に示したように新たに組み立てられた新しい管渠
3のセグメント4の妻部を押圧することで推進すること
ができる。
【0013】本実施の形態では、図1、図2(b)に示
したように、掘削機本体20内には上部に位置する2本
の第1スクリューコンベヤ25と下部に位置する3本の
第2スクリューコンベヤ2が配備されている。第1スク
リューコンベヤ25の一部はクランク状25aに屈曲
し、新たに構築されるセグメント4内をトンネル後方に
向けて延設されている。第1スクリューコンベヤ25は
掘削発生土の体積とテールボイド及び地山空間に充填さ
れる裏込め土の体積とのバランスを取ることを目的とし
て設けられている。一方、第2スクリューコンベヤ26
は胴殻の内側と新管渠3のセグメント4の外側の間に直
線状をなして延設されている。
【0014】ここで、第1スクリューコンベヤ25、第
2スクリューコンベヤ26の役割について説明する。旧
管渠1の直径より新管渠3の直径が大きい場合、すなわ
ち管径が拡径された場合、掘削発生土は裏込め土量より
少ないので、掘削発生土の一部はセグメント4の背面の
地山空間に裏込めされ、残りは第1スクリューコンベヤ
25によって掘削機本体20後方に搬送される。このた
め、専用の裏込め注入材を必要としない上、掘削発生土
の外部への搬出量を低減することができる。新旧の管径
が等しい場合、理論上はセメントミルク等の新たな裏込
め材を充填する必要がない。また、旧管渠1の直径より
新管渠3の直径の方が小さい場合には、掘削発生土を第
2スクリューコンベヤ26で裏込め空間内に充填し、さ
らに必要な量の裏込め材を追加充填すればよい。このと
き、掘削発生土はずべて裏込めに使用され、外部には搬
出されない。なお、テールボイドやセグメント背面の空
間が狭い場合、掘削発生土のうち裏込め材として使用さ
れない分は第1スクリューコンベヤ25を経由してトン
ネル外に搬出されるが、従来より搬出量は大幅に低減さ
れる。
【0015】ここで、掘削機本体20のカッターヘッド
22の開口部21の直径と老朽化した旧管渠1の外径と
の関係について図1および図3を参照して説明する。掘
削機本体20のカッターヘッド22の開口部21の直径
は旧管渠1の外径よりも僅かに小さく設定されている。
このため、掘削機本体20は掘進する際に旧管渠1の外
側の地盤2をリング状に掘削するとともに、旧管渠1の
外周面を僅かな量Δだけ削り取るようにして掘進する。
このとき旧管渠1の外周面には不陸をなす裏込めモルタ
ル7が固着している。この裏込めモルタル7は地盤2の
掘削と同時に削り取られる。これにより掘削機本体20
内に取り込まれる旧管渠1の外周面1aは平滑に仕上げ
られ、カッタチャンバー24後方に設けられたフロント
シール30と旧管渠1との水密性を向上させることがで
きる。カッタビット28によって切削されるコンクリー
ト厚は管渠内に配筋された鉄筋(図示せず)の被り厚よ
り小さく設定されるため、鉄筋を切断せず、カッタビッ
トの摩耗は最小限に抑えられる。なお、本実施の形態で
はフロントシール30には後述する公知のテールシール
の形状と同等のブラシ形状のものが開口部21の内面に
複数列にわたり装着されている。
【0016】さらにフロントシール30の変形例として
のシール構造について図5を参照して説明する。図5に
示したシール構造は旧管渠の外周面との間の水密性を確
実にするために設けられたものである。図5(a)に示
したように掘削機本体20の胴殻11は前胴11Aと後
胴11Bとに分割された構造からなり、両者間には伸長
動作によって前胴11Aを切羽側に押し出す一方、縮退
動作により後胴11Bを前胴11A側に引き寄せる油圧
シリンダ(図示せず)が複数基装備されている。また、
本変形例のフロントシール30は前部シール12Aおよ
び後部シール12Bからなり、それぞれ前胴11A及び
後胴11Bの内周面に装着された合成ゴム製のリングチ
ューブをなす。この両シール12A、12Bはそれぞれ
独立して図示しない圧源から供給される圧力流体(油、
水等)の動作により膨張しその直径を拡径でき、膨張状
態で旧管渠1の外周部分に密着できる。図5(a)には
後部シール12Bが膨張して旧管渠1の外周部分に密着
した初期状態が示されている。この初期状態から図示し
ない油圧シリンダのロッドを伸長させて前胴11Aを前
進させる。伸長スパン分前進した段階で図5(b)に示
したように、前部シール12Aを膨張させて前胴11A
と旧管渠1の間のシールを図る。その後伸長ジャッキの
ロッドを縮退させて後胴11Bを前胴11A側に引き寄
せるように掘削機本体を前進させる。図5(c)に示し
た位置まで後胴11Bを前進させた段階で後部シール1
2Bによるシールを行う。このようにして前胴11Aと
後胴11の前進に伴い、前部シール12Aと後部シール
12Bによるシールを盛り替えていく。これにより確実
なシール効果を得ることができる。
【0017】次に、切り回し配管5の構成について説明
する。切り回し配管5はシールド掘削機10による掘削
作業に先立ち、旧管渠1内に管渠更新区間の全区間にわ
たって配管される円形断面鋼管である。切り回し配管5
は旧管渠1とほぼ同心円状の位置にくるように仮設架台
(図示せず)上に設置される。この切り回し配管5内に
旧管渠1内を流れていた下水をすべて切り回すようにし
ておく。これによって旧管渠1の内部をドライにするこ
とができ、掘削機内で行われる旧管渠1の切断作業を容
易に進めることができる。この切り回し配管5の直径は
下水計画流量を確保できる寸法とすることが好ましい。
【0018】図1および図4(a)、(b)を参照して
管渠切断装置40について説明する。この管渠切断装置
40は、ノズルヘッド43を備えた高圧水ジェット切断
機である。ノズルヘッド43は切り回し配管5の外周部
分に所定間隔をあけて取り付けられたリング状の2本の
円周方向ガイドレール41と、前後の円周方向ガイドレ
ール41を跨ぐようにして設置されたリニアガイドレー
ル42に支持されている。この高圧水ジェット切断機で
は高圧ポンプ44から供給された水圧2000〜3000kgf/cm
2の高圧水Wをノズル先端43aから噴射させることが
できる。またこの高圧水Wの供給経路において研磨材4
5を混入させてコンクリートのみならずコンクリート内
に配筋された鉄筋も容易に切断することができる。
【0019】ノズルヘッド43部分は図4に矢印で示し
たように旧管渠1の内側を円周方向ガイドレール41に
沿って円周方向移動するとともに、トンネル延長方向に
対してリニアガイドレール42上を直線移動することが
できる。このノズルヘッド43の移動によって旧管渠1
を運搬可能な所定寸法のブロックに切断することができ
る。このノズルの運転は所定の制御運転でも手動運転で
もよい。本実施の形態では、切断されたブロックは掘削
機本体20の後方に設置された図示しないエレクター装
置を兼用した把持装置(図示せず)によって搬出台車に
搭載され、トンネル外に搬出することができる。このと
き旧管渠1の外周面は平滑に切削されているため個々の
ブロックの形状を揃えることができ、搬出作業も容易に
行え、不要な残材が発生することもない。
【0020】裏込め土8に用いられる掘削土の種類によ
っては、裏込め時に所定の強度を発揮できるようにす
る。一例として掘削土の中に遅延性のセメント硬化剤を
混合したり、流動化剤等の混合により裏込め土8の充填
性を高めることが好ましい。第2スクリューコンベヤ2
6は本実施の形態では図2(b)、(c)に示したよう
に新管渠3の下側部分に3本配置されているが、上部位
置にある排土用の第1スクリューコンベヤ25の位置と
切り替えるようなY字管等の切替管(図示せず)を設置
することもできる。これにより、新管渠3の外周の空隙
部分の全体にわたり裏込め土8を確実に供給することが
できる。また、図2(c)に示したように掘削機本体2
0の後端面に土圧計を埋め込んでおくことにより第2ス
クリューコンベヤ26から排出された裏込め土8の充填
具合を確認できる。これによりスクリューコンベヤ26
の運転状態を調整することも可能である。なお、掘削機
本体20の後端には公知のテールシール31が装着され
ており、後端側からの地下水の逆流、裏込め土8の侵入
を防止することができる。
【0021】以上に示した実施の形態では、コンクリー
ト製の旧管渠1を切断するのに高圧水切断装置40を使
用したが、切り回し配管5をガイドとして移動可能な従
来のコンクリートカッター等を使用することもできる。
【0022】次に、この管渠更新シールド掘削機10を
用いて行う管渠更新作業の手順について簡単に説明す
る。まず、老朽化した旧管渠1の全長にわたる範囲にお
いて管内部に切り回し配管5を配管し、更新区間全域で
下水を切り回し配管5に切り回す。引き続き発進立坑等
において旧管渠1の外周を露出させ、この露出した管を
内包するように掘削機本体20を組み立てる。シールド
掘進に伴い、新管渠3のセグメント4の1リング分の掘
進を行ったら掘削機本体20を停止し、掘削機本体20
内に取り込まれた旧管渠1の内周面に沿って切り回し配
管5に支持されたガイドレール41、42をガイドとし
て高圧水Wを旧管渠1の内面に向けて噴射させながらノ
ズル43を所定方向に移動させ、旧管渠1を運搬可能な
大きさのコンクリートブロックに切断する。このコンク
リートブロックは掘削機本体20後方に配備されたエレ
クター装置を改造した把持装置(図示せず)によって搬
送台車等に搭載され、トンネル外に搬出される。その
後、新管渠3のセグメント4の搬入を行い、新しいセグ
メント4を1リング分だけ組み立てる。このセグメント
4の妻面にシールドジャッキ29の反力をとり、次のサ
イクルの掘進を行う。このようにして、老朽化した旧管
渠1の撤去と新管渠3のセグメント4の組み立てとを交
互に行うことにより、下水排水機能を停止させずに新管
渠3の構築を行うことができる。また、切羽から第2ス
クリューコンベヤ26によって搬出された発生掘削土の
一部を、新管渠3の直径に応じて裏込め土8として使用
することにより、従来の裏込め注入材を大幅に節約する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による管渠更新シールド掘削機の一実施
の形態を示した縦断面図。
【図2】図1に示した管渠更新シールド掘削機の各部断
面を示した横断面図。
【図3】図1のシールド掘削機のカッタヘッド部分を示
した部分拡大断面図。
【図4】管渠切断装置の概略構成を示した部分拡大図。
【図5】フロントシールの変形例によるシール状態を示
した状態説明図。
【図6】従来の管渠更新用シールド掘削機の一例を示し
た縦断面図。
【図7】旧管渠を内部に取り込むようにした従来の管渠
更新用シールド掘削機の一例を示した部分断面図。
【符号の説明】
1 旧管渠 2 地盤 3 新管渠 4 セグメント 5 切り回し配管 10 管渠更新シールド掘削機 20 掘削機本体 21 開口部 22 カッタヘッド 25,26 スクリューコンベヤ 28 カッタビット 30 フロントシール 31 テールシール 40 管渠切断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−246787(JP,A) 特開 平7−269272(JP,A) 特開 平6−221099(JP,A) 特許2585027(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 301 E21D 9/06 311 E21F 15/00 F16L 1/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の旧管渠内にほぼ同心円状に配管され
    旧管渠内の下水を切り回して排水させる切り回し円形配
    管と、前記旧管渠の外周面を所定厚さで切削するととも
    に旧管渠の端部を開口部から内部に取り込むとともに、
    該旧管渠の外周地山をリング状に掘削して掘進するシー
    ルド掘削機本体と、該シールド掘削機本体内に設けら
    れ、シールド掘削機本体の掘進に伴い前記カッタヘッド
    から送られる掘削発生土の一部をシールド掘削機本体後
    方で組み立てられる新管渠のセグメントの裏込め土とし
    て供給する搬土装置と、前記切り回し円形配管外周面に
    取り付けられたガイドレールに沿って移動しながら前記
    シールド掘削機本体内に取り込まれた前記旧管渠の一部
    を切断する管渠切断装置とを備えたことを特徴とする管
    渠更新シールド掘削機。
  2. 【請求項2】前記管渠切断装置は、前記ガイドレールに
    沿って円周方向及びトンネル延長方向に直線移動して前
    記旧管渠をブロック状に切断する高圧水切断装置である
    ことを特徴とする請求項1記載の管渠更新シールド掘削
    機。
  3. 【請求項3】前記開口部の内周面と前記切削された旧管
    渠の外周面との間にフロントシールを装着したことを特
    徴とする請求項1記載の管渠更新シールド掘削機。
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