JP4449655B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理モードの操作指示に基づいて自動調理を行う加熱調理器に関するものである。
従来、この種の調理器は、麺ゆで動作時に沸騰検知後、鍋の温度に応じて加熱量を制御しながら麺の吹きこぼれを防止するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平10−132281号公報 特開平10−155659号公報
一般的に、麺ゆでをガスコンロ等の加熱調理器を用いて手動で行う場合、沸騰を維持する一定火力のまま放置しておくと、麺のたんぱく質やでんぷんが湯中に溶け出し、湯の上面に膜を張ることにより、鍋中の対流により膜を押し上げ、湯が吹きこぼれてしまい、器具上面を汚してしまうという課題があった。
また、吹きこぼれを防止するために、吹きこぼれそうになったときに、途中で水を加えるなどのさし水をするが、その場合は常に鍋のそばで監視する必要があるという課題があった。
また、従来の加熱調理器では、上記特許文献のように、沸騰した後、加熱量を弱火に落とし、温度検出手段で鍋底の温度が一定温度低下すると加熱量を強火に火力調整を行う構成としていたが、このような加熱量制御を行うと、例えば、インスタントラーメンやそうめんなどの負荷の軽い麺を多い湯量でゆでた場合、鍋底温度が下がらず、強火に火力調節を行う機会を失い、弱火のままで長時間ゆでてしまう結果となって、湯の対流がおこらないので、麺が底に沈み込み、くっついてしまったり、均等に加熱されずに麺のこしが弱くなる、または麺がのびてしまうという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、鍋底温度の低下にかかわらず、強制的に対流を起こし、麺の沈み込みを防ぐと共に、その後、自動的に火力制御を行い吹きこぼれを防止しつつ、適切な火力を与える事ができる調理装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するため、本発明の加熱調理は、鍋を加熱する加熱手段と、前
記加熱手段への熱量を制御する熱量制御手段と、前記鍋の温度を検知する温度検出手段と、麺ゆでモードでの加熱動作の指示を行う麺ゆでモード設定手段と、前記温度検出手段からの温度信号により前記熱量制御手段を作動させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記麺ゆでモードが設定された場合、前記温度検出手段が沸騰状態を検知すると、前記熱量制御手段により第1所定時間弱熱量の加熱動作を行い、その後第2所定時間、強制的に対流を起こし麺が前記鍋底に沈み込むのを防止する強熱量の加熱動作を行い、その後は前記温度検出手段の温度信号に基づいて吹きこぼれのない加熱熱量で自動的に制御する構成としたものである。
これによって、吹きこぼれがないよう加熱熱量を自動的に制御するので、吹きこぼれを防止する為の火力調節を手動で行うことなく麺がゆでることができ、かつ負荷の小さい麺を多量の湯でゆでた時のような鍋底温度が変化しない場合でも、水の沸騰を検知した後、所定時間弱熱量を与え、その後、一定時間の強熱量を与え湯の対流を強制的におこすので、弱火のままゆでてしまい麺が底に沈み込みくっついてしまったり、均等に加熱されずに麺のこしが弱くなる、または麺がのびてしまうということを防ぐことができる。
本発明の加熱調理は、麺ゆでモードを使用して麺をゆでる場合、沸騰報知後麺を投入すると加熱熱量を自動的に制御するので、吹きこぼれを防止する為の火力調節を手動で行うことなく麺がゆでることができ、かつ負荷の小さい麺を多量の湯でゆでた時のような鍋底温度が変化しない場合でも、水の沸騰を検知した後、所定時間弱熱量を与え、その後一定時間の強熱量を与え湯の対流を強制的におこすので、弱火のままゆでてしまい麺が底に沈み込みくっついてしまったり、均等に加熱されずに麺のこしが弱くなるまたは麺がのびてしまうということを防ぐことができる。
第1の発明は、鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への熱量を制御する熱量制御手段と、前記鍋の温度を検知する温度検出手段と、麺ゆでモードでの加熱動作の指示を行う麺ゆでモード設定手段と、前記温度検出手段からの温度信号により前記熱量制御手段を作動させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記麺ゆでモードが設定された場合、前記温度検出手段が沸騰状態を検知すると、前記熱量制御手段により第1所定時間弱熱量の加熱動作を行い、その後第2所定時間、強制的に対流を起こし麺が前記鍋底に沈み込むのを防止する強熱量の加熱動作を行い、その後は前記温度検出手段の温度信号に基づいて吹きこぼれのない加熱熱量で自動的に制御する構成としたことを特徴とするもので、吹きこぼれを防止する為の火力調節を手動で行うことなく麺がゆでることができ、かつ負荷の小さい麺を多量の湯でゆでた時のような鍋底温度が変化しない場合でも、水の沸騰を検知した後、所定時間弱熱量を与え、その後一定時間の強熱量を与え湯の対流を強制的におこすので、弱火のままゆでてしまい麺が底に沈み込みくっついてしまったり、均等に加熱されずに麺のこしが弱くなる、または麺がのびてしまうということを防ぐことができる。
第2の発明は、加熱開始時に検出した初期温度と、沸騰を検知するまでの時間及び検出温度から水量判別を行い、前記水量判別結果に基づく水量に応じて強制加熱動作時における強熱量による加熱時間を可変としたことを特徴とするもので、鍋中の水量が多い場合は強熱量の与える時間を長くし沸騰を維持し、水量が少ない場合は長時間強熱量を与えると吹きこぼれやすくなるので時間を短くすることにより、水量が変化しても沸騰を維持しつつ、吹きこぼれを防止することができる。
第3の発明は、温度検出手段で検出された鍋底温度の最高温度を記憶するとともに、水量判別結果に基づく水量に応じて設定された加熱時間だけ強熱量を与えた時に、麺投入による低下した鍋底温度と最高温度の差が所定値以上あれば、引き続き強熱量を追加して与えることを特徴とするもので、水量が少ない状態で多量の麺が投入され湯の温度が下がった場合でも、所定時間の強熱量を与えた時に鍋底温度と最高温度の差が所定値以上あれば、引き続き所定量の熱量を追加して与えることによって、低下した湯の温度を沸騰温度近傍まで上昇させることができ、対流を起こし易く麺の鍋底への沈みこみによる麺のくっつき等を防止できる。
第4の発明は、一定時間の強熱量を与えた後、吹きこぼれないよう加熱熱量を自動的に制御している途中に、鍋底温度が所定値以上の温度低下をした場合に、その下がり幅にかかわらず決められた一定量の強熱量を再度与えることにより、誤ってさし水をしたり、途中で調理物や水などが加えられた場合でも、低下した湯の温度を沸騰温度近傍まで上昇させることができ、対流を起こし易く麺の鍋底への沈みこみによる麺のくっつき等を防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観斜視図である。
図1において、本発明の加熱調理器は、加熱手段である左コンロ1と、左コンロ1に設けた温度検出手段である温度センサー2、右コンロ3、魚焼き用のグリル4、操作部5からなる。使用者は、操作部5の点消火キー6を押すことにより、それぞれのコンロを使用できる構成となっている。
図2は、同加熱調理器の操作部の拡大図である。
図2において、使用者が左コンロ1を使う場合、左コンロ1上に鍋等を置き、主電源である運転キー7を押した後、左コンロ用点消火キー6を押して左コンロを点火させる。火力調節は点消火キー6上に位置する火力調節キー8で行う。火力調節キー8の上側には調理モード選択キー9があり、使用者が湯沸かしをしたい場合、湯沸かしキー9bを押してモードを選択し、左コンロ用点消火キー6を押すことにより、左コンロ1は湯沸かしモードで加熱を開始する。麺ゆでモードは麺ゆでモード設定手段である麺ゆでキー9aを、炊飯モードは炊飯キー9cを、揚げ物モードは揚げ物キー9dを押した後、左コンロ用点消火キー6を押すことにより、左コンロ1はそれぞれの調理モードで加熱を開始する。
以上のように構成された加熱調理装置について、以下その動作、作用を説明する。
図3は、同加熱調理器の作動原理図、図3aは同熱量制御手段の熱量毎の状態図を示すものである。
まず、点火、消火時の動作、作用について説明する。
図3、図3aにおいて、熱量制御手段10は、ガス管接続管11、元電磁弁12、モータの回転を直線運動に変換した電動駆動部13、電動駆動部13により直線的に移動するガス閉子14、ガス閉子14上に固定設置され複数個の穴を設けた流量チップ15、ガス閉子14の位置を検出する位置検出部16からなる。図3aにおいて元電磁弁12、電動駆動部13、位置検出部16は制御手段であるマイコンを搭載した制御基板17と電気的に接続され、かつ温度センサー2、炎検知用の熱伝対18、高圧放電用の点火器19、操作部5も制御基板17と電気的に接続されている。また、制御基板17には報知手段であるブザー20を設置している。図3aの上段はガス停止状態、中段は弱熱量状態である弱火、下段は強熱量状態である強火を示す。
図3bは同加熱調理器におけるガス閉子と流量チップの位置と火力の相関図を示すものである。
本実施の形態では強火力状態と弱火力状態の間に、3種類の中火を設け、図3bの右から2番目に示す流量チップ15とガス閉子14の位置が中火1、右から3番目の位置が中火2、右から4番目の位置が中火3で、火力の大きさは流量チップ15の通過する穴の面積で規制され、強火>中火1>中火2>中火3>弱火という関係である。ガス停止状態においては、ガス管接続管11から流入するガスは元電磁弁12、及びガス閉子14を閉じることにより器具内への流入を遮断している。使用者が左コンロ1を使用する場合、主電源である運転キー7を押した後、左コンロ用点消火キー6を押す。点消火キー6が押されると、制御基板17は元電磁弁12を開くと共に、ガス閉子14を位置検出部16により位置を検出しながら電動駆動部13の駆動により強熱量状態まで移動させ、ガスを左コンロ1へと流入させる。ほぼ同時に制御基板17は点火器19より高圧放電を左コンロ1に与え、ガスを点火させる。熱伝対18は炎の熱により起電力を発生し、制御基板17はその起電力を監視し火がついているかどうかを判断し、煮こぼれ等により炎が消え起電力が所定値以下になると、ガス閉子14をガス停止状態まで移動させ、ガスを遮断する。点火時に、点消火キー6が押され消火する時も同様の動作を行う。右コンロ、グリルの動作、作用も同様である。
次に麺ゆでモードでの動作、作用を説明する。
図4は、同実施の形態1における加熱調理器の麺ゆでモード使用時のフローチャートである。
使用者が左コンロ1上に水を入れた鍋を置き、ST100で麺ゆでキー9aを押して麺ゆでモードを設定し、ST101で左コンロ用点消火キー6を押すと、麺ゆでモードで加熱が開始される。加熱熱量は、沸騰検知までは水量判別、及び沸騰検知の精度を上げる為、強火で固定される。ST102で加熱開始所定時間後に制御基板17は温度センサー2により、初期温を測定し記憶する。ST103で制御基板17はさらに温度センサー2から得られる温度と、所定時間前との温度差を計算しつつ加熱を継続する。水が沸騰し水温が平衡すると、温度センサーで得られる鍋の温度も平衡するので、ST104で温度差が所定値以下となると、ST105で制御基板は水が沸騰したと判断し、ブザーを鳴らし使用者に沸騰を報知し、使用者に麺の投入を促すと共に、ST106の火力制御、ST107のブザー制御へと進む。
図4aは同実施の形態1における加熱調理器の火力制御のフローチャートである。
ST106の火力制御が開始すると、制御基板17はST108で沸騰検知からの経過時間を測定する。そしてST109で所定時間(本実施例では14秒)経過したかどうか判定し、経過していなければST110で火力を弱火とし余分なガスの消費を抑える。使用者が麺を投入し、14秒以上経過しST109を通過し、ST111で30秒経過した
かどうか判定し、経過していなければ、ST112で火力を強火へ移動させ、麺投入により低下した湯温を沸騰温度まで回復させると共に、強制的に対流を起こし麺が底に沈みこのを防止する。その後30秒以上経過しST111を通過すると、ST113の中火制御へと進む。
図4bは同実施の形態1における加熱調理器の中火制御のフローチャートである。
ST113の中火制御が開始すると、ST114で中火制御開始からの経過時間の測定を開始する。ST115で10秒経過したかどうか判定し、10秒経過していなければST116で火力を中火1とし、10秒経過すればST117で火力を中火2とする。ST118で20秒経過したかどうか判定し、経過すればST119で経過時間を初期化し、以降はST114からST119を繰返す。これにより、麺がゆで上がり、使用者が消火するまで中火1と中火2が所定時間毎に切り替る。麺をゆでると、麺のたんぱく質やでんぷんが湯中に溶け出し、湯上面に膜を張るが、中火1と中火2を所定時間毎に切り替ることにより、沸騰温度をある程度維持しつつ、鍋中の対流強めたり弱めたりすることにより、鍋中の対流により膜の押し上げを軽減し、湯の吹きこぼれを防止することができる。
図4cは、同実施の形態1における加熱調理器のブザー制御のフローチャートである。
ST107のブザー制御が開始すると、ST120でブザー制御開始からの経過時間の測定を開始する。ST121で1分経過したかどうか判定し、1分経過すれば、ST122でブザーを鳴らし使用者に1分経過を報知し、ST123で経過時間を初期化する。以降はST120からST123を繰返し、これにより1分毎に報知ブザーを鳴らす構成としている。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段が鍋底のセンサーの検知温度により水の沸騰を検知した後、所定時間弱熱量を与え、その後一定時間の強熱量を与え、その後は吹きこぼれないよう加熱熱量を自動的に制御することにより、加熱熱量を自動的に制御するので、吹きこぼれを防止する為の火力調節を手動で行うことなく麺がゆでることができ、かつ負荷の小さい麺を多量の湯でゆでた時のような鍋底温度が変化しない場合でも、水の沸騰を検知した後、所定時間該弱熱量を与え、その後一定時間の該強熱量を与え湯の対流を強制的におこすので、弱火のままゆでてしまい麺が底に沈み込みくっついてしまったり、均等に加熱されずに麺のこしが弱くなるまたは麺がのびてしまうということを防ぐことができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における加熱調理器の麺ゆでモード使用時のフローチャート、図5aは同実施の形態2における加熱調理器の火力制御のフローチャートである。実施の形態1と異なる点は、ST102の次のステップとして、ST124を追加し、ST105の次にST125、ST126を追加し、ST111をST127に置き換えた点である。なお、実施の形態1と同一符号のものは、同一構造を有し、説明は省略する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
麺ゆでモードで加熱が開始され、ST102で初期温を測定し記憶すると、ST124で初期温を測定してからの経過時間の測定を開始する。ST103で制御基板17はさらに温度センサー2から得られる温度と、所定時間前との温度差を計算しつつ加熱を継続する。水が沸騰し水温が平衡すると、温度センサーで得られる鍋の温度も平衡するので、ST104で温度差が所定値以下となると、ST105で制御基板は水が沸騰したと判断し、ブザーを鳴らし使用者に沸騰を報知し、使用者に麺の投入を促すと共に、ST125、ST126に進む。ST125では(現在温−初期温)を経過時間で割る温度勾配の値を変数として、正の相関の1次式に代入し、水量を計算しST126に進む。ST126では、ST125で計算した水量を変数として、正の相関の1次式に代入し、ST106の火力制御で用いる強火時間を計算し、ST106の火力制御、ST107のブザー制御へと進む。ST106の火力制御が開始すると、制御基板17はST108で沸騰検知からの経過時間を測定する。そしてST109で所定時間(本実施例では14秒)経過したかどうか判定し、経過していなければST110で火力を弱火とし余分なガスの消費を抑える。使用者が麺を投入し、14秒以上経過しST109を通過すると、ST127で14秒にST126で計算した強火時間加えた値を経過したかどうか判定する。経過していなければ、ST112で火力を強火へ移動させ、麺投入により低下した湯温を沸騰温度まで回復させると共に、強制的に対流を起こし麺が底に沈みこのを防止する。その後ST126を通過すると、ST113の中火制御へと進む構成としている。これにより、水量判別を行い、水量に応じて正の相関関係で強火時間を可変とすることができるので、使用する水量が変わっても、沸騰を維持しつつ、かつ吹きこぼれないような適切な時間の強火を与えることができる。
以上のように、本実施の形態においては、加熱開始時に測定した初期温度と、沸騰を検知するまでの時間と検知温度により水量判別を行い、水量に応じて強熱量の与える時間を可変とすることにより、鍋中の水量が多い場合は強熱量の与える時間を長くし沸騰を維持し、水量が少ない場合は長時間強熱量を与えると吹きこぼれやすくなるので時間を短くすることにより、水量が変化しても沸騰を維持しつつ、吹きこぼれを防止することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における加熱調理器の麺ゆでモード使用時のフローチャート、図6aは同実施の形態3における加熱調理器の火力制御のフローチャートである。実施の形態2と異なる点は、ST103の次のステップとして、ST128を追加し、ST127の次にST129、ST130を追加した点である。なお、実施の形態1、2と同一符号のものは、同一構造を有し、説明は省略する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
麺ゆでモードで加熱が開始され、ST103で現在温度と、所定時間前との温度差を計算しつつ加熱を継続し、ST128へ進む。ST128では、現在温と、記憶している最高温度とを比較し、現在温度が最高温度よりも高ければ、現在温度を最高温度として更新して記録する。その後、ST104、ST105、ST125、ST126を通り、ST106の火力制御へ進む。ST106の火力制御が開始し、ST127で14秒にST126で計算した強火時間加えた値を経過したかどうか判定し、経過すればST129へ進む。ST129では最高温度から現在温度を減算し、減算した値が所定値より小さければ、ST113の中火制御へ進むが、減算した値が所定値よりも等しいか、大きければ湯温がまだ回復していないと判断して、ST130に進む。ST130では、強火時間/2の時間経過待ちを行い、その間強火を継続する構成としている。これにより、強火時間が終了する段階で、最高温度と現在温度を比較し、差が大きければ、麺投入によって下がった湯の温度が回復していないと判断し、湯温が回復するよう、強火を継続して与えることができる。
以上のように、本実施の形態においては、温度検出手段で検出された鍋底温度の最高温度を記録し、検知した水量によって一定時間の強熱量を与えた時に、麺投入による低下した鍋底温度と最高温度の差が所定値以上あれば、引き続き水量によって決められた一定量の熱量を追加して与えることにより、水量の割に多量の麺が投入され湯の温度が下がった場合でも、一定時間の強熱量を与えた時に鍋底温度と最高温度の差が所定値以上あれば、引き続き水量によって決められた一定量の熱量を追加して与えることによって低下した湯の温度を沸騰温度近傍まで上昇させることができ、対流が起こし易く麺の鍋底への沈みこみによる麺のくっつき等を防止できる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4における加熱調理器の中火制御のフローチャートである。実施の形態2と異なる点は、ST114の次のステップとして、ST131を追加し、ST131の判別により進むST132の強火追加制御を追加した点である。なお、実施の形態1、2、3と同一符号のものは、同一構造を有し、説明は省略する。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
ST113で中火制御が開始すると、ST114を通り、ST131へ進む。ST131では最高温度から現在温度を減算し、減算した値が所定値より小さければ、ST115へ進むが、減算した値が所定値よりも等しいか、大きければ、途中で水またはその他調理物が追加され湯温がさがったと判断して、ST132の強火追加制御に進む。ST132の強火追加制御が開始すると、ST133で火力を強火とし、ST134で強火時間/2の時間経過待ちを行い、その間強火を継続する構成としている。これにより、調理途中で水やその他調理物が加えられ湯温が下がっても、湯温が回復するよう強火を追加で与えることができる。
以上のように、本実施の形態においては、一定時間の強熱量を与えた後、吹きこぼれないよう加熱熱量を自動的に制御中、鍋底温度が一定以上の温度低下した場合に、その下がり幅にかかわらず決められた一定量の強熱量を再度与えることにより、誤ってさし水をしたり、途中で調理物や水などが加えられた場合でも、低下した湯の温度を沸騰温度近傍まで上昇させることができ、対流が起こし易く麺の鍋底への沈みこみによる麺のくっつき等を防止できる。
以上のように、本発明の加熱調理器は、沸騰報知を行い、使用者が麺投入後の火力を、自動的に沸騰温度を維持しつつ、吹きこぼれないよう火力制御を行うものであり、ガス調理器のみならず、電磁調理器など他の調理器においても適用できる。
本発明の実施の形態1における加熱調理器の外観斜視図 同加熱調理器の操作部の拡大図 同加熱調理器の作動原理図 同加熱調理器における熱量制御手段の熱量毎の状態図 同加熱調理器におけるガス閉子と流量チップの位置と火力の相関図 同加熱調理器の麺ゆでモード使用時のフローチャート 同加熱調理器における火力制御のフローチャート 同加熱調理器における中火制御のフローチャート 同加熱調理器におけるブザー制御のフローチャート 本発明の実施の形態2における加熱調理器の麺ゆでモードのフローチャート 同加熱調理器における火力制御のフローチャート 本発明の実施の形態3における加熱調理器の麺ゆでモードのフローチャート 同加熱調理器における火力制御のフローチャート 本発明の実施の形態4における加熱調理器の中火制御のフローチャート
符号の説明
1 左コンロ(加熱手段)
2 温度センサー(温度検出手段)
9a 麺ゆでキー(麺ゆでモード設定手段)
10 熱量制御手段
17 制御基板(制御手段)

Claims (4)

  1. 鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への熱量を制御する熱量制御手段と、前記鍋の温度を検知する温度検出手段と、麺ゆでモードでの加熱動作の指示を行う麺ゆでモード設定手段と、前記温度検出手段からの温度信号により前記熱量制御手段を作動させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記麺ゆでモードが設定された場合、前記温度検出手段が沸騰状態を検知すると、前記熱量制御手段により第1所定時間弱熱量の加熱動作を行い、その後第2所定時間、強制的に対流を起こし麺が前記鍋底に沈み込むのを防止する強熱量の加熱動作を行い、その後は前記温度検出手段の温度信号に基づいて吹きこぼれのない加熱熱量で自動的に制御することを特徴とした加熱調理器。
  2. 加熱開始時に検出した初期温度と、沸騰を検知するまでの時間及び検出温度から水量判別を行い、前記水量判別結果に基づく水量に応じて強制加熱動作時における強熱量による加熱時間を可変としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 温度検出手段で検出された鍋底温度の最高温度を記憶するとともに、水量判別結果に基づく水量に応じて設定された加熱時間だけ強熱量を与えた時に、麺投入による低下した鍋底温度と最高温度の差が所定値以上あれば、引き続き強熱量を追加して与えることを特徴とした請求項2記載の加熱調理器。
  4. 所定時間の強熱量を与えた後、吹きこぼれないよう加熱熱量を自動的に制御を行っている途中に、鍋底温度が所定値以上の温度低下をした場合、その下がり幅にかかわらず決められた所定量の強熱量を再度与える事を特徴とした請求項1〜3のいずれか1項記載の加熱調理器。
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